JPS638269B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロールスクリーン装置に係り、特に、
その初巻調整が容易且つ迅速に行なえ、しかも、
微妙な調整をも可能とするロールスクリーン装置
に関する。

内蔵されているねじりコイルバネの弾撥力を利
用してその付与蓄積と解放復元とによりカーテ
ン、ブラインド、スクリーン等を引出伸張、巻取
収納させるスプリングモータを備えたロールスク
リーン装置にあつては、その機能を充分に発揮さ
せるため内蔵されているねじりコイルバネに初巻
を加えて取り付ける必要がある。

従来、この初巻操作は専用のワインダーによつ
て行なうか、または、自然降下によるスクリーン
の垂れ下がり分を巻取軸に巻きつけて行なうかし
ており、共に、初巻をねじりコイルバネに加える
時はブラケツトからロールスクリーン装置を取り
外して行なわなければならない不便があつた。ま
た、スクリーンの上昇速度の微調整を行ないたい
場合にも同様に再度ブラケツトから取り外して初
巻の調整をする必要があり面倒なものとなつてい
た。

そこで、本発明は前述した初巻操作の面倒を解
消すべく創出されたものであり、その要旨は、内
蔵されているねじりコイルバネの弾撥力を利用し
て、その付与蓄積と解放復原とにより各種のスク
リーン等を引出伸張、巻取収納させるロールスク
リーン装置において、スクリーンを巻装した中空
の巻取軸の軸端の一方に軸支体を、他方の軸端に
スプリングモータを配設して成るロールスクリー
ン本体と、このロールスクリーン本体を軸支する
ブラケツトとで構成され、スプリングモータは巻
取軸の軸端に嵌合固着されるローテーターと、こ
のローテーターにローテーターの筒心に沿つて回
転自在に保持されるステーターと、巻取軸内に嵌
合されて巻取軸と一体化されるピローと、ステー
ター及びピローを回転自在に連結する長筒状のイ
ンナーコアと、このインナーコアに外嵌されると
共に前記ステーター及びピローに連結されるねじ
りコイルバネとで形成し、且つローテーター及び
ステーターのブラケツト対峙端面には係合部を
夫々形成し、一方、このスプリングモータの各係
合部に係合してロールスクリーン本体を軸架する
ブラケツトには、ローテーターの係合部に係合さ
れる係合部を有したクラツチ体と、ステーターの
係合部に係合される係合部を有し、ブラケツト板
に軸支されたダイヤルにコイルバネによる一方向
クラツチを介し連繋される係合軸とを配設したこ
とに存するものである。

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。

図において１は、ロールスクリーン本体Ｒを軸
架するためのブラケツト板であり、このブラケツ
ト板１は壁面、天井、窓枠等の取付面に当接され
てビス等により取付される取付板１Ａとこの取付
板１Ａに対し直角となるよう折曲される軸支板１
Ｂとで成る。

軸支板１Ｂの略中央部には軸支筒２が固着して
ある。そして、この軸支筒２の軸支板１Ｂで区画
される夫々には、ロールスクリーン本体Ｒ軸架が
わで、クラツチ機構２２を内蔵したクラツチ体２
０を、そして、このクラツチ体２０に対向する側
でダイヤル機構１０を夫々配設する。

ダイヤル機構１０は、両端部が折曲されて形成
された係合折片１Ａを有し、前記軸支筒２の外周
面に密着して外嵌されるコイルバネ１１と、軸支
筒２内に回転自在に挿通され先端に嵌合ピンで成
る係合部１２Ａが配設されると共に後端に円板状
の係合盤１３が形成される係合軸１２と、係合盤
１３及び軸支板１Ｂ夫々で挾持されて回転自在に
保持される円環状のダイヤル１４とで成る。な
お、図中１４Ｂはダイヤル１４の両側面に形成さ
れた周溝であり、この周溝１４Ｂには前記係合盤
１３に形成された軸支突起１５が嵌合される。従
つて、ダイヤル１４は周溝１４Ｂにより回転案内
され軸支筒２と同心で回動が可能となる。

