JPH06279006A - 沿面放電型オゾナイザー - Google Patents
沿面放電型オゾナイザーInfo
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- JPH06279006A JPH06279006A JP5066285A JP6628593A JPH06279006A JP H06279006 A JPH06279006 A JP H06279006A JP 5066285 A JP5066285 A JP 5066285A JP 6628593 A JP6628593 A JP 6628593A JP H06279006 A JPH06279006 A JP H06279006A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 放電時におけるスパッター現象による放電電
極の摩耗を防止するとともに、駆動高電圧電源部からの
発熱抵抗体体をヒータとして、基板を加熱して、沿面放
電部でのコロナ放電を円滑に行い、コロナ放電によるオ
ゾンの安定生成を行うとともに、電源部を同一誘電体基
板上に埋設することによりコンパクト化を図ることがで
きる。 【構成】 無機物質誘電体からなる肉薄状の基板(2) 上
の一側部に、誘導電極(3) 及び放電電極(4) からなる沿
面放電部(5) を設けるとともに、同基板(2) 上の他側部
に、誘導電極(3) 及び放電電極(4) と接続された駆動高
電圧電源回路(10)を印刷し、同回路(10)上に、駆動高電
圧電源部(7) を構成し、さらに、基板(2)上に設けた駆
動高電圧電源部(7) に、同電源部(7) を駆動を円滑に行
う発熱抵抗体(12)を接続するとともに、同基板(2) 上の
沿面放電部(5) の近傍に取付けて、同抵抗体(12)をヒー
タとして、同基板(2) を加温するものである。
極の摩耗を防止するとともに、駆動高電圧電源部からの
発熱抵抗体体をヒータとして、基板を加熱して、沿面放
電部でのコロナ放電を円滑に行い、コロナ放電によるオ
ゾンの安定生成を行うとともに、電源部を同一誘電体基
板上に埋設することによりコンパクト化を図ることがで
きる。 【構成】 無機物質誘電体からなる肉薄状の基板(2) 上
の一側部に、誘導電極(3) 及び放電電極(4) からなる沿
面放電部(5) を設けるとともに、同基板(2) 上の他側部
に、誘導電極(3) 及び放電電極(4) と接続された駆動高
電圧電源回路(10)を印刷し、同回路(10)上に、駆動高電
圧電源部(7) を構成し、さらに、基板(2)上に設けた駆
動高電圧電源部(7) に、同電源部(7) を駆動を円滑に行
う発熱抵抗体(12)を接続するとともに、同基板(2) 上の
沿面放電部(5) の近傍に取付けて、同抵抗体(12)をヒー
タとして、同基板(2) を加温するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、放電時におけるスパッ
ター現象による放電電極の摩耗を防止するとともに、駆
動高電圧電源部からの発熱抵抗体体をヒータとして、基
板を加熱して、沿面放電部でのコロナ放電を円滑に行
い、コロナ放電によるオゾンの安定生成を行うととも
に、電源部を同一誘電体基板上に埋設することによりコ
ンパクト化を図ることができる沿面放電型オゾナイザー
に関する。
ター現象による放電電極の摩耗を防止するとともに、駆
動高電圧電源部からの発熱抵抗体体をヒータとして、基
板を加熱して、沿面放電部でのコロナ放電を円滑に行
い、コロナ放電によるオゾンの安定生成を行うととも
に、電源部を同一誘電体基板上に埋設することによりコ
ンパクト化を図ることができる沿面放電型オゾナイザー
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、冷蔵庫等に設けられた脱臭装置
は、オゾンを利用して、その異臭の除去を行うようにし
ており、同脱臭装置には、オゾナイザーが取付けられ
て、同オゾナイザーによって、オゾンを発生させるよう
にしていた。
は、オゾンを利用して、その異臭の除去を行うようにし
ており、同脱臭装置には、オゾナイザーが取付けられ
て、同オゾナイザーによって、オゾンを発生させるよう
にしていた。
【０００３】上記のオゾナイザーとしては、薄膜の誘電
層上に２つの金属製の電極を配設して構成されている。
そして、オゾナイザーの両電極間に別途用意した駆動高
電圧電源により交流の高電圧を印加して電極外周部付近
の空気の絶縁を局部的に破壊し無声放電を生じさせて、
オゾンを発生するものである。
層上に２つの金属製の電極を配設して構成されている。
そして、オゾナイザーの両電極間に別途用意した駆動高
