JPH06282559A - 医療材料及び医薬品の患者別セット方式 - Google Patents
医療材料及び医薬品の患者別セット方式Info
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少ない労力で正確に医療材料や注射薬等の医
薬品を患者別にセットできる医療材料及び医薬品の患者
別セット方式を提供すること。 【構成】 データ入力部３，４、処理制御部１−１、デ
ータ記憶部１−２、患者別に医療材料及び／又は医薬品
のセット先及びセット数量を表示する表示器５−１〜５
−ｎを具備し、処理制御部はデータ入力手段により入力
された患者別に使用する医療材料及び／又は医薬品の品
名、数量及び使用日時等を指示する患者別指示データを
データ記憶部に記憶し、データ入力部から日時を指定す
ることにより、当該日時に使用する医療材料及び／又は
医薬品を患者別指示データから抽出し、該抽出した医療
材料及び／又は医薬品をその品名毎に対応させてそれを
使用する患者、使用数量を分類してデータ記憶部に記憶
し、データ入力手段で医療材料及び／又は医薬品の品名
データを入力することにより、表示器に当該医療材料及
び／又は医薬品のセット先及びセット数量を表示する。
薬品を患者別にセットできる医療材料及び医薬品の患者
別セット方式を提供すること。 【構成】 データ入力部３，４、処理制御部１−１、デ
ータ記憶部１−２、患者別に医療材料及び／又は医薬品
のセット先及びセット数量を表示する表示器５−１〜５
−ｎを具備し、処理制御部はデータ入力手段により入力
された患者別に使用する医療材料及び／又は医薬品の品
名、数量及び使用日時等を指示する患者別指示データを
データ記憶部に記憶し、データ入力部から日時を指定す
ることにより、当該日時に使用する医療材料及び／又は
医薬品を患者別指示データから抽出し、該抽出した医療
材料及び／又は医薬品をその品名毎に対応させてそれを
使用する患者、使用数量を分類してデータ記憶部に記憶
し、データ入力手段で医療材料及び／又は医薬品の品名
データを入力することにより、表示器に当該医療材料及
び／又は医薬品のセット先及びセット数量を表示する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、病院等で注射薬等の医
療材料及び／又は医薬品を患者別にセットするのに好適
な医療材料及び医薬品の患者別セット方式に関するもの
である。
療材料及び／又は医薬品を患者別にセットするのに好適
な医療材料及び医薬品の患者別セット方式に関するもの
である。
【０００２】
【従来技術】近年、注射薬を毎日患者別にセットする病
院が増加する傾向にある。従来この注射薬の患者別セッ
ト方法は、作業員が医師が作成した患者別注射薬指示伝
票を見ながら、この伝票の指示に従い、１人分ずつセッ
トしていた。
院が増加する傾向にある。従来この注射薬の患者別セッ
ト方法は、作業員が医師が作成した患者別注射薬指示伝
票を見ながら、この伝票の指示に従い、１人分ずつセッ
トしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の患者別のセット方法には下記のような問題点があっ
た。 （１）病院においては、入院患者の全てが対象となるの
で多数の注射薬をセットする必要があり、しかも対象が
患者であるため注射薬指示伝票が出てから短時間にセッ
トを行わなければならないが、セットに時間がかかる。
来の患者別のセット方法には下記のような問題点があっ
た。 （１）病院においては、入院患者の全てが対象となるの
で多数の注射薬をセットする必要があり、しかも対象が
患者であるため注射薬指示伝票が出てから短時間にセッ
トを行わなければならないが、セットに時間がかかる。
【０００４】（２）一般の病院が取り扱う注射薬は数百
種にものぼり、この中から対象となる注射薬を探すには
かなりの時間を要するため、複数の作業者が同時に作業
をしなければならない場合もあり、省力化の障害とな
る。
種にものぼり、この中から対象となる注射薬を探すには
かなりの時間を要するため、複数の作業者が同時に作業
をしなければならない場合もあり、省力化の障害とな
る。
【０００５】（３）人間が伝票を見ながら急いで作業す
るため、注射薬指示伝票の読み間違いや注射薬の取り違
い、数量間違い等が発生する恐れがあり、またこの確認
のための修正作業に多くの労力を要する。
るため、注射薬指示伝票の読み間違いや注射薬の取り違
い、数量間違い等が発生する恐れがあり、またこの確認
のための修正作業に多くの労力を要する。
【０００６】また、作業性を良くするため、事前に注射
薬を梱包から解き、立体的な作業棚に配置する場合が、