また、必要に応じて第１図に示すように、係合
盤１３に突設した軸支突起１５と同様の軸支突起
１５を形成した軸支盤１６をダイヤル１４と軸支
板１Ｂとの間に介装することでダイヤル１４の回
動を安定させると共に円滑な回動を可能としても
良い。

前記係合盤１３とダイヤル１４とには、コイル
バネ１１の係合折片１１Ａに係合するコイルバネ
係合部１３Ａ，１４Ａを形成する。係合盤１３の
コイルバネ係合部１３Ａは係合盤１３内面に突出
形成されるもので、係合盤１３が回動しようとす
る際にコイルバネ１１の係合折片１１Ａに対し当
接しコイルバネ１１を軸支筒２に巻締め固定する
位置で形成される。また、ダイヤル１４のコイル
バネ係合部１４Ａはダイヤル１４の内周面に突出
形成されるもので、ダイヤル１４が回転すると
き、コイルバネ１１の係合折片１１Ａに対し当接
しコイルバネ１１を軸部２から巻戻し開放すると
共にコイルバネ１１の係合折片１１Ａ及び前記係
合盤１３のコイルバネ係合部１３Ａ夫々を介して
係合軸１２を回転させる位置で形成される。

従つて、ダイヤル１４を回動すると、このダイ
ヤル１４のコイルバネ係合部１４Ａは係合折片１
１Ａに当接してコイルバネ１１を軸支筒２から巻
戻し開放させ、為に、ダイヤル１４と共にコイル
バネ１１も回動することとなり、係合折片１１Ａ
及び係合盤１３のコイルバネ係合部１３Ａを介し
て係合盤１３も回動され、係合軸１２が回動す
る。また、係合軸１２がわからの回転入力に対し
ては、係合盤１３の係合部１３Ａが係合折片１１
Ａに当接してコイルバネ１１を軸支筒２に巻締め
固定するため、係合軸１２は回動されない。即
ち、ダイヤル１４はコイルバネ１１による一方向
クラツチを介し係合軸１２に連繋されるものであ
る。

前記クラツチ体２０は、軸支筒２及び係合軸１
２に回転自在に外嵌される全体円筒状のクラツチ
本体２１と、クラツチ本体２１及び軸支筒２の回
転摺動面２１Ａ，２Ａに形成されるクラツチ機構
２２とで成る。

クラツチ本体２１は、軸方向でずれることのな
いよう係合軸１２に嵌着されるＥリング２７等で
保持される。尚、Ｅリング２７はクラツチ本体２
１の保持のみならず、軸支筒２への係合軸１２の
保持、更には、ダイヤル１４及びコイルバネ１１
の保持をも担保するものであり、しかも、組立、
分解を自在且つ容易とする。

クラツチ機構２２は、クラツチ本体２１と軸支
筒２との回転摺動面２１Ａ，２Ａ夫々に、クラツ
チ本体２１側で遊動溝２３を、軸支筒２がわで係
合溝２４を形成し、遊動溝２３内には鋼球等で成
る転動体２５を配設して形成される。また、ロー
ルスクリーン本体Ｒ端面と対向するクラツチ本体
２１の端面にはその一部を突設した係合突起で成
る係合部２６が形成してある。

前記係合溝２４は、転動体２５が約半分収納さ
れる断面円弧状の噛合面２４Ａと、この噛合面２
４Ａに連続し転動体２５を噛合面２４Ａから開放
案内する開放案内面２４Ｂとで成る。また、遊動
溝２３は前記噛合面２４Ａと対向する位置でクラ
ツチ本体２１内周面に形成され、前記噛合面２４
Ａと同様に転動体２５を約半分収納すると共に係
合溝２４の噛合面２４Ａとで転動体２５を挾持す
る噛合面２３Ａと、この噛合面２３Ａに連続し転
動体２５を完全にクラツチ本体２１側に収納する
待避円弧面２３Ｂとで成る。

