JPH06278288A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH06278288A
JPH06278288A JP5068497A JP6849793A JPH06278288A JP H06278288 A JPH06278288 A JP H06278288A JP 5068497 A JP5068497 A JP 5068497A JP 6849793 A JP6849793 A JP 6849793A JP H06278288 A JPH06278288 A JP H06278288A
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JP
Japan
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ink
cavity
pellet
recording apparatus
image recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP5068497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hattori
康弘 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP5068497A priority Critical patent/JPH06278288A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補充用に供給されたインクが正規品で無い場
合には、動作を開始せず、それにより常に良好な画像を
記録できる画像記録装置を提供すること。 【構成】 インクタンク部には、インク空洞検出センサ
ー23及びインクペレット検出センサー25が取り付け
られている。また、インクペレット10は、その内部に
は直径1cm程度の空洞11が設けられている。従っ
て、ペレット検出センサー25がインクの存在を検出し
てONになり、空洞検出センサー23がOFFの場合、
すなわち、空洞検出センサー23がインク内の空洞によ
ってインクの存在が検出できない場合に限って、負荷、
具体的にはインクを溶解させるためのヒーター7の電源
がONになる。この条件以外では、負荷がONになら
ず、したがって動作が中断した状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等のインクを
飛翔させて記録するように構成された画像記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタなど画像記録装置におい
ては、装置の小型化が可能で、かつ消耗品がインクのみ
でありランニングコストが安いという利点がある、いわ
ゆるインクジェット方式の装置が種々実用化されてい
る。
【0003】この方式の記録装置においては、ヘッド部
と一体あるいは別個に設けられたインクタンクに貯蔵さ
れたインクを、へッドノズル部に供給し、圧電体による
機械的振動や、インクあるいは空気の熱膨張による体積
変化を利用して、ノズルからインクの液滴を記録紙に向
かって吐出させ、記録紙にモノクロあるいはフルカラー
の画像を形成するのである。
【0004】ここで、常温で液体状態のインクを使用す
る装置と、常温では固体状態のインクを供給して使用す
る装置がそれぞれ存在している。
【0005】どちらの装置においても、インクタンクの
インクが有る程度以上吐出されると、当然新たにインク
を補充する必要があり、ユーザーはその記録装置のメー
カが自ら販売するか、あるいは指定する、いわゆる正規
品の補充用インクを購入し、装置の指定の位置に供給す
るのである。ここで、液体状態の補充用インクはプラス
ティックなどのケース内部に貯蔵され、固体状態の補充
用インクは円柱状あるいは直方体状に成形されたインク
の塊りとして市販されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の補充用インクは、前記のようないわゆる純正品以外
に、記録装置のメーカとは無関係な業者が製造あるいは
販売する、いわゆる海賊版が市場で流通ことが多い。こ
の海賊版の補充用インクは、正規品と外観や形状はほぼ
同等につくられているものの、インク自体の組成や特性
は模倣することが困難であるため、純正品とは異なって
おり、画像記録装置に適さないいわゆる粗悪なインクで
あることが多い。したがってこの海賊版の補充用インク
を画像記録装置に用いると、純正品のインクでは起こり
得ない種々の不都合が起きていた。
【0007】具体的には、ヘッドから吐出される液滴の
大きさが不揃いであったり、ノズル部分で流動せずにイ
ンクづまりをおこしたり、保存中に変色あるいは変質す
るなどの問題があり、その結果、記録される画像の品質
が著しく悪かったり、より極端な場合には、記録装置を
動作不能に陥れる恐れがあった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、補充用に供給されたインクが正
規品で無い場合には、動作を開始せず、それにより常に
良好な画像を記録できる画像記録装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像記録装置は、インクを飛翔させて記録す
