JPH06282287A - からオケシステム及びその制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歌の点数計算の時、マイク音の入力時間に比
例して計算せず、マイク音とテープから出力される伴奏
音をサンプリングし、そのサンプリング値に基づくパー
センテージで点数計算を行って、正確に点数計算ができ
るようにしたからオケシステムを提供する。 【構成】 テープおよびマイク兼用リモコンのマイクか
ら入力される音を、それぞれ増幅する増幅手段と、前記
増幅手段から増幅された音を各々積分する積分手段と、
前記積分手段から出力される信号と基準電圧とを比較す
る比較手段と、前記比較手段および積分手段から入力さ
れる信号を比較して点数を計算し、テープ音およびマイ
ク音が入力されて歌を謡う場合、自動ボーカル入力キー
の入力時のマイク音声の有無にしたがって、Ｌ／Ｒ／Ｓ
Ｔモードを自動的に選択して出力する制御手段と、前記
制御手段から計算された点数を表示する点数表示手段と
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、からオケ（Karaoke)シ
ステム及びその制御方法に関し、特にマイク音およびテ
ープ音をサンプリングしてパーセンテージで正確な歌点
数を計算し、またマイクをリモコンとの一体型に構成し
てオーディオの出力モードであるレフト／ライト／ステ
レオ（以下、Ｌ／Ｒ／ＳＴと言う）のモードが自動的に
選択されるようにしたからオケシステム及びその制御方
法に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、からオケシステムの点数計算回
路は、図１に示すようにマイク１から入力されるマイク
音とテープ２から入力されるテープ音とを各々増幅する
増幅器３，４と、この増幅器３，４から入力される信号
を論理換算するＡＮＤゲート５と、このＡＮＤゲート５
からの信号が入力され、かつ前記増幅器３から信号が入
力されると、前記増幅器３からマイク音が入力される時
間に比例して出力を発生させるクロック発生器６と、ク
ロック発生器６から発生したクロックをカウントするク
ロックカウンタ７と、前記クロックカウンタ７からカウ
ントしたクロックを、時間として換算して加算する時間
加算器８と、この時間加算器８から加算した時間に応じ
て点数を計算する計算器９と、この計算器９から計算さ
れた点数をディスプレーする点数表示器１０と、からな
る。

【０００３】次いで、このような構成による動作を説明
する。

【０００４】まず、マイク１から出力されたマイク音は
増幅器３で増幅されてＡＮＤゲート５の一側入力端子に
印加され、かつテープ２から出力された伴奏音は増幅器
４から増幅されて前記ＡＮＤゲート５の他側入力端に印
加される。このＡＮＤゲート５は前記増幅器３，４から
同時に信号が入力される時のみ、信号をクロック発生器
６に出力させる。

【０００５】このクロック発生器６は、前記ＡＮＤゲー
ト５から信号が入力され、かつ増幅器３から直接信号が
入力されると、前記増幅器３から入力されるマイク音に
比例してクロックを発生させる。例えばマイク音が１秒
間入力されると１００個のクロックが発生される。

【０００６】クロックカウンタ７は、前記クロック発生
器６から発生されたクロック数をカウントし、時間加算
器８は前記クロックカウンタ７から入力されるクロック
数が一定値以上になると、１回のスイング（swing)をし
て信号を計算器９に送る。

【０００７】継続して時間加算器８にクロックカウンタ
７からクロック数が入力されると、その時間に比例して
９９番スイングし、テープ２から出力される伴奏音が終
了されると、計算器９は９９点として計算して点数表示
器１０に表示する。その例として、１２０番をスイング
すれば、１０１番目のスイングより計算器９は“０”に
リセットされるので、つまり２０点に計算されて点数表
示器１０に表示される。

【０００８】また、一般に、ハイファイＶＣＲには、再
生時にオーディオの出力を選択可能とするＬ／Ｒ／ＳＴ
選択スイッチが取り付けられており、このハイファイＶ
ＣＲ装置にマイクを設けることにより、ハイファイＶＣ
Ｒをからオケシステムとして使用することができるよう
になっている。この時に使用されるからオケ用テープ
は、図２に示すようにＬトラックには伴奏音が記録され
ており、Ｒトラックには歌手の歌＋伴奏音が記録されて
いる。

