JPH06277926A - テ−パボ−ルエンドミル - Google Patents

テ−パボ−ルエンドミル

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JPH06277926A
JPH06277926A JP9219993A JP9219993A JPH06277926A JP H06277926 A JPH06277926 A JP H06277926A JP 9219993 A JP9219993 A JP 9219993A JP 9219993 A JP9219993 A JP 9219993A JP H06277926 A JPH06277926 A JP H06277926A
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting edge
ball
blade
end mill
cutting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9219993A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosuke Okanishi
良祐 岡西
Kazuyoshi Sasaki
一良 佐々木
Yoshihito Kuroda
誉人 黒田
Keiji Ishikawa
圭二 石川
Osamu Goto
理 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tool Engineering Ltd filed Critical Hitachi Tool Engineering Ltd
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Publication of JPH06277926A publication Critical patent/JPH06277926A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2265/00Details of general geometric configurations
    • B23C2265/08Conical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属材料の切削用に、とくに汎用途な局面加
工(倣い切削)等において切れ味が良好でかつ長寿命な
テ−パ−ボ−ルエンドミルを提供する。 【構成】 テ−パ−ボ−ルエンドミルにおいて、該刃部
の軸直角断面における外周切れ刃のすくい角を−29゜
〜0゜に設定し、かつ該刃部の心厚を工具刃径に対して
70〜90%の範囲とし、かつボ−ル刃においては、回
転中心付近にあって切り刃立ち上がり部を有し、底面視
において、切り刃が回転中心に対し略f字状となすた
め、刃径の15〜35%、ボ−ル刃の40゜〜50゜R
の位置にくるようにふくらみを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料とくに硬度材
及び難削材の所定の急勾配を有する曲面加工に使用する
テ−パ−ボ−ルエンドミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、金属材料切削用エンドミルの主流
は右刃右ねじれであり、かつ切れ刃すくい角を正の値に
設定してあることにより、切削性を高めている。また、
テ−パ−ボ−ルエンドミルにおいても同様であり、とく
に製作上からも右刃右ねじれは不可欠である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、テ−
パ−ボ−ルエンドミルの場合、ボ−ル先端部の刃先は設
計上からも剛性を持たすことが不可能であり、かつ回転
中心となるため、切削速度が得られず、切れ味が劣る。
また、図1、図2に示すように従来のテ−パ−ボ−ルエ
ンドミルの場合、上記の剛性が少なく、切れ味が劣るボ
−ル部先端部から切削を開始するため、スベリによる摩
耗、摩滅やチッピング、欠けが多く、加工面粗さ、精度
が得られず、工具寿命に問題があった。さらにテ−パ−
ボ−ルエンドミルの場合、通常のボ−ルエンドミルより
外周切れ刃での加工が多く、外周切れ刃及び工具本体自
身の剛性にも問題があった。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の欠点を失くし、ボ-ル
先端部の負担を最小限にし、外周切れ刃及び工具本体の
剛性を高めることにより、汎用途に切削可能な工具寿命
の長いテ−パ−ボ−ルエンドミルを提供しようというも
のである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、該刃部の軸直角断面図における外周切
れ刃のすくい角を−29゜〜0゜に設定し、かつ該刃部
の芯厚を工具刃径に対して70〜90%の範囲とし、か
つボ−ル刃においては、回転中心付近にあって切り刃立
ち上がり部を有し、底面視において、切り刃が回転中心
に対し略f字状となすため、刃径の15〜35%、ボ−
ル刃の40゜〜50゜Rの位置にくるようにふくらみを
設けた、又、Al、Si、周期率表第4a、5a、6a
族遷移金属の炭化物、窒化物、酸化物、硼化物、および
炭化硼素、硬質窒化硼素、硬質炭素さらにこれらの固容
体または混合体からなる郡のうちから選ばれた1種また
は2種以上の硬質物質を1層または2層以上の多層で
0.2〜20μの厚みで被覆するという技術手段を講じ
たものである、
【0006】
【作用】本発明を適用することにより、切れ味が良好で
かつ剛性の大きい外周刃側から切削を開始するため、切
削が安定する。また、ボ−ル先端部に近づくに従って切
削量が少なくなり、かつすくい角を負とすることより刃
先強度が増し、ボ−ル先端部付近のチッピングを抑え、
さらに、外周切れ刃すくい角を0゜〜−29゜と負の値
に設定することにより刃先強度と剛性が得られることか
らチッピング及びカケ防止でき、良好な切削を可能にし
たものである。
【0007】なお、さらに、ボ−ル刃においては、回転
中心付近にあって切り刃立ち上がり部を有し、底面視に
おいて、切り刃が回転中心に対し略f字状となすため、
