JPH06282305A - コントローラ - Google Patents

コントローラ

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JPH06282305A
JPH06282305A JP5306887A JP30688793A JPH06282305A JP H06282305 A JPH06282305 A JP H06282305A JP 5306887 A JP5306887 A JP 5306887A JP 30688793 A JP30688793 A JP 30688793A JP H06282305 A JPH06282305 A JP H06282305A
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JP
Japan
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mechanical system
output signal
controller
compensation
control unit
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Pending
Application number
JP5306887A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael J Vervoordeldonk
ヨハネス フェルフォーデルドンク ミカエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Philips Electronics NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV, Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPH06282305A publication Critical patent/JPH06282305A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の自由度を有する非線形機械システムを
高い位置精度で制御するコントローラを提供することに
ある。 【構成】 機械システム(2)の非線形動作を補償する
補償手段(5)を具え、更に制御ユニット(4)と線形
化された機械システムの両方の基準モデル(7)を具
え、更に補償手段(5)を機械システム(2)の出力信
号と基準モデル(7)の出力信号との差に応じて適応さ
せる適応手段を具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の自由度を有する非
線形機械システムを制御するコントローラに関するもの
である。自由度とは、機械システムが所定の方向に移動
し得ること、例えばx,y及び/又はz軸に沿う平行移
動又はx,y及び/又はz軸を中心とする回転が可能で
あることを意味する。機械システムは複数の自由度を有
することができ、所望の位置又は回転を得るためにはこ
れら自由度を制御する必要がある。
【0002】
【従来の技術】このようなコントローラは機械システム
の例えば精密な位置決めを実現するのに使用される。こ
のような機械システムの例はコンシューマ装置(いわゆ
るCDプレーヤ、DCCプレーヤ)にも、工業製造装置
(ウエファステッパ、部品配置装置)にもみられる。多
くの機械システムは摩擦及び/又はバックラッシを受
け、これにより機械システムを精密に位置させることが
困難になる。機械システムの精度を高める代わりに(こ
の場合には高価な部品の使用が不可欠になる)、コント
ローラを用いることができる。しかし、機械システムの
摩擦及びバックラッシのような非線形要素を制御し機械
システムを精密に位置させるコントローラは知られてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は非線形
機械システムを制御しかなり高い位置精度を達成するコ
ントローラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明コントローラは、
設定点信号から機械システムの出力信号を減算する減算
器を具え、該減算器の出力信号を当該コントローラの制
御ユニットの入力信号とし、更に機械システムの非線形
動作を補償する補償手段を具え、更に該補償手段の出力
信号を前記制御ユニットの出力信号に加算する加算器を
具え、該加算器の出力信号を機械システムの入力信号と
し、更に前記制御ユニットと線形化した機械システムの
両方の基準モデルを具え、前記設定点信号を該基準モデ
ルの入力信号とし、更に前記補償手段を機械システムの
出力信号と前記基準モデルの出力信号との差に応じて適
応制御する適応手段を具えていることを特徴とする。
【0005】制御ユニットと線形機械システムのモデル
である基準モデルは制御ユニット及び非線形機械ユニッ
トと同一の設定点信号を受信する。基準モデルが機械シ
ステムの線形部分の良好な記述を与えるものとすると、
