JP2018021856A - 気象情報予測装置および電力需要予測装置 - Google Patents

気象情報予測装置および電力需要予測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018021856A
JP2018021856A JP2016154199A JP2016154199A JP2018021856A JP 2018021856 A JP2018021856 A JP 2018021856A JP 2016154199 A JP2016154199 A JP 2016154199A JP 2016154199 A JP2016154199 A JP 2016154199A JP 2018021856 A JP2018021856 A JP 2018021856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weather
value
prediction
prediction target
target point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016154199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6628700B2 (ja
Inventor
稔晃 寺▲崎▼
Toshiaki Terasaki
稔晃 寺▲崎▼
照 池原
Teru Ikehara
照 池原
岩田 雅史
Masafumi Iwata
雅史 岩田
義人 西田
Yoshito Nishida
義人 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2016154199A priority Critical patent/JP6628700B2/ja
Publication of JP2018021856A publication Critical patent/JP2018021856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6628700B2 publication Critical patent/JP6628700B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】従来の気象情報予測装置では、公的機関が公表する観測メッシュと予測対象地点にずれが生じた場合、予測精度の低下および予測精度が向上しない懸念がある。また、予測対象地点の気象予報値があることが前提であり、データの粒度が粗く、地点数の少ない気象庁等の無償の気象サービスでは電力需要の予測値を算出できない。【解決手段】予測対象地点の気象実績値および無償の気象サービスによる予測対象地点以外の地点の気象実績値を取得し、予測対象地点と予測対象地点以外の地点の気象実績値の関係を基に気象予報の補正モデルを複数生成し、生成した複数の補正モデルを評価して選定し、選定された補正モデルと予測対象地点以外の気象予報値を用いて、予測対象地点の気象予報値を推定するようにした。【選択図】 図1

Description

この発明は、エネルギーマネジメントシステム(以下、EMSという)に係るものであり、気象サービスが提供する気象情報と、特定地点の気象実績値を用いて、予測対象地点の気象予報値を推定する装置に関する。また、この推定した気象予報値と電力需要実績値から、予測対象設備等の電力需要を予測する電力需要予測装置に関する。
近年、低炭素社会の構築に向けて再生可能エネルギー、あるいは分散型電源設備の導入が進み、それらを連携制御するためのEMSが開発されている。
例えば、大口需要家の所在地等、気象庁等公的機関が公表する気象データで扱われない地点の気温を、公的機関が公表するデータを基に予測する。予測手法としては、予測対象地点の気温予報値を目的変数とし、公的機関が公表する観測メッシュの気象データの予測値を説明変数とする重回帰式を、上記データの過去1年間の実績値を用いて作成し、作成した式より予測対象地点の気温を予測するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、各時刻の気象および電力需要実績値を用いて、予測モデルを作成し、予測対象時刻の気象予報値を予測モデルに入力することで電力需要の予測値を算出するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−274171号公報 特開2007−47996号公報
しかし、上記特許文献1の事例では、公的機関が公表する観測メッシュと予測対象地点にずれが生じた場合、予測精度を低下させるだけでなく、実績値が蓄積されない限り、予測精度の向上は見込めない可能性がある。
また、上記特許文献2の事例においては、予測対象地点の気象予報値があるという前提であり、データの粒度が粗く、地点(ポイント数)が少ない気象庁等の無償の気象サービスでは、電力需要の予測値を算出できない。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、データの粒度が粗く、地点(ポイント数)が少ない気象庁等の無償の気象サービスが提供する気象情報と、特定地点(電力需要予測を行う負荷設備(例:ビル、駅)、以後、予測対象地点と呼ぶ)の気象実績値を用いて、予測対象地点の気象予報値を推定する。そして、推定した気象予報値と負荷設備全体の電力需要実績値から、負荷設備全体の電力需要を予測するための気象情報予測、及び電力需要予測装置に関するものである。
すなわち、予測対象地点と無償の気象サービスが提供する予測対象地点以外の(より地理的密度の粗い、或いは近隣の)地点または地域(ここで、地域は地点の集合体と考えることもできる。以下同様)、各々の気象実績値を基に、使用するデータの条件を変更した補正モデルを複数生成し、最も精度の高い補正モデルを選定する。