るようにした画像記録装置であって、補充用インク内部
の、空洞あるいは気泡の有無を検出するインク判別手段
を有することを特徴としている。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像記録装置にお
いては、インク判別手段によって、外観では判別できな
い、補充用インク内部の空洞あるいは気泡の有無を検出
し、無い場合には以後の動作を行わない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の画像記録装置をインクジェッ
ト記録装置において具体化した一実施例を図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本実施例のインクジェット記録装置
の概略構成図である。この記録装置は、常温では固体状
のインクを用い、装置内部で加熱して溶解して、液体状
のインクとしてから、ノズルより吐出させるようにした
装置である。
【0013】その印字ヘッド1は、ノズル部5とインク
タンク部2から構成される。図1は一個のノズル部を含
むある断面位置で断面をして示したものであるため、ノ
ズル部とインクタンク部が1個づつ示されているが、実
際には円筒状のノズル部が数個あるいは数十個並列に並
べられたノズル群があり、そのノズル群に対して1個の
インクタンク部が配置されている。
【0014】インクタンク部2には、補充用インクとし
ての固体状のインクの塊であるインクペレット10が収
納される。ノズル部5の図面上の長手方向の片側には開
口部6が設けられ、反対側には振動子8が設けられてい
る。ヘッド1の外部で開口部6に対向する位置には、記
録紙3と記録紙3を保持搬送するためのプラテン4が設
けられている。
【0015】インクタンク部2およびノズル部5の周囲
にはインクペレット10を加熱するための線状のヒータ
7が糸巻状に設けられる。
【0016】インクタンク部2の左側面には、インクペ
レット検出センサー25が支持プレート22に取り付け
られて設けられ、このセンサー25は超音波センサーで
あり、発信器25aと受信器25bが一対となり、物体
の有り無しを判別する動作距離が約1cmに設定されて
いる。
【0017】さらに、インクタンク部の右側面には、イ
ンク空洞検出センサー23がインクペレット支持プレー
ト21に取り付けられて設けられ、この超音波センサー
も発信器23aと受信器23bが一対となり、その動作
距離は約3cmに設定されている。
【0018】このように動作距離を1cm〜5cmの間
で設定可能な超音波センサーはすでに市販されているも
のが利用できる。具体的には限定された位置のみを対象
とする反射限定ゾーン型の超音波式近接センサー、オム
ロンE4B-RS70E4などが適する。
【0019】この画像記録装置に用いられるインクペレ
ット10は、図2に示されるように外観は、ひと塊りの
固体状で1辺が約3cmの立方体あるが、その内部には
直径1cm程度の空洞11が設けられている。
【0020】このようなインクペレットは、有機、無機
の顔料からなる色材が、いわゆるビヒクル中に分散され
ているもので、ビヒクルの主成分としては融点が低くと
も50℃以上である天然あるいは合成ワックス類の中か
ら選ばれる。また、ビヒクルには色材を均一かつ微細に
分散させるための分散剤や、インクが記録紙に付着した
後の定着性を上げるための粘着剤や、酸化防止剤、粘度
調整剤などが含まれていてもよい。
【0021】本実施例では日本精蝋社製のパラフィンワ
ックスHNP−10と三井ポリケミカル社製EVA21
0を混合して加熱溶解し、その後カーボンブラックを加
えて、アトライター、ロールミルなどの粉砕装置によっ
てカーボンブラックを均一に分散させる。こうしてでき
たインクを再び加熱して溶解し、インクペレットに成形
するために型に注入する。ここで、空気あるいは不活性
ガスを噴射可能なノズルがインク中に挿入され、続いて
空気あるいは不活性ガスが噴射されると同時に、インク
が冷却される。冷却されたインクは1辺が約3cmの立
方体に成形され、かつその内部に空洞が設けられる。こ
のようにして内部に空洞11が設けられたインクペレッ
ト10が製造される。
【0022】本画像記録装置の動作を説明する。
【0023】図1において、図示しない装置の電源SW
がONになると、インクペレット検出センサー25と、
インク空洞検出センサー23がセンシングを開始し、そ
の結果によって以後の動作を開始するか否かが決められ
る。そのロジックを図4に示す。
【0024】ペレット検出センサー25と空洞検出セン
サー23は、各々の動作距離において物体、この場合固
体状のインクが存在するとONの信号を出力するもので
ある。従って、本実施例では、図4においてペレット検
出センサー25がインクの存在を検出してONになり、
空洞検出センサー23がOFFの場合、すなわち、空洞
検出センサー23がインク内の空洞によってインクの存
在が検出できない場合に限って、負荷、具体的にはイン
クを溶解させるためのヒーター7の電源がONになる。
この条件以外では、負荷がONにならず、したがって動
作が中断した状態になる。
【0025】インクタンク部にユーザーによって供給さ
れたインクペレットが先に説明したような内部に空洞が
