JPH06278044A - 手動研ぎ具 - Google Patents

手動研ぎ具

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JPH06278044A
JPH06278044A JP6000817A JP81794A JPH06278044A JP H06278044 A JPH06278044 A JP H06278044A JP 6000817 A JP6000817 A JP 6000817A JP 81794 A JP81794 A JP 81794A JP H06278044 A JPH06278044 A JP H06278044A
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JP
Japan
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plate
magnetic
abrasive
sharpening tool
coated
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Application number
JP6000817A
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English (en)
Inventor
Jr Daniel D Friel
ディー.フライエル、ジュニア ダニエル
Erwin Parkell
パーケル アーウィン
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Edgecraft Corp
Original Assignee
Edgecraft Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D9/00Wheels or drums supporting in exchangeable arrangement a layer of flexible abrasive material, e.g. sandpaper
    • B24D9/08Circular back-plates for carrying flexible material
    • B24D9/085Devices for mounting sheets on a backing plate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D71/00Filing or rasping tools; Securing arrangements therefor
    • B23D71/04Hand files or hand rasps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D15/00Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping

Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨剤が被覆された薄いプレートを用いるこ
とによって、多目的に使用することができ、研磨部を容
易に付け替えたり、裏返して使用できる経済的な手動研
ぎ具を提供すること。プレートに溝部を形成し、プレー
トの曲りを許容し、プレートをレールに沿わしめ、屑の
処理を容易にすること。 【構成】 ナイフやのみ等の利器をみがき上げ、表面を
研磨し、鋭利にするための手動研ぎ具であって、離間し
て配置され同一平面上に上端部が位置する2つの強磁性
のレールを有し、レールに対して磁気的に保持された強
磁性プレートと共に両レールの間に磁石が配置されてい
る。このプレートは、研磨剤が被覆された研磨面を有
し、磁石の磁束がレールを介してプレートに集中して導
かれ、プレートを各レールの上端部に対して所定の位置
にずれることなく保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動研ぎ具に関する。
【0002】
【発明の背景】ナイフやのみ等の利器をやすりがけした
り、表面を研磨し鋭利にする研ぎ動作のために、従来よ
り種々の工具が利用されている。従来の一般的な工具
は、やすりであり、このやすりは、ハンドルを備えた1
つの本体部から構成され、このやすりの本体部には、研
磨面が一体的に設けられている。
【0003】この型式の工具は、研磨面を付け替えるこ
とができないものとなっている。
【0004】
【発明の概要】本発明は、従来工具の改善を図ることを
目的とし、研磨面を容易に付け替えることができる手動
研ぎ具を提供することにある。
【0005】さらに、本発明の目的は、研磨部を保持す
