JPH06282107A - 現像剤の製造方法、現像剤及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
現像剤の製造方法、現像剤及びこれを用いた画像形成装置Info
- Publication number
- JPH06282107A JPH06282107A JP5067108A JP6710893A JPH06282107A JP H06282107 A JPH06282107 A JP H06282107A JP 5067108 A JP5067108 A JP 5067108A JP 6710893 A JP6710893 A JP 6710893A JP H06282107 A JPH06282107 A JP H06282107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic resin
- fine particles
- toner
- developer
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な画像を形成し得る軟化点の低い現像剤
を得、これにより軟化点の低い現像剤を用いた消費電力
の低い画像形成装置を改良する。 【構成】 熱可塑性樹脂と着色材とを含む核粒子中の表
面近傍に、この熱可塑性樹脂よりも硬い第1の微粒子が
埋め込まれて固定されてなる核トナーと、核トナー上に
付着された熱可塑性樹脂よりも硬い第2の微粒子とを具
備する現像剤。
を得、これにより軟化点の低い現像剤を用いた消費電力
の低い画像形成装置を改良する。 【構成】 熱可塑性樹脂と着色材とを含む核粒子中の表
面近傍に、この熱可塑性樹脂よりも硬い第1の微粒子が
埋め込まれて固定されてなる核トナーと、核トナー上に
付着された熱可塑性樹脂よりも硬い第2の微粒子とを具
備する現像剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電潜像を主に熱可塑
性樹脂からなる現像剤で可視像化する画像形成法に用い
る現像剤に関する。
性樹脂からなる現像剤で可視像化する画像形成法に用い
る現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱定着等を行なう複写機、プリンター
の消費電力を下げるために、トナーの軟化点を下げるこ
とは非常に有効である。また、透明性、発色性に優れた
カラー画像を得るためには、トナーを十分に溶融させる
ことが必要であることから、軟化点の低いトナーが用い
られる。しかし、静電潜像を可視化するためにトナーは
主に摩擦帯電によって帯電されており、トナーの軟化点
が低いと帯電部材に固着してしまう。それを防止するた
めに軟化点が低い樹脂を硬い外殻で覆ったカプセルトナ
ーが提案されている。また簡便なカプセルトナーの製法
として、軟化点の低い樹脂の表面に軟化点の高い樹脂微
粒子や無機微粒子を機械的に、また熱的に固定してカプ
セル化を図る提案が例えば特開昭55−18665、5
6−66856、及び58−211165等に記載され
ている。
の消費電力を下げるために、トナーの軟化点を下げるこ
とは非常に有効である。また、透明性、発色性に優れた
カラー画像を得るためには、トナーを十分に溶融させる
ことが必要であることから、軟化点の低いトナーが用い
られる。しかし、静電潜像を可視化するためにトナーは
主に摩擦帯電によって帯電されており、トナーの軟化点
が低いと帯電部材に固着してしまう。それを防止するた
めに軟化点が低い樹脂を硬い外殻で覆ったカプセルトナ
ーが提案されている。また簡便なカプセルトナーの製法
として、軟化点の低い樹脂の表面に軟化点の高い樹脂微
粒子や無機微粒子を機械的に、また熱的に固定してカプ
セル化を図る提案が例えば特開昭55−18665、5
6−66856、及び58−211165等に記載され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】単に柔らかい樹脂から
なるトナーの表面に硬い粒子を並べても、画像形成時に
おける帯電部材との摩擦により、硬い粒子が樹脂中に埋
没してしまう。このため、長期使用を行なうにしたがっ
て、柔らかい樹脂がトナー表面に現れ、固着を防止する
という期待された効果が得られないという問題があっ
た。
なるトナーの表面に硬い粒子を並べても、画像形成時に
おける帯電部材との摩擦により、硬い粒子が樹脂中に埋
没してしまう。このため、長期使用を行なうにしたがっ
て、柔らかい樹脂がトナー表面に現れ、固着を防止する
という期待された効果が得られないという問題があっ
た。
【0004】本発明は、上述のような問題を解決し、軟
化点の低い樹脂を用いて長期にわたり安定した画像が得
られる現像剤及び現像剤の製造方法を提供することを目
的とする。また、本発明は、このような現像剤を用い
て、長期の使用にわたり画質が良好で、かつ消費電力の
低い画像形成装置を提供することを目的とする。
化点の低い樹脂を用いて長期にわたり安定した画像が得
られる現像剤及び現像剤の製造方法を提供することを目
的とする。また、本発明は、このような現像剤を用い
て、長期の使用にわたり画質が良好で、かつ消費電力の
低い画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の現像剤は、熱可
塑性樹脂、着色材、及び該熱可塑性樹脂よりも硬い第1
の微粒子を含む核トナーと、該核トナー上に付着された
該熱可塑性樹脂よりも硬い第2の微粒子とを含む現像剤
であって、前記核トナーは、前記熱可塑性樹脂及び前記
着色材から実質的になる内部領域と、前記熱可塑性樹脂
及び表面に埋め込まれて固定された前記第1の微粒子か
ら実質的になる表面領域とから構成されることを特徴と
する。
塑性樹脂、着色材、及び該熱可塑性樹脂よりも硬い第1
の微粒子を含む核トナーと、該核トナー上に付着された
該熱可塑性樹脂よりも硬い第2の微粒子とを含む現像剤
であって、前記核トナーは、前記熱可塑性樹脂及び前記
着色材から実質的になる内部領域と、前記熱可塑性樹脂
及び表面に埋め込まれて固定された前記第1の微粒子か
ら実質的になる表面領域とから構成されることを特徴と
する。
【0006】また。本発明の現像剤の製造方法は、熱可
塑性樹脂及び着色材を含む核粒子を予備形成する工程、
該核粒子に該熱可塑性樹脂より硬い第1の微粒子を埋め
込み、固定することにより核トナーを形成する行程、該
核トナー上に該熱可塑性樹脂より硬い第2の微粒子を付
着させる工程を具備することを特徴とする。
塑性樹脂及び着色材を含む核粒子を予備形成する工程、
該核粒子に該熱可塑性樹脂より硬い第1の微粒子を埋め
込み、固定することにより核トナーを形成する行程、該
核トナー上に該熱可塑性樹脂より硬い第2の微粒子を付
着させる工程を具備することを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の画像形成装置は、像担持
体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、及び該静電潜
像が形成された像担持体に現像剤を供給し、静電潜像を
現像する現像手段、この現像手段により現像された像を