【０００９】したがって、Ｌ／Ｒ／ＳＴのオーディオの
出力選択スイッチをＬモードに選択すれば、伴奏音が出
力され、Ｒモードに選択すれば、歌手の歌＋伴奏音が出
力され、ＳＴモードに選択すれば、Ｌ＋Ｒモードが出力
されるようになっている。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】前述した従来のからオ
ケシステムにおいて、点数計算はマイク音が増幅されて
入力される時間に比例して点数計算されるので、短い歌
である場合にはマイク音が入力される時間が短いので低
い点数が出る。これと反対に長い歌である場合にはクリ
ックの発生量が大きくなって一定時間以上、継続して発
生すれば、点数計算器はリセットされて始めから点数が
計算されるので、伴奏時間が長い歌、例えば約３分４０
秒であるか、または伴奏時間が非常に短い歌である場合
は点数が正確に計算されないという問題点がある。

【００１１】また、からオケ製品においては、使用者が
本体に設けられた種々のキーを操作して選曲及びその他
の機能を選択した後、マイク（有／無線用）を持って歌
を謡うので、操作上煩雑のみならず、マイク装置の備え
られた他の家電製品（音響機器など）を利用しようとす
る場合には、更に別のリモコンを持って制御を行うの
で、煩雑であると共に、マイクとリモコンとを別々に使
用するので、それらを紛失する虞れが高いという問題点
がある。

【００１２】また、使用者がＬ／Ｒ／ＳＴオーディオ出
力選択スイッチを利用して１つのモードを、あらかじめ
選択した後、歌を謡うこととなるので、選択スイッチを
操作しなければならないという不便さがあり、伴奏音だ
けで歌を謡う途中で、歌詞を知らない場合には、楽しさ
を満喫することができないとう問題点がある。

【００１３】本発明の目的は、前述した問題点を解消す
るためのもので、歌の点数計算の時、マイク音の入力時
間に比例して計算せず、マイク音とテープから出力され
る伴奏音をサンプリングして、そのサンプリング数によ
ってパーセンテージで点数計算を行うようにすること
で、正確な点数計算がなされるようにしたからオケシス
テムを提供することにある。

【００１４】本発明の他の目的は、マイクの備えられた
家電製品のリモコンにマイク機能を付加してなるからオ
ケシステムを提供することにある。

【００１５】本発明の他の目的は、使用者が自動ボーカ
ルモード（Aito Vocal Mode)を選択すれば、自動的にＬ
／Ｒ／ＳＴのモードが選択されるようにしたからオケシ
ステム制御方法を提供することにある。

【００１６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、テープおよびマイク兼用リモコ
ンのマイクから入力される音を、それぞれそ増幅する増
幅手段と、前記増幅手段から増幅された音を各々積分す
る積分手段と、前記積分手段から出力される信号と基準
電圧とを比較する比較手段と、前記比較手段および積分
手段から入力される信号を比較して点数を計算し、テー
プ音およびマイク音が入力されて歌を謡う場合、自動ボ
ーカル入力キーの入力時のマイクの音声有無にしたがっ
て、Ｌ／Ｒ／ＳＴモードを自動的に選択して出力する制
御手段と、前記制御手段から計算された点数を表示する
点数表示手段とからなる。

【００１７】また、ボーカルモードの選択機能を有する
からオケシステム制御方法において、マイクが差し込ま
れている状態であるか、または自動ボーカルモードであ
るかを判断する段階と、マイクが差し込まれてなく、か
つ自動ボーカルモードでないとき、現在選択されている
オーディオ出力モード（Ｌ／Ｒ／ＳＴモードのいずれか
のもの）として出力する段階と、マイクが差し込まれて
おり、かつ自動ボーカルモードであるとき、歌を謡って
いるか否かを判断して、歌を謡っていると、Ｌモード
（伴奏）で出力する段階と、マイクが差し込まれてお
り、かつ自動ボーカルモードのときに、一定時間以上、
歌を謡わない場合には、ＳＴモード（歌手歌＋伴奏）で
出力する段階と、を含むからオケシステム制御方法を提
供する。

