JPH0628195U - スクリーン巻取り装置のボールロック機構 - Google Patents

スクリーン巻取り装置のボールロック機構

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JPH0628195U JP7013692U JP7013692U JPH0628195U JP H0628195 U JPH0628195 U JP H0628195U JP 7013692 U JP7013692 U JP 7013692U JP 7013692 U JP7013692 U JP 7013692U JP H0628195 U JPH0628195 U JP H0628195U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】スクリーンを任意高さに引下げ調節することの
できるスクリーン巻取り装置のボールロック機構を提供
する。 【構成】スクリーンを引下げ操作して、巻取りパイプを
巻戻し方向又は巻戻し方向に回転する。同時に、ボール
ロック機構を構成するアウタケース17とインナケース
18とを相対回動して、同各ケースの対向周面に形成し
たボール周回溝18aに沿ってロックボール19を周回
移動させる。すなわち、各ケースの対向周面に複数形成
したオルタネイト溝18bとロックボールとを任意位置
で係合することにより、ボールロック機構をロック固定
又はロック解除することができ、巻取りパイプの回転量
に対応してスクリーンの巻戻し寸法及び巻取り寸法が短
くなると共に、スクリーンを引下げた位置でロック固定
又はロック解除することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、スクリーンを任意高さに引下げ調節するための機能を備 えたスクリーン巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述のようなスクリーン巻取り装置としては、例えば、巻取りパイプ上 に巻回されたスクリーンを引下げ操作して、スプリングに蓄積された巻取り力に 抗して巻取りパイプを回転(180度以上)し、ドラムケースに形成したカム突 起を、クラッチドラムに形成したカム溝のロック解除位置に係合することで、ス クリーン巻戻し時に於いて、固定軸上に巻回されたブレーキバネの一端側をカム 突起で緩み方向に回動付勢しながら回転し、スクリーン巻取り時に於いて、クラ ッチドラムに係止されたブレーキバネの他端側を緩み方向に回動付勢しながら回 転するため、スクリーンを任意高さに引下げ調節することができる。
【0003】 一方、スクリーンの引下げ位置をロック固定する場合、スプリングに蓄積され た巻取り力に抗して巻取りパイプを回転(180度以上)し、ドラムケースに形 成したカム突起を、クラッチドラムに形成したカム溝のロック固定位置に係合す ることで、クラッチドラムに係止したブレーキバネが締付け方向に緊縮して、固 定軸とブレーキバネとが回転固定され、スクリーンを任意の引下げ位置にロック 固定することができるスクリーン巻取り装置がある(実公昭63−41516号 公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のスクリーン巻取り装置は、クラッチドラムの外周面に対してY 字形のカム溝を一箇所だけ形成しているので、スクリーンを任意高さに引上げ調 節する場合、巻取りパイプを180度以上回転させなければ、クラッチドラムに 形成したカム溝の各位置と、ドラムケースに形成したカム突起とが係合せず、例 えば、スクリーンを任意高さ以下に引下げたり、任意高さ以上に引上げたりした 場合、巻取りパイプの回転量と対応する寸法だけスクリーンを巻戻し方向又は巻 取り方向に昇降しなければならず、スクリーンを任意高さに引下げ調節すること が非常に困難であるという問題点を有している。