被画像形成媒体上に転写する転写手段と、被画像形成媒
体上に転写された像を定着する定着手段とを具備し、使
用される現像剤は、熱可塑性樹脂、着色材、及び該熱可
塑性樹脂よりも硬い第1の微粒子を含む核トナーと、該
核トナー表面に付着された該熱可塑性樹脂よりも硬い第
2の微粒子とを含み、前記核トナーは、前記熱可塑性樹
脂及び前記着色材から実質的になる内部領域と、前記熱
可塑性樹脂及び表面に埋め込まれて固定された前記第1
の微粒子から実質的になる表面領域とから構成されるこ
とを特徴とする。本発明において、第1の微粒子は、好
ましくは、この微粒子の粒径程度の深さにわたって核ト
ナー中に埋没されている。
体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、及び該静電潜
像が形成された像担持体に現像剤を供給し、静電潜像を
現像する現像手段、この現像手段により現像された像を
被画像形成媒体上に転写する転写手段と、被画像形成媒
体上に転写された像を定着する定着手段とを具備し、使
用される現像剤は、熱可塑性樹脂、着色材、及び該熱可
塑性樹脂よりも硬い第1の微粒子を含む核トナーと、該
核トナー表面に付着された該熱可塑性樹脂よりも硬い第
2の微粒子とを含み、前記核トナーは、前記熱可塑性樹
脂及び前記着色材から実質的になる内部領域と、前記熱
可塑性樹脂及び表面に埋め込まれて固定された前記第1
の微粒子から実質的になる表面領域とから構成されるこ
とを特徴とする。本発明において、第1の微粒子は、好
ましくは、この微粒子の粒径程度の深さにわたって核ト
ナー中に埋没されている。
【0008】
【作用】本発明の現像剤の一例を表すモデル図を図1に
示す。図1に示すように、この現像剤10において、核
トナー1は、熱可塑性樹脂3と着色材2とを含む核粒子
中に、この熱可塑性樹脂よりも硬い第1の微粒子4が埋
め込まれて固定された構成を有する。この第1の微粒子
は、核トナー1の表面近傍に存在している。核トナー内
において、その表面から第1の微粒子が存在する深さま
での領域を表面領域、またこの表面領域よりも内側の領
域を内部領域とすると、核トナー1の表面領域は、熱可
塑性樹脂3及び第1の微粒子4から実質的に構成され、
その内部領域は、実質的に熱可塑性樹脂3及び着色材2
から実質的に構成される。
示す。図1に示すように、この現像剤10において、核
トナー1は、熱可塑性樹脂3と着色材2とを含む核粒子
中に、この熱可塑性樹脂よりも硬い第1の微粒子4が埋
め込まれて固定された構成を有する。この第1の微粒子
は、核トナー1の表面近傍に存在している。核トナー内
において、その表面から第1の微粒子が存在する深さま
での領域を表面領域、またこの表面領域よりも内側の領
域を内部領域とすると、核トナー1の表面領域は、熱可
塑性樹脂3及び第1の微粒子4から実質的に構成され、
その内部領域は、実質的に熱可塑性樹脂3及び着色材2
から実質的に構成される。
【0009】この第1の微粒子4は、その一部分が核ト
ナー1表面から露出していても良い。また、第1の微粒
子4の少量は核トナー1内にある程度の深さで埋没して
いても良いが、その大部分の量は表面近傍に埋め込まれ
ている。また、表面領域に多少の着色材2が混在してい
ても良い。また、図1では、核トナー1内の第1の微粒
子4が規則正しく並んで1層に埋め込まれているように
示されているが、多数の層で埋め込まれていても、また
図のように規則正しくなくとも良い。
ナー1表面から露出していても良い。また、第1の微粒
子4の少量は核トナー1内にある程度の深さで埋没して
いても良いが、その大部分の量は表面近傍に埋め込まれ
ている。また、表面領域に多少の着色材2が混在してい
ても良い。また、図1では、核トナー1内の第1の微粒
子4が規則正しく並んで1層に埋め込まれているように
示されているが、多数の層で埋め込まれていても、また
図のように規則正しくなくとも良い。
【0010】さらに、本発明の現像剤10では、図1に
示すように、このような核トナー1表面に熱可塑性樹脂
3よりも硬い第2の微粒子5が付着されている。この第
2の微粒子5により、核トナー1の強度がさらに向上す
る。なお、第1の微粒子4及び第2の微粒子5は、熱可
塑性樹脂3より硬い材料であれば、同じものでも異なる
ものでも良い。また、図1では、核トナー1上の第2の
微粒子5が規則正しく並んで1層に付着しているように
示されているが、多数の層で付着していても、また図の
ように規則正しくなくとも良い。
示すように、このような核トナー1表面に熱可塑性樹脂
3よりも硬い第2の微粒子5が付着されている。この第
2の微粒子5により、核トナー1の強度がさらに向上す
る。なお、第1の微粒子4及び第2の微粒子5は、熱可
塑性樹脂3より硬い材料であれば、同じものでも異なる
ものでも良い。また、図1では、核トナー1上の第2の
微粒子5が規則正しく並んで1層に付着しているように
示されているが、多数の層で付着していても、また図の
ように規則正しくなくとも良い。
【0011】以上のように、本発明の現像剤中の核トナ
ーは、表面領域において、第1の硬い微粒子が表面領域
に固定されているので、核トナー表面の強度が強化され
ている。この現像剤において、このように強化された表
面を有する核トナーでは、画像形成装置の帯電部材等に
よる摩擦を受けたとき、この第1の微粒子は、表面上に
付着した第2の微粒子が核トナー中に埋没することを妨
げる。本発明の現像剤は、特に熱可塑性樹脂として軟化
点の低いものを用いても、第2の微粒子が埋没しないの
で、熱可塑性樹脂が現像剤表面に露出しない。このた
め、この現像剤は帯電部材等に固着しなくなる。定着固
定においては体積の大部分を占める樹脂の熱特性が支配
的であり、外添した硬い第2の微粒子が定着特性を疎外
することはない。
ーは、表面領域において、第1の硬い微粒子が表面領域
に固定されているので、核トナー表面の強度が強化され
ている。この現像剤において、このように強化された表
面を有する核トナーでは、画像形成装置の帯電部材等に
よる摩擦を受けたとき、この第1の微粒子は、表面上に
付着した第2の微粒子が核トナー中に埋没することを妨
げる。本発明の現像剤は、特に熱可塑性樹脂として軟化
点の低いものを用いても、第2の微粒子が埋没しないの
で、熱可塑性樹脂が現像剤表面に露出しない。このた
め、この現像剤は帯電部材等に固着しなくなる。定着固
定においては体積の大部分を占める樹脂の熱特性が支配
的であり、外添した硬い第2の微粒子が定着特性を疎外
することはない。
【0012】また、本発明によれば、さらに、核粒子と
して軟化点の低い樹脂を用いることにより、通常の製法
のトナーに比べて定着温度を下げることができ、かつ長
期の画像形成操作においても、トナー凝集、帯電部材へ
の固着による帯電不良、搬送不良等の不具合が生じるこ
ともない。
して軟化点の低い樹脂を用いることにより、通常の製法
のトナーに比べて定着温度を下げることができ、かつ長
期の画像形成操作においても、トナー凝集、帯電部材へ
の固着による帯電不良、搬送不良等の不具合が生じるこ
ともない。
【0013】
【実施例】初めに本発明の画像形成装置について図2を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0014】図2に、本発明の画像形成装置の一例を示
