JPH06278019A - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JPH06278019A
JPH06278019A JP7034693A JP7034693A JPH06278019A JP H06278019 A JPH06278019 A JP H06278019A JP 7034693 A JP7034693 A JP 7034693A JP 7034693 A JP7034693 A JP 7034693A JP H06278019 A JPH06278019 A JP H06278019A
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作物の外径寸法精度を保証しつつ、テーパ
精度の安定性を確保できることを目的とする。 【構成】 主軸台12,13により回転されるクランク
シャフトWの各ピン部W1,W2に対し砥石台16を切
込み方向に前進させることにより、各ピン部W1,W2
を砥石車30,31により同時に研削加工するととも
に、テーパ補正装置37により砥石軸32を最終テーパ
補正送り段階までクランクシャフトWに向け前進させ、
さらにピン部W1,W2の研削加工につれてレスト装置
17のレスト部材をピン部と当接する方向に前進させ
る。そして、各ピン部の定寸信号の有無を数値制御装置
50でチェックし、定寸信号のないピン部に対応するレ
スト部材を定寸信号が得られるまで所定量ずつ繰り返し
前進させ、ピン部の逃げを抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーパ補正機構を備え
た研削装置に係り、特に最終テーパ補正送り後も砥石台
および工作物を支持するレスト機構を送り制御して、工
作物の形状精度を確保する研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、クランクシャフトのピン部を加
工するクランクピン研削盤は、同一回転位相にある一対
のピン部を、同一の砥石軸に設けた別々の砥石車により
同時に研削加工できる構成になっている。ところで、こ
のような研削盤は、機械の熱変位等により両ピン部の外
径にテーパが発生する問題がある。
【0003】そこで、従来においては、例えば特開平3
−281156号に示すように、同一位相の一対のクラ
ンクピンを研削する一対の砥石車を有する砥石軸の両端
を相対向して砥石台上に設けられた砥石軸のハウジング
に回転可能に支承し、そして、砥石軸ハウジングの少な
くとも一方を弾性可撓部を介して砥石台に取り付け、こ
の調整側砥石軸ハウジングをNC制御されるテーパ補正
装置により前後方向に変位させることで砥石軸線の傾き
を調整し、これにより、異なる砥石車で研削される両ピ
ン部の外径にテーパが生じるのを抑え、両ピン部の外径
寸法精度がそろうようにしている。
【0004】なお、砥石軸のテーパ補正送りは、別々に
設けたインプロセスタイプの定寸装置により、それぞれ
のピン部の外径を測定し、この両測定値の差がゼロにな
るように、研削サイクル(粗研、精研、スパークアウ
ト)実行中の所定のタイミングでテーパ補正装置を制御
して調整側砥石軸ハウジングを微小前進させることによ
り行われる。
【0005】また、砥石軸にテーパ補正送りがかからな
い原位置状態では、調整側砥石軸ハウジングと対向する
側のピン部の外径が大きくなるようにピン部と砥石軸と
の位置関係が機械的に調整されており、テーパ補正送り
時は、両ピン部の外径寸法差がなくなるように定寸信号
による制御のもとで行われる。
【0006】また、上述のようなクランクピン研削盤に
おいては、クランクピンの研削時に、その研削抵抗によ
り生じる工作物の逃げ、すなわちクランクシャフトの撓
みを抑えるために、各研削ピン部に対向してレスト装置
を設け、このレスト装置を研削サイクル実行中の所定の
タイミングで所定量前進制御させることにより、シュー
を加工中のピン部外周面に当接させる構成になってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のク
ランクピン研削盤においては、研削サイクル中、両ピン
部の外径寸法精度、形状精度を確保するために最終の砥
石軸テーパ補正送り後も、砥石台およびレスト装置に送
りをかける方式になっているが、この最終のテーパ補正
送り後の両ピン部に対するレスト送りは、例えば第3研
削完了後の定寸信号によって管理され、この両ピン部に
対するいずれか一方の定寸信号が発生したときに、その
レスト送りが完了する構成になっているため、クランク
シャフトの剛性、両ピン部に対する研削抵抗の差異、レ
スト機構の熱変位等により、クランクシャフトの軸線方
向にある左右のピン部へのレストシュー当接力の大きさ
