JPH0628274A - データ通信制御装置 - Google Patents

データ通信制御装置

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JPH0628274A
JPH0628274A JP4180006A JP18000692A JPH0628274A JP H0628274 A JPH0628274 A JP H0628274A JP 4180006 A JP4180006 A JP 4180006A JP 18000692 A JP18000692 A JP 18000692A JP H0628274 A JPH0628274 A JP H0628274A
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JP
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data
signal
line
transmission
signal format
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JP4180006A
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English (en)
Inventor
Masanori Tanizaki
正▲徳▼ 谷崎
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータ装置とそれに接続される周辺機
器との間で行われるデータ通信を効率よく行わせること
によって、各機器間のデータの接続性および機器の共有
性を高める。 【構成】 コンピュータ装置1及びその周辺機器とのデ
ータ交換に用いられているパラレルデータライン3とシ
リアルデータライン5、および、通信回線15を伝送さ
れてくるデータを各データ変換手段にて本装置内部で用
いる共通の信号様式に変換し、データ交換手段14で任
意に接続し、任意の信号様式を持つインターフェイス間
のデータ通信をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータやその周
辺機器を相互に接続し、各機器間で行われるデータ通信
を制御するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに接続されていないコンピ
ュータ装置では、コンピュータ装置と周辺機器を接続す
るインターフェイスの仕様上、あるコンピュータ装置か
ら他のコンピュータ装置に接続されているプリンタなど
の周辺機器を利用することは困難であった。1台の周辺
機器を複数のコンピュータ装置で利用しようとする際に
は従来、スイッチなどにより構成される切替装置を用
い、その切替装置を前記周辺機器とコンピュータ装置群
の間に介在させることによって実現していた。例えば、
複数のコンピュータ装置(101から103)により1
台のプリンタ105を共同利用する場合の構成を図20
に表した。この場合、コンピュータ装置とプリンタ装置
105と繋ぐデータ回線に切替装置104が介在してい
る。ここで、コンピュータ装置a101からプリンタ装
置105へ印字要求が発生した場合、切替装置104に
よって自動あるいは手動で切替装置104が切り換えら
れ、データ転送が可能な状態になる。それ同時に他のコ
ンピュータ装置b102およびコンピュータ装置c10
3は、プリンタ装置105へのデータ転送が不可能とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来例に
述べた仕様の異なる複数のコンピュータ装置で周辺機器
を共有するシステムを構築した場合、個々のコンピュー
タから出力されるデータの信号様式に個々に対応した切
替装置104を準備しなければならない。すなわち、使
用する信号様式の種類に対応した複数種類の切替装置1
04を用いる必要がある。
【0004】また、新たに接続される機器が加わり信号
様式の種類が増えた場合、すべての種類の信号様式間を
相互に変換するために、準備しておかなければならない
データ変換手段の種類は級数的に増加する。
【0005】本発明はこの様な問題を解決するために鑑
みられたもので、その目的とするところは、コンピュー
タ装置や周辺機器が接続された環境において、任意の信
号様式のインターフェイスを持つ個々の機器間を容易に
しかも、効率的に接続することを可能にすることにあ
る。
【0006】つまり、接続された装置へ入出力されるデ
ータの信号様式を一旦本装置内部で用いる共通の信号様
式に変換することで、1種類のデータ交換手段を準備す
るだけで既存の独自の信号様式のインターフェイスを持
つ装置間とのデータ伝送を可能にしようということであ
る。これにより、コンピュータ装置や周辺機器を効率的
に接続できる。
【0007】なお、ここで言う信号様式とは、コネクタ
形状、通信路などの物理的様式と、データ伝送手順、制
御信号の動作手順、信号電圧などの電気的様式の両方を
特定できるものを意味している。また、データ入出力手
段は前記物理的様式を変換し、データ変換手段は前記電
気的様式を変換するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この様な課題を解決する
ために本発明のデータ通信制御装置は、コンピュータ機
器とその周辺機器とのデータを入出力するデータ入出力
手段と、コンピュータ機器とその周辺機器で用いている
信号様式とデータ通信装置内部で用いる信号様式とを相
互に変換するデータ変換手段と、前記データ変換手段間
を任意に接続するデータ接続交換手段とを有することを
特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の詳細を実施例により説明す
る。
【0010】図1は本発明におけるデータ通信制御装置