【００１８】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明を詳述する。

【００１９】図３は、本発明による、正確な点数計算の
ためのからオケシステムの点数計算回路のブロック構成
図である。テープ１１から入力されるテープ音およびマ
イク兼用リモコンのマイク１２から入力されるマイク音
を各々増幅する増幅器１３，１４と、この増幅器１３，
１４から増幅されたテープおよびマイク音を、それぞれ
積分する積分器１５，１６と、前記積分器１５，１６か
ら出力される信号が基準電圧Ｖ_REF より低いときには
“Ｌ”（ローレベル）、高いときには“Ｈ”（ハイレベ
ル）を出力する比較器１７，１８と、前記比較器１７，
１８および積分器１５から信号を入力し、テープ音およ
びマイク音をサンプリングしそのサンプリングされた信
号をそれぞれメモリに貯蔵した後、比較して点数を計算
するマイクロプロセッサ１９と、前記マイクロプロセッ
サ１９から計算された点数を表示する点数表示器２０
と、から構成される。

【００２０】図４は図３に用いるマイク１２がリモコン
と一体構成されたブロック図である。マイク１２を通じ
て入力される音声信号を適切な水準に増幅するマイク信
号増幅部１２ａと、前記マイク信号増幅部１２ａの出力
信号を所定時間だけ遅延させて出力する遅延部（ＢＢ
Ｄ）１２ｂと、システムに必要とする基本周波数を生成
する発振器１２ｃと、前記発振器１２ｃから出力される
所定周波数の信号を分周する分周器１２ｄと、前記分周
器１２ｄから出力される信号を利用してタイミング信号
を発生するタイミング発生器１２ｅと、使用者の所望す
る機能を選択するに必要とするキーが設けられたキーボ
ード１２ｆと、前記キーボード１２ｆ上から選択される
キーを識別して、それに応じた信号を出力するキーデコ
ーダ１２ｇと、前記キーボード１２ｆ上から選択される
キーにより、全ての動作を管理して所望する機能が行わ
れるようにした制御部１２ｈと、前記制御部１２ｈの制
御にしたがって前記遅延部１２ｂの出力信号およびキー
デコーダ７の出力信号を処理して、これを本体のマイク
ロプロセッサ１９側に送出する倍率器１２ｉと、からな
る。

【００２１】図５は本発明によるからオケシステムの自
動ボーカルの制御装置のブロック構成図である。テープ
再生信号であるテープ音とマイク音とが入力されて自動
ボーカルモード時の歌を謡う時、マイクの音声有無に応
じてＬ／Ｒ／ＳＴモードを自動的に選択して出力するマ
イクロプロセッサ１９と、前記マイクロプロセッサ１９
から出力されるＬ／Ｒ／ＳＴモードのいずれかを選択す
る選択スイッチ部２１と、前記マイクロプロセッサ１９
の選択モードに応じて、それに相応するモードに音声を
出力するハイファイＩＣ部２２と、トグルスイッチとか
らなって自動ボーカルモードを選択する自動ボーカルキ
ー部２３と、からなる。

【００２２】ここで、前記マイクロプロセッサ１９は図
３のマイクロプロセッサ１９であり、前記自動ボーカル
キー部２３は別途構成せず、図４のキーボード１２ｆに
構成してもよい。

【００２３】このように構成される本発明の作用を説明
する。まず、テープ１１から出力された伴奏音は、増幅
器１３で増幅されて積分器１５に印加され、かつマイク
兼用リモコンのマイク１２から出力されるマイク音は増
幅器１４で増幅されて積分器１６に印加される。

【００２４】前記積分器１５，１６は、増幅器１３，１
４から印加された信号を積分した後、比較器１７，１８
に各々印加する。

【００２５】前記比較器１７，１８は、積分器１５，１
６から印加された信号レベルと基準電圧Ｖ_ref とを比較
して積分された信号レベルが基準電圧Ｖ_ref より低けれ
ば“Ｌ”を、高ければ“Ｈ”を発生させてマイクロプロ
セッサ１９に印加する。

