JPH06278Y2 - シ−トベルト装置用シヨルダハンガ - Google Patents

シ−トベルト装置用シヨルダハンガ

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JPH06278Y2
JPH06278Y2 JP1986028658U JP2865886U JPH06278Y2 JP H06278 Y2 JPH06278 Y2 JP H06278Y2 JP 1986028658 U JP1986028658 U JP 1986028658U JP 2865886 U JP2865886 U JP 2865886U JP H06278 Y2 JPH06278 Y2 JP H06278Y2
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JP
Japan
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webbing
hanger
shoulder
seat belt
belt device
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JP1986028658U
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English (en)
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JPS62139865U (ja
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一善 加藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、乗員の肩部へと至るウエビングを案内するシ
ートベルト装置用ショルダハンガに関する。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 現在、シートベルト装置、例えば3点式シートベルト装
置では、乗員の肩部へと至るウエビングの通過位置を変
更させることが考えられている(一例として実開昭60
−1652号)。
これは、体格の異なる子供や女性等がウエビングを装着
する場合にこの子供や女性の肩部へと至るウエビングを
スリツプジヨイントから所定の長さだけ硬質の部材で連
結し、ウエビングの通過位置を変更するようになってい
る。
また、この硬質部材の長さ寸法を変更可能とした構造が
提案されている(一例として実開昭60−3085
3)。
これは、ウエビングの中間部が引っ掛けられたスリツプ
ジヨイントを軸支するボルトへ、一方にこれと同軸的に
軸支される略L字状の切り欠き部が設けられ、他方がウ
エビングに沿って延長されたハンガを取り付けて、この
ハンガの延長方向先端部へウエビングの中間部を支持す
るようになっている。
従って、体格の異なる乗員がウエビングを装着する場合
にもハンガの延長寸法をボルトと他の切り欠き部とを係
合して調節することにより最適なウエビング装着状態と
なることができる。
ここで、ハンガにおけるウエビング中間部を支持する支
持部にはウエビングを引っ掛けるための開口部が設けら
れている。これにより、ハンガが不必要な場合は、これ
を取り外すことができる。
しかしながら、第5図に示される如く、この開口部10
はハンガ12の車両後方側に設けられており、第6図に
示される如く、常時このハンガ12を使用する乗員がウ
エビング14の装着を解除した場合、ウエビング14が
巻取装置に巻き取られる間にハンガ12の支持部16か
ら離脱することがある。従って、再度ウエビング14を
装着する場合に改めてウエビング14の中間部を支持部
へ引っ掛ける必要があり、操作が煩雑となる。
本考案は上記事実を考慮し、ウエビングを解除した場合
でもウエビングのハンガへの引っ掛け状態が保持され、
操作性が向上するシートベルト装置用ショルダハンガを
得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るシートベルト装置用ショルダハンガは、車
室側壁に回動可能に軸支され乗員の肩部へと至るウエビ
ングの中間部を引っ掛け回動することにより乗員の肩部
近傍にウエビングを案内する車室側壁と略平行となる方
向に向いたスリット部を有するウエビング挿通部を備え
たシートベルト装置用ショルダハンガであって、前記ウ
エビング挿通部は車室側壁側の一つの角部近傍が開口さ
れた略長尺矩形状とされており、車室内側となる辺の内
周部に沿って挿通状態にあるウエビングの引出し方向に
対して交差する方向に形成された帯状の凸部の両端が隣
接する辺に結合していることを特徴としている。
[作用] 本考案に係るシートベルト装置用ショルダハンガでは、
ウエビング挿通部の車室内側となる辺の内周部に沿って
挿通状態にあるウエビングの引出し方向に対して交差す
る方向に形成された帯状に凸部にウエビングが乗り上げ
るため、ウエビング引出し時、及びウエビング収納時
の、ショルダハンガのウエビング挿通部とウエビングと
の摺動抵抗が小さくなり、シートベルトの着脱性能が悪
化することがないため、シートベルトの操作性を向上す
ることができる。