多いがこの前処理にも多くの労力を必要とする。
薬を梱包から解き、立体的な作業棚に配置する場合が、
多いがこの前処理にも多くの労力を必要とする。
【０００７】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、少ない労力で正確に医療材料
や注射薬等の医薬品を患者別にセットできる医療材料及
び医薬品の患者別セット方式を提供することを目的とす
る。
で、上記問題点を除去し、少ない労力で正確に医療材料
や注射薬等の医薬品を患者別にセットできる医療材料及
び医薬品の患者別セット方式を提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、医療材料及び医薬品の患者別セット方式を下
記のように構成した。各種データを入力するデータ入力
手段、データを処理し各部を制御する処理制御手段、デ
ータを記憶する記憶手段、患者別に医療材料及び／又は
医薬品のセット先及びセット数量を表示する表示手段を
具備し、処理制御手段はデータ入力手段により入力され
た患者別に使用する医療材料及び／又は医薬品の品名、
数量及び使用日時等を指示する患者別指示データを前記
記憶手段に記憶し、入力手段から日時を指定することに
より、当該日時に使用する医療材料及び／又は医薬品を
記憶手段に記憶した患者別指示データから抽出し、該抽
出した医療材料及び／又は医薬品をその品名毎に対応さ
せてそれを使用する患者、使用数量を分類して記憶手段
に記憶し、データ入力手段で医療材料及び／又は医薬品
の品名データを入力することにより、表示手段に当該医
療材料及び／又は医薬品のセット先及びセット数量を表
示することを特徴とする。
本発明は、医療材料及び医薬品の患者別セット方式を下
記のように構成した。各種データを入力するデータ入力
手段、データを処理し各部を制御する処理制御手段、デ
ータを記憶する記憶手段、患者別に医療材料及び／又は
医薬品のセット先及びセット数量を表示する表示手段を
具備し、処理制御手段はデータ入力手段により入力され
た患者別に使用する医療材料及び／又は医薬品の品名、
数量及び使用日時等を指示する患者別指示データを前記
記憶手段に記憶し、入力手段から日時を指定することに
より、当該日時に使用する医療材料及び／又は医薬品を
記憶手段に記憶した患者別指示データから抽出し、該抽
出した医療材料及び／又は医薬品をその品名毎に対応さ
せてそれを使用する患者、使用数量を分類して記憶手段
に記憶し、データ入力手段で医療材料及び／又は医薬品
の品名データを入力することにより、表示手段に当該医
療材料及び／又は医薬品のセット先及びセット数量を表
示することを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明は上記構成を採用することにより、作業
者がデータ入力手段で医療材料及び／又は医薬品の品名
データを入力することにより、当該医療材料及び／又は
医薬品をセット先、使用数量が表示手段に表示されるか
ら、作業はその指示に従って当該医療材料及び／又は医
薬品をセットすればよい。
者がデータ入力手段で医療材料及び／又は医薬品の品名
データを入力することにより、当該医療材料及び／又は
医薬品をセット先、使用数量が表示手段に表示されるか
ら、作業はその指示に従って当該医療材料及び／又は医
薬品をセットすればよい。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図２は本発明の患者別セット方式を適用する装置
の外観を示す図である。１はコンピュータであり、該コ
ンピュータ１にはキーボード３、光学的読み取り装置４
−１，４−２、プリンタ２等が接続されている。４−１
は医師が作成する注射指示伝票から患者別指示データを
読み取るＯＣＲからなる第一の光学的読取装置であり、
４−２は注射役に付されたバーコードを読み取るバーコ
ードリーダからなる第二の光学的読取装置である。５は
注射薬の患者別セットを指示するセット表示装置であ
り、該セット表示装置５の上面には複数個の表示器５−
１，５−２・・・・・５−ｎが設けられており、表示器
５−１，５−２・・・・・５−ｎのそれぞれの側部には
注射薬をセットするセット用コンテナー９が配置されて
いる。
する。図２は本発明の患者別セット方式を適用する装置
の外観を示す図である。１はコンピュータであり、該コ
ンピュータ１にはキーボード３、光学的読み取り装置４
−１，４−２、プリンタ２等が接続されている。４−１
は医師が作成する注射指示伝票から患者別指示データを
読み取るＯＣＲからなる第一の光学的読取装置であり、
４−２は注射役に付されたバーコードを読み取るバーコ