基準モデルの出力と非線形機械システムの出力との差は
機械システムの非線形部分から生ずる。補償手段は機械
システムの非線形部分のモデルを具えている。機械シス
テムの出力信号に基づいて補償手段が補償信号を制御ユ
ニットの出力信号に加算する。機械システムの非線形部
分のモデルが機械システムの非線形部分の良好な記述を
与える場合には基準モデルの出力と非線形機械システム
の出力との差が零になる。この差が零でない場合には機
械システムの非線形部分のモデルが正しくないことにな
る。この場合には適応手段が補償手段のモデルを、基準
モデルの出力と非線形機械システムの出力との差が零に
なるまで適応制御する。この補償の適応化の他の利点
は、機械システムの非線形部分の温度、摩耗及び時間依
存性も考慮される利点にある。
【0006】本発明のコントローラの一実施例では、機
械システムの非線形動作はクーロン摩擦のためであり、
この摩擦を前記補償手段により補償するために、前記補
償手段の出力信号が補償力FC を表わし、この補償力F
C が機械システムの速度Vの方向に従って V<εの場合、FC −c2 |V|≦εの場合、−c2 ≦FC ≦c1 V>εの場合、FC =c1 ここに、εはこれ以下では速度の方向の精確な決定が不
可能になる速度、c1,2 は補償値、のように依存する
ものであり、この補償力FC を前記制御ユニットの力出
力信号FS に加算するよう構成する。
【0007】クローン摩擦は、機械システムの速度が零
でないときに機械システムの移動を妨げる一定の摩擦と
言うことができる摩擦である。速度の方向は機械システ
ムが最低速度εで移動しているときに決定し得るのみで
あるため零速度を中心とする比較的小さなデッドゾーン
を使用する。多くの機械システムにおける摩擦はクーロ
ン摩擦であると言える。補償値c1,c2 の正しい決定が
極めて重要であり、補償が、存在する摩擦より小さい場
合には摩擦作用の完全な除去は生ぜず、補償が、存在す
る摩擦より大きい場合にはリミットサイクルが生ずる。
【0008】本発明のコントローラの他の実施例では、
前記適応手段が機械システムの位置出力信号と前記基準
モデルの位置出力信号との差に依存する残留力Fr を計
算することにより補償値c1,c2 を適応させ、斯かる後
にc1 及びc2 の新しい値を次式:
【数3】 ここにt0 :速度の方向変化瞬時 γ:適応係数 e:位置設定点信号と機械システムの位置出力信号との
差 α:所望の精度 に従って計算するよう構成する。この適応手段は常時残
留力Fr を零にするように働いて完全な補償を生ずる。
こうして高い位置精度が得られる。補償手段のモデルは
速度がεより大きいときにのみ適応化される。速度がε
よりも小さいときは、所望の精度がまだ得られない場合
には補償の向きが適応させられる。
【0009】本発明コントローラの更に他の実施例では
前記適応手段が機械システムの位置出力信号と前記基準
モデルの位置出力信号との差に依存する残留力Fr を計
算することにより補償値c1,c2 を適応させ、斯かる後
にc1 及びc1 の新しい値を次式:
【数4】 ここにt0 :速度の方向変化瞬時 γ:適応係数 に従って計算するよう構成する。この適応手段は常時残
留力Fr を零に減少するように働いて完全な補償を生ず
る。この適応化は極めて容易であり、且つ良好な位置精
度が得られる。
【0010】本発明コントローラの一実施例では制御ユ
ニットは比例及び微分作用帰還を具えるものとする。こ
のような制御ユニットは容易に実現し得ると共にかなり
高速動作する。本発明コントローラの一実施例では、制
御ユニットは積分作用帰還を具えるものとする。積分作
用帰還を使用すると、機械システムの出力信号が常に設
定点信号に等しくなる。本発明コントローラの一実施例
では、適応手段における残留力Fr の計算において加速
度項を無視する。補償の適応化に与える加速度項の影響
はかなり小さい。加速度項を無視すると残留力Fr の計
算が著しく容易になる。
【0011】
【実施例】図面を参照して本発明を実施例についき詳細
に説明する。種々の図において対応する部分には同一の
符号を使用した。図1は非線形機械システム2を制御す
る本発明コントローラ1の基本構成を示す。コントロー
ラ1は設定点信号Sset から機械システム2の出力信号
out を減算する減算器3を具える。減算器3の出力信
号をコントローラ1の制御ユニット4の入力信号とす
る。コントローラ1は更に機械システム2の非線形動作
を補償する補償手段5を具える。コントローラ1は更に
補償手段5の出力信号SC を制御ユニット4の出力信号
S に加算する加算器6を具える。加算器6の出力信号
a を機械システム2の入力信号とする。コントローラ
1は更に制御ユニット4と線形化した機械システム2の
両方の基準モデル7を具え、設定点信号Ssetをこの基
準モデル7の入力信号とする。コントローラ1は更に補
償手段5を機械システム2の出力信号Sout と基準モデ
ルの出力信号Sm との差に応じて適応させる適応手段8
を具える。基準モデル7は機械システムの線形部分の記
述を与えるので、基準モデル7の出力信号Sm と非線形