に差異が生じていると、テーパ精度が悪化したり、一方
のピン部が径小に研削されてしまうという問題があっ
た。
【0008】又、砥石軸テーパ補正送りは、一対のピン
部の外径差でもってテーパ補正の送りを制御しているた
め、一対又は1方のピン部が径小になる場合があるとい
う問題があった。更に、途中の砥石軸テーパ補正送り完
了時点に右側のピン部が第3精研完了時点等まで仕上っ
てしまい、砥石台送りによる形状精度確保のために必要
となる所定の研削送り量が確保できなくなる場合がある
という問題があった。
【0009】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、工作物の外径寸法精度、形状精度を保
証しつつ、テーパ精度の安定性を確保することができる
研削装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、軸線方向の異なる位置に少なくと
も1対の加工面を有する工作物を回転駆動する主軸台
と、前記各加工面に対応して回転駆動される少なくとも
1対の砥石車を有するとともに研削の初期段階で前記砥
石車により研削される各加工面がテーパを呈するように
工作物の回転軸線に対し傾動可能に設けた砥石車の砥石
軸を有する砥石台と、前記工作物と砥石車とが互いに接
離する切込み方向に前記砥石台を移動させる駆動手段
と、前記砥石軸をその回転軸線と前記工作物の回転軸線
とが平行する方向に変位させるテーパ補正送り手段と、
前記駆動手段により、前記砥石台を切込み方向に移動さ
せて前記工作物の各加工面を所定寸法に加工するにつれ
該各加工面を支えるレスト部材を工作物と当接する方向
に移動させるレスト手段と、前記工作物の各加工面の径
をそれぞれ測定する定寸手段と、前記テーパ補正送り手
段により前記砥石軸が工作物の回転軸と平行する位置に
テーパ補正送りされた後のレスト部材送りによる加工面
の研削時に前記定寸手段により測定された各加工面の定
寸信号をチェックし、定寸信号が得られない方の加工面
に対応するレスト部材を定寸信号が得られるまで加工面
に対し前進させる制御手段とを備えてなるものである。
【0011】また、請求項2の発明は、軸線方向の異な
る位置に少なくとも1対の加工面を有する工作物を回転
駆動する主軸台と、前記各加工面に対応して回転駆動さ
れる少なくとも1対の砥石車を有するとともに研削の初
期段階で前記砥石車により研削される各加工面がテーパ
を呈するように工作物の回転軸線に対し傾動可能に設け
た砥石車の砥石軸を有する砥石台と、前記工作物と砥石
車とが互いに接離する切込み方向に前記砥石台を移動さ
せる駆動手段と、前記砥石軸をその回転軸線と前記工作
物の回転軸線とが平行する方向に変位させるテーパ補正
送り手段と、前記駆動手段により、前記砥石台を切込み
方向に移動させて前記工作物の各加工面を所定寸法に加
工するにつれ該各加工面を支えるレスト部材を工作物と
当接させるレスト手段と、前記工作物の各加工面の径を
それぞれ測定する定寸手段と、前記テーパ補正送り手段
により前記砥石軸が途中のテーパ補正送りされている時
にいずれかの加工面が予め定めた定寸以上に仕上げられ
たと判定されたときは、前記テーパ補正送りを停止し、
前記砥石台を所定量後退した後、前記テーパ補正送りの
残りの分だけ前記テーパ補正送り手段を制御して砥石軸
を工作物方向へ変位させ、前記定寸装置から次の定寸信
号が得られるまで砥石台を前進させる制御手段とを備え
てなるものである。
【0012】
【作用】上記請求項1の構成により、砥石軸がテーパ補
正送り手段で最終テーパ補正送りされた後もレスト部材
の送りによる各加工面を研削する時は、各加工面の定寸
信号の有無をチェックし、このうち定寸信号がない方の
加工面に対応するレスト手段のレスト部材を定寸信号が
得られるまでその加工面に対し前進させ、これにより両
加工面の外径寸法精度が保証され、テーパ精度の安定性
を確保し得る。
【0013】また、上記請求項2の構成により、テーパ
補正送り中(例えば実施例のテーパ1段送り中)に、加
工面が予め定めた定寸以上に仕上げられた場合には、現
在のテーパ補正送りを中断し、砥石台を所定量後退させ
た後、前記テーパ補正送りの残りの分だけ砥石軸を工作
物側へ変位させるから、工作物の加工面が径小になるの
を防止でき、かつ所定の砥石台送りによる研削送り量が
確保され、形状精度が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。図1は、本発明をクランクシャフトのピ
ン研削盤に適用した場合を示す全体の構成図、図2は図
1のA−A線に沿う拡大断面図、図3は同じく図1のB
−B線に沿う拡大断面図である。
【0015】図1において、10はクランクシャフトの
同位相にある一対のピン部を同時に研削加工する研削