の実施例の全体構成を表したブロック図で、破線Aによ
り本装置は構成されている。2は前記コンピュータ装置
1が有するパラレルデータインターフェイス、3は本装
置Aとコンピュータ装置1とを接続し、主にプリンタ装
置への印字データの伝送に用いられるパラレルデータラ
イン、4は前記コンピュータ装置1が有するシリアルデ
ータインターフェイス、5は本装置とコンピュータ装置
1とを接続し、主にモデム装置などへのデータ伝送に用
いられるシリアルデータライン、6はデータ入出力手段
の一つでパラレルデータライン3からの信号を授受する
ためのパラレルデータ入出力手段、7はデータ入出力手
段の一つでシリアルデータライン5からの信号を授受す
るためのシリアルデータ入出力手段、8はデータ変換手
段の一つでパラレルデータライン3で用いる信号様式を
本装置内部で用いる信号様式へ変換する第一のデータ変
換手段、9はデータ変換手段の一つでシリアルデータラ
イン5で用いる信号様式を本装置内部で用いる信号様式
へ変換する第二のデータ変換手段、11はデータ変換手
段の一つで前記データ通信手段で用いられる信号様式を
本装置内部で用いる信号様式へ変換する第三のデータ変
換手段、15は公衆通信回線や構内交換回線などに接続
される通信回線、12は前記通信回線15を用いてデー
タを伝送するためのデータ通信手段、13は前記データ
通信手段12および通信回線15に接続される機器を制
御するための網制御手段、10は第一のデータ変換手段
8や第二のデータ変換手段9や第三のデータ変換手段1
1によって変換された本装置内部で用いる共通の信号様
式に変換されたデータを伝送する共通データラインであ
る。14は本装置に接続され各データ入出力手段間及び
各データ変換手段によって本装置内部で用いる共通の信
号様式に変換されたデータを任意の経路で接続するデー
タ交換手段である。
【0011】本装置の基本的動作は、パラレルデータラ
イン3、シリアルデータライン5、通信回線15などの
異なる信号様式を持つデータ通信回線を、任意に接続す
ることにある。図1は本発明の実施例で、前記基本動作
を説明するために必要最小限の構成を示したブロック図
である。単独使用されるコンピュータ装置1では周辺装
置との接続に複数の異なった信号様式を持つ回線を用い
ている。プリンタ装置との接続にはストローブ及びビジ
ー信号によりハンドシェークされるパラレルデータライ
ン3が用いられ、モデム装置やスキャナ装置との接続に
はRS−232C規格のシリアルデータライン5が用い
られている。本発明のデータ通信制御装置では、これら
の異なる信号様式を持つデータラインについて、それぞ
れを一旦、装置内部で用いる共通データライン10の信
号様式に変換することによって相互の接続を容易にして
いる。
【0012】図4は共通データライン10の信号様式の
ハンドシェークの方法を示したタイムチャートである。
SDATA、SBUSYおよびSSTRBがデータを送
出する信号組で、RDATA、RBUSYおよびRST
RBがデータを受信する信号組である。送信、受信とも
同じタイミングで動作するので、送信側を例にとって説
明する。送出側からは8ビットのデータがSDATAへ
出力される。このとき、受信側が受取可能であるならS
BUSY信号をLレベルに保っている。送出側はSBU
SYがLレベルであることを確認し、SSTRB信号を
一定時間Lレベルに変化させる。受信側ではSSTRB
信号がHレベルからLレベルへ変位することを検出し、
SDATA信号を読み込むことによってデータの受け渡
しが行われる。
【0013】図5はパラレルデータライン3から送られ
てくる信号様式のデータと、共通データライン10の信
号様式とを接続する第一のデータ変換手段8の接続を示
した図である。ここで、dは共通データライン10、e
はプリンタ装置などパラレルデータを入力する機器、f
はコンピュータ装置などパラレルデータを出力する機器
へ接続される。
【0014】図6は共通データライン10からシリアル
データライン5へ接続するための第二のデータ変換手段
9における信号のタイムチャートである。
【0015】図7はシリアルデータライン5から共通デ
ータライン10へ接続するための第二のデータ変換手段
9における信号のタイムチャートである。
【0016】また、図8はシリアルデータライン5から
送られてくる信号様式のデータと、共通データライン1
0の信号様式とを接続する第二のデータ変換手段9の接
続を示した図で、gは共通データライン10へ接続さ
れ、hはシリアルデータライン入出力手段7へ接続され
る。また、図8のiはシリアルパラレル変換装置、jは
パラレルシリアル変換装置である。
【0017】図6はデータ交換手段14からの8ビット
信号SDATAがシリアルデータTxDに変換されて、
シリアルデータ入出力手段7へ転送される時の信号動作
を示したタイムチャートで、1バイトのデータを転送す
る様子を示している。送出側であるデータ交換手段14
は、8ビットパラレルデータSDATAを出力し、受信
側であるシリアルパラレル変換装置iからのSBUSY
信号がLレベルであることを確認したうえで、SSTR
B信号を一定期間Lレベルにする。シリアルパラレル変
換装置iは、SSTRB信号がHレベルからLレベルに
変化することを検出し、SDATAを取り込み、シリア
ルデータ入出力手段7からのデータフロー制御信号DS
RおよびCTSがHレベルであることを確認した上で、
TxDを送出する。なお、DSRまたはCTSがLレベ
ルの時、すなわち接続されているシリアルポートがデー
タを受信できない時は、SBUSY信号をHレベルに
し、データ交換手段14へ通知し、あらたなデータの送
出を防止している。
【0018】図7は、シリアルデータ入出力手段7から
のシリアルデータRxDが、8ビットのパラレルデータ
RDATAに変換されて、データ交換手段14へ転送さ
れるときの信号動作を示したタイムチャートで、1バイ
トのデータを転送する様子を示している。受信側である
