JPH0627956A - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
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- JPH0627956A JPH0627956A JP4202963A JP20296392A JPH0627956A JP H0627956 A JPH0627956 A JP H0627956A JP 4202963 A JP4202963 A JP 4202963A JP 20296392 A JP20296392 A JP 20296392A JP H0627956 A JPH0627956 A JP H0627956A
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- JP
- Japan
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- case
- speaker
- partition plate
- reflex port
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特別な組み立て作業を要することなく、バス
レフポ−ト部を極めて簡単な構成で形成することがで
き、かつ、バスレフポ−ト部内に塵などが侵入するのを
未然に防止できる電子楽器を提供することを目的とす
る。 【構成】 上ケ−ス1側に形成された上仕切板8と前記
下ケ−ス2側に形成された下仕切板9とでスピ−カ収容
部12が形成されているが、上ケ−ス1と下ケ−ス2と
を組み合わせて構成された本体ケ−ス3の背部で、か
つ、スピ−カ取付部6の位置には、前記スピ−カ収容部
12と外部とを連通するようにバスレフポ−ト部11が
形成されているので、特別な組み立て作業を要すること
なく、バスレフポ−ト部11を極めて簡単な構成で形成
することができ、かつ、バスレフポ−ト部11内に塵な
どが侵入するのを未然に防止できる。
レフポ−ト部を極めて簡単な構成で形成することがで
き、かつ、バスレフポ−ト部内に塵などが侵入するのを
未然に防止できる電子楽器を提供することを目的とす
る。 【構成】 上ケ−ス1側に形成された上仕切板8と前記
下ケ−ス2側に形成された下仕切板9とでスピ−カ収容
部12が形成されているが、上ケ−ス1と下ケ−ス2と
を組み合わせて構成された本体ケ−ス3の背部で、か
つ、スピ−カ取付部6の位置には、前記スピ−カ収容部
12と外部とを連通するようにバスレフポ−ト部11が
形成されているので、特別な組み立て作業を要すること
なく、バスレフポ−ト部11を極めて簡単な構成で形成
することができ、かつ、バスレフポ−ト部11内に塵な
どが侵入するのを未然に防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型の電子オルガン
や電子ピアノ等の電子楽器に関する。
や電子ピアノ等の電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本体ケ−スを構成している上ケ−
スおよび下ケ−スに、各ケ−ス内をそれぞれ仕切るリブ
を一体形成するとともに、前記上ケ−スと前記下ケ−ス
とを音響的に分離する仕切板部材を該上ケ−スと下ケ−
スとの間に配設し、このリブおよび仕切板部材により、
前記上ケ−スに取り付けられたスピ−カを収容するため
のスピ−カ収容部を形成した構成の電子楽器が知られて
いる。
スおよび下ケ−スに、各ケ−ス内をそれぞれ仕切るリブ
を一体形成するとともに、前記上ケ−スと前記下ケ−ス
とを音響的に分離する仕切板部材を該上ケ−スと下ケ−
スとの間に配設し、このリブおよび仕切板部材により、
前記上ケ−スに取り付けられたスピ−カを収容するため
のスピ−カ収容部を形成した構成の電子楽器が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の電子楽器の場合、上ケ−スと下ケ−スとを音響的に
分離する仕切板部材を該上ケ−スと下ケ−スとの間に配
設しているので、上ケ−スの一部に取り付けられている