るための凹部がなくても、十分に使用し得る手動研ぎ具
を提供することにある。
【0006】本発明は、ハンドル部と、特徴的な磁気手
段とからなり、好ましい形態においては、薄くて可撓性
を有し、研磨剤が被覆された1枚あるいは1枚以上の強
磁性プレートが、磁気手段によって、断面が好ましくは
U字チャネル形状を呈する強磁性構造体における堅固で
曲がらない平坦なレールに強固に合わさって保持されて
いる。この形式による保持構造によれば、2あるいはそ
れ以上の薄いレールに1の磁極の磁界を集中させること
によって、研磨剤被覆プレートを吸着して平坦に保持す
るに十分な大きな力を得ることができ、やすりがけ又は
研ぎ動作において金属や他の材料を取り去る際に、この
研磨剤被覆プレートが移動しないようにする保持フラン
ジや凹部をさらに設ける必要がなくなる。磁束を形成す
るための1又はそれ以上の磁石は、研磨剤被覆プレート
に対して物理的に接触している必要はない。
【0007】このような構成によれば、研磨剤被覆プレ
ートを、異なる研磨粒子が被覆された研磨剤被覆プレー
トに付け替えたり、研磨剤が磨耗した際に新品の研磨剤
被覆プレートに付け替えたりすることが容易になる。
【0008】
【実施例】この発明は、研磨剤が被覆された薄いプレー
トを用いることによって、多目的に使用することがで
き、さらに経済的な手動研ぎ具とすることができるとい
う知見に基づいてなされたものである。研磨剤被覆プレ
ートは、好ましくは、強磁性レール上に合わさって平坦
に保持されるのに十分な可撓性を有し、強磁性レール
は、プレートを支持する必須の平坦面を備えている。こ
の構成は、磁束を研磨剤被覆プレートに集中し、研磨剤
被覆プレートがやすりがけ又は研ぎ動作を行っている際
の当該プレートの動きを抑止するに十分な力で保持され
る。
【0009】改良された研ぎ具では、研磨剤被覆プレー
トを研ぎ具の対向する両面で支持できるようになってい
る。研ぎ具の他の実施例にあっては、1つの研磨剤被覆
プレートを支持するために、U字形状を有するチャネル
が2つあるいはそれ以上使用されており、これにより、
プレートを支持する付加された支持部を提供でき、プレ
ートをより平坦にできる。
【0010】1つの磁極からの磁束を、2つの堅固なレ
ールを通してワークピースに導くために、特有のU字形
状のチャネルを使用することにより、従来技術を越える
多くの利点を得ることができる。この構成は、研磨剤被
覆プレートとレールとが接触する同一平面上の狭少なラ
インに沿って極からの磁束を集中させ、やすりがけ又は
研ぎ動作を起こすときに生じる横からの力に抗すべく、
プレートを所定の位置に堅固に保持する。この線接触は
重要で、本発明研ぎ具を操作する際に、十分安全にプレ
ートを保持するために、広域の接触が必要でないことが
見出だされた。理想的には、レールの厚さは、0.03
インチから0.10インチのオーダーである。研磨剤被
覆プレートと接触する複数の直線的表面が一平面上に存
在するようにレールを構成することにより、可撓性のあ
る研磨剤被覆プレートは、研磨剤表面が水平な一平面上
に存在させられるように引き下げられて前記表面と密着
する。ナイフやたがねを研ぐ等の種々の適用において、
研磨剤表面が一水平面上に存在することは、良好な結果
を保証するために重要である。研磨剤粒子の種々の大き
さにより生じる研磨剤表面の表面粗さも、無視し得る程
度の±0.01インチよりも良好なもので、均一で平坦
な一平面を確立することが好ましい。もちろん、研磨剤
粒子は、粒子の大きさの最大限の均一性を保証するため
に、選別されなければならない。しかしながら、大きく
て高い研磨剤粒子ほど優先的に磨滅されるので、使用し
ている間に、過度の表面粗さや平面度の欠如は速やかに
改善され得る。
【0011】被覆される研磨剤として好ましいものは、
小さな力でもカットし得るダイヤモンドであるが、他の
研磨剤の使用も可能である。他の研磨剤を使用する場合
には、より大きな力を適用しなければならないというこ
とを発見したが、もし十分な場合には、前記強磁性プレ
ートにとって代わることもある。
【0012】我々は、真新しい研磨剤表面とするために
プレートを裏返しできるように、また、異なったタイプ
の研磨剤や違う大きさの研磨剤粒子を露呈するために、
強磁性プレートの両側に研磨剤を被覆することもまた望
ましいことを見出だした。レールと接触するプレートの
側に研磨剤粒子を追加することによって、やすりがけ又
は研ぎ動作の間、プレートを動かしたり取り払ったりす
るのにさらに大きな力を要することになることが発見さ
れた。電気メッキや他の方法によりレールと接触するプ
レートの下部側に付着された研磨剤の被覆は、極端な力
の下を除き、滑らない粗い表面を提供する。このタイプ
の拘束は、強磁性プレートのまわりを包むようにした研
磨剤被覆ペーパーでは得られないことがわかった。なぜ