機械システム2の出力信号Soutとの差は機械システム
2の非線形部分から発生したものとなる。補償手段5は
機械システム2の非線形部分のモデルを具えている。機
械システム2の非線形部分のモデルが機械システム2の
非線形の良好な記述を与える場合、基準モデル7の出力
信号Sm と非線形機械システム2の出力信号Sout との
差は零になる。この差が零でない場合には機械システム
の非線形部分のモデルは正しくないことになる。この場
合には、適応手段8が補償手段5のモデルを、基準モデ
ルの出力信号Sm と非線形機械システム2の出力信号S
out との差が零になるまで適応させる。コントローラ1
の入力Sset は機械システム2の一以上の所望の位置又
は所望の回転、例えばx,y及び/又はz軸上の位置又
はx,y及び/又はz軸を中心とする回転である。
【0012】図2は図5のコントローラ1の機械システ
ム2及び補償手段5を具える部分を示す。機械システム
2は表面上をx方向に移動し得る質量mを表わし、この
場合には質量mと表面との間にクーロン摩擦が生ずる。
機械システム2はラプラス変換で示してある。クーロン
摩擦FW は質量mの移動を妨げるため、質量mを摩擦な
しで移動せしめる力はFSS=Fa −FW になる。ここで
a は機械システム2に加えられる力である。速度V>
0の場合クーロン摩擦FW =d1 及び速度V<0の場合
W =d2 であるが、値d1 及びd2 は未知であり、温
度や摩耗に依存する。補償手段5は異なる位置出力信号
xに基づいて速度Vを推定する微分器9を具える。補償
手段5は更に機械システム2の非線形部分のモデル10
を具える。モデル10はクーロン摩擦FC を表わし、こ
の摩擦はV>εの場合、FC =c 1 及びV<−εの場
合、FC =−c2 である。速度|V|≦εの場合には何
の補償も行われない。小さなデッドゾーンが実施技術上
の理由のためV=0を中心に存在する。これは、正又は
負の速度方向を検出するには所定の最小速度εが必要と
されるためである。速度Vの向きに基づいて、予測摩擦
C に等しい補償力を制御ユニット4からの力FS に加
算器6により加算する。c1 =d1 及びc2 =d2 であ
れば、補償力FC =FW であるため、力FSS=Fa −F
W =FS +FC−FW =FS が摩擦のない機械システム
に加えられる力と等価になる。FC =F W のとき完全な
補償が達成される。
【0013】図3は図5のコントローラ1の、機械シス
テム2(図2)、制御ユニット4、基準モデル7、減算
器3及び加算器6を具える部分を示す。減算器3は位置
設定点信号xset から減算する。減算器3の出力信号x
est −xが制御ユニット4の入力信号である。制御ユニ
ット4は比例作用kP 及び微分作用Hvel v を有し、
ここでkP は比例制御パラメータ、Kv は微分制御パラ
メータ、及びHvel は速度x′est を推定するのに使用
される微分回路網22の伝達関数である。微分回路網2
2の作用については図4につき後に説明する。基準モデ
ル7は制御ユニット4上機械システム2の線形化部分
(1/ms2 )のモデルを具える。基準モデル7の入力
信号xset は制御ユニット4の入力信号と同一である。
基準モデル7の出力信号xm は、機械システム2に摩擦
W が生じなければ機械システム2の位置出力信号xと
同一になる。
【0014】図4は質量mの速度x′est 及び加速度
x″est を推定するのに使用し得る微分回路網22を示
す。微分回路網22は積分器24の出力信号を位置入力
信号xから減算する減算器23を具える。この減算器2
3の出力信号は定数K2 が乗算され、加速度の推定値
x″est を表わす。推定加速度x″est を積分器25に
供給する。積分器25の出力が速度の推定値x′est
表わす。減算器23の出力信号に定数K1 を乗算し、次
いで推定速度x′est に加算器26で加算する。加算器
26の出力を積分器24に入力する。この微分回路網の
伝達関数は Hvel =x′est /x=s・k2 /(s2 +K1 s+K
2 ) Hacc =x″est /x=s2 ・k2 /(s2 +K1 s+
2 ) となる。
【0015】伝達関数Hvel は二次低域通過フィルタ
(k2 /(s2 +K1 s+K2 ))が後続された微分器
(s)を含んでいる。伝達関数Hacc は同一の二次低域
通過フィルタが後続された二重微分器(s2 )を含んで
いる。この低域通過フィルタはクロスオーバ周波数f
dif 及び相対減衰比ζdif で特徴づけられる。低域通過
フィルタの定数K1,K2 はK1 =4πfdif ζdif 及び
2 =(2πfdif )2 で与えられる。クロスオーバ周
波数fdif が高すぎる場合には、雑音がx′est 及び
x″est の正しい決定を妨げる。クロスオーバ周波数f
dif が低すぎる場合には、x′est 及びx″est の推定
が遅くなり、x′est 及びx″est の速い変化を決定で
きなくなる。クロスオーバ周波数fdif 及び相対減衰比
ζdif の好適値はfdif =100Hz及びζdif =0.
