JPH0627871B2 - 日照状況表示方法及び日照時間算出方法 - Google Patents
日照状況表示方法及び日照時間算出方法Info
- Publication number
- JPH0627871B2 JPH0627871B2 JP2413077A JP41307790A JPH0627871B2 JP H0627871 B2 JPH0627871 B2 JP H0627871B2 JP 2413077 A JP2413077 A JP 2413077A JP 41307790 A JP41307790 A JP 41307790A JP H0627871 B2 JPH0627871 B2 JP H0627871B2
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- JP
- Japan
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- sun
- sunshine
- image
- measurement
- building
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、街頭の任意の地点や既
設建築物等における日照状況を画面上に表示させる方
法、及び上記地点等における日照時間を算出する方法に
関するものである。
設建築物等における日照状況を画面上に表示させる方
法、及び上記地点等における日照時間を算出する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、新規建築物の建設予定地やその
建設予定地に隣接する家屋,建築物等においては、その
地点における陽の当たる状況即ち日照状況や、陽の当た
る時間即ち日照時間の調査を行うことがある。そしてこ
の場合は以下のようにして日照状況の確認や日照時間の
算出を行っていた。
建設予定地に隣接する家屋,建築物等においては、その
地点における陽の当たる状況即ち日照状況や、陽の当た
る時間即ち日照時間の調査を行うことがある。そしてこ
の場合は以下のようにして日照状況の確認や日照時間の
算出を行っていた。
【0003】まず日照状況の確認の際には、上記建設予
定地やその隣接建築物にて、周辺の建築物と該周辺建築
物の上方に臨む天空の少なくとも太陽の軌跡が含まれる
範囲とからなる領域をフィルムカメラで撮影して現像,
プリントし、そのプリントされた写真上に手書きで太陽
の軌跡を書き込んで該軌跡の上記周辺建築物に遮られな
い領域、即ち日照領域を視認して日照状況の確認を行
う。
定地やその隣接建築物にて、周辺の建築物と該周辺建築
物の上方に臨む天空の少なくとも太陽の軌跡が含まれる
範囲とからなる領域をフィルムカメラで撮影して現像,
プリントし、そのプリントされた写真上に手書きで太陽
の軌跡を書き込んで該軌跡の上記周辺建築物に遮られな
い領域、即ち日照領域を視認して日照状況の確認を行
う。
【0004】次に、上記日照領域における太陽の軌跡部
分の長さを、地球の自転速度に基づいて算出される太陽
の単位時間当たりの変位量(上記建設予定地やその隣接
建築物から見た見かけ上の変位量)で割り、これによっ
て、上記建設予定地やその隣接建築物における日照時間
を算出していた。
分の長さを、地球の自転速度に基づいて算出される太陽
の単位時間当たりの変位量(上記建設予定地やその隣接
建築物から見た見かけ上の変位量)で割り、これによっ
て、上記建設予定地やその隣接建築物における日照時間
を算出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来は、
フィルムカメラで撮影した写真を現像,プリントする時
間が必要であったため即座に日照状況の確認や日照時間
の計算が行えないという不具合があり、また上記写真の
写りの良否がその場で確認できないため写真の写りが悪
い場合には後に改めて撮影し直さなければならないとい
う不具合があった。
フィルムカメラで撮影した写真を現像,プリントする時
間が必要であったため即座に日照状況の確認や日照時間
の計算が行えないという不具合があり、また上記写真の
写りの良否がその場で確認できないため写真の写りが悪
い場合には後に改めて撮影し直さなければならないとい
う不具合があった。
【0006】さらに上記従来の方法では、撮影した写真
に手書きで太陽の軌跡を書き込んで日照領域を視認する
ことにより日照状況の確認を行い、またその日照領域の
量を目視によって推量した上で日照時間の計算を行って
いたため、異なる月日(例えば夏至,冬至日や春秋分日
等)における日照状況や日照時間のシミュレーション行
うためには、その都度写真に太陽の軌跡を手書きで書き
