JPH06282968A - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents

記録及び/又は再生装置

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JPH06282968A
JPH06282968A JP667594A JP667594A JPH06282968A JP H06282968 A JPH06282968 A JP H06282968A JP 667594 A JP667594 A JP 667594A JP 667594 A JP667594 A JP 667594A JP H06282968 A JPH06282968 A JP H06282968A
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disc
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Haruyuki Tamura
治之 田村
Shuichi Nagano
秀一 長野
Akira Katsuyama
明 勝山
Kanji Mita
勧至 見田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 所望の曲のみでグループを構成し、この曲毎
にタイトル等を付す場合、タイム/メモキー256をオ
ン操作すると、システムコントローラ154がこれを検
出し、回転式操作キー26の回転操作に応じてキャラク
タメモリ260からカタカナ,漢字,数字等のキャラク
タデータを読み出して表示部28に表示する。そして、
押しボタンスイッチ27がオン操作されたときに表示し
ていたキャラクタデータをメモリ153のキャラクタデ
ータ記憶領域153bにその曲の属性とともに記憶し、
再生時には、その再生する曲の属性とともに上記キャラ
クタデータを読み出して表示部28に表示する。 【効果】 上記回転式操作キー26及び押しボタンスイ
ッチ27の簡単な操作でタイトル等のキャラクタを入力
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスク等の円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置
に関し、特に、1枚或いは複数の円盤状記録媒体から所
望の情報を選択してグループを形成し、このグループの
情報毎にタイトル等のキャラクタを記憶しておき、再生
時には、上記記憶しておいたキャラクタを表示するとと
もにその情報の再生を行うことにより、利便性の向上等
を図った記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多数枚の円盤状記録媒体、例え
ば再生専用の光ディスクが収納された収納ユニットから
一枚の光ディスクを取り出し、この取り出した光ディス
クに対して情報信号の再生を行う再生装置は、多数枚の
光ディスクが収納される収納ユニットと、上記収納ユニ
ットに収納されている多数枚の光ディスクから選択され
た1枚の光ディスクに対して情報信号の再生を行う再生
ユニットを有する。
【0003】この再生ユニットは、選択された1枚の光
ディスクが装着される装着部を有し、かつこの装着部に
装着された上記光ディスクを回転駆動する回転駆動手段
と、上記光ディスクの径方向に移動可能とされ、かつ上
記光ディスクに対して情報信号の記録及び/又は再生を
行う記録及び/又は再生手段とを有する。
【0004】また、この再生装置は、上記収納ユニット
に収納されている多数枚の光ディスクから選択された1
枚の光ディスクを上記記録及び/又は再生ユニットにお
ける上記回転駆動手段の上記装着部に対応する装着位置
まで搬送するローディング機構と、上記ローディング機
構にて搬送された上記光ディスクを上記回転駆動手段の
上記装着部に装着させるチャッキング機構とを有する。
【0005】そして、上記光ディスクの選択は、収納ユ
ニットにある多数枚の光ディスクから任意の光ディスク
をローディング機構に対応した所定の位置(ローディン
グ位置)に搬送することにより行われる。ローディング
機構は、このローディング位置に搬送された光ディスク
を装着位置まで搬送することとなる。
【0006】通常、多数枚の光ディスクを管理する場合
は、直接光ディスクの番号(商品番号等)で管理するの
ではなく、その収納ユニットに設けられている光ディス
クを収納するための溝に便宜的に連番号を付し、その連
番号を光ディスクの番号(ディスク番号)として定義し
て光ディスクを管理するようにしている。
【0007】そして、例えば再生装置にて光ディスクを
再生する場合は、操作パネルにあるテン・キーなどの番
号入力キーを操作して、上記ディスク番号を入力し、そ
の入力されたディスク番号に対応する光ディスクを再生
するようにしている。
【0008】また、各ディスク番号に応じてそのタイト
ル等のメモを文字キー等を用いて登録し、上記再生時に
ディスク番号を入力した際、表示パネルにディスク番号
と共にそのディスク番号に対応したメモを表示して操作
性の向上を図るようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
再生装置は、ディスク番号を入力する場合、テン・キー
などの数字が配列されたキーを用いて行うようにしてい
るため、ディスク番号に対応するメモの登録時に、以下
のような問題が生じていた。すなわち、メモの登録は、
通常、ディスク番号を入力した後に、そのディスク番号
に応じたメモを文字キー等を使って入力するわけだが、
ディスク番号を入力する度に、その番号に合致した数字
のキーを操作する必要があり、例えば、収納ユニットに
多数枚(例えば50枚以上)の光ディスクが収納されて
いる場合、ディスク番号を入力する度に複数回テン・キ
ーを選択して操作しなければならず、操作手順が大幅に
増大するという問題がある。
【0010】また、ディスク番号等を検索する場合にお
いても、ある特定の操作キーを用いてトグル動作させる
手法を採用しており、登録されているディスク番号が多
いと、その検索が非常に煩わしくなるという問題があ
る。
【0011】また、多数枚の光ディスクが再生可能な再
生装置においては、操作者が直接光ディスクを操作して
再生を行うという構造を採用してはおらず、しかも、再
生する光ディスクの順番を予め任意に設定するようにし
ているため、次に再生(演奏)される光ディスクが何で
あるかを知ることは、操作性及び利便性の向上のうえで
必要なことである。しかし、従来の再生装置において
は、表示パネル上に表示されるディスク番号は、現在再
生されている光ディスクに対応したディスク番号のみで
あるため、次に何が再生(演奏)されるのかが解らず、
いちいちその順番をキー操作にて確認しなければならな
いという問題があった。
【0012】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、キャラクタ入力の操作手順を簡略化するこ
とができ、所望の曲等の検索を容易化することができる
うえ、再生時には、次に再生予定の曲の曲番号等も表示
することができるような記録及び/又は再生装置の提供
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録及び/
又は再生装置は、複数の情報が記録されている円盤状記
録媒体から情報の再生を行う再生手段と、上記円盤状記
録媒体に記録されている複数の情報の中から所望の情報
を選択するとともに、この選択した所望の情報に付すキ
ャラクタを選択するための回転式操作キーとを有する。
また、上記回転式操作キーの回転操作により選択された
上記所望の情報及びキャラクタを指定するための押しボ
タンスイッチと、上記キャラクタが予め記憶されている
キャラクタメモリと、上記押しボタンスイッチにより指
定された情報が属するグループを指定するとともに、グ
ループ分けされた情報の再生を指定するためのグループ
指定手段とを有する。また、上記グループの属性,該グ
ループを構成する情報の属性及び該情報に付されたキャ
ラクタを表示するための表示手段と、上記グループの属
性及び該グループを構成する情報の属性及び該情報に付
されたキャラクタを記憶する記憶手段と、上記キャラク
タの記憶を指定するキャラクタ入力指定手段とを有す
る。また、上記キャラクタ入力指定手段によりキャラク
タの記憶が指定された場合には、上記回転式操作キーの
操作に応じて上記情報の属性及び上記キャラクタメモリ
からキャラクタを読み出してこれらを更新表示するよう
に上記表示手段を制御するとともに、上記押しボタンス
イッチで指定された情報の属性及びキャラクタを、上記
グループ指定手段で指定されたグループの属性とともに
記憶するように上記記憶手段を制御し、情報の再生時に
は、上記グループ指定手段で指定されたグループの属
性,該グループを構成する情報の属性及びキャラクタを
上記記憶手段から読み出して表示するように上記表示手
段を制御するとともに、上記表示手段に属性の表示され
た情報の再生を行うように上記再生手段を制御する制御
手段を有する。
【0014】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記制御手段として、情報の再生時には、上記グ
ループ指定手段で指定されたグループの属性を上記記憶
手段から読み出して表示するように上記表示手段を制御
し、上記回転式操作キーの操作に応じて上記グループを
構成する情報の属性及びキャラクタを上記記憶手段から
読み出して更新表示するように上記表示手段を制御する
とともに、上記押しボタンスイッチで指定された情報を
再生するように上記再生手段を制御するものを有する。
【0015】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記制御手段として、現在再生中の情報の上記各
属性とともに、次に再生する情報の各属性をも表示する
ように上記表示手段を制御するものを有する。
【0016】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記回転式操作キーの略々中央部に上記押しボタ
ンスイッチを設けたものを有する。
【0017】次に、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、複数の情報が記録されている円盤状記録媒体から
該情報の再生を行う再生手段と、複数の円盤状記録媒体
を収納する収納ユニットとを有する。また、上記収納ユ
ニットに収納されている複数の円盤状記録媒体の中から
所望の円盤状記録媒体を選択するとともに、この選択し
た円盤状記録媒体に付すキャラクタを選択するための回
転式操作キーと、上記回転式操作キーの回転操作により
選択された上記円盤状記録媒体及びキャラクタを指定す
るための押しボタンスイッチとを有する。また、上記キ
ャラクタが予め記憶されているキャラクタメモリと、上
記押しボタンスイッチにより指定された円盤状記録媒体
が属するグループを指定するとともに、グループ分けさ
れた円盤状記録媒体の再生を指定するためのグループ指
定手段と、上記グループの属性,該グループを構成する
円盤状記録媒体の属性及び該円盤状記録媒体に付された
キャラクタを表示するための表示手段とを有する。ま
た、上記グループの属性及び該グループを構成する円盤
状記録媒体の属性及び該円盤状記録媒体に付されたキャ
ラクタを記憶する記憶手段と、上記キャラクタの記憶を
指定するキャラクタ入力指定手段とを有する。また、上
記キャラクタ入力指定手段によりキャラクタの記憶が指
定された場合には、上記回転式操作キーの操作に応じて
上記円盤状記録媒体の属性及び上記キャラクタメモリか
らキャラクタを読み出してこれらを更新表示するように
上記表示手段を制御するとともに、上記押しボタンスイ
ッチで指定された円盤状記録媒体の属性及びキャラクタ
を、上記グループ指定手段で指定されたグループの属性
とともに記憶するように上記記憶手段を制御し、円盤状
記録媒体の再生時には、上記グループ指定手段で指定さ
れたグループの属性,該グループを構成する円盤状記録
媒体の属性及びキャラクタを上記記憶手段から読み出し
て表示するように上記表示手段を制御するとともに、上
記表示手段に属性の表示された円盤状記録媒体の再生を
行うように上記再生手段を制御する制御手段を有する。
【0018】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記制御手段として、円盤状記録媒体の再生時に
は、上記グループ指定手段で指定されたグループの属性
を上記記憶手段から読み出して表示するように上記表示
手段を制御し、上記回転式操作キーの操作に応じて上記
グループを構成する円盤状記録媒体の属性及びキャラク
タを上記記憶手段から読み出して更新表示するように上
記表示手段を制御するとともに、上記押しボタンスイッ
チで指定された円盤状記録媒体を再生するように上記再
生手段を制御するものを有する。
【0019】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記制御手段として、現在再生中の円盤状記録媒
体の上記各属性とともに、次に再生する円盤状記録媒体
の各属性をも表示するように上記表示手段を制御するも
のを有する。
【0020】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記回転式操作キーの略々中央部に上記押しボタ
ンスイッチを設けたものを有する。
【0021】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記収納ユニットとして、上記複数の円盤状記録
媒体をそれぞれ縦向きに、かつ放射状に収納可能とさ
れ、中心軸を中心として回転可能とされたロータリーテ
ーブルを有する。
【0022】次に、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、複数の情報が記録されている円盤状記録媒体から
該情報の再生を行う再生手段と、複数の円盤状記録媒体
を収納する収納ユニットと、上記収納ユニットに収納さ
れている複数の円盤状記録媒体の中から所望の円盤状記
録媒体及び所望の情報を選択するとともに、この選択し
た情報に付すキャラクタを選択するための回転式操作キ
ーとを有する。また、上記回転式操作キーの回転操作に
より選択された上記所望の円盤状記録媒体,所望の情報
及びキャラクタを指定するための押しボタンスイッチ
と、上記キャラクタが予め記憶されているキャラクタメ
モリと、上記押しボタンスイッチにより指定された所望
の情報が属するグループを指定するとともに、グループ
分けされた情報の再生を指定するためのグループ指定手
段とを有する。また、上記グループの属性,該グループ
を構成する円盤状記録媒体の属性,情報の属性及び該情
報に付されたキャラクタを表示するための表示手段と、
上記グループの属性,該グループを構成する円盤状記録
媒体の属性,情報の属性及び該情報に付されたキャラク
タを記憶する記憶手段と、上記キャラクタの記憶を指定
するキャラクタ入力指定手段とを有する。また、上記キ
ャラクタ入力指定手段によりキャラクタの記憶が指定さ
れた場合には、上記回転式操作キーの操作に応じて上記
円盤状記録媒体の属性,情報の属性及び上記キャラクタ
メモリからキャラクタを読み出してこれらを更新表示す
るように上記表示手段を制御するとともに、上記押しボ
タンスイッチで指定された円盤状記録媒体の属性,情報
の属性及びキャラクタを、上記グループ指定手段で指定
されたグループの属性とともに記憶するように上記記憶
手段を制御し、情報の再生時には、上記グループ指定手
段で指定されたグループの属性,該グループを構成する
円盤状記録媒体の属性、情報の属性及びキャラクタを上
記記憶手段から読み出して表示するように上記表示手段
を制御するとともに、上記表示手段に属性の表示された
情報の再生を行うように上記再生手段を制御する制御手
段を有する。
【0023】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記制御手段として、情報の再生時には、上記グ
ループ指定手段で指定されたグループの属性を上記記憶
手段から読み出して表示するように上記表示手段を制御
し、上記回転式操作キーの操作に応じて上記グループを
構成する円盤状記録媒体の属性、情報の属性及びキャラ
クタを上記記憶手段から読み出して更新表示するように
上記表示手段を制御するとともに、上記押しボタンスイ
ッチで指定された情報を再生するように上記再生手段を
制御するものを有する。
【0024】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記制御手段として、現在再生中の情報の上記各
属性とともに、次に再生する情報の各属性をも表示する
ように上記表示手段を制御するものを有する。
【0025】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記回転式操作キーの略々中央部に上記押しボタ
ンスイッチを設けたものを有する。
【0026】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上記収納ユニットとして、上記複数の円盤状記録
媒体をそれぞれ縦向きに、かつ放射状に収納可能とさ
れ、中心軸を中心として回転可能とされたロータリーテ
ーブルを有する。
【0027】
【作用】本発明に係る記録及び/又は再生装置は、1枚
の円盤状記録媒体に記録されている複数の情報(例え
ば、曲情報等)を任意のグループに分割することによ
り、上記円盤状記録媒体に記録されている複数の情報の
中から、該グループを構成する情報のみを再生すること
ができるようにしたものである。
【0028】すなわち、ユーザは、まず、回転式操作キ
ー及び押しボタンスイッチを用いて、上記円盤状記録媒
体に記録されている複数の情報の中から所望の情報を指
定する。
【0029】例えば、上記回転式操作キーを時計方向に
回転させると上記制御手段がこれを検出し、表示手段に
表示する上記情報番号を1ずつ加算して表示し、また、
反時計方向に回転させると上記情報番号を1ずつ減算し
て表示するようになっている。
【0030】このため、ユーザは、上記回転式操作キー
の操作に応じて上記表示手段に表示される上記情報番号
を見ながら所望の情報の選択を行う。そして、上記表示
手段に、所望の情報の情番番号が表示されたときに、上
記押しボタンスイッチを操作する。これにより、上記制
御手段は、上記押しボタンスイッチが操作されたことを
検出して、例えばその情報の再生を行うように再生手段
を制御する。また、これとともに、上記再生する情報の
属性(情報番号等)を表示するように表示手段を制御す
る。
【0031】上記円盤状記録媒体に記録されている情報
の選択を可能とするためには、該情報選択用の複数のキ
ーを設ける必要があるが、このように回転式操作キー及
び押しボタンスイッチを設けることにより、上記情報の
選択操作を簡素化することができるうえ、設けるキーの
数を削減することができるため、キーの設置面積の縮小
化及びローコスト化を図ることができる。
【0032】また、例えば上記回転式操作キーの略々中
央部に押しボタンスイッチを設けて一体的に構成するこ
とにより、片手で上記回転式操作キー及び上記記憶指定
キーの操作を可能とすることができ、上記情報の選択操
作のさらなる簡素化を図ることができるうえ、キーの設
置面積の縮小化を図ることができる。
【0033】次に、ユーザは、グループ指定手段を用い
て、上記回転式操作キー及び押しボタンスイッチにより
指定した情報が属するグループを指定する。
【0034】具体的には、上記グループ指定手段は、例
えば4つのキーから構成されている。この4つのキー
は、第1番目のキーが就寝時に聞く曲ばかりを集めたグ
ループを示すキー,第2番目のキーが寝起き時に聞く曲
ばかりを集めたグループを示すキー,第3番目のキーが
食事時に聞く曲ばかりを集めたグループを示すキー,第
4番目のキーが休日に聞く曲ばかりを集めたグループを
示すキーとする等のように、ユーザにより予め決められ
ている。
【0035】上記回転式操作キー及び押しボタンスイッ
チにより指定した情報を、例えば上記就寝時に聞く曲ば
かりを集めたグループの中に入れたい場合、ユーザは、
例えばこの情報の再生時或いは再生一次停止時に上記第
1番目のキーを操作する。
【0036】上記制御手段は、上記第1番目のキーが操
作されるとこれを検出し、該第1番目のキーのグループ
の属性(グループ番号等)及び該情報の属性(情報番号
等)を表示するように表示手段を制御するとともに、上
記グループ番号,情報番号、該情報が記憶されているア
ドレス等を記憶するように上記記憶手段を制御する。こ
れにより、上記再生中の情報が、上記第1番目のキーで
示されるグループ内に登録される。
【0037】このような操作を繰り返し行うことによ
り、上記記憶手段には、共通性を有する情報のグループ
が形成される。
【0038】次に、当該記録及び/又は再生装置は、こ
のようにグループ登録された情報毎にタイトル等のキャ
ラクタを付加することができるようになっている。
【0039】すなわち、このキャラクタの入力を行う場
合、ユーザは、上記グループ指定手段を操作してキャラ
クタの入力を行うグループを指定するとともに、キャラ
クタ入力指定手段を操作する。上記制御手段は、上記キ
ャラクタ入力指定手段が操作されるとキャラクタ入力モ
ードとなる。
【0040】この状態において、ユーザは、上記回転式
操作キーを操作する。これにより、上記制御手段は、上
記回転式操作キーの回転操作に応じて上記グループ登録
されている情報の情報番号等の属性を上記記憶手段から
順に読み出して表示するように表示手段を制御するとと
もに、キャラクタメモリに予め記憶されているカタカ
ナ,漢字,数字,画像等のキャラクタを順に読み出して
表示するように表示手段を制御する。
【0041】ユーザは、上記表示手段に表示されるキャ
ラクタを見ながらキャラクタを選択し、所望のキャラク
タが表示されたときに上記押しボタンスイッチを操作す
る。上記制御手段は、上記押しボタンスイッチが操作さ
れるとこれを検出し、現在表示しているキャラクタをそ
の情報の属性とともに記憶するように上記記憶手段を制
御する。
【0042】このような操作を繰り返すことにより、上
記記憶手段には、グループの属性,該グループを構成す
