JPH0628321A - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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JPH0628321A
JPH0628321A JP9400793A JP9400793A JPH0628321A JP H0628321 A JPH0628321 A JP H0628321A JP 9400793 A JP9400793 A JP 9400793A JP 9400793 A JP9400793 A JP 9400793A JP H0628321 A JPH0628321 A JP H0628321A
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Kunio Yamada
邦夫 山田
Mitsuo Sawada
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチプロセッサシステムにおいて、割込
み処理の効率を向上することにある。 【構成】 割込み権制御回路3-1〜3-nは、順番に割
込み権を次段の割込み権制御回路3-2〜3-1に委譲す
る。割込み権制御回路3-1〜3-nは割込み権を保持して
いるときに、割込み信号IBを受けると、割込み信号I
Aを対応するプロセッサ2-1〜2-nに出力し、割込み権
の委譲を停止する。プロセッサ2-1〜2-nは割込み信号
に応答して、割込み処理を実行し、割込み件制御回路3
-1〜3-nに割込み権の転送を再開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチプロセッサシステ
ムに関し、特に、各プロセッサモジュール毎に割込みコ
ントローラを有するコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプロセッサシステムにおい
て、入出力(I/O)インタフェース(デバイス)がプ
ロセッサに割り込む方法として、I/Oインタフェース
が任意のプロセッサに割込み信号を供給できる第1の方
法がある。この方法では、入出力(I/O)インターフ
ェースが1つのプロセッサを指定し、指定されプロセッ
サに割込み信号が供給される。
【0003】また、プロセッサとI/Oインタフェース
が予め特殊なハードウェア(通信回路等)により接続さ
れ、各I/Oインタフェースが予め定められたプロセッ
サのみに割込み信号を供給できる第2の方法がある。
【0004】いずれの方法でも、プロセッサに1対1に
割込みコントローラが設けられている。各割込みコント
ローラは、I/Oインタフェースが割込み要求を発生す
ると、割込み信号を該当するプロセッサに出力する。
【0005】
【発明の解決すべき課題】しかし、第1の方式では、I
/Oインタフェースにより指定されたプロセッサが割込
みを受付けられない場合、I/Oインタフェースからの
割込み要求は待機状態となり、処理が遅れてしまう。一
方、第2の方法では、プロセッサとI/Oインタフェー
スとが予め特殊なハードウェアにより接続されている。
従って、割込み制御が、シングルプロセッサシステムに
おける割込み制御とは全く異なる。従って、シングルプ
ロセッサシステム用のソフトウェアを大幅に変更して使
用する必要がある。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は割込み処理の効率を向上することに
ある。
【0007】また、本発明の目的は、あるプロセッサが
割込みを受付けられない場合、他のプロセッサが割込み
要求を受付けることができるマルチプロセッサシステム
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】本発明では、割込
み権制御手段は割込み権を保持しているときには対応す
る割込みコントローラからの割込み信号を対応するプロ
セッサに出力すると共に割込み権の委譲を停止する制御
を行なう。また、割込み一時マスク手段はプロセッサが
入出力インターフェースをアクセスしたときに割込みコ
ントローラに対して入出力インターフェースからの割込
み要求信号に対するマスクをセットし、割込み要求信号
の発生時に割込み権制御手段からの前記割込み権の委譲
に応じてマスクをリセットする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1はこの発明の第1実施例に係る密結合
型マルチプロセッサシステムの構成を示すブロック図で
ある。この密結合型マルチプロセッサシステムは、シス
テムバス6により相互に接続された複数のプロセッサモ
ジュール1-1〜1-nを備える。システムバス6には、キ
ーボードI/O1 ,ローカルエリアネットワーク(LA
N)I/O2 、フロッピーデスク装置(FDD)I/O
3 、ハードデスク装置(HDD)I/Om などの入出力
(I/O)インタフェース(デバイス)が接続される。
