JP2006114838A - 太陽光発電設置診断システム、方法、プログラム - Google Patents

太陽光発電設置診断システム、方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006114838A
JP2006114838A JP2004303190A JP2004303190A JP2006114838A JP 2006114838 A JP2006114838 A JP 2006114838A JP 2004303190 A JP2004303190 A JP 2004303190A JP 2004303190 A JP2004303190 A JP 2004303190A JP 2006114838 A JP2006114838 A JP 2006114838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
power generation
installation
shadow
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004303190A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kamimura
邦夫 上村
Takuji Tanigami
拓司 谷上
Koji Tomita
孝司 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004303190A priority Critical patent/JP2006114838A/ja
Publication of JP2006114838A publication Critical patent/JP2006114838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S2201/00Prediction; Simulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】太陽光発電システムの設置場所について適切なアドバイスを与えることを可能にする太陽光発電設置診断システムを提供すること。
【解決手段】本発明の太陽光発電設置診断システムは、予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いて、太陽光発電システムの設置場所での影の発生を予測する手段を備えることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、設置環境情報を用いた太陽光発電設置診断システム、方法、及びプログラム等に関する。
近年、地球環境対策の観点から各種エネルギー利用の見直しが図られ、特に太陽エネルギーを利用する太陽電池においては、クリーンなエネルギー供給源の代表として期待されている。一般的に太陽電池発電システムは分散型電源として商用電源と連系し、分散型電源だけでは必要な消費電力が賄えない場合に、その電力を系統側の商用電源から供給するように設計されている。また、太陽電池により発電された電力が余剰した場合は連系された商用電源に電力を供給すること、つまり、売電を行うことができ、一般家庭の屋根へ太陽光発電システムの設置が促進されてきた。設置ユーザーの立場で考えるとシステム設置に費やした金額や時間およびシステムの維持に費やす金額や労力を発電電力量という形で効率よく回収する必要があり、少なくともシステム設置時には太陽光発電システムの出力が正常であるかどうかの診断を行い、異常である場合は原因の診断を正確かつ迅速に行うのが必要であった。例えば太陽光発電システム設置後の診断方法として、特許文献1に開示されている方法がある。
特開2001−326375号公報
しかし、システム設置前に導入する太陽光発電システムがどのくらいの発電電力量になるか、屋根の形状や方位面が異なる場合、どの面に設置すれば最も効率よくなるか等は、実際にセールスマンが訪問して、屋根面積の見積もりを行い太陽光発電システムの仕様を作成して具体化する必要があった。また、セールスマンが訪問する時間によっては周囲の環境により訪問先の家屋に射しかかる影による発電システムへの影響を見落とす場合があり、太陽光発電システムを設置した後に予測発電電力量との大幅な食い違いが発生する可能性があった。さらに季節によって周辺の地形による朝夕の陰り具合(日照時間)の変動まで考慮するには、様々なデータ取得とデータ加工を行う必要があった。また、設置前の段階で太陽光発電システム設置プランがどのくらいの発電電力量になるかなどの要望が設置ユーザーからのみならず、システム提供側からも熱望されていた。つまり、システム導入前に具体案を提案していくことでユーザーに対しての動機付けおよび維持運営管理においてユーザーに安心感を持っていただき、太陽光発電システムの設置を促進していけるメリットがあるため、設置前の診断システムに対してニーズがあった。また、尾根と尾根に挟まれた山間の村では特に冬季の朝夕等、日光が遮られ日照時間が短くなるため、周辺地形の標高データにより日照時間を事前に計算してシステム設置のアドバイスを適切に行うために、周辺地形のデータを取得する必要があった。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、太陽光発電システムの設置場所について適切なアドバイスを与えることを可能にする太陽光発電設置診断システムを提供するものである。
本発明の太陽光発電設置診断システムは、予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いて、太陽光発電システムの設置場所での影の発生を予測する手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いるので、太陽光発電システムの設置場所の周辺地形の情報を容易に得ることができ、簡易かつ迅速に太陽光発電システムの設置場所について適切なアドバイスを与えることが可能になる。
1.太陽光発電設置診断システム
本発明の太陽光発電設置診断システムは、予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いて、太陽光発電システムの設置場所での影の発生を予測する手段を備えることを特徴とする。
1−1.設置環境情報
設置環境情報とは、太陽光発電システムの設置場所の周辺環境の情報、例えば、周囲20km内の周辺環境情報を意味する。設置環境情報は、予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む。「予めデータベース化された」とは、本発明のシステムを利用する際に、個々の設置環境情報(例えば、近隣の建築物情報)を手動で入力するのではなくて、本発明のシステムを利用する際に、太陽光発電システムの設置場所の情報(経緯度及び高さ情報)を入力すると、その設置場所の周辺環境の情報をデータベースから引き出すことができることをいう。太陽光発電システムの設置場所の周辺には、通常、影を発生させる原因となる地形及び建築物が多数存在しており、これらの全てについての情報を手動で正確かつ迅速に入力することは実質的に不可能である。本発明では、予めデータベース化された設置環境情報を用いるので、本発明のシステムを利用する際の設置環境情報の入力の手間を削減することができる。また、手入力の場合と比べて多くの設置環境情報を考慮して影の発生を予測することができるので、正確な予測が可能である。
設置環境情報は、経緯度及び高さ情報を少なくとも含む。例えば、複数地点での設置環境情報を用いることにより、太陽光発電システムの設置場所周辺の地形を描画することができ、この描画した地形と、想定日時での太陽の位置との関係から太陽光発電システムの設置場所での影の発生を予測することができる。なお、ここでいう「複数地点」とは、山脈などの広範囲な地形上の複数地点を意味するだけでなく、例えば、直方体状の建築物の屋上を示す4つの角といった狭い範囲での複数地点をも意味する。
設置環境情報は、地形情報及び建築物情報の少なくとも一方を含む。地形情報とは、例えば、太陽光発電システムの設置場所周辺の山脈などの自然地形に関する情報であり、建築物情報とは、例えば、家屋又はビルなどの人工建築物に関する情報である。本願では、地形情報及び建築物情報の何れか一方のみを含む設置環境情報を用いてもよいが、好ましくは、地形情報及び建築物情報の両方を含む設置環境情報を用いる。なお、地形情報と建築物情報の区別は、絶対的なものではなく、本発明のシステムの利用条件・環境などによって、適宜調節可能である。例えば、ダムや公園などについての情報は、地形情報として取り扱っても、建築物情報として取り扱ってもよい。