従つて、遊動溝２３の噛合面２３Ａと係合溝２
４の噛合面２４Ａとで転動体２５を挾持したとき
が係止状態となり、また、係止解除時は夫々の噛
合面２３Ａ，２４Ａで行つている転動体２５の挾
持をクラツチ本体２１の回動により解放し、更
に、解放案内面２４Ｂと待避円弧面２３Ｂとで転
動体２５をクラツチ本体２１の待避円弧面２３Ｂ
内に案内し、ロールスクリーン本体Ｒ内のねじり
コイルバネ３６の弾撥力によるクラツチ本体２１
の逆転によつて発生する転動体２５への遠心力
で、転動体２５を待避円弧面２３Ｂ内に収納保持
してスクリーンＳの巻戻し収納を行うものであ
る。

ロールスクリーン本体Ｒは中空の巻取軸Ｔにス
クリーンＳの端縁を固定し、一方の軸端に軸支体
としてのローラーエンド３０を、他方の軸端にス
プリングモータ３１を内装して成る。スプリング
モータ３１は巻取軸Ｔの軸端開口に嵌合される略
筒状のローテーター３２と、このローテーター３
２の筒心に沿つて配設される回転自在なステータ
ー３３と、このステーター３３にインナーコア３
４で回転自在に連結され、巻取軸Ｔ内面に嵌合し
て巻取軸Ｔと回転を共にするピロー３５と、一端
がステーター３３に他端がピロー３５に夫々固定
され前記インナーコア３４に外嵌して配設される
ねじりコイルバネ３６と、必要に応じ設けられ一
端がローテーター３２に他端がピロー３５に夫々
嵌合されてねじりコイルバネ３６に外嵌し、この
スプリングモータ３１に製品として完結性をもた
せると共にねじりコイルバネ３６の騒音防止、防
錆、防塵を図るアウターコア３７とで成る。

そして、ローテーター３２には、クラツチ本体
２１の係合部２６が係合される係合穴で成る係合
部３２Ａが形成され、また、ステーター３３には
ダイヤル機構１０の係合軸１２の軸端に形成され
た係合部１２Ａが嵌合される嵌合角穴で成る係合
部３３Ａが形成される。

従つて、巻取軸ＴはスクリーンＳ引き出し時に
内蔵したねじりコイルバネ３６に弾撥力を付与蓄
積し、スクリーンＳ巻き戻し時にその弾撥力で逆
転される。

尚、前記係合部１２Ａ，２６，３２Ａ，３３Ａ
は、互いが係合するものであれば、その形状、数
量は問わない。しかし、図示例のようにブラケツ
トがわの係合部１２Ａ，２６を突起で形成すると
共に、スプリンモータ３１がわの係合部３２Ａ，
３３Ａを穴で形成することで、ロールスクリーン
本体Ｒのブラケツトへの軸架が容易となり、ま
た、ロールスクリーン本体Ｒの取扱いも突起の欠
損等の事故に注意しなくても良く容易となる。

使用にあつては所要間隔で壁面、窓枠、天井等
に一方には初巻調整ブラケツトを他方にはローラ
エンド３０の丸ピン３０Ａを軸支するブラケツト
Ｂを配設し、ロールスクリーン本体Ｒを軸架す
る。尚、ロールスクリーン本体Ｒの軸架を容易に
行なうため、ローラエンド３０の丸ピン３０Ａを
軸支するブラケツトＢのブラケツト体Ｂ１には、
その軸支孔に連続するよう丸ピン導入溝Ｂ２を形
成する。

軸架されたロールスクリーン本体Ｒのスクリー
ンＳは、自重によつて自然降下し、この自然降下
によりねじりコイルバネ３６に発生する弾撥力と
巻き出されたスクリーンＳの自重とが平衡する位
置で、スクリーンＳは自然降下を停止する。その
あと、ダイヤル１４を回動することで、コイルバ
ネ１１、及び係合軸１２を介して連結されるステ
ーター３３も回動され、為に、ロールスクリーン
本体３６に弾撥力を付与蓄積しながらスクリーン
Ｓが巻取軸Ｔに巻き取られる。スクリーンＳが完
全に巻取軸Ｔに巻き取られた後、更にダイヤル１
４を若干回動することでねじりコイルバネ３６に
は初巻が加えられたことになる。同時に又、この
初巻によつて発生したねじりコイルバネ３６の弾
撥力でクラツチ体２０の遊動溝２３と軸支筒２の
係合溝２４とが、遊動溝２３内の転動体２５を挾
持することで係止され初巻状態を保持する。その
後、スクリーンＳの巻き取り具合を見て、巻き上
げ速度が速ければダイヤル１４を回動してロール
スクリーン本体Ｒのねじりコイルバネ３６の弾撥
力を減じたり、逆にスクリーンＳの巻き取りが不
充分なときはダイヤル１４を回動してねじりコイ
ルバネ３６の弾撥力を増加するものである。