【0005】 この考案は上記問題に鑑み、ボールロック機構を構成するアウタケースとイン ナケースとを相対回動して、同各ケースの対向周面に複数形成したオルタネイト 溝とロックボールとを係合することで、巻取りパイプの回転量に対応してスクリ ーンの巻戻し寸法及び巻取り寸法が短くなり、スクリーンを任意高さに引下げ調 節することができるスクリーン巻取り装置のボールロック機構の提供を目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、巻取りパイプに内蔵されたロック機構を、該巻取りパイプの内周 面に回転不可に固定したアウタケースと、該巻取りパイプを支持する固定軸とア ウタケースとの間に回転自在に遊嵌したインナケースと、該固定軸とインナケー スとの間に嵌着したスクリーンの巻戻し方向に回転を許容する一方向クラッチと で構成すると共に、前記アウタケースとインナケースとの対向周面には、一方の ケース周面にロックボールを転動自在に保持するボール周回溝及びロックボール を巻戻し方向に受け入れるオルタネイト溝とを円周方向に連続して形成し、他方 のケース周面にボール周回溝とを直交してロックボールを転動自在に保持するボ ール受け溝を軸方向に形成し、前記アウタケースとインナケースとの対向周面に 、上記ロックボールを保持するオルタネイト溝とボール受け溝との少なくとも一 方を複数個形成したスクリーン巻取り装置のボールロック機構であることを特徴 とする。
【0007】
【作用】
この考案は、スクリーンを引下げ操作して、巻取りパイプを巻戻し方向又は巻 取り方向に回転すると共に、ボールロック機構を構成するアウタケースとインナ ケースとを相対回動して、同各ケースの対向周面に形成したボール周回溝に沿っ てロックボールを周回移動させ、同各ケースの対向周面に複数形成したオルタネ イト溝とロックボールとを任意位置で係合する。
【0008】 すなわち、ボールロック機構を構成するアウタケースを巻戻し方向に回転し、 オルタネイト溝のロック解除側にロックボールを係合することで、アウタケース とインナケースとが巻戻し方向に一体回転し、一方向クラッチによりインナケー スの回転が許容されるため、スクリーンを任意高さに引下げることができる。
【0009】 次に、ボールロック機構を構成するアウタケースを巻取り方向に回転し、オル タネイト溝のロック固定側にロックボールを係合することで、アウタケースとイ ンナケースとが巻取り方向に一体回転し、一方向クラッチによりインナケースが 回転固定されるため、スクリーンを任意の引下げ位置にロック固定することがで きる。
【0010】
【考案の効果】
この考案によれば、ボールロック機構を構成するアウタケースとインナケース とを相対回動して、同各ケースの対向周面に複数形成したオルタネイト溝とロッ クボールとを任意位置で係合するので、従来装置のように巻取りパイプを180 度以上回転する必要が無く、スクリーンを引下げ操作して、巻取りパイプを巻戻 し方向又は巻取り方向に若干回転するだけで、ボールロック機構を構成するアウ タケースとインナケースとがロック固定及びロック解除され、巻取りパイプの回 転量に対応してスクリーンの巻戻し寸法及び巻取り寸法が短くて済み、スクリー ンを任意高さに引下げ調節することができる。
【0011】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面はスクリーンを任意高さに引下げ調節するための機能を備えたスクリーン 巻取り装置を示し、図1に於いて、このスクリーン巻取り装置1は、長尺寸法に 形成した巻取りパイプ2の外周面上にスクリーン3を所定長さ巻回し、スクリー ン3の引下げ操作により、巻取りパイプ2の右側端部に内蔵された巻取りバネ4 に巻取り力を蓄積する。同時に、巻取りパイプ2の左側端部に内蔵されたボール ロック機構5をロック固定及びロック解除して、スクリーン3を任意の引下げ位 置にロック固定する装置である。
【0012】 上述のスクリーン3は、同スクリーン3の上端側縁部を巻取りパイプ2の外周 面上に固定し、同スクリーン3の下端側縁部を適宜重量に設定されたウェイトバ ー6に固定し、同ウェイトバー6の中間部に適宜長さに形成した操作紐7を垂下 している。すなわち、操作紐7の下端部を手で引下げ操作して、巻取りバネ4に 蓄積された巻取り力に抗して巻取りパイプ2を巻戻し方向A又は巻取り方向に回 転する。
【0013】 前述の巻取りパイプ2は、例えば、窓枠上部(図示省略)に固定される左右の 各ブラケット8,8で巻取りパイプ2の左右両端部を回転自在に軸受し、同巻取 りパイプ2の右側端部に固定したプーリ9上に操作チェーン10を架設している 。すなわち、操作チェーン10の一端側を手で引下げ操作して、巻取りバネ4に 蓄積された巻取り力に抗して巻取りパイプ2を巻戻し方向A又は巻取り方向Bに 回転する。