盤、50は研削盤10を制御する数値制御装置である。
研削盤10は、ベッド10aと、このベッド10a上に
設けられた固定テーブル11と、この固定テーブル11
上の左右両端部に軸線を一致して配設した主軸台12,
13と、ベッド10a上の後部側に主軸台12,13の
軸線と直角なX軸方向に移動可能に設置した砥石台16
を備える。
【0016】前記主軸台12,13は、数値制御装置5
0により同期制御されるサーボモータ(不図示)を有
し、このサーボモータにより回転される主軸12a,1
3aの先端には、偏心チャック14,15が取り付けら
れている。この両偏心チャック14,15は、工作物で
あるクランクシャフトWの両端のジャーナル部をクラン
プする。ジャーナル部が偏心チャック14,15でクラ
ンプされた状態では、ジャーナル部より偏心した位置に
あるピン部の回転軸線は主軸12a,13aの回転軸線
に一致している。
【0017】図1中、17は、主軸台12,13の中間
部分に位置して固定テーブル11上に設置したレスト装
置であり、このレスト装置17は、研削加工中の両ピン
部W1,W2をその外周から支持する。また、レスト装
置17は、各ピン部W1,W2に対応する一対のレバー
送り用サーボモータ18,19を備え、この各サーボモ
ータ18,19は、それぞれの駆動回路20,21を介
して数値制御装置50に接続されている。
【0018】レスト装置17上には、各ピン部W1,W
2の外径を別々に測定するインプロセスタイプの定寸装
置22,23が設置されている。この各定寸装置22,
23で測定された各ピン部W1,W2の計測値信号及び
各計測値の差を示す信号は、数値制御装置50に入力さ
れる。
【0019】前記砥石台16は、クランクシャフトWの
軸線方向に並ぶ左右のピン部W1,W2を同時に研削す
る一対の砥石車30,31と、この砥石車30,31が
装着される砥石軸32と、クランクシャフトWと対面す
る砥石台16上の左右位置に設けられ、前記砥石軸32
の両端部を回転可能に支承する左右の支承部材33,3
4と、ベルト等の回転伝達機構35を介して砥石軸32
を含む砥石車30,31を回転する駆動モータ36と、
前記左側の支承部材33に対向して砥石台16に設置さ
れた砥石軸テーパ補正装置37とを備え、このテーパ補
正装置37のサーボモータ38は駆動回路39を介して
数値制御装置50に接続されている。
【0020】また、砥石台16は、ベッド10aに設け
た砥石台送り用のサーボモータ40と、図略の送りねじ
機構によってX軸方向に送り動作される。このサーボモ
ータ40は駆動回路41を介して数値制御装置50に接
続されている。数値制御装置50は、研削盤全体を制御
し管理する中央処理装置(以下CPUと略称する)5
1,およびメモリ52を備え、メモリ52には、ピン部
の研削加工プログラム,およびレスト前進補正送りプロ
グラムが格納されている。また、CPU51には、制御
データ等を入力するキーボードおよび表示部等を有する
入力装置53が接続されている。
【0021】次に、レスト装置17および定寸装置2
2,23の構成について述べる。レスト装置17は、図
2に示すように固定テーブル11上に固定した支持部材
61にクランクシャフトWに対し前後進可能に設けたレ
スト本体62と、このレスト本体62を前進後退動作さ
せる流体圧シリンダ装置63を備え、前記シリンダ装置
63はレスト本体62に内蔵された構成になっていると
ともに、レスト本体62から突出するピストンロッド6
3aは支持部材61に固定されている。
【0022】また、レスト装置17は、クランクシャフ
トWの左右のピン部W1,W2に対応する一対ずつ上部
および下部ラム64,65(図2では、左側のピン部W
1に対応する上部および下部ラムしか示していないが、
右側のピン部W1に対応する上部および下部ラムも同様
の構成である)を備え、この上部および下部ラム64,
65は、レスト本体62内にシリンダ装置63を挾んで
上下に形成した円筒穴66,67内にピンW1と直角な
方向にスライド可能に嵌合されている。
【0023】上部および下部ラム64,65には、それ
ぞれをピン部W1に対し前後進させるためのねじ軸6
8,69が螺合されており、この各ねじ軸68,69の
他端部はレスト本体62に軸受70,71によって回転
可能に支承されている。
【0024】上部側のねじ軸68の他端部には、ウォー
ムホイール72および平歯車73が同軸に固着されてお
り、ウォームホイール72を噛合するウォーム74を送
り用サーボモータ18で回転させることにより、ねじ軸
68を回転させて上部ラム64を前進または後退動作さ
せる。また、下部側のねじ軸69の他端部には平歯車7
5が固着され、この平歯車75と平歯車73は、シリン
ダ装置63のロッドカバー63bに回転可能に取り付け
