JP5523914B2 - 発電量予測システム及びプログラム、売電量予測システム及びプログラム - Google Patents
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Description
前記太陽光発電設備の設置予定地における太陽が位置し得る全方位について、日照の障害となる障害物の最大仰角を求める仰角算出手段と、
設定された期間に含まれる各時点での前記設置予定地における太陽の方位及び高度を算出する太陽位置算出手段と、
前記太陽位置算出手段により算出された太陽の方位における、前記障害物の最大仰角と、前記太陽の高度とを比較することにより、前記設置予定地における日照の有無を判定する日照判定手段と、
前記日照判定手段により日照が有ると判定された場合に、前記設置予定地における前記各時点での発電量を算出する発電量算出手段と、
前記発電量算出手段が算出した各時点での発電量を、前記設定された期間に亘って集計する発電量集計手段とを備え、
前記仰角算出手段は、
各地の標高を含む地形情報が記録された地形情報データベースと、前記地形情報データベースを参照して、前記設置予定地の周囲の標高に基づき、前記全方位の夫々について最大仰角を算出する地形仰角算出手段と、
前記設置予定地において周囲の状況を撮影する撮影手段と、
前記撮影した画像データに基づき前記全方位の夫々について最大仰角を算出する画像仰角算出手段と、を有し、
前記全方位の夫々について、前記地形仰角算出手段で算出された最大仰角と、前記画像仰角算出手段で算出された最大仰角の大きい方を前記障害物の最大仰角として求めることを特徴とする。
各顧客を識別するための顧客識別情報と、当該顧客の過去の電力使用量に関する電力使用量情報とが対応付けられて記録された電力使用量データベースと、
前記太陽光発電設備を設置予定の顧客識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記太陽光発電設備の設置予定地における太陽が位置し得る全方位について、日照の障害となる障害物の最大仰角を求める仰角算出手段と、
設定された期間に含まれる各時点での前記設置予定地における太陽の方位及び高度を算出する太陽位置算出手段と、
前記太陽位置算出手段により算出された太陽の方位における、前記障害物の最大仰角と、前記太陽の高度とを比較することにより、前記設置予定地における日照の有無を判定する日照判定手段と、
前記日照判定手段により日照が有ると判定された場合に、前記設置予定地における前記各時点での発電量を算出する発電量算出手段と、
前記電力使用量データベースを参照して、各時点における前記入力部が受け付けた顧客識別情報に該当する顧客の過去の電力使用量を取得し、前記発電量算出手段が算出した各時点での発電量と、前記取得した電力使用量とを比較することで各時点における売電量を算出する売電量算出手段と、
前記売電量算出手段が算出した前記各時点での売電量を、前記設定された期間に亘って集計する売電量集計手段とを備え、
前記仰角算出手段は、
各地の標高を含む地形情報が記録された地形情報データベースと、前記地形情報データベースを参照して、前記設置予定地の周囲の標高に基づき、前記全方位の夫々について最大仰角を算出する地形仰角算出手段と、
前記設置予定地において周囲の状況を撮影する撮影手段と、
前記撮影した画像データに基づき前記全方位の夫々について最大仰角を算出する画像仰角算出手段と、を有し、
前記全方位の夫々について、前記地形仰角算出手段で算出された最大仰角と、前記画像仰角算出手段で算出された最大仰角の大きい方を前記障害物の最大仰角として求めることを特徴とする。
また、本発明は、設置が予定される太陽光発電設備による発電量あるいは売電量をコンピュータにより予測するためのプログラムにも関する。
以下、本発明の発電量予測システムの第1実施形態を図面を参照しながら、詳細に説明する。
本実施形態の発電量予測システムは、設置が予定される太陽光発電設備による発電量を予測するものである。
図1は、本実施形態の発電量予測システム1の構成を示す図である。同図に示すように、電気料金予測システム1は、処理装置10と、処理装置10に接続されたデジタルカメラ40とにより構成される。処理装置10は、地形情報データベース30と、気象情報データベース32と、発電効率データベース34と、入力部12と、周辺情報入力部14と、出力部16と、仰角算出部18と、発電量検討部20とを備える。発電量検討部20は、太陽位置算出部22と、発電量算出部24と、日照判定部26と、発電量集計部29により構成される。
