JPH06279563A - 硬質ポリウレタンフォームおよびこれを用いた金属サイディング - Google Patents
硬質ポリウレタンフォームおよびこれを用いた金属サイディングInfo
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- JPH06279563A JPH06279563A JP4194679A JP19467992A JPH06279563A JP H06279563 A JPH06279563 A JP H06279563A JP 4194679 A JP4194679 A JP 4194679A JP 19467992 A JP19467992 A JP 19467992A JP H06279563 A JPH06279563 A JP H06279563A
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- Japan
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- foam
- rigid polyurethane
- foaming agent
- polyurethane foam
- siding
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡剤としてCFC−11等フルオロカーボン
系発泡剤(代替物質も含めて)を一切使用せず水のみを
使用して、従来のCFC−11発泡と同様に流動性に優
れ、かつ安定した難燃性フォーム物性を有するサイディ
ング用として好適な改良された硬質ポリウレタンフォー
ムおよびこれを用いた金属サイディングを提供すること
である。 【目的】 ポリオール成分とイソシアネート成分を発泡
剤、反応触媒、整泡剤及び難燃剤の存在下において反応
させる硬質ポリウレタンフォームの製造方法において、
前記発泡剤として水を使用すると共に前記反応触媒とし
て少なくともテトラメチルヘキサメチレンジアミン、N
−置換イミダゾール、及び有機スズ化合物からなる混合
物を使用し、かつ前記難燃剤してクロロプロピルホスフ
ェート系を使用して成る硬質ポリウレタンフォームであ
り、これを断熱材として用いた金属サイディングであ
る。
系発泡剤(代替物質も含めて)を一切使用せず水のみを
使用して、従来のCFC−11発泡と同様に流動性に優
れ、かつ安定した難燃性フォーム物性を有するサイディ
ング用として好適な改良された硬質ポリウレタンフォー
ムおよびこれを用いた金属サイディングを提供すること
である。 【目的】 ポリオール成分とイソシアネート成分を発泡
剤、反応触媒、整泡剤及び難燃剤の存在下において反応
させる硬質ポリウレタンフォームの製造方法において、
前記発泡剤として水を使用すると共に前記反応触媒とし
て少なくともテトラメチルヘキサメチレンジアミン、N
−置換イミダゾール、及び有機スズ化合物からなる混合
物を使用し、かつ前記難燃剤してクロロプロピルホスフ
ェート系を使用して成る硬質ポリウレタンフォームであ
り、これを断熱材として用いた金属サイディングであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅外装材等に使用す
るサイディング等に用いる硬質ポリウレタンフォームお
よびこれを用いた金属サイディングに関する。
るサイディング等に用いる硬質ポリウレタンフォームお
よびこれを用いた金属サイディングに関する。
【0002】
【従来の技術】硬質ポリウレタンフォームは通常ポリオ
ール成分とイソシアネート成分とを、発泡剤、反応触
媒、整泡剤及び難燃剤の存在下において反応させること
により得られる。従来、上記発泡剤としては、そのほと
んどが低沸点の例えばトリクロロフルオロメタン(以下
CFC−IIと称する)の如きフルオロカーボン系発泡剤
が使用され、これに水を加えて水とイソシアネートとの
反応によって発生する炭酸ガスを補助発泡剤として併用
することが多い。
ール成分とイソシアネート成分とを、発泡剤、反応触
媒、整泡剤及び難燃剤の存在下において反応させること
により得られる。従来、上記発泡剤としては、そのほと
んどが低沸点の例えばトリクロロフルオロメタン(以下
CFC−IIと称する)の如きフルオロカーボン系発泡剤
が使用され、これに水を加えて水とイソシアネートとの
反応によって発生する炭酸ガスを補助発泡剤として併用
することが多い。
【0003】しかし、近年になりCFC−II等のフロン
の影響によるオゾン層破壊や地球の温暖化等の環境汚染
が問題となり、硬質ポリウレタンフォームのノンフロン
化の検討が種々行われ、発泡剤の全てに水を使用した完
全水発泡の硬質ポリウレタンフォームもいくつか提案さ
れている。なお、この種のポリウレタンフォームに関連
するものには、例えば特開平3−91522号公報等が
挙げられる。
の影響によるオゾン層破壊や地球の温暖化等の環境汚染
が問題となり、硬質ポリウレタンフォームのノンフロン
化の検討が種々行われ、発泡剤の全てに水を使用した完
全水発泡の硬質ポリウレタンフォームもいくつか提案さ
れている。なお、この種のポリウレタンフォームに関連