込む必要があり、手間がかかると共に正確さに欠けると
いう不具合があった。
に手書きで太陽の軌跡を書き込んで日照領域を視認する
ことにより日照状況の確認を行い、またその日照領域の
量を目視によって推量した上で日照時間の計算を行って
いたため、異なる月日(例えば夏至,冬至日や春秋分日
等)における日照状況や日照時間のシミュレーション行
うためには、その都度写真に太陽の軌跡を手書きで書き
込む必要があり、手間がかかると共に正確さに欠けると
いう不具合があった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の第1の目的は、任意の地点における任意
の月日の日照状況の表示,確認をその場で迅速に行うこ
とができる日照状況表示方法を提供することにある。ま
た本発明の第2の目的は、任意の地点における任意の月
日の日照時間の算出をその場で迅速に行うことができる
日照時間算出方法を提供することにある。
あり、本発明の第1の目的は、任意の地点における任意
の月日の日照状況の表示,確認をその場で迅速に行うこ
とができる日照状況表示方法を提供することにある。ま
た本発明の第2の目的は、任意の地点における任意の月
日の日照時間の算出をその場で迅速に行うことができる
日照時間算出方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、日照時間を算出すべき計測地点の周
辺建築物と、該周辺建築物の上方に臨む天空の少なくと
も太陽の軌跡が含まれる範囲とからなる領域の静止画像
をビデオカメラで撮像し、複数組の緯度及び計測月日の
組に対応する複数パターンの太陽の軌跡に関する画像デ
ータをあらかじめ保持しておき、前記計測地点の緯度及
び計測月日を指定することにより前記複数のパターンか
ら特定の太陽の軌跡に関するデータを選択し、該選択さ
れた画像データによる太陽の軌跡画像と前記静止画像と
を重ね合わせて表示させるようにした。
るために本発明は、日照時間を算出すべき計測地点の周
辺建築物と、該周辺建築物の上方に臨む天空の少なくと
も太陽の軌跡が含まれる範囲とからなる領域の静止画像
をビデオカメラで撮像し、複数組の緯度及び計測月日の
組に対応する複数パターンの太陽の軌跡に関する画像デ
ータをあらかじめ保持しておき、前記計測地点の緯度及
び計測月日を指定することにより前記複数のパターンか
ら特定の太陽の軌跡に関するデータを選択し、該選択さ
れた画像データによる太陽の軌跡画像と前記静止画像と
を重ね合わせて表示させるようにした。
【0009】また上記第2の目的を達成するために本発
明は、日照時間を算出すべき計測地点の周辺建築物と、
該周辺建築物の上方に臨む天空の少なくとも太陽の軌跡
が含まれる範囲とからなる領域の静止画像をビデオカメ
ラで撮像し、前記ビデオカメラで撮像した静止画像を画
像処理して前記周辺建築物と天空との境界位置を検出す
る一方、複数組の緯度及び計測月日の組に対応する複数
パターンの太陽の軌跡に関する画像データをあらかじめ
保持しておき、前記計測地点の緯度及び計測月日を指定
することにより前記複数のパターンから特定の太陽の軌
跡に関するデータを選択し、該選択された画像データに
よる太陽の軌跡が前記境界位置より天空側となる日照領
域を求めて、該日照領域と、地球の自転速度に基づいて
決定される太陽の単位時間当たりの変位量とに基づい
て、前記計測地点における日照時間を算出するようにし
た。
明は、日照時間を算出すべき計測地点の周辺建築物と、
該周辺建築物の上方に臨む天空の少なくとも太陽の軌跡
が含まれる範囲とからなる領域の静止画像をビデオカメ
ラで撮像し、前記ビデオカメラで撮像した静止画像を画
像処理して前記周辺建築物と天空との境界位置を検出す
る一方、複数組の緯度及び計測月日の組に対応する複数
パターンの太陽の軌跡に関する画像データをあらかじめ
保持しておき、前記計測地点の緯度及び計測月日を指定
することにより前記複数のパターンから特定の太陽の軌
跡に関するデータを選択し、該選択された画像データに
よる太陽の軌跡が前記境界位置より天空側となる日照領
域を求めて、該日照領域と、地球の自転速度に基づいて
決定される太陽の単位時間当たりの変位量とに基づい
て、前記計測地点における日照時間を算出するようにし
た。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1は本発明による日照状況表示方法及び
日照時間算出方法を実施する場合に使用される機器の概
略構成の一例を示す説明図である。
日照時間算出方法を実施する場合に使用される機器の概
略構成の一例を示す説明図である。
【0012】図1において10は、魚眼レンズ11を備
