JP5578541B2 - 日照量予測システム、日照量予測方法 - Google Patents
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Description
また、前記太陽光パネルの設置角度の入力を受け付ける設置角度入力部を備え、前記係数算出部は、前記判定用グリッドの前記日照領域の各領域について、当該領域に対応する時期及び時間の太陽の角度と、前記太陽光パネルの設置角度とに基づき日照量への影響を表す設置角度係数を算出する設置状況係数算出部を含み、前記影響係数は前記設置状況係数算出部が算出した設置角度係数を含んでもよい。
図1は、本実施形態の日照量予測システム1の構成を示す図である。同図に示すように、日照量予測システム1は、撮影装置10と、撮影装置10の広角カメラ12と接続された予測端末20とにより構成される。
図5は、垂直方向係数α及び水平方向係数βを説明するための図であり、(A)は立面図、(B)は平面図である。同図に示すように、太陽光パネルを、太陽光パネルの垂直方向が、水平方向に対してθHP[rad]、真南より反時計回りにθWP[rad]の角度に設置したとする。この時、太陽が水平方向に対してθH[rad]、真南より反時計回りにθW[rad]の方向に位置した場合には、太陽光パネルに入射する太陽光の鉛直方向成分CHは、太陽光の強さをCとすると、以下の式(1)〜(3)で算出される。
CH=αβC …(1)
α=cosΔθH=cos(θHP−θH) …(2)
β=cosΔθW=cos(θWP−θW) …(3)
図6(A)は夏冬の伝播損失の差を説明するための図であり、同図(B)は日の出、日の入時の伝播損失の差を説明するための図である。同図(A)に示すように、太陽光は、夏冬で入射角度が異なるため、大気圏内の通過距離も異なる。同図に示すように、大気圏の厚さを120kmとすると、夏及び冬の正午における大気通過距離d夏(6月)、d冬(12月)はそれぞれ、以下の式(4)、(5)で算出される。
d夏(6月)=120/sin80°=122km …(4)
d冬(12月)=120/sin60°=139km …(5)
L(dB)=32.4+20logd+20logf …(7)
なお、式中のdは距離[km]、fは周波数[MHz]を表す。
周波数f=3×108/(700×10−9)=4.29×1014=4.29×108MHz …(8)
これにより、夏及び冬の正午、日の出・日の入り時における自由空間損失(d6月、d12月、d出入)は、以下(9)〜(11)のように算出される。
d6月=32.4+log122+log4.29×108=43.1dB …(9)
d12月=32.4+log139+log4.29×108=43.2dB …(10)
d出入=32.4+log1243+log4.29×108=44.1dB …(11)
E6月=10−43.1/10=4.90×10−5 …(12)
E12月=10−43.2/10=4.79×10−5 …(13)
E出入=10−44.1/10=3.89×10−5 …(14)
また、式(12)、(14)より夏(6月正午)に対する、日の出日の入り時の太陽光エネルギーの割合は、 3.89/4.90=79%となる。
また、式(13)、(14)より冬(12月正午)に対する、日の出日の入り時の太陽光エネルギーの割合は、 3.89/4.79=81%となる。
朝夕差係数γ=a+(1−a)/anmax×an …(15)
夏冬差係数σ=b+(1−b)/6×bn …(16)
bnの値:6月=6、5月・7月=5、4月・8月=4、3月・9月=3、2月・10月=2、1月・11月=1、12月=0
また、日照量算出部25は、後に詳述するように、太陽光を遮るものがないとした場合のパフォーマンス値を算出することができる。
同図に示すように、まず、STEP100において、撮影装置10を広角カメラ12による撮影範囲の中心が真南を向くように設置する。そして、広角カメラ12が太陽光パネルの設置位置の高さとなるように台座部11のポール11Aを伸縮させる。
次に、STEP102において、広角カメラ12により太陽光パネルの設置位置の周囲の撮影を行う。
すなわち、入力部21が受け付けた太陽光パネルの設置角度θHP、θWPを式(2)、(3)に代入し、判定用グリッドの各領域について、対応する垂直方向角度をθHに、水平方向角度をθWに代入することで、各領域の垂直方向係数α及び水平方向係数βを算出する。
本実施形態では、上記のように、年間を通じて正午に対する日の出日の入り時の太陽エネルギーの強度を80%とし、また、各月ごとに正午(すなわち真南において100%)においてγ=100%となり、日の出、日の入り時においてγ=80%となるように、図7に示すように各領域に対する式(15)における係数anを決定している。このため、各領域に対する係数an及びa=80%を代入することで、判定用グリッドの各領域に対する朝夕差係数γを算出することができる。