なら、この場合には、プレート自体に研磨すべきものを
接合するものが存在しないからである。
【0013】磁石やレールを追加することも可能であ
る。この場合、付加されたレールが研磨剤被覆プレート
に対する物理的支持がさらに加えられることができると
いう利点が必要である。最大の効果を得るためには、レ
ールと研磨剤被覆プレートとの接触ラインが、同一平面
内に存在しなければならない。
【0014】2またはそれ以上の独立した平坦な強磁性
レールによる他の磁石形状は、U字形状ではないが、磁
束を集中させかつその磁束を研磨剤被覆プレートの上表
部に導くように使用され得る磁極に、隣接した磁石の各
側に少なくとも一つのレールを備えたものである。しか
し、このような構成では、やすりがけ又は研ぎ操作中
に、強磁性プレートを支持するに十分堅固な耐久性のあ
る構造体として、レールの上端部を同一平面上に確立し
て維持することは困難であることがわかった。同一平面
となるようにしたものは、横断面U字状チャネルのシン
プルな強磁性構造体のものと比較すれば、プレートの支
持に最大の強度を与えることになる。
【0015】プレートは、レールの平面に対応し得るよ
うに十分な可撓性を有しなければならないが、十分平坦
な研磨剤表面を確立されないほど可撓性を有してはなら
ない。プレートをレールに最も効果的に従わせるため
に、ある位置にプレートを分割する直線溝部を刻むこと
は有利である。一方又は両方の側にプレートを横切って
溝部を形成し、この溝部の位置でプレートを弱くし、若
干の曲りを許容するやり方である。通常の場合、プレー
トは、0.03から0.01インチのオーダーの厚さの
もので、プレートの厚さの1/4から3/4を切り込み
又は刻印された直線溝部を備えている。直線溝部の間隔
は変更できるが、通常には、およそ1/4から3/4イ
ンチ離間している。片方あるいは両方の面の溝部の深さ
は、全プレート厚さを貫通して切り込まないようにコン
トロールされなければならない。
【0016】溝部は、第2の機能、すなわち、研磨面の
平均面よりへこんだ凹部を形成するという機能を有して
おり、やすりがけ又は研ぎ動作をする際に出る屑を、こ
の凹部に溜めて処理するようになっている。溝部を配置
させると、独特の特性、つまり、研磨剤が被覆された強
磁性のプレートを、長手方向について柔軟にするという
特徴が生じ、同時に、生じた削り屑を収集する凹部が形
成されるのである。溝部は、プレートを横切って延びる
ように形成されており、その幅は所望の寸法を取り得
る。溝部の領域は、研磨剤が被覆されたプレート表面の
半分以下とするが、一般的には総面積の20%以下とす
るのが好ましい。なぜなら、プレートは、各々の溝部の
位置において押し付けられ、あるいは後退させられるか
らである。またプレートはその部分で厚みが薄くなって
おり、その位置においてプレートの外表面側に強い磁束
が現れるようになっているので、強磁性の屑を溝部内に
捕らえて残し得るようになっているからである。一方、
溝部と溝部の間の部分のプレートの厚みを十分な厚みと
することにより、この領域に現れる磁束の量を非常に低
くし、これにより強磁性の屑がそこに集まる傾向を抑え
ている。
【0017】これは、やすりをかけたり、砂で磨くいわ
ゆるサンディングを施したり、砥石で研ぐような作業を
したりする際に用いるこの道具の効率のためであり、何
等の駆動手段も有さず、ダイアモンドからなる研磨剤を
用いるとき、非常に大きく作用する。
【0018】図1乃至図7は、やすりがけ又は研ぎ動作
に用いる研ぎ具10の好ましい実施例を示すものであ
り、この研ぎ具10はハンドル60を有している。な
お、このハンドル60は、特殊な態様で用いる場合には
無くてもよい。全ての実施例は、1あるいはそれ以上の
磁石と、1あるいはそれ以上のU字形のチャネルとを有
しており、その終端部は幅の狭いレールになっている。
このレールは、それぞれの磁石の一方の極性から強磁性
プレートの背面に磁束を導いており、プレートをチャネ
ルのレールに着座させている。
【0019】さらに詳細に説明すると、図1乃至図7は
本発明の一実施例を示すものであり、この実施例では、
1つの2極磁石14がU字形のチャネル16内に底部が
接する状態で装着されており、一方の極性、ここではS
極として示しているが、からの磁束がチャネル16を介
してレール18へ導かれている。ここで、チャネルは強
磁性プレート20に接触している。この強磁性プレート
20には、研磨剤層22に被覆が施されているが、研磨
剤としては粒が揃ったダイヤモンドが好ましい。磁石1
4の他方の極性、ここではN極として示しているが、こ
れを強磁性プレート20に接触させなくても、磁石14
によって強磁性プレートを、しっかりとしかも正確に、
また取り付け位置にずれを生じさせる虞れもなく、レー
ル上に着座させている。なお、レールは、必ずしもそう
