JPH0627926B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0627926B2
JPH0627926B2 JP28530386A JP28530386A JPH0627926B2 JP H0627926 B2 JPH0627926 B2 JP H0627926B2 JP 28530386 A JP28530386 A JP 28530386A JP 28530386 A JP28530386 A JP 28530386A JP H0627926 B2 JPH0627926 B2 JP H0627926B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、更に詳しく
は、特定の化合物で写真構成層が硬膜かれたハロゲン化
銀写真感光材料に関する。
〔発明の背景〕
一般に、ハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材料と
いう)は、例えばハロゲン化銀乳剤層、中間層、保護
層、フィルター層、下引層、ハレーション防止層、紫外
線吸収層、帯電防止層、裏引層等、種々の写真構成層を
ガラス、紙、合成樹脂フィルムの如き支持体上に設層し
て成るものである。
これら写真構成層は、親水性ポリマーまたは/および水
分散性ポリマーから成る水性塗布液を塗設したものであ
るから、そのままでは皮膜の機械的強度が弱い。例え
ば、ゼラチン皮膜は融点が低く、過度に水膨潤性であ
る。また、ラテックス皮膜は支持体との接着が著しく悪
く、剥がれ易いなどの欠点がある。
このため「硬膜剤」と呼ばれる化合物を写真構成層に添
加して皮膜の機械的強度を向上させることが知られてい
る。例えばホルムアルデヒド、グルタルアルデヒドの如
きアルデヒド系化合物、米国特許2,732,303号、同3,28
8,775号、英国特許974,723号、同1,167,207号等に記載
されている反応性ハロゲンを有する化合物、ジアセチ
ル、シクロペンタンジオンの如きケトン化合物、ビス
(2-クロロエチル)尿素、2-ヒドロキシ-4,6ジクロロ-
1,3,5-トリアジン、ジビニルスルホン、5-アセチル-1,3
-ジアクリロイルヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン、米国
特許3,232,763号、同,635,718号、英国特許994,809号等
に記載の反応性オレフィンを有する化合物、N-ヒドロキ
シメチルフタルイミド、米国特許2,732,316号、同2,58
6,168号等に記載のN-メチロール化合物、米国特許3,10
3,437号等に記載のイソシアネート類、米国特許2,983,6
11号、同3,107,280号等に記載のアジリジン系化合物、
米国特許2,725,294号、同2,725,295号等に記載の酸誘導
体類、米国特許3,100,704号等に記載のカルボジイミド
系化合物、米国特許3,091,537号等に記載のエポキシ系
化合物、米国特許3,321,313号、同3,543,292号等に記載
のイソオキサゾール系化合物、ムコクロル酸のようなハ
ロゲノカルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオキサ
ン、ジクロロジオキサン等のジオキサン誘導体等の有機
硬膜剤およびクロム明ばん、硫酸ジルコニウム、三塩化
クロム等の無機硬膜剤である。
しかしながら、これら公知の硬膜剤は、感光材料に用い
られた場合、硬化作用が充分でないもの、ゼラチンに対
する硬化反応が緩慢なために起こる「後硬膜」と称する
硬化作用の長期経時変化があるもの、感光材料の性能に
悪影響(特にカブリの増大、感度または最大濃度の低
下、階調の軟調化など)を及ぼすもの、共存する他の写
真用添加剤によって硬化作用を失ったり、他の写真用添
加剤(例えば内式カラー乳剤中のカプラー)の効力を減
じたり汚染を生じたりするもの、硬膜剤自身の合成が困
難で大量合成し難いもの、硬膜剤自身が不安定で保存性
の悪いもの、支持体との接着力が不充分で膜剥がれを生
じるもの等、何等かの欠点を有するものが多い。
近年、感光材料の迅速処理が要求され、処理液の迅速な
浸透を図るため写真構成層の薄膜化や自動処理機、強力
処理液の組合せによる高温短時間処理が図られている。
このため、写真特性を損なわず、かつ充分な皮膜強度お
よび支持体との接着性を与える硬膜剤の開発が要請され
ている。
〔発明の目的〕
従って、本発明の目的は、第1に、カブリの増大、感度
の低下等の写真特性に悪影響を与えることのない硬膜剤
で写真構成層が充分な強度に硬膜されている感光材料を
提供することにある。