る情報の属性及び該情報のキャラクタがグループ化され
て記憶されることとなる。
【0043】上記情報のタイトル等のようなキャラクタ
を入力するには、設けられた複数のキー操作が必要であ
るが、当該記録及び/又は再生装置は、上記回転式操作
キー及び押しボタンスイッチの2つのキー操作で簡単に
入力することができる。従って、上記キャラクタの入力
操作を簡略化することができる。
【0044】次に、ユーザは、上記グループの情報の再
生を行う場合、例えば停止時等に、上記グループ指定手
段を構成する上記4つのキーのうち所望のキーを操作す
る。
【0045】上記制御手段は、上記停止時等に所望のキ
ーが操作されるとこれを検出し、そのキーのグループの
情報の属性,再生する情報の属性及び該情報に付された
キャラクタを上記記憶手段から読み出し、この属性に基
づいて情報の再生を行うとともに、該属性を表示するよ
うに上記表示手段を制御する。
【0046】具体的には、上記記憶手段には、上記指定
されたグループを構成する各情報のアドレス,情報番
号,グループ番号,タイトル等が記憶されているため、
上記制御手段は、上記アドレスに基づいて上記情報をア
クセスして再生するように上記再生手段を制御し、上記
グループ番号及び情報番号及びタイトル等を表示するよ
うに上記表示手段を制御する。また、上記制御手段は、
これとともに、次に再生予定の情報の情報番号,タイト
ル等を表示するように上記表示手段を制御する。
【0047】このように、当該記録及び/又は再生装置
は、上記記憶手段によりグループを構成する情報の属性
及びタイトル等を記憶しておくことができるため、再生
時には、そのグループのキーを操作するだけで該グルー
プを構成する情報の再生を行うことができる。このた
め、再生時毎に新たに所望の情報をプログラムし直すよ
うな不都合を解消することができ、利便性の向上を図る
ことができる。
【0048】また、現在再生中の情報の情報番号の他
に、次に再生予定の情報番号等を表示することができる
ため、ユーザにそのグループがどのような情報で構成さ
れるのかを認識し易くすることができる。
【0049】なお、上記制御手段は、例えば再生中(或
いは再生一次停止中)にグループ指定手段が操作された
ときにこれを検出して該再生中の情報をグループ登録
し、再生中以外にグループ指定手段が操作されたときに
そのグループの情報を再生するようにしてもよい。これ
により、1つのキー(グループ指定手段)で2通りの使
い方を実現することができ、設けるキーの数を削減して
ローコスト化を図ることができる。
【0050】次に、当該記録及び/又は再生装置は、上
記グループ登録した情報の再生を行う場合、所望の情報
を検索することができるようになっている。
【0051】すなわち、この検索を行う場合、ユーザ
は、上記グループ指定手段である所望のキーを操作した
後に、上記回転式操作キーを回転操作する。この状態で
上記回転式操作キーが回転操作されると上記制御手段は
これを検出し、該回転操作に応じて上記記憶手段に記憶
されている情報番号及びキャラクタ等を順に読み出して
更新表示するように表示手段を制御する。
【0052】ユーザは、上記表示手段に表示される上記
情報番号,タイトル等を見ながら情報の検索を行い、所
望のタイトル等が表示されたときに、上記押しボタンス
イッチを操作する。
【0053】上記制御手段は、上記押しボタンスイッチ
が操作されるとこれを検出し、現在表示されている情報
の再生を行うように上記再生手段を制御する。
【0054】所望の情報を検索可能とするためには、複
数のキーを設ける必要があるが、当該記録及び/又は再
生装置は、上記回転式操作キー及び押しボタンスイッチ
で所望の情報の検索を可能とすることができる。このた
め、設けるキーの数を削減してキーを設ける面積の縮小
化を図ることができ、ローコスト化を図ることができ
る。
【0055】次に、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、複数の円盤状記録媒体から円盤状記録媒体単位で
所望の円盤状記録媒体を選択し、これをグループ登録す
ることにより、該グループ毎の円盤状記録媒体の情報の
再生を可能としたものである。
【0056】上記複数の円盤状記録媒体を収納する収納
ユニットとしては、上記複数の円盤状記録媒体をそれぞ
れ縦向きに、かつ放射状に収納可能とされ、中心軸を中
心として回転可能とされたロータリーテーブルが設けら
れており、このロータリーテーブルから円盤状記録媒体
を再生手段に装着して情報の再生を行うようになってい
る。
【0057】上記グループ登録を行うには、上述のよう
に上記回転式操作キー及び押しボタンスイッチを操作し
て所望の円盤状記録媒体を選択指定する。
【0058】すなわち、上記制御手段は、上記回転式操
作キーが時計方向に回転操作されたことを検出すると、
例えば上記収納ユニット上の収納部毎に連続して付され
ている収納部番号或いは円盤状記録媒体毎に付されてい
る媒体番号を、該回転式操作キーの回転位置に応じて1
ずつ加算して表示するように表示手段を制御する。ま
た、上記回転式操作キーが反時計方向に回転操作された
ことを検出すると、上記収納部番号或いは媒体番号を、
該回転式操作キーの回転位置に応じて1ずつ減算して表
示するように表示手段を制御する。
【0059】次にユーザは、上記表示手段に所望の円盤
状記録媒体を示す収納部番号或いは媒体番号が表示され
たときに上記押しボタンスイッチを操作する。これによ
り、上記制御手段は、上記押しボタンスイッチが操作さ
れたことを検出して、例えばその円盤状記録媒体の属性
(上記収納部番号,媒体番号等)を表示するように表示
手段を制御するとともに、該円盤状記録媒体に記録され
ている情報を順に再生するように再生手段を制御する。
【0060】複数の円盤状記録媒体から所望の円盤状記
録媒体を選択可能とするためには、円盤状記録媒体選択
用の複数のキーを設ける必要があるが、このように回転
式操作キー及び押しボタンスイッチを設けることによ
り、上記円盤状記録媒体の選択操作を簡素化することが
できるうえ、設けるキーの数を削減することができる。
このため、キーの設置面積の縮小化及びローコスト化を
図ることができる。
【0061】また、例えば上記回転式操作キーの中央部
に上記記憶指定キーを設け、該回転式操作キーと上記記
憶指定キーとを一体構成することにより、片手で上記回
転式操作キー及び上記記憶指定キーの操作を可能とする
ことができ、上記円盤状記録媒体の選択操作のさらなる
簡素化を図ることができるうえ、キーの設置面積の縮小
化を図ることができる。
【0062】次に、ユーザは、グループ指定手段を用い
て、上記回転式操作キー及び押しボタンスイッチにより
指定した円盤状記録媒体が属するグループを指定する。
【0063】上記グループ指定手段は、例えば上述のよ
うにユーザにより予め決められたグループを示す複数の
キーで構成されており、ユーザは、上記選択した円盤状
記録媒体の情報の例えば再生中(或いは再生一次停止
中)に該グループ指定手段の所望のキーを操作する。こ
れにより、上記制御手段が上記グループ指定手段の操作
を検出して、そのキーが示すグループの属性(グループ
番号等)及び該円盤状記録媒体の属性(収納部番号,媒
体番号等)を表示するように表示手段を制御するととも
に、上記グループ番号,収納部番号,媒体番号等を記憶
するように上記記憶手段を制御する。
【0064】これにより、上記再生中の円盤状記録媒体
が、上記操作したグループ指定手段のキーで示されるグ
ループ内に登録される。
【0065】このような操作を繰り返し行うことによ
り、上記記憶手段には、共通性を有する円盤状記録媒体
のグループが形成される。
【0066】次に、当該記録及び/又は再生装置は、こ
のようにグループ登録された円盤状記録媒体毎にタイト
ル等のキャラクタを付加することができるようになって
いる。
【0067】すなわち、このキャラクタの入力を行う場
合、ユーザは、上記グループ指定手段を操作してキャラ
クタの入力を行うグループを指定するとともに、キャラ
クタ入力指定手段を操作する。上記制御手段は、上記キ
ャラクタ入力指定手段が操作されるとキャラクタ入力モ
ードとなる。
【0068】この状態において、ユーザは、上記回転式
操作キーを操作する。これにより、上記制御手段は、上
記回転式操作キーの回転操作に応じて上記グループ登録
されている円盤状記録媒体の収納部番号,媒体番号等の
属性を上記記憶手段から順に読み出して表示するように
表示手段を制御するとともに、キャラクタメモリに予め
記憶されているカタカナ,漢字,数字,画像等のキャラ
クタを順に読み出して表示するように表示手段を制御す
る。
【0069】ユーザは、上記表示手段に表示されるキャ
ラクタを見ながらキャラクタを選択し、所望のキャラク
タが表示されたときに上記押しボタンスイッチを操作す
る。上記制御手段は、上記押しボタンスイッチが操作さ
れるとこれを検出し、現在表示しているキャラクタをそ
の円盤状記録媒体の属性とともに記憶するように上記記
憶手段を制御する。
【0070】このような操作を繰り返すことにより、上
記記憶手段には、グループの属性,該グループを構成す
る円盤状記録媒体の属性及び該円盤状記録媒体のタイト
ル等のキャラクタがグループ化されて記憶されることと
なる。
【0071】上記円盤状記録媒体のタイトル等のような
キャラクタを入力するには、設けられた複数のキー操作
が必要であるが、当該記録及び/又は再生装置は、上記
回転式操作キー及び押しボタンスイッチの2つのキー操
作で簡単に入力することができる。従って、上記キャラ
クタの入力操作を簡略化することができる。
【0072】次に、ユーザは、上述のように形成したグ
ループの円盤状記録媒体の再生を行う場合、例えば再生
時或いは再生一次停止時以外(停止時等)に、上記グル
ープ指定手段を操作する。
【0073】上記制御手段は、上記停止時等に上記グル
ープ指定手段が操作されるとこれを検出し、そのキーの
グループの円盤状記録媒体の属性及びキャラクタを上記
記憶手段から読み出す。そして、上記属性である収納部
番号や媒体番号に基づいて上記円盤状記録媒体を再生す
るように上記再生手段を制御し、上記グループ番号,収
納部番号,媒体番号及び再生する情報の情報番号,キャ
ラクタ等を表示するように上記表示手段を制御する。ま
た、上記制御手段は、これとともに、次に再生予定の円
盤状記録媒体の収納部番号,媒体番号及びキャラクタ等
を表示するように上記表示手段を制御する。
【0074】このように、当該記録及び/又は再生装置
は、上記記憶手段によりグループを構成する円盤状記録
媒体の属性及びタイトル等のキャラクタを記憶しておく
ことができるため、再生時には、そのグループのキーを
操作するだけで該グループを構成する円盤状記録媒体の
再生を行うことができる。このため、再生時毎に新たに
所望の円盤状記録媒体の再生をプログラムし直すような
不都合を解消することができ、利便性の向上を図ること
ができる。
【0075】また、例えば再生中(或いは再生一次停止
中)にグループ指定手段が操作されると該再生中の円盤
状記録媒体をグループ登録し、再生中以外にグループ指
定手段が操作されるとそのグループの円盤状記録媒体を
再生するようにすることにより、1つのキーで2通りの
使い方を実現することができ、設けるキーの数を削減し
てローコスト化を図ることができる。
【0076】また、現在再生中の円盤状記録媒体の収納
部番号や媒体番号等の他に、次に再生予定の収納部番号
や媒体番号等を表示することができるため、ユーザにそ
のグループがどのような円盤状記録媒体で構成されるの
かを認識し易くすることができる。
【0077】次に、当該記録及び/又は再生装置は、上
記グループ登録した円盤状記録媒体の再生を行う場合、
所望の円盤状記録媒体を検索することができるようにな
っている。
【0078】すなわち、この検索を行う場合、ユーザ
は、上記グループ指定手段である所望のキーを操作した
後に、上記回転式操作キーを回転操作する。この状態で
上記回転式操作キーが回転操作されると上記制御手段は
これを検出し、該回転操作に応じて上記記憶手段に記憶
されている収納部番号及びタイトル等のキャラクタを順
に読み出して更新表示するように表示手段を制御する。
【0079】ユーザは、上記表示手段に表示される上記
収納部番号,タイトル等を見ながら情報の検索を行い、
所望のタイトル等が表示されたときに、上記押しボタン
スイッチを操作する。
【0080】上記制御手段は、上記押しボタンスイッチ
が操作されるとこれを検出し、現在表示されている円盤
状記録媒体の再生を行うように上記再生手段を制御す
る。
【0081】所望の円盤状記録媒体を検索可能とするた
めには、複数のキーを設ける必要があるが、当該記録及
び/又は再生装置は、上記回転式操作キー及び押しボタ
ンスイッチで所望の円盤状記録媒体の検索を可能とする
ことができる。このため、設けるキーの数を削減してキ
ーを設ける面積の縮小化を図ることができ、ローコスト
化を図ることができる。
【0082】次に、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、複数の円盤状記録媒体から所望の円盤状記録媒体
を選択するとともに、該選択した円盤状記録媒体に記録
されている複数の情報の中から所望の情報を選択し、こ
れをグループ登録することにより、該グループ毎の情報
の再生を可能としたものである。
【0083】上記複数の円盤状記録媒体を収納する収納
ユニットとしては、上記複数の円盤状記録媒体をそれぞ
れ縦向きに、かつ放射状に収納可能とされ、中心軸を中
心として回転可能とされたロータリーテーブルが設けら
れており、このロータリーテーブルから円盤状記録媒体
を再生手段に装着して情報の再生を行うようになってい
る。
【0084】上記グループ登録を行うには、上述のよう
に上記回転式操作キー及び押しボタンスイッチを操作し
て所望の円盤状記録媒体及び所望の情報を選択指定す
る。
【0085】すなわち、上記制御手段は、上記回転式操
作キーが時計方向に回転操作されたことを検出すると、
例えば上記収納ユニット上の収納部毎に連続して付され
ている収納部番号或いは円盤状記録媒体毎に付されてい
る媒体番号を、該回転式操作キーの回転位置に応じて1
ずつ加算して表示するように表示手段を制御する。ま
た、上記回転式操作キーが反時計方向に回転操作された
ことを検出すると、上記収納部番号或いは媒体番号を、
該回転式操作キーの回転位置に応じて1ずつ減算して表
示するように表示手段を制御する。
【0086】次にユーザは、上記表示手段に所望の円盤
状記録媒体を示す収納部番号或いは媒体番号が表示され
たときに上記押しボタンスイッチを操作する。これによ
り、上記制御手段は、上記押しボタンスイッチが操作さ
れたことを検出して、例えばその円盤状記録媒体の属性
(上記収納部番号,媒体番号等)を表示するように表示
手段を制御するとともに、該円盤状記録媒体に記録され
ている情報を順に再生するように再生手段を制御する。
【0087】次に、このように選択した円盤状記録媒体
からさらに所望の情報の選択を行う場合、ユーザは、上
記回転式操作キー及び押しボタンスイッチを操作して所
望の情報を選択指定する。
【0088】すなわち、上記制御手段は、上記回転式操
作キーが時計方向に回転操作されたことを検出すると、
例えば上記円盤状記録媒体に記録されている情報の情報
番号を該回転式操作キーの回転位置に応じて1ずつ加算
して表示するように表示手段を制御する。また、上記回
転式操作キーが反時計方向に回転操作されたことを検出
すると、上記情報番号を該回転式操作キーの回転位置に
応じて1ずつ減算して表示するように表示手段を制御す
る。
【0089】次にユーザは、上記表示手段に所望の情報
番号が表示されたときに上記押しボタンスイッチを操作
する。これにより、上記制御手段は、上記押しボタンス
イッチが操作されたことを検出して、例えばその情報番
号の属性を表示するように表示手段を制御するととも
に、該選択された情報を再生するように再生手段を制御
する。
【0090】複数の円盤状記録媒体から所望の円盤状記
録媒体及び所望の情報を選択可能とするためには、この
選択用の複数のキーを設ける必要があるが、このように
回転式操作キー及び押しボタンスイッチを設けることに
より、上記所望の円盤状記録媒体及び所望の情報の選択
操作を簡素化することができるうえ、設けるキーの数を
削減することができる。このため、キーの設置面積の縮
小化及びローコスト化を図ることができる。
【0091】また、例えば上記回転式操作キーの中央部
に上記記憶指定キーを設け、該回転式操作キーと上記記
憶指定キーとを一体構成することにより、片手で上記回
転式操作キー及び上記記憶指定キーの操作を可能とする
ことができ、上記円盤状記録媒体等の選択操作のさらな
る簡素化を図ることができるうえ、キーの設置面積の縮
小化を図ることができる。
【0092】次に、ユーザは、グループ指定手段を用い
て、上記回転式操作キー及び押しボタンスイッチにより
指定した円盤状記録媒体が属するグループを指定する。
【0093】上記グループ指定手段は、例えば上述のよ
うにユーザにより予め決められたグループを示す複数の
キーで構成されており、ユーザは、上記選択した情報の
例えば再生中(或いは再生一次停止中)に該グループ指
定手段の所望のキーを操作する。これにより、上記制御
手段が上記グループ指定手段の操作を検出して、そのキ
ーが示すグループの属性(グループ番号等)及び該円盤
状記録媒体の属性(収納部番号,媒体番号等),情報の
属性を表示するように表示手段を制御するとともに、上
記グループ番号,収納部番号,媒体番号,情報番号等を
記憶するように上記記憶手段を制御する。
【0094】これにより、上記再生中の情報が、上記操
作したグループ指定手段のキーで示されるグループ内に
登録される。
【0095】このような操作を繰り返し行うことによ
り、上記記憶手段には、共通性を有する円盤状記録媒体
及び情報のグループが形成される。
【0096】次に、当該記録及び/又は再生装置は、こ
のようにグループ登録された情報毎にタイトル等のキャ
ラクタを付加することができるようになっている。
【0097】すなわち、このキャラクタの入力を行う場
合、ユーザは、上記グループ指定手段を操作してキャラ
クタの入力を行うグループを指定するとともに、キャラ
クタ入力指定手段を操作する。上記制御手段は、上記キ
ャラクタ入力指定手段が操作されるとキャラクタ入力モ
ードとなる。
【0098】この状態において、ユーザは、上記回転式
操作キーを操作する。これにより、上記制御手段は、上
記回転式操作キーの回転操作に応じて上記グループ登録
されている円盤状記録媒体の収納部番号,媒体番号及び
情報等の属性を上記記憶手段から順に読み出して表示す
るように表示手段を制御するとともに、キャラクタメモ
リに予め記憶されているカタカナ,漢字,数字,画像等
のキャラクタを順に読み出して表示するように表示手段
を制御する。
【0099】ユーザは、上記表示手段に表示されるキャ
ラクタを見ながらキャラクタを選択し、所望のキャラク
タが表示されたときに上記押しボタンスイッチを操作す
る。上記制御手段は、上記押しボタンスイッチが操作さ
れるとこれを検出し、現在表示しているキャラクタをそ
の円盤状記録媒体及び情報の属性とともに記憶するよう
に上記記憶手段を制御する。
【0100】このような操作を繰り返すことにより、上
記記憶手段には、グループの属性,該グループを構成す
る円盤状記録媒体の属性,情報の属性及び該情報のタイ
トル等のキャラクタがグループ化されて記憶されること
となる。
【0101】上記情報のタイトル等のようなキャラクタ
を入力するには、設けられた複数のキー操作が必要であ
るが、当該記録及び/又は再生装置は、上記回転式操作
キー及び押しボタンスイッチの2つのキー操作で簡単に
入力することができる。従って、上記キャラクタの入力
操作を簡略化することができる。
【0102】次に、ユーザは、上述のように形成したグ
ループの情報の再生を行う場合、例えば再生時或いは再
生一次停止時以外(停止時等)に、上記グループ指定手
段を操作する。
【0103】上記制御手段は、上記停止時等に上記グル
ープ指定手段が操作されるとこれを検出し、そのキーの
グループの円盤状記録媒体の属性,再生する情報の属性
及びキャラクタを上記記憶手段から読み出す。そして、
上記属性である収納部番号や媒体番号,アドレス等に基
づいて上記円盤状記録媒体に記録されている情報を再生
するように上記再生手段を制御し、上記グループ番号,
収納部番号,媒体番号及び再生する情報の情報番号,キ
ャラクタ等を表示するように上記表示手段を制御する。
また、上記制御手段は、これとともに、次に再生予定の
円盤状記録媒体の収納部番号,媒体番号及びキャラクタ
等を表示するように上記表示手段を制御する。
【0104】このように、当該記録及び/又は再生装置
は、上記記憶手段によりグループを構成する円盤状記録
媒体の属性、情報の属性及びタイトル等のキャラクタを
記憶しておくことができるため、再生時には、そのグル
ープのキーを操作するだけで該グループを構成する情報
の再生を行うことができる。このため、再生時毎に新た
に所望の情報の再生をプログラムし直すような不都合を
解消することができ、利便性の向上を図ることができ
る。
【0105】また、例えば再生中(或いは再生一次停止
中)にグループ指定手段が操作されると該再生中の情報
をグループ登録し、再生中以外にグループ指定手段が操
作されるとそのグループの情報を再生するようにするこ
とにより、1つのキーで2通りの使い方を実現すること
ができ、設けるキーの数を削減してローコスト化を図る
ことができる。
【0106】また、現在再生中の情報の情報番号及びキ
ャラクタ等の他に、次に再生予定の情報の情報番号やキ
ャラクタ等を表示することができるため、ユーザにその
グループがどのような情報で構成されるのかを認識し易
くすることができる。
【0107】次に、当該記録及び/又は再生装置は、上
記グループ登録した円盤状記録媒体の再生を行う場合、
所望の円盤状記録媒体を検索することができるようにな
っている。
【0108】すなわち、この検索を行う場合、ユーザ
は、上記グループ指定手段である所望のキーを操作した
後に、上記回転式操作キーを回転操作する。この状態で
上記回転式操作キーが回転操作されると上記制御手段は
これを検出し、該回転操作に応じて上記記憶手段に記憶
されている収納部番号,情報番号及びキャラクタ等の属