また、略長尺矩形状の車室側壁側の一つの角部近傍に設
けた開口部によって、ウエビングのウエビング挿通部へ
の引っ掛けが容易となると共に、開口部を有する辺によ
ってウエビング挿通部からのウエビングの離脱を防止で
きるので、ハンガへのウエビングの引っ掛け状態及び、
ハンガ未使用状態を保持でき操作性が向上する。
さらに、車室内側となる辺の内周部に沿って挿通状態に
あるウエビングの引出し方向に対して交差する方向に形
成された帯状に凸部の両端が隣接する辺に結合されてい
るため、この帯状の凸部が、ウエビング挿通部が開き方
向へ変形するのを防止する補強部材として作用する。こ
のため、開口部を有する辺が開き方向へ変形するのを防
止でき、ウエビングがウエビング挿通部から外れるのを
防止できる。
[実施例] 第1図には本考案に係るシートベルト装置用ショルダハ
ンガが適用されたシートベルト装置18が示されてい
る。
センタピラー20の内方に設置された巻取装置22から
引き出されたウエビング24は、その中間部がセンタピ
ラー20の上方へボルト26を介して軸支されたスリツ
プジヨイント28に引っ掛けられ、先端部はセンタピラ
ー20の下方に取り付けられたアンカプレート30へ係
止されている。
ウエビング24の中間部にはタングプレート32が取り
付けられ、シート34に着座する乗員36はこのタング
プレート32をセンタコンソール38の近傍へ取り付け
られたバックル装置40へ挿入係合することにより、所
謂3点式シートベルト装置18の装着状態となることが
できる。
なお、巻取装置22には、車両緊急時にこれを加速度セ
ンサで感知して、ウエビング24の引き出しを瞬時に阻
止することができるイナーシャーロック機構が取り付け
られている。
第2図乃至第4図に示される如く、スリツプジヨイント
28を軸支するボルト26には合成樹脂製のハンガ42
も取り付けられている。このハンガ42はウエビング2
4に沿って乗員36の肩部方向へ延長され、第1図に示
される如く、通常の体格と異なる子供36Aや女性等が
シート34へ着座した場合に、この子供36Aや女性等
の肩部ひウエビング24を案内するようになっている。
すなわち、ハンガ42の延長方向先端部は車室内側へ向
けてウエビング挿通部としての屈曲部46が設けられて
いる。この屈曲部46は長尺矩形状に屈曲されており、
ウエビング24を案内するスリット部48を形成してい
る。
ここで、スリット部48には、その長手方向端部の一角
となる車室側壁側後部にウエビング引っ掛け用の開口部
50が設けられている。
これにより、このハンガ42のボルト26を中心とする
回転方向には開口部50が配置されず、ウエビング24
をこのスリット部48へ引っ掛ける場合、又は取り外す
場合にウエビング24を肉厚方向に屈曲させて行なうよ
うになっている。
これにより、乗員36がウエビング装着状態からこのウ
エビング24の装着を解除する場合に生じる、ウエビン
グ24のハンガ42からの離脱が防止されている。
また、スリット部48はウエビング24の引出し方向と
同方向に形成されているため、ウエビング引出し時、及
びウエビング収納時におけるスリット部48とウエビン
グ24との摺動抵抗が緩和されている。また、スリット
部48の内周面には、挿通状態にあるウエビング24の
引出し方向に対して交差する方向に帯状の凸部52が形
成されている。この凸部52が断面が半円状とされ、こ
のスリット部48へ挿通されたウエビング24を一点で
支持するようになっており、ウエビング引出し時、及び
ウエビング収納時における摺動抵抗がさらに緩和されて
いる。
さらに、屈曲部46の車室内側方向となる辺46Aに
は、その内周部に沿って帯状の凸部52が形成されてい
る。この凸部52は断面が半円状とされており、ストッ
パ部48へ挿通されたウエビング24を一点で支持する
ようになっており、ウエビング引出し時、及びウエビン
グ収納時における摺動抵抗がさらに緩和されている。こ
の凸部52の一方の端部は開口部50を有する辺46B
に結合しており、辺46Bが開き方向へ変形するのを防
止する補強部材として作用する。
なお、屈曲部46の車室側壁側となる辺46Cにも、そ
の内周部に沿って帯状の凸部52が形成されており、こ
れらの凸部52は、開口部を有する辺46Bに対向する
辺46Dにそれぞれ結合されている。
以下に本実施例の作用を説明する。
シート34に着座した乗員36はタングプレート32を
バックル装置40へ挿入し係合させることにより、ウエ
ビング装着状態となることができる。
このウエビング24は、スリツプジヨイント28に引っ
掛けられた後、ハンガ42の屈曲部46に形成されたス
リット部48に係止されて乗員36の肩部へと至ってい
るので、通常の体格と異なる子供36Aや女性等へも最
適な位置へウエビング24を装着することができる。
なお、スリット部48はウエビング24の引出し方向と
同方向に形成されているため、ウエビング引出し時、及
びウエビング収納時におけるスリット部48とウエビン
グ24との摺動抵抗が緩和される。また、スリット部4
8の内周面には、帯状の凸部52が形成されており、こ
の凸部52は断面が半円状とされ、このスリット部48
へ挿通されたウエビング24を一点で支持するようにな
っているため、ウエビング引出し時、及びウエビング収