電圧電源により交流の高電圧を印加して電極外周部付近
の空気の絶縁を局部的に破壊し無声放電を生じさせて、
オゾンを発生するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のオゾナ
イザーは、未だ以下のような課題を有していた。
イザーは、未だ以下のような課題を有していた。
【０００５】オゾナイザーは、各電極に金属製の電極
を使用しており、その間でコロナ放電を行っていたが、
その電極の間で生成されるオゾンによって金属製の電極
が酸化されてもろくなり、放電時におけるスパッター現
象によって、その電極を徐々に摩耗して、オゾンが生成
される放電領域を狭くするという不具合があった。
を使用しており、その間でコロナ放電を行っていたが、
その電極の間で生成されるオゾンによって金属製の電極
が酸化されてもろくなり、放電時におけるスパッター現
象によって、その電極を徐々に摩耗して、オゾンが生成
される放電領域を狭くするという不具合があった。
【０００６】駆動高電圧電源のトランスの出力インピ
ーダンスが高い為に、オゾナイザーが空気中の水分を吸
収すると、両電極間の絶縁抵抗が低下し、トランスの二
次巻線の両端に誘起される高電圧の振幅を減少させて、
各電極間での放電が円滑に行われず、オゾン生成量を低
下させていた。
ーダンスが高い為に、オゾナイザーが空気中の水分を吸
収すると、両電極間の絶縁抵抗が低下し、トランスの二
次巻線の両端に誘起される高電圧の振幅を減少させて、
各電極間での放電が円滑に行われず、オゾン生成量を低
下させていた。
【０００７】オゾナイザーへの駆動高電圧電源には、
発熱抵抗体を取付けて、同電源の駆動を円滑に行ってい
たが、同抵抗体により高電圧発振部の能動素子が加熱さ
れて、発振が不安定な状態になることがあった。
発熱抵抗体を取付けて、同電源の駆動を円滑に行ってい
たが、同抵抗体により高電圧発振部の能動素子が加熱さ
れて、発振が不安定な状態になることがあった。
【０００８】オゾナイザーと駆動高電圧電源とは、一
定の距離をあけて設置され、その間を接続ケーブルで接
続していた。しかし、オゾナイザーと駆動高電圧電源と
の間が離れると、接続ケーブルも長くなり、その為に、
同ケーブルからの輻射ノイズが発生し易かった。
定の距離をあけて設置され、その間を接続ケーブルで接
続していた。しかし、オゾナイザーと駆動高電圧電源と
の間が離れると、接続ケーブルも長くなり、その為に、
同ケーブルからの輻射ノイズが発生し易かった。
【０００９】本発明は、上記の課題を解決する沿面放電
型オゾナイザーを提供することを目的とするものであ
る。
型オゾナイザーを提供することを目的とするものであ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明では、無機物質誘
電体からなる肉薄状の基板の両側面に、誘導電極と放電
電極とをそれぞれ配設して、同基板上の放電電極側に沿
面放電部を設け、さらに、放電電極を安定した導電性或
いは半導電性セラミックスより構成したことを特徴とす
る沿面放電型オゾナイザーを提供するものである。
電体からなる肉薄状の基板の両側面に、誘導電極と放電
電極とをそれぞれ配設して、同基板上の放電電極側に沿
面放電部を設け、さらに、放電電極を安定した導電性或
いは半導電性セラミックスより構成したことを特徴とす
る沿面放電型オゾナイザーを提供するものである。
【００１１】また、本発明では、無機物質誘電体からな
る肉薄状の基板の一側部に、誘導電極及び放電電極から
なる沿面放電部を設けるとともに、同基板の他側部に、
駆動高電圧電源回路を印刷し、同回路上に、駆動高電圧
電源部を構成したことを特徴とする沿面放電型オゾナイ
ザーをも提供するものである。
る肉薄状の基板の一側部に、誘導電極及び放電電極から
なる沿面放電部を設けるとともに、同基板の他側部に、
駆動高電圧電源回路を印刷し、同回路上に、駆動高電圧
電源部を構成したことを特徴とする沿面放電型オゾナイ
ザーをも提供するものである。
【００１２】また、本発明は、基板上に設けた駆動高電
圧電源部に、同電源部からの熱を放熱する為の発熱抵抗
体を接続するとともに、同基板上の沿面放電部の近傍に
取付けて、同抵抗体をヒータとして、基板を加温するこ
とを特徴としている。
圧電源部に、同電源部からの熱を放熱する為の発熱抵抗
体を接続するとともに、同基板上の沿面放電部の近傍に
取付けて、同抵抗体をヒータとして、基板を加温するこ
とを特徴としている。
【００１３】
（実施例１）以下、添付図に示す実施例を参照して、本
発明に係る沿面放電型オゾナイザーの構成を具体的に説
明する。即ち、図１〜図３において、１はオゾナイザー