するものには、例えば特開平3−91522号公報等が
挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属サイディングは、
通常ダブルコンベア装置を使用して、金属材又はアルミ
箔、クラフト紙および高分子から構成する多層ラミネー
ト材の一方又は両材から成る2枚の面材の間に断熱材を
介在させて、一体に成形して構成されており、この断熱
材は発泡原液を前記2枚の面材間に散布し発泡させる、
いわゆる連続ラミネート方式でサンドイッチ構造の複合
材を連続的に製造するものであるが、その連続ラミネー
ト品の厚さは10〜20mm程度の薄いものが多い。し
たがって発泡原液をいかに均一に面材の間に流動させる
かが、高品質製品を高速で製造する上でのキーポイント
となる。
通常ダブルコンベア装置を使用して、金属材又はアルミ
箔、クラフト紙および高分子から構成する多層ラミネー
ト材の一方又は両材から成る2枚の面材の間に断熱材を
介在させて、一体に成形して構成されており、この断熱
材は発泡原液を前記2枚の面材間に散布し発泡させる、
いわゆる連続ラミネート方式でサンドイッチ構造の複合
材を連続的に製造するものであるが、その連続ラミネー
ト品の厚さは10〜20mm程度の薄いものが多い。し
たがって発泡原液をいかに均一に面材の間に流動させる
かが、高品質製品を高速で製造する上でのキーポイント
となる。
【0005】しかしながら発泡剤にCFC−IIを使用せ
ず水のみを使用した硬質ポリウレタンフォームで発泡し
た場合、水とイソシアネートとの反応による炭酸ガスの
発生が急激に起こり、フォームの立ち上がりが急激にな
るため流動性が極端に悪くなる。このため、均一に発泡
されず製品の品質が大幅に低下するという問題があっ
た。
ず水のみを使用した硬質ポリウレタンフォームで発泡し
た場合、水とイソシアネートとの反応による炭酸ガスの
発生が急激に起こり、フォームの立ち上がりが急激にな
るため流動性が極端に悪くなる。このため、均一に発泡
されず製品の品質が大幅に低下するという問題があっ
た。
【0006】また、サイディング等に用いる硬質ポリウ
レタンフォームとしては難燃性が要求され難燃剤を添加
する必要があるが、水の配合割合が多くなると難燃剤が
加水分解されやすくなる等原液の貯蔵安全性が悪くフォ
ーム物性が変動する等の問題もあり、完全水発泡の硬質
ポリウレタンフォームをサイディング等に適用すること
は極めて困難なことであった。
レタンフォームとしては難燃性が要求され難燃剤を添加
する必要があるが、水の配合割合が多くなると難燃剤が
加水分解されやすくなる等原液の貯蔵安全性が悪くフォ
ーム物性が変動する等の問題もあり、完全水発泡の硬質
ポリウレタンフォームをサイディング等に適用すること
は極めて困難なことであった。
【0007】そこで本発明の目的は、発泡剤としてCF
C−II等のフルオロカーボン系発泡剤(代替物質も含め
て)を一切使用せず水のみを使用して、従来のCFC−
II発泡と同様に流動性に優れ、かつ安定した難燃性やフ
ォーム物性を有するサイディング用として好適な改良さ
れた硬質ポリウレタンフォームと共に、この硬質ポリウ
レタンフォームを用いた金属サイディングを提供するこ
とにある。
C−II等のフルオロカーボン系発泡剤(代替物質も含め
て)を一切使用せず水のみを使用して、従来のCFC−
II発泡と同様に流動性に優れ、かつ安定した難燃性やフ
ォーム物性を有するサイディング用として好適な改良さ
れた硬質ポリウレタンフォームと共に、この硬質ポリウ
レタンフォームを用いた金属サイディングを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、ポリオー
ル成分とイソシアネート成分とを発泡剤、反応触媒、整
泡剤及び難燃剤の存在下において反応させる硬質ポリウ
レタンフォームにおいて、前記発泡剤として水を使用す
ると共に、前記反応触媒として少なくともテトラメチル
ヘキサメチレンジアミンとN−置換イミダゾール及び有
機スズ化合物からなる混合物を使用し、かつ前記難燃剤
としてクロロプロピルホスフェート系を使用して成る硬
質ポリウレタンフォームにより達成される。また、金属
サイディングは、金属材又はアルミ箔、クラフト紙およ
び高分子フイルムから構成する多層ラミネート材のいず
れか一方で構成する一対の面材の間、又は前記金属材か
ら成る一方の面材および前記多層ラミネート材から成る
他方の面材の間に断熱材を介在させて一体に成形する金
属サイディングにおいて、前記断熱材として発泡剤とし
て水を使用すると共に、前記反応触媒として少なくとも
テトラメチルヘキサメチレンジアミン、N−置換イミダ
ゾール、及び有機スズ化合物からなる混合物を使用し、
かつ前記難燃剤してクロロプロピルホスフェート系を使
用して成る硬質ポリウレタンフォームを用いた。
ル成分とイソシアネート成分とを発泡剤、反応触媒、整
泡剤及び難燃剤の存在下において反応させる硬質ポリウ
レタンフォームにおいて、前記発泡剤として水を使用す
ると共に、前記反応触媒として少なくともテトラメチル
ヘキサメチレンジアミンとN−置換イミダゾール及び有