鍵盤側への音漏れの防止や音漏れに起因する本体ケ−ス
の共振防止を図ることができる反面、このように仕切板
部材を上ケ−スと下ケ−スとの間に配設しているので、
電子楽器全体の重量が増大するばかりでなく、仕切板部
材を別に製作し、これを組み付けなければならず、この
ため、コストの増加および組み付け作業の煩雑さを招い
ている。そこで、最近、電子楽器全体の重量の低減化ば
かりでなく、仕切板部材を別に製作することなく、この
ため、コストの増加および組み付け作業の煩雑さを招く
ことなく、上ケ−スの一部に取り付けられている鍵盤側
への音漏れの防止や音漏れに起因する本体ケ−スの共振
防止を図ることができる電子楽器を提案している。この
提案に係る電子楽器は、下方部が開放された上ケ−スと
上方部が開放された下ケ−スとを組み合わせて構成され
た本体ケ−スと、前記上ケ−ス上の一部に取り付けられ
た鍵盤と、前記上ケ−スのうち、前記鍵盤が取り付けら
れている部分以外の他の部分に形成されたスピ−カ取付
部に取り付けられたスピ−カと、前記スピ−カ取付部
に、前記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成され
た上仕切板と、この上仕切板と対向する前記下ケ−スの
位置に、前記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成
された下仕切板と、この上仕切板と前記下仕切板との間
に配設された密閉用のパッキン部材と、前記各スピ−カ
取付部に取り付けられたバスレフポ−ト部とを備えてい
る。しかしながら、各スピ−カ取付部に取り付けられた
バスレフポ−ト部は、上ケ−スとは別体の筒状体で形成
されているので、あらかじめ別体のバスレフポ−ト部を
形成しておき、そのバスレフポ−ト部を上ケ−スに止め
ねじなどにより固着しなければならず、したがって、そ
の組付け作業が煩雑であるばかりでなく、前記バスレフ
ポ−ト部は、上ケ−スの天板に形成された音孔ネットに
設けられているので、その音孔ネットを介して、バスレ
フポ−ト部内に塵などが侵入するといった問題点があっ
た。この発明は、こうした従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、特別な組み立て作業を要することなく、
バスレフポ−ト部を極めて簡単な構成で形成することが
でき、かつ、バスレフポ−ト部内に塵などが侵入するの
を未然に防止できる電子楽器を提供することを目的とす
る。
来の電子楽器の場合、上ケ−スと下ケ−スとを音響的に
分離する仕切板部材を該上ケ−スと下ケ−スとの間に配
設しているので、上ケ−スの一部に取り付けられている
鍵盤側への音漏れの防止や音漏れに起因する本体ケ−ス
の共振防止を図ることができる反面、このように仕切板
部材を上ケ−スと下ケ−スとの間に配設しているので、
電子楽器全体の重量が増大するばかりでなく、仕切板部
材を別に製作し、これを組み付けなければならず、この
ため、コストの増加および組み付け作業の煩雑さを招い
ている。そこで、最近、電子楽器全体の重量の低減化ば
かりでなく、仕切板部材を別に製作することなく、この
ため、コストの増加および組み付け作業の煩雑さを招く
ことなく、上ケ−スの一部に取り付けられている鍵盤側
への音漏れの防止や音漏れに起因する本体ケ−スの共振
防止を図ることができる電子楽器を提案している。この
提案に係る電子楽器は、下方部が開放された上ケ−スと
上方部が開放された下ケ−スとを組み合わせて構成され
た本体ケ−スと、前記上ケ−ス上の一部に取り付けられ
た鍵盤と、前記上ケ−スのうち、前記鍵盤が取り付けら
れている部分以外の他の部分に形成されたスピ−カ取付
部に取り付けられたスピ−カと、前記スピ−カ取付部
に、前記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成され
た上仕切板と、この上仕切板と対向する前記下ケ−スの
位置に、前記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成
された下仕切板と、この上仕切板と前記下仕切板との間
に配設された密閉用のパッキン部材と、前記各スピ−カ
取付部に取り付けられたバスレフポ−ト部とを備えてい