たフリー歯車76に噛合されている。従って、送り用サ
ーボモータ18の回転は、ウォーム74、ウォームホイ
ール72、平歯車73、フリー歯車76および平歯車7
6を介してねじ軸69に伝達され、このねじ軸69の回
転により下部ラム65を前進または後退動作させる。
【0025】レスト本体62から突出する上部ラム64
の先端には、ピン部W1の外周面に接続してピン部W1
を側方から支持するシュー77が固着されている。ま
た、レスト本体62から突出する下部ラム65の先端
は、レスト本体62の前端部に上下方向に揺動可能に取
り付けたレバー78にリンク79を介して連結され、こ
のレバー78の先端部上面には、ピン部W1を下方から
支持するシュー80が固着されている。
【0026】定寸装置22は、レスト本体62に設けた
前進後退用シリンダ装置81のピストンロッド81aに
取り付けた支持部材82上に固定されており、そして、
この定寸装置22は、ピン部W1の外周面に上下両側か
ら当接する揺動可能な一対の測定レバー22a,22b
を備え、この測定レバー22a,22bの機械的変位を
内蔵の差動トランス(図示せず)により電気的信号に変
換し、ピン部W1の径信号として数値制御装置50に出
力される。
【0027】なお、ピン部W2側の定寸装置23もピン
部W1側の定寸装置22と同様な構成になっている。
【0028】次に、砥石軸32のテーパ補正装置37の
構成を図3を参照して説明する。砥石軸32の左側支承
部材33の砥石台16への取付け基部には、前後方向
(図3の左右方向)から切込み90,90を入れること
により、左側支承部材33を前後方向(図3の左右方
向)に変位させる弾性可撓部91が形成されている。ま
た、左側支承部材33の背面には、上下方向のリニアガ
イド92が固設され、このリニアガイド92にフォーク
状滑動部材93の基部93aが上下方向にスライド可能
に案内されている。
【0029】図3に示すように、左側支承部材33の後
方に対向して砥石台16に形成した空洞部94内には、
基端が砥石車32と平行な軸ピン95により上下方向に
回動可能に枢着したリンク96が設けてあり、このリン
ク96の揺動端は前記滑動部材93に軸ピン97により
回動可能に連結されている。また、滑動部材93には、
上方に伸びる連結部98が形成されている。
【0030】砥石台16の上面には、円筒状ブラケット
99が前記連結部98に対向して上下方向に固着され、
この円筒ブラケット99の上端にはサーボモータ38が
回転軸線を一致して固定されている。そして、円筒ブラ
ケット99内に突出するサーボモータ38の回転軸38
aは、円筒ブラケット99内にその軸線方向に装着した
ボールねじ機構100のねじ軸100aの上端に結合さ
れている。
【0031】また、円筒ブラケット99内には、昇降滑
動部材101が上下方向にスライド可能に、かつ回転が
拘束されて設けられており、この昇降滑動部材101の
上端には、ボールねじ機構100のナット部材100b
が固定されている。さらに、昇降滑動部材101の下端
部は、前記連結部98の上端部に軸ピン102によって
回動可能に連結されている。
【0032】前記リンク96は、テーパ補正送りがかけ
られていない原位置にあるときは、例えば、図3に示す
ように前下がりの傾斜位置にある。すなわち、軸ピン9
7の中心点O2 が軸ピン95の中心点O1 より多少低い
位置にある。そして、中心点O2 が中心点O1 回りに回
動して、中心点O1 と水平になるまでの変位の水平成分
が最大補正範囲より多少大きくなるように、リンク96
の長さ等の諸条件が設定されている。
【0033】上記のように構成された砥石軸32のテー
パ補正装置37において、サーボモータ38が所定量回
転すると、ボールねじ機構100を介して昇降滑動部材
101が所定量だけ上昇する。これにより、軸ピン10
2を介して滑動部材93の連結部98が上昇し、それに
応じてリンク96が図3において反時計回りに回動する
と共に、滑動部材93がリニアガイド92上を上方に滑
動する。そのとき、軸ピン97の中心点O2 が軸ピン9
5の中心点O1 回りに回動し、その変位の水平成分だけ
滑動部材93が砥石軸32の方向に前進し、リニアガイ
ド92を介して砥石軸支承部材33を前方に押圧する。
【0034】それにより、砥石軸支承部材33は、弾性
可撓部91を支点にして傾動し、それに応じて砥石軸3
2の左側支承部材33は、右側支承部材34に対してサ
ーボモータ38の所定量の回転分の補正量だけ変位し、
砥石軸32はテーパ分だけ逆に傾動し、その結果、ピン
部の研削加工におけるテーパが除去される。
【0035】次に、本実施例によるピン部研削加工の動
作を、図4および図5に示すフローチャートを参照して
説明する。まず、図4により、クランクシャフトWの両