データ交換手段14でのデータ受取準備ができてたな
ら、RBUSY信号をLレベルにし、シリアルパラレル
変換手段jへ通知する。ここで、変換準備が整ったとこ
ろで、シリアルパラレル変換手段jはDTRおよびRT
S信号をともにHレベルにし、データ受取準備ができた
ことをシリアルデータ入出力手段7へ伝える。このDT
RおよびRTS信号がHレベルであることを確認したと
ころで、シリアルデータ入出力手段7はシリアルデータ
RxDをシリアルパラレル変換手段jへ送出する。変換
が終了すると、シリアルパラレル変換手段jはパラレル
データRDATAを出力し、RBUSY信号がLレベル
でデータ交換手段14の準備ができていることを確認し
た上で、RSTRB信号を一定時間Lレベルにし、デー
タ交換手段14へ伝送する。
【0019】図14は公衆通信回線や構内交換回線など
を通してコンピュータ装置と周辺機器を接続するための
データ通信手段12、第三のデータ変換手段11、網制
御手段13の実施例を示した構成ブロック図である。通
信回線15を用いてコンピュータ機器とその周辺機器群
を接続することは、新たなネットワークケーブルの敷設
が必要ないばかりでなく、その通信回線網を用いてすで
に接続が可能な箇所すべてと容易にデータ通信が行える
という利点がある。しかし、コンピュータ装置が使用し
ているインターフェイスの信号様式をそのまま通信回線
で伝送することは難しい。そこで、本発明の実施例では
図14のような構成を付加することによって、コンピュ
ータ装置の用いている信号様式のデータを通信回線経由
で伝送することを実現している。図中91は通信回線1
5の信号を電気的に終端する網終端装置、92は通信回
線15にデータを送出するための変調装置、93は通信
回線15からの信号からデータを復元するための復調装
置、94はパラレルデータをシリアルデータへ変換する
並直変換装置、95はシリアルデータをパラレルデータ
へ変換する直並変換装置、96は共通データライン10
との接続及びデータの一時蓄積を行うデータ変換蓄積装
置、97は通信回線15を本装置に接続される他の通信
回線接続機器との間で選択的に切り替える回線切替装
置、98は通信網15に接続される交換装置などの機器
を制御するための信号を発生する制御装置である。デー
タ交換手段14から送出されるデータは、データ変換蓄
積装置96を経て、並直変換装置94に送られ、通信回
線15で伝送するのに適したシリアルデータに変換され
た後、変調装置92によって通信回線上を伝送する信号
に変換され、網終端装置91を経て通信回線15へ送出
される。また、通信回線15から送られてくるデータ
は、網終端装置91をへて復調装置93へ入力され、こ
こで通信回線を伝送する信号からシリアルデータに変換
された後、直並変換装置95によってパラレルデータに
変換される。さらに、データ変換蓄積装置96によって
共通データライン10で用いている信号様式に変換され
た後、データ交換手段14へ到達する。通信回線15が
回線交換網へ接続されている場合、通信先との接続操作
が必要になる。本装置の実施例では、網終端装置91で
接続非接続の状態を検出し、送出要求データがデータ変
換蓄積装置96に蓄積されているのに非接続の状態であ
った場合は、制御装置98によって回線接続操作がなさ
れる構成をとった。これにより、データ交換手段14か
らは通信網の回線交換に関する一切の操作を廃すること
ができる。また、回線接続先の情報はその接続先が固定
されている場合はあらかじめ制御部98に記憶させてお
けばよい。また、複数の接続先を有する場合、各データ
毎にその接続先情報をもたせたパケット構成にする事で
容易に回線接続動作が行えるようにした。すなわち、網
終端装置91からの接続非接続の状態情報により、送出
を待っているデータが送られるべき相手と回線接続され
ているか否かを制御装置98が判断し、非接続の状態で
あった場合は回線接続操作がなされるものである。ま
た、一定時間以上送出要求データが発生しなかった場
合、または切断要求制御信号を持ったデータパケットが
到達した場合、通信回線15との接続は切断される。こ
の機構により無用な通信回線15の占有を防ぐことがで
きる。通信回線15は、本装置で用いるデータ転送用の
他に音声通信用、画像伝送用などさまざまな情報の伝送
が可能である。また、本装置もそれら複数種類の情報が
伝送されている通信回線15へ接続して使用することが
可能である。その場合、本装置が接続されている通信回
線15へ本装置以外の装置、例えばファクシミリ装置8
5や通話装置86へ接続されるべき着信が発生した場
合、それぞれ目的とする通信装置へ通信回線15を転送
接続する必要がある。また、通信回線15を共有する、
ファクシミリ装置85や通話装置86などから発信の要
求が発生した場合も、通信回線15を発信要求を出した
装置へ接続する必要がある。本発明の実施例では、回線
切替装置97によってこれらの機能を実現している。通
信回線15から着信した場合、伝送されてくるトーン信
号などによって本装置宛の着信か、あるいは他の装置あ
ての着信かを自動判別し、回線切替装置97によって該
当する装置へ接続するか、あるいは手動にて通信回線1
5を任意に接続できる機能を備えている。また、ファク
シミリ装置85や通話装置86から発信要求が発生した
場合、回線切替装置97は要求のあった装置へ通信回線
15を接続する。データ変換蓄積装置96には、通信回
線15を伝送される、異なった手順間の信号様式を変換
する機能をもたせている。例えば、通信回線15を経由
してファクシミリ信号が入力された場合、ファクシミリ
用の画像コードをプリンタ用のコードに変換し、データ
交換手段へ出力することが可能である。この機能を用い
ることによって、プリンタ装置をファクシミリ受信装置
として用いることができる。また、データ交換手段14
から、スキャナによって読み込まれた画像データコー
ド、あるいはプリンタへ送られるプリンタ用コードが送
られてきた場合、これをファクシミリ用の画像コードに