る。しかしながら、各スピ−カ取付部に取り付けられた
バスレフポ−ト部は、上ケ−スとは別体の筒状体で形成
されているので、あらかじめ別体のバスレフポ−ト部を
形成しておき、そのバスレフポ−ト部を上ケ−スに止め
ねじなどにより固着しなければならず、したがって、そ
の組付け作業が煩雑であるばかりでなく、前記バスレフ
ポ−ト部は、上ケ−スの天板に形成された音孔ネットに
設けられているので、その音孔ネットを介して、バスレ
フポ−ト部内に塵などが侵入するといった問題点があっ
た。この発明は、こうした従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、特別な組み立て作業を要することなく、
バスレフポ−ト部を極めて簡単な構成で形成することが
でき、かつ、バスレフポ−ト部内に塵などが侵入するの
を未然に防止できる電子楽器を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】こうした課題を解決する
ために、この発明は、下方部が開放された上ケ−スと上
方部が開放された下ケ−スとを組み合わせて構成された
本体ケ−スと、前記上ケ−ス上の一部に取り付けられた
鍵盤と、前記上ケ−スのうち、前記鍵盤が取り付けられ
ている部分以外の他の部分に形成されたスピ−カ取付部
に取り付けられたスピ−カと、前記スピ−カ取付部に、
前記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成された上
仕切板と、この上仕切板と対向する前記下ケ−スの位置
に、前記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成され
た下仕切板と、前記本体ケ−スの背部で、かつ、前記ス
ピ−カ取付部の位置に、前記上仕切板と前記下仕切板と
で形成されたスピ−カ収容部と本体ケ−ス外部とを連通
するように形成されたバスレフポ−ト部とを備えてい
る。
ために、この発明は、下方部が開放された上ケ−スと上
方部が開放された下ケ−スとを組み合わせて構成された
本体ケ−スと、前記上ケ−ス上の一部に取り付けられた
鍵盤と、前記上ケ−スのうち、前記鍵盤が取り付けられ
ている部分以外の他の部分に形成されたスピ−カ取付部
に取り付けられたスピ−カと、前記スピ−カ取付部に、
前記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成された上
仕切板と、この上仕切板と対向する前記下ケ−スの位置
に、前記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成され
た下仕切板と、前記本体ケ−スの背部で、かつ、前記ス
ピ−カ取付部の位置に、前記上仕切板と前記下仕切板と
で形成されたスピ−カ収容部と本体ケ−ス外部とを連通
するように形成されたバスレフポ−ト部とを備えてい
る。
【0005】
【作用】この発明によれば、5上ケ−スのうち、鍵盤が
取り付けられている部分以外の他の部分に形成されたス
ピ−カ取付部に、スピ−カの側部を取り囲むように上仕
切板を一体形成するとともに、この上仕切板と対向する
前記下ケ−スの位置に、前記スピ−カの側部を取り囲む
ように下仕切板を一体形成し、さらに、前記上ケ−スと
下ケ−スとを組み合わせて構成された本体ケ−スの背部
で、かつ、前記スピ−カ取付部の位置に、前記上仕切板
と前記下仕切板とで形成されたスピ−カ収容部と本体ケ
−ス外部とを連通するように形成されたバスレフポ−ト
部を備えているので、特別な組み立て作業を要すること
なく、バスレフポ−ト部を極めて簡単な構成で形成する
ことができ、かつ、バスレフポ−ト部内に塵などが侵入
するのを未然に防止できる。
取り付けられている部分以外の他の部分に形成されたス
ピ−カ取付部に、スピ−カの側部を取り囲むように上仕
切板を一体形成するとともに、この上仕切板と対向する
前記下ケ−スの位置に、前記スピ−カの側部を取り囲む
ように下仕切板を一体形成し、さらに、前記上ケ−スと
下ケ−スとを組み合わせて構成された本体ケ−スの背部
で、かつ、前記スピ−カ取付部の位置に、前記上仕切板
と前記下仕切板とで形成されたスピ−カ収容部と本体ケ