【0011】各プロセッサモジュール1-1〜1-nは、C
PU(中央処理装置)2-1〜2-n、割込み権制御回路3
-1〜3-n、割込みコントローラ4-1〜4-n、割込み一時
マスク回路5-1〜5-n、制御用のポートR1 〜Rn を有
する。
【0012】CPU2-1〜2-nのそれぞれは、図2に示
されるように内部にキャッシュメモリを備え、例えば、
33MHzのクロック信号に同期して動作する。CPU
2-1〜2-nは、共通のOS(オペレーティングシステ
ム)により制御され、共用のI/Oインタフェースをア
クセスする。CPU2-1〜2-nのそれぞれは、対応する
割込み権制御回路3-1〜3-nより割込み信号IAを受
る。また、CPU2−1〜2−nはポートR1 〜Rn に
接続され、ポートR1 〜Rn の内容をリード/ライトで
きる。
【0013】割込み権制御回路3-1〜3-nは、ある時点
において1つのみが、I/Oインタフェースからの割込
み要求を受付け、対応するCPUに割込み信号(要求)
を供給する。I/Oインタフェースからの割込み要求を
受付け、CPUに割込み信号を供給する権利を「割込み
権」と呼ぶ。割込み権を有している割込み権制御回路3
-1〜3-nは、割り込みコントローラ4−1 〜4-nの割り
込み要求があれば、対応するCPU2-1〜2-nの割込み
端子INTに割込み信号IAを供給し、割り込み要求が
なければ、割込み権を取得してから一定時間経過後、次
段のプロセッサモジュール1-2〜1-1の割込み権制御回
路3-2〜3-1に割込み権委譲信号IDを出力する。割込
み権委譲信号IDを出力した割込み権制御回路3-1〜3
-nは割込み権を失い、割込み権委譲信号IDを受けた割
込み権制御回路3-2〜3-1が割込み権を取得する。な
お、最終段の割込み権制御回路3-nは、初段の割込み権
制御回路3-1に割込み権委譲信号IDを出力する。
【0014】割込みコントローラ4-1〜4-nは、PIC
(プログラマブルインタラプトコントローラ)であり、
割込み処理に関するマスク制御、レベル制御、優先順位
制御、ベクタの発生等の制御を行なう。図面上は示され
ていないが、各割込みコントローラ4-1〜4-nはすべて
のCPU2-1〜2-nに接続され、すべてのCPU2-1〜
2-nにより制御可能である。割込みコントローラ4-1〜
4-nは、例えば、インテル社製のi8259A−5を使
用できる。
【0015】割込み一時マスク回路5-1〜5-nは、割込
み権委譲信号IDに応答して、I/O装置からの割込み
信号をマスクする。
【0016】ポートR1 〜Rn は、それぞれ割込み権制
御回路3-1〜3-n、割込み一時マスク回路4-1〜4-nを
制御するための制御信号、例えば、後述する信号IG,
IH,SM1 〜SMm をアクテブにするためにCPU2
-1〜2-nがライトしたり、割り込み権制御回路3-1〜3
-nから出力される割り込み権指示信号IEを検知するた
めにCPU2-1〜2-nがリードするポートである。
【0017】次に、割込み権制御回路、割込みコントロ
ーラ、割込みマスク回路の内部構成を説明する。
【0018】図3に示すように、割込み権制御回路3-1
〜3-nには、割込みコントローラ4-1〜4-nから割込み
信号IB、図示せぬクロックジェネレータからクロック
CL、割込み権制御回路3-n〜3−(n-1) から割込み権
委譲信号ID、ポートR1 〜Rn より、割込み権停止信
号IG、クリア信号IH、電源リセット回路からの初期
リセット信号REが供給される。割込み権制御回路3-1
〜3-nは、CPU2-1〜2-nに割込み信号IAを出力
し、割込み権制御回路3-2〜3-1に割込み権委譲信号I
Dを出力する。
【0019】クロックCLは、例えば、8MHzの基本
動作クロックである。割込み権セット信号IFは、シス
テムの電源立ち上げ時やシステムのリセット時等に、1
つの割込み権制御回路3-1〜3-nに割込み権を付与する
ための信号であり、プルダウン/プルアップ抵抗等のハ
ードウエアを用いて生成する。例えば、割込み権制御回
路3-1に供給される信号IFはアクテブレベルにされ、
割込み権制御回路3-2〜3-n供給される信号IFはノン
アクテブにされる。これにより、初期状態で、割込み権
制御回路3-1が割込み権を取得する。
【0020】割り込み権停止信号IGは割り込み権の委
譲を停止させるための信号であり、CPU2-1〜2-nが
対応するポートR1〜Rnを介してアクティブとする。
割込み権停止信号IGがアクティブにされると、割込み
権制御回路3-1は、割込み権制御回路3-2への割込み権
委譲信号IDの出力を停止する。従って、割込み権は割
込み権制御回路3-1で停止し、他の割込み権制御回路3
-2〜3-nに移動しない。また、CPU2-1〜2-nに割り
込み信号IAを出力した際は、割り込み権制御回路によ
り自動的に割り込み権の委譲は停止する。
【0021】クリア信号IHは、割込み権を保持した状
態を終了させるための信号であり、割込み信号を受信し
たCPU2-1〜2-nが、対応するポートR1 〜Rn を介