性を順に読み出して更新表示するように表示手段を制御
する。
【0109】ユーザは、上記表示手段に表示される上記
収納部番号,タイトル等を見ながら情報の検索を行い、
所望のタイトル等が表示されたときに、上記押しボタン
スイッチを操作する。
【0110】上記制御手段は、上記押しボタンスイッチ
が操作されるとこれを検出し、現在表示されている情報
の再生を行うように上記再生手段を制御する。
【0111】所望の円盤状記録媒体及び所望の情報を検
索可能とするためには、複数のキーを設ける必要がある
が、当該記録及び/又は再生装置は、上記回転式操作キ
ー及び押しボタンスイッチで所望の円盤状記録媒体及び
所望の情報の検索を可能とすることができる。このた
め、設けるキーの数を削減してキーを設ける面積の縮小
化を図ることができ、ローコスト化を図ることができ
る。
【0112】
【実施例】以下、本発明に係る記録及び/又は再生装置
の好ましい実施例について図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0113】本発明に係る記録及び/又は再生装置は、
図1に示すような円盤状記録媒体の再生装置に適用する
ことができる。
【0114】上記図1において、上記円盤状記録媒体の
再生装置は、ほぼ箱形の筺体内に円形のロータリテーブ
ル1が回転自在に収容され、このロータリーテーブル1
に例えば100枚の光ディスクDが、放射状に、かつそ
れぞれ縦向きに収納されている。このロータリーテーブ
ル1は、図3及び図4に示すように、筺体2の下板2a
から上方に突出する支軸3を中心に時計方向及び反時計
方向に回転自在とされている。このロータリーテーブル
1は、また、図4に示すように、その中心からそれぞれ
半径方向に100個のスリット4が放射状に設けられて
いる。このロータリーテーブル1には、図3に示すよう
に、その下部における同心円上の位置に筒状の支持部材
5が固着されている。この支持部材5は、上記スリット
4に対応した位置に光ディスクDの外周に沿った溝6が
形成されて、スリット4に光ディスクDを差し込んだ
(セットした)とき、光ディスクDが下方に抜け落ちな
いように構成されている。
【0115】また、スリット4は、図4に示すように、
内周側端部4a及び外周側端部4bの各最先端部分の幅
が光ディスクDの厚みとほぼ同じに設定され、更に、内
周側から外周側に向けてその幅が連続的に広くなるよう
に、かつ外周側端部の途中から最先端部にかけてその幅
が連続的に狭くなるように形成されている。従って、ス
リット4に光ディスクDをセットした際、スリット4の
内周側端部4a及び外周側端部4bにて光ディスクDを
支持するかたちになる。即ち、このスリット4は、ロー
タリーテーブル1の回転時又は光ディスクDのセット時
などにおいて、光ディスクDの記録領域にスリットの側
壁が衝突しない構造となっており、ロータリーテーブル
1の回転時又は光ディスクDのセット時において光ディ
スクDに与える損傷は皆無となる。
【0116】上記ロータリーテーブル1は、図3に示す
ように、その外周に沿って多数のギヤ歯が形成されて一
つのギヤ部7を構成しており、後述する回転駆動機構に
おける一つのギヤ(駆動ギヤ)と噛合されて回転するよ
うになっている。また、このロータリーテーブル1は、
上記ギヤ部7の上部に、外周に沿って多数の凹部8が形
成されている。この凹部8は、スリット4に対応した位
置に設けられており、この例では、100個設けられて
いる(図4参照)。
【0117】また、この再生装置は、図1に示すよう
に、その前面から奥行き方向に向かって出入れ口9が設
けられており、ロータリーテーブル1の一部(ほぼ1/
4)が出入れ口9を通して前方及び上方に臨むようにな
っている。即ち、ロータリーテーブル1の上記一部に対
して操作者が光ディスクDをセットできる、あるいは上
記一部にセットされている光ディスクDを抜き取ること
ができるようになっている。なお、再生装置内へのほこ
り等の侵入を防止するなどの目的のために透明プラスチ
ック製の蓋10が上記出入れ口9に対して開閉自在に取
り付けられている。そして、例えば光ディスクDの再生
時、あるいは使用しないときに、上記蓋10を出入れ口
9に対して閉状態にすることにより、装置内へのほこり
の侵入を防止することができる。
【0118】また、この再生装置は、その前面に操作パ
ネル11が設けられている。ここで、この操作パネル1
1に設置されている主要な操作スイッチ、ボタン等を説
明すると、図2の拡大図に示すように、操作パネル11
の向かって左側上部に電源スイッチ21が配置され、向
かって右側上部に光ディスクDに対する再生関係の操作
キー(再生キー、1トラックジャンプキー、一時停止キ
ー、停止キー)22が配置され、また、操作パネル11
の中央下部に10個のグループキー23(第1グループ
キー23a〜第10グループキー23j)が配置され、
第1グループキー23aの上側にグループエントリーキ
ー24が配置され、このグループエントリーキー24の
左側にメモ入力キー25が配置されている。また、各グ
ループキー23の上部にはそれぞれ赤と緑に発光するL
EDが設けられている。
【0119】さらに、本実施例に係る再生装置において
は、上記グループエントリーキー24の右側に並んで、
所望の曲のみを集めたグループの形成及び再生を指定す
るための第1〜第4の計4つのミュージッククリップキ
ー251〜254及び該各ミュージッククリップキー2
51〜254の右側に該ミュージッククリップキー25
1〜254でクリップファイルされた曲の消去を行うた
めのイレースキー255が設けられている。
【0120】そして、本実施例に係る再生装置において
は、操作パネルの向かって右側下部に回転式操作キー2
6が配置され、その左側にファイルキー32が配置され
ている。この回転式操作キー26は、その中央に操作パ
ネル11に対して固定とされたデータ設定用の押しボタ
ンスイッチ27を有する。回転式操作キー26は、1回
転につき例えば10回の停止ポイント(クリック)があ
り、そのクリック毎にデータが更新されるようになって
いる。例えば右側に回転させたときデータが正(+)更
新され、左側に回転させたとき負(−)更新されるよう
になっている。
【0121】上記操作パネル11の中央部分には、例え
ば液晶ディスプレイやFL管等で構成された表示部28
が設置されている。この表示部28は、選択されたある
いは現在のグループ番号が表示されるグループ番号表示
領域29と、選択されたあるいは現在のディスク番号に
関するメモ(タイトル等)が表示されるメモ表示領域3
0と、現在再生中あるいは選択された光ディスクDのデ
ィスク番号と次回再生される光ディスクDのディスク番
号が表示される第1及び第2のディスク番号表示領域3
1a,31bを有する。
【0122】このような円盤状記録媒体の再生装置の機
構は、図3に示すようにロータリーテーブル1を時計方
向及び反時計方向に回転駆動して、例えば上記操作パネ
ル11の各種キーによって選択された光ディスクDを所
定位置(ローディング位置A)に回転搬送する回転駆動
機構41と、ローディング位置Aに回転搬送された光デ
ィスクDをスリット4から取り出して後述する再生ユニ
ットの装着位置Bまで搬送するローディング機構42
と、ローディング機構42にて搬送された光ディスクD
に対して情報信号の再生を行う再生ユニット43と、ロ
ータリーテーブル1の回転位置を検出する回転位置検出
機構44とを有する。
【0123】上記回転搬送機構41は、図3に示すよう
に、筺体2内の例えば一つのコーナ部分に設置されたモ
ータ45と、ギヤ列による減速機構46にて構成されて
おり、この減速機構46を構成する一つの駆動ギヤ47
とロータリーテーブル1のギヤ部7とが常時噛合されて
いる。そして、モータ45の回転駆動によるモータ45
の回転軸の回転力がベルト48を介して減速機構46に
伝達されるようになっており、上記モータ45の回転軸
の回転力がこの減速機構46によって減速されて、最終
的に駆動ギヤ47を介してロータリーテーブル1のギヤ
部7に伝達されて、ロータリーテーブル1が回転するよ
うになっている。上記モータ45は、正転及び逆転を行
うタイプのもので、これにより、ロータリーテーブル1
も時計方向及び反時計方向に回転する。
【0124】ローディング機構42は、筺体2内の上記
回転駆動機構41が設置されたコーナー部とは別のコー
ナー部に設置されており、基本的には、図3に示すよう
に、上記コーナー部の上方において、ローディング位置
Aに存する光ディスクDにおけるロータリーテーブル1
の中心を臨む位置から上記コーナー部に向けて斜め上方
に延びるように架設されたガイドレール49と、上記コ
ーナー部の下部に設置され、ローディング位置Aに存す
る光ディスクDの上記コーナー部を臨む外周面を2点支
持しながら、この光ディスクDを上方、即ち再生ユニッ
ト43の装着位置Bまで回転搬送する搬送手段50とを
有する。
【0125】ガイドレール49は、光ディスクDとの対
向面49aが湾曲形状に形成され、この湾曲形状は、立
ち上がり部分がほぼ円弧に沿った形とされ、上方に向か
ってやや偏平に形成されて、例えば幾何学的にみたと
き、横方向を長軸とする楕円の第1象限の形に沿った形
状とされている。なお、このガイドレール49は、ロー
タリーテーブル1の中心軸3を上方から支持し、かつ上
記コーナー部に向かって架設された金属製の固定板51
に対して、回転自在に取り付けられている。詳しくは、
ガイドレール49の下端部に設けられた軸52を中心に
回転自在に取り付けられている。
【0126】搬送手段50は、一つの支軸53を共通の
回転中心とする第1及び第2のアーム54及び55と、
上記支軸53とは別の支軸56を回転中心とし、この支
軸56の偏心位置に第1及び第2のアーム54及び55
に形成されたカム溝57及び58に挿通されるピン59
が植立されたカム60とを有する。このカム60は、ロ
ーディング位置Aの斜め下方に設置されたモータ61に
よって回転駆動される。また、上記共通の支軸53の部
分にトーションばね62が取り付けられており、このト
ーションばね62は、上記第1及び第2のアーム54及
び55の各先端部分(後述するローラが設けられた部
分)を閉じる方向に付勢するように取り付けられてい
る。
【0127】第1のアーム54は、図6に示すように、
その上部において、ロータリーテーブル方向と筺体2の
上記コーナー部方向に逆への字状に湾曲しながら延びる
駆動片63と、この駆動片63の下部中央からロータリ
ーテーブル方向にほぼL字状に屈曲しながら延びる操作
片64とが合成樹脂にて一体に形成されて構成されてお
り、カム溝57は、上記駆動片63のほぼ中央部分にお
いて、その駆動片63の湾曲に沿って逆への字状に湾曲
して形成されている。また、この駆動片63の右側端部
に回転中心である共通の支軸53が挿通されるようにな
っている。
【0128】操作片64の先端部は、通常状態(ローデ
ィング位置Aにある光ディスクDに対して回転搬送しな
い状態)のとき、ローディング位置Aにある光ディスク
Dの斜め下方に位置するように位置決めされており、こ
の先端部には、操作片64に対して回転自在に支持され
たローラ65が取り付けられている。
【0129】従って、第1のアーム54が支軸53を中
心に反時計回りに回転することにより、ローラ65の底
部が光ディスクDの外周面(特に、図面上、左斜め下方
の位置)に当接し、更に第1のアーム54が回転するこ
とにより、光ディスクDを斜め上方に持ち上げて、ガイ
ドレール49の対向面に接触させる。そして、更に第1
のアーム54が回転することにより、光ディスクDがガ
イドレール49の対向面49aに沿って上方に回転搬送
されることとなる。
【0130】一方、第2のアーム55は、その下部にお
いて、ロータリーテーブル方向と筺体2の上記コーナー
部方向に逆への字状に湾曲しながら延びる駆動片66
と、この駆動片66の上部片側(ロータリーテーブル1
側)から上方にほぼL字状に屈曲しながら延びる検出片
67とが合成樹脂にて一体に形成されて構成されてお
り、カム溝58は、上記駆動片66のほぼ中央部分に形
成されている。
【0131】このカム溝58は、図示の例では、図面
上、左端から全長の1/3の長さの部分(第1の部分5
8a)までは、第1のアーム54におけるカム溝57と
同じ形を有する。そして、この1/3の位置から図面
上、右端に向かう下の部分(第2の部分58b)は、そ
の1/2の長さの部分までが下方を凸とする円弧状で、
かつ第1の部分58aにおける円弧に連続した円弧状に
形成され、残りの1/2の長さの部分(第3の部分58
c)が直線状に形成され、上記1/3の位置から右端に
向かう上の部分(第4の部分58d)は、上方を凸とす
る円弧状に形成されている。
【0132】即ち、第1の部分58aから第2の部分5
8bにかけての形状は、第1のアーム54に形成された
カム溝57と同じ円弧状とされている。また、これらの
円弧(第1のアーム54におけるカム溝57の円弧及び
第2のアーム55におけるカム溝58の第1の部分58
aから第2の部分58bにかけての円弧)は、図14に
示すように、カム60の支軸56を曲率中心とした円弧
となっている。
【0133】また、上記第2のアーム55における駆動
片66のロータリーテーブル側端部には、回転中心であ
る共通の支軸53が挿通されるようになっている。検出
片67の先端部は、通常状態(ローディング位置Aにあ
る光ディスクDに対して回転搬送しない状態)のとき、
ローディング位置Aにある光ディスクDの斜め上方に位
置するように位置決めされており、この先端部には、検
出片67に対して回転自在に支持されたローラ68が取
り付けられている。
【0134】従って、この第2のアーム55が支軸53
を中心に時計方向に回転することにより、ローラ68の
底部が光ディスクDの外周面(特に、図面上、左斜め上
方の位置)に当接して、それ以上の回転が阻止されるよ
うになっている。
【0135】反対に、ローディング位置Aに光ディスク
Dが存在しない場合は、上記第2のアーム55における
時計方向への回転が進み、そのコーナー部側端部55a
が上方に回転移動することになる。本実施例において
は、ローディング位置Aに光ディスクDが存在しないこ
とによって上記第2のアーム55のコーナー部側端部5
5aが回転する軌跡上、即ち、光ディスクDが存在した
場合における第2のアーム55に対する回転阻止の位置
よりも更に回転が進んだ場合の回転軌跡上に検出スイッ
チ70が設けられている。従って、この検出スイッチ7
0の接触子が第2のアーム55のコーナー部側端部55
aによって押圧されたとき、例えば検出スイッチ70が
オンとなり、上記ローディング位置Aに光ディスクDが
存在しないことを電気的に認識することができる。
【0136】次に、このローディング機構の具体的動作
を説明する。
【0137】まず、図3及び図6で示す通常状態からカ
ム60が支軸56を中心に時計方向に回転すると、その
初期段階においては、図7に示すように、カム60のピ
ン59が第1のアーム54におけるカム溝57の上面及
び第2のアーム55におけるカム溝58の第1の部分5
8aから第2の部分58bにわたる上面を上方に押し上
げるかたちとなるため、第1及び第2のアーム54及び
55は、共通の支軸53を中心に、図面上、時計方向に
回転し、このカム60の回転が進むにつれて第2のアー
ム55の先端部分(ローラ68)がローディング位置A
にある光ディスクDに近づくこととなる。そして、上記
第2のアーム55の先端部分68が光ディスクDに当接
することにより、この第2のアーム55の時計方向への
回転が停止する。このとき、第2のアーム55のコーナ
ー部側端部55aは、検出スイッチ70から十分離れた
位置にある。
【0138】次に、カム60が更に時計方向に回転する
と、図8に示すように、カム60のピン59が、第1の
アーム54におけるカム溝57の上面を上方に押し上げ
るかたちとなるが、第2のアーム55に対しては、第2
のアーム55における先端部分68が光ディスクDに当
接していることと、カム60のピン59がカム溝58の
第4の部分58dの上面に沿って回転移動することか
ら、第1のアーム54のみが共通の支軸53を中心に時
計方向に回転することになる。
【0139】なお、ローディング位置Aに光ディスクが
無い場合は、図14に示すように、第2のアーム55の
回転を規制するものがないため、トーションばね62の
付勢によって、第2のアーム55は、そのカム溝58に
おける第2の部分58bの下面がカム60のピン59に
当接するまで時計方向に回転することになり、それに伴
って、第2のアーム55のコーナー部側端部55aが上
方に回転移動し、検出スイッチ70をオンにする。
【0140】次に、図8の状態から、カム60が更に時
計方向に回転すると、図9に示すように、カム60のピ
ン59が、今度は、第1のアーム54におけるカム溝5
7の下面を下方に押し下げるかたちとなるため、第1の
アーム54は、共通の支軸53を中心に、今度は、反時
計方向に回転することになり、このカム60の回転が進
むにつれて第1のアーム54の先端部分(ローラ65)
がローディング位置Aにある光ディスクDに近づくこと
となる。この場合も、第2のアーム55に対しては、第
2のアーム55における先端部分68が光ディスクDに
当接していることと、カム60のピン59がカム溝58
の第4の部分58dの上面に沿って回転移動することか
ら、第2のアーム55は、停止したままである。
【0141】次に、カム60が更に時計方向に回転する
と、図10に示すように、カム60のピン59が、第1
のアーム54におけるカム溝57の下面を更に下方に押
し下げるかたちとなるため、第1のアーム54の先端部
分65が光ディスクDに当接し、このカム60の回転が
進むにつれて第1のアーム54の先端部分65が光ディ
スクDをガイドレール49の湾曲面49aに向けて押し
上げることとなる。このとき、第2のアーム55も光デ
ィスクDの斜め上方への移動に伴って共通の支軸53を
中心に反時計方向に回転することになる。
【0142】次に、カム60が更に時計方向に回転する
と、図11及び図12に示すように、カム60のピン5
9が、第1のアーム54におけるカム溝57の下面を更
に下方に押し下げるかたちとなるため、光ディスクD
は、まず、ガイドレール49の湾曲面49aに接触す
る。カム60の回転が更に進むと、第1のアーム54が
光ディスクDを、図面上、右斜め上方に向けて押し上げ
ることから、光ディスクDは、ガイドレール49の湾曲
面49aに沿って、図面上、左斜め上方に向かって回転
搬送されることになる。
【0143】このとき、第2のアーム55に対しては、
カム60のピン59が、カム溝58の第3の部分58c
に沿いながらその下面を下方に押し下げるかたちとなる
ため、この第2のアーム55は、光ディスクDから僅か
に離間した位置まで反時計方向に回転する。これによ
り、第2のアーム55の光ディスクDに対する図面上、
右斜め下方への押圧力(トーションばね62の付勢によ
って生じる押圧力)が作用しなくなるため、光ディスク
Dは、スムーズにガイドレール49の湾曲面49aに沿
って回転搬送されることになる。
【0144】次に、カム60が更に時計方向に回転する
と、図13に示すように、カム60のピン59が、第2
のアーム55におけるカム溝58の第3の部分58cの
下面を下方に押し下げながらこの第3の部分58cに沿
って回転移動するかたちとなり、更にカム60が回転す
ると、ピン59は、第3の部分58cから第2の部分5
8bに向かって回転移動する。ピン59がちょうど第3
の部分58cと第2の部分58bとの境界部分にきたと
き、光ディスクDは装着位置Bに到達し、第1及び第2
のアーム54及び55の各先端部分65及び68にて2
点支持されることになる。
【0145】また、このとき、第1のアーム54におけ
るカム溝57と第2のアーム55におけるカム溝58の
第1及び第2の部分58a及び58bが一致し、カム6
0のピン59は各カム溝が一致した部分を回転移動する
ことになる。この場合、その重なった部分における円弧
の曲率中心がカム60の支軸56と同じであるため、ピ
ン59がこの重なった部分のいずれの位置で停止して
も、光ディスクDは装着位置Bで停止した状態を維持す
る。
【0146】このように、上記ローディング機構42に
おいては、モータ61の回転駆動により回転するカム6
0にピン59を設け、このピン59が第1及び第2のア
ーム54及び55の各カム溝57及び58を貫通する構
成をとることにより、上記カム60の回転により、第1
及び第2のアーム54及び55を同時に回転させること
ができ、かつカム溝57及び58の形状の変化、特に、
第2のアーム55におけるカム溝58の第1の部分58
aから第3の部分58cにかけての形状の変化で第1及
び第2のアーム54及び55の先端部(ローラ65及び
68)の距離Cを各アーム54及び55の回転中に変化
させることが可能となる。
【0147】これは、カム60の時計方向の回転により
ローディング位置Aに置かれた光ディスクDが、各アー
ム54及び55の反時計方向の回転で蹴り上げられ、ガ
イドレール49の湾曲面49a及び両アーム54及び5
5の先端部65及び68に規制されながら光ディスクD
を再生ユニット43の装着位置Bまで搬送されるときの
光ディスクDの搬送軌跡に各アーム54及び55の先端
部65及び68が追従されることになる。即ち、ガイド
レール49の設定によって、光ディスクDの軌跡を自由
に変化させることが可能となる。
【0148】従って、各アーム54及び55の先端部6
5及び68の距離Cを固定とした場合の完全円弧状の搬
送軌跡Dに対して、高さ方向に低い楕円状の搬送軌跡E
をとることが可能となり、省スペースの機構を実現する
ことができる。なお、カム60の回転角は、リブ71と
2ポジションスイッチ72によって定められており、こ
の例では、360°となっている。
【0149】また、図6〜図14で示す動作からもわか
るように、各アーム54及び55の初期段階の回転方向
は、第1のアーム54のカム溝57の形状により、カム
60のピン59が支軸56に対して鉛直上に位置するま
で、時計方向の回転となる。このとき、第2のアーム5
5の先端部68がローディング位置Aに存する光ディス
クDの外周に接触するが、もし光ディスクDがローディ
ング位置Aに存在しない場合は、上記第2のアーム55
は、更に時計方向に回転し、そのコーナー部側端部55
aで検出スイッチ70を例えばオンにする。
【0150】つまり、第2のアーム55のカム溝58の