気象情報データベース32には、全国各地における昨年の毎日における1時間毎の各時刻の日照量と、気温とを含む気象情報が記録されている。
出力部16は、例えば、ディスプレーなどに発電量検討部20より算出された発電量を画像出力する。
図2は、設置予定地における真北からの水平角度θにおける仰角を算出する方法を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は地点A−Bを結ぶ方向の立面図である。同図に示すように、例えば、設置予定地の標高がH0、太陽光発電設備を設置する地上高さがh0である場合に、設置予定地から水平角度θ方向に距離Dの地点Bの標高がHθであるとすると、この地点Bの仰角ηは以下の式(1)で算出することができる。
そして、上記の距離Dを0から所定の検討距離(例えば、数km)まで算出し、その際のηの最大値を求めることで最大仰角ηを算出することができる。
発電量検討部20は、年間を通じた各時刻、(例えば一時間毎)を指定日時として、指定日時の発電量を算出し、算出した発電量を集計することで年間の発電量を予測する。
このような方法としては、例えば、SeaGate HomePage、「計算方法」、[online]、 [平成22年2月3日検索]、インターネット<URL:http://www11.plala.or.jp/seagate/calc/calc2.html>等に記載されている方法を用いることができる。
まず、STEP100において、入力部12により、検討すべき太陽光発電設備の設置予定地の位置情報及び太陽光発電設備の導入を検討している顧客に関する顧客情報の入力を受け付ける。
次に、STEP110において、仰角算出部18により、周辺地形の最大仰角と、周辺建物の最大仰角とを比較し、大きいものを最大仰角とする。
一方、STEP114において、日照可能ではないと判定された場合には、STEP120において、発電量算出部24により、発電量を0とする。
STEP130では、発電量集計部29により、STEP118で求めた各指定日時の発電量を1年間に亘って合計する。これにより、年間の発電量を求めることができる。
第1実施形態では、太陽光発電設備の発電量を予測する場合について説明したが、売電量を予測する場合にも本発明を適用できる。
以下、本発明の第2実施形態である売電量を予測可能な発電量予測システムを図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、以下の説明で、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
まず、第1実施形態と同様に、STEP100〜110において、水平方向の各方位について最大仰角を求める。
次に、STEP124において、売電量算出部128により、発電量と電力使用量との差を求めることにより、指定日時の時間当たりの売電量を算出する。なお、発電量よりも電力使用量が大きい場合には、売電量を0とする。
STEP140において、売電量集計部129により、STEP118及びSTEP124で求めた各指定日時の発電量及び売電量を1年間に亘って集計する。これにより、年間を通しての発電量及び売電量を求めることができる。
なお、本実施形態では、発電量と売電量の両方を予測するものとしたが、売電量のみを予測することとしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、年間の発電量又は売電量を算出する場合について説明したが、これに限らず、月間など所望の期間の発電量又は売電量を算出することができる。
12 入力部 14 周辺情報入力部
16 出力部 18 仰角算出部
20 発電量検討部 22 太陽位置算出部
24 発電量算出部 26 日照判定部
29 発電量集計部 30 地形情報データベース
32 気象情報データベース 34 発電効率データベース
36 電力使用量データベース 40 デジタルカメラ
120 売電量検討部 128 売電量算出部
129 売電量集計部
Claims (6)
- 設置が予定される太陽光発電設備による発電量を予測するシステムであって、
