JPH06277950A - 放電加工機の電極支持装置 - Google Patents

放電加工機の電極支持装置

Info

Publication number
JPH06277950A
JPH06277950A JP7137793A JP7137793A JPH06277950A JP H06277950 A JPH06277950 A JP H06277950A JP 7137793 A JP7137793 A JP 7137793A JP 7137793 A JP7137793 A JP 7137793A JP H06277950 A JPH06277950 A JP H06277950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
master
shank
master shank
electric discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7137793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07115261B2 (ja
Inventor
Yutaka Imaoka
裕 今岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IMAOKA MOORUDEINGU KK
Original Assignee
IMAOKA MOORUDEINGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IMAOKA MOORUDEINGU KK filed Critical IMAOKA MOORUDEINGU KK
Priority to JP5071377A priority Critical patent/JPH07115261B2/ja
Publication of JPH06277950A publication Critical patent/JPH06277950A/ja
Publication of JPH07115261B2 publication Critical patent/JPH07115261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一本のマスターシャンクに複数の電極を選択
的に結合し、被加工物の加工時に発生する滓を吸引し、
或いは、流体を流出して滓を吹き飛ばすための流路を内
部に有する放電加工機の電極支持装置を提供する。 【構成】 放電加工機に装着されるマスターシャンク1
と電極9との端面に互いに相対的な回転運動を阻止し合
う状態で嵌合される突部7と凹部12とを形成し、マス
ターシャンク1と電極9とにボルト14により結合され
る取付孔5,10を形成し、マスターシャンク1の放電
加工機の一端から電極9の先端面の近傍に向けて貫通す
る流路18をマスターシャンク1と電極9とに形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工機の電極支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マスターシャンクの先端に固定された電
極と被加工物との間で放電を起こすことにより、電極の
パターンに応じた部品加工をする放電加工機において、
従来、電極は半田付け又は溶接によりマスターシャンク
に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電極は求める物品の寸
法形状により異なり、また消耗品であるため交換する頻
度が高いものであるが、従来は電極が半田付け又は溶接
によりマスターシャンクに固定されるため、電極の数に
対応する数のマスターシャンクを必要とする。したがっ
て、電極が摩耗又は不要の場合にはマスターシャンクま
で不必要なものとなり、極めて不経済である。
【0004】また、電極と被加工物との間には加工によ
って滓が発生するため、この滓を吸引し或いは吹き飛ば
すための管路を電極の周囲に配設しなければならず、こ
の点においても設備費が増加し、さらに、加工作業の上
で邪魔になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、放電加工機に
装着されるマスターシャンクと電極との端面に互いに相
対的な回転運動を阻止し合う状態で嵌合される突部と凹
部とを形成し、前記マスターシャンクと前記電極とにボ
ルトにより結合される取付孔を形成し、前記マスターシ
ャンクの前記放電加工機の一端から前記電極の先端面の
近傍に向けて貫通する流路を前記マスターシャンクと前
記電極とに形成した。
【0006】
【作用】マスターシャンクと電極との端面に形成された
突部と凹部とを嵌合させて回り止めすることにより、マ
スターシャンクと電極とを一本のボルトにより着脱自在
に結合することができる。これにより、一つのマスター
シャンクに複数の電極を選択的に取り付けることを可能
にして経済性を高めることができる。また、マスターシ
ャンクと電極とを貫通する流路を通して被加工物の滓を
吸引し、或いは、流路から流体を流出させて滓を吹き飛
ばすことができ、したがって、電極の周囲に管路を配設
する必要性をなくすことができる。
【0007】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図7に基
づいて説明する。まず、図2及び図3にマスターシャン
ク1を示す。このマスターシャンク1の上部外周にはパ
ッキング2が嵌合され、中間部には放電加工機(図示せ
ず)に回り止めされる位置決め軸3が形成されている。
また、マスターシャンク1には、その軸心に沿って上部
開口の中空孔4と、この中空孔4の下端に接続された取
付孔5とが形成されている。この取付孔5の内径は中空
孔4の内径よりも小さく、したがって、中空孔4と取付
孔5との端部には段部6が形成されている。さらに、マ
スターシャンク1の下端には楕円形の突部7が形成され
ている。この突部7の外周面には下方に向かう従い径が
小さくなるテーパー面8が形成されている。また、突部
7には細長い溝7aが形成されている。
【0008】次いで、図4及び図5に電極9を示す。円
筒形の電極9には、その軸心に沿って内周に螺子溝を有