形状によって、各アーム54及び55の回転駆動が始ま
ってから初期の段階である早い時点での光ディスクDの
検出が可能となる。更に、第1のアーム54のカム溝5
7の円弧及び第2のアーム55のカム溝58の第1の部
分58aから第2の部分58bにかけての円弧の曲率中
心をカム60の回転中心(支軸56)と同じにしている
ため、光ディスクDの装着位置Bにおけるカム60の停
止角度に余裕ができる。
【0151】これは、ピン59が第1のアーム54にお
けるカム溝57の円弧の部分と第2のアーム55におけ
るカム溝58の第1の部分58aから第2の部分58b
にかけての円弧の部分とが重なった部分のいずれの位置
で停止しても、再生ユニット43の装着位置Bに搬送さ
れた光ディスクDの位置には変化はなく、信頼性の高い
光ディスクDの装着を実現することができる。
【0152】なお、この再生装置のローディング機構4
2に対応する箇所には、ストッパ機構73が設けられて
いる。このストッパ機構73は、筺体2の下板2aに設
けられた支軸74を中心に回転自在に取り付けられたス
トッパ片75を有する。このストッパ片75は、その上
部がロータリーテーブル方向と筺体2の上記コーナー部
方向に延びる形状を有し、このストッパ片75のロータ
リーテーブル側端下部から筺体2の下板2aにかけて引
っ張りばね76が取り付けられている。従って、このス
トッパ片75は、上記ばね76によって、常時、支軸7
4を中心に時計方向に回転付勢されている。
【0153】また、このストッパ片75は、そのコーナ
ー部側端部に、上方に向かってテーパ状に形成された規
制部77を有し、この規制部77が、上記カム60のピ
ン59に当接することによって、ストッパ片75の時計
方向への回転が規制されている。また、ストッパ片75
は、そのロータリーテーブル側端上部に、上方に突出す
るストッパピン78を有する。
【0154】そして、ローディング機構42のローディ
ング動作に伴って、カム60のピン59が時計方向に回
転すると、ストッパ片75も支軸74を中心に時計方向
に回転することになる。このとき、ストッパ片75のロ
ータリーテーブル側端上部に設けられているストッパピ
ン78が、ロータリーテーブル1の外周に設けられてい
る多数の凹部8中、ローディング位置Aに対応した位置
にある凹部8に嵌合する。このストッパピン78の凹部
8への嵌合によって、ロータリーテーブル1の回転が規
制される。従って、このストッパ機構73は、光ディス
クDの再生時及び光ディスクDのローディング過程にお
ける保護機構を構成する。
【0155】この例では、各凹部8の開口幅Lをストッ
パピン78の径よりも僅かに大きく設定してある。その
ため、ロータリーテーブル1の停止角度に多少の誤差が
生じても光ディスクDを正規のローディング位置Aに補
正することが可能となる。
【0156】次に、再生ユニット43は、図17に示す
ように、光ディスクDが装着されるターンテーブル81
が先端に取り付けられたスピンドルモータ(図示せず)
と、光ディスクDの記録面にレーザビームを照射してピ
ットの情報に応じた信号を再生する光学ピックアップ8
2とを有する。この光学ピックアップ82は、既知のス
ライド機構、例えば二軸のリニアモータにて、光ディス
クDの径方向に移動可能とされている。
【0157】これらスピンドルモータ及び光学ピックア
ップ82は、箱状に形成された匣体83内に組み込まれ
ている。また、ロータリーテーブル1の中心軸3からコ
ーナー部に延びる固定板51に、支持板84が支軸85
を中心に回転自在に支持されており、上記匣体83は、
この支持板84に、フローティング手段86を介して弾
性的に支持された揺動板87に対して垂下するように固
定されている。揺動板87は3箇所に穴が設けられ、支
持板84は、その穴に対応した箇所において上方に突出
し、かつ上記穴に挿通する突起88が一体に形成されて
いる。そして、上記フローティング手段86は、揺動板
87と支持板84間において、上記突起88に挿通され
るスプリング89と、揺動板87に穴を囲むようにして
設けられたダンパー90とから構成されている。このフ
ローティング手段86は、突起88に対応して3箇所設
けられている。
【0158】また、揺動板87は、各フローティング手
段86の設置位置の近傍にそれぞれ挿通孔91(3箇
所)が設けられている。また、支持板84は、上記揺動
板87の各挿通孔91と対応する箇所に、挿通孔91に
選択的に挿通されるロックピン92が一体に形成されて
いる。このロックピン92は、先端部分の径が僅かに小
とされており、また、上記揺動板87の挿通孔91の径
も、上記ロックピン92の先端部分の径とほぼ同じに設
定されている。従って、ロックピン92の先端部分が、
揺動板87の挿通孔91に挿通されたとき、揺動板87
の挿通孔周辺部分がロックピン92の径大部の上面に当
接して、揺動板87のそれ以上の下方への移動が阻止さ
れるようになっている。
【0159】そして、この再生装置においては、上記フ
ローティング手段86による弾性力を規制するロック手
段93が設けられている。このロック手段93は、揺動
板87の上方において、この揺動板87の幅方向に延び
るロックレバー94を有する。このロックレバー94
は、その一方の端部が、支持板84の側端面に支軸95
を介して回転自在に取り付けられている。また、このロ
ックレバー94の他方の端部には、その上部の、図面
上、左側に第1の取付け部材96が固着されており、上
記支持板84の下面中、上記揺動板87の取付け部材9
6に対応する箇所に第2の取付け部材97が固着されて
いる。そして、これら取付け部材96及び97間に、引
っ張りばね98が取り付けられている。
【0160】従って、自然状態では、上記ロックレバー
94は、各取付け部材96及び97間に取り付けられた
引っ張りばね98によって、下方に回転されるように付
勢され、これによって、ロックレバー94が揺動板87
を下方に押圧することになる。従って、揺動板87は、
ダンパー90及びスプリング89の弾性力に抗して支持
板84に近接する方向に付勢され、支持板84に一体化
(固定化)されたかたちとなる。このとき、既に上述し
たように、支持板84に配されたロックピン92の先端
部分が、揺動板87の挿通孔91に挿通され、かつ揺動
板87の挿通孔周辺部分がロックピン92の径大部の上
面に当接して、揺動板87と支持板84とは、一定の離
間幅を保ちながら一体化(固定化)されることになる。
【0161】また、上記ロックレバー94は、その他方
の端部に、下方に延びる舌片98が一体に設けられてい
る。この舌片98の下部には、横方向に突出し、かつ後
述するスライダ99の湾曲孔100に挿通するピン10
1が設けられている。このスライダ99は、上下移動機
構102によって固定板51に対して上下方向に移動可
能とされている。
【0162】即ち、上下移動機構102は、固定板51
の再生ユニット43の配置位置とは反対の位置に設置さ
れており、固定板51の中央部におけるコーナー部側に
取り付けられたモータ103と、ギヤ列による減速機構
104とから構成されており、この減速機構104を構
成する各ギヤは、固定板51にそれぞれ支軸を介して回
転自在に取り付けられている。
【0163】そして、モータ103の回転駆動によるモ
ータ103の回転軸の回転力がベルト105を介して減
速機構104に伝達されることにより、この減速機構1
04の最終段のギヤ(以下、主ギヤと記す)106に上
記回転力が伝達されるようになっている。上記モータ1
03は、正転及び逆転を行うタイプのもので、これによ
り、主ギヤ106も時計方向及び反時計方向に回転す
る。また、この主ギヤ106の再生ユニット43と対向
する面には、螺旋状の溝107が設けられており、この
螺旋溝107に、スライダ99から主ギヤ106側に突
出するピン108が挿通されている。このことから、こ
の主ギヤ106の時計方向及び反時計方向の回転に伴っ
て、上記スライダ99が上下方向に移動することとな
る。
【0164】スライダ99は、金属板を横断面コ字状に
板金加工した形を有し、かつその上部において、再生ユ
ニット43側に突出する一対の突片99a及び99bが
一体に成形された形を有する。そして、これら一対の突
片99a及び99b中、コーナー部側の突片99aに、
斜め下方を凸とし、かつ上記ロックレバー94のピン1
01が挿通する円弧状の上述した孔(湾曲孔)100が
形成されている。
【0165】ところで、上記支持板84は、固定板51
の筺体2におけるコーナー部と対向する面において支軸
85を中心に回転自在に支持されており、スライダ99
が上下移動機構102の駆動により下方へ移動されるこ
とによって、ロックレバー94の他方の端部(スライダ
99側端部)が下方に回転移動されることになる。これ
によって、ロックレバー94が揺動板87を下方に押圧
して揺動板87と支持板84とを固定化させるととも
に、上記ロックレバー94の回転に伴って、支持板84
の上下移動機構102側端部が支軸85を中心に下方に
向けて回転移動することとなる。
【0166】そして、スライダ99のピン108が螺旋
溝107の下死点に達したとき、スライダ99の下方へ
の移動が停止し、上記揺動板87は、支持板84と一体
化された状態で、かつ水平線に対して角度θほど傾いた
状態となる。従って、この揺動板87に垂下するように
設けられている匣体83(スピンドルモータ及び光学ピ
ックアップ82が組み込まれている)も鉛直線に対して
角度θほど傾いた状態となって、匣体83内のスピンド
ルモータにおけるターンテーブル81が装着位置Bにあ
る光ディスクDに対して離間した状態となる。
【0167】反対に、スライダ99が、上下移動機構1
02によって上方に移動すると、今度は、ロックレバー
94のスライダ99側端部が上方に回転移動されること
になる。これによって、ロックレバー94による揺動板
87の下方への押圧が解除され、揺動板87は、フロー
ティング手段86を介して支持板84に弾性的に支持さ
れるとともに、上記ロックレバー94の回転に伴って、
支持板84の上下移動機構102側端部が支軸85を中
心に上方に向けて回転移動することとなる。
【0168】そして、スライダ99のピン108が螺旋
溝107の上死点に達したとき、スライダ99の上方へ
の移動が停止し、上記揺動板87は、フローティング手
段86によって支持板84に弾性支持された状態で、そ
の板面方向が水平方向に沿うように支持される。従っ
て、この揺動板87に設けられている匣体83も鉛直線
に沿って垂下した状態となって、匣体83内のスピンド
ルモータにおけるターンテーブル81が装着位置Bにあ
る光ディスクDのセンター孔に挿入された状態となる。
【0169】また、上記固定板51には、スライダ99
の配置位置よりもロータリーテーブル1側の位置にチャ
ッキング機構111が設置されている。このチャッキン
グ機構111は、上部において固定板51に支軸112
を介して回転自在に支持され、かつ垂下するように支持
されたホルダ113と、このホルダ113の下部、即
ち、再生ユニット43におけるスピンドルモータのター
ンテーブル81に対向する位置に設けられた穴114に
はめ込まれたマグネット付きチャッキング部材115と
から構成されている。
【0170】ホルダ113に設けられた上記穴114
は、下方に向かって開口幅が連続的に小とされた鈎穴形
状とされており、その厚みは、下方に向かって連続的に
厚くなっている。一方、チャッキング部材115は、両
端面にフランジが形成された円筒状のボビンと、このボ
ビンの内部に嵌合されたリング状のマグネットから構成
されている。このチャッキング部材115は、そのボビ
ンのターンテーブル81と対向する面が開口とされて、
内部のマグネットがターンテーブル81に臨むようにな
っている。
【0171】また、上記ホルダ113に設けられた穴1
14の下方内周面における肉厚部113aの厚みは、ボ
ビンのフランジ間の高さとほぼ同じに設定されている。
このことから、チャッキング部材115のボビンを上記
穴114にはめ込んだ際、肉厚部113aがボビンのフ
ランジ間に位置することになり、また、そのフランジ間
と肉厚部113a間に僅かな遊びも無くなるため、チャ
ッキング部材115がこの穴114から抜け落ちるとい
うことがない。
【0172】上記ホルダ113は、そのコーナー部側面
に下方に向かって、かつ再生ユニット43側にくの字状
に屈曲された案内片121が一体に形成されている。ま
た、上記スライダ99の一対の突片99a及び99b
中、チャッキング機構111側の突片99bに、そのチ
ャッキング機構111側に突出するピン122が一体に
形成されている。そして、ホルダ113は、図示しない
既知の弾性手段(ばね等)によって、その下端部が、常
時、再生ユニット43側に回転移動されるように付勢さ
れており、これによって、ホルダ113の上記案内片1
21がスライダ99のピン122に常時当接するように
なっている。
【0173】従って、スライダ99が下死点に位置して
いるとき、ピン122がホルダ113の案内片121を
図示しない弾性手段の付勢に抗して再生ユニット43か
ら離間する方向に押圧するため、ホルダ113は、鉛直
線に対して傾いた状態(再生ユニット43から離間した
状態)となる。そして、スライダ99が、上下移動機構
102によって例えば上方に移動すると、上記ピン12
2による押圧が上方への移動に伴って徐々に解除される
ため、このホルダ113は、図示しない弾性手段によっ
て、再生ユニット43に対して徐々に近接する方向に回
転移動する。このとき、ピン122は、案内片121に
接触しながら上方に移動することとなる。
【0174】また、上記ホルダ113は、その下部に、
下方に延びる舌片123が一体に形成されており、ま
た、固定板51には、この舌片123に対向する位置に
図示しないストッパ片が例えば切り起こし加工によって
設けられている。従って、スライダ99が上方に移動す
るにつれて、ピン122による案内片121への押圧が
徐々に解除されて、ホルダ113は、図示しない弾性手
段によって再生ユニット43側に押圧されることになる
が、このとき、ホルダ113の上記舌片123が固定板
51の図示しないストッパ片に当接することから、結果
的にホルダ113は、鉛直線に沿った状態に保持され
る。
【0175】この状態のとき、既に上述したように、装
着位置Bにある光ディスクDのセンター孔内に再生ユニ
ット43のスピンドルモータにおけるターンテーブル8
1が挿入された状態となっていることから、このターン
テーブル81の先端部分(金属製)がチャッキング部材
115のマグネットに吸着され、光ディスクDは、鉛直
方向に沿った状態でターンテーブル81とチャッキング
部材115にて挟持されたかたちとなる。即ち、光ディ
スクDを垂直にクランプした状態となる。
【0176】その後、ロックレバー94は、スライダ9
9の上方への移動によって、更に回転し続けるが、支持
板84のコーナー部側端面が固定板51に設けられたピ
ン124に当接するため、支持板84は、その板面方向
が水平に保たれたままとなる。このとき、揺動板87
は、フローティング手段86のスプリング89の弾性力
によって上昇する。即ち、再生ユニット43は、光ディ
スクDを垂直にクランプした姿勢を保ちながらスプリン
グ89の作用で上昇することになる。
【0177】なお、ホルダ113の上部には、ロータリ
ーテーブル1の中心に向かって水平に延び、かつその先
端部分が固定板51に対して支軸204を中心に回転自
在に支持されたレバー113bが一体に設けられてお
り、このレバー113bには、その中央部分において水
平方向を長軸とする長孔125が設けられている。そし
て、この長孔125には、ガイドレール49の上部にお
いてホルダ113側に突出するように設けられたピン1
26が挿通するようになっている。従って、ホルダ11
3がスライダ99の上方へ移動によって鉛直方向に垂下
した状態になる過程において、ガイドレール49は、支
軸52を中心に回転して、その上部が光ディスクDから
離間する方向に回転移動することになる。
【0178】即ち、上記スライド99の上方への移動に
よって、再生ユニット43、チャッキング部材115及
び光ディスクDが上方に移動することになるが、この過
程において、ガイドレール49は、上昇中の光ディスク
Dに対して一定の距離を保ちながら上方に逃げることに
なり、光ディスクDのガイドレール49への衝突を事前
に防止することができる。
【0179】そして、スライダ99が更に上方に移動す
ることによって、ロックレバー94が揺動板87から離
間し、これによって、ロックレバー94によるフローテ
ィング手段86に対する弾性力の規制が完全に解除さ
れ、光ディスクDの再生ユニット43へのチャッキング
が完了する。
【0180】そして、再生ユニット43のスピンドルモ
ータに駆動電流を供給して、光ディスクDを一方向に回
転駆動し、この状態で、光学ピックアップ82を光ディ
スクDの径方向に移動させることにより、光ディスクD
に記録されているピット情報を再生することができる。
【0181】このように、本実施例においては、フロー
ティング手段86の弾性力を選択的に規制するロック手
段93を有するため、以下のような利点を得ることがで
きる。即ち、通常、フローティング手段86は、光ディ
スクDのピット情報を電気信号として読み取る光学ピッ
クアップ82に不要な振動が伝播されないように、その
振動経路を主にゴムやスプリングなどで遮断した構造の
ことで、現在では、一般的な機構である。
【0182】しかし、精度的な面からみれば、揺動板8
7が、フローティング手段86によって揺動するため、
装着位置Bにある光ディスクDのセンター孔が再生ユニ
ット43におけるスピンドルモータのターンテーブル8
1に対して位置決めが困難となり、非常に不安定である
という欠点を持っている。ところが、本実施例において
は、上述した動作からもわかるように、光ディスクDを
再生ユニット43にチャッキングするまでの過程におい
て、ロック手段93でフローティング手段86の弾性力
を規制することにより、揺動板87と支持板84とを固
定化させるようにしているため、チャッキング時におけ
る匣体83の回転移動軌跡Tを高精度なものにすること
が可能となり、信頼性の高い光ディスクDのチャッキン
グを実現させることができる。
【0183】なお、光ディスクDに対するピット情報の
再生が終了して、その光ディスクDを元の位置(スリッ
ト4)に戻す場合は、まず、スライダ99を上下移動機
構102にて下方に移動させ、下死点に位置させる。こ
れによって、光ディスクDへのチャッキングが解除さ
れ、光ディスクDは、装着位置Bにおいて、ローディン
グ機構42における第1及び第2のアーム54及び55
の先端部分(ローラ65及び68)にて2点支持された
のみの状態となる。そして、ローディング機構42にお
けるカム60をモータ61にて逆回転(図面上、反時計
方向)させることにより、光ディスクDは、上記第1及
び第2のアーム54及び55の各先端部分65及び68
にて2点支持されながら、元の位置(ローディング位置
Aにあるスリット4内)に戻されることになる。
【0184】次に、回転位置検出機構44は、ロータリ
ーテーブル1の下部に設けられた筒状の支持部材5の下
面に固着された回転検出体131と、ローディング位置
Aに対応して設置された光検出部132とから構成され
ている。
【0185】回転検出体131は、支持部材5のそれぞ
れ径の異なる同心円上の位置に設けられた第1及び第2
のリング状の検出板133a及び133bで構成されて
いる。第1の検出板133aは、第2の検出板133b
よりも径が大きく、その下端面において円周方向に一定
ピッチで配された凹凸が形成されている。即ち、本実施
例においては、ロータリーテーブル1に形成された10
0個のスリットに対応したピッチにて凹凸が形成されて
いる。従って、本例では、凹凸のうち、例えば凸134
の部分が100個形成されていることになる。
【0186】一方、第2の検出板133bは、上記第1
の検出板133aに対してその内方に位置し、その下端
面において円周方向に異なるピッチで配された凹凸が形
成されている。即ち、本実施例においては、まず、図4
において、例えば矢印Aで示すポイント(ホームポジシ
ョン)に対応したスリット4を1番目のスリットと定義
し、このスリット4に差し込まれる光ディスクDのディ
スク番号を「1」として定義する。そして、矢印Bで示
す方向に沿って順次ディスク番号が+更新し、ディスク
番号「1」の1つ手前のディスク番号が「100」とな
る。
【0187】このような設定関係において、第2の検出
板133bは、まず、ディスク番号「1」に対応した位
置に凸はなく、ディスク番号「11」に対応した位置を
一方の端面とし、ディスク番号「12」に対応した位置
を他方の端面とする凸(スリット4の配列ピッチにおけ
る1つ分のピッチの長さを有する凸)が形成され、ディ
スク番号「21」に対応した位置を一方の端面とし、デ
ィスク番号「23」に対応した位置を他方の端面とする
凸(上記配列ピッチの2つ分のピッチの長さを有する
凸)が形成され、ディスク番号「31」に対応した位置
を一方の端面とし、ディスク番号「34」に対応した位
置を他方の端面とする凸(上記配列ピッチの3つ分のピ
ッチの長さを有する凸)が形成され、以下同様に、長さ
がディスク番号で10毎にそれぞれ1つの配列ピッチ分
だけ長く設定された凸が形成され、一般的に説明する
と、ディスク番号「10n+1(n=1,2,3・・・
9)」に対応した位置を一方の端面とし、ディスク番号
「11n+1」に対応した位置を他方の端面とする凸
(スリットの配列ピッチにおけるn個分のピッチの長さ
を有する凸)が形成されている。
【0188】また、光検出部132は、3つの光センサ
(第1、第2及び第3の光センサ)を有する。各光セン
サは、発光素子と受光素子の組にて構成されており、上
記第1の検出板133aに対しては、第1及び第2の光
センサが所定の間隔を置いて設置され、第2の検出板1
33bに対しては、第3の光センサが設置されている。
これら光センサは、対応する検出板133a及び133
bの凸の部分を検出したとき、例えば高レベルの検出信
号を出力するように設定されている。
【0189】即ち、これら光センサは、図19に示すよ
うに、各種信号に基づいて各種演算及び制御を行うコン
トローラ141と接地GND間に挿入された第1、第2
及び第3の検出スイッチSW1、SW2及びSW3を構
成する。そして、これら検出スイッチSW1、SW2及