変換し、通信回線15へ送出することができる。この機
能を用いることによって、ファクシミリ送信装置と同等
の機能を果たすことができる。データ交換手段14は、
各入出力手段からの情報を任意の入出力手段へ接続する
機能を持っている。これは伝送されるデータに図19に
示すような接続先及び発信元を特定することのできるヘ
ッダ情報を付加したパケット構成にすることによって実
現している。図19に於いて、接続先装置アドレスはこ
のデータパケットが送られるコンピュータ装置あるいは
周辺機器装置に固有に付された識別記号で、接続先ポー
ト番号は前記接続先装置アドレスで特定される装置が有
する各インターフェイスに固有に付された識別記号であ
る。また、発信元装置アドレスはこのデータパケットを
送出したコンピュータ装置あるいは周辺装置に固有に付
された識別記号で、発信元ポート番号は前記発信元装置
アドレスで特定される装置が有する各インターフェイス
固有に付された識別記号である。また、制御用コードは
伝送経路上で必要な情報、例えば、通信回線を経由する
場合、回線交換接続先の識別記号などが含まれている。
このようなデータ構成をとることによって本装置を複数
段経由させて接続を行うことも可能になる。
【0020】以上が、図1に於ける信号の流れ及び動作
の概要である。
【0021】図2は、本発明で複数のパラレルデータ入
出力手段6および複数のシリアルデータ入出力手段7を
有するデータ通信制御装置の実施例である。記号Bは本
発明の実施例のデータ通信制御装置に含まれる部分を示
している。21は本装置にパラレルデータライン3及び
シリアルデータライン5で接続されるコンピュータ装
置、22は21同様に、本装置にパラレルデータライン
3及びシリアルデータライン5で接続されるコンピュー
タ装置、23はデータ交換手段14で伝送交換されるデ
ータの接続配信先の情報を指示する情報入力手段、24
は送出先のデータ読み込み準備ができるまでの間、ある
いは読み込み動作が開始されるまでの間、一時的にデー
タを蓄えておくためのデータ蓄積手段、25は本装置に
パラレルデータライン3を介して接続されるプリンタ装
置などのパラレルポート接続装置、26はシリアルデー
タライン5を介して接続されるスキャナ装置などのシリ
アルポート接続装置である。信号の流れは図1の実施例
にて説明したので詳細は省略する。ここで、任意の装置
間の任意のポートを論理的に接続し、データの伝送が可
能であることを説明する。コンピュータ装置21のシリ
アルポート4から出力されるデータを、パラレルポート
接続装置25として接続されているプリンタ装置へ出力
する場合、あらかじめデータに伝送先データを含ませて
おくことによりデータ交換手段14で自動的に判別し、
転送経路を確立することができる。または、情報入力手
段23によって、スイッチ、あるいはキーボード装置に
より、直接データ交換手段14へ転送経路を指示し、デ
ータを伝送することもできる。これらは本装置に接続さ
れるすべての入出力ポート間で可能であり、さらに、通
信回線15を介して接続されている機器あるいは本機に
対しても同じ操作でデータの伝送が実現できる。
【0022】データを直接接続先の装置へ伝送するので
はなく、本機のデータ蓄積手段に一旦蓄え、伝送先装置
からの伝送要求をうけて、はじめて伝送する機能も有し
ている。これにより、常時受信状態であることの困難な
コンピュータ装置間のデータ伝送などに利用することが
できる。また、機密文書をプリンタ装置へ出力する場合
など、プリンタ装置側から識別コード、暗唱コードを本
装置に送ることによってはじめて印刷を開始する機能も
備えている。この機能を用いることによって、コンピュ
ータ装置とプリンタ装置が離れた位置にある場合でも、
印刷出力の秘匿性を守ることが可能となる。また、デー
タ蓄積装置は本装置の接続される一装置として認識され
ており、接続に際して共通データライン10を用いるこ
とによって整合性が高められている。
【0023】図3は、本発明の実施例で本装置と本装置
に接続されるコンピュータ装置や周辺機器装置との間の
複数の種類のインターフェイス回線を同一の通信路で接
続したものである。記号Cで示した破線内は本発明の実
施例のデータ通信制御装置の主装置部、記号Dで示した
破線内は本発明の実施例のデータ通信制御装置の副装置
部である。31は共通データライン10で用いる信号様
式を多重化して伝送するためのデータに変換する複合デ
ータ変換手段、32は伝送するデータを複合伝送路34
で伝送するのに適した様式に変更する複合データ入出力
手段、33はデータの伝送経路を指示する接続先情報入
力手段、34は本装置と接続する機器との間を結び、パ
ラレルデータとシリアルデータを同一の通信路で接続す
る複合データ通信路、35は複合データとパラレルデー
タ及びシリアルデータとを相互に変換する複合データ復
元手段である。
【0024】この実施例では、本発明のデータ通信制御
装置を主装置Cおよび副装置Dに分けて構成してある。
すなわち、複数のコンピュータ装置またはプリンタ装置
などは副装置D側に接続させ、副装置Dと主装置Cとの
あいだを接続する通信路は、パラレルデータやシリアル
データを多重化して伝送させるようにしてある。これに
よってインターフェイスの仕様、回線数によらず、複合
データ通信路34のみを接続することによってすべての
回線が接続されたのと同等の結果が得られる。よって、
少なくともインターフェイスの種類毎に通信路を敷設す
る必要がなくなるという利点がある。
【0025】本システムに接続されているコンピュータ
装置21からデータを出力し、パラレルポート接続機器
25へ伝送を行う場合、その伝送経路を指定する方法と
して接続先情報入力手段33によって設定されるか、ま
たはあらかじめコンピュータ装置から出力されるデータ
に含まれる、伝送先設定情報を利用する。これは、図1
9に於いて説明した接続先および発信元を示したヘッダ
情報を付加する方法である。すなわち、このヘッダ情報