刃径の15〜35%、ボ−ル刃の40゜〜50゜Rの位
置にくるようにふくらみを設けることにより略f字状と
し、食い付き時の衝動を緩衝させ、ボ−ル刃の耐欠損性
を向上させたものである。
【0008】本願発明では、外周刃部分の剛性を高める
ため、心厚を厚くする。従来品では刃径の60%前後で
あるが、本願発明では80%前後まで厚くする。特に工
具突き出し量の長い本用途では有効な手段であり、心厚
は刃径の70〜90%とし、70%未満では剛性が不足
し、工具性能が劣化する、また90%を越えると相対的
にチッピポケットのスペ−スが小さくなり切り屑処理が
出来なくなるため70〜90%とした。
【0009】さらに、外周切れ刃のすくい角に関して、
−29゜〜0゜の範囲で十分効果はあるものの、より一
層の効果を得るためには、軸直角断面におけるすくい角
を−25゜〜−10゜に設定することが望ましい。−2
9゜以下では、実質的に仕上げ加工に使用できるも汎用
性がなくなり、また0゜を越えると、従来品と同様とな
るため−29゜〜0゜とした。
【0010】また、ボ−ル刃の形状も、すくい角をネガ
とする略f字状の刃型とすることにより回転中心付近の
低速部でも十分な強度を維持し、安定した切削が可能で
ある。略f字とするため、外周刃よりボ−ル刃を滑らか
に結ぶとともに、ボ−ル刃部分に刃径の15〜35%、
ボ−ル刃の40゜〜50゜Rの位置にくるようにふくら
みを設けて略f字状とすれば、低速部でも十分な刃先強
度を保つことができる。
【0011】次に、工具材質に硬質膜をコ−ティングし
た超微粒子超硬合金を用いることにより、一層の効果を
上げることができる。特に、超微粒子超硬と硬質膜の密
着性が良く、硬質膜の摩擦抵抗が小さく、耐溶着性に優
れる特徴を生かすとともに、すくい角をネガとする事に
より切り屑をすくい面が受ける形となるため、硬質膜の
チッピング、剥離等が起きにくくなる。また膜質として
は、実用化されているTiN被覆でも十分であるが、さ
らに耐摩耗性を向上させるためTiCN、又はTiAl
N等の皮膜でも切り屑との親和性の低い膜であれば十分
に使用することができる。
【0012】
【実施例】図3〜図4は本発明の一実施例である。切れ
刃を右刃左ねじれにし、軸直角における外周切れ刃のす
くい角を−20゜、逃げ角を10゜とし、該刃部の心厚
を工具外周テ−パ−形状に沿って工具刃径の85%に設
定し、さらにボ−ル切れ刃とスム−ズに結び、ボ−ル刃
部分のすくい角を負に設定したものである。材料に超硬
合金を用い、その表面にTiCNコ−ティングを施した
本発明品と図1に示す従来のテ−パ−ボ−ルエンドミル
とを硬さHRC40に調質した金型材プリハ−ドン鋼の
切削で比較した。切削速度を100mm/min,送り
量0.15mm/刃、切り込みを軸方向0.5〜3m
m、ピックフィ−ド1mm,工具突き出し量50mmに
て、倣い切削でテストした結果を図5に示す。
【0013】従来の超硬テ−パ−ボ−ルエンドミルでは
倣い切削のため切り込み量の多い部分でビビリを生じ、
本発明品はビビリ・振動も小さく50m切削後でも正常
な摩耗を示し、チッピングも見られなかった。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、工具突き
出し量が長く先端のみを使用するテ−パ−ボ−ルエンド
ミルの性能を向上させるため、外周刃部分を高剛性と
し、かつボ−ル刃部分の刃先強度を高めるためすくいを
負とし、かつボ−ル刃稜線を略f字状となるようふくら
みを設け食い付き時の衝撃を緩衝させ、高性能・汎用途
なテ−パ−ボ−ルエンドミルが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来品の一例を示し、その側面図であ
る。
【図2】図2は図1の正面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例を示し、その側面図を
示す。
【図4】図4は図3の正面図を示す。
【図5】図5は本発明品の切削効果を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 切れ刃稜 3 ボ−ル部切れ刃 4 ふくらみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 圭二 大阪市淀川区野中北1丁目13番20号 日立 ツール株式会社大阪工場内 (72)発明者 後藤 理 大阪市淀川区野中北1丁目13番20号 日立 ツール株式会社大阪工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具本体の外周にねじれを有する複数の
    切れ刃が形成され、該切れ刃外径が直線的に変化するテ
    −パ−状をなし、かつ1対以上の溝と、その溝の先端に
    断面がボ−ル状に形成された一対以上の切り刃部分から
    なるボ−ルエンドミルにおいて、該刃部の軸直角断面に
    おける外周切れ刃のすくい角を−29゜〜0゜に設定
    し、かつ該刃部の芯厚を工具刃径に対して70〜90%
    の範囲とし、かつボ−ル刃においては、回転中心付近に
    あって切り刃立ち上がり部を有し、底面視において、切
    り刃が回転中心に対し略f字状となすため、刃径の15
    〜35%、ボ−ル刃の40゜〜50゜Rの位置にくるよ
    うにふくらみを設けたことを特徴とするテ−パ−ボ−ル
    エンドミル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボ−ルエンドミルにおい
    て、Al、Si、周期率表第4a、5a、6a族遷移金
    属の炭化物、窒化物、酸化物、硼化物、および炭化硼
    素、硬質炭素さらにこてらの固容体または混合体からな
    る郡のうちから選ばれた1種または2種以上の硬質物質
    を一層または2層以上の多層で0.2〜20μの厚みで
    被覆したこ特徴とするテ−パ−ボ−ルエンドミル。
JP9219993A 1993-03-26 1993-03-26 テ−パボ−ルエンドミル Withdrawn JPH06277926A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041209