である必要はないが、平行に配置されるのが好ましい。
また磁石14は、金属、セラミックあるいはプラスチッ
クを充填するタイプなどのいずれのタイプであってもよ
い。磁石の下側の極性は、強磁性プレート20に向けて
磁束を効率的に導くように、チャネルの下部に良好な状
態で密着されているのが好ましい。強磁性プレート20
を、図示されるように研磨剤層22で覆ったり、その外
面に研磨剤被覆を形成してもよく、また研磨剤でない素
材からなる粗い被覆をその下面側に形成して、図8に示
される下側のレール18との摩擦抵抗を増大してもよ
い。磁石の両極は、図示するように、対極的に配置され
ており、N極の表面はチャネル16に接しており、S極
は、強磁性プレート20の下に位置している。
【0020】また、別の実施例にあっては、図9に示さ
れるように、2つのU字形のチャネル26,28は、背
中合わせに配置されており、それぞれ2極を有する磁石
30,32が、各チャネル26,28に装着されてい
る。各チャネルのベースレッグ34,36に接する極性
は同じであるのが好ましく、実施例の図ではその極がS
極になっているのであるが、それは最大限の磁束を強磁
性プレート20に導くためである。またチャネル26,
28は十分に薄くすると、S極からの磁束の全てが、そ
れほど漏れることなく導かれるため好ましく、またこれ
により、磁石が装着される2つのチャネル間の反発力が
減ずる。チャネルの厚みを約1/16インチにすると、
通常、その漏れが適切に減ずる。なお、磁石30,32
を、N極側を各チャネルの底側に向けて取り付けてもよ
いし、あるいは一方の磁石だけを反転させて取り付けて
もよい。後者の場合、研磨剤が被覆された強磁性プレー
ト20は、両チャネル間に、反発するように取り付けた
場合に比べて、むしろ引き付ける力が働く。このような
構成にすると、研磨剤が被覆された強磁性プレート20
は図1のものと同様に、レール38,40に当接した状
態で着座される。
【0021】また、別の実施例では、図10に示される
ように、U字形のチャネル42,44は並列に配置され
いるので、付加的に中間レール46,48が形成される
こととなり、これにより、強磁性のプレート20を物理
的にその幅の中央部において、エンドレール50,52
の協働により支持することができる。近接して装着され
ている磁石54,56は、同じ向きに設けられることが
好ましく、このようにすると、本実施例においてはS極
である同種の極性が各チャネル42,44の底に着座さ
れる。中間レール46,48は、重大な漏れを減らすほ
ど薄くする必要はないが、図示されるように配置される
磁石54,56については、チャネル42,44相互間
に反発力が生じるので、図6および図7に示されるハウ
ジング58によって、あるいは他の装置によって抑制し
なければならない。
【0022】レールとして有効な厚みである1/16イ
ンチ程度では、一方の磁石の極性を逆転させて反発力を
取り除き、強磁性プレート20をレールに対して所定の
位置に保持するようにしてもよい。
【0023】図2及び図6は、研磨剤層22が被覆され
た強磁性プレート20の好ましい形状を示している。図
2は強磁性プレート20の平面図、図6は同強磁性プレ
ート20の側断面図であり、プレート3の幅方向に伸延
した多数の溝部21を設けていることを示している。溝
部21は、十分な深さを有しているため、ヒンジライン
として機能し、強磁性プレート20が、長さ方向に沿っ
て曲がることを可能とし、レール18の良好な支持を保
証する。溝部21は、やすりがけ又は研ぎ動作の際に、
研磨剤層22によりワークピースから取り除かれたやす
りくずを収集するための十分な幅を有している。通常、
強磁性プレート20の長さは、数インチであるが、仕様
に合致させるため、これより短くしたり長くしたりする
ことは可能である。強磁性プレートは、複数の並置プレ
ートから構成することもでき、独立した部材の選択的交
換を可能とする。
【0024】図1ないし図3及び図6は、ハンドル60
と強磁性のチャネル16を支持する取り付けハウジング
構造体58とを有する研ぎ具の好ましい形状を示してい
る。ハンドル60は、不使用時に、研ぎ具10をフック
に掛けることが可能となるように、貫通孔61を設ける
ことができる。チャネル16は、ハンドル60に嵌め込
まれた中子の延長部62を有しており、該チャネル16
のための付加的な支持を提供する。チャネル16は、構
造体58にはめ込まれたエンボスメント、つまりランス
64を有しており、研ぎ具10の過酷な使用に際し、該
チャネル16の安定性をさらに良くする。ハンドル60
と取り付けハウジング構造体58は、プラスティック製
であり、チャネル16及び延長部62の周囲及び上部で
のインサート成形で作成することが可能であり、従っ
て、研ぎ具全体を単一の剛構造とし得る。どんな場合に
おいても、ハンドル60と取り付けハウジング構造体5