してアクティブとする。
【0022】初期リセット信号REは、本回路のリセッ
ト信号であり、リセット回路により電源立ち上げ時にア
クティブとなる。
【0023】割込み権指示信号IEは、割込み権が保持
されていることを指示する信号であり、CPU2-1〜2
-nが自己が属すプロセッサモジュール1-1〜1-nに割込
み権があるか否かを対応するポートR1〜Rnをリード
することで確認するための信号である。
【0024】割込み権制御回路3-1〜3-nの構成は、下
記の論理式(1)〜(4)により示される。
【0025】 IA:=IE*IB*/RE ……(1) IE:=入力ID*/RE+IE*IB*/RE+IE*IP*/RE +IF*RE ……(2) IP:=IE*IB*/RE+IG*/RE+IP*/IH*/RE +IF*RE ……(3) ID(出力):=IE*/ID(入力)*/IP*/RE ……(4) ここで、「:=」はD型フリップフロップのQ出力を示
す記号であり、左辺はQ出力であり、右辺はD入力を示
す。「*」は論理積(AND)を示す。「+」は論理和
(OR)を示す。「/」は否定(インバータ)を示す。
【0026】式(1)〜(4)に示すフリップフロップ
のクロック入力にはクロックCLが供給される。
【0027】式(1)は、割込み信号IAをセットする
ためのフリップフロップの動作を示す論理式である。即
ち、割込み権指示信号IEがセットされて、対応する割
込みコントローラ4-1〜4-nからの割込み信号IBがア
クティブとなったときに、割込み信号IAはフリップフ
ロップにセットされる。それ以外のときには、フリップ
フロップはクリアされる。
【0028】式(2)は割込み権指示信号IEをセット
し、ポートR1〜Rnに出力するフリップフロップの動
作を示す論理式である。式(2)に対応する論理回路は
図3に示すように構成される。この論理回路は、フリッ
プフロップ10、アンド回路11a〜11d、オア回路
12およびインバータ13を有する。図3の論理回路で
は、前段からの割込み権委譲信号IDがアクティブにな
ると、アンド回路11aおよびオア回路12を通じて、
フリップフロップ10がアクテブレベルをラッチし、ア
クテブレベルの割込み権指示信号IEを出力する。フリ
ップフロップ10は、割り込み信号IBがアクティブ
か、または信号IPが出力されている期間だけセット状
態を維持する。
【0029】信号IPは(3)式に示すように、割込み
権制御回路3-1〜3-nに割込み権を保持させるための信
号であり、信号IPがアクテブレベルの期間、割込み権
制御回路3-1〜3-nは割込み権を他に譲らずに保持す
る。
【0030】式(3)は、信号IPをセットするための
フリップフロップの動作を示す論理式である。即ち、割
込み権指示信号IEがセットされて、対応する割込みコ
ントローラ4-1〜4-nからの割込み信号IBがアクティ
ブとなったとき、または割込み権停止信号IGがアクテ
ィブになったときに信号IPはセットされる。フリップ
フロップは、クリア信号IHがアクティブになるまでセ
ット状態を維持する。式(3)に対応する論理回路は図
5に示すように構成される。この論理回路は、フリップ
フロップ30、アンド回路31a〜31d、オア回路3
2およびインバータ33a,33bを有する。
【0031】式(4)は、割込み権委譲信号IDをセッ
トするためのフリップフロップの動作を示す論理式であ
る。即ち、割込み権指示信号IEがセットされ、対応す
る割込みコントローラ4-1〜4-nからの割込み信号IB
がインアクティブでかつ割込み権停止信号IPがインア
クテブレベルのときに、割込み権委譲信号IDはセット
される。
【0032】また、割込み権セット信号IFとリセット
信号REが共にアクティブ時に、割込み権指示信号IE
と割込み権停止信号IGがアクテブとなる。一方、割込
み権セット信号IFがインアクティブかつ初期リセット
信号REがアクティブ時、割込み権制御回路3-1〜3-n
のそれぞれを構成する4つの各フリップフロップは全て
クリアされる。
【0033】図6は割込み一時マスク回路5-1〜5-nの
入出力信号を示す。割込み一時マスク回路5-1〜5-nは
割込み要求信号IR1 〜IRm 、クロックCL、割込み
権委譲信号ID、初期リセット信号RE、一時マスクセ
ット信号SM1 〜SMm を入力し、対応する割込みコン
トローラ4-1〜4-nに割込み信号IM1 〜IMm を出力
する。
【0034】割込み要求信号IR1 〜IRm はI/Oイ
ンターフェースからシステムバス6を介して供給され
る。図1の例では、割込み信号IR1 は、キーボードI
/O1からの割込み信号、割込み信号IR2 はLANI
/O2 からの割込み信号、割込み信号IR3 はフロッピ
ーデスク装置I/O3 からの割込み信号、割込み信号I
Rm はハードデスク装置I/Om からの割込み信号、に
それぞれ対応する。一時マスクセット信号SM1 〜SM
m は、それぞれ、割込み信号IR1 〜IRm の一時的な