ピンW1,W2を同時に研削加工する場合の研削サイク
ルの全体について述べる。工作物であるクランクシャフ
トWの両端のジャーナル部が主軸台12,13の偏心チ
ャック14,15により把持された状態で、入力装置5
3にある図略のスタートスイッチを押すと、両主軸台1
2,13のサーボモータ(図示せず)は数値制御装置5
0により所定の速度に同期制御され、クランクシャフト
Wを、そのピン部の軸線を回転中心にして所定の速度で
回転させる。これと同時に砥石台16の砥石駆動モータ
36を起動し、砥石車30,31を数値制御装置50か
らの指令値に応じた速度で回転させる。
【0036】かかる状態において、入力装置53にある
図略の研削サイクルボタンをオンすると、研削加工プロ
グラムがスタートし、この研削加工プログラムに従って
研削盤10が制御される。すなわち、研削加工プログラ
ムがスタートすると、CPU51は駆動回路41に早送
り指令信号を加えることにより、サーボモータ40を早
送り駆動して砥石台16を早送り前進させる(ステップ
S1)。さらに、CPU51から図略の流体圧制御部に
指令信号を与えて、該流体圧制御部を動作させることに
より、流体圧シリンダ装置63を動作させ、レスト本体
62を早送り前進させる(ステップS1)。このとき、
定寸装置用のシリンダ装置81を前進動作し、定寸装置
22,23の測定レバーをピン部W1,W2の外周面に
直径方向から当接させる。
【0037】次に、研削加工プログラムに従いCPU5
1から第1のレスト前進指令信号を駆動回路20,21
に与えることにより、レスト装置17の左右のサーボモ
ータ18,19を回転させ、上部および下部ラム64,
65を指令値に応じた量前進させる(ステップS2)。
これにより、各シュー77および80をピン部W1(W
2)の外周面に当接させてピン部W1(W2)を砥石車
30,31と反対の側面および下面から支える。
【0038】第1のレスト前進動作が完了すると、CP
U51は第1の粗研指令信号を砥石台の駆動回路41に
出力し、そのサーボモータ40を駆動することにより、
砥石台16を第1の粗研指令に応じた送り速度にて前進
させ、ピン部W1,W2を砥石車30,31により粗研
削する(ステップS3)。
【0039】第1の粗研時に、右側の定寸装置23また
は左側の定寸装置22から出力される定寸信号が予め設
定した第1の定寸信号になったことがCPU51で判定
されると、第1の粗研が完了する。そして、CPU51
は第2のレスト前進指令信号をレスト駆動回路21,2
2に出力し、そのサーボモータ18,19を回転させる
ことにより、ラム64,65を第2のレスト前進指令に
応じた量前進させる(ステップS4)。すなわち、ピン
部W1,W2が第1の粗研により研削された量に相当す
る分、ラム64,65が前進させる。
【0040】第2のレスト前進動作が完了すると、CP
U51は第2の粗研指令信号を砥石台16の駆動回路4
1に出力し、そのサーボモータ40を回転させること
で、砥石台16を第2の粗研指令に応じた送り速度にて
前進させ、ピン部W1,W2を砥石車30,31により
粗研削する(ステップS5)。
【0041】第2の粗研時に、右側の定寸装置23また
は左側の定寸装置22から出力される定寸信号が予め設
定した第2の定寸信号に達したことがCPU51で判定
されると、第2の粗研が完了する。次いで、CPU51
は第3のレスト前進指令信号をレスト駆動回路21,2
2に出力し、そのサーボモータ18,19を回転させる
ことにより、ラム64,65を第3のレスト前進指令に
応じた量、即ち、第2の粗研により研削された加工量に
相当する分前進させる(ステップS6)。 なお、テー
パ補正がなされない場合、図1における左側のピン部W
1の径は右側のピン部W2の径より大きい径に研削され
る。
【0042】第3のレスト前進動作が完了した後は、ス
テップS7に進み、テーパ補正装置37を数値制御装置
50により制御することでテーパ1段送りを実行する。
すなわち、CPU51からテーパ1段送り指令信号を駆
動回路39を通してサーボモータ38に供給することに
より、サーボモータ38を回転させる。これにより昇降
滑動部材101は上昇され、かつこれに連動して滑動部
材93がリニアガイド92に沿い上方にスライドすると
同時に、リンク96を図3において反時計回りに所定角
度回動させる。
【0043】その結果、回動角度に相当する水平力成分
が左側の砥石軸支承部材33に作用し、該支承部材33
は、その弾性可撓部91を支点にして図3の右方へ傾動
する。これに応じて砥石軸32は、右側の支承部材34
を支点にして左側支承部材33の傾動分だけクランクシ
ャフトW側へ傾動し、2つの定寸装置22,23から得
られるピン部W1,W2の外径差が所定の設定値になる