びSW3は、例えば凸部分の検出毎にオンとされ、コン
トローラ141には、各スイッチSW1、SW2及びS
W3のオンに基づく電流変化が検出信号として供給され
るようになっている。
【0190】上記コントローラ141は、ロータリーテ
ーブル1に対する回転要求(光ディスクDの選択等)に
基づいて駆動制御回路142に駆動信号と減速要求信号
を供給する。この駆動信号は、タイミング的には、ロー
タリーテーブル1をある回転角、例えばスリット4の配
列ピッチで換算したときに例えば40ピッチ分回転させ
る場合、上記回転要求に基づいて立ち上がり、かつ各光
センサからの検出信号に基づいて40ピッチが計数され
た際に立ち下がるパルス信号であり、上記減速要求信号
は、残り10ピッチの時点から立ち上がり、かつ上記駆
動信号と同様に、40ピッチが計数された際に立ち下が
るパルス信号である。
【0191】そして、上記駆動制御回路142は、駆動
信号のみが駆動制御回路に供給されている期間において
は、この駆動制御回路142からモータ45に対して一
定レベルの駆動電流が供給され、上記減速要求信号が供
給された段階で、モータ45に供給される駆動電流のレ
ベルが連続的に低下され、上記の例で、40ピッチが計
数された段階において、駆動電流のレベルが零となるよ
うに回路が構成されている。なお、回転角が10ピッチ
分に満たない場合は、駆動信号と減速要求信号が同時に
立ち上がることになる。
【0192】次に、第1〜第3の光センサからの検出信
号に基づいてロータリーテーブル1の停止制御を行う例
を図20〜図22の信号波形図に基づいて説明する。
【0193】まず、ロータリーテーブル1が、モータ4
5による駆動ギヤ47の回転駆動によって、例えば図4
の矢印C方向に回転すると、各光センサからは、図20
〜図22で示す検出信号波形が出力される。ここで、第
1の光センサからの検出信号S1の波形と第2の光セン
サからの検出信号S2の波形とは、各光センサの離間幅
に応じた位相差を有する。
【0194】また、本実施例においては、第1及び第2
の光センサからの検出信号S1及びS2中、共に高レベ
ルになっている期間が光ディスクDの停止位置を示すも
のであり、例えば、ディスク番号「7」の光ディスクD
をローディング位置Aにて停止させたい場合において
は、第1及び第2の光センサにて7つ目の凸を共に検出
したときにロータリーテーブル1を停止させるようにな
っている。従って、この例においては、第1及び第2の
光センサからの検出信号S1及びS2(例えば高レベル
の期間)が、一部において重なるように、その各センサ
の設置に関する離間幅が設定されている。
【0195】そして、第3の光センサからの検出信号S
3が高レベルの期間において、第1及び第2の光センサ
からの各検出信号S1及びS2の論理積によって形成さ
れるパルス信号の個数が1つの場合、検出信号S3の立
ち下がりを検出した時点で、ローディング位置Aにディ
スク番号「12」に対応する光ディスクDが位置してい
ることになり、また、上記検出信号S3が高レベルの期
間において、第1及び第2の光センサからの各検出信号
S1及びS2の論理積によって形成されるパルス信号の
個数が2つの場合、検出信号S3の立ち下がりを検出し
た時点で、ローディング位置Aにディスク番号「23」
に対応する光ディスクDが位置していることになる。
【0196】このように、ロータリーテーブル1が図4
における矢印C方向に回転している場合に、上記検出信
号S3が高レベルの期間において、第1及び第2の光セ
ンサからの各検出信号S1及びS2の論理積によって形
成されるパルス信号の個数がm個(m=1,2,3・・
・9)の場合、検出信号S3の立ち下がりを検出した時
点で、ローディング位置Aにディスク番号「11m+
1」に対応する光ディスクDが位置していることにな
る。
【0197】また、ロータリーテーブル1が図4におけ
る矢印C方向に回転している場合に、上記検出信号S3
が、今度は、低レベルの期間において、第1及び第2の
光センサからの各検出信号S1及びS2の論理積によっ
て形成されるパルス信号の個数が9つの場合、検出信号
S3の立ち上がりを検出した時点で、ローディング位置
Aにディスク番号「21」に対応する光ディスクが位置
していることになり、また、上記検出信号S3が低レベ
ルの期間において、第1及び第2の光センサからの各検
出信号S1及びS2の論理積によって形成されるパルス
信号の個数が8つの場合、検出信号S3の立ち下がりを
検出した時点で、ローディング位置Aにディスク番号
「31」に対応する光ディスクDが位置していることに
なる。
【0198】このように、ロータリーテーブル1が図4
における矢印C方向に回転している場合に、上記検出信
号S3が低レベルの期間において、第1及び第2の光セ
ンサからの各検出信号S1及びS2の論理積によって形
成されるパルス信号の個数がm個(m=9,8,,7・
・・2)の場合、検出信号S3の立ち上がりを検出した
時点で、ローディング位置Aにディスク番号「10(1
1−m)+1」に対応する光ディスクDが位置している
ことになる。
【0199】この場合、例外的に検出信号S3が低レベ
ルの期間において、第1及び第2の光センサからの各検
出信号S1及びS2の論理積によって形成されるパルス
信号の個数が10の場合はなく、実際には、11の場合
があり、この場合においては、検出信号S3の立ち上が
りを検出した時点で、ローディング位置Aにディスク番
号「11」に対応する光ディスクDが位置していること
になる。
【0200】反対に、ロータリーテーブル1が図4にお
ける矢印B方向に回転している場合においては、上記検
出信号S3が高レベルの期間において、第1及び第2の
光センサからの各検出信号S1及びS2の論理積によっ
て形成されるパルス信号の個数が9つの場合、検出信号
S3の立ち下がりを検出した時点で、ローディング位置
Aにディスク番号「91」に対応する光ディスクDが位
置していることになり、また、上記検出信号S3が高レ
ベルの期間において、第1及び第2の光センサからの各
検出信号S1及びS2の論理積によって形成されるパル
ス信号の個数が8つの場合、検出信号S3の立ち下がり
を検出した時点で、ローディング位置Aにディスク番号
「81」に対応する光ディスクDが位置していることに
なる。
【0201】このように、ロータリーテーブル1が図4
における矢印B方向に回転している場合に、上記検出信
号S3が高レベルの期間において、第1及び第2の光セ
ンサからの各検出信号S1及びS2の論理積によって形
成されるパルス信号の個数がm個(m=9,8,,7・
・・1)の場合、検出信号S3の立ち上がりを検出した
時点で、ローディング位置Aにディスク番号「10m+
1」に対応する光ディスクDが位置していることにな
る。
【0202】また、ロータリーテーブル1が図4におけ
る矢印B方向に回転している場合に、上記検出信号S3
が、今度は、低レベルの期間において、第1及び第2の
光センサからの各検出信号S1及びS2の論理積によっ
て形成されるパルス信号の個数が2つの場合、検出信号
S3の立ち上がりを検出した時点で、ローディング位置
Aにディスク番号「89」に対応する光ディスクDが位
置していることになり、また、上記検出信号S3が低レ
ベルの期間において、第1及び第2の光センサからの各
検出信号S1及びS2の論理積によって形成されるパル
ス信号の個数が3つの場合、検出信号S3の立ち下がり
を検出した時点で、ローディング位置Aにディスク番号
「78」に対応する光ディスクDが位置していることに
なる。
【0203】このように、ロータリーテーブル1が図4
における矢印B方向に回転している場合に、上記検出信
号S3が低レベルの期間において、第1及び第2の光セ
ンサからの各検出信号S1及びS2の論理積によって形
成されるパルス信号の個数がm個(m=2,3,,4・
・・9)の場合、検出信号S3の立ち上がりを検出した
時点で、ローディング位置Aにディスク番号「{10
(11−m)+1}−m」に対応する光ディスクDが位
置していることになる。
【0204】この場合、例外的に検出信号S3が低レベ
ルの期間において、第1及び第2の光センサからの各検
出信号S1及びS2の論理積によって形成されるパルス
信号の個数が10の場合はなく、実際には、11の場合
があり、この場合においては、検出信号S3の立ち上が
りを検出した時点で、ローディング位置Aにディスク番
号「100」に対応する光ディスクが位置していること
になる。
【0205】上記のことから、第3の光センサからの検
出信号S3は、第2の検出板133bに形成されている
それぞれ異なるピッチに応じた凹凸に対応した範囲を示
す信号(以下、範囲信号と記す)であり、この範囲信号
の立ち上がり及び立ち下がりを検出した時点において、
それぞれ特定のディスク番号における光ディスクDがロ
ーディング位置Aに回転搬送されることになる。
【0206】この特定のディスク番号における光ディス
クDがローディング位置Aに来たときに、ロータリーテ
ーブル1を停止させる場合を考え、その停止位置をメモ
リ等に用いられている番地としての概念で示した場合、
上記範囲信号(検出信号)の立ち上がり及び立ち下がり
を検出した時点における停止位置は、その特定のディス
ク番号における光ディスクDの絶対番地として認識する
ことができる。
【0207】また、第1及び第2の光センサからの検出
信号S1及びS2の論理積によって形成されるパルス信
号は、上記範囲信号で示す絶対番地に対し、その相対番
地を示すことになる。
【0208】具体的に説明すると、ロータリーテーブル
1がディスク番号「7」の光ディスクDがローディング
位置Aにある状態にて停止している状態から、このロー
ディング位置Aにディスク番号「13」の光ディスクD
を位置させてロータリーテーブル1を停止させる場合、
即ち、絶対番地「7」から絶対番地「13」に移動させ
る場合、例えば図4における矢印C方向に回転する場合
においては、図20において、絶対番地「7」から図面
上、右に変化することになる。このとき、第3の光セン
サからの検出信号S3の波形に注目すると、高レベルは
絶対番地「11」のところだけであり、上記検出信号S
3が高レベルである期間の相対番地を計数することによ
り、第3の光センサからの検出信号S3が高レベルから
低レベルになった時点での絶対番地が「12」であるこ
とが解る。従って、相対番地を更に「1」だけ増した停
止位置が絶対番地「13」であることが判明する。
【0209】次に、絶対番地「13」から絶対番地「2
2」に移動する場合は、移動を開始するまでに、第3の
光センサからの検出信号S3が低レベルである相対番地
の数が「2」であることは解っている。移動が開始され
ると、相対番地は1つずつ増加することになる。そし
て、順次更新される相対番地を計数していくと、第3の
光センサからの検出信号S3が低レベルから高レベルに
変化した時点では、相対番地数は「9」となっているた
め、この変化した時点での絶対番地は、「21」である
ことが解る。従って、相対番地を1つ増加させた停止位
置が絶対番地「22」となる。なお、相対番地を減少さ
せる方向(図4において矢印Bで示す方向)への回転移
動についても、同様のことが言える。
【0210】また、電源投入時には、絶対番地が判明し
ていないが、第3の光センサからの検出信号S3が高レ
ベル又は低レベルである区間の相対番地数を計数するこ
とにより、ロータリーテーブル1を1回転させることな
く、早い時点にて絶対番地を知ることができる。
【0211】このように、本実施例に係る回転位置検出
機構44によれば、所望のディスク番号における光ディ
スクDを所定のローディング位置Aに位置させてロータ
リーテーブル1を停止させる場合において、簡単に、か
つ正確に所望のディスク番号における光ディスクDを所
定のローディング位置Aに搬送させて、停止させること
ができる。しかも、電源投入時において、ロータリーテ
ーブル1を1回転させることなく、ローディング位置A
にどのディスク番号の光ディスクDが位置しているのか
を迅速に知ることができる。なお、上記例においては、
100個の光ディスクのうち、特定の光ディスクDをロ
ーディング位置Aに搬送させる場合を示したが、もちろ
ん100個以上の光ディスクDが収納されたロータリー
テーブルに対しても適用させることができる。
【0212】次に、この実施例に係る再生装置の回路系
を図23に基づいて説明する。この再生装置における回
路系は、各種センサ及びスイッチから構成される検知回
路系151と、再生装置に装備されている各種機構の駆
動源(モータ等)に駆動電流を供給する駆動制御回路系
152と、上記検知回路系151からの各種検知信号及
び後述するシステムコントローラ154からの制御信号
に基づいて、駆動制御回路系152に駆動信号及び制御
信号を出力する上述したコントローラ141と、操作パ
ネル11に配置された各種操作キーからの入力信号が供
給され、この入力された信号をデータとしてメモリ15
3に登録するシステムコントローラ154と、再生ユニ
ット43の光学ピックアップ82にて再生された情報信
号を例えば音声信号に変換して出力し、また、上記情報
信号からトラッキングエラー信号及びフォカシングエラ
ー信号を取り出して図示しないサーボ回路系に供給する
再生回路系155とを有する。
【0213】また、システムコントローラ154には、
グループに応じた数のLEDが接続され、更に図示しな
いキャラクタ表示回路を介して表示部28(図2参照)
が接続されている。メモリ153は、例えばSRAMに
て構成され、その配列変数領域には、ディスク番号に対
応したファイルが論理的に割り付けられている。なお、
このメモリ153には、バックアップ回路156が接続
されており、操作パネル11にある電源スイッチ21を
オフにした状態においてもメモリ153内のデータが消
去されないようになっている。ここで、ディスク番号
は、既に上述したように、ロータリーテーブル1におい
て予め決められているスリット4に対応した番号「1」
〜「100」である。
【0214】各ファイルは、図24に示すように、グル
ープ番号に対応してビット割り付けされたフラグ領域a
と、対応するディスク番号に関するメモが英数字、カタ
カナ文字等のコードデータとして格納されるメモ格納領
域bと、ファイル順に応じたディスク番号が登録された
ディスク番号登録領域cと、ディスク有(1)/無
(0)ビットdとから構成されている。フラグ領域aの
各ビットは、対応するグループが登録されたか未登録か
を示すものであり、例えば1ビット目、3ビット目及び
5ビット目に「1」が立っている場合、グループ1、グ
ループ3及びグループ5にそのディスク番号が登録され
ていることを示す。
【0215】一方、上記システムコントローラ154に
接続される各種操作キーは、図2で示す操作パネルに配
置されたキーや操作ボタン等であるが、図23において
は、説明の簡略化のため、10個のグループキー23
(23a,23b・・・23j)、回転式操作キー26
及び押しボタンスイッチ27のみを示す。
【0216】次に、この実施例に係る再生装置の処理動
作、特に、ロータリーテーブル1にセットされた例えば
100枚の光ディスクDをグループ単位、例えば演奏
者、ジャンル、利用者毎にグループ化して管理するため
のグループ登録動作と、ディスク番号毎にメモ(タイト
ル等)を登録するメモ入力処理、及び上記100枚の光
ディスクDから1枚の光ディスクDを選択して再生させ
る動作について図25〜図28のフローチャートも参照
しながら説明する。
【0217】まず、グループ登録処理は、図25に示す
ように、グループエントリーキー24が操作されること
によって処理が開始され(ステップS1)、システムコ
ントローラ154のRAM領域にグループ登録用のプロ
グラムを転送し、再生装置をグループ登録モードに設定
する(ステップS2)。
【0218】そして、次のステップS3において、10
個のグループキー23のうち、いずれかのグループキー
が操作されたかどうかが判別される。1つのグループキ
ー23が押されたとき、ステップS4に進んで、操作し
たグループキー23の上部に配置されているLEDを緑
点滅させ、同時に表示部28のグループ番号表示領域2
9に、上記操作したグループキーに対応するグループ番
号を表示する。その後、ディスク番号設定処理ルーチン
に入る(ステップS5)。
【0219】このディスク番号設定処理は、図26に示
すように、ステップS101にて回転式操作キー26が
右方向(時計方向)に回転操作されたかどうかが判別さ
れる。回転式操作キー26が右方向に回転操作された場
合、ステップS102に進んで、現在、第1のディスク
番号表示領域31aに表示されているディスク番号を+
1して表示する。この場合、表示されていたディスク番
号が「100」であった場合は、「1」として表示され
る。
【0220】一方、回転式操作キー26が左方向に回転
操作された場合は、ステップS103に進んで、現在、
第1のディスク番号表示領域31aに表示されているデ
ィスク番号に−1した番号が表示される。この場合、表
示されていたディスク番号が「0」又は「1」であった
場合は、「100」として表示される。
【0221】そして、上記ディスク番号の表示毎に、次
のステップS104にて押しボタンスイッチ27が操作
されたかどうかが判別される。押しボタンスイッチ27
が操作されない場合は、再びステップS101に戻っ
て、回転式操作キー26が右回転されたかどうかが判別
され、押しボタンスイッチ27が操作されるまでステッ
プS101〜S104のルーチンが繰り返され、押しボ
タンスイッチ27が操作された段階で、例えばディスク
番号用ワーキングエリアに現在表示中のディスク番号を
格納して終了する。
【0222】再び図25の処理ルーチンに戻って、次の
ステップS6において、メモリに登録されている多数の
ファイル中、ディスク番号用ワーキングエリアに格納さ
れているディスク番号に対応するファイルをRAM領域
に読み出し、この読み出したファイルのフラグ領域aに
おける上記操作されたグループキーのグループ番号に対
応するビットを立てる。
【0223】次のステップS7において、ファイルキー
32が操作されたかどうかを判別する。ファイルキー3
2が操作された場合、ステップS8に進んで、RAM領
域上のファイルを、ディスク番号用ワーキングエリアに
格納されているディスク番号に基づいて、メモリ上の元
のファイルに登録する。即ち、上書きする。
【0224】そして、次のステップS9において、操作
したグループキー23の上部に配置されているLEDを
緑点灯させて、このグループ登録処理が終了する。
【0225】一方、ステップS3にてグループキー23
が操作されていないと判別された場合は、ステップS1
0に進む。このステップS10は、グループキー23に
よる入力操作をある期間(本例では16秒間)だけ待つ
ステップであり、16秒経過してもグループキー23に
よる入力がない場合は、ステップS1以前の状態、即ち
通常のキー入力待ち状態(以下、単に通常状態と記す)
に戻して終了する(ステップS11)。
【0226】また、ステップS7にてファイルキー32
が操作されていないと判別された場合は、ステップS1
2に進む。このステップS12は、ファイルキー32に
よる入力操作をある期間(本例では16秒間)だけ待つ
ステップであり、16秒経過してもファイルキー32に
よる入力がない場合は、通常状態に戻して終了する(ス
テップS13)。
【0227】次に、メモ入力処理は、図27に示すよう
に、メモ入力キー25が操作されることによって処理が
開始され(ステップS201)、システムコントローラ
154のRAM領域にメモ入力用のプログラムを転送
し、再生装置をメモ入力モードに設定する(ステップS
202)。このとき、表示部28のメモ表示領域30に
おけるメモ表示の先頭桁に入力のためのカーソルが表示
される。
【0228】その後、ディスク番号設定処理ルーチンに
入る(ステップS203)。このディスク番号設定処理
ルーチンについては、詳述したので、ここではその説明
を省略する。
【0229】そして、次のステップS204において、
回転式操作キー26が操作されたかどうかが判別され
る。回転式操作キー26が操作された場合、次のステッ
プS205に進んで、カーソルの位置に表示されている
文字や数字が、回転式操作キー26のクリック数に応じ
た分だけ更新される。例えば、カーソルの位置に表示さ
れている文字や数字が例えばアルファベットの「M」で
ある場合に、回転式操作キーを時計方向にクリック+1
ほど回転操作した場合、その表示がアルファベットの正
方向に更新され、アルファベットの「N]に変化する。
反対に、回転式操作キーを反時計方向にクリック+1ほ
ど回転操作した場合は、アルファベットの「L]に変化
する。
【0230】この処理は、カーソルが位置している桁
に、登録するうえで満足する文字や数字が表示されるま
で行われる(ステップS206)。そして、カーソルを
次の桁に移したい場合、押しボタンスイッチ27を操作
する(ステップS207及びS208)。カーソルが次
の桁に移動した後、その桁に、満足する文字や数字が表
示されるまで、回転式操作キー26にて更新させる。こ
れらの処理を繰り返して、そのディスク番号に関するメ
モを作成していく。この作成されたメモデータは、RA
M領域上のメモ用ワーキングエリアに一時格納される。
【0231】上記ステップS204において、回転式操
作キー26が操作されていないと判別された場合は、ス
テップS209に進む。このステップS209は、回転
式操作キー26による入力をある期間(本例では16秒
間)だけ待つステップであり、16秒経過しても回転式
操作キー26による入力がない場合は、通常状態に戻し
て終了する(ステップS210)。
【0232】一方、ステップS207において、次の桁
に移る必要がない場合は、ステップS211に進んで、
ファイルキー32が操作されたかどうかが判別される。
このファイルキー32は、このメモ入力処理が終了した
かどうかを判別するものとして用いられ、ファイルキー
32が操作された場合、次のステップS212に進ん
で、メモ用ワーキングエリアに格納されているメモデー
タを、メモリ153に登録されている多数のファイル
中、ディスク番号用ワーキングエリアに格納されている
ディスク番号に対応するファイルのメモ格納領域bに登
録する。その後、通常状態に戻って終了する(ステップ
S213)。
【0233】次に、再生処理は、図28に示すように、
グループキー23が操作されることによって処理が開始