マスクを設定するための信号であり、CPU2-1〜2-n
のポートR1 〜Rn アクセスによりアクティブとなる。
【0035】割込み一時マスク回路5-1〜5-nそれぞれ
の構成は、論理式(5)〜(10)により示される。
【0036】 IM1 =IR1 */MS1 ……(5) IM2 =IR2 */MS1 ……(6) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ IMm =IRm */MS1 ……(7) MS1 :=SM1 */R+MS1 */IR1 */R+MS1 */ID*/R ……(8) MS2 :=SM2 */R+MS2 */IR2 */R+MS2 */ID*/R ……(9) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ MSm :=SMm */R+MSm */IRm */R+MSm */ID*/R ……(10) ここで、「:=」はD型フリップフロップのQ出力を示
す記号であり、左辺はQ出力であり、右辺はD入力を示
す。「*」は論理積(AND)を示す。「+」は論理和
(OR)を示す。「/」は否定(インバータ)を示す。
【0037】式(5)〜(7)に示されるように、割込
み要求信号IR1 〜IRm がアクティブでかつ対応する
割込み一時マスク用のフリップフロップMS1 〜MSm
がクリアされているときに、割込み信号IM1 〜IMm
がアクティブとなる。
【0038】式(8)〜(10)は、割込み一時マスク
用フリップフロップMS1 〜MSmの動作を示す論理式
である。即ち、フリップフロップMS1 〜MSm は一時
マスクセット信号SM1 〜SMm がアクティブのときに
セットされ、I/Oインターフェースからの割込み要求
信号IR1 〜IRm と次段への割込み権委譲信号IDの
両方がアクティブとなるまでセット状態を維持する。初
期リセット信号REがアクティブのときに、フリップフ
ロップMS1 〜MSm は全てクリアされる。
【0039】図7は論理式(5)と(8)に対応する論
理回路の具体例を示す。この論理回路は、フリップフロ
ップ20、アンド回路21a〜21d、オア回路22お
よびインバータ23a〜23cを有する。フリップフロ
ップMS1 は、一時マスクセット信号SM1 がアクティ
ブになると、アンド回路21bおよびオア回路22を通
じてセットされる。割込み要求信号IR1 と割込み権委
譲信号IDの両方が共にアクティブになると、フリップ
フロップ20はリセットされ、アンド回路21aは割込
みコントローラ4−1に割込み信号IM1 を出力する。
【0040】つぎに、図8を参照して、CPU2-1〜2
-nの割り込み動作を説明する。CPU2-1〜2-nが割込
み信号IAを受信すると、割り込み権の委譲は対応する
割り込み権制御回路で停止する(ステップP1)。次
に、CPU2-1〜2-nは、割込みコントローラ4-1〜4
-nをアクセスし、割込みの内容を特定する(ステップP
1)。
【0041】次に、CPU2-1〜2-nは他のプロセッサ
モジュールのポートRをアクセスし、そのI/Oインタ
フェースからの割込みを一時的にマスクする一時マスク
セット信号SMをセットする(ステップP2)。例え
ば、CPU2-1が、フロッピーデスク装置I/O3 から
の割込みを受け付けると、他のプロセッサモジュール1
-2〜1-nのポートR2 〜Rn をアクセスし、フロッピー
デスク装置I/O3 からの割込み要求IR3 を一時的に
マスクする一時マスクセット信号SM3 をセットする。
これは、同一のI/Oインタフェースからの割込み要求
をできるだけ、同一のプロセッサモジュールで受け付
け、CPU内のキャッシュメモリの記憶内容を有効に使
用するためである。
【0042】次に、CPU2-1〜2-nは、割込み処理を
行う(ステップP3)。割込み処理が終了すると、クリ
ア信号IHをアクテブレベルにする(ステップP4)。
すると、割込み権委譲信号IDがアクテブレベルとな
り、次段の割込み権制御回路3-1〜3-nに割込み権が委
譲される。
【0043】一時マスクがセットされたI/Oからの割
り込み要求がアクティブになりかつ割り込み権が一周す
ると、一時マスクはリセットされる。即ち、割り込み要
求が発生してから割り込み権が一周する間は一時マスク
がセットされていないCPUへの割り込みが優先され
る。
【0044】次に、割込み権制御回路3-1〜3-nの動作
を図9のフローチャートを参照して説明する。ステップ
S1に示すように、割込み権制御回路3-1〜3-nは一定
時間毎に、割込み権委譲信号IDを次段の割込み権制御
回路に出力する。前段から供給される割込み権委譲信号
IDがアクティブになると、前記論理式(2)の条件に
より割込み権指示信号IEがセットされ、前記論理式
(4)の条件により次段への割り込み委譲信号IDがア
クティブになる。これにより、割込み権は、割込み権制
御回路3-1、3-2、…、3-n、3-1、…と順に移転す
る。
【0045】割込み権制御回路3-1〜3-nは、割込み権