7である。
【0016】図5は図2の機械システム2を制御するコ
ントローラ1の全体を示す。コントローラ1は図2の機
械システム2及び補償手段5と、図3の制御ユニット4
及び基準モデル7を具えている。コントローラ1は更に
適応手段8を具えている。適応手段8により、機械シス
テム2の実位置xと計算位置Xm との差を計算する。差
(Xm −x)は補償手段5により補償されなかった残留
非線形力Fr により生ずる。この残留力Fr は次のよう
に決まる。 Fr =mHacc (Xm −x)+KV vel (Xm −x)
+kP (Xm −x) ここで、Hacc は加速度x″est の推定に使用する微分
回路網22の伝達関数である。
【0017】Fr の符号は機械システムの速度x′est
の向き及び補償及び摩擦の値に依存する。Fr に速度の
符号sign(x′est )を乗算すると、符号が速度の向き
と無関係の変数Fr sign(x′est )が得られる。近似
的に下記が成立する。 x′est >ε(sign(x′est ) =+1):Fr (sign(x′
est )=d1 −c1 x′est <ε(sign(x′est ) =−1):Fr (sign(x′
est )=d2 −c2 これらの式において、d1 及びd2 は正及び負の移動方
向に対する摩擦力であり、c1 及びc2 は正及び負の移
動方向に対する補償力である。パラメータc1 及びc2
及び補償力FC は次のように適応化される。
【数5】
【0018】図6は本発明の他のコントローラの、制御
ユニット4、機械システム及び補償手段5を具えてる部
分を示す。機械システム2はφ方向に回転する、慣性J
を有する回転質量を表わし、この場合クーロントルクT
f が質量の回転を妨げる。このシステム2をラプラス変
換で表わしてある。制御ユニット4は位置設定信号φ
set と位置出力信号φとの差に作用する比例作用kP
有している。制御ユニット4は更に位置φにのみ作用す
る微分作用Hvel V を有している。ここでHve l は機
械システム2の質量の速度φ′est を推定するのに用い
る図4に従った微分回路網22の伝達関数である。この
伝達関数はHvel =φ′est/φ=s・k2 /(s2 +k
1 s+k2 )である。補償手段5も速度φ′est を推定
する伝達関数Hvel を有している。補償手段5は更に機
械システム2の非線形機械部分のモデル10を有してい
る。モデル10はクーロン摩擦トルクを表わし、この摩
擦補償トルクTC はφ′est >εの場合TC =c1 及び
φ′est <εの場合TC =−c2 である。速度|φ′
est |≦εの場合には何の補償も与えられない。トルク
C が制御ユニット4の出力トルクTS に加えられる。
【0019】図7は本発明による他のコントローラ1を
示し、図6の制御ユニット4、機械システム2及び補償
手段5を具えている。本例では図6の補償手段5をコン
トローラ1の適応手段と一体化して一つのユニット11
にしてある。コントローラ1は更に制御ユニット4と機
械システム2の線形化した部分(1/Js2 )の両方の
モデルを具える基準モデル7を具えている。基準モデル
7の位置出力信号φmは、機械システム2に摩擦Tf
生じなければ、機械システム2の位置出力信号4と同一
になる。ユニット11が機械システム2の位置φと基準
モデル7の位置φm との差に基づいて残留トルクTr
次式に従って計算する。 Tr =Tf −TC =JHacc (φm −φ)+kv vel
(φm −φ)+kP (φm −φ) ここで、Hacc は加速度φ″acc の推定に使用する微分
回路網22の伝達関数であり、Hacc =φ″acc /φ=
2 ・K2 /(s2 ・K1 s+K2 )である。
【0020】図8は図7のコントローラ1内の図6の制
御ユニット4の代わりに使用し得る本発明コントローラ
1のPID制御ユニット12を示す。制御ユニット12
は差φset −φに作用する比例(P)作用kP と、積分
(I)作用Ki /s(Ki は積分制御パラメータ)と、
位置φにのみ作用する微分(D)作用Hvel v とを有
している。Hvel は機械システム2の質量の速度φ′
set を推定するに使用する微分回路網22の伝達関数で
ある。積分作用のために追加のトルクTkiが機械システ
ム2に供給される。図7の基準モデルを同一のままとす
ると、残留トルクTr は、 Tr =Tf −TC =JHacc (φm −φ)+kvel (φ
m −φ)+kP(φm −φ)+Tki になる。PD制御ユニットの場合には、速度|φ′est
|≦εの場合に補償の適応化が生じない。このため摩擦
f が完全に補償されるまで位置誤差eが残存する。位