され(ステップS301)、システムコントローラ15
3のRAM領域に再生処理用のプログラムを転送し、再
生装置を再生モードに設定する(ステップS302)。
このとき、表示部28のグループ番号表示領域29に、
上記操作したグループキー23に対応するグループ番号
を表示する。
【0234】そして、次のステップS303にて、メモ
リ153に登録されている多数のファイル中、フラグ領
域aの上記グループ番号に対応するビットが「1」とな
っているファイルを検索し、該当するファイルを全てR
AM領域のファイル用ワーキングエリアにディスク番号
順に読み出す。この検索処理において、上記グループ番
号が登録されているファイルがある場合、次のステップ
S304に進み、上記操作したグループキー23の上部
に配置されているLEDを赤点滅させる。この状態から
回転式操作キー26の入力待ちとなる。即ち、回転式操
作キー26が操作されたかどうかが判別される(ステッ
プS305)。
【0235】回転式操作キー26が操作された場合、次
のステップS306に進んで、RAM領域に読み出した
ファイル群に対し、回転式操作キー26の回転に応じて
順次ファイルを更新しながら、その更新したファイルの
ディスク番号登録領域cに登録されているディスク番号
とメモ格納領域bに格納されているメモを、それぞれ表
示部28の第1のディスク番号表示領域31a及びメモ
表示領域30に表示する。また、本例では、次に更新さ
れるファイルのディスク番号登録領域cに登録されてい
るディスク番号を、表示部28の第2のディスク番号表
示領域31bに表示する。また、本例では、その更新し
たファイルのディスク有(1)/無(0)ビットが
「0」となっている場合、表示部28のメモ格納領域3
0に、光ディスクDがセットされていないことを示すメ
ッセージ、例えば「No Disc」を表示する。
【0236】そして、上記ディスク番号及びメモの表示
毎に、次のステップS307にて押しボタンスイッチ2
7が操作されたかどうかが判別される。押しボタンスイ
ッチ27が操作されない場合は、再びステップS305
に戻って、回転式操作キー26が操作されたかどうかが
判別され、押しボタンスイッチ27が操作されるまでス
テップS305〜S307のルーチンが繰り返される。
【0237】押しボタンスイッチ27が操作されると、
ステップS208に進んで、表示されているディスク番
号の光ディスクDに対して情報信号の再生を行う。即
ち、押しボタンスイッチ27が操作された時点で、シス
テムコントローラ154は、コントローラ141に駆動
対象のデバイス番号(この場合、図3における回転駆動
機構41のモータ45のデバイス番号)を示すデータと
回転要求を示す信号を送出する。
【0238】コントローラ141は、システムコントロ
ーラ154から供給されたデータを解析して、駆動制御
回路系152中、駆動対象のデバイス(モータ45)に
対応する駆動制御回路に駆動信号と減速要求信号を供給
する。その結果、対象の駆動制御回路から図3における
回転駆動機構41のモータ45に駆動電流が供給され、
これによりロータリーテーブル1が回転駆動することに
なる。
【0239】ロータリーテーブル1の回転と同時に、図
3で示す回転位置検出機構44にて、ロータリーテーブ
ル1の回転位置を検出し、対象のディスク番号における
光ディスクDがローディング位置Aにきた段階で、コン
トローラ141に対して停止信号を出力する。コントロ
ーラ141は、回転位置検出機構44からの停止信号の
供給に基づいて、回転駆動機構41におけるモータ45
の駆動制御回路に停止信号を出力する。これにより、駆
動制御回路からのモータ45に対する駆動電流の供給が
断ち切られ、ロータリーテーブル1は停止することにな
る。即ち、対象のディスク番号における光ディスクDが
ローディング位置Aにきた段階で、ロータリーテーブル
1が停止することになる。
【0240】その後、システムコントローラ154は、
制御をローディング機構42に移すことを指示する信号
をコントローラ141に与える。コントローラ141
は、その指示信号の供給に基づいてローディング機構4
2のモータ(カム60を駆動するモータ51)に対応す
る駆動制御回路に駆動信号を出力する。この駆動制御回
路は、コントローラ141からの駆動信号の供給に基づ
いてモータ61に駆動電流を流し、カム60を図3上、
時計方向に回転させる。カム60の時計方向への回転に
伴って、ローディング機構42における第1及び第2の
アーム54及び55がローディング位置Aにある光ディ
スクDを装着位置Bまで回転搬送させる。
【0241】対象の光ディスクDが装着位置Bにきた段
階で、2ポジションスイッチ72の他方の接触子にカム
60のリブ71が接触し、この接触によって、2ポジジ
ョンスイッチ72から検出信号がコントローラ141に
出力される。コントローラ141は、上記検出信号の供
給に基づいて、モータ61の駆動制御回路に停止信号を
出力する。これにより、駆動制御回路からのモータ61
に対する駆動電流の供給が断ち切られ、カム60の回転
が停止することになる。
【0242】その後、システムコントローラ154は、
制御を図17で示すチャッキング機構111に移すこと
を指示する信号をコントローラ141に与える。コント
ローラ141は、その指示信号の供給に基づいてチャッ
キング機構111のモータ103に対応する駆動制御回
路に駆動信号を出力する。この駆動制御回路は、コント
ローラ141からの駆動信号の供給に基づいてモータ1
03に駆動電流を流し、主ギヤ106を回転させる。主
ギヤ106の回転に伴って、スライダ99が上方に移動
し、このスライダ99の上方への移動によって、装着位
置Bにある光ディスクDが再生ユニット43にクランプ
される。このとき、ロック手段93によるフローティン
グ手段86の弾性力に対する規制が解除され、再生ユニ
ット43に対する外部からの振動伝達が遮断される。
【0243】そして、システムコントローラ154は、
制御を再生ユニット43に移すことを指示する信号をコ
ントローラ141に与える。コントローラ141は、そ
の指示信号の供給に基づいて再生ユニット43のスピン
ドルモータに通電して光ディスクDを一方向に回転させ
ると共に、光学ピックアップ82を光ディスクDの径方
向に移動させて、光ディスクDのピット情報を再生す
る。この光学ピックアップ82からの再生信号は、再生
回路系155に供給されて、それぞれ音声信号、トラッ
キングエラー信号及びフォーカシングエラー信号に分離
される。音声信号は、この再生回路系155の出力端子
φoutから出力され、各エラー信号は、図示しないサ
ーボ回路系に供給される。
【0244】システムコントローラ154は、上記光デ
ィスクDに対する再生処理が始まった時点で、操作した
グループキー23の上部に配置されているLEDを赤点
灯させる(ステップS309)。
【0245】なお、ローディング位置Aに光ディスクD
が無い場合は、第2のアーム55のコーナー部側端部5
5aにて検出スイッチ70をオンにすることから、この
オン信号がコントローラ141を介してシステムコント
ローラ154に供給される。システムコントローラ15
4は、RAM領域に読み出した多数のファイル中、再生
の対象となっている光ディスクDのディスク番号に対応
するファイルのディスク有/無ビットを「0」に変更・
登録して、そのままステップS309に進む。
【0246】ステップS309の処理が終了した段階
で、RAM領域上の多数のファイルを、メモリ153上
の100個のファイル中、それぞれ対応するファイルに
上書きして一連の処理が終了する。
【0247】一方、ステップS303にて、操作したグ
ループキー23に対応するグループが未登録であると判
別された場合は、ステップS310に進んで、表示部2
8の例えばメモ表示領域30にエラーメッセージ(例え
ば「NO ENTRY」)を例えば1〜2秒間表示す
る。このエラーメッセージの表示が終了すると、ステッ
プS311に進み、通常状態に戻して終了する。
【0248】また、ステップS305にて回転式操作キ
ー26が操作されていないと判別された場合は、ステッ
プS312に進む。このステップS312は、回転式操
作キー26による入力をある期間(本例では16秒間)
だけ待つステップであり、16秒経過しても回転式操作
キー26による入力がない場合は、通常状態に戻して終
了する(ステップS313)。
【0249】そして、この再生装置において、通常状態
から単に回転式操作キー26を操作した場合は、現在、
システムコントローラ154のファイル用ワーキングエ
リアに読み出されているファイルに基づいて、光ディス
クDの再生が行われる。即ち、回転式操作キー26の回
転操作に応じて順次ファイルを更新させ、その更新され
たファイルのディスク番号登録領域cに登録されている
ディスク番号に対応した光ディスクDに対して再生が行
われる。もちろんこの場合においても、再生の対象とな
っている光ディスクDのディスク番号が第1のディスク
番号表示領域31aに表示され、次に更新されるディス
ク番号が第2のディスク番号表示領域31bに表示され
る。
【0250】上記再生モードの説明は、主に連続再生モ
ード(一般に、CONTINUEモードと称される)を対象にし
た場合であり、このCONTINUEモードにしたい場合は、操
作パネル11の中央下部における右上段に配置されてい
る3つのモード設定キー201、202及び203のう
ち、左側に位置するCONTINUEキー201を操作すること
に設定することができる。このとき、このキー201の
上部に設置されたLEDが点灯する。
【0251】そして、残りの2つのモード、即ち1枚再
生モード(一般に、 SHUFFLEモードと称される)及びプ
ログラムモード( PROGRAMモード)は、3つのモード設
定キー201、202及び203のうち、中央に位置す
る SHUFFLEキー202及び右側に位置する PROGRAMキー
203をそれぞれ操作することにより設定することがで
きる。この場合、それぞれのキー202及び203の上
部にあるLEDが選択的に点灯することになる。
【0252】上記 SHUFFLEモードは、上記CONTINUEモー
ドと同様に、システムコントローラ154のRAM領域
のファイル用ワーキングエリアに読み出されたファイル
に基づいて、光ディスクDの再生を行うのであるが、次
に再生する光ディスクDを、回転式操作キー26にてラ
ンダムに選択できるようになっている。即ち、回転式操
作キー26を回転操作して上記ファイル用ワーキングエ
リアに読み出されているファイルの各ディスク番号から
ランダムに1つのディスク番号を選択して、次に再生す
る光ディスクDを設定するものである。この場合、第2
のディスク番号表示領域31bには、その選択したディ
スク番号が表示される。
【0253】また、 PROGRAMモードは、システムコント
ローラ154のRAM領域のファイル用ワーキングエリ
アに読み出されたファイルの順番を回転式操作キー26
にて変更し、この変更されたファイルに基づいて、光デ
ィスクDの再生を行うものである。この場合、上記CONT
INUEモードと同様に、ファイルの順番に従って再生が行
われ、第2のディスク番号表示領域31bには、再生の
対象となっているファイルの次のファイルに関するディ
スク番号が表示される。
【0254】このように、この再生装置においては、各
種データの更新を回転式操作キー26にて行うようにし
ているため、通常、多数枚の光ディスクDが再生可能な
再生装置において、データの設定を行う場合、多くのキ
ーを用いて入力・更新する必要があったが、これらの多
くのキーを1つの回転式操作キー26にて代用すること
が可能となり、操作パネル11におけるキー配列の簡略
化を図ることができ、また、データ更新を回転という分
かりやすい操作にて行うことができるため、一般に、複
雑な操作が必要であるデータ登録操作を、誰でも簡単に
行うことができ、再生装置の操作性の向上を図ることが
できる。しかも、ディスク番号毎にメモを登録するよう
にしているため、ディスク番号とそのメモを参照しなが
らグループ登録ができるようになり、登録の際の確認作
業が簡単になると共に、誤登録を少なくすることができ
る。
【0255】また、第1のディスク番号表示領域31a
に現在再生中のディスク番号を表示し、第2のディスク
番号表示領域31bに次回再生されるディスク番号を表
示するようにしたので、多数枚の光ディスクDが再生可
能な再生装置において、従来から問題とされてきた不利
な点、即ち次に何が再生(演奏)されるのかが解らず、
いちいちその順番をキー操作にて確認しなければならな
いという点を解消することができ、操作性及び利便性を
更に向上させることができる。
【0256】ここで、上述のように上記ロータリーテー
ブル1に複数の光ディスクDを収納すると、例えば母親
所有の複数の光ディスクD及び父親所有の複数の光ディ
スクDが混在することとなり、該複数の光ディスクDか
ら所望の光ディスクDを選択すること自体困難なことと
なる。また、1枚の光ディスクDに記録されている全て
の曲を通して聞くことは稀であり、複数の曲の中から所
望の曲のみを選択して聞くことが一般的には多く行われ
る。このようなことから、自分の好みの光ディスクD及
び曲をストックしておくことができれば大変便利であ
る。
【0257】当該再生装置は、このような機能を図2に
示す第1〜第4のミュージッククリップキー251〜2
54に持たせることとした。
【0258】この各ミュージッククリップキー251〜
254を用いる場合は、例えば第1のミュージッククリ
ップキー251は母親用のキー,第2のミュージックク
リップキー252は父親用のキー等のようにキー別に所
有者の割り付けを予め行うことが好ましい。
【0259】当該再生装置は、図29のフローチャート
に示すように、上記ミュージッククリップキー251〜
254がオン操作されたときの該再生装置の状態によっ
て、その曲をクリップファイル(グループ登録)する
か、既にクリップファイルされた曲の再生を行うかが決
定される。
【0260】すなわち、上記図29に示すフローチャー
トはメイン電源がオン操作されることによりスタートと
なりステップS500に進む。
【0261】上記ステップS500では、図23に示す
システムコントローラ154が、現在、指定された曲の
再生中(或いは再生一次停止中)であるか否かを判別
し、YESの場合はステップS501に進んでクリップ
ファイルの処理ルーチンを実行し、NOの場合はステッ
プS502に進んで既にクリップファイルされた曲の再
生(クリッププレイ)の処理ルーチンを実行する。
【0262】上記クリップファイルの処理ルーチンは、
図30のフローチャートに示すようになっている。
【0263】すなわち、この図30に示すフローチャー
トは、上述のように曲の再生中(或いは再生一次停止
中)に上記各ミュージッククリップキー251〜254
の何れかがオン操作されることによりスタートとなり、
ステップS400に進む。
【0264】上記ステップS400では、上記システム
コントローラ154がオン操作されたミュージッククリ
ップキーを検出し、例えば“CLIP FILE”の文
字を表示し、これを点滅させるように上記表示部28を
制御するとともに、このオン操作されたミュージックク
リップキーを示すデータを、該システムコントローラ1
54内に設けられているメモリ(図示せず。以下、CL
IPTBLという。)に一旦記憶してステップS401
に進む。
【0265】上記ステップS401では、上記システム
コントローラ154が、例えばS−RAM等であるメモ
リ153に、過去にクリップファイルされた曲の例えば
アドレスや曲番号等を示す複数の登録データ(以下、こ
れをひとまとめにCCALという。)が記録されている
か否かを判別することより、該オン操作されたミュージ
ッククリップキーに対して、過去にクリップファイルさ
れた曲が有るか否かを判別し、YESの場合はステップ
S402に進み、NOの場合はステップS407に進
む。
【0266】上記ステップS402では、上記CCAL
がメモリ153に記憶されていたため、上記システムコ
ントローラ154が、該メモリ153からそのクリップ
ファイルの全CCALを読み出す。そして、このCCA
Lに基づいて、そのクリップファイルのファイル番号、
該クリップファイルを構成する全曲の曲番号で形成され
るミュージックカレンダー31c、後に説明するクリッ
プメモモードでそのクリップファイルにタイトル等が付
されている場合そのタイトルを表示するように表示部2
8を制御してステップS403に進む。
【0267】一方、上記ステップS407では、上記メ
モリ153にそのクリップファイルに属するCCALが
記憶されていないため、上記システムコントローラ15
4が、該CCALをクリアして上記ステップS403に
進む。
【0268】上記ステップS403では、上記システム
コントローラ154が、上記表示部に表示したミュージ
ックカレンダー31cに現在再生中(或いは再生一次停
止中)の曲の曲番等を表示するように表示部28を制御
してステップS404に進む。
【0269】上記ステップS404では、現在再生中
(或いは再生一次停止中)の曲のいわゆるTOC(Tabl
e of Contents )データ他、該現在再生中の光ディスク
Dの番号(上記ロータリーテーブル1上の位置を示す番
号でもよいし、その光ディスクD自体の番号でもよ
い。)、そのクリップファイル内の該曲の曲順を示す曲
番号等を示す登録情報をディスク番号登録領域153a
に新たに書き込むように上記メモリ153を書き込み制
御してステップS405に進む。
【0270】なお、後に説明するクリップメモモードで
そのクリップファイルにタイトル等が付された場合、こ
のタイトルデータはキャラクタデータとしてキャラクタ
データ記憶領域153bに書き込まれるようになってい
る。
【0271】上記ステップS405では、上記システム
コントローラ154が、そのクリップファイルに初めて
上記登録情報を登録する場合、そのクリップファイルに
登録情報が登録されていることを示すデータ(以下、フ
ァイルタグという。)を形成してステップS406に進
む。
【0272】上記ステップS406では、上記システム
コントローラ154が、上記ファイルタグをフラグ領域
153cに書き込むように上記メモリ153を書き込み
制御する。また、上記オン操作されたミュージッククリ
ップキー上に設けられているLEDを点灯制御し、上記
点滅表示している“CLIP FILE”の文字を所定
時間点灯させるように上記表示部28を表示制御する。
また、そのクリップファイル中の全曲番を示すミュージ
ックカレンダを表示するように上記表示部28を表示制
御するしてこのクリップファイルのルーチンを終了す
る。これにより、その曲がミュージッククリップされた
ことをユーザに認識させることができる。
【0273】このようにして、所望の曲を再生中(或い
は再生一次停止中)に、所望のミュージッククリップキ
ー251〜254をオン操作するだけの簡単な操作で該
再生中の曲をミュージッククリップすることができる。
従って、このような所望の曲の再生(或いは再生一次停
止)及びミュージッククリップキーのオン操作を繰り返
すことにより、上記メモリ153内には複数の所望の曲
のデータ(上記CCAL)がグループ化されて記憶され
ることとなる。
【0274】なお、現在再生中の曲をクリップファイル
しようとして上記ミュージッククリップキーをオン操作
したが、これは間違いであると気付いた場合、ユーザ
は、その曲の再生中に再度同じミュージッククリップキ
ーをオン操作する。これにより、上記システムコントロ
ーラ154が上記“CLIP FILE”の文字を点滅
させるように上記表示部28を制御する。ユーザは、こ
の“CLIP FILE”の文字の点滅中に、後に説明
するイレースキー255をオン操作する。これにより、
上記システムコントローラ154は、クリップファイル
した現在再生中の曲の登録情報をそのクリップファイル
から削除するように上記メモリ153を制御する。
【0275】次に、このようにミュージッククリップさ
れた曲の再生(クリッププレイ)は、図31のフローチ
ャートに示すルーチンに従って行われる。
【0276】すなわち、この図31のフローチャート
は、上記各ミュージッククリップキー251〜254の
うち何れかのキーが、再生時或いは再生一次停止以外の
とき(例えば、停止時や早送り,早戻し時等)にオン操
作されることによりスタートとなり、ステップS410
に進む。
【0277】上記ステップS410では、上記オン操作
されたミュージッククリップキーのクリップファイルに
1曲もミュージッククリップされていないときに、現
在、再生部に装着されている光ディスクDを再生可能す
るために、上記システムコントローラ154が、上記再
生部に装着されている光ディスクDのディスクナンバー
を上記システムコントローラ内のRAMである上記CL
IPTBLに記憶してステップS411に進む。
【0278】上記ステップS411では、上記システム
コントローラ154が、上記オン操作されたミュージッ
ククリップキーを示すデータを上記CLIPTBLに記
憶してステップS412に進む。
【0279】上記ステップS412では、上記システム
コントローラ154が、上記メモリ153に記憶されて
いるCCALに基づいて、上記オン操作されたミュージ
ッククリップキーのクリップファイルの曲の登録を検索
してステップS413に進む。
【0280】上記ステップS413では、上記システム
コントローラ154が、上記クリップファイルに曲が登
録されているか否かを判別する。そして、上記クリップ
ファイルに曲が登録されている場合にはステップS41
4に進み、上記クリップファイルに一曲も曲が登録され
ていない場合にはそのままこのルーチンを終了する。
【0281】なお、上記ミュージッククリップキーで示
されるクリップファイルに曲の登録がされていない場
合、上記システムコントローラ154は、例えば“NO
FILE”の文字を表示するように上記表示部28を
制御する。これにより、ユーザは、そのミュージックク
リップキーで示されるクリップファイルには曲の登録が
されていないことを認識することができる。
【0282】上記ステップS414では、上記システム
コントローラ154が、複数枚の光ディスクDを指定し
てこれらを順に再生する複数枚連続演奏モードが指定さ
れており、且つ、光ディスクDに記録されている曲のラ
ンダムな演奏を指定するランダム演奏モードが指定され