第2に、膨潤度が経時によって変化するという後硬膜作
用がない硬膜剤で写真構成層が硬膜されている感光材料
を提供することにある。
第3に、写真構成層と支持体との接着が充分に強い感光
材料を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的な、支持体上に少なくとも1層の非感
光性層と少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有する
感光材料の写真構成層の少なくとも1層を下記一般式
〔I〕で表される化合物によって硬膜することにより達
成された。
一般式〔I〕 式中、Rは炭素数1〜6のアルキル基を表し、Xは陽電
荷を中和するのに必要なアニオンを表す。ただし、Rが
酸アニオンを末端に有する場合、Xは不要である。
以下、本発明をより具体的に説明する。
一般式〔I〕において、Rで表されるアルキル基は置換
されていてもよい直鎖または分岐アルキル基で、具体的
にはメチル、エチル、i−プロピル、ブチル、sec−ブ
チル、t−ブチル、3−ヒドロキシプロピル、3−クロ
ロプロピル、3−スルファモイルプロピル、2−カルボ
キシエチル、2−(2−カルボキシエチルスルホニル)
エチル等の基を挙げることができる。
Xで表されるアニオンは2つの陽電荷を中和するアニオ
ンであれば特に制限はなく、例えば2Cl-、2NO3-、2B
F4-、2CH3SO4-SO42- 等が挙げられる。
また、Rが酸アニオン(COO-、SO3-等)を末端に有す場
合にはXは不要である。
次に本発明に用いられる一般式〔I〕で表される硬膜剤
(以下、本発明の硬膜剤という)の代表的具体例を示す
が、本発明はこれに限定されない。
上記化合物は、ビスイミダゾール類に4級化試薬を反応
させて得ることができ、例えば特開昭61-112065号に記
載の方法を参考にして容易に合成することができる。
本発明において、写真構成層とは支持体上に設けられる
全ての層、例えばハロゲン化銀乳剤層、中間層、保護
層、フィルター層、下引層、ハレーション防止層、紫外
線吸収層、帯電防止層、裏引層等を意味する。
本発明の硬膜剤の使用量は、適用される感光材料の種類
や親水性バインダーの種類等により異なるが、概してバ
インダーの乾燥重量の0.01〜100重量%、好ましくは0.1
〜10重量%の範囲である。
本発明のバインダーとしては、親水性ポリマー、水分散
性ポリマー、または、これらの組合せを用いるのが好ま
しい。
親水性ポリマーとしては、ゼラチン、ゼラチン誘導体、
ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマー、アルブミ
ン、カゼイン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、セルローズ硫酸エス
テル類等の如きセルロース誘導体、アルギン酸ソーダ、
澱粉誘導体などの糖誘導体:ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアルコール部分アセタール、ポリ-N-ビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリア
クリルアミド、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピ
ラゾール等の単一あるいは共重合体、水溶性ポリエステ
ルの如き多種の合成親水性高分子物質を用いることがで
きる。
水分散性ポリマーとしては、スチレン、ブタジエン、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、アクリル酸ブチル等のビニル化合物から得られる
疎水性ポリマーまたはコポリマーの水性分散物、ポリエ
ステル等の縮重合系ポリマーの水性分散物を用いること
ができる。
本発明の感光材料のハロゲン化銀乳剤層またはその他の
層に用いられるハロゲン化銀、化学増感剤、ハロゲン化
銀溶剤、分光増感色素、カブリ防止剤、ゼラチン等親水
性保護コロイド、紫外線吸収剤、ポリマーラテックス、
増白剤、カラーカプラー、褪色防止剤、染料、マット
剤、界面活性剤、等については、特に制限はなく、例え
ばリサーチ・ディスクロージャー(Research Disclo-su
re)176巻、22〜31頁(1978年12月)の記載を参考にす
ることができる。
また、感光材料の支持体、現像処理方法、感光材料の構
成層等に関しても、上記リサーチ・ディスクロージャー
誌の記載を参考にすることができる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明
はこれに限定されない。