【００２６】すると、前記マイクロプロセッサ１９は前
記比較器１７，１８から入力される“Ｈ”または“Ｌ”
の時間に比例してクロックを発生させてテープの伴奏音
とマイク音をマイクロプロセッサ１９内部のサンプリン
グ部（図示せず）でサンプリングする。このテープの伴
奏音とマイク音をサンプリングしたクロックの数はマイ
クロプロセッサ１９内部のメモリ部（図示せず）に送ら
れて各々貯蔵され、前記積分器１５からマイクロプロセ
ッサ１９に入力される信号が一定時間（例えば３秒）無
ければ、メモリ部に各々貯蔵されたテープ伴奏音のサン
プリングクロック数とマイク伴奏音のサンプリングクロ
ック数とがマイクロプロセッサ１９内部の計算器（図示
せず）に送られてテープの伴奏音のメモリされたクロッ
ク数を１００として、マイク音とパーセンテージ（百分
率）で計算して点数を計算する。

【００２７】その後、前記マイクロプロセッサ１９の自
身の内部の計算器から計算された点数を点数表示器２０
に出力して点数を表示する。

【００２８】したがって、マイク音とテープ伴奏音をサ
ンプリングして百分率で計算するので正確な点数計算が
行われる。

【００２９】一方、前記リモコンと一体になるマイク１
２を通じて入力される音声信号の処理過程は、まずマイ
ク１２を通じて入力される音声信号は、マイク信号増幅
部１２ａを通じてシステムから処理するに適当な水準に
増幅された後、遅延部１２ｂに供給され、これは発振器
１２ｃから入力される発振周波数により制御されて倍率
器１２ｉに供給され、ここで制御部１２ｈの制御により
無線または有線の送出に必要とする処理過程により、シ
ステム本体であるマイクロプロセッサ１９に送出し、前
記点数計算のために各部１４，１６，１８を経てマイク
ロプロセッサ１９に入力される。

【００３０】キーボード１２ｆ上から選択されるキーの
処理過程、すなわち前記マイク１２がリモコン機能を行
う場合について説明する。

【００３１】前記発振器１２ｃから出力される所定周波
数の信号は分周器１２ｄを介して所定倍数で分離された
後、タイミング発生器１２ｅに供給されてタイミング信
号が出力される。

【００３２】また、使用者の所望する機能を選択するた
めに、キーボード１２ｆ上から該当するキーを押すと、
その選択されるキーに該当される固有信号が出力され、
これはさらにキーデコーダ１２ｇから解読されて該当信
号が倍率器１２ｉに出力される。

【００３３】これにより、前記倍率器１２ｉは制御部１
２ｈの制御により前記キーデコーダ１２ｇから入力され
る信号を制御するシステム本体のマイクロプロセッサ側
に転送するに適当な所定の処理過程を行って出力するこ
ととなる。結局、マイク１２、キーボード１２ｆ、およ
びその他の付加回路が一体型になっており、出力信号が
倍率器１２ｉを介して有線または無線経路の本体側に出
力されるようにしたものである。

【００３４】また、本発明による自動ボーカル制御方法
は、図６、図７及び図８の動作フローチャートに示され
る。

【００３５】図６のように進行される本発明の自動ボー
カルキーのサービスは、図２のようにハイファイテープ
であり、マイクが差し込める時だけサービスを行う。

【００３６】また、自動ボーカルキーサービスは、トグ
ルスイッチ（Toggle Switch)であって現在自動ボーカル
モードであれば、自動ボーカルモードを解除し、自動ボ
ーカルモードでなければ自動ボーカルモードに選択され
る。したがって、自動ボーカルキー部２３の自動ボーカ
ルキーを押す時毎に自動ボーカルモードと自動ボーカル
の解除とを繰り返す。

【００３７】自動ボーカル制御方法は、 １．オーディオ出力選択スイッチ（Ｌ／Ｒ／ＳＴ）がＬ
モードに選択されている場合（１Ｓ）、自動ボーカルモ
ードでなければＬモードとして伴奏音が出力され（２
Ｓ）、自動ボーカルモードであればマイク１２が差し込
まれているか否かを判断し、かつ歌を謡っているか否か
を判断して（３Ｓ）、Ｌモード（伴奏音）として出力さ
れた後（２Ｓ）、一定時間（例えば１秒）以上、歌を謡
わない場合（４Ｓ）には使用者が歌詞を知らないと判断
してＳＴ（歌手歌＋伴奏）モードとして出力する（５
Ｓ）。