す。この電子複写機13は、ほぼ中央に像担持体として
表面が光導伝層で被覆された感光体ドラム15を備えて
いる。この感光体ドラム15は図示矢印a方向に回転可
能である。感光体ドラム15の周囲には回転方向に沿っ
て以下のものが固設されている。すなわち感光体ドラム
15表面を一様に帯電させる帯電チャージ17が設けら
れている。図2においてこの感光体ドラム15上方に
は、帯電チャージ17により帯電した感光体ドラム15
に露光する露光系19が設けられている。この露光系1
9から感光体ドラム15が露光される露光位置Aの下流
には露光により感光体ドラム15表面に形成された静電
潜像を現像する現像装置21が設けられている。この現
像装置21に、本発明の現像剤が収容される。この現像
装置21の下流には現像装置21により形成された可視
像を紙等の転写材上へ転写する転写チャージャ23及び
転写チャージャ23により感光体ドラム15上に重ねら
れた転写材を感光体ドラム15から剥離する剥離チャー
ジャ25が固設されている。また剥離チャージャ25の
下流には転写後感光体ドラム15上に残留した現像剤を
除去するクリーニング装置27及び次の複写に備えて感
光体ドラム15表面の電位を降下させる除電ランプ29
が設置されている。
す。この電子複写機13は、ほぼ中央に像担持体として
表面が光導伝層で被覆された感光体ドラム15を備えて
いる。この感光体ドラム15は図示矢印a方向に回転可
能である。感光体ドラム15の周囲には回転方向に沿っ
て以下のものが固設されている。すなわち感光体ドラム
15表面を一様に帯電させる帯電チャージ17が設けら
れている。図2においてこの感光体ドラム15上方に
は、帯電チャージ17により帯電した感光体ドラム15
に露光する露光系19が設けられている。この露光系1
9から感光体ドラム15が露光される露光位置Aの下流
には露光により感光体ドラム15表面に形成された静電
潜像を現像する現像装置21が設けられている。この現
像装置21に、本発明の現像剤が収容される。この現像
装置21の下流には現像装置21により形成された可視
像を紙等の転写材上へ転写する転写チャージャ23及び
転写チャージャ23により感光体ドラム15上に重ねら
れた転写材を感光体ドラム15から剥離する剥離チャー
ジャ25が固設されている。また剥離チャージャ25の
下流には転写後感光体ドラム15上に残留した現像剤を
除去するクリーニング装置27及び次の複写に備えて感
光体ドラム15表面の電位を降下させる除電ランプ29
が設置されている。
【0015】ここで露光系19は図2中における破線で
囲まれた部分をいう。また図2において電子複写機13
の上面部には原稿を載置するための原稿台31が設置さ
れている。ここで露光系19の構成について説明する。
露光系19は原稿台31の原稿に光を照射する露光ラン
プ33及び露光ランプ33から照射された光を反射する
第1の反射ミラー35を有する第1のキャリッジ37
と、第2の反射ミラー39及び第3の反射ミラー41を
有する第2キャリッジ43と、反射光を結像させるレン
ズ45と、第4の反射ミラー47、第5の反射ミラー4
9及び第6の反射ミラー51とによって構成されてい
る。前記第1のキャリッジ37は原稿台31に沿って往
復走行されるようになっている。そして光路長を一定に
保つために、第2のキャリッジ43は第1のキャリッジ
37の1/2の速度で往復走行するように構成されてい
る。
囲まれた部分をいう。また図2において電子複写機13
の上面部には原稿を載置するための原稿台31が設置さ
れている。ここで露光系19の構成について説明する。
露光系19は原稿台31の原稿に光を照射する露光ラン
プ33及び露光ランプ33から照射された光を反射する
第1の反射ミラー35を有する第1のキャリッジ37
と、第2の反射ミラー39及び第3の反射ミラー41を
有する第2キャリッジ43と、反射光を結像させるレン
ズ45と、第4の反射ミラー47、第5の反射ミラー4
9及び第6の反射ミラー51とによって構成されてい
る。前記第1のキャリッジ37は原稿台31に沿って往
復走行されるようになっている。そして光路長を一定に
保つために、第2のキャリッジ43は第1のキャリッジ
37の1/2の速度で往復走行するように構成されてい
る。
【0016】また図2において電子複写機13の右側に
は用紙を収容する給紙カセット53A及び手差し給紙台
43Bが設けられている。そして電子複写機内にはカセ
ット53A及び手差し給紙台53Bから用紙を取り出す
ピックアップローラ55A及び55Bが設けられてい
る。また電子複写機13には複写用紙が排出される排紙
トレイ57が備えられ、この排紙トレイ57と給紙カセ
ット53Aとの間には用紙が搬送される用紙搬送路59
が形成されている。ここでこの用紙搬送路59は図2中
において一点鎖線にて示されている。この用紙搬送路5
9の感光体ドラム15より上流側には給紙ローラ61と
分離ローラ63とから成るローラ対と、レジストローラ
対67とが設けられている。給紙ローラ51と分離ロー
ラ63とは上下に対向して設けられている。給紙ローラ
61は図示矢印b方向へ回転可能でピックアップローラ
55Aまたはピックアップローラ55Bにより取り出さ
れた用紙をレジストローラ対67に送る。分離ローラ6
3は給紙ローラ61と同方向及び反対方向に回転可能で
ある。ピックアップローラ55Aまたは55Bから送ら
れてきた用紙が2枚以上の場合、分離ローラ53は給紙
ローラ51の回転方向と逆方向に回転して1枚の用紙を
残し余分な用紙をカセット53Aまたは手差し給紙台5
3Bに戻す。ピックアップローラ55Aまたはピックア
ップローラ55Bから取り出された用紙が1枚の場合に
は、分離ローラ63は給紙ローラ61の回転につられて
まわる。レジストローラ対67は給紙ローラ61より用
紙搬送路59を通って送られた用紙の先端と突き当たる
ことにより紙の整位を行った後、用紙を再び用紙搬送路
59へ送り出す。
は用紙を収容する給紙カセット53A及び手差し給紙台
43Bが設けられている。そして電子複写機内にはカセ
ット53A及び手差し給紙台53Bから用紙を取り出す
ピックアップローラ55A及び55Bが設けられてい
る。また電子複写機13には複写用紙が排出される排紙
トレイ57が備えられ、この排紙トレイ57と給紙カセ
ット53Aとの間には用紙が搬送される用紙搬送路59
が形成されている。ここでこの用紙搬送路59は図2中
において一点鎖線にて示されている。この用紙搬送路5
9の感光体ドラム15より上流側には給紙ローラ61と
分離ローラ63とから成るローラ対と、レジストローラ
対67とが設けられている。給紙ローラ51と分離ロー
ラ63とは上下に対向して設けられている。給紙ローラ
61は図示矢印b方向へ回転可能でピックアップローラ
55Aまたはピックアップローラ55Bにより取り出さ
れた用紙をレジストローラ対67に送る。分離ローラ6
3は給紙ローラ61と同方向及び反対方向に回転可能で
ある。ピックアップローラ55Aまたは55Bから送ら
れてきた用紙が2枚以上の場合、分離ローラ53は給紙
ローラ51の回転方向と逆方向に回転して1枚の用紙を
残し余分な用紙をカセット53Aまたは手差し給紙台5