本発明の叙上のように構成したから、ロールス
クリーン装置に不可欠なねじりコイルバネ３６へ
の初巻操作を容易且つ迅速に行えるものであり、
しかも、その操作は微調整をも容易に可能なもの
とする。

即ち、従来にあつては、初巻操作は専用のワイ
ンダーによつて行うか、または、自然降下法によ
つて行うかしており、したがつて、初巻操作時に
はブラケツトＢ等からロールスクリーン装置を取
り外して行わなければならない不便を有していた
が、本発明によれば、前記不便を解消し、単にダ
イヤル１４を回動する操作のみで初巻調整が容易
且つ迅速に行えるものであり、微調整も容易に可
能とするものである。

スプリングモータ３１は巻取軸Ｔの軸端に嵌合
固着されるローテーター３２と、このローテータ
ー３２にローテーター３２の筒心に沿つて回転自
在に保持されるステーター３３と、巻取軸Ｔ内に
嵌合されて巻取軸Ｔと一体化されるピロー３５
と、ステーター３３及びピロー３５を回転自在に
連結する長筒状のインナーコア３４と、このイン
ナーコア３４に外嵌されると共に前記ステーター
３３及びピロー３５に連結されるねじりコイルバ
ネ３６とで形成し、且つ、ローテーター３２及び
ステーター３３のブラケツト対峙端面には係合部
３２Ａ，３３Ａを夫々形成したから、簡易な構成
のスプリングモーター３１を提供し得る。

また、スプリングモータ３１の各係合部３２
Ａ，３３Ａに係合してロールスクリーン本体Ｒを
軸架するブラケツトには、ブラケツト板１に軸支
されたダイヤル１４にコイルバネ１１による一方
向クラツチを介し連繋される係合軸１２を配設し
たから、ダイヤル１４を回転することでステータ
ー３３を容易に回動でき、しかも、ステーター３
３がわからの回転入力に対して回動することがな
いダイヤル機構１０を簡易な構成で可能とする。
そして、コイルバネ１１による一方向クラツチで
あるから、ダイヤル１４の回動操作が円滑であ
り、そればかりでなく係合軸１２をどの回転位置
においても停止できる。更には、他の係止体によ
る係止手段と違い係止装置が限定されないから、
ダイヤル１４回動による初巻操作が容易である。
即ち、ダイヤル１４回動時にはダイヤル１４には
ねじりコイルバネ３６の弾撥力が作用しており、
この弾撥力に抗するようにダイヤル１４を回動し
て操作するのであるが、停止位置が自在で限定さ
れないから他の係止体等による係止手段にありが
ちな、ダイヤル１４の回動を止めても反動で元の
間欠的な係止位置に戻る等の不都合も発生するこ
とがなく、ダイヤル１４の回動を確実に且つ容易
に行なえるものである。

ブラケツト板１で区画された他方の軸支筒２に
はクラツチ体２０を配設したから、ダイヤル１４
の回動によつて初巻が加えられたロールスクリー
ン本体Ｒのステーター３３及びローテーター３２
の相互を係止することができ、内蔵したねじりコ
イルバネ３６の弾撥力を保持できる。更に、係止
解除もスクリーンＳを若干引き出してクラツチ体
２０内の転動体２５の挾持を解放し遊動溝２３内
に転動体２５を位置させるのみの操作で良く、弾
撥力によるクラツチ本体２１の回転によつての転
動体２５への遠心力で遊動溝２３内に転動体２５
を保持し得て、係止解除が容易である。