ードリーダからなる第二の光学的読取装置である。５は
注射薬の患者別セットを指示するセット表示装置であ
り、該セット表示装置５の上面には複数個の表示器５−
１，５−２・・・・・５−ｎが設けられており、表示器
５−１，５−２・・・・・５−ｎのそれぞれの側部には
注射薬をセットするセット用コンテナー９が配置されて
いる。
【００１１】図３は表示器５−１を示す図で、表示器５
−１には表示ランプａ、数量表示ディスプレイｂ及び完
了ボタンｃが設けられている。なお、表示器５−２・・
・・・５−ｎも図示は省略するが同一の構成である。ま
た、セット表示装置５の近傍には作業内容のアナウンス
を表示する作業内容アナウンス表示器６がアナウンス表
示コントローラ１４を介して設けられている。
−１には表示ランプａ、数量表示ディスプレイｂ及び完
了ボタンｃが設けられている。なお、表示器５−２・・
・・・５−ｎも図示は省略するが同一の構成である。ま
た、セット表示装置５の近傍には作業内容のアナウンス
を表示する作業内容アナウンス表示器６がアナウンス表
示コントローラ１４を介して設けられている。
【００１２】セット表示装置５はコンピュータ１により
制御されるようになっており、各表示器５−１，５−２
・・・・・５−ｎは患者別に割り付けられている。作業
者はキーボート３を操作し、或いは光学的読み取り装置
４によりセットする注射薬名データを入力すると、コン
ピュータ１は当該注射薬を使用する患者を検索し、該当
表示器５−１，５−２・・・・・５−ｎの内の当該注射
薬を使用する患者に該当する表示ランプａを点灯し、数
量表示ディスプレイｂにセット数量を表示する。作業者
は当該セットする注射薬を表示ランプが点灯した表示器
の側部に載置されたセット用コンテナー９に数量表示デ
ィスプレイｂに表示された使用数量をセットする。そし
てその注射薬のセットが終了したら、表示器の完了ボタ
ンｃを押してセットを終了したことをコンピュータ１に
知らせる。
制御されるようになっており、各表示器５−１，５−２
・・・・・５−ｎは患者別に割り付けられている。作業
者はキーボート３を操作し、或いは光学的読み取り装置
４によりセットする注射薬名データを入力すると、コン
ピュータ１は当該注射薬を使用する患者を検索し、該当
表示器５−１，５−２・・・・・５−ｎの内の当該注射
薬を使用する患者に該当する表示ランプａを点灯し、数
量表示ディスプレイｂにセット数量を表示する。作業者
は当該セットする注射薬を表示ランプが点灯した表示器
の側部に載置されたセット用コンテナー９に数量表示デ
ィスプレイｂに表示された使用数量をセットする。そし
てその注射薬のセットが終了したら、表示器の完了ボタ
ンｃを押してセットを終了したことをコンピュータ１に
知らせる。
【００１３】また、コンピュータ１は薬品ストッカー７
も制御するようになっており、該コンピュータ１の指令
により、指定された注射薬の収納された薬品ボックス８
が自動的に搬出されるようになっている場合もある。
も制御するようになっており、該コンピュータ１の指令
により、指定された注射薬の収納された薬品ボックス８
が自動的に搬出されるようになっている場合もある。
【００１４】以下、患者別セット方式を適用する装置の
システム構成及び動作を詳細に説明する。図１は本装置
のシステム構成を示すブロック図で、１−１はデータを
処理し各部を制御する処理制御部であり、前記コンピュ
ータ１内にある。１−２はデータを記憶するデータ記憶
部であり、前記コンピュータ１内或いはコンピュータ１
の外部に設けられる。処理制御部１−１にはコンピュー
タ１内のディスプレイ１−３、キーボード３、プリンタ
ー２，ＯＣＲ４−１及びバーコードリーダ４−２が接続
される。１１はセット表示装置５を制御するセット表示
コントローラで、該セット表示コントローラ１１には複
数台の分岐装置１２−１・・・・・１２−ｎが接続さ
れ、各分岐装置１２−１・・・・・１２−ｎはセット表
示装置５の各表示器５−１・・・・・５−ｎを制御する
ようになっている。
システム構成及び動作を詳細に説明する。図１は本装置
のシステム構成を示すブロック図で、１−１はデータを
処理し各部を制御する処理制御部であり、前記コンピュ
ータ１内にある。１−２はデータを記憶するデータ記憶
部であり、前記コンピュータ１内或いはコンピュータ１
の外部に設けられる。処理制御部１−１にはコンピュー
タ１内のディスプレイ１−３、キーボード３、プリンタ
ー２，ＯＣＲ４−１及びバーコードリーダ４−２が接続
される。１１はセット表示装置５を制御するセット表示
コントローラで、該セット表示コントローラ１１には複
数台の分岐装置１２−１・・・・・１２−ｎが接続さ