−ス外部とを連通するように形成されたバスレフポ−ト
部を備えているので、特別な組み立て作業を要すること
なく、バスレフポ−ト部を極めて簡単な構成で形成する
ことができ、かつ、バスレフポ−ト部内に塵などが侵入
するのを未然に防止できる。
【0006】
【実施例】以下、この発明を図示する実施例に基づいて
説明する。図1はこの発明の一実施例に係る電子楽器を
示す分解斜視図、図2は図1に示した電子楽器を組み立
てた場合の断面図、図3は一方のバスレフポ−ト部の周
辺を拡大して示す要部平面図である。
説明する。図1はこの発明の一実施例に係る電子楽器を
示す分解斜視図、図2は図1に示した電子楽器を組み立
てた場合の断面図、図3は一方のバスレフポ−ト部の周
辺を拡大して示す要部平面図である。
【0007】これら図1〜図3に示すように、この実施
例に係る電子楽器では、下方部が開放された上ケ−ス1
と上方部が開放された下ケ−ス2とを組み合わせて構成
された本体ケ−ス3と、前記上ケ−ス1上の一部に取り
付けられた鍵盤4と、前記上ケ−ス1のうち、前記鍵盤
4が取り付けられている鍵盤取付部5以外の他の部分に
形成されたスピ−カ取付部6、6に取り付けられたスピ
−カ7、7と、前記各スピ−カ取付部6、6に、前記ス
ピ−カ7、7の側部を取り囲むように一体形成された上
仕切板8、8と、この上仕切板8、8と対向する前記下
ケ−ス2の位置に、前記スピ−カ7、7の側部を取り囲
むように一体形成された下仕切板9、9と、前記本体ケ
−ス3の背部で、かつ、前記スピ−カ取付部6、6の位
置に、前記上仕切板8、8と前記下仕切板9、9とで形
成されたスピ−カ収容部12、12と本体ケ−ス外部と
を連通するように形成されたバスレフポ−ト部11、1
1とを備えている。
例に係る電子楽器では、下方部が開放された上ケ−ス1
と上方部が開放された下ケ−ス2とを組み合わせて構成
された本体ケ−ス3と、前記上ケ−ス1上の一部に取り
付けられた鍵盤4と、前記上ケ−ス1のうち、前記鍵盤
4が取り付けられている鍵盤取付部5以外の他の部分に
形成されたスピ−カ取付部6、6に取り付けられたスピ
−カ7、7と、前記各スピ−カ取付部6、6に、前記ス
ピ−カ7、7の側部を取り囲むように一体形成された上
仕切板8、8と、この上仕切板8、8と対向する前記下
ケ−ス2の位置に、前記スピ−カ7、7の側部を取り囲
むように一体形成された下仕切板9、9と、前記本体ケ
−ス3の背部で、かつ、前記スピ−カ取付部6、6の位
置に、前記上仕切板8、8と前記下仕切板9、9とで形
成されたスピ−カ収容部12、12と本体ケ−ス外部と
を連通するように形成されたバスレフポ−ト部11、1
1とを備えている。
【0008】前記上仕切板8、8と下仕切板9、9との
間に配設された断面U字状の密閉用のパッキン部材(図
示せず)は、ゴム材料や不織布等で全体が環状に形成さ
れており、このパッキン部材による密閉作用により、前
記上仕切板8と前記下仕切板9とでスピ−カ収容部スピ
−カ収納部12の内部が完全密閉状態となるようにして
いる。
間に配設された断面U字状の密閉用のパッキン部材(図
示せず)は、ゴム材料や不織布等で全体が環状に形成さ
れており、このパッキン部材による密閉作用により、前
記上仕切板8と前記下仕切板9とでスピ−カ収容部スピ
−カ収納部12の内部が完全密閉状態となるようにして
いる。
【0009】前記上ケ−ス1および下ケ−ス2は、プラ
スチック材料で形成されており、これら上ケ−ス1およ
び下ケ−ス2の外周縁には、図示していないが、上部嵌
合部、下部嵌合部が形成されている。これら上部嵌合
部、下部嵌合部の間には、前記パッキン部材と同様なパ
ッキン部材が配設されており、このパッキン部材による
密閉作用により、前記上部嵌合部と前記下部嵌合部とで
上ケ−ス1と下ケ−ス2との内部が完全密閉状態となっ
ている。
スチック材料で形成されており、これら上ケ−ス1およ
び下ケ−ス2の外周縁には、図示していないが、上部嵌
合部、下部嵌合部が形成されている。これら上部嵌合
部、下部嵌合部の間には、前記パッキン部材と同様なパ
ッキン部材が配設されており、このパッキン部材による
密閉作用により、前記上部嵌合部と前記下部嵌合部とで