3Bに戻す。ピックアップローラ55Aまたはピックア
ップローラ55Bから取り出された用紙が1枚の場合に
は、分離ローラ63は給紙ローラ61の回転につられて
まわる。レジストローラ対67は給紙ローラ61より用
紙搬送路59を通って送られた用紙の先端と突き当たる
ことにより紙の整位を行った後、用紙を再び用紙搬送路
59へ送り出す。
【0017】また用紙搬送路59の感光体ドラム15よ
り下流側には用紙を搬送する帯状のベルト、すなわち搬
送ベルト69、転写された現像剤を用紙の上に定着する
ための定着ローラ対71及び定着が終了した用紙を排紙
トレイ57に排出するための排紙ローラ73が設けられ
ている。
り下流側には用紙を搬送する帯状のベルト、すなわち搬
送ベルト69、転写された現像剤を用紙の上に定着する
ための定着ローラ対71及び定着が終了した用紙を排紙
トレイ57に排出するための排紙ローラ73が設けられ
ている。
【0018】以上のように構成された電子複写機13に
おいて画像を形成する動作について説明する。まず露光
系19の露光ランプ33が点灯して第1キャリッジ37
が原稿台31上に載置した原稿の下の照射を開始する。
反射光は感光体ドラム15上に露光される。感光体ドラ
ム15の表面は帯電チャージャ17によって予め一様に
帯電されており、露光されることにより感光体ドラム1
5上に静電潜像が形成される。
おいて画像を形成する動作について説明する。まず露光
系19の露光ランプ33が点灯して第1キャリッジ37
が原稿台31上に載置した原稿の下の照射を開始する。
反射光は感光体ドラム15上に露光される。感光体ドラ
ム15の表面は帯電チャージャ17によって予め一様に
帯電されており、露光されることにより感光体ドラム1
5上に静電潜像が形成される。
【0019】感光体ドラム15が所定の周速で回転し、
現像装置21の位置に達すると現像装置21から静電潜
像に現像剤が供給され静電引力により現像剤は静電潜像
上へ付着し現像が行われる。現像が行われた後に感光体
ドラム5は更に回転し転写チャージャ23の位置に達し
たところで現像剤像は用紙上に転写される。
現像装置21の位置に達すると現像装置21から静電潜
像に現像剤が供給され静電引力により現像剤は静電潜像
上へ付着し現像が行われる。現像が行われた後に感光体
ドラム5は更に回転し転写チャージャ23の位置に達し
たところで現像剤像は用紙上に転写される。
【0020】この用紙は給紙カセット53Aからピック
アップローラ55Aによって取り出される。ピックアッ
プローラ55Aから取り出された用紙は給紙ローラ61
と分離ローラ63と間を通過し、1枚の用紙がレジスト
ローラ対67へ搬送される。レジストローラ対67から
用紙は用紙搬送路59上を搬送されて転写チャージャ2
3の位置へ送られる。
アップローラ55Aによって取り出される。ピックアッ
プローラ55Aから取り出された用紙は給紙ローラ61
と分離ローラ63と間を通過し、1枚の用紙がレジスト
ローラ対67へ搬送される。レジストローラ対67から
用紙は用紙搬送路59上を搬送されて転写チャージャ2
3の位置へ送られる。
【0021】転写により原稿の画像が形成された用紙は
剥離チャージャ25の作用により感光体ドラム15から
剥離され、搬送ベルト69上を定着ローラ対71へと搬
送される。定着ローラ対71により画像が用紙上へ定着
される。定着後複写用紙は排紙ローラ対73により排紙
トレイ57へ排出される。
剥離チャージャ25の作用により感光体ドラム15から
剥離され、搬送ベルト69上を定着ローラ対71へと搬
送される。定着ローラ対71により画像が用紙上へ定着
される。定着後複写用紙は排紙ローラ対73により排紙
トレイ57へ排出される。
【0022】また感光体ドラム15上に残留した未転写
の現像剤は、クリーニング装置27により回収除去され
る。さらに感光体ドラム15は除電ランプ29により除
電され、一回の画像形成プロセスを完了し、次のサイク
ルへ移行する。
の現像剤は、クリーニング装置27により回収除去され
る。さらに感光体ドラム15は除電ランプ29により除
電され、一回の画像形成プロセスを完了し、次のサイク
ルへ移行する。
【0023】尚、上述の電子複写機13は、単色の複写
機の例であるが、これに本発明は、単色画像のみでなく
カラー画像を形成する装置を提供し得る。また、画像形
成装置としては、電子写真複写機の他、デジタル複写
機、プリンター等を用いることができる。また、装置中
の露光系としては、レーザー、LE、蛍光体ヘッド、E
EH等を使用することができる。次に現像剤及びその製
造方法について述べる。
機の例であるが、これに本発明は、単色画像のみでなく
カラー画像を形成する装置を提供し得る。また、画像形
成装置としては、電子写真複写機の他、デジタル複写
機、プリンター等を用いることができる。また、装置中
の露光系としては、レーザー、LE、蛍光体ヘッド、E
EH等を使用することができる。次に現像剤及びその製
造方法について述べる。
【0024】本発明において、予備形成される核粒子は
特に限定されず、公知のトナー製造方法により得ること
ができる。また、核粒子は、少なくとも樹脂と着色材を
含有するもので、必要に応じて帯電制御剤、ワックス等
の添加物を含有することができる。その製法としては、
例えばトナー材料を混練、粉砕、分級して一定粒径の着
色粒子を得る乾式法、溶媒中にモノマー、着色材、必要
に応じて帯電制御剤、ワックスを分散させて乳化重合
法、懸濁重合法、溶液重合法、凝集法等により所望の粒
径の着色粒子を得る湿式法、溶媒中に分散している樹脂
粒子を染料によって染色する染色法などがあげられる。
特に限定されず、公知のトナー製造方法により得ること
ができる。また、核粒子は、少なくとも樹脂と着色材を
含有するもので、必要に応じて帯電制御剤、ワックス等
の添加物を含有することができる。その製法としては、
例えばトナー材料を混練、粉砕、分級して一定粒径の着
色粒子を得る乾式法、溶媒中にモノマー、着色材、必要
に応じて帯電制御剤、ワックスを分散させて乳化重合
法、懸濁重合法、溶液重合法、凝集法等により所望の粒
径の着色粒子を得る湿式法、溶媒中に分散している樹脂
粒子を染料によって染色する染色法などがあげられる。
【0025】この核粒子は粒径3〜20μm、軟化点5
0〜150℃程度であることが望ましい。粒径が3μm
より小さいと帯電量のコントロールが難しく、また20
μmより大きいと解像力の高い画像が得られない。軟化
点が50℃より低いと高温環境で保存中に粒径を保てず
凝集してしまい、150℃より高い定着可能温度が上が
って転写媒体が変形する恐れがあり、また画像形成装置
の消費電力が非常に大きくなってしまう。同様に、保存
性と定着性を同時に満足させるためにガラス転移点は4
5〜70℃の範囲にあることが望ましい。
0〜150℃程度であることが望ましい。粒径が3μm
より小さいと帯電量のコントロールが難しく、また20
μmより大きいと解像力の高い画像が得られない。軟化
点が50℃より低いと高温環境で保存中に粒径を保てず
凝集してしまい、150℃より高い定着可能温度が上が
って転写媒体が変形する恐れがあり、また画像形成装置
の消費電力が非常に大きくなってしまう。同様に、保存
性と定着性を同時に満足させるためにガラス転移点は4
