JPH0627952U - レーザレベリング用整地目標高さ設定装置 - Google Patents

レーザレベリング用整地目標高さ設定装置

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JPH0627952U JP6977392U JP6977392U JPH0627952U JP H0627952 U JPH0627952 U JP H0627952U JP 6977392 U JP6977392 U JP 6977392U JP 6977392 U JP6977392 U JP 6977392U JP H0627952 U JPH0627952 U JP H0627952U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レ−ザレベリング作業において、ブレ−ドに
設けた受光器の投光器から受けるレ−ザ光線の受光高さ
を基準として、地表の高さが変動しても常にブレ−ドの
高さを補正により一定に保持するように制御するもの。 【構成】 投光器1からのレ−ザを受光する受光器2
と、受光器2の受光位置信号3を入力するコントロ−ラ
4と、記憶スイッチ5が押されたときの受光位置信号3
を記憶して整地目標高さとする記憶手段6とを備え、整
地時、コントロ−ラ4が受光器2の受光位置と、記憶手
段6の目標高さ位置を比較して、この差に見合った補正
信号7を出力し、その補正信号7により電磁比例制御弁
8を切換えてアクチュエ−タ9を駆動させ、ブレ−ド1
0高さを一定に保つように制御するもの。 【効果】 オペレ−タは運転席に居ながらブレ−ド高さ
の変更が自動的に可能となり、従来に比して調整が容易
で、かつ構造も簡単となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はブルド−ザ等のブレ−ドによる地均し作業において、レ−ザ光線を用 いて接地高さを一定にするレベリングに係り、特にレ−ザレベリング用整地目標 高さ設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されているレ−ザレベリング装置は、投光器の出すレ−ザ光を受 光器の中央位置に受光するようにブレ−ドを制御するために受光器高さ位置を調 整する必要があった。このような調整には、従来つぎの3つの方法が行われてき た。すわちなわち、図4に示すようにブレ−ド21後面にポ−ル22を立て、 ポ−ル22に受光器23を取付けて、投光器からのレ−ザ光線を受けるようにし たもの、図5に示すものは受光器23の高さを、ブレ−ド21側に設けた油圧 シリンダ24により調節自在としたもの、図6に示すものは、受光器23の高 さを、ラック25とピニオン26を用い、それを電動モ−タ27の回転によりピ ニオン26を回転させてラック25を上下させるようにしたもの等である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のものはつぎの欠点がある。受光器23は受光幅が限られ ているために、投光器からのレ−ザ光が受光器23の受光幅から外れている場合 、受光高さを調整しなければならないが、ではそのために、ブレ−ド21の上 に登って手で受光位置を合わせている。したがって接地高さを5cm変えるだけ でもこの調整が必要である。による調整は油圧シリンダの伸縮で行えるが、整 地作業時、シリンダ24の油温上昇や洩れがあると高さに変化が生じ、また、装 置そのものが高価になる。の場合は調整には問題はないが、装置そのものが の場合よりもさらに高価になってしまう。
【0004】 本考案はこれに鑑み、運転席に居りながらブレ−ドに設けた受光器の高さの変 更が可能であり、構造が簡単で、しかも従来のものよりも安価とすることができ るレ−ザレベリング用整地目標高さ設定装置を提供して従来技術の持つ欠点の解 消を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案は投光器からのレ−ザを受 光する受光器と、該受光器の受光位置信号を入力するコントロ−ラと、記憶スイ ッチが押されたときの受光位置信号を記憶して整地目標高さとする記憶手段とを 備え、整地時、前記コントロ−ラが受光器の受光位置と、前記記憶手段の目標高 さ位置を比較して、この差に見合った補正信号を出力し、その補正信号により電 磁比例制御弁を切換えてアクチュエ−タを駆動させ、ブレ−ド高さを一定に保つ ように制御することを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、記憶手段が記憶した整地目標高さを基準として、その後に 入った受光位置信号に対してコントロ−ラが補正信号を電磁比例制御弁に対して 補正するように出力するから、電磁比例制御弁はアクチュエ−タを駆動してブレ −ドの高さを常に一定となるようにすることができる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案にかかるレ−ザレベリング用整地目標高さ設定装置の一実施例を 示すブロック図および回路図、図2は図1の受光器の拡大詳細図、図3は図1の 作動を示すフロ−チャ−トである。
【0008】 以下、本考案を図1乃至図3に示す一実施例を参照して説明する。本考案は投 光器1からのレ−ザを受光する受光器2と、該受光器2の受光位置信号3を入力 するコントロ−ラ4と、記憶スイッチ5が押されたときの受光位置信号3を記憶 して整地目標高さとする記憶手段6とを備え、整地時、前記コントロ−ラ4が受 光器2の受光位置と、前記記憶手段6の目標高さ位置を比較して、この差に見合 った補正信号7を出力し、その補正信号7により電磁比例制御弁8を切換えてア クチュエ−タ9を駆動させ、ブレ−ド10高さを一定に保つように制御するもの で構成されている。
【0009】 図示しないブルド−ザのブレ−ド10の背面上部にはポ−ル12が立設され、 ポ−ル12には上下方向適宜間隔を有して複数個の受光位置(例えば0を中心に 上に+1〜+3、下に−1〜−3なる目盛り)を有する受光器2が取付けられて いる。これにより一定高さの投光器1からのレ−ザ光を受ける受光位置はブレ− ド10の高さの変化により受光位置がそれぞれ異なるように設けられている。受 光器2からの受光位置信号3はコントロ−ラ4に入力されるようになっており、 コントロ−ラ4に入力された受光位置信号3は、記憶手段6によりその受光位置 が記憶されるようになっているが、すべてが記憶されるのではなくオペレ−タに より記憶スイッチ5が押された時の受光位置が記憶され、この位置がブレ−ドの 接地目標高さ(原点)となるようにしている。前記電磁比例制御弁8は、例えば 図に示すような3位置(a,b,c)切換弁となる構造を有してパイロットポン プ14からのパイロット圧が供給されるようになっており、この切換えは前記コ ントロ−ラ4からの出力される補正信号7でbの中立からa,cの何れかの位置 に切換えられるものである。そして切換えにより切換えられたパイロット圧油は 回路171 ,172 からメイン方向切換弁15(上げ、中立、下げ)の左右端に 作動して、メインポンプ16からの吐出油の流れの方向を切換え、この結果吐出 油はアクチュエ−タ、本実施例ではリフトシリンダ9のロッド側9aか、ボトム 側9bの何れかに流れる。これによりブレ−ド10は上下動するようになってい る。
【0010】 つぎに作用を図3に示すフロ−チャ−トにより説明する。まず、スタ−トでは 図1における投光器1やコントロ−ラ4等に電源を入れ作動できるようにする。 つぎにステップ1において、投光器1から地面に対して水平にレ−ザ光を投射し 、これを静止中の車両のブレ−ド10の上部に設けられた受光器2で受ける。こ のレ−ザ光をいま、図2に示すように0位置において受けたとすると、0位置の 受光位置信号3はコントロ−ラ4に入力される。このときオペレ−タは0位置を 原点として、記憶スイッチ5を押すと、この位置が記憶手段6に記憶されて原点 が設定される。この時点から車両が走行してレベリング作業が開始される。ステ ップ2では、作業中投光器1からのレ−ザ光を受ける受光器2が、地面の凹凸に よりその位置が変動するために原点設定値とズレが生じることがあり、変動位置 はその都度コントロ−ラ4に入力されるが記憶手段6に記憶されたものと比較し て原点とのズレ量△E=0か、△E≠0の何れかとなって原点設定値と比較され る。ステップ3では、記憶手段6に記憶されたものとズレ量△E=0であれば、 補正はないため、作業がそのまま続行され、その受光位置の情報は絶えずステッ プ2へフィ−ドバックされる。ズレ量△E≠0の場合、より具体的に説明すると レ−ザ光を受光器2の−3位置で受けたとすると、コントロ−ラ4にはこの信号 が入力されるので、記憶手段6に記憶されたものと比較されてズレ量補正が必要 となる。ステップ4では、コントロ−ラ4がズレ量−3を0に戻すのに見合った 電流の補正信号7を出力して電磁比例制御弁8をa位置に切換える。