上ケ−ス1と下ケ−ス2との内部が完全密閉状態となっ
ている。
【0010】また、前記バスレフポ−ト部11、11
は、図4に示すように、上面方向からみた場合、全体が
コ字状に形成されたコ字状部11aと、このコ字状部1
1a内に収容された2つの仕切り板11bを有する外周
部11cとから形成されている。したがって、スピ−カ
収納部12内において、前記スピ−カ7の背部から発生
されたスピ−カ音は、このスピ−カ収納部12内で一旦
充満された後に、図2中、矢印で示すように、前記バス
レフポ−ト部11内を通じて、当該バスレフポ−ト部1
1の上端に形成されている開口部11dから外部に放音
されることとなる。
は、図4に示すように、上面方向からみた場合、全体が
コ字状に形成されたコ字状部11aと、このコ字状部1
1a内に収容された2つの仕切り板11bを有する外周
部11cとから形成されている。したがって、スピ−カ
収納部12内において、前記スピ−カ7の背部から発生
されたスピ−カ音は、このスピ−カ収納部12内で一旦
充満された後に、図2中、矢印で示すように、前記バス
レフポ−ト部11内を通じて、当該バスレフポ−ト部1
1の上端に形成されている開口部11dから外部に放音
されることとなる。
【0011】また、前記上仕切板8、前記下仕切板9の
各側壁面には、当該上仕切板8、8、前記下仕切板9、
9の双方の機械的な強度を補強するために、所定の間隔
をおいて複数の上部補強リブ15、下部補強リブ16が
一体成形されている。
各側壁面には、当該上仕切板8、8、前記下仕切板9、
9の双方の機械的な強度を補強するために、所定の間隔
をおいて複数の上部補強リブ15、下部補強リブ16が
一体成形されている。
【0012】また、前記下ケ−ス2の内側面には、下ケ
−ス2の全体の機械的な強度を高めるための多数の補強
リブ13が格子状に一体形成されている。
−ス2の全体の機械的な強度を高めるための多数の補強
リブ13が格子状に一体形成されている。
【0013】さらに、前記上ケ−ス1および下ケ−ス2
のうち、上ケ−ス1の手前側には、左右方向にほぼ全域
にわたって前記鍵盤取付部5が、また、その後方側の表
面には、各種の操作スイッチ類を備えた操作パネル部1
aがそれぞれ形成されている。前記スピ−カ取付部6、
6の上部には、網目状のネットが張られた音孔ネット体
14が固着されている。
のうち、上ケ−ス1の手前側には、左右方向にほぼ全域
にわたって前記鍵盤取付部5が、また、その後方側の表
面には、各種の操作スイッチ類を備えた操作パネル部1
aがそれぞれ形成されている。前記スピ−カ取付部6、
6の上部には、網目状のネットが張られた音孔ネット体
14が固着されている。
【0014】次に、前述した上ケ−ス1、下ケ−ス2、
鍵盤4、スピ−カ7等の組立て手順について説明する。
まず、上ケ−ス1の各スピ−カ取付部6、6の内側に、
それぞれスピ−カ7、7をねじ止めにより取り付けると
ともに、上ケ−ス1の手前に形成されている鍵盤取付部
5の内側に、鍵盤4および鍵盤シャ−シ40の基端を挿
入した状態で、これら鍵盤4および鍵盤シャ−シ40の
基端をねじ41、41によりめじ止めする。
鍵盤4、スピ−カ7等の組立て手順について説明する。
まず、上ケ−ス1の各スピ−カ取付部6、6の内側に、
それぞれスピ−カ7、7をねじ止めにより取り付けると
ともに、上ケ−ス1の手前に形成されている鍵盤取付部
5の内側に、鍵盤4および鍵盤シャ−シ40の基端を挿
入した状態で、これら鍵盤4および鍵盤シャ−シ40の
基端をねじ41、41によりめじ止めする。
【0015】次に、各上仕切板8、8と各下仕切板9、
9との間に各密閉用のパッキン部材を配設するわけであ
るが、まず、帯び状のパッキン部材を下ケ−ス2側に形
成されている下仕切板9の一方の側面上部に、パッキン
部材の下半分を貼布し、そのパッキン部材の中央部から
屈曲させる。次に、パッキン部材を下仕切板9の上部全
体に被覆する。その後、上ケ−ス1側に形成された上仕
切板8の下端を乗せる。すると、このパッキン部材によ
る作用により、各上仕切板8と下仕切板9との間は、密
閉されることとなる。
9との間に各密閉用のパッキン部材を配設するわけであ
るが、まず、帯び状のパッキン部材を下ケ−ス2側に形