【0014】 前述のボールロック機構5は、図2に示すように、円筒形状に形成した巻取り パイプ2の左側端部にロックケース11を圧入固定し、同ロックケース11の左 側端部に固定したベアリング12で固定軸13の右端部を軸受し、同ロックケー ス11の右側端部に形成した軸受孔14で固定軸13の左端部を軸受し、同固定 軸13の右側先端部に挿嵌した抜止めリング15を抜止めピン16で抜止め固定 して、ボールロック機構5の軸中心部に固定軸13を回転自在に軸受している。
【0015】 且つ、ロックケース11の中間部内周面にアウタケース17を回転不可に固定 し、固定軸13の中間部外周面にインナケース18を回転自在に遊嵌して、アウ タケース17とインナケース18とを回転自在に嵌着している。
【0016】 上述の各ケース17,18は、図3に示すように、アウタケース17の内周面 に後述するインナケース18のボール周回溝18aと対向してボール受け溝17 aを軸方向に形成し、インナケース18の外周面に上述したアウタケース17の ボール受け溝17aと対向してボール周回溝18aを円周方向に連続形成してい る。且つ、インナケース18のボール周回溝18a上に、同ボール周回溝18a の周回方向に対してハート形の各オルタネイト溝18b…を所定等間隔に隔てて 複数箇所形成し、同ボール周回溝18aと各オルタネイト溝18b…とを各連結 溝18c…で接続すると共に、アウタケース17のボール受け溝17aと、イン ナケース18のボール周回溝18aとの間にロックボール19を転動自在に保持 している。
【0017】 且つ、インナケース18の内周面に形成したバネ収納部18fにコイル状のロ ックバネ20を収納保持し、同バネ収納部18fと対向する固定軸13の外周面 上にロックバネ20を径方向に拡張して嵌着固定した後、同ロックバネ20の一 側端部20aをバネ収納部18fの内壁面に係止固定し、同ロックバネ20の他 側端部20bを遊転可能に保持している。すなわち、インナケース18のバネ収 納部18fと対向する固定軸13の外周面上に、同固定軸13の外径寸法よりも 若干小径に形成されたコイル状のロックバネ20を緊縮力に抗して嵌着固定して いる。
【0018】 上述の各オルタネイト溝18b…は同一形状を有しているので、何れか一つの オルタネイト溝18bの構造を図面に基づいて説明する。
【0019】 図4に示すように、ハート形に形成したオルタネイト溝18bの中央部にヘ字 形の係止突起18dを形成し、同係止突起18dの周囲にロックボール19の転 動を許容する溝幅に隔ててガイド壁部18eを形成している。すなわち、スクリ ーン3を引下げ操作して、巻取りパイプ2側に固定したアウタケース17を巻戻 し方向A又は巻取り方向Bに回転させると、ボールロック機構5を構成するイン ナケース18のボール周回溝18aに沿って、アウタケース17のボール受け溝 17aに保持されたロックボール19が軸方向に変位しながら周回移動する。ア ウタケース17を巻戻し方向Aに回転させると、連結溝18cを介して、インナ ケース18のボール周回溝18a上に形成した各オルタネイト溝18b…に、ア ウタケース17のボール受け溝17aに保持されたロックボール19が係合し、 オルタネイト溝18b内に設定したa位置、b位置、c位置、d位置、e位置、 f位置の一方向のみにロックボール19が転動する。
【0020】 1度目の引下げ操作により、ボール周回溝18a上に形成した何れか一つのオ ルタネイト溝18bに、ボール受け溝17aに保持されたロックボール19が係 合し、同オルタネイト溝18b内に設定したa位置、b位置、c位置、d位置の 順にロックボール19が軸方向に変位しながら転動する。且つ、2度目の引下げ 操作により、オルタネイト溝18b内に設定したd位置、e位置、f位置、a位 置の順にロックボール19が軸方向に変位しながら転動して、連結溝18cを介 して、オルタネイト溝18bからボール周回溝18aにロックボール19が回帰 する。