ここで、設置環境情報のデータベースについて説明する。設置環境情報のデータベースには、通常、地形情報(すなわち、地形を表す三次元座標)と建築物情報(すなわち、建築物を表す三次元座標)が分類されて納められている。
地形情報のデータベースは種々の方法で作成することができる。例えば、(1)市販の地図上で多数の点を指定し、各点の高さを求め、得られた経緯度と高さ情報をデータベースに入力する方法、(2)航空機又は人工衛星などからレーザプロファイラを用いて、実際の地形上で多数の点を指定し、各点の高さを求め、得られた経緯度と高さ情報をデータベースに入力する方法などがある。市販の地図を用いる方法は、簡便であるが、現実の地形は、日々変化するものであり、市販の地図が現実の地形と正確に対応していない場合がある。この点、航空機又は人工衛星などからレーザプロファイラを用いて実際の地形から地形情報を得る方法には、確実に現実の地形と対応しているという利点がある。さらに、航空機からの測定では、航空機自体の高度が一定しない場合があるため、人工衛星から地形情報を得る方法が最も好ましい。
また、建築物情報のデータベースも種々の方法で作成することができる。例えば、(1)市販の市街地地図上にある各建築物の高さを求め、得られた経緯度と高さ情報をデータベースに入力する方法、(2)航空機又は人工衛星などから撮影された画像を用いて個々の建築物の高さを求め、得られた経緯度と高さ情報をデータベースに入力する方法等がある。上記(2)の方法は、例えば、(i)ステレオ画像(例えば、撮影角度の異なる2枚の画像)、又は(ii)高さ情報基準点を有すると共に撮影角度が明らかな画像を用いて行うことができる。ステレオ画像を用いると、2枚の画像の撮影角度の違いから、その画像中の個々の建築物の高さを求めることができる。また、高さ情報基準点を有すると共に撮影角度が明らかな画像を用いると、その画像中の建築物の側面を表す部分の長さなどから、その画像中の個々の建築物の高さを求めることができる。なお、航空機からの撮影では、撮影角度が一定しない場合があるため、人工衛星から撮影された画像を用いることが好ましい。
上記人工衛星からの画像としては、例えば、地球観測衛星IKONOS(イコノス)からの衛星画像を用いることができる。なお、IKONOSとは、ロッキード社が商業用に開発した衛星であり、高度680kmの上空の太陽同期準極軌道を周回し、全方向に45度迄の傾斜角度の範囲内で解像度1mという高精彩デジタル画像で世界中を撮影することができる。この高精彩デジタル画像データは、地上に設置された受信局にてリアルタイムで受信されており、イメージスペーシング社を通じて入手可能である。
上述したように、地形情報と建築物情報のデータベースは、通常は、異なる方法で作成される。データベースを作成しようとする地域が山岳地帯などの地形が主である地域であれば上記した地形情報を求める方法を用いることが好ましく、市街地などの建築物が主である地域であれば、上記した建築物情報を求める方法を用いることが好ましい。地形が主である地域であるか、建築物が主である地域であるかは、例えば、衛星画像中の対象となる部分の色のスペクトル解析を行うことにより特定することができる。
ここまで述べてきたように、設置環境情報(例えば、地形情報、建築物情報)は、(1)人工衛星を用いて得られた情報(経緯度・高さ情報)、(2)レーザプロファイラを用いて測定された情報、(3)画像と、その画像内の高さ情報基準点と、その画像の撮影角度から得られた情報、(4)ステレオ画像から得られた情報を含むことができる。
1−2.影の発生の予測
影の発生の予測は、例えば、前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報を用いて行うことができる。日時情報は、本発明のシステムを利用する際に入力することができる。日時情報が定まると太陽の位置が定まる。この太陽の位置と、本発明のシステムの設置場所との間に影を発生させる物(地形又は建築物など)が存在するか否かを調べることによって、影の発生を予測することができる。具体的には、例えば、本発明のシステムの設置場所と影を発生させる物の間の高度差(システム設置場所の標高データと地形の標高データの差分)Hとシステム設置場所の位置データ距離(システム設置場所の経緯度と地形の経緯度との差分)Lを求め、システム設置場所から見上げた任意の日時の地形の仰角θ1を計算し、影を計算する日時の日射角度θ2とを比較し、影の発生を予測する。
また、システム設置場所に影を発生させうる地形又は建造物等の高さが、システム設置場所を中心とした略同心円状に分布するため、まずは高さ情報のみで各エリア中に影を発生させうる高さの地形又は建造物等があるかどうか判定を行って、3次元化が必要な範囲を選定し、その後、3次元データ化を行えば、不要なエリアの計算や修正作業が省略できる。さらに、縮尺度の異なった画像ライブラリーデータを用いて上記記載のようにエリア中に影を発生させうる高さの地形又は建造物等があるかどうか判定を行えばなおさら好ましい(例えば、富士山の近隣地域の場合)。また、任意に地形情報による影計算の省略も必要に応じて設定可能とすれば、計算速度の向上が見込める。また、システム設置場所から離れれば離れるほど、メッシュを粗くして計算速度の向上に努めるのが好ましい。
また、発電開始時刻と発電停止時刻を予め設定し、影の発生の予測は、発電開始時刻と発電停止時刻の間に行うことが好ましい。このように、予測を行う時間帯を限定することにより、計算速度の向上を図ることができる。また、この場合、発電開始時刻と発電停止時刻の間の太陽の位置を予め求め、この求めた太陽の位置とシステム設置場所との関係から、システム設置場所に影を発生させうる地形又は建造物等をさらに限定することができ、さらに計算量を減少させることができる。
また、本発明のシステムは、ユーザーに影の発生又は電力低下の予測情報を提供する手段をさらに備えることが好ましい。この手段は、具体的には、例えば、影の発生又は電力低下の予測情報をディスプレイに表示又は音声で通知する手段である。このように、影の発生などの予測情報をユーザーに知らせることによって、ユーザーは、安心して、太陽電池システムを導入することができるようになる。
また、本発明のシステムは、影が発生する場合にその影の発生源の経緯度及び高さ情報を得る手段をさらに備えることが好ましい。これらの情報を得ることにより、当初予定していた設置場所に影が発生する場合に、設置場所を移動させることによって影の発生を回避できるかどうかの情報を得ることができる。例えば、影の発生源が近隣の建築物である場合、設置場所を少し移動させるだけで、影の発生を回避できる場合が多い。一方、影の発生源が遠い場所にある山脈である場合、設置場所を少し移動しただけでは、影の発生を回避することは困難である場合が多い。このような情報は、太陽電池システムを導入しようとするユーザーにとって、極めて重要なものである。
また、本発明のシステムは、影の発生源が建築物であるか否かを判断する手段をさらに備えることが好ましい。通常本発明に係るデータベースには、建築物情報と地形情報が分類されて納められているので、影の発生源が建築物であるか否かを判断することは容易である。
また、本発明のシステムは、影の発生源を視覚化する手段をさらに備えることが好ましい。「視覚化」とは、例えば、二次元又は三次元等で描画行うことをいう。上述した手段で得られた影の発生情報を視覚化することによって、影の発生位置を容易に認識することができるようになる。また、ユーザー等に対する説明が容易になる。
また、本発明のシステムは、太陽光発電システムを建築物の屋根上に設置する場合において、この建築物の屋根形状を入手する手段をさらに備える。この手段としては、例えば、(1)設置環境情報から直接屋根形状を入手する手段や、(2)予め典型的な屋根形状のデータベースを作成しておき、そのデータベースから所望の形状の屋根を選択する手段が考えられる。建築物の屋根形状を具体的に決定して、その屋根のどの位置に影が発生するのかを予測することによって、設置対象の建築物の屋根のどの位置に太陽電池システムを設置すべきかを決定することができる。