本体を示し、同オゾナイザー本体１は、無機物質誘電体
からなる肉薄状の基板２の両側面に、誘導電極３及び放
電電極４を配設して、同基板２の放電電極側に沿面放電
部５を設けている。
発明に係る沿面放電型オゾナイザーの構成を具体的に説
明する。即ち、図１〜図３において、１はオゾナイザー
本体を示し、同オゾナイザー本体１は、無機物質誘電体
からなる肉薄状の基板２の両側面に、誘導電極３及び放
電電極４を配設して、同基板２の放電電極側に沿面放電
部５を設けている。
【００１４】まず、基板２は、アルミナ等の無機物質誘
電体を焼結して薄肉状に形成されたセラミックスであ
り、絶縁性及び放熱性に優れている。誘導電極３は、図
２及び図３に示すように、幅広状とした導電材3aを基板
２の一側面2a上に膜状に形成するとともに、その一側面
2a上方に、誘導電極３を被覆するガラスペーストを塗布
して、保護膜６を形成している。そして、かかる保護膜
６によって、誘導電極３の酸化を保護し、両電極間の絶
縁を図る。
電体を焼結して薄肉状に形成されたセラミックスであ
り、絶縁性及び放熱性に優れている。誘導電極３は、図
２及び図３に示すように、幅広状とした導電材3aを基板
２の一側面2a上に膜状に形成するとともに、その一側面
2a上方に、誘導電極３を被覆するガラスペーストを塗布
して、保護膜６を形成している。そして、かかる保護膜
６によって、誘導電極３の酸化を保護し、両電極間の絶
縁を図る。
【００１５】さらに、誘導電極３の中央部には、ガラス
ペーストを塗布せずに、保護膜６から露出した露出部を
設けて、同露出部を接点3bとし、同接点3bに、後述する
電源を接続するものである。
ペーストを塗布せずに、保護膜６から露出した露出部を
設けて、同露出部を接点3bとし、同接点3bに、後述する
電源を接続するものである。
【００１６】また、放電電極４は、基板２の他側面2bに
おいて、細長手状とした導電性又は半導電性セラミック
スを基板２の長手方向に沿って形成し、しかも、基板２
の一側面2aに設けた誘導電極３と重なるように配設し
て、放電電極４の長手方向に沿って誘導電極３との重合
部分に、コロナ放電を行う沿面放電部５を形成してい
る。なお、4aは放電電極４の一端部に設けた接点を示
し、同接点4aに後述する電源を接続する。
おいて、細長手状とした導電性又は半導電性セラミック
スを基板２の長手方向に沿って形成し、しかも、基板２
の一側面2aに設けた誘導電極３と重なるように配設し
て、放電電極４の長手方向に沿って誘導電極３との重合
部分に、コロナ放電を行う沿面放電部５を形成してい
る。なお、4aは放電電極４の一端部に設けた接点を示
し、同接点4aに後述する電源を接続する。
【００１７】本発明では、導電性又は半導電性セラミッ
クスとして、酸化チタン系セラミックス、酸化亜鉛系セ
ラミックスを使用しており、各セラミックスを放電電極
４に使用したことによって、同放電電極４のオゾンによ
る酸化を回避して、同放電電極４が一定の強度を保持
し、放電時におけるスパッター現象による放電電極４の
摩耗を防止することができる。
クスとして、酸化チタン系セラミックス、酸化亜鉛系セ
ラミックスを使用しており、各セラミックスを放電電極
４に使用したことによって、同放電電極４のオゾンによ
る酸化を回避して、同放電電極４が一定の強度を保持
し、放電時におけるスパッター現象による放電電極４の
摩耗を防止することができる。
【００１８】上記のように構成されたオゾナイザー本体
１は、図４に示すように、基板２上の誘導電極３及び放
電電極４の各接点3b,4a に、駆動高電圧電源部７を接続
して、駆動高電圧電源部７からの高電圧を各電極３, ４
にかけて、基板２上の沿面放電部５でコロナ放電を行
い、同放電部５によりオゾンを生成するものである。な
お、８は駆動高電圧電源部７の発振回路を示す。
１は、図４に示すように、基板２上の誘導電極３及び放
電電極４の各接点3b,4a に、駆動高電圧電源部７を接続
して、駆動高電圧電源部７からの高電圧を各電極３, ４
にかけて、基板２上の沿面放電部５でコロナ放電を行
い、同放電部５によりオゾンを生成するものである。な
お、８は駆動高電圧電源部７の発振回路を示す。
【００１９】さらに、駆動高電圧電源部７には、発熱抵
抗体９が接続されており、同電源部７の熱を同抵抗体９
で放熱して、同電源部７の駆動を円滑に行うようにして
いる。
抗体９が接続されており、同電源部７の熱を同抵抗体９
で放熱して、同電源部７の駆動を円滑に行うようにして
いる。
【００２０】(実施例２)次に、図５は本発明のオゾナイ
ザー本体２の変容例を示しており、絶縁性及び放熱性に
優れた基板２上に駆動高電圧電源部７を一体的に構成し
たものであり、以下、その構成について詳説する。