する取付孔10と細孔11とが互いに接続されて形成さ
れ、電極9の上端にはマスターシャンク1の突部7に嵌
合される楕円形の凹部12が形成され、この凹部12の
内周面にはマスターシャンク1側に向かうに従い次第に
径が大きくなるテーパー面13が形成されている。
【0009】したがって、図1に示すように、マスター
シャンク1と電極9とは、突部7と凹部12とを嵌合す
ることにより互いに回り止めされ、中空孔4から取付孔
5に通したボルト14を電極9の取付孔10に螺合する
ことにより、マスターシャンク1と電極9とが結合され
ている。ボルト14はマスターシャンク1の段部6に当
接する頭部15を有し、この頭部15には工具により回
される多角形の孔16が形成されている。しかして、マ
スターシャンク1の中空孔4と、ボルト14の中心に形
成された貫通孔17と、電極9の細孔11とにより流路
18が形成されている。
【0010】このような構成において、マスターシャン
ク1の突部7と電極9の凹部12とを嵌合して互いに回
り止めすることにより、マスターシャンク1と電極9と
を一本のボルト14により着脱自在に結合することがで
きる。これにより、一つのマスターシャンク1に複数の
電極9を選択的に取り付けることを可能にして経済性を
高めることができる。
【0011】マスターシャンク1と電極9とを結合する
場合、突部7と凹部12とはテーパー面8,13をもっ
て嵌合されるため、ボルト14の締め付けによりテーパ
ー面8,13同士を遊びを有することなく嵌合させるこ
とができる。また、マスターシャンク1と電極9との相
対的な回り止めをするために、突部7と凹部12とは楕
円形状にしたが、円形状以外の形状に定めても回り止め
が可能である。また、突部と凹部とを複数対形成する場
合には両者を円形状にしても回り止めが可能である。さ
らに、マスターシャンク1に凹部12を形成し、電極9
に突部7を形成しても同様の目的を達成することが可能
である。さらに、マスターシャンク1側から通したボル
ト14を電極9に螺合したが、この関係を逆にし、電極
9側からボルト14を通してマスターシャンク1に螺合
するようにしてもよい。
【0012】また、電極9と被加工物との間の放電によ
り被加工物を加工するが、放電加工機に設けた負圧発生
部(図示せず)を駆動することにより、加工により生じ
た滓を流路18を通して吸引することが可能である。或
いは、放電加工機側に流体を供給する供給部(図示せ
ず)を設け、その供給部を駆動することにより、流路1
8から流体を流出させて滓を吹き飛ばすことが可能であ
る。したがって、電極9の周囲に滓を除去するための管
路を配設する必要性をなくすことができる。
【0013】本発明は、円筒形の電極9にのみ適用され
るものではなく、図6及び図7に示すように多角柱の電
極19や、図示しない他の形状の電極にも適用されるも
のである。図6及び図7に示す電極9のマスターシャン
ク1に対する取付構造は図4及び図5に示す電極9の構
造と同一であるので、同一符号を付し説明も省略する。
【0014】次いで、本発明の第二の実施例を図8に基
づいて説明する。前記実施例において、マスターシャン
ク1の楕円形の突部7にその長径方向に細長い溝7aを
形成したことについて説明したが、本実施例は、中空孔
4と、マスターシャンク1に形成されて中空孔4と溝7
aの両端部とを接続する複数の通孔20と、溝7aの両
端部から電極9の下端に貫通する複数の細孔21とによ
り流路22を形成し、ボルト23によりマスターシャン
ク1と電極9とを結合したものである。ボルト23は貫
通孔を有しないが他の形状は図1に示すボルト14と同
様である。
【0015】したがって、流路22はマスターシャンク
1の上端から電極9の下端まで貫通され、被加工物の滓
を細孔21から吸引し、或いは、細孔21から流出させ
る流体により被加工物の滓を吹き飛ばすことができる。
本実施例は、電極9の中心に細孔を形成することができ
ない場合に好適である。
【0016】さらに、本発明の第三の実施例を図9ない
し図11に基づいて説明する。第一及び第二の実施例と
同一部分は同一符号を用い説明も省略する。図9及び図
10に示すように、マスターシャンク1の下端には、四
角形の突部7が形成され、この突部7の内方にはその突
部7の輪郭に沿う四角形の空間部24が形成されてい
る。この空間部24の四隅は中空孔4から放射状に形成
された通孔20により接続されている。したがって、電
極9の上端に形成される凹部12の形状も、四角形の突
部7に対応する四角形状を有する。
【0017】図11に示すように、マスターシャンク1
の突部7と電極9の凹部12とを嵌合し、マスターシャ
ンク1の取付孔5に通したボルト23を電極9の取付孔
10に螺合することにより、マスターシャンク1と電極
9とが結合される。この電極9には、空間部24の四隅
から電極9の下端に向けて貫通する複数の細孔21が形
成されている。
【0018】したがって、中空孔4と、通孔20と、空
間部24と、細孔21とにより流路22が形成されてい
る。すなわち、空間部24は図8における溝7aと同様
に、通孔20と細孔21とを接続するもので、第二の実
施例と同様の目的を果たすことが可能である。しかし、
溝7aに比べて空間部24の面積が大きいため、電極9
に形成する細孔21の位置及び本数の選択の自由度を増
すことが可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明は、放電加工機に装着されるマス
ターシャンクと電極との端面に互いに相対的な回転運動
を阻止し合う状態で嵌合される突部と凹部とを形成し、
前記マスターシャンクと前記電極とにボルトにより結合
される取付孔を形成し、前記マスターシャンクの前記放
電加工機の一端から前記電極の先端面の近傍に向けて貫
通する流路を前記マスターシャンクと前記電極とに形成
したので、マスターシャンクと電極との端面に形成され
た突部と凹部とを嵌合させて回り止めすることにより、
マスターシャンクと電極とを一本のボルトにより着脱自
在に結合することができ、これにより、一つのマスター
シャンクに複数の電極を選択的に取り付けることを可能
にして経済性を高めることができ、また、マスターシャ
ンクと電極とを貫通する流路を通して被加工物の滓を吸
引し、或いは、流路から流体を流出させて滓を吹き飛ば