【0021】 且つ、オルタネイト溝18b内に設定したc位置及びe位置にロックボール1 9を係合したとき、アウタケース17とインナケース18とが巻戻し方向Aに一 体回転すると共に、インナケース18に係止したロックバネ20の一側端部20 aが緩み方向(拡径方向)に牽引されるため、固定軸13の締付け固定を解除す る方向にロックバネ20が拡張して、固定軸13とロックバネ20とが巻戻し方 向Aのみに摺動回転する。一方、オルタネイト溝18b内に設定したd位置にロ ックボール19を係合したとき、アウタケース17とインナケース18とが巻取 り方向Bに一体回転しようとするが、インナケース18に係止したロックバネ2 0の一側端部20aが締付け方向(縮径方向)に牽引されるため、固定軸13を 締付け固定する方向にロックバネ20が緊縮して、固定軸13とロックバネ20 とを回転固定する。
【0022】 図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、スクリーン巻取り装置1 の巻戻し動作及び巻取り動作を説明する。 先ず、図1に示すように、スクリーン3を引下げる場合、操作紐7又は操作チ ェーン10を引下げ操作して、巻取りバネ4に蓄積された巻取り力に抗して巻取 りパイプ2を巻戻し方向Aに回転することで、ボールロック機構5を構成するイ ンナケース18のボール周回溝18aに沿って、アウタケース17のボール受け 溝17aに保持されたロックボール19が転動する。
【0023】 初期回動時に於いて、インナケース18側に形成した何れか一つのオルタネイ ト溝18bに、アウタケース17側に保持されたロックボール19が係合する。 すなわち、図4に示すように、オルタネイト溝18bのa位置、b位置、c位置 にロックボール19が転動し、同オルタネイト溝18bのc位置にロックボール 19を係合したとき、アウタケース17とインナケース18とが巻戻し方向Aに 一体回転すると共に、インナケース18に係止したロックバネ20が緩み方向に 拡張して、固定軸13とロックバネ20とが巻戻し方向Aに摺動回転するため、 スクリーン3を任意位置まで引下げ操作することができる。
【0024】 次に、スクリーン3の引下げ操作を一旦停止して、巻取りバネ4に蓄積された 巻取り力を利用して巻取りパイプ2を巻取り方向Bに若干逆転することで、オル タネイト溝18bのc位置、d位置にロックボール19が転動し、同オルタネイ ト溝18bのd位置にロックボール19が係合したとき、アウタケース17とイ ンナケース18とが巻取り方向Bに一体回転しようとするが、インナケース18 に係止したロックバネ20が締付け方向に緊縮して、固定軸13とロックバネ2 0とが回転固定されるため、スクリーン3を引下げた位置でロック固定すること ができる。
【0025】 次に、スクリーン3の引下げ位置を調節する場合、スクリーン3を引下げ操作 して、巻取りバネ4に蓄積された巻取り力に抗して巻取りパイプ2を巻戻し方向 Aに若干回転することで、オルタネイト溝18bのd位置、e位置、f位置、a 位置にロックボール19が転動し、同オルタネイト溝18bからボール周回溝1 8aにロックボール19が回帰する。同時に、巻取りバネ4に蓄積された巻取り 力により巻取りパイプ2が巻取り方向Bに連続回転し、インナケース18のボー ル周回溝18aに沿って、アウタケース17のボール受け溝17aに保持された ロックボール19が軸方向に変位しながら周回移動するため、巻取りパイプ2上 にスクリーン3を巻取ることができる。
【0026】 スクリーン巻取り途中に於いて、スクリーン3を任意の引下げ位置で一旦停止 し、巻取りバネ4に蓄積された巻取り力に抗して巻取りパイプ2を巻戻し方向A に若干回転することで、インナケース18側に形成した何れか一つのオルタネイ ト溝18bに、アウタケース17側に保持されたロックボール19が係合する。
【0027】 以下同様に、オルタネイト溝18bのc位置又はe位置にロックボール19を 係合したとき、ロックバネ20が緩み方向に拡張して、固定軸13とロックバネ 20とが固定解除され、スクリーン3を任意位置まで引下げ操作することができ る。且つ、オルタネイト溝18bのd位置にロックボール19が係合したとき、 ロックバネ20が締付け方向に緊縮して、固定軸13とロックバネ20とが回転 固定され、スクリーン3を引下げた位置でロック固定することができる。