え、該魚眼レンズ11の視野内に図3に示すように捉え
られる、日照状況の確認や日照時間の算出を行うべき計
測地点の周辺建築物40,40,…とその上方に臨む天
空50とからなる領域の静止画像Pを撮像するスチルビ
デオカメラであり、レベル調整三脚12の上部に固定さ
れている。
え、該魚眼レンズ11の視野内に図3に示すように捉え
られる、日照状況の確認や日照時間の算出を行うべき計
測地点の周辺建築物40,40,…とその上方に臨む天
空50とからなる領域の静止画像Pを撮像するスチルビ
デオカメラであり、レベル調整三脚12の上部に固定さ
れている。
【0013】そして、上記スチルビデオカメラ10が出
力するスチルビデオ信号はケーブル20を介して、例え
ばパーソナルコンピュータ等のコンピュータ30に入力
されるようになっている。
力するスチルビデオ信号はケーブル20を介して、例え
ばパーソナルコンピュータ等のコンピュータ30に入力
されるようになっている。
【0014】次に、上記コンピュータ30の概略構成を
図2を参照して説明する。図2中31は上記ケーブル2
0の一端が接続される信号入力部、32は、該信号入力
部31に入力されたスチルビデオ信号をテレビジョン方
式の信号からコンピュータ信号に変換する信号変換部、
33は、信号変換されたスチルビデオ信号による静止画
像Pをそのコントラストの濃淡識別等による公知の方法
により画像処理して、上記周辺建築物40,40,…と
その上方に臨む天空50との境界線Sを検出する画像処
理部である。
図2を参照して説明する。図2中31は上記ケーブル2
0の一端が接続される信号入力部、32は、該信号入力
部31に入力されたスチルビデオ信号をテレビジョン方
式の信号からコンピュータ信号に変換する信号変換部、
33は、信号変換されたスチルビデオ信号による静止画
像Pをそのコントラストの濃淡識別等による公知の方法
により画像処理して、上記周辺建築物40,40,…と
その上方に臨む天空50との境界線Sを検出する画像処
理部である。
【0015】一方図2中34はキーボード、35は、緯
度と測定月日との組で決定される複数パターンの太陽の
軌跡に関するデータが、図3のように太陽の軌跡を示す
軌跡線Kと毎正時における太陽の位置を示す軌跡マーク
Lとからなる軌跡画像データとして保持され、上記キー
ボード34から緯度と測定月日とを特定する数値がキー
入力されたときにその入力値に該当するパターンの太陽
の軌跡画像データを出力する、例えばROM等からなる
軌跡データ保持出力部、36は、上記信号変換部32に
て信号変換されたスチルビデオ信号による静止画像Pの
信号と、上記軌跡データ保持出力部35から出力された
太陽の軌跡画像データの信号とが入力され、図3に示す
ように上記軌跡線Kと軌跡マークLとを上記静止画像P
上に重ね合わせて表示する表示部である。
度と測定月日との組で決定される複数パターンの太陽の
軌跡に関するデータが、図3のように太陽の軌跡を示す
軌跡線Kと毎正時における太陽の位置を示す軌跡マーク
Lとからなる軌跡画像データとして保持され、上記キー
ボード34から緯度と測定月日とを特定する数値がキー
入力されたときにその入力値に該当するパターンの太陽
の軌跡画像データを出力する、例えばROM等からなる
軌跡データ保持出力部、36は、上記信号変換部32に
て信号変換されたスチルビデオ信号による静止画像Pの
信号と、上記軌跡データ保持出力部35から出力された
太陽の軌跡画像データの信号とが入力され、図3に示す
ように上記軌跡線Kと軌跡マークLとを上記静止画像P
上に重ね合わせて表示する表示部である。
【0016】また図2中37は、上記軌跡データ保持出
力部35から出力される太陽の軌跡画像データと画像処
理部33にて検出された境界線Sに関するデータとが入
力される日照領域検出部であり、これら入力データに基
づいて上記軌跡線Kが境界線Sよりも天空50側にある
領域の総量を、例えば表示部36上における見かけ上の
長さ等で示した値として出力するものである。
力部35から出力される太陽の軌跡画像データと画像処
理部33にて検出された境界線Sに関するデータとが入
力される日照領域検出部であり、これら入力データに基
づいて上記軌跡線Kが境界線Sよりも天空50側にある
領域の総量を、例えば表示部36上における見かけ上の
長さ等で示した値として出力するものである。
【0017】さらに図2中38は、上記日照領域検出部
37からの出力値を例えば、地球の自転速度に基づいて
決定される太陽の単位時間当たりの変位量を表示部36
上における見かけ上の変位量で示したもので除して、上
記計測地点における日照時間を算出する日照時間算出部
である。