までピン部W1,W2の各外径が所定の寸法以下となっ
ていないか確認しつつ、砥石軸32の1段目のテーパ補
正送りを行う。
【0044】テーパ1段送り動作が完了した後は、ステ
ップS8に進み、CPU51から第1の精研指令信号を
砥石台16の駆動回路41に出力し、そのサーボモータ
40を回転させることにより、砥石台16を第1の精研
指令に応じた送り速度にて前進させ、ピン部W1,W2
を砥石車30,31により精研削する。
【0045】第1の精研時に、右側の定寸装置23また
は左側の定寸装置22から出力される定寸信号が予め設
定した第3の定寸信号に達したことがCPU51で判定
されると、第1の精研が完了し、次のステップS9に進
む。ステップS9では、CPU51から第4のレスト前
進指令信号をレスト駆動回路21,22に出力し、その
サーボモータ18,19を回転させることにより、ラム
64,65を第4のレスト前進指令に応じた量、すなわ
ち、第1の精研により研削された加工量に相当する分前
進させる。
【0046】その後、ステップS10に進み、CPU5
1から最終テーパ補正送り指令信号を駆動回路39に出
力してサーボモータ38を回転させ、2つの定寸装置2
2,23から得られるピン部W1,W2の外径差がなく
なるまで、ピン部W1,W2の各外径が所定の寸法以下
となっていないか確認しつつ、砥石軸32に対し最終の
テーパ補正送りをかける。
【0047】最終テーパ補正送り後は、ステップS11
において、CPU51から第2の精研指令を駆動回路4
1に出力することにより、サーボモータ40を回転させ
て砥石台16を第2の精研指令に応じた送り速度で前進
させ、ピン部W1,W2を研削する。そして、第2の精
研削により、定寸装置23(または定寸装置22)から
の定寸信号が予め設定した第4の定寸信号に達したこと
がCPU51で判定されると、次のステップS11に進
み、同様にして第3の精研を実行する。
【0048】第3の精研時に、定寸装置23または定寸
装置22の定寸信号が予め設定した第5の定寸信号に達
したことがCPU51で判定されると、次のステップS
13に進み、本実施例の特徴部分である第5のレスト前
進補正送りがCPU51と制御プログラムによって実行
される。この詳細については後述する。
【0049】そして、第5のレスト前進補正送り時に、
右側,左側の定寸装置23,22から出力される定寸信
号が予め設定した第5の定寸信号に達したことがCPU
51で判定されるとステップS14に進む。ステップS
14では、CPU51からの微研指令信号によりサーボ
モータ40を回転し、砥石台16を微研指令に応じた送
り速度にて前進させることにより、ピン部W1,W2を
微研削する。
【0050】上記微研時に、定寸装置23または定寸装
置22から出力される定寸信号が予め設定した第6の定
寸信号に達したことがCPU51で判定されると、ステ
ップS15に進み、スパークアウト研削を行う。そし
て、スパークアウト研削が終了することにより、1本目
のクランクピンの研削が完了し、次のクランクピンの研
削に待機する。
【0051】次に、第5のレスト前進補正送りの動作を
図5に示すフローチャートに基づいて説明する。第5の
レスト前進補正送り用の制御プログラムがスタートする
と、CPU51から第5のレスト前進指令が左右の駆動
回路20,21に出力され、これにより左右のサーボモ
ータ18,19を回転させて、対応するラム64,65
を所定量前進させる(ステップS31)。
【0052】次のステップS32では、微研完了定寸点
である第6の定寸信号が定寸装置22,23のいずれか
らか出力されることにより、第6の定寸信号ありがCP
U51で判定されると、微研に移行する。また、第6の
定寸信号がないと判定されたときはステップS33に進
み、左側の定寸装置22から第5の点寸信号が出力され
たかを判定する。
【0053】ここで、左側の定寸装置22に第5の定寸
信号がありと判定されると、ステップS34に進み、C
PU51から右側の駆動回路21にレスト前進指令を与
え、右側のサーボモータ19を回転することにより、右
側のレストラム64,65を予め定めた微小量前進させ
る。その後、次のステップS35において、ピン部の研
削加工に伴い右側の定寸装置23で測定されるピン部W
2の定寸信号が第5の定寸信号に達したかを判定する。
【0054】ステップS35において、右側の定寸装置
23に第5の定寸信号がありと判定されたときは微研工
程に移行し、第5の定寸信号がないと判定されたときは
ステップS36に進み、第6の定寸信号ありかを判定す
る。ここで、第6の定寸信号があると判定された場合は
微研工程に移行し、第6の定寸信号がないと判定された
場合はステップS34に戻り、このステップS34〜S
36の処理を繰り返し実行する。
【0055】一方、上記ステップS33において、左側