置誤差eは小さいかもしれないが、所望の精度を超える
ことがある。積分作用により機械システム2の位置が常
に所望精度になる。
【0021】図11〜12、図14〜15、図16〜1
5及び図18は本発明によるコントローラ1に対するコ
ンピュータシミュレーションの結果を示し、図20〜2
7は本発明によるコントローラを図19に示す機械シス
テム14に使用した実験結果を示す。このコンピュータ
シミュレーションではd1 =d2 =d、c1 =c2 =c
であり、且つ補償値c及び補償トルクTC の適応化は次
のように行われるものとする。
【数6】 コンピュータシミュレーションではφ′est =0、従っ
てε=0を中心とするデッドゾーンεを考慮する必要は
ない。
【0022】図11〜12は図6及び7に示す素子を具
えるコントローラ(γ= 0.2/s)に対するコンピータ
シミュレーションの結果を示す。図11は補償兼適応ユ
ニット11が不作動のときのシミュレーションの結果を
示す。摩擦のために0.05(rad)の静位置誤差e
が残存する。この静位置誤差は機械システムが移動して
ないとき、即ちφが一定で、φ′est =0の時の機械シ
ステムの位置誤差である。
【0023】図10は、適応補償があり、且つシミュレ
ーションの開始時の補償値がc=0である場合のシミュ
レーションの結果を示す。シミュレーションの開示時に
おける残留トルクはTr =0.05Nm である。開始時
には何の補償もないため、残留トルクTr は摩擦Tf
等しく、Tf =Tr =0.05Nm である。シミュレー
ションの終了時には、残留トルクTr =0になり、且つ
補償値c=0.05N m が摩擦Tf に等しくなる。静位
置誤差eは時間とともに零になる。補償値cのグラフの
水平部分から明らかなように、速度が零の場合(φset
が一定の場合)には適応補償は行われない。
【0024】図11は補償値c=2d=0.1Nm であ
り且つ適応補償がない場合のシミュレーションの結果を
示す。残留トルクTr は参考のためにのみ示し、d−c
=0.05−0.1=−0.05Nm を中心に変化す
る。位置誤差は摩擦の過補償のためにリミットサイクル
を示す。図12は、適応補償があり且つシミュレーショ
ンの開始時の補償値がc=2d=0.1Nm である場合
のシミュレーションの結果を示す。シミュレーションの
開始時では残留トルクはTr =d−c=−0.05Nm
である。開始時の過補償のため、位置誤差e及び残留ト
ルクTr が振動する。この振動のために零速度が存在せ
ず、補償値cが連続的に減少して摩擦d=0.05Nm
に等しくなる。シミュレーションの終了時には残留トル
クTr =0になる。静位置誤差eは時間とともに零に減
少する。
【0025】図11〜12のシミュレーションは、適応
技術が正しく働くことを示している。零摩擦補償から出
発すると、補償値cが摩擦dに等しくなるまで増大す
る。過補償から出発すると、補償値cが摩擦dに等しく
なるまで減少する。何れの場合にも機械システムは最終
的に摩擦のない機械システムのように動作する。図13
は4次システムとみなせる機械システム13の簡略モデ
ルを示す。この機械システム13は2つの慣性J1,J2
(J2 <<J1 )と、慣性J1,J2 間のスチフネスK1
とを具えている。図6の制御ユニットを具える図7のコ
ントローラ1を使用し、その機械システム2をこの機械
システム13と置き替える。位置φ1 をコントローラ1
に使用する。更に、摩擦は第1慣性J1 にのみ作用する
ものとする。基準モデル7は、慣性J=J1 +J2 とす
る。
【0026】図14〜15は機械システム13を用いる
場合のシミュレーションの結果を示す。図14は、図1
0のシミュレーションと同様に適応補償があり且つシミ
ュレーション開始時の補償値がc=0である場合のシミ
ュレーションの結果を示す。シミュレーション開始時で
は残留トルクTr =0.05Nm は摩擦Tf に等しく、
r =Tf =0.05Nm である。シミュレーションの
終了時には残留トルクT r =0になり、補償トルクc=
0.05Nm が摩擦Tf に等しくなる。静位置誤差は時
間とともに零に減少する。補償値cのグラフの水平部分
から明らかなように、速度が零の場合(φset が一定の
場合)には適応補償は行われない。
【0027】図15は図12と同様に適応補償があり且
つシミュレーション開始時の補償値がc=2d=0.1
m である場合のシミュレーションの結果を示す。シミ
ュレーションの開始時では残留トルクはTr =d−c=
−0.05Nm である。開始時の過補償のために、位置
誤差e及び残留トルクTr が振動する。この振動のため