実施例1 以下の実施例において、ハロゲン化銀写真感光材料中の
添加量は特に記載のない限り1m2当りのものを示す。ま
た、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示した。
トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー写真要素を作成した。
多層カラー写真要素 第1層;ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀を含むゼラチン層。
ゼラチン2.2g/m2 第2層;中間層(IL) 2,5-ジ-t-オクチルハイドロキノンの乳化分散物を含む
ゼラチン層。
ゼラチン1.2g/m2 第3層;低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RL)平均
粒径()、0.30μm、AgI6モル%を含むAgBrIからな
る単分散乳剤(乳剤I)…銀塗布量1.8g/m2 増感色素I……銀1モルに対して6×10-5モル 増感色素II……銀1モルに対して1.0×10-5モル シアンカプラー(C−1)銀1モルに対して0.06モル カラードシアンカプラー(CC−1)…銀1モルに対して
0.003モル DIR化合物(D−1)……銀1モルに対して0.0015モル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.002モル ゼラチン1.4g/m2 第4層;高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RH)平均
粒径()0.5μm、AgI 7.0モル%を含むAgBrIからな
る単分散乳剤(乳剤II)…銀塗布量1.3g/m2 増感色素I……銀1モルに対して3×10-5モル 増感色素II……銀1モルに対して1.0×10-5モル シアンカプラー(C−1)……銀1モルに対して0.02モ
ル カラードシアンカプラー(CC−1)…銀1モルに対して
0.0015モル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.001モル ゼラチン1.0g/m2 第5層;中間(IL) 第2層と同じ、ゼラチン層。
ゼラチン1.0g/m2 第6層;低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GL)乳剤
−1……塗布銀量1.5g/m2 増感色素III……銀1モルに対して2.5×10-5モル 増感色素IV……銀1モルに対して1.2×10-5モル マゼンタカプラー(M−1)……銀1モルに対して0.05
モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)…銀1モルに対し
て0.009モル DIR化合物(D−1)……銀1モルに対して0.0010モル DIR化合物(D−3)……銀1モルに対して0.0030モル ゼラチン2.0g/m2 第7層;高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GH)乳剤
−II……塗布銀量1.4g/m2 増感色素III……銀1モルに対して1.5×10-5モル 増感色素IV……銀1モルに対して1.0×10-5モル マゼンタカプラー(M−1)……銀1モルに対して0.02
0モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)…銀1モルに対し
て0.002モル DIR化合物(D−3)……銀1モルに対して0.0010モル ゼラチン1.8g/m2 第8層;イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀と2,5-ジ-t-オクチルハイドロキノンの
乳化分散物とを含むゼラチン層。
ゼラチン1.5g/m2 第9層;低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層(BL)平均
粒径()0.48μm、AgI6モル%を含むAgBrIからなる
単分散乳剤(乳剤III)…銀塗布量0.9g/m2 増感色素V……銀1モルに対して1.3×10-5モル イエローカプラー(Y−1)……銀1モルに対して0.29
モル ゼラチン1.9g/m2 第10層;高感度青感性乳剤層(BH) 平均粒径()0.8μm、AgI 15モル%を含むAgBrIから
なる単分散乳剤(乳剤IV)…銀塗布量0.5g/m2 増感色素V……銀1モルに対して1.0×10-5モル イエローカプラー(Y−1)……銀1モルに対して0.08