この表示部27に表示された節約可能な電気代、年間稼働率、日照率を考慮しない年間稼働率に基づき、太陽光パネルの設置計画、すなわち、太陽光パネルの設置位置、設置角度、太陽光パネルの種類などを検討することができる。
また、本実施形態では、太陽光パネルとして太陽光発電パネルを設置する場合について説明したが、これに限らず、太陽光温水器パネルの加熱効率を算出する場合にも本発明を適用できる。
11 台座部 12 広角カメラ
20 予測端末 21 入力部
22 日照範囲判定部 23 設置状況係数算出部
24 伝播損失係数算出部 25 日照量算出部
26 評価部 27 表示部
30 日照率情報データベース 31 電気料金情報データベース
Claims (7)
- 設置が予定される太陽光パネルに入射する日照量を予測するシステムであって、
前記太陽光パネルの設置予定地において、周囲の状況を撮影した撮影画像を取得する画像取得手段と、
前記設置予定地を基準とする方位と太陽高度との組み合わせに対応して複数の領域に区画され、太陽が通過する領域を太陽軌道領域として表す判定用グリッドにおいて、前記撮影画像に基づいて、前記太陽軌道領域のうち、前記設置予定地に日照可能な日照領域を判定する日照範囲判定部と、
判定用グリッドの日照領域に含まれる各領域について、前記太陽光パネルの設置状況による日照量影響を表す影響係数を算出する係数算出部と、
前記判定用グリッドの日照領域に含まれる各領域の前記係数算出部により算出された影響係数に基づいて、日照量を算出する日照量算出部と、
前記係数算出部により算出した影響係数と、前記太陽軌道領域が全て前記日照領域であるとして前記係数算出部により算出した仮定係数と、に基づき周囲の建物の日照影響を示す稼働率を算出する稼働率評価部と、
を備えることを特徴とする日照量予測システム。 - 請求項1記載の日照量予測システムであって、
前記判定用グリッドには、時期ごとの太陽軌道領域が表されており、
前記日照量算出部は、時期ごとに、当該時期に対応する太陽起動領域に含まれる領域の前記係数算出部により算出された影響係数に基づいて、時期ごとの日照量を算出することを特徴とする日照量予測システム。 - 請求項2記載の日照量予測システムであって、
前記太陽光パネルの設置角度の入力を受け付ける設置角度入力部を備え、
前記係数算出部は、
前記判定用グリッドの前記日照領域の各領域について、当該領域に対応する時期及び時間の太陽の角度と、前記太陽光パネルの設置角度とに基づき日照量への影響を表す設置角度係数を算出する設置状況係数算出部を含み、
前記影響係数は前記設置状況係数算出部が算出した設置角度係数を含むことを特徴とする日照量予測システム。 - 請求項2又は3記載の日照量予測システムであって、
前記係数算出部は、
前記判定用グリッドの前記日照領域の各領域について、当該領域に対応する時期及び時間における大気の伝播損失に応じた伝播損失係数を算出する伝播損失係数算出部を含み、
前記影響係数は、前記伝播損失係数算出部が算出した前記伝播損失係数を含むことを特徴とする日照量予測システム。 - 請求項2から4のうち何れか1項に記載の日照量予測システムであって、
前記太陽光パネルの設置地域の入力を受け付ける設置地域入力部と、
地域ごとの時期に対応した日照率が記録された日照率データベースと、を備え、
前記日照量算出部は、前記日照率データベースを参照して前記設置地域の時期ごとの日照率を取得し、前記影響係数と、前記時期ごとの日照率とに基づいて、時期ごとの日照量を算出することを特徴とする日照量予測システム。 - 請求項2から5のうち何れか1項に記載の日照量予測システムであって、
前記設置が予定される太陽光パネルの発電容量の入力を受け付ける発電容量入力部と、
時期ごとに各時間の電気料金が記録された電気料金データベースと、
前記電気料金データベースを参照して取得した時期ごとの各時間の電気料金と、前記係数算出部が算出した時期ごとの各時間に対応する領域の影響係数と、に基づき、前記太陽光パネルを設置することで節約可能な電気料金を算出する電気料金評価部と、を備えることを特徴とする日照量予測システム。 - 設置が予定される太陽光パネルに入射する日照量を予測する方法であって、
前記太陽光パネルの設置予定地において、周囲の状況を撮影し、
前記設置予定地を基準とする方位と太陽高度との組み合わせに対応して複数の領域に区画され、太陽が通過する領域を太陽軌道領域として表す判定用グリッドにおいて、前記撮影画像に基づいて、前記太陽軌道領域のうち、前記設置予定地に日照可能な日照領域を判定し、
判定用グリッドの日照領域に含まれる各領域について、前記太陽光パネルの設置状況による日照量影響を表す影響係数を算出し、
前記判定用グリッドの日照領域に含まれる各領域の前記影響係数に基づいて、日照量を算出し、
前記影響係数と、前記太陽軌道領域が全て前記日照領域であるとして算出した仮定係数と、に基づき周囲の建物の日照影響を示す稼働率を算出することを特徴とする日照量予測方法。
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