また、本発明のシステムは、前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報、並びに太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュールの種類、数量及び配列パターンを入手し、これらの情報を用いて発電量を予測する手段をさらに備えることが好ましい。設置する太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュールの種類、数量及び配列パターンを入手し、さらに、設置場所での影の発生や太陽光の強度などが分かれば、太陽電池システムの発電量を予測することができる。なお、「配列パターン」とは、例えば、屋根のどの位置に太陽電池モジュールを設置するかなどの、太陽電池モジュールの配列方法を意味する。また、太陽光の強度は、予測対象の日時が決まると、所定のデータベースから決定することができる。
2.太陽光発電設置診断方法
本発明の太陽光発電設置診断方法は、予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いて、太陽光発電システムの設置場所での影の発生を予測する工程を備えることを特徴とする。上記太陽光発電設置診断システムに関する説明は、基本的に、ここでの太陽光発電設置診断方法についても当てはまる。
なお、本発明の方法は、(1)ユーザーに影の発生又は電力低下の予測情報を提供する工程、(2)影が発生する場合に、その影の発生源の経緯度及び高さ情報を得る工程、(3)影の発生源が、建築物であるか否かを判断する工程、(4)影の発生源を視覚化する工程、(5)太陽光発電システムを建築物の屋根上に設置する場合において、この建築物の屋根形状を入手する工程、(6)前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報、並びに太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュールの種類、数量及び配列パターンを入手し、これらの情報を用いて発電量を予測する工程のうちの1つ以上をさらに備えてもよい。
3.太陽光発電設置診断プログラム
本発明の太陽光発電設置診断プログラムは、予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いて、太陽光発電プログラムの設置場所での影の発生を予測するステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。上記太陽光発電設置診断システムに関する説明は、基本的に、ここでの太陽光発電設置診断プログラムについても当てはまる。
なお、本発明のプログラムは、(1)ユーザーに影の発生又は電力低下の予測情報を提供するステップ、(2)影が発生する場合に、その影の発生源の経緯度及び高さ情報を得るステップ、(3)影の発生源が、建築物であるか否かを判断するステップ、(4)影の発生源を視覚化するステップ、(5)太陽光発電システムを建築物の屋根上に設置する場合において、この建築物の屋根形状を入手するステップ、(6)前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報、並びに太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュールの種類、数量及び配列パターンを入手し、これらの情報を用いて発電量を予測するステップのうちの1つ以上をさらに備えてもよい。
また、上記プログラムは、具体的には、例えば、以下のステップをコンピュータに実行させるように構成される。(1)該設置環境情報より太陽光発電システムの位置情報を認識するステップと、時間情報の入力を受け付けるステップと、影の発生を予測するステップと、前記予測により得られたデータを格納するステップ(2)該設置環境情報より太陽光発電システムの位置情報を認識するステップと、時間情報の入力を受け付けるステップと、影の発生を予測するステップと、前記予測により得られたデータを格納するステップと、格納したデータから影発生メッシュ座標データおよび建築情報データを取得するステップ(3)該設置環境情報より太陽光発電システムの位置情報を認識するステップと、太陽光発電システムの設置情報として建築物屋根面積、建築物屋根面方角、建築物高さ情報を認識するステップと、時間情報の入力を受け付けるステップと、影の発生を予測するステップと、前記予測により得られたデータを格納するステップと、格納したデータから影発生メッシュ座標データおよび建築情報データを取得するステップ。
また、本発明は、上記記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
図1は、海3に囲まれた陸地2の半島を示し、半島には、山脈5およびそれから分岐してなる尾根6がある。実施例1に係る太陽光発電設置診断システムは、図中の矢印に示されるような尾根6で挟まれる谷間に居住しているユーザーを想定して説明する。
図2〜図4は尾根61と尾根62で挟まれた谷間7の裾野側からみた斜視図を示し、図2は午前9時の時点の周辺地形による影部9aの発生状況と太陽光発電システムの設置場所8との関係を示し、図3は正午の時点の周辺地形による影部9bの発生状況と太陽光発電システムの設置場所8との関係を示し、図4は午後3時の時点の周辺地形による影部9cの発生状況と太陽光発電システムの設置場所8との関係を示している。ここで、太陽光発電システムの設置場所は家屋等の屋根の上に設置することを想定し、設置場所の経緯度に加えて、高さZを規定している。また、図中に方位を示す記号および太陽の位置を模式的に記す。上記実施例では午前9時の時点では尾根61による影により、太陽光発電システムの発電電力の低下が発生するため、太陽電池の能力に沿った発電量は期待できないと判断できる。正午、および午後3時の時点では影部は設置場所になく、天候がよければ、太陽電池の能力に沿った発電量が期待できる。
次に、具体的に設置診断方法およびシステムの実施例について説明をおこなう。図5は設置診断方法のフロー図を示し、まず、ステップ1において、太陽光発電システムの設置場所の情報として住所を入力し、必要であるならば地図上で設置場所を確認もしくは位置の微調整を行い、事前に準備していたデータベースにより経緯度(座標)情報を割り出す。また、事前に準備していたデータベースにより建築物の高さ情報Zを得る、あるいは、太陽光発電システムの設置場所の地上からの高さ情報Zを入力する。ここで高さZはメートルの小数点以下を省いた概算値でも構わない。
次に、ステップ2で季節条件として季節情報(日付)を入力し、ステップ3で時間条件Mにおける時間情報として日昇時刻情報と日没時刻情報とステップ数Nを決定する。
演算ステップ数Nは例えば日昇時刻情報と日没時刻情報との間に含まれる各時00分に演算されるように設定されても構わなく、ユーザーが任意に決めても構わない。
次に、ステップ4で設置場所の経緯度情報と時間情報と周辺の地形情報とを用いて該時刻での影の発生の有無の判定を行うべく演算を行う。周辺の地形情報は、予め準備されたデータベースより取得する。このデータベースは、上記1−1で述べた種々の方法で準備可能である。ここで、設置環境情報が地形情報と建築物情報と分類されていることで、地形情報の格子点と建築物情報(建築物の認識、形状など)が区別して管理でき、必要に応じた情報精度に対応できる。つまり太陽光発電システムの設置場所に隣接する建築物情報は詳細である方が好ましく、太陽光発電システムの設置場所から遠方の山などの地形情報は平均化されたもので構わない。
具体的には、太陽光の仰角が10度以上の影の発生の有無の判定を主に行う条件のもとで、太陽光発電システムの設置場所との標高差が1000mである地形による影の発生は太陽光発電システムの設置場所の水平面で半径5.67kmの位置を境界により分かれる。例えば、予め太陽光発電システム設置場所との標高差が1000m以上の山等の地形が太陽光発電システム設置場所を中心におおよそ5.67km以内にない場合は、5.67km以遠の領域を演算することを省略して、演算時間の短縮を図ることが可能となる。あるいはシステム設置場所の周囲5.67km以内では、例えば10mごとに地形情報の格子点を設け、その外側では例えば50mごとに格子点を設け、同様にシステム設置場所の周囲11.4kmの外側では例えば100mごとに格子点を設けるといったように、システム設置場所から離れるにつれて、格子点間隔を大きくして計算量を減らし演算時間の短縮を図ることが可能となる。 この場合、システム設置場所から半径5.67km円周上では、影の対象となる座標は1分当たりおおよそ25m変動する計算となり半径5.67km円周上で10m〜50mごとに地形情報の格子点を設ければ2分程度以下の時間設定に対して十分である。当然、格子点の標高データは事前に準備していたデータベースを基に適宜平均化された値である事は言うまでもない。
