JPH06282590A - 画像情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、表示画像の属性を画像表示エリア内
に表示することにより、画像表示エリアを拡大すると共
に画像属性を常に画面上に表示しておくことを可能とす
る画像情報処理装置を提供する。 【構成】表示画面全体を画像を表示する画像表示エリア
とする手段と、表示画像に対する属性を表示する画像属
性表示エリアを前記画像表示エリア内にその一部として
重ねて設ける手段とを具備し、画像表示エリアを拡大す
ることが可能になると共に画像属性を常に画面上に表示
させることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、表示画像の画像属性を
画像表示エリア内に表示することを可能にした画像情報
処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】画像情報処理装置、例えば画像ファイリ
ング装置には、データベースとして光ディスク等が備え
られている。画像ファイリング装置においては、光ディ
スクに記憶されている画像データを検索し、読みだして
ＣＲＴ画面上に表示させることがを行なう。従来、ＣＲ
Ｔ画面上には、画像データを表示する画像表示エリアと
は別に、画面上に表示されている画像の属性情報、例え
ば画像サイズ、画像密度、拡大縮小率を画面内に表示す
る画像属性表示エリアが別個に分けて設けられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
ＣＲＴ画面が画像表示エリアと、画像属性表示エリアと
に分けられているために、ＣＲＴ画面上の限られた表示
エリアに画像属性表示エリアを設けてしまうと画像表示
エリアが必然的に狭められてしまうという問題があっ
た。一方、ＣＲＴ画面上の全ての表示エリアを画像表示
エリアとしてしまうと、表示されている画像の属性を表
示できなくなってしまい、表示画像の属性を知ることが
できないという問題があった。更に、ＣＲＴ画面上に複
数の画像を表示する場合には、従来はそれぞれの画像に
対して属性表示エリアを設けるために、更に画像表示エ
リアが狭められてしまうという問題があった。

【０００４】本発明は、上記問題を解決すべく成された
ものであり、表示画像の画像属性を画像表示エリア内に
表示することにより、画像表示エリアを拡大すると共に
画像属性を常に画面上に表示しておくことを可能とする
画像情報処理装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、表示画面全体を画像を表示する画像表示
エリアとする手段と、表示画像に対する属性を表示する
画像属性表示エリアを前記画像表示エリア内にその一部
として重ねて設ける手段とを具備している。

【０００６】

【作用】複数のウインドウを任意の場所に表示可能なウ
インドウシステムを用いることにより、ＣＲＴ画面上に
別個に属性表示エリアを固定的に設けずに、画面全体を
画像表示エリアとし、表示画像の画像属性を画像表示エ
リア内にその一部として表示させる。つまり、画像表示
エリアの上に画像属性の表示場所としてのウインドウを
重ね、ウインドウ機能によりオーバーライトさせて画像
属性表示エリアを設けて、特別に画像属性表示エリアを
設けない。これにより、画像表示エリアを拡大すること
が可能になると共に表示画像の属性を常に画面上に表示
させることが可能になる。更に、画像属性情報も画像サ
イズ、画像密度に加えて拡大縮小倍率も表示できる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。

【０００８】図７は本発明の画像情報処理装置例えば画
像ファイリング装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。画像ファイリング装置１は公衆回線２を介して他の
画像ファイリング装置１と接続されている。この画像フ
ァイリング装置１は、制御部１０、スキャナ装置１８、
光ディスク装置２２、キーボード２３ａ、マウス２３
ｂ、ＣＲＴディスプレイ装置２４、プリンタ装置２５及
び磁気ディスク装置２７によって構成されている。キー
ボード２３ａ及びマウス２３ｂは制御部１０のＣＰＵ３
４に接続されている。