5〜70℃の範囲にあることが望ましい。
【0026】着色材としては、カーボンブラック、クロ
ム酸塩等の無機顔料、フタロシアニン等の有機顔料、水
溶性染料、油溶性染料等の種々の色を有する公知のもの
を用いることができる。また、最終的なトナー粒子の帯
電性を制御するために顔料、無機粒子等の帯電制御材を
添加することができる。定着性を改良するためにポリエ
チレン、ポリプロピレン、パラフィン等のワックス類を
添加することもできる。さらにまた、トナーを磁性1成
分現像方式に用いる場合、鉄、コバルト、ニッケルおよ
びそれらを主体とする合金、またはフェライト、マグネ
タイト等の酸化物を添加しても良い。
ム酸塩等の無機顔料、フタロシアニン等の有機顔料、水
溶性染料、油溶性染料等の種々の色を有する公知のもの
を用いることができる。また、最終的なトナー粒子の帯
電性を制御するために顔料、無機粒子等の帯電制御材を
添加することができる。定着性を改良するためにポリエ
チレン、ポリプロピレン、パラフィン等のワックス類を
添加することもできる。さらにまた、トナーを磁性1成
分現像方式に用いる場合、鉄、コバルト、ニッケルおよ
びそれらを主体とする合金、またはフェライト、マグネ
タイト等の酸化物を添加しても良い。
【0027】このようにして得られた核粒子は、乾式製
造法による粒子であればそのまま、有機溶剤中で製造さ
れた粒子であれば洗浄・乾燥後に、分散安定剤または界
面活性剤を添加した水系媒体中に分散させ、また水系媒
体中での湿式製造法、染色法による粒子であれば液体中
に分散した状態のままで、まず表面に硬い微粒子を埋め
込ませる。硬い微粒子としては無機微粒子あるいは核粒
子よりも軟化点の高い有機微粒子を単独もしくは数種混
合で用いることができる。具体的には、有機微粒子とし
てはポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリエチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、
ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリスルホン、ポリ
エチレンオキサイド、およびそれらの誘導体、共重合体
である。無機微粒子としては、コロイド状シリカ、酸化
チタン、酸化セリウム、酸化アルミニウム等の無機酸化
物、カーボンブラック等の顔料粒子を用いることができ
る。これらの微粒子は、耐湿性制御のための疎水化処
理、帯電性制御のためのニグロシン、金属アゾ染料等に
よる表面処理が施されていても良い。
造法による粒子であればそのまま、有機溶剤中で製造さ
れた粒子であれば洗浄・乾燥後に、分散安定剤または界
面活性剤を添加した水系媒体中に分散させ、また水系媒
体中での湿式製造法、染色法による粒子であれば液体中
に分散した状態のままで、まず表面に硬い微粒子を埋め
込ませる。硬い微粒子としては無機微粒子あるいは核粒
子よりも軟化点の高い有機微粒子を単独もしくは数種混
合で用いることができる。具体的には、有機微粒子とし
てはポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリエチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、
ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリスルホン、ポリ
エチレンオキサイド、およびそれらの誘導体、共重合体
である。無機微粒子としては、コロイド状シリカ、酸化
チタン、酸化セリウム、酸化アルミニウム等の無機酸化
物、カーボンブラック等の顔料粒子を用いることができ
る。これらの微粒子は、耐湿性制御のための疎水化処
理、帯電性制御のためのニグロシン、金属アゾ染料等に
よる表面処理が施されていても良い。
【0028】核粒子を水系媒体中に分散させる際の分散
安定剤としては、例えば水溶性の重合体が好ましく用い
られ、例えばアラビアゴム、アルギン酸ソーダ、カルボ
キシメチルセルロース、硫酸化メチルセルロース、リグ
ニンスルホン酸、メチルセルロース、リグニンスルホン
酸、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、
エチレン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニルエーテ
ル−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン
酸共重合体等の無水マレイン酸共重合体、アクリル酸メ
チル−アクリル酸共重合体、アクリル酸メチル−メタク
リル酸共重合体、アクリル酸エチル−アクリル酸共重合
体、アクリル酸エチル−メタクリル酸共重合体、アクリ
ル酸メチル−アクリルアミド−アクリル酸共重合体、ヒ
ドロキシエチルアクリレート−アクリル酸、ヒドロキシ
エチルアクリレート−メタクリル酸、アクリロニトリル
−アクリル酸、アクリロニトリル−メタクリル酸、酢酸
ビニル−メタクリル酸、アクリルアミド−アクリル酸、
メタクリルアミド−メタクリル酸等のアクリル酸、メタ
クリル酸系共重合体、アクリル酸メチル−ビニルベンゼ
ンスルホン酸共重合体、酢酸ビニル−ビニルベンゼンス
ルホン酸共重合体等のビニルベンゼンスルホン酸共重合
体、ヒドロキシエチルセルロースメチルセルロース、可
溶性デンプン、ポリビニルアルコール、ゼラチン、カチ
オン性変性ポリビニルアルコール等をあげることができ
る。
安定剤としては、例えば水溶性の重合体が好ましく用い
られ、例えばアラビアゴム、アルギン酸ソーダ、カルボ
キシメチルセルロース、硫酸化メチルセルロース、リグ
ニンスルホン酸、メチルセルロース、リグニンスルホン
酸、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、
エチレン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニルエーテ
ル−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン
酸共重合体等の無水マレイン酸共重合体、アクリル酸メ
チル−アクリル酸共重合体、アクリル酸メチル−メタク
リル酸共重合体、アクリル酸エチル−アクリル酸共重合
体、アクリル酸エチル−メタクリル酸共重合体、アクリ
ル酸メチル−アクリルアミド−アクリル酸共重合体、ヒ
ドロキシエチルアクリレート−アクリル酸、ヒドロキシ
エチルアクリレート−メタクリル酸、アクリロニトリル
−アクリル酸、アクリロニトリル−メタクリル酸、酢酸
ビニル−メタクリル酸、アクリルアミド−アクリル酸、
メタクリルアミド−メタクリル酸等のアクリル酸、メタ
クリル酸系共重合体、アクリル酸メチル−ビニルベンゼ
ンスルホン酸共重合体、酢酸ビニル−ビニルベンゼンス
ルホン酸共重合体等のビニルベンゼンスルホン酸共重合
体、ヒドロキシエチルセルロースメチルセルロース、可
溶性デンプン、ポリビニルアルコール、ゼラチン、カチ
オン性変性ポリビニルアルコール等をあげることができ
る。
【0029】この分散安定剤は、核粒子100重量部に
対して0.01〜10重量部の範囲で使用することが好
ましく、より好ましくは0.01〜5重量部である。