そして、予測対象地点以外の気象予報値から選定した補正モデルを用いて、予測対象地
点の気温予報値を推定し、電力需要を予測する。
これにより、無償の気象サービスを適用しても予測精度の高い電力需要予測を可能とすることを目的とする。なお、この発明で使用する気象予報値あるいは実績値は、気温を対象としている。
この発明に係る気象情報予測装置は、
予測対象地点の気象実績値および気象サービスによる予測対象地点以外の地点の気象実績値を取得する気象実績値取得部と、
前記予測対象地点の気象実績値、および予測対象地点以外の地点の気象実績値を用いて、前記予測対象地点と前記予測対象地点以外の地点の気象実績値の関係を基に気象予報の補正モデルを複数生成する補正モデル生成部と、
予測対象日時を基準として所定日時遡った日時における前記予測対象地点の気象実績値、前記予測対象地点以外の気象実績値、および前記補正モデル生成部により作成した各補正モデルより推定した前記予測対象地点の気象データ、を用いて、評価の基準となる指標の値を算出することにより、気象予報の補正モデルを評価し選定する補正モデル評価部と、前記補正モデル評価部により選定された補正モデルと予測対象地点以外の気象予報値を用いて、予測対象地点の気象予報値を推定する気象情報予測部と、
を備え、
予測対象地点における予測対象日時の気象予報値を推定するものである。
また、この発明に係る電力需要予測装置は、
予測対象地点の気象実績値および気象サービスによる予測対象地点以外の地点の気象実績値を取得する気象実績値取得部と、
前記予測対象地点の気象実績値、および予測対象地点以外の地点の気象実績値を用いて、前記予測対象地点と前記予測対象地点以外の地点の気象実績値の関係を基に気象予報の補正モデルを複数生成する補正モデル生成部と、
予測対象日時を基準として所定日時遡った日時における前記予測対象地点の気象実績値、前記予測対象地点以外の気象実績値、および前記補正モデル生成部により作成した各補正モデルより推定した前記予測対象地点の気象データ、を用いて、評価の基準となる指標の値を算出することにより、気象予報の補正モデルを評価し選定する補正モデル評価部と、前記補正モデル評価部により選定された補正モデルと予測対象地点以外の気象予報値を用いて、予測対象地点の気象予報値を推定する気象情報予測部と、
を備えた予測対象地点における予測対象日時の気象予報値を推定する気象情報予測装置を有し、
前記気象情報予測部より推定した予測対象地点の気象予報値と予測対象地点の気象実績値、及び予測対象地点の負荷設備全体の電力需要実績値を用いて、予測対象地点の負荷設備全体の電力需要を予測する電力需要予測部を備え、
推定した予測対象地点の気象予報値と気象実績値、及び予測対象地点の負荷設備全体の電力需要実績値を用いて、予測対象地点の負荷設備全体の電力需要を予測することを特徴とするものである。
この発明の気象情報予測、及び電力需要予測装置によれば、予測対象地点の電力需要予測をする上で必要な予測対象地点の気象予報値を予測対象地点の気象実績値と、無償の気象サービスより提供される予測対象地点以外の気象予報値および実績値を基に推定が可能となることから、有償の気象サービスから提供される気象予報値および実績値を使用しなくても、予測対象地点の気象予報値を推定することができる。また、負荷設備全体の電力需要の予測が可能となり、負荷設備のランニングコストが削減できるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に関する気象情報予測、及び電力需要予測装置のシステム構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による予測対象地点の気象予報値算出処理方式のフローチャートを示す図である。 この発明の実施の形態1による回帰分析を例に補正モデルを生成した場合の回帰式、及び補正モデル値の概略を示す図である。 この発明の実施の形態1による回帰分析を例に補正モデルを生成した場合の補正モデルの評価を示す図である。 この発明の実施の形態1による電力需要予測算出処理方式のフローチャートを示す図である。
実施の形態1
以下、本発明の実施の形態1に係る気象情報予測、及び電力需要予測装置を、図を用いて説明する。図1は、本実施の形態の気象情報予測、及び電力需要予測装置の一例を示すシステム構成図である。
最初に、気象情報予測装置および電力需要予測装置1が提供する各機能を、図1を用いて説明する。
まず、気象実績値取得部101は、気象実績の取得期間を使用するデータの条件に応じて変更して取得する。具体的には、使用するデータによって、予測対象日時から3種類のモデルケースである、以下に示すケース1からケース3に分けて、予測対象地点、及び予測対象地点以外の気象実績値を取得する。この場合、例えば、(無償)気象サービス2の気象実績値3を利用して取得すればよい。
・ケース1:前年同月同時刻
・ケース2:予測対象日の±15日の過去の同時刻
・ケース3:予測対象日の±15日の過去の同時刻+予測対象日から−15日までの同時刻
次に、補正モデル生成部102は、気象実績値取得部101により取得するデータの条件に応じて、複数の補正モデルを作成する。具体的には、補正モデルの生成の仕方として、回帰分析、あるいはニューラルネットワークによる生成を行う。
次に、補正モデル評価部103は、補正モデル生成部102により作成した各補正モデルに対し、予測対象日時より最近過去(例:予測対象日時より1週間前等)、すなわち、予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の予測対象地点の気象実績値と予測対象地点以外の気象実績値に対し、作成した各補正モデルより推定した予測対象地点の気象実績値を用いて、“予測対象地点の気象実績値”−“補正モデルを用いて、予測対象地点以外の気象実績値から推定した予測対象地点の気象実績値“により、最大誤差、最小誤差、平均誤差、及び誤差率(例えば±2℃以内の割合)を算出し、上記の指標を基に、最も精度の良いモデルを選定する(後ほど、図4等を参照してさらに詳しく説明)。