モル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.0015モル ゼラチン1.6g/m2 第11層;第1保護層(Pro−1) 沃臭化銀(AgI1モル%、平均粒径()0.07μm)…
銀塗布量0.5g/m2 紫外線吸収剤UV−1、UV−2を含むゼラチン層。
ゼラチン1.2g/m2 第12層;第2保護層(Pro−2) ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒径1.5μm) エチルメタクリレート:メチルメタクリレート:メタク
リル酸の共重合体粒子(平均粒径2.5μm) 及びホルマリンスカベンジャー(HS−1)を含むゼラチ
ン層。
ゼラチン1.2g/m2 尚、各層には上記組成物の他に、表−1に示すように本
発明の硬膜剤あるいは比較の硬膜剤、界面活性剤を添加
した。
前記写真要素の各層に含まれる化合物は下記の通りであ
る。
増感色素I;アンヒドロ5,5′−ジクロロ−9−エチル
−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)チアカルボシア
ニンヒドロキシド 増感色素II;アンヒドロ9−エチル−3,3′−ジ−(3
−スルホプロピル)−4,5,4′,5′−ジベンゾチアカル
ボシアニンヒドロキシド 増感色素III;アンヒドロ5,5′−ジフェニル−9−
エチル−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)オキサカ
ルボシアニンヒドロキシド 増感色素IV;アンヒドロ9−エチル-3,3′−ジ−(3−
スルホプロピル)−5,6,5′,6′−ジベンゾオキサカル
ボシアニンヒドロキシド 増感色素V;アンヒドロ3,3′−ジ−(3−スルホプロ
ピル)−4,5−ベンゾ−5′−メトキシチアシアニンヒ
ドロキシド C−1 CC−1 D−1 D−2 D−3 M−1 CM−1 Y−1 UV−1 UV−2 HS−1 このようにして作成した各試料をフレッシュ試料として
室温下で7日間放置したもの、及び50℃50%RHで2日間
放置した強制劣化試料を作成した。この後、白色光でウ
ェッジ露光したのち、下記現像処理を行い、感度とカブ
リを測定した。感度はカブリ+0.5の濃度を与える露光
量の逆数で表しブランクの感度を100とした相対感度で
示した。
また、前記条件に7日保持した試料を30℃の水中に5分
間浸漬し、半径0.3mmのサファイア針を試料表面に圧着
し、1秒間に2mmの速さで膜面上を平行移動させながら
0〜200gの範囲でサファイア針の圧着荷重を連続的に変
化させて試料の膜面に損傷の生ずる時の針の荷重(耐傷
強度)を求めた。
結果を併せて表−1に示す。
ブランクは硬膜剤を含有しないものとした。
処理工程(38℃) 発色現像 3分15秒 漂白 6分30秒 水洗 3分15秒 定着 6分30秒 水洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
[発色現像液] 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N− (β− ヒドロキシエチル)アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩 (1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1とする。
[漂白液] エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩 100g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1とし、アンモニア水を用いてpH6.0に調
整する。
[定着液] チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1とし、酢酸を用いてpH6.0に調整する。
[安定化液] ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(小西六写真工業社製) 7.5ml 水を加えて1とする。
表-1から明らかなように、本発明の硬膜剤を用いた感光
材料は感度の低下やカブリの増大など写真特性の劣化が
なく、かつ充分な膜強度を有している。
実施例2 下引きを施したポリエチレンテレフタレート支持体の両
面に下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、X線用感光材料試料を得た。
ハロゲン化銀以外の添加剤は特に記載のない限りハロゲ
ン化銀1モル当りの量を示した。