尚、軸支板１Ｂへの軸支筒２の取り付けは、固
着によつて一体化したものの外に、軸支筒２に係
合溝２４の取付板１Ａに対する相対位置を可変と
するような嵌合状態、例えば、多角形の嵌合孔と
これに合致する周面を一部に有する軸支筒とで成
る嵌合状態や、スプライン軸様若しくはセレーシ
ヨン軸様の嵌合状態として着脱自在に取り付けし
ても良く、この場合にはブラケツト板１の取付位
置に関わらず遊動溝２３、係合溝２４、転動体２
５夫々によるクラツチ機構２２の係止機能を損う
ことなく使用できるものである。即ち、係合溝２
４は第６図に示すように鉛直線に対し、約30度の
角度位置で形成されることがその係止機能上最も
有効であり、従つて、ブラケツト板１の取付位置
に対応して係合溝２４位置を変更できることは、
係止機能を損うことがないのである。

また、ブラケツト板１に軸支筒２を配設し、ブ
ラケツト板１で区画された一方の軸支筒２には、
両端に係合折片１１Ａを有するコイルバネ１１を
外嵌すると共に、一端に係合盤１３が他端にステ
ーター３３の係合部３３Ａに係合する係合部１２
Ａが夫々形成された係合軸１２を係合部１２Ａを
先端として回転自在に挿通し、前記係合盤１３と
ブラケツト板１との間にはダイヤル１４を回動自
在に配設し、係合盤１３には係合軸１２が回転す
ることで前記コイルバネ１１の係合折片１１Ａ
夫々に対し当接してコイルバネ１１を軸支筒２に
巻き締め固定するコイルバネ係合部１３Ａを形成
し、ダイヤル１４には、ダイヤル１４が回動する
ことでコイルバネ１１の係合折片１１Ａ夫々に対
し当接してコイルバネ１１を軸支筒２から巻き戻
し解放させると共にコイルバネ１１の係合折片１
１Ａ及び前記係合軸１２のコイルバネ係合部１２
Ａ夫々を介して係合軸１２を回動させるコイルバ
ネ係合部１４Ａを形成し、一方、ブラケツト板１
で区画された他方の軸支筒２にはクラツチ体２０
を配設し、このクラツチ体２０は、クラツチ本体
２１を回転自在に軸支筒２に外嵌すると共に、ク
ラツチ本体２１と軸支筒２との摺動面２１Ａ，２
Ａ夫々にクラツチ本体２１には遊動溝２３を軸支
筒２には係止溝２４を形成し、且つ前記遊動溝２
３内には転動体２５を装填し、更に、ローテータ
ー３２に対向するクラツチ体２０面にはローテー
ター３２の係合部３２Ａに係合する係合部２６を
形成して初巻調整ブラケツト、即ち、スプリング
モータ３１の各係合部３２Ａ，３３Ａに係合して
ロールスクリーン本体Ｒを軸架するブラケツトを
構成することで、コンパクトで部品点数も少なく
構成簡易な初巻調整ブラケツトが提供できるよう
になる。