に零速度がなくなり、補償値cが摩擦d=0.05Nm
に等しくなるまで連続的に減少する。シミュレーション
の終了時には残留トルクはTr =0になる。静位置誤差
eは時間とともに零に減少する。
【0028】図16〜17は図6及び7に示す素子を具
えるコントローラ(γ= 0.2/s)に対するコンピュー
タシミュレーションの結果を示す。しかし、ここでは残
留トルクTr の計算において加速度項を無視してTr
f =kV vel (φm −φ)+kP (φm −φ)であ
るものとした。図16は、適応補償があり且つシミュレ
ーションの開始時の補償値がc=0である場合のシミュ
レーションの結果を示す。シミュレーションの開始時で
は残留トルクTr =0.05Nm は摩擦Tf に等しく、
f =Tf =0.05Nm である。シミュレーションの
終了時には残留トルクはTr =0になり、補償値c=
0.05Nm が摩擦Tf に等しくなる。静位置誤差は時
間とともに零に減少する。補償値cのグラフの水平部分
からあきらかあように、速度が零の場合(φset が一定
の場合)には適応補償は行われない。
【0029】図17は、適応補償があり且つシミュレー
ションの開始時の補償値がc=2d=0.1Nm である
場合のシミュレーションの結果を示す。シミュレーショ
ンの開始時では残留トルクはTr =d−c=−0.05
m である。開始時の過補償のために、位置誤差e及び
残留トルクTr が振動する。この振動のために零速度が
なくなり、補償値cが摩擦d=0.05Nm に等しくな
るまで連続的に減少する。シミュレーションの終了時に
は残留トルクはTr =0になる。静位置誤差eは時間と
共に減少する。
【0030】図16〜17から、加速度項のない適応補
償が加速度項を含む適応補償と同一の結果を与えること
がわかる。これは次のように説明することができる。機
械システム2の加速度項では、摩擦dはこの加速を達成
するのに必要なトルクTS に比較してかなり小さくな
る。従って基準モデル7と機械システム2の加速度の差
もかなり小さくなる。他方、低加速度では摩擦の影響が
重要になる。しかし、加速度が小さいためにTr の加速
度項も小さくなる。
【0031】図18は、図6の機械システム、図7の基
準モデル7及び補償兼適応ユニット11、及び図8の制
御ユニット12を具えるコントローラ1による適応補償
(γ=0.2 /s)に対するコンピュータシミュレーショ
ンの結果を示す。この場合にはシミュレーションの開始
時では補償値c=0であり、且つ摩擦による位置誤差が
積分トルクTkiにより零にされる。静位置誤差は開始時
からほぼ零になる。シミュレーションの終了時には摩擦
f は補償値cにより補償され、積分トルクT kiは短時
間の間所望の位置精度を保証するのに使用される。従っ
て補償値cは摩擦Tf を永久に補償するのに使用され、
積分トルクTkiは静位置誤差を減少するのに使用され
る。
【0032】図19は本発明によるコントローラ1の実
験に使用した機械システム14を示す。この機械システ
ム14はボールナット16に連結されたスライド15を
具えている。ボールナット16は、2つの歯車19a,
19bを具える歯車伝動機構を介してモータ18により
駆動されるスピンドル17に沿って移動し得る。モータ
18の角位置φはエンコーダ20により測定される。ス
ピンドル17は2つのベアリング21で支持される。モ
ータ18の角位置φに、歯車19a,19bとスピンド
ル17の変速比を乗算することによりスライド15の位
置xが得られる。機械システム14のモデルを図13に
示す。モータ18の角位置φを制御するために図8の制
御ユニット4を具える本発明のコントローラ1を使用す
る。基準モデル7に対しては図13の4次システムを図
7に示すような2次システムに簡略化する。更に、基準
モデル7は比例作用及び微分作用のみを有し、制御ユニ
ット4の積分作用を具えないものとする。機械システム
14が移動していない場合には速度φ′est は零になる
はずである。しかし、雑音のために速度の誤検出が起こ
り得る。これがためコントローラ1では移動の検出前に
速度の絶対値が所定値εを超えなければならないように
する。コントローラ1の補償手段兼適応ユニット11は
次のような補償
【数7】 を行う。
【0033】機械システム14は全ての移動部分間で摩
擦を受ける。図20〜27は、図19の機械システム1
4と、図7の基準モデル及び上述した適応規則を有する
補償兼適応ユニット11、及び図8の制御ユニット12
を具えるコントローラ1に対する種々の実験の結果を示
す。所望の位置精度はα=0.004radであり、図
中に破線で示してある。図20は、補償兼適応ユニット