0.01重量部より少ないと、十分な分散安定化効果が
得られず、10重量部以上においては分散安定化効果が
低下するわけではないが、それ以上添加しても効果の向
上は見られない。
対して0.01〜10重量部の範囲で使用することが好
ましく、より好ましくは0.01〜5重量部である。
0.01重量部より少ないと、十分な分散安定化効果が
得られず、10重量部以上においては分散安定化効果が
低下するわけではないが、それ以上添加しても効果の向
上は見られない。
【0030】分散安定剤だけでは分散の安定性が不十分
である場合には、高級脂肪酸ナトリウム、アルキル硫酸
エステルナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、オ
レイン酸アミドスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスル
ホコハク酸ナトリウム、ジアルキルリン酸エステル、ア
ルキルリン酸エステル等の陰イオン界面活性剤、ハロゲ
ン化トリメチルアミノエチルアルキルアミド、アルキル
ピリジニウム硫酸塩等の陽イオン界面活性剤、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン多価アルコール脂肪酸エステル等の非イオン界面活
性剤、アルキルトリメチルアミノ酢酸、レシチン等の両
性界面活性剤を併用しても良い。
である場合には、高級脂肪酸ナトリウム、アルキル硫酸
エステルナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、オ
レイン酸アミドスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスル
ホコハク酸ナトリウム、ジアルキルリン酸エステル、ア
ルキルリン酸エステル等の陰イオン界面活性剤、ハロゲ
ン化トリメチルアミノエチルアルキルアミド、アルキル
ピリジニウム硫酸塩等の陽イオン界面活性剤、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン多価アルコール脂肪酸エステル等の非イオン界面活
性剤、アルキルトリメチルアミノ酢酸、レシチン等の両
性界面活性剤を併用しても良い。
【0031】核粒子が分散した水系媒体中に上記の微粒
子を樹脂微粒子の総表面積を覆う量以上添加し、良く撹
拌して微粒子を一次分散させ、核粒子表面に静電的付着
力で付着させる。その分散液を核粒子のガラス転移点以
上の温度に昇温し、ホモジナイザー、ビーズミル、アイ
ガーモータミル等の装置で強く撹拌することによって表
面に付着した微粒子は核粒子内部に埋没していく。撹拌
強さ、および時間は、微粒子の埋没度合いにより調節さ
れるべきであり、微粒子の粒径程度まで埋没した時点で
処理を終了させ、表面に微粒子を被覆率100%以上で
埋没させた粒子Aを得る。
子を樹脂微粒子の総表面積を覆う量以上添加し、良く撹
拌して微粒子を一次分散させ、核粒子表面に静電的付着
力で付着させる。その分散液を核粒子のガラス転移点以
上の温度に昇温し、ホモジナイザー、ビーズミル、アイ
ガーモータミル等の装置で強く撹拌することによって表
面に付着した微粒子は核粒子内部に埋没していく。撹拌
強さ、および時間は、微粒子の埋没度合いにより調節さ
れるべきであり、微粒子の粒径程度まで埋没した時点で
処理を終了させ、表面に微粒子を被覆率100%以上で
埋没させた粒子Aを得る。
【0032】次に核粒子の軟化点よりも低い温度かつ比
較的弱い撹拌の状態で上記と同じ、もしくは異なる種類
の微粒子を上記と同量以上添加し、良く撹拌させて微粒
子が埋没した粒子表面に静電的付着力で付着させる。そ
して分散液を軟化点よりも高い温度に上げて静かに撹拌
し、表面に付着した微粒子を熱融着させる。その後表面
の分散安定剤と付着しなかった余剰の微粒子を洗浄によ
り除去し、粒子を分離、乾燥させることによって、埋没
した微粒子と表面に固定化された微粒子との2層以上の
外殻を有する現像剤を得ることができる。得られた現像
剤は疎水性シリカ等の流動性制御剤を添加混合しても良
い。
較的弱い撹拌の状態で上記と同じ、もしくは異なる種類
の微粒子を上記と同量以上添加し、良く撹拌させて微粒
子が埋没した粒子表面に静電的付着力で付着させる。そ
して分散液を軟化点よりも高い温度に上げて静かに撹拌
し、表面に付着した微粒子を熱融着させる。その後表面
の分散安定剤と付着しなかった余剰の微粒子を洗浄によ
り除去し、粒子を分離、乾燥させることによって、埋没
した微粒子と表面に固定化された微粒子との2層以上の
外殻を有する現像剤を得ることができる。得られた現像
剤は疎水性シリカ等の流動性制御剤を添加混合しても良
い。
【0033】上記の微粒子は、粒径が核粒子の1/20
以下であることが望ましい。それより大きいと、樹脂表
面近傍に微粒子層を2層以上もうけるため、トナー体積
中の微粒子含有率が非常に大きくなり、定着性に支障を
来す事が実験により確認されたからである。
以下であることが望ましい。それより大きいと、樹脂表
面近傍に微粒子層を2層以上もうけるため、トナー体積
中の微粒子含有率が非常に大きくなり、定着性に支障を
来す事が実験により確認されたからである。
【0034】また同様の理由から、微粒子の総添加量
の、トナー中の体積含有率は望ましくは15%以下、よ
り望ましくは10%以下である。粒径、体積含有率が前
記の範囲内であれば、埋没させる微粒子層、および表面
に固定化させる微粒子層はそれぞれ1層のみに限定され
るものではない。
の、トナー中の体積含有率は望ましくは15%以下、よ
り望ましくは10%以下である。粒径、体積含有率が前
記の範囲内であれば、埋没させる微粒子層、および表面
に固定化させる微粒子層はそれぞれ1層のみに限定され
るものではない。
【0035】なお微粒子層を形成する手段の1例として
水中での熱融着法について説明したが、機械的圧力によ
って付着させても構わない。例えば、洗浄、乾燥させた
粒子Aと、被覆率100%以上となる量の微粒子を混合
し、軽く撹拌して微粒子を粒子A表面に静電的な付着力
で付着させ、ついでこの混合体スプレードライ装置、オ
ングミル(ホソカワミクロン)、ハイブリダイゼイショ
ン(奈良機械)等に投入して適当な処理を行い微粒子を
固定化させることができる。以下本発明の現像剤の具体
的実施例を詳細に説明する。なお、特に断らない限り数
量は重量による表示とする。 (実施例1) スチレンモノマー 80部 アクリル酸ブチル 20部 アクリル酸 3部 以上のモノマー混合物を 水 100部 アニオン乳化剤(ネオゲンR) 1.5部 ノニオン乳化剤(エマルゲン950) 1部 過硫酸カリウム 0.5部 の水溶液混合物に添加し、撹拌下70℃で6時間重合さ
せて固形分50%の樹脂エマルジョンを得た。次に、 樹脂エマルジョン 100部 カーボンブラック(Pintex150T:デグサ) 2.0部
水中での熱融着法について説明したが、機械的圧力によ
って付着させても構わない。例えば、洗浄、乾燥させた
粒子Aと、被覆率100%以上となる量の微粒子を混合
し、軽く撹拌して微粒子を粒子A表面に静電的な付着力
で付着させ、ついでこの混合体スプレードライ装置、オ
ングミル(ホソカワミクロン)、ハイブリダイゼイショ