また、日本の場合であれば20km以遠は演算対象外にしても構わなく、あるいは、予め影の発生の演算対象半径上限を地域(県、市)によって地形情報を基に設定されても構わない。例えば各市町村の最小標高ポイントと最大標高ポイントの標高差および最小標高ポイントと隣接する市町村の最大標高ポイントの標高差を算出し、最も大きい標高差を基準に演算対象領域を設定しても構わない。
演算対象領域の格子点を互いに連結することによって、3次元の地形情報を取得する。以上の情報を用いて、上記1−2で述べた方法で、影の発生の有無を判定する。
次に、ステップ5では、ステップ4で得られたデータをメモリ部に格納する。この時、ステップ3で設定された時間条件Mと影の発生の有無を関連付けた状態で格納されることは言うまでもない。時間条件Mは1からNまで設定し、ステップ5で時間条件を判定することでステップ3から5までの一連のフローが繰り返される。そして時間条件がNまで行われたら、ステップ7のようにステップ5で格納されたデータおよびそれらデータから得られるアドバイス情報を太陽光発電設置診断システムに表示する。また、時間条件Mは一定間隔の時間であっても構わないし、ランダムな設定でも構わない。
図6は太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例であって、上記設置診断方法で導き出された情報および該情報から得られたアドバイス情報を表示する。図6の例では各時間条件に対する影の有無を一覧表で示し、時刻が6時から18時の1時間おきに判定を行っている。設置場所に影が発生していない場合は例えば○にて表記している。また、設置場所の経緯度情報より、地平線に対する太陽の日の出、日の入り時刻を表記することで、影の発生が日照時刻によるものかどうか判断できる。また、本実施例の表示例では午前の2時間から3時間の間、直射日光による発電が期待できない状態であることが表記され、午後の0時間から1時間の間、直射日光による発電が期待できない状態であることが表記されている。また、設置場所の経緯度情報より、太陽の日の出時刻から日の入り時刻以外の時刻を時間条件Mと設定した場合、ステップ5の演算およびデータ表示を行わないか、もしくは日照時間外である表記を行っても構わない。また、本実施例では地平線に対する日の出、日の入り時刻としたが、設置場所を中心とした天空に対して、地形(尾根)情報を加味して、設置場所に直射日光が届き得る日照開始時刻、および日照終了時刻としても構わない。
図7は設置診断方法のフロー図を示し、まず、ステップ1において、太陽光発電システムの設置場所の情報として住所を入力し、必要であるならば地図上で設置場所を確認もしくは位置の微調整を行い、事前に準備していたデータベースにより経緯度(座標)情報を割り出す。また、事前に準備していたデータベースにより建築物の高さ情報Zを得る、あるいは、太陽光発電システムの設置場所の地上からの高さ情報Zを入力する。ここで高さZはメートルの小数点以下を省いた概算値でも構わない。
次に、ステップ2で季節条件として季節情報(日付)を入力し、ステップ3で時間条件Mにおける時間情報として発電開始時刻情報と発電終了時刻とステップ数Nを入力する。次に、ステップ4で設置場所の経緯度情報と時間情報と周辺の地形情報とを用いて該時刻での影の発生の有無の判定を行うべく演算を行う。この判定の方法は、実施例1で述べた通りである。
次に、ステップ5でステップ4で得られたデータをメモリ部に格納する。この時、ステップ3で設定された時間条件Mと影の発生の有無を関連付けた状態で格納されることは言うまでもない。時間条件Mは1からNまで設定され、ステップ6で時間条件を判定することでステップ2から5までの一連のフローが繰り返される。そして時間条件がNまで行われたら、ステップ7のようにステップ5で格納されたデータおよびそれらデータから得られるアドバイス情報を太陽光発電設置診断システムに表示する。
図8は太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例であって、上記設置診断方法で導き出された情報および該情報から得られたアドバイス情報を表示する。図8の例では各時間条件に対する影の有無を一覧表で示し、時間が9時から15時の1時間おきに判定を行っておりN=7の場合一例である。設置場所に影が発生していない場合は例えば○にて表記している。本実施例ではユーザーもしくは設置業者が発電開始時刻と発電終了時刻を任意に設定でき早朝もしくは夕刻の太陽光発電の発電電力量が不安定である時間帯を除くことで、発電電力量の概算する際に変動要素を除外した設置診断判定が可能となる。
図9は例えば人工衛星から撮影した地理情報データを模式的に表した図の一例を示し、区画整理が行われた地域を表している。下段の左の区画には住居Aおよび駐車場Bを含む住居区域と右隣に位置する住居Cおよび集合住宅Dを含む住居区域があり、その右隣の区画にマンションEを含む住居区域がある。また、中段の左の区画には小学校Fの校舎と運動場G、プールF、および体育館Iと右隣には整理地区J(空き地)がある。また、その整理地区Jの右隣の区画には工場Kと駐車場Lがある。また、上段の左の区画にはビニルハウスMおよび農家Tがあり農道を挟んで池を備えた金魚養殖場Uがある。また、同じ区画には照明灯を備えたグランドがあり、上段の右の区画には広場O、駐車場P、総合体育館Q、屋内プールRがある。上記地理情報データは航空機によって撮影されたものでも構わないし、広範囲の情報は人工衛星によるデータで局所的な情報は航空機のデータを用いる様に複合しても構わない。
図10は図9で示した住居Cと集合住宅Dの位置関係を示した斜視図であり、住居Cは平屋で寄棟屋根の住居であり、集合住宅Dは3階建ての陸屋根アパートである。図10は例えば朝8時における住居Cと集合住宅Dそれぞれの影の発生状況を示しており、住居Cの東面の屋根12に設置した太陽光モジュールが集合住宅Dの影11に覆われていることが分かる。
このような環境において、住居Cを太陽光発電システムの設置場所とし、設置診断を行う方法について以下説明する。
図11は設置診断方法のフロー図を示し、まず、ステップ1において、太陽光発電システムの設置場所の情報として住所を入力し、必要であるならば地図上で設置場所を確認もしくは位置の微調整を行い、事前に準備していたデータベースにより経緯度(座標)情報を割り出す。また、事前に準備していたデータベースにより建築物の高さ情報Zを得る、あるいは、太陽光発電システムの設置場所の地上からの高さ情報Zを入力する。ここで高さZはメートルの小数点以下を省いた概算値でも構わない。
次に、ステップ2で時間条件として日付と時刻を入力し、次に、ステップ3で設置場所の経緯度情報と時間情報と周辺の地形情報とを用いて該時刻での影の発生の有無の判定を行うべく演算を行う。この判定の方法は、実施例1で述べた通りである。
次に、ステップ4では、ステップ3で得られたデータをメモリ部に格納する。この時、ステップ2で設定された時間条件Mと影の発生の有無を関連付けた状態で格納されることは言うまでもない。次に、ステップ5では格納されたデータ(判定結果)が影であるかどうか判定し、影の場合はステップ6で影発生に起因する地形もしくは建築物の影発生メッシュ座標データを取得し、該座標の建築情報を取得する。ここで建築情報とは建築物が立っているのか否かの情報を指し、次のステップ7にて、建築情報をステップ4のデータに追記し格納する。ステップ5で影発生しない結果の場合はステップ8までスキップする。
ここで条件Mは1から任意に設定でき、ステップ8でプログラムを終了するか否かをユーザーの入力により判定する。つまりステップ8での入力が「終了」でない場合はステップ2から7までの一連のフローが繰り返され、ステップ8での入力が「終了」となったら、ステップ9のようにステップ4および7で格納されたデータおよびそれらデータから得られるアドバイス情報を太陽光発電設置診断システムに表示する。また、時間条件Mはユーザーによって任意に設定可能であり、ランダムな設定による順不同な判定も可能である。
