JPH0628059U - 防水シート層膨れ防止用脱気筒 - Google Patents

防水シート層膨れ防止用脱気筒

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JPH0628059U
JPH0628059U JP6843392U JP6843392U JPH0628059U JP H0628059 U JPH0628059 U JP H0628059U JP 6843392 U JP6843392 U JP 6843392U JP 6843392 U JP6843392 U JP 6843392U JP H0628059 U JPH0628059 U JP H0628059U
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JP
Japan
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cylinder
rainwater
waterproof sheet
outside
sheet layer
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Pending
Application number
JP6843392U
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English (en)
Inventor
正春 大熊
政勝 中川
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造物または建造物にシート防水を施す際の
雨水が侵入しない脱気筒を提供する。 【構成】 通気筒の外部に切り欠きの通気部を有する雨
水逆流防止弁を上記通気部が互い違いになるように設
け、その外側を雨水浸入防止傘で包むように構成した防
水シートの脱気筒である。また、通気筒の外部に螺旋状
の突起を設け、その外側を雨水浸入防止傘で包むように
構成した防水シートの脱気筒である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
構造物または建造物にシート防水を施す際の雨水が侵入しない防水シート用脱 気筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
図面を参照して従来の技術を説明する。図4は防水シートの脱気筒の構成を示 す断面図で、建物のコンクリート等の躯体21上のシート,アスフアルト等の既 設防水層22の上に、コンクリート層またはモルタル層23を設け、このコンク リート層またはモルタル層23のブロック境界に目地部24を設け、さらに目地 部24の上に脱気筒20を設置し、その脱気筒20のベース板1に接着剤を介し て防水シート25を被せて施工し、そのベース板1の防水シート施工端部にシー リング用コーキング材26を施工して防水を行うようになっている。
【0003】 上記脱気筒20の構成は、円錐状のベース板1に円筒状の通気筒2を垂直に取 り付け、この通気筒2の上部に通気孔3を複数個穿設し、雨水侵入防止用の傘4 をねじ5で通気筒2に被せるように固定して構成されている。
【0004】 従って、このように構成された脱気筒を取り付けた防水シートは、防水シート 下面の湿気や水蒸気は、矢印で示すように円錐状のベース板1の中空部により集 められ、通気筒2の通気孔3を通って雨水侵入防止用傘4の下部より大気中に放 出(脱気)されるようになっている。しかし、台風等の強風の場合は、雨水が反 対に雨水侵入防止用傘4の下部から通気孔3,通気筒2を通ってベース板1を介 して防水シート下面に逆流する欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
防水シートに取り付けられた脱気筒の役目は、防水シート下面の湿気,水蒸気 を大気中に放出(脱気)し、防水シートの下面の蒸気圧による膨れを防止するこ とにあるのにもかかわらず、前述したように、強風の場合には雨水が逆流し、防 水シート下面に入り込み、シートの膨れの原因を除去することができないものと なっていた。このような強風の場合でも雨水が逆流しない構造にする必要が強く 要望されていた。
【0006】 この考案はこのような点に鑑みてなされたもので、従来技術の欠点を解消し、 強風時においても脱気筒内に雨水が逆流しない新規な防水シート用脱気筒を提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、通気筒の外部に切り欠きの通気部を有する雨水逆流防止弁を上記 通気部が互い違いになるように設け、その外側を雨水浸入防止傘で包むように構 成したことを特徴とする防水シート層膨れ防止用脱気筒である。また、この考案 は、通気筒の外部に螺旋状の突起を設け、その外側を雨水浸入防止傘で包むよう に構成したことを特徴とする防水シート層膨れ防止用脱気筒である。
【0008】
【作用】
通気筒の外側に、雨水逆流防止用の弁またはスパイラル状の突起物を設けるこ とによって、脱気性能を阻害することなく、強風の場合でも雨水が逆流すること がなくなる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。図1は一実施例の防水シ ート層膨れ防止用脱気筒の構成を示す断面図、図2は図1の逆流防止弁の詳細説 明図である。即ち、環状のベース板11の中央部には垂直に通気筒12が取り付 けられ、この通気筒12の上端には通気孔13が複数個設けられている。そして 、通気筒12の外側には図2(A),(B)または(C),(D)にそれぞれ平 面図に示すような雨水逆流防止弁15,16を2〜4枚取り付けて構成される。 図2(A)に示す雨水逆流防止弁15は中央に通気筒12に取り付けられる円形 の穴が形成されているとともに、環状の防止弁には2箇所の通気部15aが横方 向に設けられている。一方、これと組み合わされて使用される雨水逆流防止弁1 6は縦方向に2箇所の通気部16aが形成されている。従って、図1に示すよう に通気筒12の外周にこれらの雨水逆流防止弁15,16が交互に設けられてい ると、通気部15a,16aが重なることなくジグザグ状の通気路を形成するこ とになる。そして、ベース板11上には防水シート18が接着剤で取り付けられ る。
