JP2000107582A - 粉粒体排出シュート - Google Patents

粉粒体排出シュート

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JP2000107582A
JP2000107582A JP10276969A JP27696998A JP2000107582A JP 2000107582 A JP2000107582 A JP 2000107582A JP 10276969 A JP10276969 A JP 10276969A JP 27696998 A JP27696998 A JP 27696998A JP 2000107582 A JP2000107582 A JP 2000107582A
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修 吉川
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Yoshikawa Corp
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YOSHIKAWA KK
Yoshikawa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体の定量供給機、混合又は撹拌機等の機
体1に設けた排出筒5(シュート)の容易な着脱と高い
シール性を提供することを目的とする。 【解決手段】 粉粒体の供給、混合又は撹拌機等の機体
1の端板又は底板2に排出口3を開設し、該排出口3の
両外側に対向案内溝4、4’を形成し、該両溝4、4’
の溝底4”間の間隔Wが、排出筒5の一端に設けた溝挿
入フランジ6、6’の挿入幅wより大で、溝入口間の間
隔w’が該挿入幅wより小であり、一方の上記案内溝4
とこれに挿入される上記フランジ6との対接面7、7’
を溝底4”に向って溝幅が狭くなるように傾斜するテー
パ面となし、他方の上記案内溝4’の溝幅tをこれに挿
入される上記フランジ6’の厚さより大となし、他方の
案内溝4’の外面に排出筒5の中程に設けた突出板8を
上記端板又は底板2に向って締付ける締付具9を設けて
なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体の供給機等
のような供給を目的とする装置や、混合機・撹拌機等所
定の目的のあとに容器から粉粒体を排出させる装置の排
出口に取り付けられる排出シュートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の排出シュートはボルト(少なくと
も2本以上)で容器の排出口に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の排出シュートは
ボルトで容器の排出口に固定されているが、サニタリー
性が要求される場合には、洗浄のために頻繁に着脱の必
要があり、その着脱の容易性とともにシール性も要求さ
れる。本発明は、容易な着脱とともに高いシール性を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は粉粒体の供給、混合又は撹拌機等の機体の端
板又は底板に排出口を開設し、該排出口の両外側に対向
案内溝を形成し、該両溝の溝底間の間隔が、排出筒の一
端に設けた溝挿入フランジの挿入幅より大で、溝入口間
の間隔が該挿入幅より小であり、一方の上記案内溝とこ
れに挿入される上記フランジとの対接面を溝底に向って
溝幅が狭くなるように傾斜するテーパ面となし、他方の
上記案内溝の溝幅をこれに挿入される上記フランジの厚
さより大となし、他方の案内溝の外面に排出筒の中程に
設けた突出板を上記端板又は底板に向って締付ける締付
具を設けてなる粉粒体排出シュート締付具が他方の案内
溝の外面に突設した軸受板に枢支したボルトにナットを
螺合し、上記突出板に設けた切欠部にボルトを挿入し、
該突出板を上記ナットで締付け又は弛め、かつボルトを
枢支軸を中心に回動して上記突出板から分離可能である
上記第1発明記載の粉粒体排出シュートによって構成さ
れ、排出筒(シュート)の上記フランジと機体側の案内
溝に挿入された排出筒の一端フランジをテーパにしてそ
のテーパ部が互いに接触するようにするとともに、締付
具1個で機体に固定できるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】底板2上に外側円筒15を設け、
その内部に内側円筒16を同心円に設け、内外側円筒1
5、16間には粉粒体円環状通路17が形成され、内側
円筒16の下端と底板2の上面との間に粉粒体排出間隙
t’を設け、該間隙t’から上記円環状通路17内に上
記内側円筒16内の粉粒体が安息角を形成して排出され
る。
【0006】底板2の中心には底板2の下面を支持する
機函18の内部に設けた原動機の直立出力軸の上端を底
板2上に突出し、該上端には底板2の上面に沿って4方
に平板によるスポーク19を設け、スポーク19の外端
は外側円筒15の内周に沿う回転輪26に接続し、該回
転輪26に等間隔に底板2の中央部に向う小スクレーパ
ーを設け、該スクレーパーによって環状通路17内の粉
粒体を該通路17に開口した排出口3に移送し、該出口
3から排出筒5(シュート)を経て機外に粉粒体を定量
供給するようになっている。
【0007】上記機体1の排出口3の両外側には図1に
示すように底板2の下面に対向案内溝4、4’を平行に
形成する。該溝4、4’の溝底4”、4”間の間隔W
は、該溝4、4’に挿入案内される排出筒5の一端に設
けた溝挿入用フランジ6、6’の挿入幅wより大で溝入
口間の間隔w’より小さい。
【0008】又一方の上記案内溝4と該溝4に挿入され
る上記フランジ6との対接面7、7’を一方の溝底4”
に向って上向に(溝幅tが小さくなるように)傾斜する
テーパ面となし、他方の上記案内溝4’の溝幅tをこれ
に挿入される上記フランジ6’の厚さより大とするもの
である。
【0009】さらに他方の案内溝4’の外面(図では下