ン(奈良機械)等に投入して適当な処理を行い微粒子を
固定化させることができる。以下本発明の現像剤の具体
的実施例を詳細に説明する。なお、特に断らない限り数
量は重量による表示とする。 (実施例1) スチレンモノマー 80部 アクリル酸ブチル 20部 アクリル酸 3部 以上のモノマー混合物を 水 100部 アニオン乳化剤(ネオゲンR) 1.5部 ノニオン乳化剤(エマルゲン950) 1部 過硫酸カリウム 0.5部 の水溶液混合物に添加し、撹拌下70℃で6時間重合さ
せて固形分50%の樹脂エマルジョンを得た。次に、 樹脂エマルジョン 100部 カーボンブラック(Pintex150T:デグサ) 2.0部
【0036】を界面活性剤(ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム)0.1部を含んだ水中に分散させ、ジエ
チルアミンを添加してphを5.5に調整後予備撹拌
し、TKホモミクサーで分散させた。その後、分散液の
20%をさらに撹拌しながら90℃に加熱し、過酸化水
素0.5部を加えて1時間、残りの分散液を加えて更に
1時間重合した。以上のように熱可塑性樹脂及び着色材
を含む核粒子を予備形成した。
酸ナトリウム)0.1部を含んだ水中に分散させ、ジエ
チルアミンを添加してphを5.5に調整後予備撹拌
し、TKホモミクサーで分散させた。その後、分散液の
20%をさらに撹拌しながら90℃に加熱し、過酸化水
素0.5部を加えて1時間、残りの分散液を加えて更に
1時間重合した。以上のように熱可塑性樹脂及び着色材
を含む核粒子を予備形成した。
【0037】重合停止後ジエチルアミンを添加して、p
hを7.0に調整し、この分散液にコロイド状シリカ微
粒子(R972;平均粒径17nm)2部を添加して撹
拌し、微粒子を重合粒子表面に均一に付着させ、温度を
65℃に保ちながらアイガーモータミルで3000rp
mで10分間撹拌することにより表面にシリカ粒子が均
一に埋没した樹脂粒子Aを得た。
hを7.0に調整し、この分散液にコロイド状シリカ微
粒子(R972;平均粒径17nm)2部を添加して撹
拌し、微粒子を重合粒子表面に均一に付着させ、温度を
65℃に保ちながらアイガーモータミルで3000rp
mで10分間撹拌することにより表面にシリカ粒子が均
一に埋没した樹脂粒子Aを得た。
【0038】さらにこの分散液にコロイド状シリカ微粒
子(R972)を2部添加して緩やかに撹拌させながら
70℃に1時間保った。このようにして得られた粒子を
洗浄、乾燥後、得られた重合粒子100部、シリカ粒子
(R972)0.5部を混合してボールミルで撹拌し、
50%体積平均粒径9.7μmのトナーを得た。
子(R972)を2部添加して緩やかに撹拌させながら
70℃に1時間保った。このようにして得られた粒子を
洗浄、乾燥後、得られた重合粒子100部、シリカ粒子
(R972)0.5部を混合してボールミルで撹拌し、
50%体積平均粒径9.7μmのトナーを得た。
【0039】このトナーは軟化点103℃、ガラス転移
点57℃であった。このトナーを第2図に示したような
複写機に適用した。OPC感光体上に形成した静電像を
現像して画像を形成させ、ヒートローラを用いた定着器
で150℃、50ミリ秒の加熱条件で十分な定着率の画
像が得られた。またこの装置を用いて1万枚のランニン
グを行ったところ、トナー凝集、帯電部材への固着、帯
電不良による画像抜け及びかぶりの発生もなかった。 (比較例1)
点57℃であった。このトナーを第2図に示したような
複写機に適用した。OPC感光体上に形成した静電像を
現像して画像を形成させ、ヒートローラを用いた定着器
で150℃、50ミリ秒の加熱条件で十分な定着率の画
像が得られた。またこの装置を用いて1万枚のランニン
グを行ったところ、トナー凝集、帯電部材への固着、帯
電不良による画像抜け及びかぶりの発生もなかった。 (比較例1)
【0040】実施例1と同様にして核粒子を重合し、重
合停止後ジエチルアミンでphを7.0に調整しシリカ
微粒子を添加すること無く90℃でさらに2時間加熱し
た。この分散液にコロイド状シリカ微粒子(R972)
を2部添加して緩やかに撹拌させながら70℃に1時間
保った。その後濾過、洗浄して乾燥させ、表面にシリカ
層が被覆率100%で固定化された粒子が得られた。得
られた重合粒子100部、シリカ粒子R972 0.5
部を混合してボールミルで撹拌し、50%体積平均粒径
9.5μmのトナーを得た。
合停止後ジエチルアミンでphを7.0に調整しシリカ
微粒子を添加すること無く90℃でさらに2時間加熱し
た。この分散液にコロイド状シリカ微粒子(R972)
を2部添加して緩やかに撹拌させながら70℃に1時間
保った。その後濾過、洗浄して乾燥させ、表面にシリカ
層が被覆率100%で固定化された粒子が得られた。得
られた重合粒子100部、シリカ粒子R972 0.5
部を混合してボールミルで撹拌し、50%体積平均粒径
9.5μmのトナーを得た。
【0041】このトナーを図2に示したような複写機に
適用して画像を形成させたところ、3千枚のランニング
までは良好な画像が得られたが、その後の2千枚ランニ
ングで帯電部材への固着が発生し、帯電不良による画像
抜け及びかぶりの発生が見られた。またランニング後の
トナー表面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察し
たところ、表面に固定化させたシリカ粒子がほとんど消
失していた。 (実施例2)
適用して画像を形成させたところ、3千枚のランニング
までは良好な画像が得られたが、その後の2千枚ランニ
ングで帯電部材への固着が発生し、帯電不良による画像
抜け及びかぶりの発生が見られた。またランニング後の
トナー表面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察し
たところ、表面に固定化させたシリカ粒子がほとんど消
失していた。 (実施例2)
【0042】カーボンブラックをフタロシアニンブルー
に変えたほかは実施例1と同様の処方によりシリカ被覆
層を有するトナーを得た。このトナーを第2図に示した
ような複写機に適用してOHPシート上に画像を作成
し、ヒートローラを用いた定着器で160℃、70ミリ
秒の加熱条件で定着させたところ、透明性に優れた画像
が得られた。 (実施例3)
に変えたほかは実施例1と同様の処方によりシリカ被覆
層を有するトナーを得た。このトナーを第2図に示した
ような複写機に適用してOHPシート上に画像を作成
し、ヒートローラを用いた定着器で160℃、70ミリ
秒の加熱条件で定着させたところ、透明性に優れた画像
が得られた。 (実施例3)
【0043】スチレン−nブチルメタクリレート共重合
体(Tg=60℃、重量平均分子量155000)98
部と、フタロシアニンブルー2部とを加圧式ニーダーで
1時間混練後、冷却し、ハンマーミルで粗粉砕、ジェッ
トミルで微粉砕、風力分級法を経て50%平均粒径8.
87μm、軟化点98℃の樹脂粒子Bを得た。
体(Tg=60℃、重量平均分子量155000)98
部と、フタロシアニンブルー2部とを加圧式ニーダーで
1時間混練後、冷却し、ハンマーミルで粗粉砕、ジェッ
トミルで微粉砕、風力分級法を経て50%平均粒径8.