11及び制御ユニット4の積分作用を不作動にした場合
の実験結果を示す。
【0034】摩擦のために静位置誤差が所望精度αを超
えたままになる。摩擦が補償されないので、残留トルク
r は検出された摩擦を表わす。摩擦は一定でなく位置
φse t に依存する。図21及び22は、補償兼適応ユニ
ット11を作動させると共に制御ユニット4の積分作用
を不作動にした場合の実験の結果を示す。この実験では
開始時の補償値をc1 =c2 =0Nm とし、且つ適応係
数γ=0.5/sとした。システムは期待通りに動作し
た。実験の終了時には、補償値c1,c2 が増大し、静位
置誤差及び残留をトルクTr が減少した。尚、実験の終
了時に説明不能なリミットサイクルが生じるが、静位置
誤差は所望の位置精度αとほぼ同一になる。
【0035】図23は、補償手段を作動させると共に適
応手段(γ=0)及び制御ユニット4の積分作用を不作
動にした場合の実験結果を示す。この実験中、補償値c
1 =c2 =0.1Nm (即ち過補償が予想される値)と
した。過補償のために位置誤差e及び残留トルクTr
振動で示されるリミットサイクルが生じる。図24は、
補償兼適応手段を作動させると共に制御ユニット4の積
分作用を不作動にした場合の実験の結果を示す。
【0036】この実験では開始時の補償値をc1 =c2
=0.1Nm 、即ち、過補償が予想される値とし、且つ
適応係数γ=0.5/sとした。また、設定点信号φ
set =0(rad) である。t=0(sec) においてシステム
に誤差が導入される。次いでリミットサイクルがe=0
を中心に生じる。適応手段が期待通り働き、過補償が零
にされ、リミットサイクルが最早生ぜず、位置誤差が所
望精度αより小さい値に減少する。
【0037】図25及び26は、補償兼適応手段を作動
させると共に、制御ユニット4の積分作用を不作動にし
た場合の実験の結果を示す。この実験では、残留トルク
r の計算において加速度項を無視して、残留トルクT
r =Tf −TC =kv vel (φm −φ)+kP (φm
−φ)とした。実験開始時の補償値をc1 =c2 =0N
m とし且つ適応係数γ=0.5/sとした。加速度項を
無視したが、結果は図15bと同様に良好である。
【0038】図27は、補償兼適応手段並びに制御ユニ
ットの積分作用を作動させた場合の実験の結果を示す。
しかし、この実験では、εより小さい速度φ′est に対
する補償を、位置誤差eが所望の精度αを超えるか否か
に依存する下記のような他の適応規則:
【数8】 を使用した。この場合、静位置誤差がスムーズに所望精
度α内に減少する。この減少は何の問題も生ずることな
く極めて高速に生ずる。位置誤差はオーバシュートを生
ずることなく零になる。速度の推定を用いる代わりに、
機械システムの速度を直接測定するレゾルバを使用する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コントローラの基本構成を示す図であ
る。
【図2】補償手段を具えた機械システムを有する図であ
る。
【図3】被制御、被補償機械システムとこのシステムの
基準モデルを示す図である。
【図4】微分回路網を示す図である。
【図5】図2の機械システム及び補償手段と図3の制御
ユニット及び基準モデルを具える本発明コントローラを
示す図である。
【図6】被制御、被補償機械システムの他の例を示す図
である。
【図7】図6の被制御、被補償システムを具える本発明
コントローラの他の例を示す図である。
【図8】本発明コントローラのPID制御ユニットを示
す図である。
【図9】2次機械システム及びPD制御ユニットを具え
るコントローラのコンピュータシミュレーションの結果
の一例を示す図である。
【図10】上記コンピュータシミュレーションの結果の
他の例を示す図である。
【図11】上記コンピュータシミュレーションの結果の
他の例を示す図である。
【図12】上記コンピュータシミュレーションの結果の
他の例を示す図である。
【図13】4次機械システムの簡略モデルを示す図であ
る。
【図14】図13の4次機械システムを具えるコントロ
ーラのコンピュータシミュレーションの結果の一例を示
す図である。
【図15】上記コンピュータシミュレーションの他の例
を示す図である。
【図16】コントローラの適応手段において、加速度項
を無視した場合のコントローラのコンピュータシミュレ
ーションの結果の一例を示す図である。
【図17】上記コンピュータシミュレーションの結果の
他の例を示す図である。
【図18】PID制御ユニットを具えるコンピュータシ
ミュレーションの結果を示す図である。
【図19】機械システムの一実施例を示す図である。