を保持しているときに、対応する割込みコントローラ4
-1〜4-nから割込み信号IBが入力されると(ステップ
S2のYES,S3のYES)、割込み信号IAを対応
するCPU2-1〜2-nに出力する(ステップS4)。即
ち、論理式(1)により、割込み権指示信号IEがセッ
トされ、かつ、割込みコントローラ4-1〜4-nからの割
込み信号IBがアクティブとなったときに、対応するC
PU2-1〜2-nに対して割込み信号IAを出力する。
【0046】このとき、割込み権制御回路3-1〜3-nは
割込み権の委譲を停止し、割込み権を保持し続ける(ス
テップS5)。即ち、論理式(3)により、割込み信号
IAがアクティブとなると同時に信号IPがセットさ
れ,割込み権委譲信号IDはノンアクテブレベルに固定
され、割込み権の次段への委譲は停止される。
【0047】CPU2-1〜2-nはI/Oインタフェース
をアクセスするなどして割り込み処理を終了すると、C
PU2-1〜2-nは、クリア信号IHをアクテブレベルに
する。すると、フロップフロップの入力Dはノンアクテ
ブレベルとなり、信号IPがノンアクテブレベルとな
る。これにより、割込み権委譲信号IDがアクテブレベ
ルとなり、次段の割込み権制御回路3-1〜3-nに割込み
権が委譲される(ステップS6のYES)。
【0048】つぎに、図10を参照して、割込み一時マ
スク回路5-1〜5-nの動作を説明する。I/Oインター
フェースI/O1 〜I/On から割込み要求信号IR1
〜IRm が出力されたとき(ステップS12のYE
S)、各割込み一時マスク回路5-1〜5-nは、対応する
一時マスクセット信号SM1 〜SMm がセットされてい
なければ、割込み要求信号IR1 〜IRm をそのまま割
込みコントローラ4-1〜4-nに供給する。一方、対応す
る一時マスクセット信号SM1 〜SMm がセットされて
いれば、割込み要求信号IR1 〜IRm を割込みコント
ローラに供給しない。例えば、一時マスクセット信号S
M1 により一時マスクがセットされている状態では、割
込み要求信号IR1 が供給されても、それを割込みコン
トローラに供給しない(ステップS13のYES)。
【0049】このとき、割込み権が次段のプロセッサモ
ジュールに委譲されると(ステップS14のYES)、
セットされていた一時マスクセット信号SMがリセット
される(ステップS15)。この時点で、ステップS1
3でブロックされていた割込み要求信号IMが割込みコ
ントローラに供給される(ステップS16)。
【0050】つぎに、割込みコントローラの動作を説明
する。割込み要求信号IR1 〜IRm を受けると、その
コントローラに設定されている割込みレベルと比較す
る。もし、割込み要求信号IR1 〜IRm により特定さ
れる割込みレベルが設定されている割込みレベルよりも
低いければ、その割込み要求を無視する。もし、割込み
要求信号IR1 〜IRm により特定される割込みレベル
が設定されている割込みレベルよりも高ければ、その割
込み要求信号にもとづいて、割込みベクトルなどを生成
すると共に割込み信号IBを出力する。
【0051】次に、図1〜10を参照して、この実施例
のマルチプロセッサシステム全体の動作を説明する。
【0052】まず、システムの電源立ち上げ時、CPU
2-1〜2-n、割込みコントローラ4-1〜4-n、割込み一
時マスク回路5-1〜5-n、ポートR1 〜Rn に初期リセ
ット信号REが供給され,これらの回路は初期リセット
される。
【0053】一方、割込み権制御回路3-1〜3-nのうち
の1つ(割込み権制御回路3-1と仮定する)には、初期
リセット信号REと共にアクテブレベルの割込み権セッ
ト信号IFが供給される。このため、割込み権指示信号
IEがアクテブレベルとなる。その他の割込み権制御回
路3-2〜3-nには、初期リセット信号REと共にノンア
クテブレベルの割込み権セット信号IFが供給され、割
込み権指示信号IEはノンアクテブレベルとなる。以上
の動作により、初期状態で、割込み権制御回路3-1が割
込み権を保有する。
【0054】クロックCLの立上がりに同期して割込み
権制御回路3-1の出力する割込み権委譲信号IDがアク
テブレベルになり、割込み権制御回路3-2が割込み権を
取得する。以後、クロックCLに応答して、割込み権が
順次移転する。
【0055】割込み権制御回路3-1が割込み権を保持し
た状態の時に、LANI/O2 が割込み要求IR2 を発
行したと仮定する。この割込み要求IR2 は、すべての
割込み一時マスク回路5-1〜5-nに供給される。この時
点で、一時マスクセット信号SM1 〜SMm がセットさ
れていないと仮定すると、マスク回路5-1〜5-nは割込
み要求IM2 を割込みコントローラ4-1〜4-nに共通に
供給する。
【0056】割込みコントローラ4-1〜4-nは、LAN
I/O2 からの割込み要求IR2 を受け、レベル制御、
マスク制御、割込みベクタの発生等の処理を行う。
【0057】例えば、割込みコントーラ4-4に、割込み