37からの出力値を例えば、地球の自転速度に基づいて
決定される太陽の単位時間当たりの変位量を表示部36
上における見かけ上の変位量で示したもので除して、上
記計測地点における日照時間を算出する日照時間算出部
である。
【0018】上記構成による装置を用いて本発明の日照
状況表示方法及び日照時間算出方法を実施する場合につ
いて説明すると、まずスチルビデオカメラ10によって
日照時間を算出すべき計測地点の周辺建築物40,4
0,…とその上方に臨む天空50とからなる領域の静止
画像Pを撮像し、このスチルビデオカメラ10から出力
されるスチルビデオ信号をケーブル20を介してコンピ
ュータ30の信号入力部31に入力させる。
状況表示方法及び日照時間算出方法を実施する場合につ
いて説明すると、まずスチルビデオカメラ10によって
日照時間を算出すべき計測地点の周辺建築物40,4
0,…とその上方に臨む天空50とからなる領域の静止
画像Pを撮像し、このスチルビデオカメラ10から出力
されるスチルビデオ信号をケーブル20を介してコンピ
ュータ30の信号入力部31に入力させる。
【0019】すると、上記入力されたスチルビデオ信号
は信号変換部32においてコンピュータ信号に変換され
た後に表示部36と画像処理部33に入力され、該画像
処理部33では上記静止画像Pにおける周辺建築物4
0,40,…とその上方に臨む天空50との境界線Sを
検出して、その検出結果を日照領域検出部37に出力す
る。
は信号変換部32においてコンピュータ信号に変換され
た後に表示部36と画像処理部33に入力され、該画像
処理部33では上記静止画像Pにおける周辺建築物4
0,40,…とその上方に臨む天空50との境界線Sを
検出して、その検出結果を日照領域検出部37に出力す
る。
【0020】一方、上記キーボード34から測定地点の
緯度と測定月日とを示す数値がキー入力されると、その
入力値に該当する太陽の軌跡データが軌跡データ保持出
力部35から表示部36と日照領域検出部37に出力さ
れ、上記表示部36は信号変換部32から入力される静
止画像Pと、軌跡データ保持出力部35から入力される
太陽の軌跡線K及び軌跡マークLとを、例えば画像フレ
ームメモリ(図示せず)で合成した後に図3に示すよう
に重ね合わせて表示する。
緯度と測定月日とを示す数値がキー入力されると、その
入力値に該当する太陽の軌跡データが軌跡データ保持出
力部35から表示部36と日照領域検出部37に出力さ
れ、上記表示部36は信号変換部32から入力される静
止画像Pと、軌跡データ保持出力部35から入力される
太陽の軌跡線K及び軌跡マークLとを、例えば画像フレ
ームメモリ(図示せず)で合成した後に図3に示すよう
に重ね合わせて表示する。
【0021】これにより、この機器を操作する操作者は
表示部36に表示された画面を見て容易に上記測定地点
における日照領域を視認することができ、日照状況の確
認を行うことができる。
表示部36に表示された画面を見て容易に上記測定地点
における日照領域を視認することができ、日照状況の確
認を行うことができる。
【0022】また、上記軌跡データ保持出力部35から
の軌跡画像データと画像処理部33からの境界線Sに関
するデータとが入力される日照領域検出部37は、軌跡
線Kが境界線Sよりも天空50側にある領域の総量を検
出し、例えば表示部36上における見かけ上の長さで示
した値として日照時間算出部38に出力する。
の軌跡画像データと画像処理部33からの境界線Sに関
するデータとが入力される日照領域検出部37は、軌跡
線Kが境界線Sよりも天空50側にある領域の総量を検
出し、例えば表示部36上における見かけ上の長さで示
した値として日照時間算出部38に出力する。
【0023】上記日照時間算出部38は日照領域検出部
37からの出力値を、太陽の単位時間当たりにおける表
示部36上での変位量で除して、上記計測地点における
日照時間を算出する。この場合、該算出結果は文字情報
として上記表示部36上に表示させてもよいし、また図
示しないプリンタ等からプリントアウトさせてもよい。
37からの出力値を、太陽の単位時間当たりにおける表
示部36上での変位量で除して、上記計測地点における
日照時間を算出する。この場合、該算出結果は文字情報
として上記表示部36上に表示させてもよいし、また図
示しないプリンタ等からプリントアウトさせてもよい。
【0024】このように本実施例では、計測地点の周辺
建築物40,40,…と天空50からなる領域の静止画
像を魚眼レンズ11を備えたテレビカメラ10にて撮像
し、キーボード34から上記計測地点の緯度と計測月日
との組からなるデータを入力するだけで、迅速且つ容易
にその計測地点における日照状況の確認と日照時間の算