次に、気象情報予測部104は、補正モデル評価部103により選定された補正モデルと予測対象地点以外の気象予報値を用いて(例えば、(無償)気象サービス2の気象予報値4を利用して取得すればよい)、予測対象地点の気象予報値を推定する。
最後に、電力需要予測部105は、気象情報予測部104により推定した予測対象地点の気象予報値と予測対象地点の気象実績値、及び予測対象地点の負荷設備全体の電力需要
実績値を用いて、予測対象地点の負荷設備全体の電力需要を予測する。
図1において、予測対象地点以外の気象実績データファイル201は、補正モデル作成に必要なシステム導入地点以外の気象実績データを登録するものであり、予測対象地点以外の気象予報データファイル202は、システム導入地点の気象予報を推定するために必要なシステム導入地点以外の気象予報データを登録するものであり、予測対象地点の気象実績データファイル203は、システム導入地点の気象実績データを登録するものである。
また、補正モデルデータファイル204は、予測対象地点以外の気象実績データファイル201と予測対象地点の気象実績データファイルから取得するシステム導入地点、及びシステム導入地点以外の気象実績データを基に、作成した補正モデルを登録するものであり、予測対象地点の気象予報データファイル205は、予測対象地点以外の気象予報データファイル202から取得するシステム導入地点以外の気象予報データと、補正モデルデータファイル204より取得した補正モデルを基に、推定したシステム導入地点の気象予報データを登録するものである。
また、電力需要実績データファイル206は、システム導入設備における負荷設備全体の電力需要実績データを登録するものであり、特異日需要予測データファイル207は、システム管理者が、特異日における電力需要を登録するものであり、電力需要予測データファイル208は、予測対象地点の気象予報データファイル205から取得する、推定した気象予報データと、予測対象地点の気象実績データファイル203から取得するシステム導入地点の気象実績データと、電力需要実績データファイル206から取得する負荷設備全体の電力需要実績データと、特異日需要予測データファイル207から取得する特異日における電力需要データを基に、負荷設備全体の電力需要予測データを登録するものである。以上において、特異日とは、施設(設備)の閉館日、祝祭日、台風が襲来した日などを意味する(以下同様)。
次に、具体的な気象情報、及び電力需要予測について、図2〜5を用いて説明する。
図2は、予測対象地点の気象予報値算出処理方式のフローチャートである。また、図3は、回帰分析から補正モデルを生成した場合を例とした、作成される回帰式、補正モデル値の概略を示す図、図4は、回帰分析から補正モデルを生成した場合を例とした、補正モデルの評価を示す図である。この図において、ケース1〜ケース3は、それぞれ上述のケース1〜ケース3の条件を満足している。さらに、図5は、電力需要予測値算出処理方式のフローチャートである。
まず、予測対象地点の気象予報データファイルに記載されている具体的な予測対象地点の気象予報値の算出方法について、図2を用いて説明する。図2は、実施の形態1による予測対象地点の気象予報値算出処理方式のフローチャートである。図において、以下の順に気象予報値の算出処理を行う。
a)ステップS211において、予測対象地点の気象予報値の予測の対象となる日時の範囲を取得する。予測の対象範囲は、算出開始時刻から30分毎に36時間先までである。
b)ステップS212において、以下のケース1からケース3に示す通り、使用するデータの条件に応じた予測対象地点、及び予測対象地点以外の気象実績値を取得する機能を有する。
・ケース1:前年同月同時刻
・ケース2:予測対象日の±15日の過去の同時刻
・ケース3:予測対象日の±15日の過去の同時刻+予測対象日から−15日までの同
時刻
c)ステップS213において、ケース毎の補正モデルを回帰分析、又はニューラルネットワークにより生成を行う。
d)ステップS214において、ケース毎に作成した補正モデルに対し、各補正モデルを使用して予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の無償の気象サービス2(図1参照)が提供する気温予報値を補正し、補正した予測対象地点の気温予報値と、予測対象地点の気温実績値とを比較する。
または、各補正モデルを使用して予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の無償の気象サービスが提供する気温予報値を補正し、補正した気温予報値を基に電力需要を予測し、予測した電力需要予測値と同時刻の電力需要実績値とを比較する。
なお、補正モデルは、図3に示す通り、予測対象地点の気象実績(例えば気温)と予測対象地点以外の気象実績(例えば気温)の関係を一次関数の回帰式にて示したものであり、補正モデル値は、予測対象地点以外の気温実績(横軸)をx、予測対象地点の気温実績(縦軸)をyとしたときの、yとxの関係を示す式(ここでは一次関数で表された回帰式)における傾き(図中の「1.0556」)と切片(図中の「−2.7669」)を示す。
上記d)に示した内容の処理に引き続き、下記e)に示す処理を行う。
e)ステップS215において、図3に示す通り、ステップS214より算出したケース毎に推定した気温予報値と予測対象地点の気温実績値との比較結果を基に、最も精度の良いモデルを選定する。
なお、補正モデルの選定方法については、各時刻の気温予測値と気温実績値の平均絶対誤差が最小となるモデルを選択してもよいし、各時刻の気温予測値と気温実績値の誤差が±M℃以内(Mは正の実数)になる率が最大となるモデル(誤差率を指標として選定するモデル)を選択してもよいし、各時刻の気温予測値と気温実績値の誤差の最大値と最小値の差が最小となるモデルを選択してもよい。