【０００９】制御部１０は、画像の記憶、検索、及び編
集処理等のための各種制御を行なうＣＰＵ３４と、光デ
ィスク装置２２とＣＰＵ３４とを接続する光ディスクイ
ンタフェース３６と、磁気ディスク装置２７とＣＰＵ３
４とを接続する磁気ディスクインタフェース３７と、画
像の記憶、検索、編集等の各種制御プログラム及び管理
情報等を記憶するメインメモリ３８と、ＣＲＴディスプ
レイ装置２４によって表示される画像を一時記憶するた
めの表示用インタフェースである表示メモリ４２と、画
像メモリ（ＰＭ）５０と、画像処理部５１と、スキャナ
装置１８用のスキャナインタフェース５２と、プリンタ
装置２５用のプリンタインタフェース５４と、他の画像
ファイリング装置、ファクシミリ装置、パソコン等の外
部機器と接続するためのネットワークインタフェース５
８とから構成されている。各部はシステムバス３０によ
り、各部を制御するＣＰＵ３４に接続されている。スキ
ャナ装置１８は、システムバス３０とは別に、図８に示
すように、画像データを転送する転送バス３１により、
スキャナインタフェース５２、バスコントローラ４８、
及びＲＰＵ４９を介して画像メモリ５０に接続されてい
る。バスコントローラ４８は転送バス３１をコントロー
ルし、ＲＰＵ４９は画像メモリ５０のアドレス計算を行
なう。各部のＩ／Ｏ間はＥＩＳＡバスにより接続されて
いる。

【００１０】スキャナ装置１８は２次元走査装置であ
り、原稿（文書）上をレーザビーム光で２次元走査する
ことにより、原稿上の画像に応じた電気信号（イメージ
データ）を得るものである。光ディスク装置２２は、ス
キャナ装置１８で読み取られた原稿の画像を光ディスク
に順次記憶するものである。また、キーボード２３ａ等
によって指定される検索コードに対応した画像を光ディ
スクから検索するものである。キーボード２３ａは、光
ディスクに記憶する画像に対応する固有の検索コード及
び記憶、検索、編集処理等の各種動作指令などを入力す
るものである。また、マウス２３ｂは、例えばＣＲＴデ
ィスプレイ装置２４の表示ウインドウ上に表示されるカ
ーソルを任意に移動させ、種々の動作モード、画像編集
のための領域指定等を選択または指示するものである。

【００１１】ＣＲＴディスプレイ装置２４は、スキャナ
装置１８で読み取られた画像及び光ディスクから検索さ
れた画像を表示するものである。プリンタ装置２５は、
スキャナ装置１８で読み取られた画像、光ディスクから
検索された画像またはＣＲＴディスプレイ装置２４で表
示している画像を印字出力（ハードコピー）するもので
ある。磁気ディスク装置２７はこの磁気ディスク装置２
７に装着された磁気ディスクに各種制御プログラムを記
憶すると共にキーボード２３ａから入力された検索コー
ドとこの検索コードに対応する画像が記憶される光ディ
スク上の記憶アドレス、画像サイズ等から成る検索デー
タつまり検索情報を記憶するものである。

【００１２】図１は本発明の画像情報処理装置における
ＣＲＴ画面の第１の例を示す概略図であり、通常の画像
表示を行なったときものである。本発明では、複数のウ
インドウを任意の場所に表示可能なウインドウシステム
を用いることにより、画像表示エリアの上に画像属性の
表示場所としてのウインドウを重ね、ウインドウ機能に
よりオーバーライトさせて画像属性表示エリアを設け
て、特別に画像属性表示エリアを設けない。これは以下
の例でも同様である。図１の第１の例では、ＣＲＴ画面
６１上に属性表示エリアを特別に固定して設けずに、操
作メニューを表示するエリア６２を除いて、画面全体を
画像表示エリアとし、表示画像の画像属性を画像表示エ
リア内に表示させる。この第１の例では、ＣＲＴ画面６
１の画像表示エリアの隅に画像属性表示エリア６３を設
けた例を示したものである。これにより、画像表示エリ
ア内で画像属性表示エリア６３により表示画像６４（図
１では簡単のために、表示画像６４を「Ｅ」で表わして
いる、以下同じ）の隠れる部分が少なくできる。