納時における摺動抵抗はさらに緩和される。従って、乗
員36はウエビング24をこのハンガ42へ引っ掛けた
状態でも円滑にウエビング24を引き出すことができ
る。
さらに、凸部52の一方の端部が、開口部を有する辺4
6Bに結合しており、辺46Bが開き方向へ変形するの
を防止する補強部材として作用するため、開口部を有す
る辺46Bが開き方向へ変形するのを防止でき、ウエビ
ング24がスリット部48から外れるのを防止できる。
また、車両が緊急状態に陥り、これを加速度センサで感
知してウエビング24の引き出しが瞬時に阻止された場
合に、確実に乗員36又は子供36Aを拘束することが
できる。
ここで、子供36Aや女性がウエビング24の装着を解
除した場合、ウエビング24は巻取装置22へ所定の付
勢力で巻き取られる。
この場合、従来構造のハンガでは、そのウエビング引っ
掛け用の開口部がウエビング24の幅方向(車両後方
側)に設けられていたため、ウエビングが先に格納位置
へ戻り、ハンガのスリット部から離脱することがあっ
た。
しかし、本実施例では、スリット部48の長手方向端部
の一角となる車室側壁側の角部にウエビング切っ掛け用
の開口部50を設けたので、ウエビング24の移動に伴
ってハンガ42もボルト26を中心に追従回転し、格納
位置へと至る。
これにより、ウエビング24をハンガ42のスリット部
48へ引っ掛けた状態で保持することができる。
従って、体格の同じ乗員が再度ウエビング24を装着す
る場合、ハンガ42のスリット部48へあらためてウエ
ビング24を引っ掛ける必要がなく、操作性が向上され
る。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係るシートベルト装置用シ
ョルダハンガは上記構成としたので、ウエビング引出し
時、及びウエビング収納時の、ショルダハンガのウエビ
ング挿通部とウエビングとの摺動抵抗が小さくなり、且
つウエビングがウエビング挿通部から外れ難く、さら
に、ウエビングを解除した場合でもウエビングのハンガ
への引っ掛け状態が保持され、操作性が向上するという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシートベルト装置用ショルダハン
ガが適用されたシートベルト装置を示す斜視図、第2図
はハンガの斜視図、第3図は第1図のIII−III線断面
図、第4図は第2図のIV線矢視斜視図、第5図は従来の
ハンガの斜視図、第6図(A)乃至(C)は従来のウエ
ビングの格納状態を示す作動図である。 18・・・シートベルト装置、 24・・・ウエビング、 42・・・ハンガ、 46・・・屈曲部(ウエビング挿通部)、 48・・・スリツト部、 50・・・開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室側壁に回動可能に軸支され乗員の肩部
    へと至るウエビングの中間部を引っ掛け回動することに
    より乗員の肩部近傍にウエビングを案内する車室側壁と
    略平行となる方向に向いたスリット部を有するウエビン
    グ挿通部を備えたシートベルト装置用ショルダハンガで
    あって、前記ウエビング挿通部は車室側壁側の一つの角
    部近傍が開口された略長尺矩形状とされており、車室内
    側となる辺の内周部に沿って挿通状態にあるウエビング
    の引出し方向に対して交差する方向に形成された帯状の
    凸部の両端が隣接する辺に結合していることを特徴とす
    るシートベルト装置用ショルダハンガ。
JP1986028658U 1986-02-28 1986-02-28 シ−トベルト装置用シヨルダハンガ Expired - Lifetime JPH06278Y2 (ja)

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JP1986028658U JPH06278Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28 シ−トベルト装置用シヨルダハンガ

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Publication Number Publication Date
JPS62139865U JPS62139865U (ja) 1987-09-03
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030849U (ja) * 1983-08-08 1985-03-02 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング中間部支持装置
JPS6115659U (ja) * 1984-07-04 1986-01-29 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング中間部支持装置

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JPS62139865U (ja) 1987-09-03

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