ステップ5 では、電磁比例制御弁8の切換えによりフトシリンダ9のボトム側9bにメイン ポンプ16からの吐出油が流れて、ブレ−ド10が下降するようにメイン方向切 換弁15を下げ位置に切換える。この結果ブレ−ド10は下降して投光器1から のレ−ザ光は常時予め設定した原点0の位置で受けるように制御される。同様に 作業中、投光器1からのレ−ザ光を受光器2の例えば+1位置で受けた場合には コントロ−ラ4にはこの信号が入力されるので、記憶手段6に記憶されたものと 比較されてズレ量+1を0に戻すのに見合う補正が必要となる。したがってコン トロ−ラ4は前述(−3)の場合の1/3に相当する電流の補正信号7を出力し て電磁比例制御弁8をc位置に切換える。これによりリフトシリンダ9のロッド 側9aにメインポンプ16からの吐出油が流れて、ブレ−ド10が上昇するよう にメイン方向切換弁15を上げ位置に切換える。この結果ブレ−ド10は上昇し て投光器1からのレ−ザ光は常時原点位置で受けるように制御される。そして作 業中はステップ5が終わると再び、ステップ2まで戻り、このサイクルは作業が 完了するまで繰り返される。
【0011】 なお、本実施例では、原点の位置を受光器2の0位置に合わせた場合で説明し たが、受光器2(車両)の高さによっては、例えば+1の位置を原点としても良 い。ただし、この場合+3の位置では原点に対するズレ量は2であり、また、− 1位置では原点に対するズレ量は2となるので、ブレ−ド10の高さを補正する 場合はズレ量2に相当する補正信号7を出力すれば良い。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、投光器からのレ−ザを受光する受光器と、該受 光器の受光位置信号を入力するコントロ−ラと、記憶スイッチが押されたときの 受光位置信号を記憶して整地目標高さとする記憶手段とを備え、整地時、前記コ ントロ−ラが受光器の受光位置と、前記記憶手段の目標高さ位置を比較して、こ の差に見合った補正信号を出力し、その補正信号により電磁比例制御弁を切換え てアクチュエ−タを駆動させ、ブレ−ド高さを一定に保つように制御するように したから、オペレ−タは運転席に居ながらブレ−ド高さの変更が自動的に可能と なり、従来に比して調整が容易で、かつ構造も簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるレ−ザレベリング用整地目標高
さ設定装置の一実施例を示すブロックおよび回路の説明
図である。
【図2】図1における受光器の受光位置の拡大図で
(a)は側面、(b)は正面の説明図である。
【図3】図1のフロ−チャ−トによる説明図である。
【図4】従来のレ−ザレベリング用整地目標高さ設定装
置の固定式の側面の説明図である。
【図5】従来のレ−ザレベリング用整地目標高さ設定装
置の油圧シリンダによるスライド式の側面の説明図であ
る。
【図6】従来のレ−ザレベリング用整地目標高さ設定装
置の電動モ−タによるスライド式の側面の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 投光器 2 受光器 3 受光位置信号 4 コントロ−ラ 5 記憶スイッチ 6 記憶手段 7 補正信号 8 電磁比例制御弁 9 アクチュエ−タ(リフトシリンダ) 10 ブレ−ド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光器からのレ−ザを受光する受光器
    と、該受光器の受光位置信号を入力するコントロ−ラ
    と、記憶スイッチが押されたときの受光位置信号を記憶
    して整地目標高さとする記憶手段とを備え、整地時、前
    記コントロ−ラが受光器の受光位置と、前記記憶手段の
    目標高さ位置を比較して、この差に見合った補正信号を
    出力し、その補正信号により電磁比例制御弁を切換えて
    アクチュエ−タを駆動させ、ブレ−ド高さを一定に保つ
    ように制御することを特徴とするレ−ザレベリング用整
    地目標高さ設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022079587A (ja) * 2019-03-20 2022-05-26 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 建設機械

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