例えば、図4を用いて、誤差率を指標として選定するモデルについて具体的に説明する。すなわち、予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の予測対象地点の気象実績値と予測対象地点以外の気象実績値に対し、作成した各補正モデルより推定した予測対象地点の気象実績値を用いて、“予測対象地点の気象実績値”−“補正モデルを用いて、予測対象地点以外の気象実績値から推定した予測対象地点の気象実績値“により、上記で説明したケース1からケース3の場合における、最大誤差、最小誤差、平均誤差、及び誤差率を、それぞれ算出した後、選定の指標とした誤差率の値を各ケースで比較する。そして、最も精度の良いモデルである図4中に矩形の破線で囲んだモデル、すなわちケース3のモデルを選定する。
または、ステップS214より算出したケース毎に推定した気温予報値を基に予測した電力需要予測値と電力需要実績値との比較結果を基に、最も精度の良いモデルを選定する。なお、補正モデルの選定方法については、各時刻の電力需要予測値と電力需要実績値の平均絶対誤差が最小となるモデルを選定する。
上記e)に示した内容の処理に引き続き、下記f)以下に示す処理を行う。
f)ステップS216において、ステップS215より選定した補正モデルのモデル値を補正モデルデータファイルに更新して記載する。
g)ステップS217において、無償の気象サービスより取得した予測対象日時の予測対象地点以外の気象予報値を取得する。
h)ステップS218において、ステップS217より取得した予測対象地点以外の気象予報値とステップS216より更新した補正モデル値によるモデルを使用して、予測対象地点の気象予報値を推定する。
i)ステップS219において、ステップS218より推定した予測対象地点の気象予報値を予測対象地点の気象予報データファイルに更新して記載する。
次に、電力需要予測データファイルに記載されている具体的な電力需要予測値の算出方法について説明する。図5は、電力需要予測値算出処理方式のフローチャートであり、詳細は、以下の通りである。
a)ステップS400において、予測対象地点の電力需要の予測の対象となる日時の範囲を取得する。予測の対象範囲は、算出開始時刻から30分毎に36時間先までである。
b)ステップS401において、予測対象となる日時の範囲における、設備設置地域(ここで、地域は地点の集合体と考えることもできる)の気温の気象予報値を、予測対象地点の気象予報データファイルから取得し、同時にカレンダー情報(図示せず)を取得する。
c)ステップS401で取得した予測対象地点の気象予報値、カレンダー情報を基に、ステップS402において、電力需要実績データファイルから、次の条件を満たす30分毎の過去の電力需要実績値を36時間分、繰り返し取得する。
(1)予測対象の曜日と時間帯がカレンダー情報と同じ
(2)予測対象の曜日と時間帯の天気が同じ
(3)予測対象の曜日と時間帯の気温予報値が実績値と±N℃の範囲内(ここでNは正の実数。例:N=2.0)
そして、(1)〜(3)を満たす電力需要実績値を基に、以下の算出方法にて電力需要予測値を算出する。
d)予測対象日時が、特異日(閉館日、祝祭日、台風が襲来した日など)に該当する場合(ステップS403)、特異日需要予測データファイルに記載の各値を電力需要予測値とする(ステップS404)。このとき、特異日の場合、気温予報値から±2℃以内に合致する電力需要予測値を取得する処理はしない。なお、特異日、及び各特異日に該当する各値(電力需要予測値)は、ユーザにて設定可能である。
e)予測対象日時が特異日ではない場合、上述の(1)〜(3)の条件を満たす電力需要実績値が存在したかどうか判定する(ステップS405)。これらの条件を満たす電力需要実績値が1個以上の場合は、取得した実績値の平均値を算出し(ステップS406)電力需要予測値とする。
f)上述の(1)〜(3)の条件を満たす電力需要実績値が0(ゼロ)個の場合、予測対象日の1週間前の対応する30分毎の需要実績値を取得し(ステップS406)、電力需要予測値とする(ステップS407)。
g)上記d)〜f)により算出した各電力需要予測値を電力需要予測データファイルに更新して記載する(ステップS408)。
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係る気象情報予測、及び電力需要予測装置によれば、予測対象地点と無償の気象サービスが提供する予測対象地点以外の気象実績値を基に、使用するデータの条件を変更した補正モデルを複数生成し、最も精度の高い補正モデルを選定する。
そして、無償の気象サービスが提供する予測対象地点以外の気象予報値と、選定した補正モデルを用いて、予測対象地点の気象予報値を推定し、推定した予測対象地点の気象予報値と気象実績値、並びに負荷設備全体の電力需要実績値を基に電力需要を予測する点が
異なり、無償の気象サービスを適用しても予測精度の高い電力需要予測を可能にする。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。例えば、気温の単位は℃で説明したが、その他の単位、例えば華氏温度(°F)の単位を用いても、同様の議論が成り立つことは勿論である。
1 気象情報予測装置および電力需要予測装置、2 (無償)気象サービス、3 気象実績値、4 気象予報値、101 気象実績値取得部、102 補正モデル生成部、103 補正モデル評価部、104 気象情報予測部、105 電力需要予測部、201 予測対象地点以外の気象実績データファイル、202 予測対象地点以外の気象予報データファイル、203 予測対象地点の気象実績データファイル、204 補正モデルデータファイル、205 予測対象地点の気象予報データファイル、206 電力需要実績データファイル、207 特異日需要予測データファイル、208 電力需要予測データファイル

Claims (8)