れ、各分岐装置１２−１・・・・・１２−ｎはセット表
示装置５の各表示器５−１・・・・・５−ｎを制御する
ようになっている。
【００１５】処理制御部１−１はセット表示コントロー
ラ１１に指令信号を送り、分岐装置１２−１・・・・・
１２−ｎを介して各セット表示装置５の各表示器５−１
・・・・・５−ｎの表示ランプａの点灯、数量表示ディ
スプレイｂの表示を行うようになっている。
ラ１１に指令信号を送り、分岐装置１２−１・・・・・
１２−ｎを介して各セット表示装置５の各表示器５−１
・・・・・５−ｎの表示ランプａの点灯、数量表示ディ
スプレイｂの表示を行うようになっている。
【００１６】また、処理制御部１−１は薬品ストッカー
７を制御するストッカーコントローラ１３にも接続され
おり、該処理制御部１−１の指令により、ストッカーコ
ントローラ１３は指定された注射薬が収納された薬品ボ
ックス８（図２参照）を薬品ストッカー７から取り出し
自動的に搬出するようになっている場合もある。
７を制御するストッカーコントローラ１３にも接続され
おり、該処理制御部１−１の指令により、ストッカーコ
ントローラ１３は指定された注射薬が収納された薬品ボ
ックス８（図２参照）を薬品ストッカー７から取り出し
自動的に搬出するようになっている場合もある。
【００１７】上記構成の装置において、先ず、処理制御
部１−１に使用される注射薬の名称、規格、記号（薬品
ＩＤ）を事前に入力し、データ記憶部１−２に記憶す
る。セット作業をそのモジュール単位で行う場合は、そ
のモジュール名及び記号も合わせて入力しデータ記憶部
１−２に記憶する。また、対象となる患者が入院したら
その患者名、患者記号（患者ＩＤ）及び病室名を入力し
データ記憶部１−２に記憶する。
部１−１に使用される注射薬の名称、規格、記号（薬品
ＩＤ）を事前に入力し、データ記憶部１−２に記憶す
る。セット作業をそのモジュール単位で行う場合は、そ
のモジュール名及び記号も合わせて入力しデータ記憶部
１−２に記憶する。また、対象となる患者が入院したら
その患者名、患者記号（患者ＩＤ）及び病室名を入力し
データ記憶部１−２に記憶する。
【００１８】図４は上記装置において、注射薬のセット
処理作業の流れを示す図であり、同図を用いて注射薬セ
ットの処理作業を説明する。医師による注射指示伝票が
出たら、該伝票の指示に従い、患者名、患者記号（患者
ＩＤ）、セット開始日時、使用薬品記号（薬品ＩＤ）、
一回当たりの投与量、１日当たりの投与回数、投与日、
投与期限を入力し、データ記憶部１−２に記憶する（ス
テップＳＴ１）。また、指示の変更が発生した場合、変
更の指示に従い上記項目の変更をする。
処理作業の流れを示す図であり、同図を用いて注射薬セ
ットの処理作業を説明する。医師による注射指示伝票が
出たら、該伝票の指示に従い、患者名、患者記号（患者
ＩＤ）、セット開始日時、使用薬品記号（薬品ＩＤ）、
一回当たりの投与量、１日当たりの投与回数、投与日、
投与期限を入力し、データ記憶部１−２に記憶する（ス
テップＳＴ１）。また、指示の変更が発生した場合、変
更の指示に従い上記項目の変更をする。
【００１９】全件の注射指示伝票の入力が終了したら、
当日分のセットデータを検索集計する指示を処理制御部
１−１に与える。処理制御部１−１はこの指示に従い、
当日セットされる注射薬の一覧表を作成し、データ記憶
部１−２に記憶する（ステップＳＴ２）。この一覧表に
は注射薬毎に当該注射薬を使用する患者名、患者記号、
病室名、使用数量等が表示される。
当日分のセットデータを検索集計する指示を処理制御部
１−１に与える。処理制御部１−１はこの指示に従い、
当日セットされる注射薬の一覧表を作成し、データ記憶
部１−２に記憶する（ステップＳＴ２）。この一覧表に
は注射薬毎に当該注射薬を使用する患者名、患者記号、
病室名、使用数量等が表示される。
【００２０】作業者はこの一覧表を見て、注射薬の準備
を行うと共に（ステップＳＴ３）、セット表示装置５の
各表示器５−１・・・・・５−ｎに患者の割り付け、即
ち患者の表示ロケーション割り付けを行う（ステップＳ
Ｔ４）。この患者に割り付けた表示器５−１・・・・・
５−ｎの記号は前記データ記憶部１−２に記憶された一
覧表の例えば患者記号欄に追加する。この注射薬の準備
及び表示ロケーション割り付けを必要とする注射薬分を
繰り返して行う（ステップＳＴ５）。なお、上記ステッ
プＳＴ３の注射薬の準備は、処理制御部１−１がストッ
カーコントローラ１３に指示を与え、薬品ストッカー７
から自動的に搬出させ準備させるようにしてもよい。
を行うと共に（ステップＳＴ３）、セット表示装置５の
各表示器５−１・・・・・５−ｎに患者の割り付け、即
ち患者の表示ロケーション割り付けを行う（ステップＳ