図12は太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例であって、上記設置診断方法で導き出された情報および該情報から得られたアドバイス情報を表示する。図12の例では各時間条件に対する影の有無を一覧表で示し、時間が6時00分、7時00分、8時00分、9時00分、11時00分、13時00分、15時00分、16時00分、17時00分、18時00分の変則時刻に加えて追加で12時00分、8時30分、15時30分判定を行っている。設置場所に影が発生していない場合は例えば○にて表記し、影が発生している場合は建築情報を発生源として表記している。
図13は設置診断方法のフロー図を示し、まず、ステップ1において、太陽光発電システムの設置場所の情報として住所を入力し、必要であるならば地図上で設置場所を確認もしくは位置の微調整を行い、事前に準備していたデータベースにより経緯度(座標)情報を割り出す。また、事前に準備していたデータベースにより建築物の高さ情報Zを得る、あるいは、太陽光発電システムの設置場所の地上からの高さ情報Zを入力する。ここで高さZはメートルの小数点以下を省いた概算値でも構わない。
次に、ステップ2で季節条件として季節情報(日付)を入力し、ステップ3で時間条件Mにおける時間情報として発電開始時刻情報と発電終了時刻とステップ数Nを入力する。次に、ステップ4で設置場所の経緯度情報と時刻情報と周辺の地形情報とを用いて該時刻での影の発生の有無の判定を行うべく演算を行う。この判定の方法は、実施例1で述べた通りである。
次に、ステップ5では格納されたデータ(判定結果)が影であるかどうか判定し、影の場合はステップ6で影発生に起因する地形もしくは建築物の座標情報を取得し、建築情報を取得する。ここで建築情報とは建築物が立っているのか、いないかの情報を指し、次のステップ7にて、建築情報をステップ4のデータと合わせて格納する。ステップ5で影発生しない結果の場合はステップ8までスキップする。
ここで条件Mは1からNまで設定し、ステップ8で時間条件を判定することでステップ2から7までの一連のフローが繰り返される。そして時間条件がNまで行われたら、ステップ9のように7で格納されたデータの建築情報に基づいて、影発生に起因するものが地形もしくは建築物であるかどうか判断し(ステップ10)、建築物である場合には建築物の3次元データをデータベースより取得する(ステップ11)。その後、該建築物による影の3次元データを演算により求め(ステップ12)、それらデータおよびアドバイス情報を太陽光発電設置診断システムに表示する(ステップ13)。
図14は太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例であって、上記設置診断方法で導き出された情報および該情報から得られたアドバイス情報を表示する。図14の例では設置場所に対し、影を発生させる建築物の形状および発生する影が3次元的に表示され、発電システム設置場所を簡略化することで、視認性が高い影の発生状況が把握できる。これにより視覚的に設置場所をどの程度ずらせばよいか判断が可能となり、住宅を新築や改築する場合の判断材料となる。
図15は設置診断方法のフロー図を示し、まず、ステップ1において、太陽光発電システムの設置場所の情報として住所を入力し、必要であるならば地図上で設置場所を確認もしくは位置の微調整を行い、事前に準備していたデータベースにより経緯度(座標)情報を割り出す。そして、割り出された経緯度情報に基いて、設置場所に位置する家屋の3次元データを取得する。同一住所に複数の家屋が存在する場合はユーザーもしくは設置業者が家屋の平面図もしくは3次元データを選択する。また、この時、太陽光発電システムの設置場所の地上からの高さZも抽出する。次に、ステップ3で季節条件として季節情報(日時)を入力し、ステップ4で時間条件Mにおける時間情報として発電開始時刻情報と発電終了時刻とステップ数Nを入力する。次に、ステップ5で設置場所の経緯度情報と時間情報と周辺の地形情報とを用いて該時刻での影の発生の有無の判定を行うべく演算を行う。この判定の方法は、実施例1で述べた通りである。
次に、ステップ6では格納されたデータ(判定結果)が影であるかどうか判定し影の場合は影発生に起因する地形もしくは建築物の座標情報を取得し、建築情報を取得する。ここで建築情報とは建築物が立っているのか否かの情報を指し、次のステップ8にて、建築情報をステップ5のデータと合わせて格納する。ステップ5で影発生しない結果の場合はステップ9までスキップする。
ここで条件Mは1からNまで設定し、ステップ9で時間条件を判定することでステップ2から8までの一連のフローが繰り返される。そして時間条件がNまで行われたら、ステップ9のように8で格納されたデータの建築情報に基づいて、影発生に起因するものが地形もしくは建築物であるかどうか判断し(ステップ11)、建築物である場合には建築物の3次元データをデータベースより取得する(ステップ12)。その後、該建築物による影の3次元データおよび設置場所の家屋に射しかかる影の3次元データを演算により求め、(ステップ13)、それらデータおよびアドバイス情報を太陽光発電設置診断システムに表示する(ステップ14)。
図16は太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例であって、上記設置診断方法で導き出された情報および該情報から得られたアドバイス情報を表示する。図16の例では設置場所に対し、影を発生させる建築物の形状および発生する影が3次元的に表示され、発電システム設置場所の家屋への影の発生状況が把握できる。これにより例えばどの方角の面の太陽電池モジュールの発電量が低下するか視覚的に判断が可能となり、住宅を新築や改築する場合の判断材料となる。
図17は設置診断方法のフロー図を示し、まず、必要であるならば地図上で設置場所を確認もしくは位置の微調整を行い、事前に準備していたデータベースにより経緯度(座標)情報を割り出す。そして、割り出された経緯度情報に基き設置場所に位置する家屋の3次元データを取得する。この時好ましくは屋根形状、屋根面積、屋根面方向を画像データより分析して数値化するのが好ましい。同一住所に複数の家屋が存在する場合はユーザーもしくは設置業者が家屋の平面図もしくは3次元データを選択する。また、この時、太陽光発電システムの設置場所の地上からの高さZも抽出しても構わない。次に、ステップ3で季節条件として季節情報(日時)を入力し、ステップ4で時間条件Mにおける時間情報として発電開始時刻情報と発電終了時刻情報と演算ステップ数Nを入力する。例えば1時間おきの発電電力を演算する場合は一例として発電開始時刻を8時00分とし発電終了時刻を16時00分とし、ステップ数Nを9にすればよい。
次に、ステップ5で設置条件としてシステム設置費用上限を入力し、さらに例えば一日当りの発電電力量の上限を入力する。
次に、ステップ6で設置モジュール条件としてモジュール機種の設定を入力する。モジュール機種の設定は例えば機種名を入力もしくは選択すれば、モジュール当りの設置面積や形状データ、モジュール当たりの設置費用を含む単価とモジュール当たりの発電効率、モジュール当たりの発電有効面積等のデータが設定されるのが好ましい。
次に、ステップ7で日照条件として、ステップ1で得られた経緯度情報を基に日照割合などのデータを、事前に準備されたデータベースより取得する。また、実施例1と同様の方法により、影の発生の有無を判断する。
ステップ8で設置優先条件として、設置屋根優先順を指定する入力を行う。この際、先に示した実施例のように周囲の環境による影等の影響を判断して、優先順を取得するようにしても構わない。
次に、ステップ9で設置場所に位置する家屋に設置できるモジュール枚数を演算により求め、ステップ10で各時間条件であるステップMにおける瞬時発電電力を計算し、ステップ11で各々の瞬時発電電力をメモリする。ここでMは1からNまで設定し、ステップ12で時間条件を判定することでステップ10から11までの一連のフローが繰り返される。そして時間条件がNまで行われたら、ステップ13のようにステップ11で格納されたデータに基づいて、例えば一日当たりの発電電力量を近似計算する。その後、ステップ14で求めた一日当たりの発電電力量がステップ5で入力した発電電力量上限より小さければステップ15に移行し、ステップ15で設置コストの計算を行う。この際、モジュール当たりの設置費用を含む単価に加えて太陽光発電システムを設置する際に発生する固定費を発電電力量より算定し計算するのが好ましい。次に、ステップ16にてシステム設置費用がステップ5で入力したシステム設置費用上限より小さければステップ17に移行し、求められたデータの表示およびアドバイスを行う。ここでステップ14にてシステム発電電力量上限より大きい場合、およびステップ16にてシステム設置費用上限より大きい場合は設置モジュール枚数Xを1枚減らしステップ10より再度試行する。設置面が複数にわたる場合はステップ8で設定された設置屋根面の優先順に従い設置モジュール枚数Xを1枚減らせばよい。