8は、強磁性プレート20とチャネル16のレール18
の密接な接触を妨害することはない。チャネル16の周
囲でのインサート成形により、平行なレール18がゆが
み、上方端部が非同一平面的となる可能性がある。ほか
の構成方法や手段が使用可能だが、変形の可能性はさら
に大きくなる。
【0025】図8に示している実施例では、少なくとも
一つのタブ66が、ハンドル60から離れた方向の研ぎ
具10の端部に提供される。タブ66は、セイフガード
として利用され、例えば、可動機械に対し研ぎ具10が
誤用される際、ハンドル60から離れた方向に強磁性プ
レート20が移動しないように保証する。しかし、図1
ないし図7に示している本発明の好ましい実施例におい
ては、このようなタブは省略されており、構造体58の
最下部の端は、強磁性プレート20の下方にある。従っ
て、ハンドル60から離れた方向に移動して研磨する際
に、研ぎ具の動きを妨害するものは、強磁性プレート2
0を越えたところには存在しない。このような構造は、
強磁性プレート20の磁気吸着的な取付けにより省略可
能である。例えば、タブやリム等の直立構造物を省略す
ることにより、長さ及び幅あるいはいずれか一方が構造
体58を越えて延長するプレートを使用することが可能
となる。図9及び図10を参照のこと。
【0026】種々の図で示したように、強磁性プレート
は、磁石から最小距離、例えば、数1000分の1イン
チの距離に位置決めされ、強磁性プレートと磁石との間
に空間68を形成している。この空間は、強磁性プレー
トと磁石との間で表面接触が起こらないことを保証す
る。さらに、強磁性プレートあるいはプレートセグメン
トを置換することが望ましい場合、この空間は、アクセ
スエリアを提供し強磁性プレートを持ち上げ、磁石やレ
ールから離すために利用することができる。
【0027】図7及び図8は、本発明のその他の実施例
を示しており、強磁性プレートは、構造体58を越えて
延長していない。図9及び図10は、別の実施例を示し
ており、強磁性プレートは関連するレールに取り付けら
れており、レールを越えて延長している。
【0028】ここで示されている実施例では、研ぎ具の
全幅は、約1.24インチであり、強磁性プレートの全
長は、約6.1インチである。しかし、これら研ぎ具の
寸法は、対象とする研ぎ具のタイプに対応させた結果で
あり、有益な研ぎ具の単なる例にすぎない。従って、幅
広の研ぎ具を使用する際は、研ぎ具の寸法、特に幅の寸
法を変えることができる。
【0029】本発明の実施例において、強磁性プレート
20は、薄いフラットプレートとして示している。また
本発明は、各種の研磨剤被覆プレートを使用することが
可能である。例えば、湾曲した研磨剤被覆表面を有する
等の特殊形状プレートは、曲面を研磨する等の特殊な目
的のために使用することができる。
【0030】従来技術との顕著な違いは、研ぎ具10
が、研磨剤被覆プレートあるいはプレートセグメント
を、レールに十分な強度を有し効果的に固定させるため
の磁気構造体を提供することである。従って、ハンドル
から離れる方向へ道具をストローク運動させて研磨する
間は、プレートは、加えられた力に関わらず適切な位置
にあることとなる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、研磨剤が被覆さ
れた薄いプレートを用いることによって、多目的に使用
することができ、研磨部を異なる研磨粒子が被覆された
ものや新品の研磨剤被覆プレートに容易に付け替えた
り、プレートを裏返して使用でき、経済的な手動研ぎ具
とすることができる。
【0032】また、研磨部を保持するための凹部を必要
とせず、レールと接触するプレートの側に研磨剤粒子を
追加することによって、プレートを動かしたり取り払っ
たりするのにさらに大きな力を要し、研磨部の保持が確
実となる。
【0033】さらに、プレートに溝部を形成したので、
プレートの若干の曲りを許容でき、プレートをレールに
最も効果的に沿わしめることができ、やすりがけ又は研
ぎ動作をする際に出る屑を、溝部に溜めて処理すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る手動研ぎ具を示す正
面図である。
【図2】 図1に示される手動研ぎ具を示す上面図であ
る。
【図3】 図1に示される手動研ぎ具を示す底面図であ
る。
【図4】 図1に示される手動研ぎ具を示す右側面図で
ある。
【図5】 図1に示される手動研ぎ具を示す左側面図で
ある。
【図6】 図2の6−6線に沿う断面図である。
【図7】 図2の7−7線に沿う断面図である。
【図8】 本発明の他の実施例に係る手動研ぎ具を示す
要部断面図である。
【図9】 本発明のさらに他の実施例に係る手動研ぎ具
を示す要部断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例に係る手動研ぎ具