前記太陽光発電設備の設置予定地における太陽が位置し得る全方位について、日照の障害となる障害物の最大仰角を求める仰角算出手段と、
設定された期間に含まれる各時点での前記設置予定地における太陽の方位及び高度を算出する太陽位置算出手段と、
前記太陽位置算出手段により算出された太陽の方位における、前記障害物の最大仰角と、前記太陽の高度とを比較することにより、前記設置予定地における日照の有無を判定する日照判定手段と、
前記日照判定手段により日照が有ると判定された場合に、前記設置予定地における前記各時点での発電量を算出する発電量算出手段と、
前記発電量算出手段が算出した各時点での発電量を、前記設定された期間に亘って集計する発電量集計手段とを備え、
前記仰角算出手段は、
各地の標高を含む地形情報が記録された地形情報データベースと、前記地形情報データベースを参照して、前記設置予定地の周囲の標高に基づき、前記全方位の夫々について最大仰角を算出する地形仰角算出手段と、
前記設置予定地において周囲の状況を撮影する撮影手段と、
前記撮影した画像データに基づき前記全方位の夫々について最大仰角を算出する画像仰角算出手段と、を有し、
前記全方位の夫々について、前記地形仰角算出手段で算出された最大仰角と、前記画像仰角算出手段で算出された最大仰角の大きい方を前記障害物の最大仰角として求めることを特徴とする発電量予測システム。 - 請求項1記載の発電量予測システムであって、
発電量算出手段は、
各地の過去における年間の各時点における気象条件に関する気象情報が記録された気象情報データベースと、
各気象条件における前記太陽光発電設備による発電量が記録された発電効率データベースと、
前記日照判定手段により日照が有ると判定された場合に、前記気象情報データベースを参照して前記設置予定地における前記各時点の気象情報を取得し、前記発電効率データベースを参照して前記取得した気象情報に該当する発電量を取得し、当該取得した発電量を、前記設置予定地における前記各時点での発電量とする発電量算出部とを備えることを特徴とする発電量予測システム。 - 請求項1又は2に記載の発電量予測システムであって、
各顧客を識別するための顧客識別情報と、当該顧客の過去の電力使用量に関する電力使用量情報とが対応付けられて記録された電力使用量データベースと、
前記太陽光発電設備を設置予定の顧客識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記電力使用量データベースを参照して、各時点における前記入力部が受け付けた顧客識別情報に該当する顧客の過去の電力使用量を取得し、前記発電量算出手段が算出した各時点での発電量と、前記取得した電力使用量とを比較することで各時点における売電量を算出する売電量算出手段と、
前記売電量算出した各時点での売電量を前記設定された期間に亘って集計する売電量集計手段とを備えることを特徴とする発電量予測システム。 - 設置が予定される太陽光発電設備による売電量を予測するシステムであって、
各顧客を識別するための顧客識別情報と、当該顧客の過去の電力使用量に関する電力使用量情報とが対応付けられて記録された電力使用量データベースと、
前記太陽光発電設備を設置予定の顧客識別情報の入力を受け付ける入力部と、
前記太陽光発電設備の設置予定地における太陽が位置し得る全方位について、日照の障害となる障害物の最大仰角を求める仰角算出手段と、
設定された期間に含まれる各時点での前記設置予定地における太陽の方位及び高度を算出する太陽位置算出手段と、
前記太陽位置算出手段により算出された太陽の方位における、前記障害物の最大仰角と、前記太陽の高度とを比較することにより、前記設置予定地における日照の有無を判定する日照判定手段と、
前記日照判定手段により日照が有ると判定された場合に、前記設置予定地における前記各時点での発電量を算出する発電量算出手段と、
前記電力使用量データベースを参照して、各時点における前記入力部が受け付けた顧客識別情報に該当する顧客の過去の電力使用量を取得し、前記発電量算出手段が算出した各時点での発電量と、前記取得した電力使用量とを比較することで各時点における売電量を算出する売電量算出手段と、
前記売電量算出手段が算出した前記各時点での売電量を、前記設定された期間に亘って集計する売電量集計手段とを備え、
前記仰角算出手段は、