要求のマスクがセットされている場合には、割込みコン
トーラ4-4は入力される割込み要求をすべてマスクす
る。また、割込み要求の優先度が3で、割込みコントー
ラ4-3にセットされた割込み許容レベルが、優先度4
(優先度3より上位)の場合、割込みコントローラ4-3
はその割込み要求を無視する。例えば、割込み要求の優
先度が3で、割込みコントーラ4-1にセットされた割込
み許容レベルが、優先度2(優先度3より下位)の場
合、割込みコントーラ4-1は割込み信号IBを割込み権
制御回路3-1に到達する。前述のように、割込み権制御
回路3-1は割込み権を有しているので、割込み権制御回
路3-1は割込み信号IAをCPU2-1に供給する。
【0058】その他の、割込み権制御回路3-2〜3-nも
割込み信号IBを受けとる可能性を有するが、これらは
割込み権を有していないので、割込み信号IAをCPU
2-2〜2-nに出力しない。
【0059】割込み信号IAに応答して、CPU2-1
は、ポートR2 〜Rn を介して一時マスクセット信号S
M2 をアクティブにする。これにより、他のプロセッサ
モジュール1-2〜1-nはLANI/O2 からの割込み要
求を受け付けることができなくなる。次に、CPU2-1
は、LANI/O2 をアクセスして割込み処理を実行
し、その後、ポートR1 を通してクリア信号IHをアク
ティブにする。これにより、再び、割込み権は割込み制
御回路を順番に転送される。
【0060】割込み権制御回路3-2が割込み権を有して
いる段階で、LANI/O2 が割込み要求IR2 を再発
行したと仮定する。この場合、前述のように、ポートR
2 〜Rn にアクテブレベルの一時マスクがセットされて
いるので、この割込み要求IR2 は、割込み一時マスク
回路5-2にブロックされる。割込み権制御回路3-2が割
込み権委譲信号IDを出力した時点で、ポートR2 にセ
ットされた一時マスクセット信号SM2 がリセットさ
れ、信号IM2 が割込みコントローラ4-2に供給され
る。しかし、この時点では、割込み権制御回路3-2は割
込み権を有していないので、LANI/O2 からの割込
みを要求受け付けることができない。同様の動作がプロ
セッサモジュール1-3〜1-nでも繰り返され、割込み権
制御回路3-1が割込み権を有した時に、この割込み要求
は受け付けられる。CPU2-1は、キャッシュメモリ内
のデータを有効に活用して、割込み処理を実行する。も
し、ここで割り込みコントローラ4−1〜4−nにセッ
トされた許容レベル優先度がLANI/O2 の割り込み
優先度より高ければ、他のCPU2−2〜2−nがLA
NI/O2 からの割り込みを受け付けることになる。
【0061】また、CPUが割り込み要求に関係なく、
割り込みコントローラや割り込み一時マスク回路をアク
セスする場合は、自段の割り込み権制御回路の割り込み
権停止信号IGをアクテブにしてから、割り込み権指示
信号IEがアクテブであることを確認することで、排他
的に他のモジュールを含む割り込みコントローラや割り
込み一時マスク回路等の割り込みリソースをアクセスで
きる。
【0062】本実施例によれば、I/Oインターフェー
スからの割込み要求が発生したときに、割込みの受付け
可能なプロセッサは即座に、割込み要求を受付けること
ができる。また、割込み権制御回路3−1〜3−nの割
込み権の委譲を制御することにより、割込み関連リソー
ス(割込み処理に必要な各回路)を排他的に処理でき
る。したがって、各プロセッサによる割込みアクセスの
競合を解消できる。
【0063】さらに、割込み要求を受付けたプロセッサ
は、他のプロセッサモジュールの割込み一時マスク回路
に一時マスクセット信号をセットすることにより、次回
の割込み要求を優先的に受付けることが可能となる。
【0064】なお、この発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、第1実施例では、割込み一時マスク回路5
は、割込み権を次段のプロセッサモジュールに委譲した
際に、一時マスクセット信号をリセットした。この発明
はこれに限定されず、例えば、割込み権が割込み権制御
回路を2あるいは3巡した時点で一時マスクセット信号
をリセットしてもよく、また、一時マスクセット信号が
アクティブにされてから一定時間経過後に、一時マスク
セット信号をリセットしてもよい。
【0065】(第2実施例)第1実施例において、プロ
セッサ(CPU)2-1〜2-nは、割込みコントローラ4
-1〜4-nをプログラムすることにより、割込み要求をマ
スクすることができる。一方、プロセッサ2-1〜2-nは
CPU自身が備えている割込み禁止命令を使用すること
により、割込みコントローラを制御することなく、すべ
ての外部割込みを高速に禁止できる。
【0066】図1のマルチプロセッサシステムにおい
て、このプロセッサ自身の外部割込み禁止命令を使用す
ると、割込み信号IAが割込み権制御回路からCPUに
供給された状態で、CPUがその割込み信号を受付け