第1層:クロスオーバー層 下記染料(I) 3mg/m2 ゼラチン0.2g/m2 第2層:乳剤層 平均粒径1.2μm、AgI 1.5モル%を含むAgBrIからなる
乳剤塗布銀量……4g/m2 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザイン
デン……1.2g ジエチレングリコール……11.0g p−ニトロフェニルトリフェニルホスホニウムクロリド
……0.2g ゼラチン……2.0g/m2 ポリエチルアクリレートラテックス……1.0g/m2 第3層:保護層 ジエチルヘキシルサクシネートスルホン酸ナトリウム…
…0.015g/m2 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3〜4μm)……
50mg/m2 ポリオキシエチレン−ジ−ノニルフェニルエーテル硫酸
ナトリウム……50mg/m2 ゼラチン……1.0g/m2 ポリエチルアクリレートラテックス……0.5g/m2 C8F17SO3K……3mg/m2 硬膜剤(表−2に記載) 染料(I) 各試料について実施例1と同様に保存試験後、露光を与
えて下記の処理を行い、実施例1と同様の写真特性及び
膜強度を測定した。結果を表−2に示す。
[処理工程] 現像 30℃ 45秒 定着 25℃ 35秒 水洗 15℃ 35秒 乾燥 45℃ 20秒 [現像液] フェニドン 0.4g メトール 5g ハイドロキノン 1g 無水亜硫酸ナトリウム 60g 炭酸ナトリウム(1水塩) 54g 5−ニトロイミダゾール 100mg 臭化カリウム 2.5g 水を加えて1とし、pH10.20に調整する。
[定着液] (パートA) チオ硫酸アンモニウム 170g 亜硫酸ナトリウム 15g 硼酸 6.5g 氷酢酸 12ml クエン酸ナトリウム(2水塩) 2.5g 水を加えて275mlに仕上げる。
(パートB) 硫酸アルミニウム 15g 98%硫酸 2.5g 水を加えて40mlに仕上げる。
使用時はパートA:275ml、パートB:40mlに水を加え
て1とする。
また、試料を25℃、50%RHの温度に保ちながら塗布後2
時間、1日、7日後に各々の試料の一部をとり出し、30
℃の水中で5分間膨潤させ次式で表される膨潤度Vを測
定し硬化作用の経時変化(後硬膜性)をみた。結果を併
せて表-3に示す。
表−2から明らかなように、本発明の硬膜剤を保護層に
添加したX線用感光材料試料では、感度の低下やカブリ
の増大など写真特性の変動が殆ど見られず、しかも塗
布、乾燥後2時間以上たてば膨潤度も安定しており比較
試料と比べて後硬膜性が著しく改善されている。
実施例3 下引きを施したポリエチレンテレフタレート支持体上の
両面に下記に示すような組成の各層を順次支持体側から
形成して、製版用感光材料試料を得た。
ハロゲン化銀以外の添加剤は特に記載のない限りハロゲ
ン化銀1モル当りの量を示した。
第1層:乳剤層 平均粒径0.2μmAgBr 24モル%を含むAgBrClからなる乳
剤塗布銀量……4.0g/m2 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン…
…0.6g ポリオキシエチレンノニルフェニルエテール……50mg
/m2 スチレン−ブチルアクリレート共重合体ラテックス……
1.5mg/m2 ゼラチン……2.5g/m2 第2層:保護層 ゼラチン……1.0g/m2 スチレン−ブチルアクリレート共重合体ラテックス……
0.8g/m2 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3〜4μm)……
50mg/m2 硬膜剤(表−3に記載) 各試料について実施例2と同様に保存後、ウェッジ露光
し、下記の処理をして、実施例2と同様に感度、カブ
リ、膜強度を調べた。結果を表−3に示す。
[処理条件] 現像 29℃ 30秒 定着 28℃ 20秒 水洗 20℃ 20秒 乾燥 45℃ 30秒 [現像液(原液)] 臭化カリウム 2.5g エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム 1g 亜硫酸カリウム(55%水溶液) 90ml 炭酸カリウム 25g ハイドロキノン 10g 5−メチルベンゾトリアゾール 100mg 5−ニトロベンゾトリアゾール 100mg 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 30mg 5−ニトロイミダゾール 50mg 1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシ メチル−3−ピラゾリドン 0.5g ジエチレングリコール 60g 水を加えて500mlとし、水酸化ナトリウムを用いてpH10.