【0028】 以上のように、ボールロック機構5を構成するアウタケース17とインナケー ス18とを巻戻し方向又は巻取り方向に相対回動して、アウタケース17のボー ル受け溝17aに保持したロックボール19と、インナケース18のボール周回 溝18a上に複数形成した各オルタネイト溝18b…とを任意位置で係合するの で、従来装置のように巻取りパイプ2を180度以上回転する必要が無く、スク リーン3を引下げ操作して、巻取りパイプ2を巻戻し方向又は巻取り方向に若干 回転するだけで、ボールロック機構5を構成するアウタケース17とインナケー ス18とがロック固定及びロック解除され、巻取りパイプ2の回転量に対応して スクリーン3の巻戻し寸法及び巻取り寸法が短くて済み、スクリーン3を任意高 さに引下げ調節することができる。
【0029】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の一方向クラッチは、実施例のロックバネ20に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0030】 上述の実施例では、固定軸13上に巻回したロックバネ20でインナケース1 8を一方向に回転固定しているが、例えば、ボールロック機構5を構成するイン ナケース18の内周面上に複数本の各ロックピン(図示省略)を転動自在に保持 し、アウタケース17を巻戻し方向Aに回転するとき、固定軸13とインナケー ス18との回転を許容するロック解除側に各ロックピンが移動し、アウタケース 17を巻取り方向Bに回転するとき、固定軸13とインナケース18とを回転固 定するロック固定側に各ロックピンが移動する一方向クラッチで構成するもよい 。
【0031】 また、アウタケース17側に保持した1個のロックボール19と、インナケー ス18側に複数形成した各オルタネイト溝18b…とを係合して、スクリーン3 の引下げ位置をロック固定及びロック解除するが、例えば、アウタケース17の 内周面に複数本の各ボール受け溝17a…を所定等間隔に隔てて形成し、同アウ タケース17の各ボール受け溝17a…に保持した複数個の各ロックボール19 …と、インナケース18の外周面に複数形成した各オルタネイト溝18b…とを 係合することで、上述の実施例よりも巻取りパイプ2の回転量が少なく、スクリ ーン3の巻戻し寸法及び巻取り寸法が短くなるため、スクリーン3の引下げ位置 で微調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリーン巻取り装置を示す全体斜視図。
【図2】ボールロック機構の内部構造を示す縦断側面
図。
【図3】ボールロック機構の分解状態を示す斜視図。
【図4】ボールロック機構の動作説明図。
【符号の説明】
1…スクリーン巻取り装置 2…巻取りパイプ 3…スクリーン 4…巻取りバネ 5…ボールロック機構 11…ロックケース 13…固定軸 17…アウタケース 17a…ボール受け溝 18…インナケース 18a…ボール周回溝 18b…オルタネイト溝 19…ロックボール 20…ロックバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取りパイプに内蔵された巻取りバネでス
    クリーンを巻取り方向に付勢し、該巻取りパイプに内蔵
    されたロック機構をロック固定又はロック解除してスク
    リーンを巻戻し方向に引下げ操作するスクリーン巻取り
    装置であって、 上記ロック機構を、上記巻取りパイプの内周面に回転不
    可に固定したアウタケースと、該巻取りパイプを支持す
    る固定軸とアウタケースとの間に回転自在に遊嵌したイ
    ンナケースと、該固定軸とインナケースとの間に嵌着し
    たスクリーンの巻戻し方向に回転を許容する一方向クラ
    ッチとで構成すると共に、 前記アウタケースとインナケースとの対向周面には、一
    方のケース周面にロックボールを転動自在に保持するボ
    ール周回溝及びロックボールを巻戻し方向に受け入れる
    オルタネイト溝とを円周方向に連続して形成し、他方の
    ケース周面にボール周回溝とを直交してロックボールを
    転動自在に保持するボール受け溝を軸方向に形成し、 前記アウタケースとインナケースとの対向周面に、上記
    ロックボールを保持するオルタネイト溝とボール受け溝
    との少なくとも一方を複数個形成したスクリーン巻取り
    装置のボールロック機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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