  1. 予測対象地点の気象実績値および気象サービスによる予測対象地点以外の地点の気象実績値を取得する気象実績値取得部と、
    前記予測対象地点の気象実績値、および予測対象地点以外の地点の気象実績値を用いて、前記予測対象地点と前記予測対象地点以外の地点の気象実績値の関係を基に気象予報の補正モデルを複数生成する補正モデル生成部と、
    予測対象日時を基準として所定日時遡った日時における前記予測対象地点の気象実績値、前記予測対象地点以外の気象実績値、および前記補正モデル生成部により作成した各補正モデルより推定した前記予測対象地点の気象データ、を用いて、評価の基準となる指標の値を算出することにより、気象予報の補正モデルを評価し選定する補正モデル評価部と、前記補正モデル評価部により選定された補正モデルと予測対象地点以外の気象予報値を用いて、予測対象地点の気象予報値を推定する気象情報予測部と、
    を備え、
    予測対象地点における予測対象日時の気象予報値を推定することを特徴とする気象情報予測装置。
  2. 前記予測対象地点以外の地点は、予め設定した地点であり、
    前記補正モデルは、使用するデータの条件を変更して生成した複数の補正モデルから選択した補正モデルである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の気象情報予測装置。
  3. 前記補正モデルの生成において、気象実績値の取得期間を予測対象日時から予め定めた特定の期間とし、使用するデータの条件に応じて予測対象地点、および予測対象地点以外の気象実績値を取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の気象情報予測装置。
  4. 前記予め定めた特定の期間は、前記予測対象日時を基準にした3種類のモデルケースである、前年以前の同月同時刻、予測対象日±15日の範囲の過去の同時刻、あるいは予測対象日±15日の範囲の過去の同時刻に予測対象日の15日以前の日から予測対象日の前日の同時刻を加えたもの、のうち、いずれか一のモデルケースであることを特徴とする請求項3に記載の気象情報予測装置。
  5. 予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の予測対象地点の気象実績値と、予測対象地点以外の地点の気象実績値に対して作成した補正モデルである前記3種類のモデルケースの期間に取得したデータを使用して作成した複数の補正モデルにより、
    予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の気象サービスが提供する気温予報値を補正した各々の予測対象地点の気温予報値と、予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の予測対象地点の気温実績値を比較して、最も精度の良いモデルを選択できることを特徴とする請求項4に記載の気象情報予測装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の気象情報予測装置を有し、
    前記気象情報予測部より推定した予測対象地点の気象予報値と予測対象地点の気象実績値、及び予測対象地点の負荷設備全体の電力需要実績値を用いて、予測対象地点の負荷設備全体の電力需要を予測する電力需要予測部を備え、
    推定した予測対象地点の気象予報値と気象実績値、及び予測対象地点の負荷設備全体の電力需要実績値を用いて、予測対象地点の負荷設備全体の電力需要を予測することを特徴とする電力需要予測装置。
  7. ユーザの設定した特異日、及び前記特異日の電力需要予測値を基に、予測対象地点の負
    荷設備全体の電力需要を予測することを特徴とする請求項6に記載の電力需要予測装置。
  8. 前記補正モデルの生成において、前記予測対象日時を基準にした3種類のモデルケースである、前年以前の同月同時刻、予測対象日±15日の範囲の過去の同時刻、あるいは予測対象日±15日の範囲の過去の同時刻に予測対象日の15日以前の日から予測対象日の前日の同時刻を加えたもの、のうち、いずれか一のモデルケースの気象実績値の取得期間のデータを使用して作成した補正モデルにより、予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の気象サービスが提供する気温予報値を補正した各々の予測対象地点の気温予報値を用いて、予測対象日時を基準として所定日時遡った日時の電力需要を予測し、予測した電力需要予測値と電力需要実績値とを比較して、最も精度の良いモデルを選択できることを特徴とする請求項6に記載の電力需要予測装置。
JP2016154199A 2016-08-05 2016-08-05 気象情報予測装置および電力需要予測装置 Active JP6628700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016154199A JP6628700B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 気象情報予測装置および電力需要予測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016154199A JP6628700B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 気象情報予測装置および電力需要予測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018021856A true JP2018021856A (ja) 2018-02-08