ているか否かを判別し、YESの場合はステップS41
7に進み、NOの場合はステップS415に進む。
【0283】上記ステップS415では、上記システム
コントローラ154が、上記再生部に現在装着されてい
る光ディスクDにクリップファイルされている曲が記録
されているか否かを判別し、YESの場合は上記ステッ
プS419に進み、NOの場合はステップS416に進
む。
【0284】上記ステップS419では、現在装着され
ている光ディスクDにクリップファイルされている曲が
記録されているため、上記システムコントローラ154
が、クリップファイルされている曲のアドレス等を示す
上記CCALを上記メモリ153から読み出し、このC
CALに基づいてその曲が記録されている光ディスクD
が再生部に装着されるように上記ロータリーテーブル1
を制御するとともに、該光ディスクD上の上記クリップ
ファイルされている曲のアドレスにアクセスして再生す
るように上記再生回路系155を制御してステップS4
18に進む。これにより、上記クリップファイルされた
曲の再生が行われる。
【0285】また、これとともに上記システムコントロ
ーラ154は、上記CCALに基づいてその再生する曲
にタイトル等が付されている場合(後述する。)、これ
を上記メモリ153のキャラクタデータ記憶領域から読
み出して表示するように上記表示部28を制御する。こ
れにより、ユーザに、現在再生する曲の曲名等を認識さ
せることができる。
【0286】さらに、上記システムコントローラ154
は、このクリッププレイ時には、通常の再生状態を示す
LEDを点灯させ、例えば“CLIP PLAY”等の
文字を表示するように上記表示部28を表示制御すると
ともに、図2に示すように現在再生されている曲の曲番
号31a,クリップファイルの番号,次に再生予定の曲
の曲番号31b及びクリップファイルの全曲番号等を示
すミュージックカレンダー31c等を表示するように上
記表示部28を制御する。
【0287】これにより、ユーザに、次はどの曲が再生
されるのかを予め認識させることができる。従って、ユ
ーザは、例えば次の曲を跳ばして聞きたいのであれば現
在の曲の再生終了時に曲跳ばしキーを用いて次の曲以後
の曲を選択する等のようなことができ、利便性の向上を
図ることができる。
【0288】上記ステップS416では、上記システム
コントローラ154が、上記再生部に現在装着されてい
る光ディスクDのみの再生を指定する1ディスクモード
であるか否かを判別し、YESの場合は、該現在装着さ
れている光ディスクDにクリップファイルされている曲
がないためそのままこのルーチンを終了し、YESの場
合は上記ステップS417に進む。
【0289】なお、上記1ディスクモードであり、クリ
ッププレイができない場合、上記システムコントローラ
154は、例えば“1ディスクモードのため次のクリッ
ププレイができません”等の文字を表示するように表示
部28を制御する。これにより、ユーザは、誤操作を認
識することができる。
【0290】上記ステップS417は、上記ステップS
414で複数枚連続再生モードで且つランダム演奏モー
ドであると判別された場合、及び、上記ステップS41
6で1ディスクモードではないと判別された場合に進む
ステップである。上記システムコントローラ154は、
このステップS417となると、クリップファイルされ
ているCCALを上記メモリ153から読み出し、この
CCALに基づいて再生する光ディスクDが再生部に装
着されるように上記ロータリーテーブル1を制御すると
ともに、該光ディスクD上の上記クリップファイルされ
ている曲のアドレスをアクセスして再生を行うように上
記再生回路系155を制御してステップS418に進
む。これにより、上記クリップファイルされた曲の再生
(クリッププレイ)が行われる。
【0291】上記ステップS418では、上記システム
コントローラ154が、クリッププレイした曲の再生が
終了したか否かを判別し、NOの場合は該曲の再生が終
了するまでこのステップS418を繰り返し実行し、Y
ESの場合は上記ステップS414に戻る。
【0292】上記システムコントローラ154は、クリ
ップファイルされている全ての曲の再生が終了するか、
再生の停止を指定する停止キーがオン操作されるまで上
述のルーチンを繰り返し実行する。
【0293】このように、当該再生装置は、曲の再生中
(或いは再生一次停止中)にミュージッククリップキー
251〜254がオン操作された場合にはその曲をクリ
ップファイルし、停止中に上記ミュージッククリップキ
ー251〜254がオン操作された場合は、そのミュー
ジッククリップキーのクリップファイルに登録されてい
る曲をクリッププレイする。このため、クリップファイ
ルした曲を1回のキー操作で簡単に再生することができ
る。また、再生時毎に、所望の曲を新たにプログラムし
直さなければならないような不都合を防止することがで
き、利便性の向上を図ることができる。
【0294】次に、上述のようにクリップファイルした
曲は、クリップファイルできる状態或いはクリッププレ
イ中であればいつでも消去(クリップイレース)可能と
なっている。
【0295】このクリップイレースの処理ルーチンは図
32のフローチャートに示すようになっている。すなわ
ち、この図32に示すフローチャートは、上記クリップ
プレイ或いはユーザが所望の曲を単独で指定することに
よりクリップイレースしたい曲が再生され、該曲が再生
されているときに上記イレースキー255がオン操作さ
れることによりスタートとなりステップS420に進
む。
【0296】上記ステップS420では、上記イレース
キー255がオン操作されたため、上記システムコント
ローラ154が、上記メモリ153内に記憶されている
4つのCCAL中から、現在再生中の曲の登録情報を検
出してステップS421に進む。
【0297】上記ステップS421では、上記メモリ1
53内に記憶されているCCALから、上記現在再生中
の曲の登録情報を消去してステップS422に進む。
【0298】上記ステップS422では、上記システム
コントローラ154が、上記現在再生中の曲の登録情報
を消去することにより、そのクリップファイルを構成す
る全曲分の登録情報が削除されたクリップファイルが存
在するか否か(登録される曲が1曲もなくなったクリッ
プファイルが存在するか否か)を判別し、YESの場合
はステップS423に進み、NOの場合はステップS4
25に進む。
【0299】上記ステップS423では、登録されてい
る曲が1曲も無くなってしまったクリップファイルに、
該登録されている曲が1曲も無いことを示すファイルタ
グを形成してステップS424に進む。
【0300】上記ステップS424では、上記システム
コントローラ154が、上記登録されている曲が1曲も
無いことを示すファイルタグを、そのクリップファイル
のフラグ領域153cに書き込むように上記メモリ15
3を書き込み制御してステップS425に進む。
【0301】上記ステップS425では、上記システム
コントローラ154が、現在クリッププレイ中であるか
否かを判別し、YESの場合はステップS426に進
み、NOの場合は、例えば現在再生中の曲を全て再生し
終わった後に次の動作が指定されるまで再生スタンバイ
状態となり、このクリップイレースのルーチンを終了す
る。
【0302】上記ステップS426では、上記システム
コントローラ154が、クリップイレースされた登録情
報が登録されていたクリップファイルは、現在クリップ
プレイされているクリップファイルであるか否かを判別
し、NOの場合は、そのまま現在再生中の曲を再生し続
けてこのクリップイレースのルーチンを終了し、YES
の場合はステップS428に進む。
【0303】上記ステップS428では、上記システム
コントローラ154が、上記クリップイレースを行うこ
とにより、現在再生中のクリップファイルに登録情報が
1つも無くなったか否か、すなわち、上記現在再生中の
クリップファイルに上記CCALが存在するか否かを判
別し、YESの場合はステップS429に進み、NOの
場合は、そのままこのクリップイレースのルーチンを終
了する。
【0304】なお、上記ステップS428でNOと判別
されこのクリップイレースのルーチンを終了した場合、
上記システムコントローラ154は、クリップイレース
された曲の次に登録されている曲を再生するように再生
回路系155等を制御する。
【0305】上記ステップS429では、上記システム
コントローラ154が、現在、1枚の光ディスクDのみ
の再生を指定する1ディスクモードであるか否かを判別
し、YESの場合は、ステップS430に進んで現在再
生中の曲の再生を途中で停止するように上記再生回路系
155等を制御し、YESの場合は、例えば複数の光デ
ィスクDを連続して再生する連続再生モード等であるた
めステップS431に進む。
【0306】上記ステップS431では、上記システム
コントローラ154が、上記クリップイレースした曲の
次の曲が記録されている光ディスクDの再生を行うよう
に上記ロータリーテーブル1及び再生回路系155を制
御してこのクリップイレースのルーチンを終了する。
【0307】なお、クリップイレースを行った場合に
は、上記システムコントローラ154は、例えば“CL
IP ERASE”の文字を表示するとともに、ミュー
ジックカレンダーからその曲の曲番号を消去するように
上記表示部28を制御する。これにより、ユーザは、現
在再生中の曲がクリップイレースされたことを認識する
ことができる。
【0308】次に、当該再生装置は、上記クリップファ
イルした曲や該ファイル毎にタイトル等を付加すること
ができるようになっている。
【0309】すなわち、ユーザは、タイトル等を付加し
たい曲を上記クリッププレイにおいて再生し、この曲の
再生中に図23に示すタイム/メモキー256をオン操
作する。上記システムコントローラ154は、クリップ
プレイ中に上記タイム/メモキー256がオン操作され
たことを検出すると、以下に説明するクリップメモモー
ドとなり、例えば“MEMO FILE”の文字を点滅
表示するように上記表示部28を制御する。これによ
り、ユーザは、上記タイトル等を付加が可能となったこ
とを認識することができる。また、クリッププレイ中以
外(停止中等)に該タイム/メモキー256がオン操作
されたことを検出すると、現在再生部に装着されている
光ディスクDの全記録時間や現在再生中の曲の記録時
間,再生時間等を表示するように上記表示部28を制御
する。
【0310】ここで、上記タイトル等は、例えばカタカ
ナや英文字,数字等で登録可能となっている。このた
め、ユーザは、上記タイトルを文字登録するか数字登録
するかを予め選択し、該文字登録,数字登録の切り換え
を行うために設けられている登録文字切り換えキー(図
示せず)を操作する。上記システムコントローラ154
は、上記登録文字切り換えキーの操作により、文字登録
が指定された場合には、図23に示すスイッチ258
を、選択端子258aで被選択端子258bを選択する
ように選択制御し、数字登録が指定された場合には、選
択端子258aで被選択端子258cを選択するように
選択制御する。
【0311】上記スイッチ258の選択端子258a
は、JOG回転検出回路257を介して上記回転式操作
キー26に接続されており、ユーザは、この回転式操作
キー26を回転操作することにより文字及び数字の選択
を行うようになっている。
【0312】すなわち、上記回転式操作キー26の回転
方向等は、上記JOG回転検出回路257で検出される
ようになっている。上記JOG回転検出回路257は、
上記回転式操作キー26が時計回り方向(右回転)に回
転操作されるとこれを検出し、該回転操作に応じて図3
3(a)に示すような位相の第1のパルスを出力する。
また、上記JOG回転検出回路257は、上記回転式操
作キー26が反時計回り方向(左回転)に回転操作され
るとこれを検出し、該回転操作に応じて図33(b)に
示すような、上記第1のパルスに対して例えば1/4周
期分の位相差を有する第2のパルスを出力する。
【0313】具体的には、上記回転式操作キー26は、
上述のようにその内部に例えば10個のクリックが設け
られている。このため、上記回転式操作キー26が1回
転すると、上記JOG回転検出回路257からは、10
発の第1或いは第2のパルスが出力されることとなる。
【0314】この第1,第2のパルスは、ユーザにより
文字登録が指定された場合には、上記スイッチ258を
介してキャラクタ更新回路261に供給され、該ユーザ
により数字登録が指定された場合には、上記スイッチ2
58を介してディスクナンバー更新回路259に供給さ
れる。
【0315】ここで、キャラクタメモリ260には、例
えば数字,カタカナ,英字,漢字,画像等を表示するた
めのキャラクタデータが供給されている。上記キャラク
タ更新回路261は、供給されるパルスの位相を検出す
ることにより、そのパルスが上記第1のパルスであるか
第2のパルスであるかを判別し、上記第1のパルス(右
回転)である場合は、上記キャラクタメモリ260から
例えばアイウエオ・・・或いはABCD・・・の順にキ
ャラクタデータを読み出して上記表示部28に供給す
る。また、供給されるパルスが上記第2のパルス(左回
転)である場合は、上記キャラクタメモリ260から例
えばオエウイア・・・或いはDCBA・・・の順にキャ
ラクタデータを読み出して上記表示部28に供給する。
これにより、上記表示部28には、上記回転式操作キー
26の回転操作に応じて上記カタカナ,英字等が表示さ
れることとなる。
【0316】次に、ユーザは、このように上記回転式操
作キー26を回転操作し、上記表示部に所望の文字が表
示されたときに、該回転式操作キー26の略々中央部に
設けられている押しボタンスイッチ27をオン操作す
る。これにより、上記押しボタンスイッチ27から例え
ば一発のパルス(固定パルス)が出力される。
【0317】上記押しボタンスイッチ27は、上記キャ
ラクタ更新回路261に接続されている。上記キャラク
タ更新回路261は、上記固定パルスが供給されると、
上記表示部28に現在表示しているカタカナ或いは英字
を、上記メモリ153のキャラクタデータ記憶領域15
3bに書き込むように該メモリ153を書き込み制御す
る。これにより、上記表示中のカタカナ或いは英字が現
在再生中の曲の登録情報のひとつとして登録される。
【0318】一方、ユーザにより数字登録が指定された
場合には、上記第1,第2のパルスは、スイッチ258
を介してディスクナンバー更新回路259に供給され
る。
【0319】上記ディスクナンバー更新回路259は、
供給されるパルスの位相を検出することにより、そのパ
ルスが上記第1のパルスであるか第2のパルスであるか
を判別し、上記第1のパルス(右回転)である場合は、
上記キャラクタメモリ260から例えば01234・・
・の順にキャラクタデータを読み出して上記表示部28
に供給する。また、供給されるパルスが上記第2のパル
ス(左回転)である場合は、上記キャラクタメモリ26
0から例えば98765・・・の順にキャラクタデータ
を読み出して上記表示部28に供給する。これにより、
上記表示部28には、上記回転式操作キー26の回転操
作に応じて上記数字が表示されることとなる。
【0320】次に、ユーザは、このように上記回転式操
作キー26を回転操作し、上記表示部に所望の数字が表
示されたときに、該回転式操作キー26の略々中央部に
設けられている押しボタンスイッチ27をオン操作す
る。これにより、上記押しボタンスイッチ27から上記
固定パルスが供給される。上記ディスクナンバー更新回
路259は、上記押しボタンスイッチ27と接続されて
いる。このため、上記固定パルスは、上記ディスクナン
バー更新回路259に供給される。
【0321】上記ディスクナンバー更新回路259は、
上記固定パルスが供給されると、上記表示部28に現在
表示している数字を、上記メモリ153のディスク番号
登録領域153aに書き込むように該メモリ153を書
き込み制御する。これにより、上記表示中の数字が現在
再生中の曲の登録情報のひとつとして登録される。
【0322】ユーザは、このような操作を繰り返し、所
望のタイトル等の入力が終了したときに、上記タイム/
メモキー256を再度オン操作する。なお、本実施例に
係る再生装置では、例えば10文字分のキャラクタデー
タが記憶できるようになっている。
【0323】上記タイム/メモキー256が再度オン操
作されると、上記システムコントローラ154はこれを
検出し、上記表示部に点滅表示している“MEMO F
ILE”の文字を所定時間点灯表示するように上記表示
部28を制御する。これにより、現在クリッププレイ中
の曲のタイトル等が登録されたことをユーザに認識させ
ることができる。
【0324】上記タイトル等を入力するには複数のキー
が必要であるが、このように、当該再生装置は、クリッ
プファイルした曲のタイトル等を上記回転式操作キー2
6及び押しボタンスイッチ27により簡単に入力するこ
とができる。このため、タイトル等の入力に必要なキー
を削減してパネル面積の縮小化を図ることができ、ロー
コスト化を図ることができる。
【0325】なお、このようにクリップメモモードに登
録されたタイトル等は、上述のようにクリッププレイ時
等に読み出され上記表示部28に表示される。これによ
り、所望の曲を複数の光ディスクDから選択してクリッ
プファイルを形成しても、そのクリップファイルがどの
ような曲の集まりであるかを簡単に認識させることがで
きる。
【0326】また、現在再生中の曲のタイトル等の他
に、次に再生予定の曲のタイトル等も上記表示部28に
表示される。これにより、ユーザは、次に何の曲が再生
されるかを簡単に認識することができる。
【0327】次に、このように登録したタイトル等を削
除する場合(曲の登録情報はそのままでタイトル等のキ
ャラクタデータのみを削除する場合)の説明をする。こ
のタイトル等の削除を行う場合、ユーザは、まず、タイ
トル等の削除を行いたい曲をクリッププレイする。そし
て、上記タイム/メモキー256をオン操作する。
【0328】これにより、上記システムコントローラ1
54は、上述のように“MEMOFILE”の文字を点
滅表示するように上記表示部28を制御し、タイトル等
の入力待ちとなる。
【0329】次にユーザは、上記イレースキー255を
オン操作する。これにより、上記システムコントローラ
154は、上記メモリ153に記憶されているその曲の
キャラクタデータを消去するように該メモリ153を制
御するとともに、上記点滅表示していた“MEMO F
ILE”の文字を消し、例えば“FILE ERAS
E”の文字を点灯表示するように上記表示部28を制御
する。
【0330】これにより、登録されていたその曲のタイ
トル等のキャラクタデータが消去されたことをユーザに
認識させることができる。
【0331】次に、このようにクリップファイルした曲
毎にタイトル等を付加すると、このタイトル等により所
望の曲が検索できるようになっている。この検索を行う
場合、まず、ユーザは、検索を行いたいクリップファイ
ルに応じた上記各ミュージッククリップキー251〜2
54の何れかをオン操作するとともに、上記タイム/メ
モキー256をオン操作する。これにより、上記システ
ムコントローラ154は、上述のようにクリップメモモ
ードとなる。
【0332】次に、ユーザは、上記クリップメモモード
となったときに、検索キー(図示せず)をオン操作す
る。これにより、上記システムコントローラ154は、
検索モードとなり、例えば“検索”の文字を表示するよ
うに上記表示部28を制御する。
【0333】次にユーザは、上記回転式操作キー26を
回転操作して所望の曲を選択する。上記システムコント
ローラ154は、上記回転操作キー26が回転操作され
ると該回転操作に応じて、そのクリップファイルを構成
する曲のキャラクタデータを上記メモリ153から順に
読み出し、これを表示するように上記表示部28を制御
する。
【0334】具体的に、上記回転式操作キー26は、そ
の内部に例えば10個のクリックが設けられている。こ
のため、上記システムコントローラ154は、上記回転
式操作キー26の回転操作に応じて、1つのクリック毎
に上記表示部28に表示するタイトル等が更新されるよ
うに該表示部28を制御する。
【0335】これにより、上記表示部28には、そのク
リップファイルを構成する曲のタイトル等が、例えば歌
謡曲,演歌,フォークソング・・・等のように更新され
表示されることとなる。ユーザは、上記表示部28に表
示される曲のタイトル等を見ながら所望の曲の検索を行
う。
【0336】次にユーザは、上記回転式操作キー26の
回転操作により上記表示部28に所望のタイトル等が表
示されたときに、上記押しボタンスイッチ27をオン操
作する。これにより、上記システムコントローラ154
は、上記押しボタンスイッチ27がオン操作されたとき
に表示していたタイトル等に係る曲を再生するように上
記ロータリーテーブル1,上記再生回路系155等を制
御する。
【0337】なお、この検索モードにおいて、上記シス
テムコントローラ154は、上記回転式操作キー26の
回転操作が停止されると、該停止された時間をカウント
する。そして、上記押しボタンスイッチ27がオン操作
されることなく、上記回転式操作キー26が停止状態の
まま例えば16秒経過すると、この検索モードを中止し
て通常状態に戻るように各部を制御するようになってい
る。
【0338】このように、当該再生装置は、上記回転式
操作キー26の回転操作のみで所望のクリップファイル
の曲を検索することができ、上記押しボタンスイッチ2
7をオン操作するのみで、上記検索した曲を再生するこ
とができる。上記曲の検索を行うためには、該曲の検索
を行うための複数のキーを設ける必要があるが、上記回
転式操作キー26及び押しボタンスイッチ27で該曲の
検索を行うようにすることにより、該曲の検索を可能と
するために設けなければならないキーの数を削減するこ
とができる。このため、パネル面積の縮小化,部品点数
の削減等を通じてローコスト化を図ることができる。
【0339】なお、上述の実施例に説明では、上記操作
パネル11に設置された回転式操作キー26と押しボタ
ンスイッチ27にて各種データの更新設定を行うように
したが、その他、リモコンに上記と同様の回転式操作キ
ー26と押しボタンスイッチ27を設置して、遠隔操作
で各種データの更新設定を行うようにしてもよい。