また、ステップ3での季節情報を複数少なくとも春もしくは秋、夏、冬の3つ以上に設定して年間の発電電力量を推定してアドバイス情報としても構わない。
図17の例を用いた場合の設置提案例として図18から図20に一例を示し、それぞれ図9の平屋で寄棟屋根を有する住居C、陸屋根である集合住宅D、ドーム状の屋根を有する総合体育館Qの設置提案例を示す。
本実施例は太陽光発電システムの設置前における設置診断方法および設置診断システムに述べてきたが、既に太陽光発電システムを設置しているユーザーに対しても現在のシステムの設置状況を効果的に把握できることは言うまでもない。また、本発明に係わる情報の入力および出力の媒体手段としてインターネットによる情報交換手段を用いれば、専用の装置をもちいえなくても太陽光発電システムの設置診断が行え、ユーザーへの設置に対する動機付けが一層に促進される。
本発明の実施例1で想定される太陽電池システムの設置環境を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る、午前9時の影の発生状況を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る、正午の影の発生状況を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る、午後3時の影の発生状況を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る、設置診断方法を示すフロー図である。 本発明の実施例1に係る、太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例である。 本発明の実施例2に係る、設置診断方法を示すフロー図である。 本発明の実施例2に係る、太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例である。 本発明の実施例3に係る、人工衛星から撮影した地理情報データを示す模式図である。 図9における、住居Cと集合住宅Dの位置関係を示す斜視図である。 本発明の実施例3に係る、設置診断方法を示すフロー図である。 本発明の実施例3に係る、太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例である。 本発明の実施例4に係る、設置診断方法を示すフロー図である。 本発明の実施例4に係る、太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例である。 本発明の実施例5に係る、設置診断方法を示すフロー図である。 本発明の実施例5に係る、太陽光発電設置診断システムの情報表示の一例である。 本発明の実施例6に係る、設置診断方法を示すフロー図である。 本発明の実施例6に係る、太陽電池システムの設置提案例である。 本発明の実施例6に係る、太陽電池システムの設置提案例である。 本発明の実施例6に係る、太陽電池システムの設置提案例である。

Claims (19)

  1. 予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いて、太陽光発電システムの設置場所での影の発生を予測する手段を備えることを特徴とする太陽光発電設置診断システム。
  2. 設置環境情報は、地形情報及び建築物情報の少なくとも一方を含む請求項1に記載のシステム。
  3. 設置環境情報は、人工衛星を用いて得られた情報を含む請求項1に記載のシステム。
  4. 設置環境情報は、レーザプロファイラを用いて測定された情報を含む請求項1に記載のシステム。
  5. 設置環境情報は、ステレオ画像から得られた情報を含む請求項1に記載のシステム。
  6. 影の発生の予測は、前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報を用いて行う請求項1に記載のシステム。
  7. 前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報、並びに太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュールの種類、数量及び配列パターンを入手し、これらの情報を用いて発電量を予測する手段をさらに備える請求項1に記載のシステム。
  8. 予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いて、太陽光発電システムの設置場所での影の発生を予測する工程を備えることを特徴とする太陽光発電設置診断方法。
  9. 設置環境情報は、地形情報及び建築物情報の少なくとも一方を含む請求項8に記載の方法。
  10. 設置環境情報は、人工衛星を用いて得られた情報を含む請求項8に記載の方法。
  11. 設置環境情報は、レーザプロファイラを用いて測定された情報を含む請求項8に記載の方法。
  12. 設置環境情報は、ステレオ画像から得られた情報を含む請求項8に記載の方法。
  13. 影の発生の予測は、前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報を用いて行う請求項8に記載の方法。
  14. 前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報、並びに太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュールの種類、数量及び配列パターンを入手し、これらの情報を用いて発電量を予測する工程をさらに備える請求項8に記載の方法。
  15. 予めデータベース化された経緯度及び高さ情報を含む設置環境情報を用いて、太陽光発電システムの設置場所での影の発生を予測するステップをコンピュータに実行させる太陽光発電設置診断プログラム。
  16. 前記設置場所の経緯度及び高さ情報並びに日時情報、並びに太陽光発電プログラムを構成する太陽電池モジュールの種類、数量及び配列パターンを入手し、これらの情報を用いて発電量を予測する工程をさらにコンピュータに実行させる請求項15に記載のプログラム。
  17. 該設置環境情報より太陽光発電システムの位置情報を認識するステップと、時間情報の入力を受け付けるステップと、影の発生を予測するステップと、前記予測により得られたデータを格納するステップと、をコンピュータに実行させる請求項15に記載のプログラム。
  18. 該設置環境情報より太陽光発電システムの位置情報を認識するステップと、時間情報の入力を受け付けるステップと、影の発生を予測するステップと、前記予測により得られたデータを格納するステップと、格納したデータから影発生メッシュ座標データおよび建築情報データを取得するステップと、をコンピュータに実行させる請求項15に記載のプログラム。
  19. 該設置環境情報より太陽光発電システムの位置情報を認識するステップと、
    太陽光発電システムの設置情報として建築物屋根面積、建築物屋根面方角、建築物高さ情報を認識するステップと、
    時間情報の入力を受け付けるステップと、影の発生を予測するステップと、前記予測により得られたデータを格納するステップと、格納したデータから影発生メッシュ座標データおよび建築情報データを取得するステップと、をコンピュータに実行させる請求項15に記載のプログラム。
JP2004303190A 2004-10-18 2004-10-18 太陽光発電設置診断システム、方法、プログラム Pending JP2006114838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004303190A JP2006114838A (ja) 2004-10-18 2004-10-18 太陽光発電設置診断システム、方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004303190A JP2006114838A (ja) 2004-10-18 2004-10-18 太陽光発電設置診断システム、方法、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006114838A true JP2006114838A (ja) 2006-04-27