JP6628700B2 JP6628700B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=61164402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016154199A Active JP6628700B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 気象情報予測装置および電力需要予測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6628700B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020134315A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 国立大学法人鳥取大学 波浪予測モデルの構築方法および波浪予測方法
JP2020149475A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社東芝 予測装置、予測方法及びコンピュータプログラム
CN113632131A (zh) * 2019-04-10 2021-11-09 三菱电机株式会社 电力管理装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07123589A (ja) * 1993-10-19 1995-05-12 Toshiba Corp 需要予測装置
JPH08163778A (ja) * 1994-12-07 1996-06-21 Toshiba Corp 電力需要予測システム
JPH10224990A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Fuji Electric Co Ltd 電力需要量予測値補正方法
JP2005274171A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Osaka Gas Co Ltd 電力消費地点の気温予測システム及び方法
JP2006242747A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Toshiba Corp 気温予測補正装置
US20060271297A1 (en) * 2005-05-28 2006-11-30 Carlos Repelli Method and apparatus for providing environmental element prediction data for a point location
JP2007047996A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Tokyo Electric Power Co Inc:The 需要予測装置及び方法並びにプログラム
JP2013066318A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Hitachi Ltd 電力需要予測システムおよび方法
JP2015156785A (ja) * 2014-01-14 2015-08-27 三菱電機株式会社 エネルギーマネジメントシステム
JP2015163861A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 中国電力株式会社 気温予測システム、気温予測方法
WO2016121202A1 (ja) * 2015-01-30 2016-08-04 日本電気株式会社 予測装置、予測方法、及び、プログラム

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07123589A (ja) * 1993-10-19 1995-05-12 Toshiba Corp 需要予測装置
JPH08163778A (ja) * 1994-12-07 1996-06-21 Toshiba Corp 電力需要予測システム
JPH10224990A (ja) * 1997-02-10 1998-08-21 Fuji Electric Co Ltd 電力需要量予測値補正方法
JP2005274171A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Osaka Gas Co Ltd 電力消費地点の気温予測システム及び方法
JP2006242747A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Toshiba Corp 気温予測補正装置
US20060271297A1 (en) * 2005-05-28 2006-11-30 Carlos Repelli Method and apparatus for providing environmental element prediction data for a point location
JP2007047996A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Tokyo Electric Power Co Inc:The 需要予測装置及び方法並びにプログラム
JP2013066318A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Hitachi Ltd 電力需要予測システムおよび方法
JP2015156785A (ja) * 2014-01-14 2015-08-27 三菱電機株式会社 エネルギーマネジメントシステム
JP2015163861A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 中国電力株式会社 気温予測システム、気温予測方法