の定寸装置22に第5の定寸信号がないと判定された場
合はステップS37に進み、右側の定寸装置23から第
5の定寸信号が出力されたかを判定する。ここで、右側
の定寸装置23に第5の定寸信号がないと判定されたと
きは定寸異常として処理する(ステップS38)。ま
た、右側の定寸装置23に第5の定寸信号がありと判定
されたときはステップS39に進み、CPU51から左
側の駆動回路20にレスト前進指令を与え、左側のサー
ボモータ18を回転することにより、左側のレストラム
64,65を予め定めた微小量前進させる。その後、次
のステップS40において、ピン部の研削加工に伴い左
側の定寸装置22で測定されるピン部W1の定寸信号が
第5の定寸信号に達したかを判定する。
【0056】ステップS40において、左側の定寸装置
22に第5の定寸信号がありと判定された場合は微研工
程に移行し、第5の定寸信号がないと判定されたときは
ステップS41に進み、第6の定寸信号ありかを判定す
る。ここで、第6の定寸信号があると判定された場合は
微研工程に移行し、第6の定寸信号がないと判定された
場合はステップS39に戻り、このステップS39〜S
41の処理を繰り返し実行する。
【0057】上記のように本実施においては、第5のレ
スト前進補正送りにより、次の砥石台送り(微研)完了
点の定寸信号が他方の定寸時点でオンしていないかをチ
ェックし、オンしていなければ、第5の定寸信号がオン
していない方のレストのみを、第5の定寸信号がオンす
るまで微小量ずつ繰り返し前進させる構成にしたので、
クランクシャフトの剛性、砥石車の研削抵抗の差異など
により左と右のピン部の逃げ度合に差異があっても、両
ピン部W1,W2の外径寸法精度を保証できるととも
に、テーパ精度の安定性を得ることができる。
【0058】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。この実施例は、テーパ補正送り中に一対のピン部W
1,W2の外径差の他に、一対のピン部W1,W2の外
径を管理することによって、一対のピン部W1,W2、
特に右側ピン部W2の径小発生を防止するためのもので
ある。また、テーパ補正送り量が多くなり過ぎることに
より、形状精度を確保するために必要となる所定の砥石
台送りによる研削送り量が確保できなくなることを防止
して、安定した形状精度を得るためのものである。例え
ば、予め設定したテーパが大き過ぎることにより、研削
サイクル初期のテーパ1段送り完了時点で、右側のピン
部W2が既に第3の精研完了点まで、仕上げられてしま
うことがある。
【0059】そこで本実施例においては、図4に示すス
テップS7において、テーパ1段送りを単位量毎繰り返
し行い、単位量送りがなされた時で、一対の定寸装置2
2,23から得られる一対のピン部W1,W2の外径差
の他に、一対のピン部W1,W2の外径を管理し、第1
の精研完了点である第3の定寸信号が右側の定寸装置2
3から出力されていることがCPU51で判定されたな
らば、この時点でテーパ補正装置37を一旦停止し、砥
石台16を所定量後退させる。
【0060】その後、前記テーパ1段送りで取り残した
テーパ分(一対の定寸装置22,23からの外径差に設
定値を差し引いた値)だけ、テーパ補正装置37を作動
させることにより砥石軸32の左側支承部材33を前進
させる。このときのサーボモータ38の駆動量は、メモ
リ52に格納されている換算式(一対のピン部W1,W
2間の距離、リンク96の長さ、ボールねじ機構100
の減速比等を考慮して作られた式)に、一対の定寸装置
22,23からの外径差に設定値を差し引いた値を代入
することにより求められる。その後、第2の精研完了点
の定寸信号が得られるまで、設定砥石台16を再前進さ
せる。
【0061】上述のように、ピン部の研削加工状況に応
じてテーパ補正サイクルを付加することにより、クラン
クシャフトの2箇所のピン部を同時に研削加工するとき
のピン部の径小発生を防止でき、ピン部の外径寸法精
度、形状精度を保証することができる。なお、本発明
は、上記実施例に示す構成のものに限らず、請求項に記
載した範囲を逸脱しない限り、種々の変形が可能であ
る。また、本発明はクランクシャフトのピン部研削に限
らず、その他の工作物研削にも適用できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、工
作物の回転軸線に対し傾動可能にした砥石車の砥石軸が
テーパ補正送り手段により、一対の加工面の外径差がな
くなるまでテーパ補正送りされた後もレスト部材の送り
によって各加工面を研削するときは、各加工面の定寸信
号の有無をチェックし、このうち、定寸信号のない方の
加工面に対応するレスト手段のレスト部材を定寸信号が