ザー本体２の変容例を示しており、絶縁性及び放熱性に
優れた基板２上に駆動高電圧電源部７を一体的に構成し
たものであり、以下、その構成について詳説する。
【００２１】即ち、本実施例では、図５に示すように、
無機物質誘電体からなる一定の大きさの基板２の一側部
に、誘導電極３及び放電電極４からなる沿面放電部５を
設けるとともに、同基板２の他側部に、誘導電極３及び
放電電極４と接続された駆動高電圧電源回路10を印刷焼
成している。
無機物質誘電体からなる一定の大きさの基板２の一側部
に、誘導電極３及び放電電極４からなる沿面放電部５を
設けるとともに、同基板２の他側部に、誘導電極３及び
放電電極４と接続された駆動高電圧電源回路10を印刷焼
成している。
【００２２】駆動高電圧電源回路10は、銀パラジウムペ
ーストを基板２上に印刷形成したものであり、同ペース
トを印刷した基板２を高温で焼結して、同ペーストを基
板２上に密着させている。そして、上記の駆動高電圧電
源回路10上に、複数の電気構成部品11を取付けて、駆動
高電圧電源部７を構成している。
ーストを基板２上に印刷形成したものであり、同ペース
トを印刷した基板２を高温で焼結して、同ペーストを基
板２上に密着させている。そして、上記の駆動高電圧電
源回路10上に、複数の電気構成部品11を取付けて、駆動
高電圧電源部７を構成している。
【００２３】さらに、本実施例では。図５に示すよう
に、誘導電極３の一端部に、駆動高電圧電源回路10との
接点3bを設けており、同接点3bも基板２上に印刷された
ものである。
に、誘導電極３の一端部に、駆動高電圧電源回路10との
接点3bを設けており、同接点3bも基板２上に印刷された
ものである。
【００２４】また、図５に示すように、基板２上に設け
た駆動高電圧電源部７に、発熱抵抗体12を接続し、しか
も、同抵抗体12を同基板２上の沿面放電部５の近傍に一
体的に取付けて、同抵抗体12をヒータとして、基板２を
加熱保温するようにしている。本実施例では、駆動高電
圧電源回路10と同様に、基板２上に発熱抵抗体12を印刷
焼成したものである。なお、13は回路パターンの保護膜
を示す。
た駆動高電圧電源部７に、発熱抵抗体12を接続し、しか
も、同抵抗体12を同基板２上の沿面放電部５の近傍に一
体的に取付けて、同抵抗体12をヒータとして、基板２を
加熱保温するようにしている。本実施例では、駆動高電
圧電源回路10と同様に、基板２上に発熱抵抗体12を印刷
焼成したものである。なお、13は回路パターンの保護膜
を示す。
【００２５】そして、駆動高電圧電源部７から発熱抵抗
体12への通電によって同抵抗体12を加熱して、その発熱
によって同電源部７の作動を円滑に行う際に、同抵抗体
12で放熱性が優れた基板２を加熱して、同基板２を介し
て沿面放電部５に伝わり、同放電部５を加温することに
より、各電極３, ４の間の絶縁抵抗の低下を防止して、
沿面放電部５でのコロナ放電を円滑に行い、コロナ放電
によるオゾン生成を安定させることができる。なお、14
は商用電源からのコードを示し、駆動高電圧電源回路10
に接続されている。
体12への通電によって同抵抗体12を加熱して、その発熱
によって同電源部７の作動を円滑に行う際に、同抵抗体
12で放熱性が優れた基板２を加熱して、同基板２を介し
て沿面放電部５に伝わり、同放電部５を加温することに
より、各電極３, ４の間の絶縁抵抗の低下を防止して、
沿面放電部５でのコロナ放電を円滑に行い、コロナ放電
によるオゾン生成を安定させることができる。なお、14
は商用電源からのコードを示し、駆動高電圧電源回路10
に接続されている。
【００２６】しかも、発熱抵抗体12からの熱を基板２に
伝達させることによって、発振回路８の加熱を防止し
て、同発振回路８からの発振を安定させることができ
る。また、基板２上にオゾナイザー本体１と駆動高電圧
電源部７とを一体的に設けている為に、その間の距離も
可及的に短くなって、輻射ノイズの発生を回避して、同
電源部７の駆動を円滑に行うことができる。
伝達させることによって、発振回路８の加熱を防止し
て、同発振回路８からの発振を安定させることができ
る。また、基板２上にオゾナイザー本体１と駆動高電圧
電源部７とを一体的に設けている為に、その間の距離も
可及的に短くなって、輻射ノイズの発生を回避して、同
電源部７の駆動を円滑に行うことができる。
【００２７】上記のように構成されたオゾナイザー本体
１は、放熱性、電気絶縁性の良好とした無機誘電体から
なる基板２上に、駆動高電圧電源部７を一体的に設けた
ことによって、入力電源を接続するだけで簡単にオゾン
発生装置を構成することができ、又、その為に、オゾン
発生装置のコンパクト化を図ることができ、オゾン発生