を含まない、通常のデータが出力された場合、接続先情
報入力手段33によってスイッチなどによりあらかじめ
指定された前記ヘッダ情報が付加される。ヘッダが付加
されたデータは、複合データ復元手段35によって多重
化され、複合データ入出力手段32により複合データ伝
送路34を経て主装置Cへ到達する。主装置Cへ到達し
たデータは、複合データ入出力手段32および複合デー
タ変換手段31を経て、共通データライン10の信号様
式になった後、データ交換手段14へ伝送される。デー
タ伝送手段14ではヘッダ情報に付加されている接続先
情報から第一のデータ変換手段8へデータを転送する。
パラレルデータ入出力手段6によってパラレルインター
フェイスの仕様に復元されたデータは、パラレルデータ
ライン3を経て、パラレルポート接続装置25へ到達す
る。
【0026】図9は、複合データ変換手段31および複
合データ入出力手段32のより具体的な実施例を示した
構成ブロック図である。記号Eは複合データ入出力手段
32の範囲を記号Fは複合データ変換手段31の範囲を
示している。また、複合データ通信路34として光通信
回線を用いている。図中41は光通信回線として用いた
光ファイバ通信ケーブルの送受光装置、42はデータを
光ファイバ通信ケーブルで伝送させるのに適した形に変
換するための変調装置、43は光ファイバ通信ケーブル
から伝送されてくる信号からデータを抽出する復調回
路、44は共通データライン10で用いられているパラ
レルデータを通信に適したシリアルデータに変換する並
直変換装置、45は復調装置43からのシリアルデータ
をパラレルデータに変換する直並変換装置、46は共通
データライン10と複合データ通信路との伝送速度の差
を吸収するために一時的にデータを蓄えるデータ蓄積装
置、47はデータ中継路、49は複合データ通信路であ
る光通信回線である。
【0027】共通データライン10から送られてくる伝
送先情報を持ったデータは、一旦データ蓄積装置46へ
蓄えられる。次に、複合データ伝送路49の伝送タイミ
ングに合わせて並直変換装置44でシリアルデータに変
換され、変調装置42および送受光装置41にて光信号
に変換され、光ファイバーケーブルからなる複合データ
通信路49へ送り出される。ここで、データの持つヘッ
ダ情報から接続されている複合データ伝送路49が特定
できる場合で、かつ、複合データ伝送路の中継点に接続
されている場合、該当する一方向の複合データ伝送路4
9へのみデータを送出する機能も有する。この機能によ
り、不必要なデータの交換を防止し、データ伝送路の利
用効率を高めることができる。
【0028】複合データ通信路49から到来するデータ
は、そのヘッダ情報が判断され、以降のデータの伝送経
路が決定される。データのヘッダ情報からそのデータの
伝送先が、本複合データ入出力手段Eおよび複合データ
変換手段F以降に接続された機器以外の場合、受信した
送受光装置41から他方の送受光装置41へ復調装置4
3、データ中継路47および変調装置42を経由して直
接転送され、再び他方の複合データ通信路49へ送出さ
れる。すなわち、データの伝送先以外の接続先では、複
合データ入出力手段Eのみがその中継に寄与し、他の部
分へ負担をかけることはない。もし、到来したデータが
自装置宛の場合、送受光装置41および復調装置43で
再生されたデータが直並変換装置45を経て、データ蓄
積装置46へ一旦蓄えられ、共通データライン10へ送
られる。
【0029】光通信回線49として、赤外光を用いたシ
ステムによっても全く同様の機能を実現している。この
場合、光ファイバーケーブルのように物理的接続を行わ
なくてもすむという利点を有している。
【0030】図10は複合データ変換手段31および複
合データ入出力手段32の、より具体的な実施例を示し
た構成ブロック図である。記号Gは複合データ入出力手
段32を記号Fは複合データ変換手段31の範囲を示し
ている。これは、複合データ通信路34として同軸ケー
ブルを用いていた実施例である。図中56は複合データ
通信路である同軸ケーブル、57は前記同軸ケーブル5
6から本装置へ分岐し、信号を接続するための接続ケー
ブル、51は前記接続ケーブル57との電気的接合を行
う終端装置、52はシリアルデータを接続ケーブル57
へ送出するための送出装置、53は前記同軸ケーブル5
6のデータ伝送状態を知らせるキャリア検出信号、54
は接続ケーブルから送られてくるデータをシリアルデー
タに復元する受入装置である。複合データ入出力手段F
については、すでに説明済みであるので同軸ケーブルを
用いた複合データ入出力手段Gについて説明する。主た
る通信路である同軸ケーブル56から分岐し、接続ケー
ブル57から伝送されるデータは、終端装置51によっ
て電気信号として本装置へ入力される。さらに、受入装
置54へ伝送され、シリアルデータに復元される。ここ
で、到来したデータの持っているヘッダ情報により、自
装置あてのデータであるか否かを判断し、自装置以外へ
宛てたデータは、受入装置54にてすれられる。自装置
宛てのデータが到来した場合、受入装置54は直並変換
装置へデータを伝送する。データを送出する場合、並直
変換装置44から送られたシリアルデータは、送出装置
52によって、同軸ケーブル56を伝送するのに適した
形、すなわち高周波信号に周波数変調、位相変調、また
は振幅変調を施した信号に変換する。ここで、送出装置
52は、受入装置54から送られるキャリア検出信号5
3を確認し、同軸ケーブル56でデータの伝送が行われ
ていなときに、終端装置51および接続ケーブル57を
経て同軸ケーブル56へデータを送出する。このとき、
受入装置54は、送出されたデータを監視し、データの
衝突が発生したかどうかを検出し、もし、データに異常
があれば、送出装置52へ通知し、同じデータを再送信
させる。
【0031】同一の同軸ケーブル56で、同時に複数の
データ伝送を行う方法として送出装置52で用いる高周