機スズ化合物からなる混合物を使用し、かつ前記難燃剤
としてクロロプロピルホスフェート系を使用して成る硬
質ポリウレタンフォームにより達成される。また、金属
サイディングは、金属材又はアルミ箔、クラフト紙およ
び高分子フイルムから構成する多層ラミネート材のいず
れか一方で構成する一対の面材の間、又は前記金属材か
ら成る一方の面材および前記多層ラミネート材から成る
他方の面材の間に断熱材を介在させて一体に成形する金
属サイディングにおいて、前記断熱材として発泡剤とし
て水を使用すると共に、前記反応触媒として少なくとも
テトラメチルヘキサメチレンジアミン、N−置換イミダ
ゾール、及び有機スズ化合物からなる混合物を使用し、
かつ前記難燃剤してクロロプロピルホスフェート系を使
用して成る硬質ポリウレタンフォームを用いた。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、上記構成によって、発泡
剤として水のみを使用した場合に、反応触媒としてテト
ラメチルヘキサメチレンジアミン、N−置換イミダゾー
ル及び有機スズ化合物からなる混合物を使用することに
より、初期の反応はゆっくりで充填後急速に降下するよ
うに作用し、連続ラミネート発泡における流動性が大幅
に向上し、かつ高速で製造しても物性は損われず高品質
な製品が得られる。また、難燃剤としてクロロプロピル
ホスフェート系を組合せて使用することにより上記反応
触媒との相乗効果で水の配合割合が多くても加水分解す
ることがなくなり、原液の貯蔵安定性が向上しフォーム
物性が長期間にわたり安定し、難燃性も従来のCFC−
II発泡と同等のものが安定して得られる。
剤として水のみを使用した場合に、反応触媒としてテト
ラメチルヘキサメチレンジアミン、N−置換イミダゾー
ル及び有機スズ化合物からなる混合物を使用することに
より、初期の反応はゆっくりで充填後急速に降下するよ
うに作用し、連続ラミネート発泡における流動性が大幅
に向上し、かつ高速で製造しても物性は損われず高品質
な製品が得られる。また、難燃剤としてクロロプロピル
ホスフェート系を組合せて使用することにより上記反応
触媒との相乗効果で水の配合割合が多くても加水分解す
ることがなくなり、原液の貯蔵安定性が向上しフォーム
物性が長期間にわたり安定し、難燃性も従来のCFC−
II発泡と同等のものが安定して得られる。
【0010】又、第2の発明によれば、金属材又は多層
ラミネート材から成る表裏面材間に介在させ一体に成形
する断熱材として、第1発明による硬質ポリウレタンフ
ォームを用いることにより、安定した難燃性やフォーム
特性を有する金属サイディングを得ることとなる。
ラミネート材から成る表裏面材間に介在させ一体に成形
する断熱材として、第1発明による硬質ポリウレタンフ
ォームを用いることにより、安定した難燃性やフォーム
特性を有する金属サイディングを得ることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、特にことわりのない限り「部」及び「%」は
重量による。
明するが、特にことわりのない限り「部」及び「%」は
重量による。
【0012】表1に一実施例の原液処方を示した。
【0013】ポリオールAはトリレンジアミン系ポリエ
ーテルでOH価300、ポルオールBはトリエタノール
アミン系ポリエーテルでOH価390、ポリオールCは
シュークローズアミン系ポリエーテルでOH価450、
発泡剤は純水、整泡剤Aは東レ社製SH−193、触媒
Aは花王社製カオーライザーNo.1(テトラメチルヘ
キサメチレンジアミン)、触媒Bは活剤ケミカル社製ミ
ニコR−9000(トリエチレンジアミンのグリコール
酸塩とジブチルスズ、アセテートの混合物)、難燃剤A
はアクゾジャパン社PCf(トリス・β−クロロプロピ
ルホスフェート)そしてイソシアネートは住友バイエル
ウレタン社製の44V20であり、これらの原料を表1
に示す配合で撹拌混合し、発泡硬化させた。このときの
反応性及びフォーム密度、難燃性を表1にさらに実際の
サイディング発泡(連続ラミネート発泡)を行った時の
流動性と発泡後の外観及びフォーム物性等について従来
のCFC−II発泡との比較を表2に示した。
ーテルでOH価300、ポルオールBはトリエタノール
アミン系ポリエーテルでOH価390、ポリオールCは
シュークローズアミン系ポリエーテルでOH価450、
発泡剤は純水、整泡剤Aは東レ社製SH−193、触媒
Aは花王社製カオーライザーNo.1(テトラメチルヘ
キサメチレンジアミン)、触媒Bは活剤ケミカル社製ミ
ニコR−9000(トリエチレンジアミンのグリコール
酸塩とジブチルスズ、アセテートの混合物)、難燃剤A
はアクゾジャパン社PCf(トリス・β−クロロプロピ
ルホスフェート)そしてイソシアネートは住友バイエル
ウレタン社製の44V20であり、これらの原料を表1
に示す配合で撹拌混合し、発泡硬化させた。このときの
反応性及びフォーム密度、難燃性を表1にさらに実際の
サイディング発泡(連続ラミネート発泡)を行った時の
流動性と発泡後の外観及びフォーム物性等について従来