ず、結局、他のCPUがその割込み要求を処理できるに
もかかわらず、その割込み要求が待たされることにな
る。この問題を解決するためには、CPUが自身の外部
割込み禁止命令を使用する場合でも、割込みコントロー
ラをプログラムし、すべてのI/O外インタフェースか
らの割込みを禁止する必要がある。
【0067】しかも、UNIX等のマルチタスク、マル
チユーザのオペレーテングシステムにおいては、CPU
はその期間は短いながらも、繁雑にすべての外部割込み
禁止」の状態が発生する。このため、第1実施例の構成
では、望ましい性能が得られない可能性がある。そこ
で、この発明の第2実施例では、割込みコントローラと
割込み権制御回路の間に、マスク回路を設けることによ
り、すべての割込みを禁止し、あるいは、その禁止を解
除することを可能とする。
【0068】第2実施例にかかるプロセッサモジュール
の構成の一例を図11に示す。なお、図11において、
図1の構成に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0069】図11において、CPU2は図2に示すC
PUの構成と基本的に同一であるが、外部割込みをすべ
て禁止し、あるいは、割込み禁止状態を解除する機能、
及び、後述する信号SETMASKとCLRMASKを
セットする機能を有する。割込み権委譲制御回路及び一
時マスク回路の構成は、図1のそれと同一である。
【0070】マスク回路100は、図12に示すよう
に、クロック信号CL,割込みコントローラ4の出力す
る割込み信号IB,マスク設定信号SETMASK,マ
スク解除信号CLMASK,リセット信号REを受け、
割込み信号IB´を割込み制御回路3に供給する。マス
ク設定信号SETMASKとマスク解除信号CLMAS
Kは、例えば、ポートRから供給される。マスク設定信
号SETMASKは、CPU2が割込み禁止命令により
すべての外部割込みを禁止した時に、CPU2自身によ
りアクテブレベルに設定される。マスク解除信号CLR
MASKは、CPU2が割込み禁止状態を解除した時
に、CPU2自身によりアクテブレベルに設定される。
【0071】マスク回路100の構成は、論理式(1
1)、(12)により示される。
【0072】 IB´=IB*/MASK ……(11) MASK:=SETMASK*/RE+MASK*/RE*/CLRMASK ……(12) ここで、「=」の左辺は右辺の論理出力を示し、「:
=」はD型フリップフロップのQ出力を示す記号であ
り、左辺はQ出力であり、右辺はD入力を示す。「*」
は論理積(AND)を示す。「+」は論理和(OR)を
示す。「/」は否定(インバータ)を示す。また、D型
フリップフロップのクロック入力はクロック信号CLで
ある。
【0073】式(11)、(12)に対応する論理回路
は、図13に示すように構成される。 この第2実施例
においては、CPU2は、割込み禁止命令あるいは解除
命令により、外部割込みを禁止または解除する場合、マ
スク設定信号SETMASKまたはマスク解除信号CL
RMASKを設定する。マスク設定信号SETMASK
が設定されると、割込み信号IBはマスク回路100で
ブロックされ、CPU2に到達しない。
【0074】本実施例によれば、簡単な操作ですべての
割込みを禁止、さらに、割込み禁止状態を解除できる。
CPU2がUNIXのように頻繁に「すべての割込みを
禁止した状態」を設定するオペレーテングシテムの下で
動作している場合、割込み要求を適切に処理するために
本願発明は非常に有効である。また、マルチプロセッサ
システムでは、プロセッサ間での割込み機能を頻繁に必
要とする。あるプロセッサが他のプロセッサに割り込む
場合は、すべての外部割込みを禁止した状態が必要にな
る。従って、この実施例の構成は、マルチプロセッサシ
ステム非常に有効である。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、I
/Oインタフェースからの割込み要求が待機状態となる
ことが大幅に減少し、割込み処理の効率が向上する。ま
た、プロセッサとI/Oインタフェースとが特殊なハー
ドウェアにより接続されている構成ではないため、シン
グルプロセッサ用のソフトウェアを若干変更するだけ
で、マルチプロセッサシステムの割込み制御に関するソ
フトウェアを開発できる。また、プロセッサ自体が外部
割込みをすべて禁止する機能を有する場合でも、割込み
要求を適切に処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るマルチプロセッサシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】CPUの構成を示す図。
【図3】割込み権制御回路の入出力信号を説明するため
の図。
【図4】割込み権制御回路の構成を説明するための回路
図。
【図5】割込み権制御回路の構成を説明するための回路
図。
【図6】割込みマスク回路の入出力信号を説明するため
の図。