波信号の周波数を複数用いた例を説明する。同一の同軸
ケーブル56に接続される各装置の受入装置で検出でき
る高周波信号の周波数をすべて固有のものに設定してお
く。データを送出しようとする送出装置52は、受入先
の受入装置54が検出することのできる周波数の高周波
信号にデータを変調し、同軸ケーブルに送る。このと
き、同一伝送路である同軸ケーブル56に接続された複
数の受入装置54は、すべて送出された高周波信号を受
信するが、自装置に設定された固有の周波数以外の高周
波信号は無視されるので、目的とする装置の受入装置5
4のみがデータを受け取ることができる。この方式を用
いると、データに特別なヘッダ情報をもたせる必要がな
くなり、また、同時に複数組のデータ伝送が可能になる
という利点を持っている。
【0032】同一の同軸ケーブル56で同時に複数のデ
ータ伝送を行う方法として、さらに、以下のような手法
によっても実現できた。伝送を行っていない待ち受け状
態では、すべての送出装置52および受入装置54は、
ある決められた周波数の高周波信号を送受信している。
ここで、伝送を行う要求が発生した場合、要求を発生し
た装置は、受入装置54によって使用されていない高周
波信号の周波数を探し、その周波数情報を伝送先の装置
へ通知する。通知を受けた伝送を受ける装置および伝送
を行う装置双方の送出装置52および受入装置54は、
決定された周波数の高周波信号を送受信できる状態に変
更し、その後、データの伝送を開始する。また、複数の
周波数を同時に使用することによって全二重通信が可能
になり、さらに伝送速度を高めることもできる。この動
的に伝送に用いる周波数を変更する方式を用いれば、伝
送可能な周波数の利用効率があがるほか、接続される機
器が変更されてもそれにともなう周波数の割当変更、機
器間の設定変更を行う必要がなくなる。
【0033】図11は複合データ変換手段31および複
合データ入出力手段32の、より具体的な実施例を示し
た構成ブロック図で、図10を用いて説明した同軸ケー
ブル56の代わりに、ツイストペアケーブル66を用い
た例である。図中、記号Hは複合データ入出力手段32
を、ツイストペアケーブルに接続する場合の構成を表し
た構成ブロック図で、61はツイストペアケーブルとの
電気的接合を行う終端器である。本図11にて用いた構
成は、図10にて説明した、同軸ケーブル56を用いた
場合と、その複合データ伝送路が異なっているのみで、
すべて同様の使用方法が可能である。ただし、同軸ケー
ブル56に比べ、ツイストペアケーブル66の方が構造
的に柔らかく、細いため、布線工事を行う際や、携帯型
の装置に接続する場合などに有利である。
【0034】図12は、複合データ伝送手段31及び複
合データ入出力手段32の、より具体的な実施例を示し
た構成ブロック図で、図10を用いて説明した同軸ケー
ブル56に代わりに、無線通信回線を用いた例である。
図中記号Iは、複合データ入出力手段32を無線通信回
線に接続する場合の構成を表した構成ブロック図で、7
1は送信装置、73は受信装置、75は送受信制御装
置、76は混合装置、77は空中線である。
【0035】基本的動作は、図10において説明した同
軸ケーブル56を用いる場合と同じである。すなわち、
変調装置42および送信装置71が送出装置52に、復
調装置43および受信装置73が受入装置54に相当す
る機能を司っている。ここで、送出されるデータは変調
装置42によって高周波搬送波信号に重畳され、送信装
置71によって増幅された後、空中線77より送信され
る。また、受信されたデータは、空中線77より混合装
置76を経て受信装置73にて弁別、増幅され、復調装
置43でシリアルデータに復元される。ここで、伝送に
用いる高周波信号の選択方法は、図10にて説明した同
軸ケーブルを用いる場合と同じように構成している。し
かし、本方式を用いれば複合データ伝送路の物理的な接
続が不要であるのは勿論、無線通信回線、すなわち用い
る電波の到達可能な範囲内であれば、その接続機器の設
置場所に制限がなく、また自由に移動できるという利点
を有する。
【0036】複合データ伝送路として、図10にて説明
した同軸ケーブルを用いた場合と、図12を用いて説明
した電波を用いた場合とで異なる点としてその伝送可能
距離があげられる。複合データ伝送路として同軸ケーブ
ルを用いた場合、その伝送可能距離は、用いる高周波信
号と使用する同軸ケーブルの伝送損失率から容易に計算
できる。また、同軸ケーブルの伝送経路に信号増幅器を
挿入することによって容易にその伝送可能距離を増やす
ことができる。しかし、無線通信回線の場合、伝送経路
の途中でその信号を増幅することは容易ではない。そこ
で、本装置には伝送先以外の複合データ入出力手段Iを
利用してデータを中継する機能をもたせてある。
【0037】データ中継機能を実現するために、データ
に含まれるヘッダ情報に目的とする機器に至るまでの伝
送経路の情報を含ませる。この情報を参照し、送出され
るデータは、まず1段目の中継用複合データ入出力手段
Iへ送られ、送受信制御装置75を経てデータ蓄積装置
46へ蓄えられる。次に、ヘッダ情報が更新され、次段
の中継用複合データ入出力手段Iへ転送される。この動
作を繰り返し、最終的なデータを転送すべき装置へ到達
する。また、各装置の送受信周波数をそれぞれ固有のも
のとする事によって同時に送受信動作が行えるので、デ
ータ蓄積装置46へデータを蓄えることなく中継機能を
実現することもできる。
【0038】図13は、データ通信制御装置の副装置部
Dをさらに詳細に説明した構成ブロック図で、記号Jは
複合データ復元手段35、記号Iは複合データ入出力手
段32で、81はデータ制御部、82は接続先情報入力
手段、83はパラレルデータライン3により接続される
プリンタ、84はシリアルデータライン5によって接続
されるプロッタである。複合データ入出力手段Iについ
ては、前述のE、G、H、およびIのいずれも用いるこ