成されている下仕切板9の一方の側面上部に、パッキン
部材の下半分を貼布し、そのパッキン部材の中央部から
屈曲させる。次に、パッキン部材を下仕切板9の上部全
体に被覆する。その後、上ケ−ス1側に形成された上仕
切板8の下端を乗せる。すると、このパッキン部材によ
る作用により、各上仕切板8と下仕切板9との間は、密
閉されることとなる。
【0016】このようにして、前記上ケ−ス1を下ケ−
ス2の上に載置した後、図示しないねじを用いて、これ
ら上ケ−ス1および下ケ−ス2を一体化する。すると、
各パッキン部材による密閉作用により、前記各上仕切板
8、8と前記各下仕切板9、9とで、完全密閉状態の各
スピ−カ収容部12、12が形成されることとなるとと
もに、これらスピ−カ収容部12、12の内部には、上
ケ−ス1のスピ−カ7、7に取り付けられている各スピ
−カ7、7が収容されることとなる。
ス2の上に載置した後、図示しないねじを用いて、これ
ら上ケ−ス1および下ケ−ス2を一体化する。すると、
各パッキン部材による密閉作用により、前記各上仕切板
8、8と前記各下仕切板9、9とで、完全密閉状態の各
スピ−カ収容部12、12が形成されることとなるとと
もに、これらスピ−カ収容部12、12の内部には、上
ケ−ス1のスピ−カ7、7に取り付けられている各スピ
−カ7、7が収容されることとなる。
【0017】このようにして組み立てられた電子楽器に
よれば、パッキン部材による密閉作用により、上ケ−ス
1に一体形成された各上仕切板8、8と同じく下ケ−ス
2に一体形成された各下仕切板9、9とで各スピ−カ収
容部12、12の内部が完全密閉状態となるので、これ
らスピ−カ収容部12、12の内部に収容されている各
スピ−カ7、7の後部から発生された音が鍵盤4側に漏
れるような事態が発生するのを防止することができる。
よれば、パッキン部材による密閉作用により、上ケ−ス
1に一体形成された各上仕切板8、8と同じく下ケ−ス
2に一体形成された各下仕切板9、9とで各スピ−カ収
容部12、12の内部が完全密閉状態となるので、これ
らスピ−カ収容部12、12の内部に収容されている各
スピ−カ7、7の後部から発生された音が鍵盤4側に漏
れるような事態が発生するのを防止することができる。
【0018】また、前記下ケ−ス2の内側面には、多数
の補強リブ13が格子状に一体形成されており、また、
同様に、前記各上仕切板8、8および下仕切板9、9の
側壁面は、多数の上部補強リブ15、15が高さ方向に
所定の間隔をおいて一体形成されているので、下ケ−ス
2の全体の機械的な強度や各上仕切板8、8および下仕
切板9、9の全体の機械的な強度を高めることができ
る。このため、各スピ−カ7、7から発生された音の音
圧により、上ケ−ス1や下ケ−ス2が共振するのを防止
することができる。
の補強リブ13が格子状に一体形成されており、また、
同様に、前記各上仕切板8、8および下仕切板9、9の
側壁面は、多数の上部補強リブ15、15が高さ方向に
所定の間隔をおいて一体形成されているので、下ケ−ス
2の全体の機械的な強度や各上仕切板8、8および下仕
切板9、9の全体の機械的な強度を高めることができ
る。このため、各スピ−カ7、7から発生された音の音
圧により、上ケ−ス1や下ケ−ス2が共振するのを防止
することができる。
【0019】さらに、前記本体ケ−ス3の背部で、か
つ、前記スピ−カ取付部6、6の位置に、前記上仕切板
8、8と前記下仕切板9、9とで形成されたスピ−カ収
容部12と本体ケ−ス外部とを連通するようにバスレフ
ポ−ト部11、11が形成されているので、特別な組み
立て作業を要することなく、バスレフポ−ト部11、1
1を極めて簡単な構成で形成することができ、かつ、バ
スレフポ−ト部11、11内に塵などが侵入するのを未
然に防止できるばかりでなく、各スピ−カ7、7の後部
から発生される音をこのバスレフポ−ト部11、11の
中の共振周波数fよりも低い周波数の音がこのバスレフ
ポ−ト部11、11内で位相反転し、各スピ−カ7、7
の表面側から出る音と同相となって各スピ−カ7、7か
ら放音されるので、低音感を増大させることができる。
一方、前記共振周波数fよりも高い周波数の音は、これ
らバスレフポ−ト部11、11内で位相反転しないの
