JPH0628190Y2 - ボ−ルミル給排口用の蓋体 - Google Patents

ボ−ルミル給排口用の蓋体

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JPH0628190Y2
JPH0628190Y2 JP8794387U JP8794387U JPH0628190Y2 JP H0628190 Y2 JPH0628190 Y2 JP H0628190Y2 JP 8794387 U JP8794387 U JP 8794387U JP 8794387 U JP8794387 U JP 8794387U JP H0628190 Y2 JPH0628190 Y2 JP H0628190Y2
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JP
Japan
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discharge port
supply
lid
ball mill
cover
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JP8794387U
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JPS63197643U (ja
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篤夫 斉藤
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Makino Corp
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Makino Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はボールミル給排口用の蓋体に関するものであ
る。
(従来の技術) 周知のように、ボールミルは粉砕材料を100メッシュ
〜数ミクロンオーダーに粉砕する微粉砕破砕機であっ
て、内部に鋼球等を入れた円筒体のものでこれを回転し
て破砕するものであるが、この円筒体は通常、両側鏡板
部を含め全体の外殻が鉄板で構成され、その内面に耐火
煉瓦等ライニング材層が被覆されているものである。し
かして第4図において円筒体1には粉砕材料及び粉砕媒
体(鋼球等)出し入れ用の口金5付きの給排口4が設け
られており、該給排口4に内面が耐火煉瓦等を樹脂セメ
ント8で接合したライニング材層3で被覆された金属等
で作られた蓋体6が把手7にて開閉着脱するようになっ
ている。前記給排口4の口金5の上面には蓋体6のフラ
ンジ部6Dとのシール性保持のためリング状のシールゴ
ム13が嵌着されているが、蓋体6のライニング材層3
の側部と給排口4の側部との間は着脱自在とするため十
分な間隙が設けられ、この間隙に粉砕材料が差し込むこ
とによる後述の各種不都合が生じ有効な対策がなされて
いない。
(考案が解決しようとする問題点) 前述のように給排口4に蓋体6を脱着自在にするため、
両者には若干の隙間が設けられており、ライニング材層
3の間も蓋体6の開閉に際し、お互いに接触しないよう
に十分な余裕を持たせており、このために蓋体6の挿入
部外周と給排口部ライニング材層3側面との隙間に装入
後粉砕されないままの粗い材料が嵌り込んで外に出ずに
残り、粉砕後蓋体6を取外したときなど脱落して、均一
に微粉砕された材料中に混入してしまうという不都合な
問題点があった。また隙間に詰った材料が固着して蓋体
6が開きずらい難点もあり、これは湿式粉砕を行った場
合特に著しかった。さらに固着した蓋体6を無理して引
張って開こうとしたときボールミル運転中に発熱で高ま
った円筒体1内の内圧で突然蓋体6が抜けて飛び出すよ
うな危険性もあった。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の問題点を解決するために、この考案の手
段はボールミルの給排口を開閉する蓋体であって、該蓋
体は中空状に形成されるとともに、中空部に加圧流体を
加圧状に供給及び封入する密封手段が設けられ、かつ給
排口に嵌着閉止した際に接触する外周部には前記中空部
の加圧流体を排出する流体排出孔が設けられ、かつ該外
周部は少なくとも前記流体排出孔及びその近傍部位が膨
出可能に可撓性の弾性層にて被着されてなる構造となっ
ている。
(作用) 蓋体6中空部に供給され封入された加圧流体が、前記中
空部外周に設けた流体排出孔11より流出し、該中空部
外周に被着した可撓性の弾性層10を押圧し外側に膨出
して給排口4側部に接触密着させ、隙間を作らず、従っ
て粉粒体が固着しない状態で粉砕運転可能になる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図はボールミルの給排口4に蓋体6が嵌着
閉止された状態を示している。第3図はボールミル全体
の関係を示してあり、仮想線は蓋が開いた位置を示して
いる。
以下、本考案蓋体について第1図並びに第2図をもとに
説明する。
蓋体6は上板6A、側板6B、底板6Cの厚鋼板を溶接
作業で箱形中空構造にしたもので、上板6Aには圧縮空
気供給管9が取付けられ、側板6Bの下隅部には圧縮空
気排出孔11か多数、周囲に穿設されている。また側板