とができる。本図13では、無線通信回線を用いたIを
もって例示している。復調装置74から送られてくるデ
ータは、データ制御部81へ取り込まれる。ここで、デ
ータのヘッダ情報が解析され、宛先となるポート番号が
認識され、該当するポートへ接続されているデータ変換
手段へデータが送られる。副装置部Dに接続されている
装置、たとえばプロッタ装置84からデータの伝送要求
が発生した場合、データは、シリアルデータ入出力手段
7、第二のデータ変換手段9を経て、データ制御部81
へ到達する。ここで、伝送先情報および発信元情報が、
接続先入力手段82からの情報を参照しながら付加され
る。このデータは、変調装置72、送信装置71および
混合装置76を経て空中線77から無線通信路へ伝送さ
れる。
【0039】図15は本発明の実施例のデータ通信制御
装置へ電力を供給する一方法を示したもので、データ通
信回線から駆動用電源を得る方法を示した実施例であ
る。図中イはデータ送出部、ロはデータ伝送路、ハはデ
ータ受信部である。また110はデータ送出増幅器、1
11はデータ受信増幅器、112は送出データ入力端
子、113は受信データ出力端子、114は平滑コンデ
ンサ、115は整流素子、116は抽出した電源取り出
し端子である。図16は、データ伝送路ロを伝送される
信号波形を示したものである。
【0040】データ伝送路ロを伝送される信号は、図1
6に示したように、交流信号である。この信号から直流
電圧を取り出すために、整流素子115を用いた全波整
流回路と、平滑コンデンサ114を用いている。すなわ
ち、データ送出増幅器110から出力される信号を整流
し、駆動用電源として電源取り出し端子116から取り
出して利用することができる。この構成を用いることに
よって、データ伝送路ロによって遠隔部に接続されるユ
ニットに対して、特別に電源供給用のケーブルを敷設
し、あるいは駆動用の電源装置を設ける必要がなくなる
利点がある。特に、図13において説明した副装置部の
電源装置としては最適である。
【0041】図17は本発明の実施例のデータ通信制御
装置へ電力を供給する一方法を示したもので、データ通
信回線を用いて、駆動用電源を送る方法の実施例であ
る。図中121は直流阻止コンデンサ、122は交流阻
止コイル、123は電源装置である。
【0042】図18は、データ伝送路ロを伝送される電
圧波形を示した図である。電源用電圧は直流信号で、そ
の電圧値がVaであり、データ信号電圧はVmaxおよ
びVminの間で変化する交流信号であることを示して
いる。
【0043】図17で示した回路図は、データ送出部イ
にある電源装置123から、データ受信部ハにある電源
取り出し端子116へ電力を送る為の構成を示してい
る。伝送される信号は、データ送出増幅器110から出
力される交流信号であるので、直流阻止コンデンサ12
1は通過できるが、交流阻止コイル122は通過できな
い。そのため、データ送出増幅器110をでた後、直流
阻止コンデンサ121を通過し、データ伝送路ロを経て
データ受信部ハへ達し、直流阻止コンデンサ121を通
過してデータ受信増幅器111へ到達する。そこで増幅
され受信データ出力端子113へ出現する。一方電源装
置123によって供給される電源用電圧は、直流信号で
あるので、交流阻止コイル122は通過できるが、直流
阻止コンデンサは通過でいない。そのため、電源装置1
23をでた後、交流阻止コイル122を通過し、データ
伝送路ロを経てデータ受信部ハへ達し、交流阻止コイル
122を通過して平滑コンデンサ114に到達する。こ
こで、電源取り出し端子116には、電源装置123か
ら供給される電圧が出現する。この構成を用いることに
よって、同一のデータ伝送路ロをもちいて、データ信号
と電源電圧を、お互いに影響を及ぼさず、同時に伝送す
ることが可能となる。すなわち、接続される複数のユニ
ットすべてに対して、特別に電力供給用のケーブルを敷
設することなく、主装置の電源装置123一つのみか
ら、駆動用電源を供給する事ができる。
【0044】本発明の実施例として、主にプリンタ装置
に用いられるパラレルデータインターフェイス、モデム
装置などに用いられるシリアルデータインターフェイス
および公衆通信回線に接続されるファクシミリ装置など
について、その接続例を示した。しかし、これらの他に
も、コンピュータ装置及びその周辺機器とを接続し、デ
ータ通信を行うものとして、GPIB規格インターフェ
イス、RS−422規格インターフェイス、SCSI規
格インターフェイスなど、多数存在する。いずれの場合
も、それぞれの規格に適したデータ入出力手段およびデ
ータ変換手段をもちい、本装置内部で用いた、共通デー
タライン10を伝送する信号様式に変換することによっ
て、容易に接続が可能になる。これにより、本実施例で
は例示するに及ばなかったが、ディスクファイル装置な
どの記憶装置やGPIB規格インターフェイスを備えた
計測装置などを、その固有のインターフェイス規格にと
らわれることなく接続することが可能になる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、コン
ピュータ装置およびその周辺機器間のデータ通信に用い
られる複数種類の信号様式を、1種類の共通の信号様式
に変換して一元管理できるので、本装置に接続される任
意の機器間の任意の信号様式を持ったインターフェイス
どうしを容易に接続する事が可能になった。つまり、本
発明のデータ通信制御装置では、本装置へ入出力される
データの信号様式を一旦本装置内部で用いる共通の信号
様式に変換してから接続切替動作を行うので、本装置へ
入出力される信号様式の種類に関係なく、本装置で用い
る共通の信号様式に対応した1種類のデータ交換手段、
すなわち切替装置を準備するだけですべての種類の信号
様式の接続切替動作を行うことが可能となった。
【0046】また、本装置で扱う信号様式の種類が増え
ても、新しく増えた信号様式と本装置内部で用いる共通
の信号様式の間を変換するデータ変換手段を準備するだ