【００１３】図２は本発明の画像情報処理装置における
ＣＲＴ画面の第２の例を示す概略図であり、ＣＲＴ画面
６１上に操作メニューを表示するエリア６２も設けず
に、画面全体を画像表示エリアとしたときのものであ
る。やはり、ＣＲＴ画面６１上に属性表示エリアを特別
に固定して設けずに、画面全体を画像表示エリアとし、
画像属性表示エリア６３はやはりＣＲＴ画面６１の画像
表示エリアの隅に設けられている。画像表示エリアと画
像属性表示エリア６３とを分けないために、画面全体を
画像表示エリアとして使用した時でも画像属性を知るこ
とが出来る。

【００１４】図３は本発明の画像情報処理装置における
ＣＲＴ画面の第３の例を示す概略図であり、操作メニュ
ーを表示するエリア６２を除いてＣＲＴ画面６１を分割
して、ＣＲＴ画面６１上に複数の表示画像６４を同時に
表示したときのものである。やはり、ＣＲＴ画面６１上
に属性表示エリアを特別に固定して設けずに、画面全体
を画像表示エリアとし、画像属性表示エリア６３はやは
りＣＲＴ画面６１の各画像表示エリアの隅に設けられて
いる。図３では、ＣＲＴ画面１上に４つの表示画像６４
を同時に表示した例を示している。画像属性表示エリア
６３は各画像表示エリアの隅に設けられている。この第
３の例においても、画像属性表示を画像表示エリア内に
行なうことにより、有効に複数の画像を画像表示エリア
内に表示することが出来る。

【００１５】図４は実際の画面編集用のＣＲＴ画面の例
を示す概略図である。図４は図３に対応したＣＲＴ画面
６１上に複数の表示画像６４を同時に表示したときのも
のである。各画像表示エリアの左下の隅に画像属性表示
エリア６３が設けられている。４つの画像表示エリアの
うち左上の画像表示エリアの画像属性表示エリア３内の
「Ａ４」は用紙サイズを示し、「２００」は用紙密度を
示し、「９０」は表示倍率（％）を示している。４つの
画像表示エリアのうち左下の画像表示エリアには画像属
性表示エリア６３が表示されていないが、この画像属性
表示エリア６３は必要に応じて表示／非表示に切り替え
ることができる。

【００１６】この図４のように、画面を分割して複数の
画像を表示する場合などには各表示画像に対して画像属
性表示エリア６３が必要になるが、この画像属性表示エ
リア６３を各画像表示エリア内におくことにより画面内
に固定エリアをとらずに、それぞれの表示画像に対して
属性を表示することが可能になる。この画像属性表示エ
リア６３の必要性に関しては既に光ディスクへ登録して
ある画像やスキャナ１８から読み込んだ画像等を基に新
しい画像を編集する時など、どのサイズの台紙に対して
編集を行なえば良いのかがわかる。また、同一の光ディ
スク内に各種の画像サイズの画像が記憶されている場合
などには、プリンタ２５の出力の際にカセットをセット
する時もこの表示があればどのカセットをセットするべ
きかが知ることが出来る。図４の下部のファンクション
Ｆ１はスキャナ１８からの読み込みであり、ファンクシ
ョンＦ２はプリンタ２５への出力である。操作メニュー
２には、拡大、縮小、画像属性、全画面、指定拡大等の
メニューがある。

【００１７】図５はメインメモリの画像テーブルの一例
の概略を示す図である。データベースに対応して、画像
属性として画像サイズ、画像密度（ＰＰＩ）等がしめさ
れている。メインメモリ３８は倍率を計算する計算場所
を与える。