【0340】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置を、複数の光ディスクの再生が可能な再生装置に適用
することとしたが、これは、1枚の光ディスクの再生の
み可能な再生装置に適用してもよい。
【0341】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置を、光ディスク用の再生装置に適用した例を示した
が、これは光磁気ディスク用の記録再生装置にも適用す
ることかできることは勿論である。
【0342】
【発明の効果】本発明に係る記録及び/又は再生装置
は、回転式操作キー及び押しボタンスイッチの簡単な操
作により、円盤状記録媒体及び情報を選択してグループ
化することができるうえ、このグループ化した円盤状記
録媒体或いは情報の属性とともに、その円盤状記録媒体
毎或いは情報毎にタイトル等のキャラクタを記憶してお
くことができる。このため、上記タイトル等のキャラク
タ入力の操作を簡略化することができる利便性の向上を
図ることができる。また、キャラクタ入力に必要なキー
の数を削減することができ、パネル面積の縮小化及びロ
ーコスト化を図ることができる。
【0343】また、上記回転式操作キー及び押しボタン
スイッチの操作により、上記グループ化された情報等の
中から所望の情報を簡単に検索して再生することができ
る。このため、上記検索に必要なキーの数を削減するこ
とができ、パネル面積の縮小化及びローコスト化を図る
ことができる。
【0344】また、再生時には、現在再生している情報
の属性の他に、次に再生予定の情報の属性をも表示する
ことができる。このため、ユーザに、次にはどの情報が
再生されるのかを認識させることができるうえ、そのグ
ループがどのような情報の集まりであるかを認識させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録及び/又は再生装置を、多数
枚の光ディスクが収納されたディスク収納ユニットから
一枚の光ディスクを取り出し、この取り出した光ディス
クに対して情報信号の再生を行う光ディスク用の再生装
置に適用した実施例(以下、単に実施例に係る再生装置
と記す)の外観を示す斜視図である。
【図2】本実施例に係る再生装置の要部(操作パネル)
を示す正面図である。
【図3】本実施例に係る再生装置の要部機構(回転駆動
機構、ローディング機構及び回転位置検出機構)を示す
構成図である。
【図4】本実施例に係る再生装置のロータリーテーブル
の一部及びローディング機構の一部を示す上面図であ
る。
【図5】本実施例に係る再生装置のロータリーテーブル
及びローディング機構を筺体のコーナー部側から見た正
面図である。
【図6】本実施例に係る再生装置のローディング機構の
動作を示すもので、その初期状態を示す動作経過図であ
る。
【図7】本実施例に係る再生装置のローディング機構の
動作を示すもので、第2のアームの先端部分がローディ
ング位置にある光ディスクに当接した状態を示す動作経
過図である。
【図8】本実施例に係る再生装置のローディング機構の
動作を示すもので、第2のアームの先端部分がローディ
ング位置に光ディスクに当接した状態から、更にカムが
時計方向に回転することに伴って、第1のアームが時計
方向に回転している状態を示す動作経過図である。
【図9】本実施例に係る再生装置のローディング機構の
動作を示すもので、第1のアームが時計方向への回転か
ら反時計方向への回転に切り換わった状態を示す動作経
過図である。
【図10】本実施例に係る再生装置のローディング機構
の動作を示すもので、第1のアームの先端部分がローデ
ィング位置にある光ディスクに当接して、光ディスクを
上方に持ち上げる瞬間を示す動作経過図である。
【図11】本実施例に係る再生装置のローディング機構
の動作を示すもので、第1のアームの反時計方向への回
転に伴って、光ディスクが斜め上方に持ち上げられ、か
つガイドレールの湾曲面に接触した状態を示す動作経過
図である。
【図12】本実施例に係る再生装置のローディング機構
の動作を示すもので、第1のアームの反時計方向への回
転に伴って、光ディスクがガイドレールの湾曲面に沿っ
て装着位置方向へ回転搬送される状態を示す動作経過図
である。
【図13】本実施例に係る再生装置のローディング機構
の動作を示すもので、光ディスクが装着位置に回転搬送
された状態を示す動作経過図である。
【図14】本実施例に係る再生装置のローディング機構
の動作を示すもので、ローディング位置に光ディスクが
ない場合の動作を示す動作経過図である。
【図15】本実施例に係る再生装置の要部機構(再生ユ
ニット、チャッキング機構、ロック手段)を示す構成図
である。
【図16】本実施例に係る再生装置の要部機構(再生ユ
ニット、チャッキング機構、ロック手段)を示す上面図
である。
【図17】本実施例に係る再生装置の要部機構(再生ユ
ニット、チャッキング機構、ロック手段)を筺体のコー
ナー部側から見た正面図である。
【図18】本実施例に係る再生装置において、再生ユニ
ットに光ディスクがクランプされた状態での要部機構
(再生ユニット、チャッキング機構、ロック手段)を筺
体のコーナー部側から見た正面図である。
【図19】本実施例に係る再生装置の回転位置検出機構
の信号伝達系を示すブロック図である。
【図20】本実施例に係る再生装置の回転位置検出機構
における各光センサから出力される検出信号を示す信号
波形図であり、特に、ディスク番号「1」から「32」
までの各検出信号の信号波形を示す。
【図21】本実施例に係る再生装置の回転位置検出機構
における各光センサから出力される検出信号を示す信号
波形図であり、特に、ディスク番号「32」から「6
5」までの各検出信号の信号波形を示す。
【図22】本実施例に係る再生装置の回転位置検出機構
における各光センサから出力される検出信号を示す信号
波形図であり、特に、ディスク番号「66」から「10
0」までの各検出信号の信号波形を示す。
【図23】本実施例に係る再生装置の回路系を示すブロ
ック図である。
【図24】本実施例に係る再生装置のメモリに割り付け
られるファイルの構成を示す説明図である。
【図25】本実施例に係る再生装置でのグループ登録処
理を示すフローチャートである。
【図26】本実施例に係る再生装置でのディスク番号設
定処理を示すフローチャートである。
【図27】本実施例に係る再生装置でのメモ入力処理を
示すフローチャートである。
【図28】本実施例に係る再生装置での再生処理を示す
フローチャートである。
【図29】本実施例に係る再生装置でのクリップファイ
ル処理,クリッププレイ処理の選択動作を説明するため
のフローチャートである。
【図30】本実施例に係る再生装置でのクリップファイ
ル処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図31】本実施例に係る再生装置でのクリッププレイ
処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図32】本実施例に係る再生装置でのクリップイレー
ス処理動作を説明すのためのフローチャートである。
【図33】本実施例に係る再生装置に設けられている回
転式操作キーの回転方向に応じて出力されるパルスの位
相差を説明するための該パルスの波形図である。
【符号の説明】
D・・・・・・・・・・・光ディスク 1・・・・・・・・・・・ロータリーテーブル 2・・・・・・・・・・・筺体 3・・・・・・・・・・・中心軸 4・・・・・・・・・・・スリット 5・・・・・・・・・・・筒状の支持部材 7・・・・・・・・・・・ギヤ部 8・・・・・・・・・・・凹部 9・・・・・・・・・・・出入れ口 10・・・・・・・・・・蓋 11・・・・・・・・・・操作パネル 23・・・・・・・・・・グループキー 24・・・・・・・・・・グループエントリーキー 25・・・・・・・・・・メモ入力キー 26・・・・・・・・・・回転式操作キー 27・・・・・・・・・・押しボタンスイッチ 28・・・・・・・・・・表示部 29・・・・・・・・・・グループ番号表示領域 30・・・・・・・・・・メモ表示領域 31a・・・・・・・・・第1のディスク番号表示領域 31b・・・・・・・・・第2のディスク番号表示領域 41・・・・・・・・・・回転駆動機構 42・・・・・・・・・・ローディング機構 43・・・・・・・・・・再生ユニット 44・・・・・・・・・・回転位置検出機構 47・・・・・・・・・・駆動ギヤ 49・・・・・・・・・・ガイドレール 49a・・・・・・・・・湾曲面 50・・・・・・・・・・搬送手段 51・・・・・・・・・・固定板 54・・・・・・・・・・第1のアーム 55・・・・・・・・・・第2のアーム 57,58・・・・・・・カム溝 59・・・・・・・・・・ピン 60・・・・・・・・・・カム 62・・・・・・・・・・トーションばね 73・・・・・・・・・・ストッパ機構 81・・・・・・・・・・ターンテーブル 82・・・・・・・・・・光学ピックアップ 83・・・・・・・・・・匣体 84・・・・・・・・・・支持板 86・・・・・・・・・・フローティング手段 87・・・・・・・・・・揺動板 93・・・・・・・・・・ロック手段 94・・・・・・・・・・ロックレバー 98・・・・・・・・・・スプリング 99・・・・・・・・・・スライダ 102・・・・・・・・・上下移動機構 106・・・・・・・・・主ギヤ 107・・・・・・・・・螺旋溝 108・・・・・・・・・ピン 111・・・・・・・・・チャッキング機構 113・・・・・・・・・ホルダ 115・・・・・・・・・マグネット付きチャッキング
部材 121・・・・・・・・・案内片 122・・・・・・・・・ピン 131・・・・・・・・・回転検出体 132・・・・・・・・・光検出部 133a・・・・・・・・第1の検出板 133b・・・・・・・・第2の検出板 SW1・・・・・・・・・第1の検出スイッチ SW2・・・・・・・・・第2の検出スイッチ SW3・・・・・・・・・第3の検出スイッチ 141・・・・・・・・・コントローラ 142・・・・・・・・・駆動制御回路 151・・・・・・・・・検知回路系 152・・・・・・・・・駆動制御回路系 153・・・・・・・・・メモリ 154・・・・・・・・・システムコントローラ 155・・・・・・・・・再生回路系 251〜254・・・・・第1〜第4のミュージックク
リップキー 255・・・・・・・・・イレースキー 256・・・・・・・・・タイムメモキー 257・・・・・・・・・JOG回転検出回路 258・・・・・・・・・スイッチ 259・・・・・・・・・ディスクナンバー更新回路 260・・・・・・・・・キャラクタメモリ 261・・・・・・・・・キャラクタ更新回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 見田 勧至 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報が記録されている円盤状記録
    媒体から情報の再生を行う再生手段と、 上記円盤状記録媒体に記録されている複数の情報の中か
    ら所望の情報を選択するとともに、この選択した所望の
    情報に付すキャラクタを選択するための回転式操作キー
    と、 上記回転式操作キーの回転操作により選択された上記所
    望の情報及びキャラクタを指定するための押しボタンス
    イッチと、 上記キャラクタが予め記憶されているキャラクタメモリ
    と、 上記押しボタンスイッチにより指定された情報が属する
    グループを指定するとともに、グループ分けされた情報
    の再生を指定するためのグループ指定手段と、 上記グループの属性,該グループを構成する情報の属性
    及び該情報に付されたキャラクタを表示するための表示
    手段と、 上記グループの属性及び該グループを構成する情報の属
    性及び該情報に付されたキャラクタを記憶する記憶手段
    と、 上記キャラクタの記憶を指定するキャラクタ入力指定手
    段と、 上記キャラクタ入力指定手段によりキャラクタの記憶が
    指定された場合には、上記回転式操作キーの操作に応じ
    て上記情報の属性及び上記キャラクタメモリからキャラ
    クタを読み出してこれらを更新表示するように上記表示
    手段を制御するとともに、上記押しボタンスイッチで指
    定された情報の属性及びキャラクタを、上記グループ指
    定手段で指定されたグループの属性とともに記憶するよ
    うに上記記憶手段を制御し、情報の再生時には、上記グ
    ループ指定手段で指定されたグループの属性,該グルー
    プを構成する情報の属性及びキャラクタを上記記憶手段
    から読み出して表示するように上記表示手段を制御する
    とともに、上記表示手段に属性の表示された情報の再生
    を行うように上記再生手段を制御する制御手段とを有す
    る記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、情報の再生時には、上
    記グループ指定手段で指定されたグループの属性を上記
    記憶手段から読み出して表示するように上記表示手段を
    制御し、上記回転式操作キーの操作に応じて上記グルー
    プを構成する情報の属性及びキャラクタを上記記憶手段
    から読み出して更新表示するように上記表示手段を制御
    するとともに、上記押しボタンスイッチで指定された情
    報を再生するように上記再生手段を制御することを特徴
    とする記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、現在再生中の情報の上
    記各属性とともに、次に再生する情報の各属性をも表示
    するように上記表示手段を制御することを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 上記押しボタンスイッチは、上記回転式
    操作キーの略々中央部に設けられていることを特徴とす
    る請求項1,請求項2又は請求項3記載の記録及び/又
    は再生装置。
  5. 【請求項5】 複数の情報が記録されている円盤状記録
    媒体から該情報の再生を行う再生手段と、 複数の円盤状記録媒体を収納する収納ユニットと、 上記収納ユニットに収納されている複数の円盤状記録媒
    体の中から所望の円盤状記録媒体を選択するとともに、
    この選択した円盤状記録媒体に付すキャラクタを選択す
    るための回転式操作キーと、 上記回転式操作キーの回転操作により選択された上記円
    盤状記録媒体及びキャラクタを指定するための押しボタ
    ンスイッチと、 上記キャラクタが予め記憶されているキャラクタメモリ
    と、 上記押しボタンスイッチにより指定された円盤状記録媒
    体が属するグループを指定するとともに、グループ分け
    された円盤状記録媒体の再生を指定するためのグループ
    指定手段と、 上記グループの属性,該グループを構成する円盤状記録
    媒体の属性及び該円盤状記録媒体に付されたキャラクタ
    を表示するための表示手段と、 上記グループの属性及び該グループを構成する円盤状記
    録媒体の属性及び該円盤状記録媒体に付されたキャラク
    タを記憶する記憶手段と、 上記キャラクタの記憶を指定するキャラクタ入力指定手
    段と、 上記キャラクタ入力指定手段によりキャラクタの記憶が
    指定された場合には、上記回転式操作キーの操作に応じ
    て上記円盤状記録媒体の属性及び上記キャラクタメモリ
    からキャラクタを読み出してこれらを更新表示するよう
    に上記表示手段を制御するとともに、上記押しボタンス
    イッチで指定された円盤状記録媒体の属性及びキャラク
    タを、上記グループ指定手段で指定されたグループの属
    性とともに記憶するように上記記憶手段を制御し、円盤
    状記録媒体の再生時には、上記グループ指定手段で指定
    されたグループの属性,該グループを構成する円盤状記
    録媒体の属性及びキャラクタを上記記憶手段から読み出
    して表示するように上記表示手段を制御するとともに、
    上記表示手段に属性の表示された円盤状記録媒体の再生
    を行うように上記再生手段を制御する制御手段とを有す
    る記録及び/又は再生装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、円盤状記録媒体の再生
    時には、上記グループ指定手段で指定されたグループの
    属性を上記記憶手段から読み出して表示するように上記
    表示手段を制御し、上記回転式操作キーの操作に応じて
    上記グループを構成する円盤状記録媒体の属性及びキャ
    ラクタを上記記憶手段から読み出して更新表示するよう
    に上記表示手段を制御するとともに、上記押しボタンス
    イッチで指定された円盤状記録媒体を再生するように上
    記再生手段を制御することを特徴とする請求項5記載の
    記録及び/又は再生装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、現在再生中の円盤状記
    録媒体の上記各属性とともに、次に再生する円盤状記録
    媒体の各属性をも表示するように上記表示手段を制御す
    ることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の記録及
    び/又は再生装置。
  8. 【請求項8】 上記押しボタンスイッチは、上記回転式
    操作キーの略々中央部に設けられていることを特徴とす
    る請求項5,請求項6又は請求項7記載の記録及び/又
    は再生装置。
  9. 【請求項9】 上記収納ユニットは、上記複数の円盤状
    記録媒体をそれぞれ縦向きに、かつ放射状に収納可能と
    され、中心軸を中心として回転可能とされたロータリー
    テーブルであることを特徴とする請求項5,請求項6,
    請求項7又は請求項8記載の記録及び/又は再生装置。
  10. 【請求項10】 複数の情報が記録されている円盤状記
    録媒体から該情報の再生を行う再生手段と、 複数の円盤状記録媒体を収納する収納ユニットと、 上記収納ユニットに収納されている複数の円盤状記録媒
    体の中から所望の円盤状記録媒体及び所望の情報を選択
    するとともに、この選択した情報に付すキャラクタを選
    択するための回転式操作キーと、 上記回転式操作キーの回転操作により選択された上記所
    望の円盤状記録媒体,所望の情報及びキャラクタを指定
    するための押しボタンスイッチと、 上記キャラクタが予め記憶されているキャラクタメモリ
    と、 上記押しボタンスイッチにより指定された所望の情報が
    属するグループを指定するとともに、グループ分けされ
    た情報の再生を指定するためのグループ指定手段と、 上記グループの属性,該グループを構成する円盤状記録
    媒体の属性,情報の属性及び該情報に付されたキャラク
    タを表示するための表示手段と、 上記グループの属性,該グループを構成する円盤状記録
    媒体の属性,情報の属性及び該情報に付されたキャラク
    タを記憶する記憶手段と、 上記キャラクタの記憶を指定するキャラクタ入力指定手
    段と、 上記キャラクタ入力指定手段によりキャラクタの記憶が
    指定された場合には、上記回転式操作キーの操作に応じ
    て上記円盤状記録媒体の属性,情報の属性及び上記キャ
    ラクタメモリからキャラクタを読み出してこれらを更新
    表示するように上記表示手段を制御するとともに、上記
    押しボタンスイッチで指定された円盤状記録媒体の属
    性,情報の属性及びキャラクタを、上記グループ指定手
    段で指定されたグループの属性とともに記憶するように
    上記記憶手段を制御し、情報の再生時には、上記グルー
    プ指定手段で指定されたグループの属性,該グループを
    構成する円盤状記録媒体の属性、情報の属性及びキャラ
    クタを上記記憶手段から読み出して表示するように上記
    表示手段を制御するとともに、上記表示手段に属性の表
    示された情報の再生を行うように上記再生手段を制御す
    る制御手段とを有する記録及び/又は再生装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、情報の再生時には、
    上記グループ指定手段で指定されたグループの属性を上
    記記憶手段から読み出して表示するように上記表示手段
    を制御し、上記回転式操作キーの操作に応じて上記グル
    ープを構成する円盤状記録媒体の属性、情報の属性及び
    キャラクタを上記記憶手段から読み出して更新表示する
    ように上記表示手段を制御するとともに、上記押しボタ
    ンスイッチで指定された情報を再生するように上記再生
    手段を制御することを特徴とする請求項10記載の記録
    及び/又は再生装置。
  12. 【請求項12】 上記制御手段は、現在再生中の情報の
    上記各属性とともに、次に再生する情報の各属性をも表
    示するように上記表示手段を制御することを特徴とする
    請求項10又は請求項11記載の記録及び/又は再生装
    置。
  13. 【請求項13】 上記押しボタンスイッチは、上記回転
    式操作キーの略々中央部に設けられていることを特徴と
    する請求項10,請求項11又は請求項12記載の記録
    及び/又は再生装置。
  14. 【請求項14】 上記収納ユニットは、上記複数の円盤
    状記録媒体をそれぞれ縦向きに、かつ放射状に収納可能
    とされ、中心軸を中心として回転可能とされたロータリ
    ーテーブルであることを特徴とする請求項10,請求項
    11,請求項12又は請求項13記載の記録及び/又は
    再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09185863A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Kenwood Corp ディスク装置

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