6に調整する。
使用時には、上記原液を水で2倍量に希釈して用いる。
[定着液] (パートA) チオ硫酸アンモニウム 170g 亜硫酸ナトリウム 15g 硼酸 6.5g 氷酢酸 12ml クエン酸ナトリウム(2水塩) 2.5g 水を加えて275mlに仕上げる。
(パートB) 硫酸アルミニウム(18水塩) 15g 98%硫酸 2.5g 水を加えて40mlに仕上げる。
使用液の調整方法は、上記パートA275mlに水約600mlを
加えた後、パートB40mlを加え、更に、水を加えて1000
mlに仕上げる。
表−3から明らかなように、本発明に係る感光材料は後
硬膜性、膜強度共に改善されている。
実施例4 2軸延伸熱セットした175μm厚のポリエチレンテレフ
タレートフィルムに30W/m2minのコロナ放電処理を施し
た。これに下引用樹脂10ml、下記構造の界面活性剤の2
%水溶液1mlおよび硬膜剤(表-4に示す)から成る下層
用塗布液を20μm厚に塗布し、100℃で1分間乾燥させ
た。
次いでゼラチン1g、10%サポニン水溶液0.2mlを純水で10
0mlに仕上げた上層用塗布液を20μmの膜厚に塗布し、1
00℃で1分間乾燥した。
以上の操作によって得られた下引済のポリエステルフィ
ルムに、下記に示すような組成の各層を順次支持体側か
ら塗設して、X線用感光材料試料を作成した。
ハロゲン化銀以外の添加剤は特に記載のない限りハロゲ
ン化銀1モル当りの量を示した。
第1層:クロスオーバー層 下記染料(I) 3mg/m2 ゼラチン0.2g/m2 第2層:乳剤層 平均粒径1.2μm、AgI 1.5モル%を含むAgBrIからなる
乳剤塗布銀量……4g/m2 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザイン
デン……1.2g ジエチレングリコール……11.0g p−ニトロフェニルトリフェニルホスホニウムクロリド
……0.2g ゼラチン……2.0g/m2 ポリエチルアクリレートラテックス……1.0g/m2 第3層:保護層 ジエチルヘキシルサクシネートスルホン酸ナトリウム…
…0.015g/m2 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3〜4μm)……
50mg/m2 ポリオキシエチレン−ジ−ノニルフェニルエーテル硫酸
ナトリウム……50mg/m2 ゼラチン……1.0g/m2 ポリエチルアクリレートラテックス……0.5g/m2 C8F17SO3K……3mg/m2 硬膜剤(表−4に記載) 染料(II) 得られた各試料について下記の如き接着力試験を行っ
た。結果を表-4に示す。
接着力試験 〈乾燥膜付試験〉 試料の乳剤面に、カミソリで浅傷を碁盤の目状につけ、
その上にセロハン接着テープを圧着した後、該テープを
急激に剥離した時の、セロハンテープの接着面積に対す
る乳剤膜の残存率を百分率で示した。
〈処理膜付試料〉 処理浴中で試料の乳剤面に錐状の鋭利な尖端で碁盤の目
状に傷をつけて、その面を擦り乳剤膜の残存率を百分率
で示した。
実用上、この百分率が80%以上であれば支障がない。
表-4から本発明の硬膜剤を使用した感光材料は、比較の
硬膜剤を使用した比較例に比べ支持体−乳剤層間の接着
力が大巾に改善されることが判る。特に下引層に本発明
の硬膜剤を使用した場合に、処理膜付が著しく向上す
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に少なくとも1層の非感光性層と
    少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン
    化銀写真感光材料において、写真構成層の少なくとも1
    層が下記一般式〔I〕で表される化合物によって硬膜さ
    れていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔I〕 〔式中、Rは炭素数1〜6のアルキル基を表し、Xは陽
    電荷を中和するのに必要なアニオンを表す。ただし、R
    が酸アニオンを末端に有する場合、Xは不要である。〕
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