【００１８】図６は本発明における画像属性の表示処理
の流れを示すフローチャートである。まず、プログラム
に基づいてスキャナ１８により画像データが読み取られ
る（ステップｓｔ１０）。その後、画像データはスキャ
ナインターフェイス５２内のダイレクトメモリアクセス
コントローラ（ＤＭＡＣ）の命令によりスキャナインタ
ーフェイス５２、転送バス３１、バスコントローラ４８
及びＲＰＵ４９を介して画像メモリ５０へ転送されここ
に記憶される（ステップｓｔ１１）。ＣＰＵ３４はメイ
ンメモリ３８の画像データテーブルにその画像データの
画像サイズ、画像密度（ＰＰＩ）、ＣＲＴに対しての表
示座標等をセットする（ステップｓｔ１２）。次に、画
像データはＣＰＵ３４により画像メモリ５０からメモリ
バス３１上を表示メモリ４２へ転送され、表示メモリ４
２に記憶される（ステップｓｔ１３）。画像メモリ５０
上では、画像毎に与えられる画像エリアと属性エリアと
が画像編集プログラムにより作成される。画像属性の表
示が必要か否かは予めオペレータによりシステムに入力
されている。ここで、システムが画像属性表示が要求さ
れているか否か判断する（ステップｓｔ１４）。属性表
示が要求されていない場合には画像属性の表示処理は終
了する。一方、属性表示が要求されている場合には、画
像の表示倍率がＣＰＵ３４により計算され、画像メモリ
５０にセットされる（ステップｓｔ１５）。次に、メイ
ンメモリ３８のデータテーブルから各情報がＣＰＵ３４
により画像メモリ５０へ読みだされセットされる（ステ
ップｓｔ１６）。全ての表示データはＣＰＵ３４により
画像メモリ５０から読み出され表示メモリ４２に転送さ
れ、ＣＲＴディスプレイ装置２４のＣＲＴ画面６１上に
表示される（ステップｓｔ１７）。以上により、属性表
示処理が終了する。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ＣＲＴ画面上に属性表示エリアを設けずに画面全体を画
像表示エリアとし、表示画像の画像属性を画像表示エリ
ア内に表示させることにより、画像表示エリアを拡大す
ることが可能になると共に画像属性を常に画面上に表示
させることが可能になる。更に、ＣＲＴ画面を分割して
複数の画像を表示するとき、それぞれの画像に対して属
性表示エリアを設ける必要がないためＣＲＴ画面を有効
に使うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の画像情報処理装置におけるＣＲＴ画面
の第１の例を示す概略図。

【図２】本発明の画像情報処理装置におけるＣＲＴ画面
の第２の例を示す概略図。

【図３】本発明の画像情報処理装置におけるＣＲＴ画面
の第３の例を示す概略図。

【図４】実際の画面編集用のＣＲＴ画面の例を示す概略
図。

【図５】メインメモリの画像テーブルの一例の概略を示
す図。

【図６】本発明における画像属性の表示処理の流れを示
すフローチャート。

【図７】本発明の画像情報処理装置例えば画像ファイリ
ング装置の概略の構成を示すブロック図。

【図８】スキャナ装置と画像メモリの接続を示す図。

【符号の説明】

１・・・画像ファイリング装置、２・・・公衆回線、１
０・・・制御部、１１・・・外部記憶装置（ＨＤ）、１
２・・・補助記憶装置（ＦＤＤ）、１３・・・保存基底
データ構造例、１４・・・検索条件式ファイルフォーマ
ット例、１５・・・検索条件式ファイル名一覧表例、１
８・・・スキャナ装置、２２・・・光ディスク装置、２
３ａ・・・キーボード、２３ｂ・・・マウス、２４・・
・ＣＲＴディスプレイ装置、２５・・・プリンタ装置、
２６・・・磁気ディスク装置、６１・・・ＣＲＴ画面、
６２・・・操作メニュー、６３・・・画像属性表示エリ
ア、６４・・・表示画像。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】表示画面全体を画像を表示する画像表示エ
   リアとする手段と、 表示画像に対する属性を表示する画像属性表示エリアを
   前記画像表示エリア内にその一部として重ねて設ける手
   段と、 を具備したことを特徴とする画像情報処理装置。
2. 【請求項２】前記画像属性表示エリア内に属性として画
   像サイズ、画像密度に加えて拡大縮小率が表示される請
   求項１記載の画像情報処理装置。