得られるまで前進させ、これにより加工面の外径寸法精
度を保証できるとともに、テーパ精度の安定性を確保す
ることができる。
【0063】また、本発明においては、テーパ補正送り
中に加工面が予め定めた定寸以上に仕上げられた場合に
は、現在のテーパ補正送りを中断し、砥石台を所定量後
退させた後、上記テーパ補正送りの残りの分だけ砥石軸
を工作物側へ変位させる構成にしたから、工作物の加工
面が径小化するのを防止でき、加工面の外径寸法精度も
保証し得、かつ所定の砥石台送りによる研削送り量が確
保され、形状精度が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研削装置の一実施例を示す全体の
構成図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図4】本実施例における研削サイクルの動作手順を示
すフローチャートである。
【図5】本実施例における第5レスト前進補正送りの動
作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 研削盤 12,13 主軸台 14,15 偏心チャック 16 砥石台 17 レスト装置(レスト手段) 18,19 サーボモータ 22,23 定寸装置(定寸手段) 30,31 砥石車 32 砥石軸 33,34 砥石軸支承部材 36 砥石駆動モータ 37 テーパ補正装置(テーパ補正送り手段) 38 サーボモータ 40 サーボモータ 50 数値制御装置(第1および第2の制御手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向の異なる位置に少なくとも1対
    の加工面を有する工作物を回転駆動する主軸台と、前記
    各加工面に対応して回転駆動される少なくとも1対の砥
    石車を有するとともに研削の初期段階で前記砥石車によ
    り研削される各加工面がテーパを呈するように工作物の
    回転軸線に対し傾動可能に設けた砥石車の砥石軸を有す
    る砥石台と、前記工作物と砥石車とが互いに接離する切
    込み方向に前記砥石台を移動させる駆動手段と、前記砥
    石軸をその回転軸線と前記工作物の回転軸線とが平行す
    る方向に変位させるテーパ補正送り手段と、前記駆動手
    段により、前記砥石台を切込み方向に移動させて前記工
    作物の各加工面を所定寸法に加工するにつれ該各加工面
    を支えるレスト部材を工作物と当接する方向に移動させ
    るレスト手段と、前記工作物の各加工面の径をそれぞれ
    測定する定寸手段と、前記テーパ補正送り手段により前
    記砥石軸が工作物の回転軸と平行する位置にテーパ補正
    送りされた後のレスト部材送りによる加工面の研削時に
    前記定寸手段により測定された各加工面の定寸信号をチ
    ェックし、定寸信号が得られない方の加工面に対応する
    レスト部材を定寸信号が得られるまで加工面に対し前進
    させる制御手段とを備えてなる研削装置。
  2. 【請求項2】 軸線方向の異なる位置に少なくとも1対
    の加工面を有する工作物を回転駆動する主軸台と、前記
    各加工面に対応して回転駆動される少なくとも1対の砥
    石車を有するとともに研削の初期段階で前記砥石車によ
    り研削される各加工面がテーパを呈するように工作物の
    回転軸線に対し傾動可能に設けた砥石車の砥石軸を有す
    る砥石台と、前記工作物と砥石車とが互いに接離する切
    込み方向に前記砥石台を移動させる駆動手段と、前記砥
    石軸をその回転軸線と前記工作物の回転軸線とが平行す
    る方向に変位させるテーパ補正送り手段と、前記駆動手
    段により、前記砥石台を切込み方向に移動させて前記工
    作物の各加工面を所定寸法に加工するにつれ該各加工面
    を支えるレスト部材を工作物と当接させるレスト手段
    と、前記工作物の各加工面の径をそれぞれ測定する定寸
    手段と、前記テーパ補正送り手段により前記砥石軸が途
    中のテーパ補正送りされている時にいずれかの加工面が
    予め定めた定寸以上に仕上げられたと判定されたとき
    は、前記テーパ補正送りを停止し、前記砥石台を所定量
    後退した後、前記テーパ補正送りの残りの分だけ前記テ
    ーパ補正送り手段を制御して砥石軸を工作物方向へ変位
    させ、前記定寸装置から次の定寸信号が得られるまで砥
    石台を前進させる制御手段とを備えてなる研削装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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