Family

ID=36383075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004303190A Pending JP2006114838A (ja) 2004-10-18 2004-10-18 太陽光発電設置診断システム、方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006114838A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250724A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Pasuko:Kk 太陽光発電の評価システムおよび評価方法
WO2010106582A1 (ja) * 2009-03-18 2010-09-23 株式会社パスコ 日射量の評価方法および評価装置
JP2011229313A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 発電量予測システム及びプログラム、売電量予測システム及びプログラム
JP2012073866A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Solar Energy Solutions Inc 太陽光利用装置の設置提案のための方法、システム、サーバ装置およびプログラム
JP2012225757A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 日射量推定装置、日射量推定方法及びプログラム
JP2013037523A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Tokyo Gas Co Ltd 日影シミュレーションシステム
JP2013529051A (ja) * 2010-05-07 2013-07-11 アドバンスド エナージィ インダストリーズ,インコーポレイテッド 太陽光発電予測システム並びに方法
JP2014149307A (ja) * 2014-04-14 2014-08-21 Pasco Corp 太陽光発電の評価システムおよび評価方法
JP2015087322A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 立川ブラインド工業株式会社 日陰判定制御装置及び日陰判定方法
JP2015094596A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 大阪瓦斯株式会社 太陽エネルギー利用計算システム
JP2016200453A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社Nttファシリティーズ 気象データ推定方法および発電所立地評価方法
GB2563047A (en) * 2017-06-01 2018-12-05 Advanced Risc Mach Ltd Method of and apparatus for locating energy harvesting devices in an environment
CN109815544A (zh) * 2018-12-24 2019-05-28 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 一种基于bim的屋顶光伏布置方法
WO2023132110A1 (ja) * 2022-01-04 2023-07-13 Biprogy株式会社 光量子束密度予測システム及び光量子束密度予測プログラム
WO2023171089A1 (ja) * 2022-03-09 2023-09-14 Biprogy株式会社 日射予測システム及び日射予測プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001265833A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Misawa Homes Co Ltd 日影シミュレーションシステム、日影のシミュレーション方法、および日影をシミュレーションする方法をコンピュータで実行させるプログラムを記憶した記憶媒体
JP2004047875A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Sharp Corp 発電量予測装置、発電量送信装置、日射量測定装置および発電量予測方法
JP2004093632A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Nec Corp 地形形状抽出方法、地形形状抽出システム及びプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001265833A (ja) * 2000-03-23 2001-09-28 Misawa Homes Co Ltd 日影シミュレーションシステム、日影のシミュレーション方法、および日影をシミュレーションする方法をコンピュータで実行させるプログラムを記憶した記憶媒体
JP2004047875A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Sharp Corp 発電量予測装置、発電量送信装置、日射量測定装置および発電量予測方法
JP2004093632A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Nec Corp 地形形状抽出方法、地形形状抽出システム及びプログラム

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250724A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Pasuko:Kk 太陽光発電の評価システムおよび評価方法
WO2010106582A1 (ja) * 2009-03-18 2010-09-23 株式会社パスコ 日射量の評価方法および評価装置
JP2010217107A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Pasuko:Kk 日射量の評価方法および評価装置
EP2287638A1 (en) * 2009-03-18 2011-02-23 PASCO Corporation Method and device for evaluation of solar radiation intensity
CN102105818A (zh) * 2009-03-18 2011-06-22 株式会社博思科 日照量的评价方法和评价装置
US8019117B2 (en) 2009-03-18 2011-09-13 Pasco Corporation Method and apparatus for evaluating solar radiation amount
EP2287638A4 (en) * 2009-03-18 2011-10-12 Pasco Corp METHOD AND APPARATUS FOR SUN RADIATION RATE ASSESSMENT
JP2011229313A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 発電量予測システム及びプログラム、売電量予測システム及びプログラム
JP2013529051A (ja) * 2010-05-07 2013-07-11 アドバンスド エナージィ インダストリーズ,インコーポレイテッド 太陽光発電予測システム並びに方法
JP2012073866A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Solar Energy Solutions Inc 太陽光利用装置の設置提案のための方法、システム、サーバ装置およびプログラム