Ｔ４）。この患者に割り付けた表示器５−１・・・・・
５−ｎの記号は前記データ記憶部１−２に記憶された一
覧表の例えば患者記号欄に追加する。この注射薬の準備
及び表示ロケーション割り付けを必要とする注射薬分を
繰り返して行う（ステップＳＴ５）。なお、上記ステッ
プＳＴ３の注射薬の準備は、処理制御部１−１がストッ
カーコントローラ１３に指示を与え、薬品ストッカー７
から自動的に搬出させ準備させるようにしてもよい。
【００２１】次に作業者がセットしようとする注射薬の
薬品記号（薬品ＩＤ）を入力すると（ステップＳＴ
６）、処理制御部１−１は前記データ記憶分１−２に記
憶されている当日使用される注射薬の一覧表から、当該
注射薬を使用する患者を割り付けた表示器の記号、数量
を呼出し、セット表示コントローラ１１に指示し、分岐
装置１２−１・・・・・１２−ｎを介してセット表示装
置５の割り付けた表示器、即ちセット対象患者の表示器
の表示ランプａを点灯すると共に、数量表示ディスプレ
イｂに数量を表示する（図３参照）（ステップＳＴ
７）。
薬品記号（薬品ＩＤ）を入力すると（ステップＳＴ
６）、処理制御部１−１は前記データ記憶分１−２に記
憶されている当日使用される注射薬の一覧表から、当該
注射薬を使用する患者を割り付けた表示器の記号、数量
を呼出し、セット表示コントローラ１１に指示し、分岐
装置１２−１・・・・・１２−ｎを介してセット表示装
置５の割り付けた表示器、即ちセット対象患者の表示器
の表示ランプａを点灯すると共に、数量表示ディスプレ
イｂに数量を表示する（図３参照）（ステップＳＴ
７）。
【００２２】作業者はセット表示装置５の表示器５−１
・・・・・５−ｎの内、表示ランプａが点灯した表示器
のセット用コンテナーに数量表示ディスプレイｂに表示
された数量の注射薬をセットし（ステップＳＴ８）、セ
ットが終了したら完了ボタンｃをセットする（ステップ
ＳＴ９）。上記ステップＳＴ６からステップＳＴ９まで
をセットする注射薬が終了するまでの処理作業を繰り返
す（ステップＳＴ１０）。
・・・・・５−ｎの内、表示ランプａが点灯した表示器
のセット用コンテナーに数量表示ディスプレイｂに表示
された数量の注射薬をセットし（ステップＳＴ８）、セ
ットが終了したら完了ボタンｃをセットする（ステップ
ＳＴ９）。上記ステップＳＴ６からステップＳＴ９まで
をセットする注射薬が終了するまでの処理作業を繰り返
す（ステップＳＴ１０）。
【００２３】セットする注射薬の全てについて上記処理
作業が終了したら、プリンタ２から注射薬に貼り付ける
ラベルを印字出力する（ステップＳＴ１１）。続いて作
業者は全ての患者に対してセットされている注射薬の監
査を行う（ステップ１２）。この監査は処理制御部１−
１で患者別セットリストを作成し、プリンタ２で印字出
力し、患者別セットリストと実際に患者別のコンテナー
にセットされた注射薬とを照合しながら監査する。この
監査しながら前記ステップＳ１１で出力したラベルを貼
り付ける。最後に注射薬のセットされたコンテナーを搬
送カート２０に収納する（ステップＳＴ１３）。
作業が終了したら、プリンタ２から注射薬に貼り付ける
ラベルを印字出力する（ステップＳＴ１１）。続いて作
業者は全ての患者に対してセットされている注射薬の監
査を行う（ステップ１２）。この監査は処理制御部１−
１で患者別セットリストを作成し、プリンタ２で印字出
力し、患者別セットリストと実際に患者別のコンテナー
にセットされた注射薬とを照合しながら監査する。この
監査しながら前記ステップＳ１１で出力したラベルを貼
り付ける。最後に注射薬のセットされたコンテナーを搬
送カート２０に収納する（ステップＳＴ１３）。
【００２４】なお、上記実施例では、注射薬の患者別セ
ット方式を説明したが、法規上の規制の問題を除けば、
他の医療材料及び医薬品においても、本発明の患者別セ
ット方式は適用できることは当然である。
ット方式を説明したが、法規上の規制の問題を除けば、
他の医療材料及び医薬品においても、本発明の患者別セ
ット方式は適用できることは当然である。
【００２５】図５は本発明の医療材料及び医薬品の患者
別セット方式を病院で実施する場合の外観を示す図であ
る。図示するように、業者から医療材料及び医薬品１０
０の納品があると、該医療材料及び医薬品のバーコード
をバーコードリーダでスキャンしコンピュータに登録
し、薬品ストッカー１０２に搬入する。薬品ストッカー
１０２の薬品搬出口１０３には搬出された医療材料及び
医薬品を患者別に仕分けする患者別仕分けステーション
１０４が配置されている。
別セット方式を病院で実施する場合の外観を示す図であ
る。図示するように、業者から医療材料及び医薬品１０