で、逆相のまま各スピ−カ7、7から放音され、この結
果、各スピ−カ7、7の表面側から出る音により打ち消
されるようにすることができる。
つ、前記スピ−カ取付部6、6の位置に、前記上仕切板
8、8と前記下仕切板9、9とで形成されたスピ−カ収
容部12と本体ケ−ス外部とを連通するようにバスレフ
ポ−ト部11、11が形成されているので、特別な組み
立て作業を要することなく、バスレフポ−ト部11、1
1を極めて簡単な構成で形成することができ、かつ、バ
スレフポ−ト部11、11内に塵などが侵入するのを未
然に防止できるばかりでなく、各スピ−カ7、7の後部
から発生される音をこのバスレフポ−ト部11、11の
中の共振周波数fよりも低い周波数の音がこのバスレフ
ポ−ト部11、11内で位相反転し、各スピ−カ7、7
の表面側から出る音と同相となって各スピ−カ7、7か
ら放音されるので、低音感を増大させることができる。
一方、前記共振周波数fよりも高い周波数の音は、これ
らバスレフポ−ト部11、11内で位相反転しないの
で、逆相のまま各スピ−カ7、7から放音され、この結
果、各スピ−カ7、7の表面側から出る音により打ち消
されるようにすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、下方部が開放された上ケ−スと上方部が開
放された下ケ−スとを組み合わせて構成された本体ケ−
スと、前記上ケ−ス上の一部に取り付けられた鍵盤と、
前記上ケ−スのうち、前記鍵盤が取り付けられている部
分以外の他の部分に形成されたスピ−カ取付部に取り付
けられたスピ−カと、前記スピ−カ取付部に、前記スピ
−カの側部を取り囲むように一体形成された上仕切板
と、この上仕切板と対向する前記下ケ−スの位置に、前
記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成された下仕
切板と、前記本体ケ−スの背部で、かつ、前記スピ−カ
取付部の位置に、前記上仕切板と前記下仕切板とで形成
されたスピ−カ収容部と本体ケ−ス外部とを連通するよ
うに形成されたバスレフポ−ト部とを備えているので、
特別な組み立て作業を要することなく、バスレフポ−ト
部を極めて簡単な構成で形成することができ、かつ、バ
スレフポ−ト部内に塵などが侵入するのを未然に防止で
きる。
明によれば、下方部が開放された上ケ−スと上方部が開
放された下ケ−スとを組み合わせて構成された本体ケ−
スと、前記上ケ−ス上の一部に取り付けられた鍵盤と、
前記上ケ−スのうち、前記鍵盤が取り付けられている部
分以外の他の部分に形成されたスピ−カ取付部に取り付
けられたスピ−カと、前記スピ−カ取付部に、前記スピ
−カの側部を取り囲むように一体形成された上仕切板
と、この上仕切板と対向する前記下ケ−スの位置に、前
記スピ−カの側部を取り囲むように一体形成された下仕
切板と、前記本体ケ−スの背部で、かつ、前記スピ−カ
取付部の位置に、前記上仕切板と前記下仕切板とで形成
されたスピ−カ収容部と本体ケ−ス外部とを連通するよ
うに形成されたバスレフポ−ト部とを備えているので、
特別な組み立て作業を要することなく、バスレフポ−ト
部を極めて簡単な構成で形成することができ、かつ、バ
スレフポ−ト部内に塵などが侵入するのを未然に防止で
きる。
【図1】この発明の一実施例に係る電子楽器を示す分解
斜視図、
斜視図、
【図2】図1に示した電子楽器を組み立てた場合の断面
図、
図、
【図3】一方のバスレフポ−ト部の周辺を拡大して示す
要部平面図である。
要部平面図である。
【図4】図2におけるA−A線の断面図である。
1 上ケ−ス 2 下ケ−ス 3 本体ケ−ス 4 鍵盤 5 鍵盤取付部 6 スピ−カ取付部 7 スピ−カ 8 上仕切板 9 下仕切板 11 バスレフポ−ト部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04R 1/02 102 Z
Claims (1)
- 【請求項1】 下方部が開放された上ケ−スと上方部が
開放された下ケ−スとを組み合わせて構成された本体ケ
−スと、 前記上ケ−ス上の一部に取り付けられた鍵盤と、 前記上ケ−スのうち、前記鍵盤が取り付けられている部