JP2012225757A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 日射量推定装置、日射量推定方法及びプログラム
JP2013037523A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Tokyo Gas Co Ltd 日影シミュレーションシステム
JP2015087322A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 立川ブラインド工業株式会社 日陰判定制御装置及び日陰判定方法
JP2015094596A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 大阪瓦斯株式会社 太陽エネルギー利用計算システム
JP2014149307A (ja) * 2014-04-14 2014-08-21 Pasco Corp 太陽光発電の評価システムおよび評価方法
JP2016200453A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社Nttファシリティーズ 気象データ推定方法および発電所立地評価方法
GB2563047A (en) * 2017-06-01 2018-12-05 Advanced Risc Mach Ltd Method of and apparatus for locating energy harvesting devices in an environment
GB2563047B (en) * 2017-06-01 2021-05-19 Advanced Risc Mach Ltd Method of and apparatus for locating energy harvesting devices in an environment
US11777445B2 (en) 2017-06-01 2023-10-03 Arm Limited Methods of and apparatus for locating energy harvesting devices in an environment
CN109815544A (zh) * 2018-12-24 2019-05-28 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 一种基于bim的屋顶光伏布置方法
CN109815544B (zh) * 2018-12-24 2024-01-09 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 一种基于bim的屋顶光伏布置方法
WO2023132110A1 (ja) * 2022-01-04 2023-07-13 Biprogy株式会社 光量子束密度予測システム及び光量子束密度予測プログラム
WO2023171089A1 (ja) * 2022-03-09 2023-09-14 Biprogy株式会社 日射予測システム及び日射予測プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Freitas et al. Modelling solar potential in the urban environment: State-of-the-art review
Redweik et al. Solar energy potential on roofs and facades in an urban landscape
Vulkan et al. Modeling the potential for PV installation in residential buildings in dense urban areas
Nguyen et al. Incorporating shading losses in solar photovoltaic potential assessment at the municipal scale
Lukač et al. Rating of roofs’ surfaces regarding their solar potential and suitability for PV systems, based on LiDAR data
Martínez-Rubio et al. Evaluating solar irradiance over facades in high building cities, based on LiDAR technology
JP2006114838A (ja) 太陽光発電設置診断システム、方法、プログラム
JP6685065B2 (ja) 太陽光発電設備の設計支援装置、設計支援方法、設計支援プログラム及び設計支援用学習済みモデル作成装置
CN101918767A (zh) 用于提供能源系统的方法和装置
KR102008017B1 (ko) 드론을 이용한 태양광발전소 건설부지의 일사량 계산 방법
US20190251208A1 (en) Construction design support apparatus and construction design support method for photovoltaic power generation facilities
CN114881399B (zh) 一种基于gf7遥感影像的光伏发电潜力与经济性评估方法
Araya-Muñoz et al. Assessing the solar potential of roofs in Valparaíso (Chile)
Alam et al. Shadow effect on photovoltaic potentiality analysis using 3D city models
Hofierka et al. The spatial distribution of photovoltaic power plants in relation to solar resource potential: the case of the Czech Republic and Slovakia
Agugiaro et al. Estimation of solar radiation on building roofs in mountainous areas
CN104915548A (zh) 一种光伏组件除尘策略优化方法
Moudrý et al. Evaluation of a high resolution UAV imagery model for rooftop solar irradiation estimates
JP2015094596A (ja) 太陽エネルギー利用計算システム
Alam et al. Detecting shadow for direct radiation using CityGML models for photovoltaic potentiality analysis
Vega-Garita et al. A practical method for considering shading on photovoltaics systems energy yield
Zhang et al. Evaluation of the photovoltaic potential in built environment using spatial data captured by unmanned aerial vehicles
Salimzadeh et al. High-level framework for GIS-based optimization of building photovoltaic potential at urban scale using BIM and LiDAR
Nex et al. 3D Solarweb: A solar cadaster in the Italian Alpine landscape
Li et al. Revenue assessment and visualisation of photovoltaic projects on building envelopes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100914