各地の標高を含む地形情報が記録された地形情報データベースと、前記地形情報データベースを参照して、前記設置予定地の周囲の標高に基づき、前記全方位の夫々について最大仰角を算出する地形仰角算出手段と、
前記設置予定地において周囲の状況を撮影する撮影手段と、
前記撮影した画像データに基づき前記全方位の夫々について最大仰角を算出する画像仰角算出手段と、を有し、
前記全方位の夫々について、前記地形仰角算出手段で算出された最大仰角と、前記画像仰角算出手段で算出された最大仰角の大きい方を前記障害物の最大仰角として求めることを特徴とする売電量予測システム。 - 設置が予定される太陽光発電設備による発電量をコンピュータにより予測するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記太陽光発電設備の設置予定地における太陽が位置し得る全方位について、日照の障害となる障害物の最大仰角を求める仰角算出ステップと、
設定された期間に含まれる各時点での前記設置予定地における太陽の方位及び高度を算出する太陽位置算出ステップと、
前記太陽位置算出ステップにより算出された太陽の方位における、前記障害物の最大仰角と、前記太陽の高度とを比較することにより、前記設置予定地における日照の有無を判定する日照判定ステップと、
前記日照判定ステップにより日照が有ると判定された場合に、前記設置予定地における前記各時点での発電量を算出する発電量算出ステップと、
前記発電量算出ステップで算出した各時点での発電量を、前記設定された期間に亘って集計する発電量集計ステップとを実行させ、
前記仰角算出ステップは、
各地の標高を含む地形情報が記録された地形情報データベースを参照して、前記設置予定地の周囲の標高に基づき、前記全方位の夫々について最大仰角を算出する地形仰角算出ステップと、
前記設置予定地において周囲の状況を撮影した画像データに基づき前記全方位の夫々について最大仰角を算出する画像仰角算出ステップと、
前記全方位の夫々について、前記地形仰角算出ステップで算出された最大仰角と、前記画像仰角算出ステップで算出された最大仰角の大きい方を前記障害物の最大仰角として求めるステップと、を含むことを特徴とする発電量予測プログラム。 - 設置が予定される太陽光発電設備による売電量をコンピュータにより予測するためのプログラムであって、
各顧客を識別するための顧客識別情報と、当該顧客の過去の電力使用量に関する電力使用量情報とが対応付けられて記録された電力使用量データベースを参照可能なコンピュータに、
前記太陽光発電設備を設置予定の顧客識別情報の入力を受け付ける入力ステップと、
前記太陽光発電設備の設置予定地における太陽が位置し得る全方位について、日照の障害となる障害物の最大仰角を求める仰角算出ステップと、
設定された期間に含まれる各時点での前記設置予定地における太陽の方位及び高度を算出する太陽位置算出ステップと、
前記太陽位置算出ステップにより算出された太陽の方位における、前記障害物の最大仰角と、前記太陽の高度とを比較することにより、前記設置予定地における日照の有無を判定する日照判定ステップと、
前記日照判定ステップにより日照が有ると判定された場合に、前記設置予定地における前記各時点での発電量を算出する発電量算出ステップと、
前記電力使用量データベースを参照して、各時点における前記入力部が受け付けた顧客識別情報に該当する顧客の過去の電力使用量を取得し、前記発電量算出ステップで算出した各時点での発電量と、前記取得した電力使用量とを比較することで各時点における売電量を算出する売電量算出ステップと、
前記売電量算出ステップで算出した前記各時点での売電量を、前記設定された期間に亘って集計する売電量集計ステップとを実行させ、
前記仰角算出ステップは、
各地の標高を含む地形情報が記録された地形情報データベースを参照して、前記設置予定地の周囲の標高に基づき、前記全方位の夫々について最大仰角を算出する地形仰角算出ステップと、
前記設置予定地において周囲の状況を撮影した画像データに基づき前記全方位の夫々について最大仰角を算出する画像仰角算出ステップと、
前記全方位の夫々について、前記地形仰角算出ステップで算出された最大仰角と、前記画像仰角算出ステップで算出された最大仰角の大きい方を前記障害物の最大仰角として求めるステップと、を含むことを特徴とする売電量予測プログラム。
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