設けられた正規の物で有れば、上述したようなロジック
に従い、負荷すなわちヒーター7の電源がONになる。
【0026】したがって図3に示されるように、インク
ペレットが加熱され、その温度が融点例えば80℃に達
するとインクが溶解して液状になり、流動するのでノズ
ル部に液状のインク12が供給される。
【0027】そして、図示しない記録情報に基づいて振
動子8に記録信号電圧が印加され、それにしたがって振
動子8が振動するので、ノズル部5のインク12が加圧
され、その結果、開口部6からインクの液滴9が飛翔
し、記録紙3にインクが付着する。
【0028】一方、インクタンク部2に、正規のインク
ペレットを模倣して製造された海賊版のインクペレット
が、ユーザーによって誤って供給される場合を想定す
る。この場合、インクペレット内部には空洞が存在して
いないため、ペレット検出センサー25と空洞検出セン
サー23の両方ともインクを検出してONの信号を出力
する。図4のロジックに従い、この場合は負荷すなわち
ヒーターがONにならず、インクは溶解しない。このと
き、インクペレットが正規の物でないことを液晶ディス
プレイなどに表示してユーザーに通知することが望まし
い。
【0029】以上に説明した実施例は、常温では固体状
のインクを用いたものであったが、本発明は以下のよう
に変更しても実施可能である。
【0030】すなわち、常温でも液体状のインクを使用
する装置において、補充用インクケース内に満たされた
補充用インクを高速でかくはんし、インク液の内部に気
泡を発生させる。この時、補充用インクケースを遮光性
の高い物質で構成すれば、気泡の存在は外観では判別さ
れず、また、装置内部のインク判別手段によって気泡の
有無を検出するれば、正規品の補充用インクかどうかが
判別できる。
【0031】あるいは、内部に空洞を有するインク含浸
体にインクを含浸させてなる補充用インクであっても良
いし、また、遮光性の高い物質で構成された補充用イン
クケース内に気泡を形成し、それを検出するようにして
も良い。
【0032】また、インク判別手段としては、広く物体
の有無を検出するセンサーが使用できるが、外観では識
別できない、内部の物体の有無を検出するため、物体の
色、透明度、材質による影響が少ない超音波式近接セン
サー、静電容量センサーが適する。
【0033】更に、インク判別手段としては、空洞ある
いは気泡の有無を直接検出するのではなく、比重が同じ
物質から構成されていれば空洞あるいは気泡の有無によ
って重量が異なるので、重量の違いを重量検出センサー
により検出して空洞あるいは気泡の有無を判別するよう
にしたものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像記録装置においては、正規のものでない粗悪
な補充用インクの使用ができないため、品質の悪い画像
が記録されたり、装置が動作不良に陥るようなユーザー
の不利益を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である画像記録装置の概略構成
図である。
【図2】本発明の実施例である画像記録装置に用いられ
る正規のインクペレットを示す図である。
【図3】本発明の画像記録装置の動作説明図である。
【図4】本発明の画像記録装置のインク判別手段の動作
ロジックを説明する図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 インクタンク 5 ノズル部 6 開口部 7 ヒーター 8 振動子 9 インク液滴 12 液体状インク 23 インク空洞検出センサー 25 インクペレット検出センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを飛翔させて記録するようにした
    画像記録装置であって、補充用インク内部の、空洞ある
    いは気泡の有無を検出するインク判別手段を有すること
    を特徴とする画像記録装置。
JP5068497A 1993-03-26 1993-03-26 画像記録装置 Pending JPH06278288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5068497A JPH06278288A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5068497A JPH06278288A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06278288A true JPH06278288A (ja) 1994-10-04

Family

ID=13375398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5068497A Pending JPH06278288A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 画像記録装置

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JP (1) JPH06278288A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02