【0010】 また、図2(C),(D)に示される雨水逆流防止弁15,16には、横方向 および縦方向に1箇所の通気部15b,16bが設けられ、この上に円筒状の雨 水浸入防止傘14が被せられる。従って、図1に示すように上下にこれらの雨水 逆流防止弁15,16が交互に取り付けられた際には、通気部15b,16bは 重ね合わされることなくジグザグ状の通気路を形成することになる。
【0011】 上記雨水逆流防止弁15,16の材質は、天然ゴム,ブチルゴム,クロロプレ ンゴム,EPTなどのゴム、ポリエチレン,塩化ビニルなどのプラスチック、あ るいは鉄,アルミニウム,ステンレス,銅などの金属材料で形成される。そして 、図2(A),(B)に示すように2箇所の切り込みを形成した通気部15a, 16aタイプのものでも、あるいは(C),(D)に示すように1箇所の切り込 みを形成した通気部15b,16bタイプのものであってもよい。また、材質が プラスチックスのものでは一体成形により製造される。
【0012】 従って、防水シート18の下面に生じた湿気や水蒸気は通気孔13を出た後は 雨水逆流防止弁15,16の通気部15a,15b,16a,16bを通って雨 水浸入防止傘14の下端部から大気中に放出(脱気)され、強風時の吹き上げの 際には、図2(A),(B)の雨水逆流防止弁15,16では通気部15a,1 6aの位置関係が90度、図2(C),(D)の雨水逆流防止弁15,16では 通気部15b,16bの位置関係が180度ずらすことにより、雨水の逆流を確 実に防止することになる。
【0013】 次に、図3に基づいて他の実施例を説明する。ベース板11,通気筒12およ び傘14は先の例と同じであるが、雨水逆流防止弁は通気筒12と雨水浸入防止 傘17との間にスパイラル状の突起物17を一体化することによって形成されて いる。従って、強風時の吹き上げによる雨水の逆流を、このスパイラル状の突起 物17で確実に防止することになる。また、防水シート18の下面に生じた湿気 や水蒸気は通気孔13を出た後はスパイラル状の突起物17に沿って大気中に放 出(脱気)される。なお、このスパイラル状の突起物17は、通気筒12と雨水 浸入防止傘14の間にこのスパイラル状の外径を雨水浸入防止傘14の内径より も若干大きく形成しておき、摩擦力により固定するとよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したとおり、この考案の防水シート層膨れ防止用脱気筒によれば、従 来、強風時の吹き上げによる脱気筒内に雨水が逆流していたものが、雨水逆流防 止弁およびスパイラル状突起物を付加することにより、完全に雨水の逆流を防止 できるようになった。また、シート内の脱気は行うが雨水の逆流がないので、防 水シートの膨れを従来の脱気筒に比べて激減することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の防水シートの脱気筒の構
成を示す断面図、
【図2】(A),(B),(C),(D)は、図1の雨
水逆流防止弁の構成を示す平面図、
【図3】この考案の他の実施例の防水シートの脱気筒の
構成を示す断面図、
【図4】従来の防水シートの脱気筒の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 ベース板 12 通気筒 13 通気孔 14 雨水浸入防止用傘 15,16 雨水逆流防止弁 15a,15b,16a,16b 通気部 17 スパイラル状突起物 18 防水シート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気筒の外部に切り欠きの通気部を有す
    る雨水逆流防止弁を上記通気部が互い違いになるように
    設け、その外側を雨水浸入防止傘で包むように構成した
    ことを特徴とする防水シート層膨れ防止用脱気筒。
  2. 【請求項2】 通気筒の外部に螺旋状の突起を設け、そ
    の外側を雨水浸入防止傘で包むように構成したことを特
    徴とする防水シート層膨れ防止用脱気筒。
JP6843392U 1992-09-07 1992-09-07 防水シート層膨れ防止用脱気筒 Pending JPH0628059U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6843392U JPH0628059U (ja) 1992-09-07 1992-09-07 防水シート層膨れ防止用脱気筒

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JP6843392U JPH0628059U (ja) 1992-09-07 1992-09-07 防水シート層膨れ防止用脱気筒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0628059U true JPH0628059U (ja) 1994-04-15

Family

ID=13373570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6843392U Pending JPH0628059U (ja) 1992-09-07 1992-09-07 防水シート層膨れ防止用脱気筒

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JP (1) JPH0628059U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022130705A (ja) * 2018-03-08 2022-09-06 株式会社ダイフレックス 脱気装置、防水構造および駐車場

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