【図7】割込みマスク回路の構成を説明するための回路
図。
【図8】CPUの動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図9】割込み権制御回路の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図10】割込みマスク回路の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図11】この発明の第2実施例に係るプロセッサモジ
ュールのブロック図。
【図12】マスク回路の入出力信号を説明するための
図。
【図13】マスク回路の構成を示す論理回路図。
【符号の説明】
1-1〜1-n…プロセッサモジュール、2、2-1〜2-n…
CPU、3、3-1〜3-n…割込み権制御回路、4、4-1
〜4-n…割込みコントローラ、5、5-1〜5-n…割込み
マスク回路、6…システムバス、I/O1 …キーボー
ド、I/O2 …LAN、I/O3 …フロッピーデスク装
置、I/Om …ハードデスク装置、100…マスク回
路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサモジュール毎に割込みコント
    ローラを有するマルチプロセッサシステムにおいて、 一定時間毎に割込み権を次段のプロセッサモジュールに
    委譲し、割込み権を保持しているときには対応する割込
    みコントローラからの割込み信号を対応するプロセッサ
    に出力して前記割込み権の委譲を停止する割込み権制御
    手段をプロセッサモジュール毎に具備したことを特徴と
    するマルチプロセッサシステム。
  2. 【請求項2】 各プロセッサモジュールが入出力インタ
    ーフェースからの割込み要求信号を受信するマルチプロ
    セッサシステムにおいて、 各プロセッサモジュールは、 プロセッサと、 入出力インターフェースからの割込み要求信号を受信
    し、割り込み信号を出力する割込みコントローラと、 一定時間毎に割込み権を次段のプロセッサモジュールに
    委譲し、割込み権を保持しているときには対応する割込
    みコントローラからの割込み信号を対応するプロセッサ
    に出力すると共に割込み権の委譲を停止する割込み権制
    御手段と、 プロセッサによりセットされ、入出力インターフェース
    からの割り込み要求を、割り込み要求別に一時的にマス
    クする割り込み一時マスク回路、を備えることを特徴と
    するマルチプロセッサシステム。
  3. 【請求項3】 各プロセッサモジュールが入出力インタ
    ーフェースからの割込み要求信号を受信するマルチプロ
    セッサシステムにおいて、 各プロセッサモジュールは、 外部割り込み信号を受付ける手段と、外部割り込み禁止
    命令を備えるプロセッサと、 入出力インターフェースからの割込み要求信号を受信
    し、割込み信号を出力する割込みコントローラと、 一定時間毎に割込み権を次段のプロセッサモジュールに
    委譲し、割込み権を保持しているときには対応する割込
    みコントローラからの割込み信号を対応するプロセッサ
    に出力すると共に割込み権の委譲を停止する割込み権制
    御手段と、 割込みコントローラと割込み権制御手段の間に配置さ
    れ、プロセッサが外部割込み禁止命令を実行する際に、
    セットされ、割込みコントローラからの割込み信号をマ
    スクするマスク手段、を備えることを特徴とするマルチ
    プロセッサシステム。
  4. 【請求項4】 予め定められた順番で、割込み権を複数
    のプロセッサモジュールの1つに付与し、入出力インタ
    フェースからの割込み要求を複数のプロセッサモジュー
    ルに供給し、その時点で割込み権を保持しているプロセ
    ッサモジュールにより、割込み要求を処理させることを
    特徴とする割込み要求処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002526860A (ja) * 1998-10-01 2002-08-20 フィーニックス テクノロジーズ リミテッド マルチプロセッサ環境において正しいプロセッサのための入出力命令をエミュレートし、ソフトウェアsmiをサービスするための装置及び方法
US9785586B2 (en) 2011-11-11 2017-10-10 Fujitsu Limited Electronic computer and interrupt control method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03210654A (ja) * 1990-01-16 1991-09-13 Mitsubishi Electric Corp 分散制御処理装置

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