０の納品があると、該医療材料及び医薬品のバーコード
をバーコードリーダでスキャンしコンピュータに登録
し、薬品ストッカー１０２に搬入する。薬品ストッカー
１０２の薬品搬出口１０３には搬出された医療材料及び
医薬品を患者別に仕分けする患者別仕分けステーション
１０４が配置されている。
【００２６】上記患者別仕分けステーション１０４には
本発明の患者別セット方式を採用した図１及び図２で示
す構成の装置が配設されており、薬品搬出口１０３では
搬出された医療材料又は医薬品の記号（薬品ＩＤ）を入
力することにより、セット表示装置５の各表示器５−１
・・・・・５−ｎのランプａが点灯し、数量表示ディス
プレイｂに使用数量が表示され、作業者はこのランプａ
の点灯した表示器のコンテナーにその表示数量だけ医療
材料又は医薬品をセットする。
本発明の患者別セット方式を採用した図１及び図２で示
す構成の装置が配設されており、薬品搬出口１０３では
搬出された医療材料又は医薬品の記号（薬品ＩＤ）を入
力することにより、セット表示装置５の各表示器５−１
・・・・・５−ｎのランプａが点灯し、数量表示ディス
プレイｂに使用数量が表示され、作業者はこのランプａ
の点灯した表示器のコンテナーにその表示数量だけ医療
材料又は医薬品をセットする。
【００２７】全部の医療材料又は医薬品のセットが終了
すると、セット用コンテナーはカート１０５に収納さ
れ、監査ステーション１０６に運ばれ、監査が終了する
とカート１０５は病棟へ搬送される。
すると、セット用コンテナーはカート１０５に収納さ
れ、監査ステーション１０６に運ばれ、監査が終了する
とカート１０５は病棟へ搬送される。
【００２８】図６はセット表示装置の他の例を示す外観
図である。本セット表示装置５はコンテナーセット台５
１を具備し、該コンテナセット台５１の上部に投光器５
２が設けられている。コンテナーセット台５１は複数コ
ンテナー５３がセットできるように矩形状に仕切られ、
前記投光器５２からはこのセットされたコンテナー５３
上に光が投光できるように対応して複数の投光部を有し
ている。該複数投光部の制御は図１に示す表示器５−１
・・・・・５−ｎの制御と同様、セット表示コントロー
ラ１１、分岐装置１２を介して制御できるので図示は省
略する。
図である。本セット表示装置５はコンテナーセット台５
１を具備し、該コンテナセット台５１の上部に投光器５
２が設けられている。コンテナーセット台５１は複数コ
ンテナー５３がセットできるように矩形状に仕切られ、
前記投光器５２からはこのセットされたコンテナー５３
上に光が投光できるように対応して複数の投光部を有し
ている。該複数投光部の制御は図１に示す表示器５−１
・・・・・５−ｎの制御と同様、セット表示コントロー
ラ１１、分岐装置１２を介して制御できるので図示は省
略する。
【００２９】コンテナーセット台５１にセットされたセ
ット用コンテナー５３は患者別に割り付け、医薬品記号
（薬品ＩＤ）の入力により、この医薬品を使用する患者
に割り付けたセット用コンテナー５３に投光器５２の投
光部から光が照射され、照射面を形成する。この照射面
には医薬品のセット数量が同時に表示できるようになっ
ている。作業者は光の投光されたセット用コンテナー５
３にその照射面に表示されたセット数量をセットする。
全部の医薬品のセットが終了したらセット用コンテナー
５３をカートに収納する図２の場合と同様である。
ット用コンテナー５３は患者別に割り付け、医薬品記号
（薬品ＩＤ）の入力により、この医薬品を使用する患者
に割り付けたセット用コンテナー５３に投光器５２の投
光部から光が照射され、照射面を形成する。この照射面
には医薬品のセット数量が同時に表示できるようになっ
ている。作業者は光の投光されたセット用コンテナー５
３にその照射面に表示されたセット数量をセットする。
全部の医薬品のセットが終了したらセット用コンテナー
５３をカートに収納する図２の場合と同様である。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明の医療材料及
び医薬品の患者別セット方式によれば下記のような優れ
た効果が得られる。 （１）患者１人分ずつ医療材料及び／又は医薬品のセッ
トを行うので、対象者全てに（若しくはモジュール単
位）、一括してセット作業できるため作業時間が大幅に
短縮され、作業労力も軽減される。 （２）表示手段による表示に従って医療材料及び／又は
医薬品のセット作業を行うため、読み違い、取り違い、
数量の間違いを防止できる。 （３）作業棚を準備する必要がなくなり前処理がなくな
る。
び医薬品の患者別セット方式によれば下記のような優れ