【図20】図19の機械システムを具えるコントローラ
に対する実験の結果を示す図である。
【図21】上記コントローラに対する他の実験の結果の
一部を示す図である。
【図22】上記実験の結果の残部を示す図である。
【図23】上記コントローラに対する更に他の実験の結
果を示す図である。
【図24】上記コントローラに対する更に他の実験の結
果を示す図である。
【図25】上記コントローラに対する更に他の実験の結
果を示す図である。
【図26】上記実験結果の残部を示す図である。
【図27】補償兼適応手段並びに制御ユニットの積分作
用を作動させた場合の実験の結果を示す図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 非線形機械システム 3 減算器 4 制御ユニット 5 補償手段 6 加算器 7 基準モデル 8 適応手段 9 微分器 10 非線形モデル 11 補償兼適応手段 12 制御ユニット 13,14 非線形機械システム 22 微分回路網

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の自由度を有する非線形機械システ
    ムを制御するコントローラにおいて、当該コントローラ
    は、設定点信号から機械システムの出力信号を減算する
    減算器を具え、該減算器の出力信号を当該コントローラ
    の制御ユニットの入力信号とし、更に機械システムの非
    線形動作を補償する補償手段を具え、更に該補償手段の
    出力信号を前記制御ユニットの出力信号に加算する加算
    器を具え、該加算器の出力信号を機械システムの入力信
    号とし、更に前記制御ユニットと線形化した機械システ
    ムの両方の基準モデルを具え、前記設定点信号を該基準
    モデルの入力信号とし、更に前記補償手段を機械システ
    ムの出力信号と前記基準モデルの出力信号との差に応じ
    て適応制御する適応手段を具えていることを特徴とする
    コントローラ。
  2. 【請求項2】 機械システムの非線形動作はクーロン摩
    擦のためであり、この摩擦を前記補償手段により補償す
    るために、前記補償手段の出力信号が補償力FC を表わ
    し、この補償力FC が機械システムの速度Vの方向に従
    って V<εの場合、FC −c2 |V|≦εの場合、−c2 ≦FC ≦c1 V>εの場合、FC =c1 ここに、εはこれ以下では速度の方向の精確な決定が不
    可能になる速度、 c1,2 は補償値、のように依存するものであり、この
    補償力FC を前記制御ユニットの力出力信号FS に加算
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載のコント
    ローラ。
  3. 【請求項3】 前記適応手段が機械システムの位置出力
    信号と前記基準モデルの位置出力信号との差に依存する
    残留力Fr を計算することにより補償値c1,c2 を適応
    させ、斯かる後にc1 及びc2 の新しい値を次式: 【数1】 ここにt0 :速度の方向変化瞬時 γ:適応係数 e:位置設定点信号と機械システムの位置出力信号との
    差 α:所望精度 に従って計算するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載のコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記適応手段が機械システムの位置出力
    信号と前記基準モデルの位置出力信号との差に依存する
    残留力Fr を計算することにより補償値c1,c2 を適応
    させ、斯かる後にc1 及びc2 の新しい値を次式: 【数2】 ここにt0 :速度の方向変化瞬時 τ:適応係数 に従って計算するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載のコントローラ。
  5. 【請求項5】 制御ユニットが比例及び微分作用帰還を
    具えていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
    載のコントローラ。
  6. 【請求項6】 制御ユニットが積分作用帰還を具えてい
    ることを特徴とする請求項5記載のコントローラ。
  7. 【請求項7】 適応手段における残留力Fr の計算にお
    いて加速度項を無視したことを特徴とする請求項1〜6
    の何れかに記載のコントローラ。
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