【００３８】２．現在オーディオ出力選択スイッチ（Ｌ
／Ｒ／ＳＴ）がＲモードに選択されている場合（６
Ｓ）、マイク１２が差し込まれているか否かを判断して
（７Ｓ）、自動ボーカルモードでなければＲモード（歌
手歌＋伴奏）として出力され（８Ｓ）、マイク１２が差
し込まれており、かつ自動ボーカルモードであれば、歌
を謡っているか否かを判断して（９Ｓ）、歌を謡ってい
れば、Ｌモード（伴奏）として出力され（１０Ｓ）、一
定時間（例えば１秒）以上、歌を謡わない場合には使用
者が歌詞を知らないと判断してＳＴ（歌手歌＋伴奏）モ
ードとして出力する（１１Ｓ）。

【００３９】３．現在オーディオ出力選択スイッチ（Ｌ
／Ｒ／ＳＴ）がＳＴモードに選択されている場合（１２
Ｓ）、マイク１２が差し込まれており、かつ自動ボーカ
ルモードであれば、歌を謡っているかを判断して（１３
Ｓ）、歌を謡っていれば、Ｌモード（伴奏）として出力
され（１４Ｓ）、歌を１秒以上、謡わない場合には使用
者が歌詞を知らないと判断してＳＴ（歌手歌＋伴奏）モ
ードとして出力し、マイク１２が差し込まれていない
か、または自動ボーカルモードでなければＳＴモードと
して出力する（１５Ｓ）。

【００４０】４．オーディオ出力選択スイッチ（Ｌ／Ｒ
／ＳＴ）が、Ｌ、Ｒ、ＳＴのいずれかの場合にも該当さ
れないときであって、ノーマルオーディオのモードが選
択された場合には、選択スイッチに関係なく、自動ボー
カルモードに歌を謡っていれば、Ｌモード（伴奏）とし
て出力され、歌を１秒以上、謡わない場合にはＳＴモー
ドとして出力される。

【００４１】したがって、ハイファイＶＣＲにマイク１
２を取り付けて、からオケ装置を組み合せて一般家庭で
歌を謡うことができる。

【００４２】以上説明したように、本発明によれば、テ
ープ伴奏音とマイク音とをサンプリングし、そのサンプ
リングクロック数に基づいて百分率で歌の点数を計算す
るので、短い歌や長い歌の場合にも正確な点数計算を行
うことができる効果がある。

【００４３】また、リモコンとマイクとを一体化して一
つのパネル上に所望する機能を選択し、その場で歌を謡
うことができるので、より便利であり、リモコンを紛失
する虞れがない。

【００４４】また、歌を謡う時、オーディオ出力選択ス
イッチに関係なく自動ボーカルモードのみを選択すれば
伴奏音で歌を謡う途中、歌詞を忘れた瞬間にプロ歌手の
歌が出るようにしたので、オーディオ出力選択スイッチ
を操作する煩雑さを解消することができるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のからオケシステムの点数計算回路の構成
を示す回路図。

【図２】一般のからオケシステム用テープフォーマット
を示す説明図。

【図３】本発明によるからオケシステムの点数計算回路
の構成を示すブロック図。

【図４】図３のマイク兼用リモコンの構成を示す詳細回
路図。

【図５】本発明によるからオケシステムの自動ボーカル
制御装置の構成を示すブロック構成図。

【図６】図５によるキーサービスの動作の内容を示すフ
ローチャート。

【図７】図５による自動ボーカル制御動作の内容を示す
フローチャート。

【図８】図５による自動ボーカル制御動作の内容を示す
フローチャート。

【符号の説明】

１１ テープ １２ マイク １２ａ マイク信号増幅部 １２ｂ 遅延部 １２ｃ 発振器 １２ｄ 分周器 １２ｅ タイミング発生器 １２ｆ キーボード １２ｇ キーデコーダ １２ｈ 制御部 １２ｉ 倍率器 １３，１４ 増幅器 １５，１６ 積分器 １７，１８ 比較器 １９ マイクロプロセッサ ２０ 点数表示器 ２１ 選択スイッチ部 ２２ ハイファイＩＣ部 ２３ 自動ボーカルキー