分以外の他の部分に形成されたスピ−カ取付部に取り付
けられたスピ−カと、 前記スピ−カ取付部に、前記スピ−カの側部を取り囲む
ように一体形成された上仕切板と、 この上仕切板と対向する前記下ケ−スの位置に、前記ス
ピ−カの側部を取り囲むように一体形成された下仕切板
と、 前記本体ケ−スの背部で、かつ、前記スピ−カ取付部の
位置に、前記上仕切板と前記下仕切板とで形成されたス
ピ−カ収容部と本体ケ−ス外部とを連通するように形成
されたバスレフポ−ト部と、 を備えていることを特徴とする電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4202963A JPH0627956A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4202963A JPH0627956A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 電子楽器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627956A true JPH0627956A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16466068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4202963A Pending JPH0627956A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627956A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6972358B2 (en) | 2001-09-19 | 2005-12-06 | Yamaha Corporation | Electronic keyboard musical instrument |
EP1949748A1 (en) * | 2005-10-05 | 2008-07-30 | Genelec OY | Reflex loudspeaker structure |
JP2010048947A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Casio Comput Co Ltd | 鍵盤楽器のケース構造 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP4202963A patent/JPH0627956A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6972358B2 (en) | 2001-09-19 | 2005-12-06 | Yamaha Corporation | Electronic keyboard musical instrument |
US7348477B2 (en) | 2001-09-19 | 2008-03-25 | Yamaha Corporation | Electronic keyboard musical instrument |
EP1949748A1 (en) * | 2005-10-05 | 2008-07-30 | Genelec OY | Reflex loudspeaker structure |
EP1949748A4 (en) * | 2005-10-05 | 2010-02-24 | Genelec Oy | BASS-REFLEX SPEAKER STRUCTURE |
US8150085B2 (en) | 2005-10-05 | 2012-04-03 | Genelec Oy | Reflex loudspeaker structure |
JP2010048947A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Casio Comput Co Ltd | 鍵盤楽器のケース構造 |
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