出を行うことができる。
建築物40,40,…と天空50からなる領域の静止画
像を魚眼レンズ11を備えたテレビカメラ10にて撮像
し、キーボード34から上記計測地点の緯度と計測月日
との組からなるデータを入力するだけで、迅速且つ容易
にその計測地点における日照状況の確認と日照時間の算
出を行うことができる。
【0025】尚、本実施例では日照時間の算出に当たっ
て太陽の変位量を基準にして計算を行う方式について説
明したが、例えば日照領域の始点及び終点と特定の地点
を結ぶ線がなす角度と、該特定の地点に対する太陽の角
速度とを用い、角度を基準として日照時間の計算を行う
方式としてもよく、広義的には日照領域の量的数値と太
陽の時間当たりの変位量とに基づいて日照時間の算出を
行う方式であればなんでもよい。
て太陽の変位量を基準にして計算を行う方式について説
明したが、例えば日照領域の始点及び終点と特定の地点
を結ぶ線がなす角度と、該特定の地点に対する太陽の角
速度とを用い、角度を基準として日照時間の計算を行う
方式としてもよく、広義的には日照領域の量的数値と太
陽の時間当たりの変位量とに基づいて日照時間の算出を
行う方式であればなんでもよい。
【0026】
【発明の効果】上述したように本発明の日照状況表示方
法によれば、計測地点の周辺建築物とその上方に臨む天
空とからなる領域の静止画像をビデオカメラで撮像し、
前記計測地点の緯度及び計測月日を指定することにより
あらかじめ保持された複数パターンの画像データの中か
ら特定の太陽の軌跡に関するデータを選択して、この選
択された画像データによる太陽の軌跡画像と前記静止画
像とを重ね合わせて表示させるようにしたので、迅速且
つ容易にその計測地点における日照状況の視認を行うこ
とができる。
法によれば、計測地点の周辺建築物とその上方に臨む天
空とからなる領域の静止画像をビデオカメラで撮像し、
前記計測地点の緯度及び計測月日を指定することにより
あらかじめ保持された複数パターンの画像データの中か
ら特定の太陽の軌跡に関するデータを選択して、この選
択された画像データによる太陽の軌跡画像と前記静止画
像とを重ね合わせて表示させるようにしたので、迅速且
つ容易にその計測地点における日照状況の視認を行うこ
とができる。
【0027】また本発明の日照時間算出方法によれば、
計測地点の周辺建築物とその上方に臨む天空とからなる
領域の静止画像をビデオカメラで撮像し、このビデオカ
メラで撮像した静止画像を画像処理して前記周辺建築物
と天空との境界位置を検出する一方、前記計測地点の緯
度及び計測月日を指定することによりあらかじめ保持さ
れた複数パターンの画像データの中から特定の太陽の軌
跡に関するデータを選択して、この選択された画像デー
タによる太陽の軌跡が前記境界位置より天空側となる日
照領域を求めて、この日照領域と、地球の自転速度に基
づいて決定される太陽の単位時間当たりの変位量とに基
づいて、前記計測地点における日照時間を算出するよう
にしたので、迅速且つ容易にその計測地点における日照
時間の算出を行うことができる。
計測地点の周辺建築物とその上方に臨む天空とからなる
領域の静止画像をビデオカメラで撮像し、このビデオカ
メラで撮像した静止画像を画像処理して前記周辺建築物
と天空との境界位置を検出する一方、前記計測地点の緯
度及び計測月日を指定することによりあらかじめ保持さ
れた複数パターンの画像データの中から特定の太陽の軌
跡に関するデータを選択して、この選択された画像デー
タによる太陽の軌跡が前記境界位置より天空側となる日
照領域を求めて、この日照領域と、地球の自転速度に基
づいて決定される太陽の単位時間当たりの変位量とに基
づいて、前記計測地点における日照時間を算出するよう
にしたので、迅速且つ容易にその計測地点における日照
時間の算出を行うことができる。
【図1】本発明による日照状況表示方法及び日照時間算
出方法を実施する場合に使用される機器の概略構成の一
例を示す説明図である。
出方法を実施する場合に使用される機器の概略構成の一
例を示す説明図である。
【図2】図1に示すコンピュータの概略構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】図2に示す表示部に表示される画像の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
K 軌跡線 L 軌跡マーク P 静止画像 S 境界線 10 スチルビデオカメラ 30 コンピュータ 33 画像処理部 34 キーボード 35 軌跡データ保持出力部 36 表示部 37 日照領域検出部 38 日照時間算出部 40 周辺建築物 50 天空
Claims (2)