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10…手動研ぎ具、 14,30,32,
54,56…磁石、18,38,40…磁性体レール、
20…磁性プレート、21…溝部、
22…研磨剤層、26,28,42,44…U字形の
チャネル、58…強磁性構造体、 60…ハ
ンドル、62…延長部。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナイフやのみ等の利器をやすりがけ又は
    研ぎ動作する手動研ぎ具において、両端部が共通平面を
    有する2つの離間した薄い磁性体レールと、これら磁性
    体レール間に設けられた、第1の磁極と第2の磁極を備
    えた磁石を有する磁気手段と、研磨剤が露出するように
    表面に被覆され、前記第1の磁極から離間するとともに
    ほぼ平行とされかつ近接配置された磁性プレートとから
    なり、 この磁性プレートは、前記磁性体レールを介して導かれ
    る前記磁石の第2の磁極から集中された磁束により、使
    用中に移動しないように保持用の凹部を設ける必要がな
    いように磁性体レールに対して所定の位置を保持するに
    十分な力で磁性体レールの前記両端部に磁気的に支持さ
    れたことを特徴とする手動研ぎ具。
  2. 【請求項2】 前記磁性体レールは、単一の強磁性構造
    体の一部である請求項1に記載の手動研ぎ具。
  3. 【請求項3】 前記強磁性構造体の断面は、前記磁性体
    レールで終端するU字状である請求項2に記載の手動研
    ぎ具。
  4. 【請求項4】 前記薄い磁性体レールは、0.03イン
    チから0.10インチの範囲の厚さを有し、前記研磨剤
    被覆プレートは、薄い平坦なプレートでありかつ全長に
    亘り±0.01インチ以内の平坦性を有するものである
    請求項3に記載の手動研ぎ具。
  5. 【請求項5】 前記研磨剤被覆プレートは、前記磁性体
    レール上に平坦に支持され得るようにかつ柔軟性が高め
    られるように、少なくとも一面に形成された溝部により
    セグメント状にされた薄いプレートである請求項1に記
    載の手動研ぎ具。
  6. 【請求項6】 前記溝部は、前記プレートの幅方向に直
    線的に伸延され、幅は溝部間の距離の20%以下であ
    り、溝部と溝部との間の離間長は、3/4インチ以下で
    ある請求項5に記載の手動研ぎ具。
  7. 【請求項7】 前記溝部の深さは、前記研磨剤被覆プレ
    ートの厚さ以下である請求項5に記載の手動研ぎ具。
  8. 【請求項8】 前記磁性プレートの厚さは、磁束の一部
    が引き付けている前記プレートを通って逃げるようにし
    かつ内部に切屑を集めるように、選択されたエリアで有
    効に折れ曲がる凹部を有する請求項2に記載の手動研ぎ
    具。
  9. 【請求項9】 前記構造体は、ハンドルが取り付けられ
    ている請求項2に記載の手動研ぎ具。
  10. 【請求項10】 前記磁気手段は、少なくとも一部が堅
    固なプラスチック構造体により覆われ支持された強磁性
    構造体と、前記ハンドルを形成する堅固なプラスチック
    構造体の延長部とを有する請求項9に記載の手動研ぎ
    具。
  11. 【請求項11】 前記研磨剤被覆プレートは、上部と下
    部面の各々を研磨剤により覆ってなる請求項1に記載の
    手動研ぎ具。
  12. 【請求項12】 前記研磨剤被覆プレート上の研磨剤
    は、ダイアモンドである請求項2に記載の手動研ぎ具。
  13. 【請求項13】 前記研磨剤被覆磁性プレートは、湾曲
    された研磨剤被覆面を有する請求項1に記載の手動研ぎ
    具。
  14. 【請求項14】 前記研磨剤被覆磁性プレートは、薄い
    フラットなプレートである請求項1に記載の手動研ぎ
    具。
  15. 【請求項15】 前記工具は、工具の反対側で第2研磨
    剤被覆磁性プレートを支持する第2磁気手段、第2磁石
    及び第2強磁性構造体を有する請求項2に記載の手動研
    ぎ具。
  16. 【請求項16】 前記工具は、前記第1研磨剤被覆磁性
    プレートに対し物理的支持を提供する磁石及び強磁性構
    造体を有する第1磁気手段と並設された第2の磁気手
    段、第2磁石及び第2強磁性構造体を有する請求項2に
    記載の手動研ぎ具。
  17. 【請求項17】 前記プレートは、複数の対設された部
    材からなる請求項1に記載の手動研ぎ具。
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