6Bの上端にはフランジ部材6Dが溶接されている。前
記圧縮空気供給管9には操作ハンドル9Dを取付けた開
閉弁9A(例えばボール弁)が取付けられている。側板
6Bと底板6Cの外周部には耐熱ゴムなどの可撓性弾性
層10が被着されており、圧縮空気排出孔11及びその
近傍部を除いては接着されている。なお、該可撓性の弾
性層10は底板6Cの外周部では側部よりも数倍厚くし
たり、或いは特に耐熱耐摩耗性の優れた別材質のものと
して、ボールミル内部から発熱・粉塵等に対し十分摩耗
に耐えるようにしている。一方、ボールミル円筒体1の
給排口4の周辺は鉄板2にライニング材層3(煉瓦)を
目地8(樹脂セメント)で固めた構造になっており、鉄
板2の上には同じく樹脂セメントで口金5が固着されて
いる。また口金5の上面周囲には蓋体6とのシール用の
シールゴム13が嵌入されている。前記口金5にはピン
15を介してボルト16が枢着され蓋体のフランジ部材
6Dを押えつける押え部材14の長穴14Aに挿入され
ナット17で押え部材14を押え、蓋体6全体を押し付
けてボールミル給排口4に蓋体6が嵌着閉止されてい
る。
以上のような構成で、圧縮空気源(図示せず)に接続さ
れている供給ホース9Cに取付けられたカプラー9Bを
圧縮空気供給管9の先端部に移動し、(S方向)接続
し、開閉弁操作ハンドル9Dを開として圧縮空気を蓋体
6内に中空部に導入し高圧状態としたのち操作ハンドル
9Dを閉としてカプラー9Bを圧縮空気供給管9より切
り離す。この状態で蓋体6の可撓性の弾性層10は加圧
流体排出孔11から導入される圧縮空気で外側に膨出せ
られ、給排口4の側部、即ちライニング材層3や口金5
の側部に十分な接触面積で密着するようになる。材料が
可撓性の弾性体であり外側に十分膨出するので、蓋体6
と給排口4の隙間が標準値より外れ多少バラツイても吸
収して密着させることができる。
ボールミルによる材料の粉砕作業が終了すればカプラー
9Bを圧縮空気供給管9より外しナット17をゆるめ、
押え部材14を蓋体6のフランジ部材6Dより外して、
蓋体6を把手7で持上げて取去り、製造した微粉材料を
給排口4より排出する。
(考案の効果) 本考案は、ボールミル操業中、蓋体の中空体の外周に被
着した可撓性の弾性層を導入圧縮空気の圧力で外側に膨
出して給排口の側部と密着させて給排口と蓋体の間隙を
無くするので粗粉等の差し込み、固着がなくなり、粉砕
製品の粗粉混入による品質劣化・開蓋の困難性・開蓋時
の蓋の飛び出し等の危険が回避可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示すものであり、
第1図はボールミルの給排口用蓋体の中央における縦断
面図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図
はボールミル給排口用蓋体中央におけるボールミルの横
断面図、第4図はボールミル給排口用蓋体の従来型を示
すもので蓋体中央における横断面図を示す。 4……給排口 6……蓋体 9……加圧流体供給管 10……可撓性の弾性層 11……加圧流体排出孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールミルの給排口を開閉する蓋体であっ
    て、該蓋体は中空状に形成されるとともに、中空部に加
    圧流体を加圧状に供給及び封入する密封手段が設けら
    れ、かつ給排口に嵌着閉止した際に接触する外周部には
    前記中空部の加圧流体を排出する流体排出孔が設けら
    れ、かつ該外周部は少なくとも前記流体排出孔及びその
    近傍部位が膨出可能に可撓性の弾性層にて被着されてな
    ることを特徴とするボールミル給排口用の蓋体。
JP8794387U 1987-06-05 1987-06-05 ボ−ルミル給排口用の蓋体 Expired - Lifetime JPH0628190Y2 (ja)

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JP8794387U JPH0628190Y2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05 ボ−ルミル給排口用の蓋体

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JP8794387U JPH0628190Y2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05 ボ−ルミル給排口用の蓋体

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JPS63197643U JPS63197643U (ja) 1988-12-20
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JP3181772U (ja) * 2012-12-07 2013-02-21 サンアロイ工業株式会社 ボールミル装置

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JPS63197643U (ja) 1988-12-20

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