WO2016121202A1 (ja) * 2015-01-30 2016-08-04 日本電気株式会社 予測装置、予測方法、及び、プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020134315A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 国立大学法人鳥取大学 波浪予測モデルの構築方法および波浪予測方法
JP2020149475A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社東芝 予測装置、予測方法及びコンピュータプログラム
JP7210338B2 (ja) 2019-03-14 2023-01-23 株式会社東芝 予測装置、予測方法及びコンピュータプログラム
CN113632131A (zh) * 2019-04-10 2021-11-09 三菱电机株式会社 电力管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6628700B2 (ja) 2020-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nepal et al. Electricity load forecasting using clustering and ARIMA model for energy management in buildings
Lee et al. The cost of reliability in decentralized solar power systems in sub-Saharan Africa
Meng et al. Degree-day based non-domestic building energy analytics and modelling should use building and type specific base temperatures
CN108700851B (zh) 用于预测能量消耗的系统、方法和基于云的平台
Lew et al. Value of wind power forecasting
Helseth et al. Detailed long‐term hydro‐thermal scheduling for expansion planning in the Nordic power system
JP5743881B2 (ja) 電力管理システム、電力管理方法、需要家端末及び電力管理装置
JP6687241B2 (ja) 発電電力予測装置、サーバ、コンピュータプログラム及び発電電力予測方法
WO2018176863A1 (zh) 配电网可靠性投资经济效益分析方法及装置、存储介质
US20160018835A1 (en) System and method for virtual energy assessment of facilities
Michas et al. Identifying Research Priorities for the further development and deployment of Solar Photovoltaics
KR102283487B1 (ko) 실시간 위성자료와 수치모델자료를 이용한 머신러닝기반 태양광 발전량 예측시스템
Kolosz et al. Modelling uncertainty in the sustainability of Intelligent Transport Systems for highways using probabilistic data fusion
JP2018021856A (ja) 気象情報予測装置および電力需要予測装置
Du et al. Procurement of regulation services for a grid with high‐penetration wind generation resources: a case study of ERCOT
CN109034507B (zh) 水电站发电量预测方法与装置、计算机设备和存储介质
Wilkinson et al. Consequence forecasting: A rational framework for predicting the consequences of approaching storms
KR20160074325A (ko) 기상변화에 따른 전력수요지수 예측 시스템 및 그 방법
Asiri et al. Day-ahead prediction of distributed regional-scale photovoltaic power
Khosravi et al. Wind farm power uncertainty quantification using a mean-variance estimation method
US11158007B2 (en) Dynamic energy consumption and harvesting with feedback
Karki et al. Operating risk analysis of wind-integrated power systems
López Prol et al. The social profitability of photovoltaics in Germany
WO2022162798A1 (ja) 電力需要予測装置、電力需要予測方法およびプログラム
Fadaei et al. A hybrid scheme for real‐time prediction of bus trajectories

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191203

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6628700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250