た効果が得られる。 （１）患者１人分ずつ医療材料及び／又は医薬品のセッ
トを行うので、対象者全てに（若しくはモジュール単
位）、一括してセット作業できるため作業時間が大幅に
短縮され、作業労力も軽減される。 （２）表示手段による表示に従って医療材料及び／又は
医薬品のセット作業を行うため、読み違い、取り違い、
数量の間違いを防止できる。 （３）作業棚を準備する必要がなくなり前処理がなくな
る。
【図１】本発明の医療材料及び医薬品の患者別セット方
式を適用する装置のシステム構成を示すブロック図であ
る。
式を適用する装置のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図２】本発明の医療材料及び医薬品の患者別セット方
式を適用する装置の外観を示す図である。
式を適用する装置の外観を示す図である。
【図３】表示器の正面図である。
【図４】本発明の医療材料及び医薬品の患者別セット方
式の注射薬のセット処理作業の流れを示す図である。
式の注射薬のセット処理作業の流れを示す図である。
【図５】本発明の医療材料及び医薬品の患者別セット方
式を病院で実施する場合の外観を示す図である。
式を病院で実施する場合の外観を示す図である。
【図６】本発明の医療材料及び医薬品の患者別セット方
式に用いるセット表示装置の他の例を示す外観図であ
る。
式に用いるセット表示装置の他の例を示す外観図であ
る。
１ コンピュータ １−１ 処理制御部 １−２ データ記憶部 １−３ ディスプレイ ２ プリンタ ３ キーボード ４−１，４−２ 光学的読み取り装置 ５ セット表示装置 ５−１〜５−ｎ 表示器 ６ 作業内容アナウンス表示器 ７ 薬品ストッカー ８ 薬品ボックス ９ セット用コンテナー １１ セット表示コントローラ １３ ストッカーコントローラ １４ アナウンス表示コントローラ １２−１〜１２−ｎ 分岐装置 ５１ コンテナーセット台 ５２ 投光器 ５３ セット用コンテナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 淳 神奈川県川崎市幸区堀川町66番２ 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 増田 真久 神奈川県川崎市幸区堀川町66番２ 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 新井 洋司 神奈川県川崎市幸区堀川町66番２ 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 吉本 裕三 神奈川県川崎市幸区堀川町66番２ 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鶴巻 龍磨 神奈川県川崎市幸区堀川町66番２ 東京エ ンジニアリングサービス株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 各種データを入力するデータ入力手段、
データを処理し各部を制御する処理制御手段、データを
記憶する記憶手段、患者別に医療材料及び／又は医薬品
のセット先及びセット数量を表示する表示手段を具備
し、 前記処理制御手段は前記データ入力手段により入力され
た患者別に使用する医療材料及び／又は医薬品の品名、
数量及び使用日時等を指示する患者別指示データを前記
記憶手段に記憶し、前記入力手段から日時を指定するこ
とにより、当該日時に使用する医療材料及び／又は医薬
品を前記記憶手段に記憶した患者別指示データから抽出
し、該抽出した医療材料及び／又は医薬品をその品名毎
に対応させてそれを使用する患者、使用数量を分類して
前記記憶手段に記憶し、前記データ入力手段で医療材料
及び／又は医薬品の品名データを入力することにより、
前記表示手段に当該医療材料及び／又は医薬品のセット
先及びセット数量を表示することを特徴とする医療材料
及び医薬品の患者別セット方式。 - 【請求項２】 前記請求項１記載の医療材料及び医薬品
の患者別セット方式であって、 前記データ入力手段は、患者別指示データを入力する第
一の光学的読取手段と、医療材料及び／又は医薬品の品
名データを入力する第二の光学的読取手段を具備してい
ることを特徴とする医療材料及び医薬品の患者別セット
方式。 - 【請求項３】 前記請求項１記載の医療材料及び医薬品
の患者別セット方式であって、 プリンタを設け、前記処理制御手段は該プリンタを通し
て、患者別にセットする当日時の医療材料及び／又は医
薬品のリストを印字できるようになっていることを特徴
とする医療材料及び医薬品の患者別セット方式。 - 【請求項４】 前記請求項１記載の医療材料及び医薬品