すことができ、したがって、電極の周囲に管路を配設す
る必要性をなくすことができ、これに伴い、設備費を低
減するとともに、放電加工の作業性を高めることができ
る等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係るマスターシャンク
と電極との結合状態を示す縦断正面図である。
【図2】マスターシャンクの縦断正面図である。
【図3】マスターシャンクの底面図である。
【図4】円筒形の電極の平面図である。
【図5】円筒形の電極の縦断側面図である。
【図6】多角柱の電極を示す平面図である。
【図7】多角柱の電極を示す縦断側面図である。
【図8】本発明の第二の実施例に係るマスターシャンク
と電極との結合状態を示す縦断側面図である。
【図9】本発明の第三の実施例に係るマスターシャンク
の縦断正面図である。
【図10】マスターシャンクの底面図である。
【図11】マスターシャンクと電極との結合状態を示す
縦断正面図である。
【符号の説明】
1 マスターシャンク 5 取付孔 7 突部 9 電極 10 取付孔 12 凹部 14 ボルト 18 流路 19 電極 22 流路 23 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電加工機に装着されるマスターシャン
    クと電極との端面に互いに相対的な回転運動を阻止し合
    う状態で嵌合される突部と凹部とを形成し、前記マスタ
    ーシャンクと前記電極とにボルトにより結合される取付
    孔を形成し、前記マスターシャンクの前記放電加工機の
    一端から前記電極の先端面の近傍に向けて貫通する流路
    を前記マスターシャンクと前記電極とに形成したことを
    特徴とする放電加工機の電極支持装置。
JP5071377A 1993-03-30 1993-03-30 放電加工機の電極支持装置 Expired - Lifetime JPH07115261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5071377A JPH07115261B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 放電加工機の電極支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5071377A JPH07115261B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 放電加工機の電極支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06277950A true JPH06277950A (ja) 1994-10-04
JPH07115261B2 JPH07115261B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=13458757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5071377A Expired - Lifetime JPH07115261B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 放電加工機の電極支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07115261B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256354U (ja) * 1975-10-20 1977-04-23
JPS5333254U (ja) * 1976-08-27 1978-03-23

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256354U (ja) * 1975-10-20 1977-04-23
JPS5333254U (ja) * 1976-08-27 1978-03-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07115261B2 (ja) 1995-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5779402A (en) Chip adhesion preventing device for preventing adhesion of chips to drill shank
JP5934018B2 (ja) 切削工具
JP2007062006A (ja) バイトとそれを用いた櫛刃型旋盤
JP4911713B2 (ja) ツールホルダーに結合されるモジュール
US6918578B2 (en) Positioning and clamping system
JP3579016B2 (ja) 切削機械加工用工具
JPH06277950A (ja) 放電加工機の電極支持装置
US6183173B1 (en) Rotary shaft tool
CN110421190A (zh) 一种钻孔机
JP2002166320A (ja) 切削工具
JP6594473B2 (ja) ドリル取付治具、ドリル装置形成機構、及びドリル装置
JPH0115492Y2 (ja)
JPH0365310A (ja) 孔内にバツクテーパ部を形成する装置
JPS6117766Y2 (ja)
JPH07314232A (ja) 面取り付きドリル
CN114833612B (zh) 一种固定夹具
JP2016159404A (ja) ノズル付チャック装置
CN216938451U (zh) 一种车床加工内螺纹辅助工装
JP2717701B2 (ja) 高圧空気回転吹き出し装置
CN218050395U (zh) 管状件加工的高刚性多点接触柔性涨紧夹具及车床
EP0140883A1 (en) Liquid cooled cutting tool holder
US11117198B2 (en) Cooling chuck
JPH10315022A (ja) 切刃更新の容易なボーリングヘッド
JPH09155614A (ja) シャンク付回転工具
JPH11268005A (ja) 特に木工機械のための機械加工用の機械工具