装置としての占有スペースを少なくすることができる。
１は、放熱性、電気絶縁性の良好とした無機誘電体から
なる基板２上に、駆動高電圧電源部７を一体的に設けた
ことによって、入力電源を接続するだけで簡単にオゾン
発生装置を構成することができ、又、その為に、オゾン
発生装置のコンパクト化を図ることができ、オゾン発生
装置としての占有スペースを少なくすることができる。
【００２８】そして、本発明では、オゾナイザー本体１
において、図７に示すように、基板２上に、複数の放電
電極４を取付けて、沿面放電部５を広く構成して、オゾ
ンの生成量を増大させることも可能としている。
において、図７に示すように、基板２上に、複数の放電
電極４を取付けて、沿面放電部５を広く構成して、オゾ
ンの生成量を増大させることも可能としている。
【００２９】図８及び図９は、オゾナイザー本体１を利
用したオゾン発生器の一形態を示したものであり、酸素
供給用としたケーシング14中にオゾナイザー本体２を装
着したものである。本実施例では、ケーシング14の壁面
に、オゾナイザー装着用孔15を設けて、各装着用孔15
に、基板２上に形成された沿面放電部５を挿入して、同
ケーシング14中に沿面放電部５を配設し、ケーシング14
の上流側から供給される酸素をオゾナイザー本体１でオ
ゾンとして、同ケーシング14の下流側よりオゾンを放出
するようにしている。
用したオゾン発生器の一形態を示したものであり、酸素
供給用としたケーシング14中にオゾナイザー本体２を装
着したものである。本実施例では、ケーシング14の壁面
に、オゾナイザー装着用孔15を設けて、各装着用孔15
に、基板２上に形成された沿面放電部５を挿入して、同
ケーシング14中に沿面放電部５を配設し、ケーシング14
の上流側から供給される酸素をオゾナイザー本体１でオ
ゾンとして、同ケーシング14の下流側よりオゾンを放出
するようにしている。
【００３０】
【発明の効果】本発明では、以下のような効果を有する
ものである。
ものである。
【００３１】放電電極を導電性又は半導電性セラミッ
クスで構成して、放電電極のオゾンによる酸化を回避し
て、同放電電極が一定の強度を保持し、放電時における
スパッター現象による放電電極の摩耗を防止することが
できる。
クスで構成して、放電電極のオゾンによる酸化を回避し
て、同放電電極が一定の強度を保持し、放電時における
スパッター現象による放電電極の摩耗を防止することが
できる。
【００３２】駆動高電圧電源部からの発熱抵抗体によ
って基板を加熱して、基板をその熱が沿面放電部に伝わ
り、同放電部を加温することにより、各電極の間の絶縁
抵抗の低下を防止して、沿面放電部でのコロナ放電を円
滑に行い、コロナ放電によるオゾン生成を安定させるこ
とができる。
って基板を加熱して、基板をその熱が沿面放電部に伝わ
り、同放電部を加温することにより、各電極の間の絶縁
抵抗の低下を防止して、沿面放電部でのコロナ放電を円
滑に行い、コロナ放電によるオゾン生成を安定させるこ
とができる。
【００３３】駆動高電圧電源部に接続した発熱抵抗体
を基板に取付けて、同抵抗体の熱を基板に伝達すること
により、同電源部中に設けた発振回路の能動素子の加熱
を防止して、同発振回路の作動を安定させることができ
る。
を基板に取付けて、同抵抗体の熱を基板に伝達すること
により、同電源部中に設けた発振回路の能動素子の加熱
を防止して、同発振回路の作動を安定させることができ
る。
【００３４】基板上に、オゾナイザーと駆動高電圧電
源部とを一体的に設けている為に、その間の距離も可及
的に短くなって、輻射ノイズの発生を回避し、同電源部
の駆動を円滑に行うことができる。
源部とを一体的に設けている為に、その間の距離も可及
的に短くなって、輻射ノイズの発生を回避し、同電源部
の駆動を円滑に行うことができる。
【００３５】放熱性、電気絶縁性の良好とした無機誘
電体からなる基板上に、駆動高電圧電源部を一体的に設
けたことによって、入力電源を接続するだけで簡単にオ
ゾン発生装置を構成することができ、又、その為に、オ
ゾン発生装置のコンパクト化を図ることができ、オゾン
発生装置としての占有スペースを少なくすることができ
る。
電体からなる基板上に、駆動高電圧電源部を一体的に設
けたことによって、入力電源を接続するだけで簡単にオ
ゾン発生装置を構成することができ、又、その為に、オ
ゾン発生装置のコンパクト化を図ることができ、オゾン
発生装置としての占有スペースを少なくすることができ
る。
【図１】本発明に係る沿面放電型オゾナイザーの平面図
である。
である。
【図２】同オゾナイザーの断面図である。
【図３】同オゾナイザーの底面図である。
【図４】同オゾナイザーの電気接続図である。