面)に排出筒5の中程に設けた突出板8を他方の案内溝
4’に向って(底板2に向って)締付ける締付具9を設
ける。この締付具9は他方の案内溝4’の外面(図では
下面)に突出した軸受板10、10間に枢支軸12(水
平ピン)によってボルト11のボス部を枢支し、枢支軸
12を中心にしてボルト11を回動することができる。
該ボルト11には蝶ナット又は環を設けたナット13を
螺合し、上記突出板8の先端に形成したU字形切欠部1
4間にボルト11を挿入し、上記ナット13を回動する
ことによって突出板8を該ナット13の正回転によって
上記案内溝4’に向って(底板2に向って)締付け、逆
回転によって弛めて上記ボルト11をU字形切欠部14
の外側に回動分離することができる。
【0010】ところで図2に示すように独立した排出筒
5の一端(図では上端)に設けた両方(左右)のフラン
ジ6、6’を左右の案内溝4、4’内に挿入した後、排
出筒5を一方(左方)に寄せると対接面7、7’が接触
した状態で一方(左方)のフランジ6は溝4側の対接面
7に沿って上昇し、該フランジ6の上面は底板2の下面
に密着する。その状態において他方(右方)のフランジ
6’の上面も底板2の下面に接するが、その接触状態は
支持されていない。
【0011】そこで締付具9を垂直方向に回動させると
ボルト11が上記突出板8の上記U字形切欠部14に進
入し、その状態で上記ナット13を正回転させ該ナット
13によって突出板8の下面を上方に向って締付けるこ
とができ、その締付けによって右方のフランジ6’を底
板2の下面に圧着(密着)支持するばかりでなく、排出
筒5の一端の前後のフランジ6a、6b(図7(イ) 図、
図8(イ) 図)及び排出筒5の上端面5’(図9(イ) 図)
を左右のフランジ6、6’と共に底板2の下面に密着又
は圧着させることができる。
【0012】又上記ナット13の逆回転によって締付け
を弛緩させ、その状態でボルト11を枢支軸12を中心
として外側に回動させてU字形切欠部14から外し、排
出筒5を手前に摺動させてフランジ6、6’を両案内溝
4、4’から外し、排出筒5を底板2から分離すること
ができる。
【0013】排出筒5は図1、図2、図3に示すように
正方形筒、図4、図5、図6、図7(ロ) 図に示すように
異形台形筒、図8に示すように上端が長方形、下端が円
形の筒、図9に示すように傾斜円形筒とすることができ
る。
【0014】尚図中6”で示すものは排出筒5(排出シ
ュート)の下端フランジ、20は内側円筒16の中程外
周に設けたドーナツ形閉鎖板で外側円筒15の上面を閉
鎖するものである。21は閉鎖状態ロック装置、図4中
22は上記閉鎖板20に設けた腕、23は外側円筒15
の外側面に設けた支持腕、24は上記腕22の先端と支
持腕23との軸支ピンであり、上記閉鎖板20は一体の
内側円筒16と共に該軸支ピン24を中心にシリンダー
25によって昇降回動し、内側円筒16及び閉鎖板20
を外側円筒15から上方に回動させることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので粉粒
体を取扱う機体の排出口に排出筒(排出シュート)を締
付具によって簡便迅速に取外して附着粉粒体の洗浄が容
易であるばかりでなく、機体の排出口と排出筒(排出シ
ュート)との高いシール性を提供し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体排出シュートを示す正面図であ
る。
【図2】排出口と排出筒との分離状態の正面図である。
【図3】排出口と排出筒との結合状態の縦断正面図であ
る。
【図4】図1の右側面図で排出筒に異形台形筒を用いた
図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】図4の一部で排出筒の分離状態の拡大側面図で
ある。
【図7】(イ) 図は排出筒の一端フランジの平面図であ
る。(ロ) 図は排出筒の側面図である。(ハ) 図は他端フラ
ンジの底面図である。
【図8】(イ) 図は排出筒の一端フランジの平面図であ
る。(ロ) 図は排出筒の側面図である。(ハ) 図は他端フラ
ンジの底面図である。
【図9】(イ) 図は排出筒の一端面及び一端フランジの平
面図である。(ロ) 図は排出筒の側面図である。(ハ) 図は
他端フランジの底面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 端板又は底板 3 排出口 4、4’ 対向案内溝 4” 溝底 W、w’ 間隔 5 排出筒 6、6’ 溝挿入フランジ w 挿入幅 7、7’ 対接面 t 溝幅 8 突出板 9 締付具 10 軸受板 11 ボルト 12 枢支軸 13 ナット 14 切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体の供給、混合又は撹拌機等の機体
    の端板又は底板に排出口を開設し、該排出口の両外側に
    対向案内溝を形成し、該両溝の溝底間の間隔が、排出筒
    の一端に設けた溝挿入フランジの挿入幅より大で、溝入
    口間の間隔が該挿入幅より小であり、一方の上記案内溝
    とこれに挿入される上記フランジとの対接面を溝底に向
    って溝幅が狭くなるように傾斜するテーパ面となし、他
    方の上記案内溝の溝幅をこれに挿入される上記フランジ
    の厚さより大となし、他方の案内溝の外面に排出筒の中
    程に設けた突出板を上記端板又は底板に向って締付ける
    締付具を設けてなる粉粒体排出シュート。
  2. 【請求項2】 締付具が他方の案内溝の外面に突設した
    軸受板に枢支したボルトにナットを螺合し、上記突出板
    に設けた切欠部にボルトを挿入し、該突出板を上記ナッ
    トで締付け又は弛め、かつボルトを枢支軸を中心に回動
    して上記突出板から分離可能である請求項1記載の粉粒
    体排出シュート。
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