のCFC−II発泡との比較を表2に示した。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】 又、本発明による金属サイディングの実施例であるが、
これは、金属材又はアルミ箔、クラフト紙および高分子
フイルムから構成する多層ラミネート材のいずれか一方
で構成する一対の表裏面材の間、又は、前記金属材から
成る一方の面材および多層ラミネート材から成る他方の
面材の間に、上記の実施例による硬質ポリウレタンフォ
ームから成る断熱材を介在させて一体に成形して構成す
るものであり、この金属サイディングの製造工程は図1
に示す通りである。図1において、原液であるポリオー
ルAとポリオールBとは原液ワークタンク1,1から低
圧式ポンプ2により吸引されてミキシングヘッド6で混
合され、表面材ロール3から供給されてロールフォーマ
ー4およびプレヒートゾーン5を経た表面材10上に供
給され、表面材ロール7から繰り出された裏面材11と
共に、キュアーゾーン8に入り、発泡成形されて、サイ
ディングが製造される。発泡条件としては、下記の通り
である。
これは、金属材又はアルミ箔、クラフト紙および高分子
フイルムから構成する多層ラミネート材のいずれか一方
で構成する一対の表裏面材の間、又は、前記金属材から
成る一方の面材および多層ラミネート材から成る他方の
面材の間に、上記の実施例による硬質ポリウレタンフォ
ームから成る断熱材を介在させて一体に成形して構成す
るものであり、この金属サイディングの製造工程は図1
に示す通りである。図1において、原液であるポリオー
ルAとポリオールBとは原液ワークタンク1,1から低
圧式ポンプ2により吸引されてミキシングヘッド6で混
合され、表面材ロール3から供給されてロールフォーマ
ー4およびプレヒートゾーン5を経た表面材10上に供
給され、表面材ロール7から繰り出された裏面材11と
共に、キュアーゾーン8に入り、発泡成形されて、サイ
ディングが製造される。発泡条件としては、下記の通り
である。
【0016】 (1)面材 表 面 材:0.27mmカラー鉄板 裏 面 材:アルミクラフト紙 フォーム厚:17mm (2)ラインスピード 40m/分 (3)流量 6kg/分 (4)液温 30℃ (5)面材プレヒート温度 35℃ (6)オーブンキュアー温度 50℃ (7)発泡機 低圧型アジテータミキシング発泡機 表1から明らかのごとく、本実施例の水発泡硬質ウレタ
ンフォームは従来の発泡剤にCFC−IIを用いた比較例
と反応性及びフォーム密度がほぼ同等のものを得ること
ができ、また、燃焼性も同等でJIS−A−9526の
難燃化処理にも合格している。また表7には示していな
いが原液の貯蔵安定性(加水分解等)も問題なく長期間
(3ケ月以上)フォーム物性は安定している。さらに実
際のサイディング発泡の結果、流動性及び発泡後の外観
等およびフオーム物性も表2に示すごとく全く問題な
く、発泡条件を変更することなく従来のCFC−II発泡
と同等に高品質の製品を得ることができる。
ンフォームは従来の発泡剤にCFC−IIを用いた比較例
と反応性及びフォーム密度がほぼ同等のものを得ること
ができ、また、燃焼性も同等でJIS−A−9526の
難燃化処理にも合格している。また表7には示していな
いが原液の貯蔵安定性(加水分解等)も問題なく長期間
(3ケ月以上)フォーム物性は安定している。さらに実
際のサイディング発泡の結果、流動性及び発泡後の外観
等およびフオーム物性も表2に示すごとく全く問題な
く、発泡条件を変更することなく従来のCFC−II発泡
と同等に高品質の製品を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来から
主発泡剤として常用しているCFC−II等のフルオロカ
ーボン系発泡剤(代替物質も含めて)を一切使用せず、
発泡剤として全て水を使用して従来のCFC−II発泡と
同様に流動性に優れ、かつ安定した難燃性やフォーム物
性を有するサイディング用として好適な硬質ポリウレタ
ンフォームを得ることができ初期の目的を達成すること
ができた。このように本発明によれば、従来と同等の高
品質を確保したノンフロンのサイディング製品が実現で
き、オゾン層破壊の恐れが全くなくなり、環境保全の上
からその意義は極めて大きい。
主発泡剤として常用しているCFC−II等のフルオロカ
ーボン系発泡剤(代替物質も含めて)を一切使用せず、
発泡剤として全て水を使用して従来のCFC−II発泡と
同様に流動性に優れ、かつ安定した難燃性やフォーム物
性を有するサイディング用として好適な硬質ポリウレタ
ンフォームを得ることができ初期の目的を達成すること
ができた。このように本発明によれば、従来と同等の高
品質を確保したノンフロンのサイディング製品が実現で
き、オゾン層破壊の恐れが全くなくなり、環境保全の上
からその意義は極めて大きい。
【0018】又、上記した硬質ウレタンフォームを断熱
材として用いた金属サイディングは、安定した難燃性や
フォーム特性を有することとなり、ノンフロン化を達成
して製造できることとなる。
材として用いた金属サイディングは、安定した難燃性や
フォーム特性を有することとなり、ノンフロン化を達成