の患者別セット方式であって、 医療材料及び／又は医薬品の収納手段及び自動搬出手段
を設け、前記処理制御手段は自動搬出手段に指示し当日
時にセットする所定の医療材料及び／又は医薬品を選択
して搬出させることを特徴とする医療材料及び医薬品の
患者別セット方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9213793A JP3261635B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 医療材料及び医薬品の患者別セット方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9213793A JP3261635B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 医療材料及び医薬品の患者別セット方式 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001317036A Division JP3587516B2 (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06282559A true JPH06282559A (ja) | 1994-10-07 |
| JP3261635B2 JP3261635B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=14046049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9213793A Expired - Fee Related JP3261635B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 医療材料及び医薬品の患者別セット方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3261635B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11206857A (ja) * | 1998-01-22 | 1999-08-03 | Tosho:Kk | 調剤監査支援システム |
| JP2002083048A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-03-22 | Techno Medica Co Ltd | 処置確認システム用携帯型照合装置 |
| JP2002092165A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-29 | Techno Medica Co Ltd | 注射薬準備方法及び注射薬準備確認システム |
| JP2002132941A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-10 | Sefa Technology Kk | 投薬管理システム |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9213793A patent/JP3261635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11206857A (ja) * | 1998-01-22 | 1999-08-03 | Tosho:Kk | 調剤監査支援システム |
| JP2002083048A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-03-22 | Techno Medica Co Ltd | 処置確認システム用携帯型照合装置 |
| JP2002092165A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-29 | Techno Medica Co Ltd | 注射薬準備方法及び注射薬準備確認システム |
| JP2002132941A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-10 | Sefa Technology Kk | 投薬管理システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3261635B2 (ja) | 2002-03-04 |
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