以上説明したように本発明によれば、ねじりコ
イルバネを内蔵したロールスクリーン装置にあつ
て不可欠な初巻操作を容易且つ迅速に行えるもの
であり、しかも、微妙な調整も容易に可能とする
等の優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は
一部切欠の全体正面図、第２図は初巻調整ブラケ
ツトの右側面図、第３図は第２図におけるＡ−Ａ
線断面図、第４図は第３図におけるＢ−Ｂ線断面
図、第５図は第３図におけるＢ−Ｂ線での他の実
施例を示す一部省略断面図、第６図は第３図にお
けるＣ−Ｃ線断面図である。 Ｒ……ロールスクリーン本体、Ｔ……巻取軸、
Ｓ……スクリーン、Ｂ……ブラケツト、Ｂ１……
ブラケツト体、Ｂ２……丸ピン導入溝、１……ブ
ラケツト板、１Ａ……取付板、１Ｂ……軸支板、
２……軸支筒、２Ａ……回転摺動面、１０……ダ
イヤル機構、１１……コイルバネ、１１Ａ……係
合折片、１２……係合軸、１２Ａ……係合部、１
３……係合盤、１３Ａ……コイルバネ係合部、１
４……ダイヤル、１４Ａ……コイネバネ係合部、
１４Ｂ……周溝、１５……軸支突起、１６……軸
支盤、２０……クラツチ体、２１……クラツチ本
体、２１Ａ……回転摺動面、２２……クラツチ機
構、２３……遊動溝、２３Ａ……噛合面、２３Ｂ
……待避円弧面、２４……係合溝、２４Ａ……噛
合面、２４Ｂ……解放案内面、２５……転動体、
２６……係合部、２７……Ｅリング、３０……ロ
ーラエンド、３０Ａ……丸ピン、３１……スプリ
ングモータ、３２……ローテーター、３２Ａ……
係合部、３３……ステーター、３３Ａ……係合
部、３４……インナーコア、３５……ピロー、３
６……ねじりコイルバネ、３７……アウターコ
ア。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 内蔵されているねじりコイルバネの弾撥力を
   利用して、その付与蓄積と解放復原とにより各種
   のスクリーン等を引出伸張、巻取収納させるロー
   ルスクリーン装置において、スクリーンを巻装し
   た中空の巻取軸の軸端の一方に軸支体を、他方の
   軸端にスプリングモータを配設して成るロールス
   クリーン本体と、このロールスクリーン本体を軸
   支するブラケツトとで構成され、スプリングモー
   タは巻取軸の軸端に嵌合固着されるローテーター
   と、このローテーターにローテーターの筒心に沿
   つて回転自在に保持されるステーターと、巻取軸
   内に嵌合されて巻取軸と一体化されるピローと、
   ステーター及びピローを回転自在に連結する長筒
   状のインナーコアと、このインナーコアに外嵌さ
   れると共に前記ステーター及びピローに連結され
   るねじりコイルバネとで形成し、且つローテータ
   ー及びステーターのブラケツト対峙端面には係合
   部を夫々形成し、一方、このスプリングモータの
   各係合部に係合してロールスクリーン本体を軸架
   するブラケツトには、ローテーターの係合部に係
   合される係合部を有したクラツチ体と、ステータ
   ーの係合部に係合される係合部を有し、ブラケツ
   ト板に軸支されたダイヤルにコイルバネによる一
   方向クラツチを介し連繋される係合軸とを配設し
   たことを特徴とするロールスクリーン装置。 ２ スプリングモータの各係合部に係合してロー
   ルスクリーン本体を軸架するブラケツトは、ブラ
   ケツト板に軸支筒を配設し、ブラケツト板で区画
   された一方の軸支筒には、両端に係合折片を有す
   るコイルバネを外嵌すると共に一端に係合盤が他
   端にステーターの係合部に係合する係合部が夫々
   形成された係合軸を係合部を先端として回転自在
   に挿通し、前記係合盤とブラケツト板との間には
   ダイヤルを回動自在に配設し、係合盤には係合軸
   が回転することで前記コイルバネの係合折片夫々
   に対し当接してコイルバネを軸支筒に巻き締め固
   定するコイルバネ係合部を形成し、ダイヤルには
   ダイヤルが回動することでコイルバネの係合折片
   夫々に対してコイルバネを軸支筒から巻き戻し開
   放させると共にコイルバネの係合折片及び前記係
   合軸のコイルバネ係合部夫々を介して係合軸を回
   転させるコイルバネ係合部を形成し、一方、ブラ
   ケツト板で区画された他方の軸支筒にはクラツチ
   体を配設し、このクラツチ体は、クラツチ本体を
   回転自在に軸支筒に外嵌すると共にクラツチ本体
   と軸支筒との摺動面夫々に、クラツチ本体には遊
   動溝を軸支筒には係合溝を夫々形成し、且つ前記
   遊動溝内には転動体を装填して成り、更に、ロー
   テーターに対向するクラツチ体面にはローテータ
   ーの係合部に係合する係合部を形成して構成した
   特許請求の範囲第１項記載のロールスクリーン装
   置。