【図５】同オゾナイザーの平面図である。
【図６】同オゾナイザーの側面図である。
【図７】オゾナイザーの使用状態を示す説明図である。
【図８】オゾナイザーの使用状態を示す説明図である。
【図９】オゾナイザーの使用状態を示す説明図である。
１ オゾナイザー本体 ２ 基板 ３ 誘導電極 ４ 放電電極 ５ 沿面放電部 ７ 駆動高電圧電源部 10 駆動高電圧電源回路
Claims (3)
- 【請求項１】 無機物質誘電体からなる肉薄状の基板
(2) の両側面に、誘導電極(3) と放電電極(4) とをそれ
ぞれ配設して、同基板(2) の放電電極(4) 側に沿面放電
部(5) を設け、さらに、放電電極(4) を安定した導電性
或いは半導電性セラミックスより構成したことを特徴と
する沿面放電型オゾナイザー。 - 【請求項２】 無機物質誘電体からなる肉薄状の基板
(2) 上の一側部に、誘導電極(3) 及び放電電極(4) から
なる沿面放電部(5) を設けるとともに、同基板(2) 上の
他側部に、誘導電極(3) 及び放電電極(4) と接続された
駆動高電圧電源回路(10)を印刷し、同回路(10)上に、駆
動高電圧電源部(7) を構成したことを特徴とする沿面放
電型オゾナイザー。 - 【請求項３】 基板(2) 上に設けた駆動高電圧電源部
(7) に、同電源部(7)からの熱を放熱する為の発熱抵抗
体(12)を接続するとともに、同基板(2) 上の沿面放電部
(5) の近傍に取付けて、同抵抗体(12)をヒータとして、
同基板(2) を加温することを特徴とする請求項１に記載
の沿面放電型オゾナイザー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066285A JPH06279006A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 沿面放電型オゾナイザー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5066285A JPH06279006A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 沿面放電型オゾナイザー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06279006A true JPH06279006A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13311409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5066285A Pending JPH06279006A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 沿面放電型オゾナイザー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06279006A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012036025A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Ecotex Kk | オゾナイザー |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5591436U (ja) * | 1978-12-20 | 1980-06-24 | ||
| JPS5596351U (ja) * | 1978-12-26 | 1980-07-04 | ||
| JPS61279084A (ja) * | 1985-06-03 | 1986-12-09 | 三菱電機株式会社 | 空気加熱装置 |
| JPS63120021U (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-03 | ||
| JPH01123932A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-16 | Shimizu Corp | 香り供給装置 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066285A patent/JPH06279006A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Legal Events
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