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】テープおよびマイク兼用リモコンのマイク
   から入力される音を、それぞれ増幅する増幅手段と、 前記増幅手段から増幅された音を各々積分する積分手段
   と、前記積分手段から出力される信号と基準電圧とを比
   較する比較手段と、 前記比較手段および積分手段から入力される信号を比較
   して点数を計算し、テープ音およびマイク音が入力され
   て歌を謡う場合、自動ボーカル入力キーの入力時のマイ
   ク音声の有無にしたがって、Ｌ／Ｒ／ＳＴモードを自動
   に選択して出力する制御手段と、 前記制御手段から計算された点数を表示する点数表示手
   段とからなって短い歌や長い歌の場合にも正確に点数を
   計算し、オーディオ出力モードを自動的に選択して出力
   することを特徴とするからオケシステム。
2. 【請求項２】前記マイク兼用リモコンは、マイクを通じ
   て入力される音声信号を適切な水準に増幅するマイク信
   号増幅部と、 前記マイク信号増幅部の出力信号を所定時間の間に遅延
   させて出力する遅延部と、 システムに必要とする基本の周波数を生成する発振器
   と、 前記発振器から出力される所定の周波数の信号を分周す
   る分周器と、 前記分周器から出力される信号を利用してタイミング信
   号を発生するタイミング発生器と、 使用者の所望する機能を選択するに必要とするキーが設
   けられたキーボードと、 前記キーボード上から選択されるキーを識別して、それ
   に応じる信号を出力するキーデコーダと、 前記キーボード上から選択されるキーにより、全ての動
   作を管理して所望する機能が行われるようにした制御部
   と、 前記制御部の制御にしたがって前記遅延部の出力信号お
   よびキーデコーダの出力信号を処理して、これを本体の
   マイクロプロセッサ側に送出する倍率器と、からなるこ
   とを特徴とする請求項１記載のからオケシステム。
3. 【請求項３】前記制御手段の歌の点数計算は、テープ音
   およびマイク音をサンプリングして、そのサンプリング
   された信号をそれぞれメモリに貯蔵した後、一定時間以
   上、前記積分手段から制御手段に入力される信号の無い
   場合、テープ伴奏音のサンプリングクロック数とマイク
   音のサンプリングクロック数とを比較して計算すること
   を特徴とする請求項１記載のからオケシステム。
4. 【請求項４】歌の点数計算は、メモリ部に貯蔵されたテ
   ープ伴奏音のサンプリングクロック数を１００として、
   サンプリングされたマイク音とパーセンテージ（百分
   率）で計算することを特徴とする請求項３記載のからオ
   ケシステム。
5. 【請求項５】前記一定の時間は、３秒であることを特徴
   とする請求項３記載のからオケシステム。
6. 【請求項６】前記自動ボーカルキーは、制御手段に連結
   された自動ボーカルキー部やキーボード配置されること
   を特徴とする請求項１記載のからオケシステム。
7. 【請求項７】ボーカルモードの選択機能を有するからオ
   ケシステム制御方法において、 マイクが差し込まれている状態であるか、または自動ボ
   ーカルモードであるかを判断する段階と、 マイクが差し込まれていなく、かつ自動ボーカルモード
   ではないとき、現在選択されたオーディオ出力モード
   （Ｌ／Ｒ／ＳＴモードのいずれかのもの）として出力す
   る段階と、 マイクが差し込まれており、かつ自動ボーカルモードで
   あるとき、歌を謡っているかを判断して、歌を謡ってい
   るときには、Ｌモード（伴奏）で出力する段階と、 マイクが差し込まれており、かつ自動ボーカルモードの
   時に一定時間以上、歌を謡わない場合には、ＳＴモード
   （歌手歌＋伴奏）で出力する段階と、を含むことを特徴
   とするからオケシステムの制御方法。
8. 【請求項８】前記一定の時間は、１秒であることを特徴
   とする請求項７記載のからオケシステムの制御方法。