- 【請求項1】 日照時間を算出すべき計測地点の周辺建
築物と、該周辺建築物の上方に臨む天空の少なくとも太
陽の軌跡が含まれる範囲とからなる領域の静止画像をビ
デオカメラで撮像し、複数組の緯度及び計測月日の組に
対応する複数パターンの太陽の軌跡に関する画像データ
をあらかじめ保持しておき、前記計測地点の緯度及び計
測月日を指定することにより前記複数のパターンから特
定の太陽の軌跡に関するデータを選択し、該選択された
画像データによる太陽の軌跡画像と前記静止画像とを重
ね合わせて表示させる、ことを特徴とする日照状況表示
方法。 - 【請求項2】 日照時間を算出すべき計測地点の周辺建
築物と、該周辺建築物の上方に臨む天空の少なくとも太
陽の軌跡が含まれる範囲とからなる領域の静止画像をビ
デオカメラで撮像し、前記ビデオカメラで撮像した静止
画像を画像処理して前記周辺建築物と天空との境界位置
を検出する一方、複数組の緯度及び計測月日の組に対応
する複数パターンの太陽の軌跡に関する画像データをあ
らかじめ保持しておき、前記計測地点の緯度及び計測月
日を指定することにより前記複数のパターンから特定の
太陽の軌跡に関するデータを選択し、該選択された画像
データによる太陽の軌跡が前記境界位置より天空側とな
る日照領域を求めて、該日照領域と、地球の自転速度に
基づいて決定される太陽の単位時間当たりの変位量とに
基づいて、前記計測地点における日照時間を算出する、
ことを特徴とする日照時間算出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2413077A JPH0627871B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 日照状況表示方法及び日照時間算出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2413077A JPH0627871B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 日照状況表示方法及び日照時間算出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04220592A JPH04220592A (ja) | 1992-08-11 |
JPH0627871B2 true JPH0627871B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=18521780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2413077A Expired - Lifetime JPH0627871B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 日照状況表示方法及び日照時間算出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627871B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4500603B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-07-14 | 一般財団法人日本気象協会 | 路面凍結可能性指数算出システム、路面凍結可能性指数算出方法及び路面凍結可能性指数算出プログラム |
JP4500602B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-07-14 | 一般財団法人日本気象協会 | 路面温度予測システム、路面温度予測方法及び路面温度予測プログラム |
AT7588U3 (de) * | 2004-10-28 | 2006-01-15 | Leitner Stefan | Schnellverfahren zur bestimmung von möglichen sonnenstunden bzw. schattenzeiten im jahresverlauf |
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-
1990
- 1990-12-20 JP JP2413077A patent/JPH0627871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH04220592A (ja) | 1992-08-11 |
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