けで既存のすべての信号様式のインターフェイス間との
データ伝送が可能になった。また、本装置で用いる共通
の信号様式として公衆通信回線や構内交換回線、無線通
信回線などを通信路として用いる仕様とすることによっ
て、コンピュータ装置または周辺機器間の通信可能な距
離の制限をなくすことが可能となった。この場合、既存
の通信回線を用いることによって新たに通信路を敷設す
る必要はない。さらに、通信回線を経由して接続される
ファクシミリ装置などの機器とのデータ通信も可能にな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のデータ通信制御装置の全体構
成を表したブロック図である。
【図2】本発明の実施例で、パラレル入出力手段及びシ
リアル入出力手段を複数持った場合の構成を表したブロ
ック図である。
【図3】本発明の実施例で、主装置およびコンピュータ
機器との間の接続をパラレルデータ及びシリアルデータ
共通の伝送路で行った場合の構成を表したブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施例で、データ交換手段へ接続され
る内部バスの伝送タイミングを示したタイムチャートで
ある。
【図5】本発明の実施例で、内部バスとパラレルデータ
を入出力する機器との接続を示した図である。
【図6】本発明の実施例で、内部バスとシリアルデータ
を入力する機器とを接続する場合の信号伝送タイミング
を示したタイムチャートである。
【図7】本発明の実施例で、内部バスとシリアルデータ
を出力する機器とを接続する場合の信号伝送タイミング
を示したタイムチャートである。
【図8】本発明の実施例で、内部バスとシリアルデータ
を入出力する機器との接続を示した図である。
【図9】本発明の実施例で、主装置及び各機器との間を
光ファイバーケーブルで接続したときの、複合データ入
出力手段および複合データ変換手段の内部ブロック図で
ある。
【図10】本発明の実施例で、主装置及び各機器の間を
同軸ケーブルで接続したときの複合データ入出力手段お
よび複合データ変換手段の内部ブロック図である。
【図11】本発明の実施例で、主装置及び各機器の間を
ツイストペアケーブルで接続したときの複合データ入出
力手段および複合データ変換手段の内部ブロック図であ
る。
【図12】本発明の実施例で、主装置及び各機器の間を
無線通信回線で接続したときの複合データ入出力手段お
よび複合データ変換手段の内部ブロック図である。
【図13】本発明の実施例で、主装置及び各機器の間を
無線通信回線で接続したときの複合データ入出力手段お
よびコンピュータ装置へ接続する為の複合データ変換手
段の内部ブロック図である。
【図14】本発明の実施例で、データ通信手段、第三の
データ変換手段及び網制御手段の内部ブロック図であ
る。
【図15】本発明の実施例で、データ伝送路から駆動用
電力を抽出する為の回路図である。
【図16】本発明の実施例で、データ伝送路の伝送信号
波形の一例である。
【図17】本発明の実施例で、データ伝送路を用いて駆
動用電力を重畳伝送するための回路図である。
【図18】本発明の実施例で、データ伝送路の伝送信号
波形の一例である。
【図19】本発明の実施例で、伝送されるデータ構造を
示した図である。
【図20】従来から用いられているコンピュータ機器と
通信路を接続するための装置の一例を示したブロック図
である。
【符号の説明】
1 コンピュータ装置 2 パラレルデータインターフェイス 3 パラレルデータライン 4 シリアルデータインターフェイス 5 シリアルデータライン 6 パラレルデータ入出力手段 7 シリアルデータ入出力手段 8 第一のデータ変換手段 9 第二のデータ変換手段 10 共通データライン 11 第三のデータ変換手段 12 データ通信手段 13 網制御手段 14 データ交換手段 15 通信回線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ機器とその周辺機器とのデ
    ータを入出力するデータ入出力手段と、コンピュータ機
    器とその周辺機器で用いている信号様式とデータ通信装
    置内部で用いる信号様式とを相互に変換するデータ変換
    手段と、前記データ変換手段間を任意に接続するデータ
    接続交換手段とを有することを特徴とするデータ通信制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ入出力手段が用い
    ている信号様式の1つが、通信回線を通してデータを伝
    送する様式であることを特徴とする請求項1記載のデー
    タ通信制御装置。
JP4180006A 1992-07-07 1992-07-07 データ通信制御装置 Pending JPH0628274A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999049374A1 (fr) * 1998-03-23 1999-09-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Processeur numerique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999049374A1 (fr) * 1998-03-23 1999-09-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Processeur numerique
US6606635B1 (en) 1998-03-23 2003-08-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Data processing apparatus

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