して製造できることとなる。
【図1】本発明の硬質ポリウレタンフォームにより発泡
したサイディングの製造工程説明図である。
したサイディングの製造工程説明図である。
1 原液ワークタンク 2 低圧式ポンプ 3 表面材ロール 4 ロールフォーマー 5 プレヒートゾーン 6 ミキシングヘッド 7 裏面材ロール 8 キュアゾーン(スラットコンベアー) 9 ギロチンカッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 13/12 A 9127−2E //(C08G 18/50 101:00) (72)発明者 中 礼司 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 岩瀬 辰三 栃木県鹿沼市さつき町13番地の2 株式会 社チューオー内
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリオール成分とイソシアネート成分と
を発泡剤、反応触媒、整泡剤及び難燃剤の存在下におい
て反応させる硬質ポリウレタンフォームにおいて、前記
発泡剤として水を使用すると共に、前記反応触媒として
少なくともテトラメチルヘキサメチレンジアミン、N−
置換イミダゾール、及び有機スズ化合物からなる混合物
を使用し、かつ前記難燃剤してクロロプロピルホスフェ
ート系を使用して成る硬質ポリウレタンフォーム。 - 【請求項2】 金属材又はアルミ箔、クラフト紙および
高分子フイルムから構成する多層ラミネート材のいずれ
か一方で構成する一対の面材の間、又は前記金属材から
成る一方の面材および前記多層ラミネート材から成る他
方の面材の間に断熱材を介在させて一体に成形する金属
サイディングにおいて、前記断熱材として発泡剤として
水を使用すると共に、前記反応触媒として少なくともテ
トラメチルヘキサメチレンジアミン、N−置換イミダゾ
ール、及び有機スズ化合物からなる混合物を使用し、か
つ前記難燃剤してクロロプロピルホスフェート系を使用
して成る硬質ポリウレタンフォームを用いた金属サイデ
ィング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4194679A JPH06279563A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 硬質ポリウレタンフォームおよびこれを用いた金属サイディング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4194679A JPH06279563A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 硬質ポリウレタンフォームおよびこれを用いた金属サイディング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06279563A true JPH06279563A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=16328491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4194679A Pending JPH06279563A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 硬質ポリウレタンフォームおよびこれを用いた金属サイディング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06279563A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016003502A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | ケイミュー株式会社 | 金属系サイディングの製造方法 |
WO2019121359A1 (en) | 2017-12-20 | 2019-06-27 | Covestro Deutschland Ag | Flame retardant polyisocyanurate foam |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4194679A patent/JPH06279563A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016003502A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | ケイミュー株式会社 | 金属系サイディングの製造方法 |
WO2019121359A1 (en) | 2017-12-20 | 2019-06-27 | Covestro Deutschland Ag | Flame retardant polyisocyanurate foam |
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