87μm、軟化点98℃の樹脂粒子Bを得た。
【0044】また、水80部、スチレン18.5部、ブ
チルアクリレート1.5部、ラウリル硫酸ナトリウム
0.05部を高速撹拌して乳化させ、過酸化水素0.5
部を添加して乳化重合を行ない、軟化点140℃、平均
粒径0.03μmの樹脂粒子を含有するラテックスCを
得た。
チルアクリレート1.5部、ラウリル硫酸ナトリウム
0.05部を高速撹拌して乳化させ、過酸化水素0.5
部を添加して乳化重合を行ない、軟化点140℃、平均
粒径0.03μmの樹脂粒子を含有するラテックスCを
得た。
【0045】水中にポリビニルアルコールを0.05部
分散させた溶媒100部に樹脂粒子B100部、ラテッ
クスC20部を分散させ、樹脂粒子Bの表面に静電的付
着力で乳化重合樹脂を付着させたあと、温度を65℃に
上げてアイガーモータミルにて2500rpmで10分
間高速撹拌し、樹脂粒子B表面の乳化重合樹脂を埋没さ
せた。さらにこの分散液にラテックスC20部を添加し
て軽く撹拌し、70℃を1時間保つことにより表面に乳
化重合樹脂を固定化させた。
分散させた溶媒100部に樹脂粒子B100部、ラテッ
クスC20部を分散させ、樹脂粒子Bの表面に静電的付
着力で乳化重合樹脂を付着させたあと、温度を65℃に
上げてアイガーモータミルにて2500rpmで10分
間高速撹拌し、樹脂粒子B表面の乳化重合樹脂を埋没さ
せた。さらにこの分散液にラテックスC20部を添加し
て軽く撹拌し、70℃を1時間保つことにより表面に乳
化重合樹脂を固定化させた。
【0046】この分散液を濾過・洗浄・乾燥させ、得ら
れた微粉100部に対してコロイド状シリカ(R97
2)を0.5部添加し、ボールミルにより良く混合し
て、微粉の表面にシリカを付着させた。
れた微粉100部に対してコロイド状シリカ(R97
2)を0.5部添加し、ボールミルにより良く混合し
て、微粉の表面にシリカを付着させた。
【0047】このトナーは軟化点103℃、ガラス転移
点61℃であった。このトナーを第2図に示したような
複写機に適用してOHPシート上に画像を形成させ、ヒ
ートローラを用いた定着器で160℃、70ミリ秒の加
熱条件で定着させたところ、透明性に優れた画像が得ら
れた。またこの装置を用いて1万枚のランニングを行っ
たところ、トナー凝集、帯電部材への固着、帯電不良に
よる画像抜け及びかぶりの発生もなかった。
点61℃であった。このトナーを第2図に示したような
複写機に適用してOHPシート上に画像を形成させ、ヒ
ートローラを用いた定着器で160℃、70ミリ秒の加
熱条件で定着させたところ、透明性に優れた画像が得ら
れた。またこの装置を用いて1万枚のランニングを行っ
たところ、トナー凝集、帯電部材への固着、帯電不良に
よる画像抜け及びかぶりの発生もなかった。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、軟
化点の低い熱可塑性樹脂を用いても、長期間の連続複写
によっても劣化せず、帯電部材等に固着しない現像剤が
得られる。また、本発明においては、このような現像剤
を適用することにより、従来に比べて消費電力が小さく
なり、画像抜け、かぶり等の発生しない良好な画像が得
られる。
化点の低い熱可塑性樹脂を用いても、長期間の連続複写
によっても劣化せず、帯電部材等に固着しない現像剤が
得られる。また、本発明においては、このような現像剤
を適用することにより、従来に比べて消費電力が小さく
なり、画像抜け、かぶり等の発生しない良好な画像が得
られる。
【図1】 図1は、本発明の現像剤の一例を示すモデル
図。
図。
【図2】 図2は、本発明の現像剤を適用し得る画像形
成装置の一例を示す概略的構成図。
成装置の一例を示す概略的構成図。
1…核トナー 2…着色材 3…熱可塑性樹脂 4…第1の微粒子 5…第2の微粒子 13…電子複写機 15…感光体ドラム 19…露光系 21…現像装置 23…転写チャージャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 374 (72)発明者 橋本 佳也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 笠井 利博 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂、着色材、及び該熱可塑性
樹脂よりも硬い第1の微粒子を含む核トナーと、該核ト
ナー上に付着された該熱可塑性樹脂よりも硬い第2の微
粒子とを含む現像剤であって、前記核トナーは、前記熱
可塑性樹脂及び前記着色材から実質的になる内部領域
と、前記熱可塑性樹脂及び表面に埋め込まれて固定され
た前記第1の微粒子から実質的になる表面領域とから構
成されることを特徴とする現像剤。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂及び着色材を含む核粒子を
予備形成する工程、該核粒子に該熱可塑性樹脂より硬い
第1の微粒子を埋め込み、固定することにより核トナー
を形成する行程、該核トナー上に該熱可塑性樹脂より硬
い第2の微粒子を付着させる工程を具備することを特徴
とする現像剤の製造方法。 - 【請求項3】 像担持体上に静電潜像を形成する潜像形
成手段、及び該静電潜像が形成された像担持体に現像剤
を供給し、静電潜像を現像する現像手段、この現像手段
により現像された像を被画像形成媒体上に転写する転写
手段と、被画像形成媒体上に転写された像を定着する定
着手段とを具備し、使用される現像剤は、熱可塑性樹
脂、着色材、及び該熱可塑性樹脂よりも硬い第1の微粒
子を含む核トナーと、該核トナー表面に付着された該熱
可塑性樹脂よりも硬い第2の微粒子とを含み、前記核ト
ナーは、前記熱可塑性樹脂及び前記着色材から実質的に
なる内部領域と、前記熱可塑性樹脂及び表面に埋め込ま
れて固定された前記第1の微粒子から実質的になる表面
領域とから構成されることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5067108A JPH06282107A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 現像剤の製造方法、現像剤及びこれを用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5067108A JPH06282107A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 現像剤の製造方法、現像剤及びこれを用いた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06282107A true JPH06282107A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13335376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5067108A Pending JPH06282107A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 現像剤の製造方法、現像剤及びこれを用いた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06282107A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006285215A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-10-19 | Kyocera Mita Corp | 電子写真用トナーおよびその製造方法 |
JP2010134024A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに、該トナーを用いたフルカラー画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
US8252495B2 (en) | 2005-03-10 | 2012-08-28 | Kyocera Document Solutions Inc. | Electrophotographic toner and manufacturing method thereof |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5067108A patent/JPH06282107A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006285215A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-10-19 | Kyocera Mita Corp | 電子写真用トナーおよびその製造方法 |
US8252495B2 (en) | 2005-03-10 | 2012-08-28 | Kyocera Document Solutions Inc. | Electrophotographic toner and manufacturing method thereof |
JP2010134024A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに、該トナーを用いたフルカラー画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3670667B2 (ja) | 重合トナー及びその製造方法 | |
JP2003107783A (ja) | 負帯電乾式トナー | |
JP2002006542A (ja) | 離型剤内包型トナー及びその製造方法 | |
JP3429986B2 (ja) | 重合トナー及びその製造方法 | |
JPH05323654A (ja) | トナー、トナーの製造方法及び画像形成装置 | |
JP2006011218A (ja) | 多色画像形成用トナーおよびこれを用いる多色画像形成方法 | |
JPH06282107A (ja) | 現像剤の製造方法、現像剤及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP3212195B2 (ja) | 電子写真用現像剤及びその製造方法 | |
JPS62253176A (ja) | 静電荷像現像用カプセルトナ−、その製造方法およびそれを用いる電子写真現像方法 | |
JPH07219274A (ja) | 電子写真用カラートナー及び定着方法 | |
JP2003098723A (ja) | 重合トナー及びその製造方法 | |
JP2000089507A (ja) | 重合トナー | |
JP4134497B2 (ja) | 画像形成方法及びそれらに用いられる静電潜像現像用トナー | |
JP2002278159A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置並びに静電荷像現像用トナー | |
JP3148942B2 (ja) | カラー画像形成方法 | |
JP3445524B2 (ja) | 静電荷現像用トナー及びその製造方法 | |
JPH07175260A (ja) | 熱圧力定着用カプセルトナーの製造方法及びカプセルトナー | |
JPH06148924A (ja) | 現像方法 | |
JP3491224B2 (ja) | 静電潜像現像用トナーと、それを用いた画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP3343869B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP4019765B2 (ja) | トナー及び画像形成方法 | |
JP3010300B2 (ja) | 画像形成方法及びこれに用いるトナー | |
JPH06230599A (ja) | 画像形成方法 | |
JPH10123749A (ja) | 非磁性一成分現像熱圧力定着用カプセルトナーおよびその現像方法 | |
JP2000305310A (ja) | 電子写真用現像剤及びそれを用いた画像形成方法 |