JPH0627775B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0627775B2
JPH0627775B2 JP61183683A JP18368386A JPH0627775B2 JP H0627775 B2 JPH0627775 B2 JP H0627775B2 JP 61183683 A JP61183683 A JP 61183683A JP 18368386 A JP18368386 A JP 18368386A JP H0627775 B2 JPH0627775 B2 JP H0627775B2
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和広 坂下
悟 岸田
一郎 富岡
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体集積回路装置に関し、さらに具体的
にはスキャンパスを用いた半導体集積回路装置のテスト
回路に関するものである。
〔従来の技術〕
微細加工技術の進歩により、半導体集積回路の集積度は
飛躍的に向上し、今後もさらに増大する傾向にある。こ
のような集積度(ゲート数)の増大とともに、半導体集
積回路装置の試験の難易度は指数関数的に増大する。こ
こで、ある装置のテスト容易度は、各端子の故障を観測
する容易さ(可観測性)と、各端子を所望の論理値に設
定する容易さ(可制御性)の2点から決定され、一般に
大規模な論理回路網の奥深い端子は可観測性、可制御性
とも悪くなる。
半導体集積回路装置のテスト方式としてスキャンテスト
方式があるが、このスキャンテスト方式は、シフトレジ
スタ機能を有するレジスタ回路を論理回路網の適当な個
所に挿入し、これらのレジスタ回路を1本のシフトレジ
スタパスでつなぎ、テスト動作時にはチップ外部からテ
ストパターンをシリアル入力して各レジスタに所定のデ
ータを設定し、これらのレジスタのデータ出力端子に接
続されている論理回路に所望の論理信号を印加して動作
させ、その結果をこれらレジスタのパラレル入力端子よ
り該レジスタ内にパラレルに取り込み、その後それらを
シリアルにチップ外部へ出力して観測することによっ
て、大規模な論理回路網の奥深い端子の可観測性、可制
御性を向上しようとするものである。
レベルセンシティブな同期回路に関するスキャンテスト
方式の基本的なアイデアは特開昭52-28614 号公報に示
されている。
ここでは、対象とする回路を非同期な順序回路も含める
ので、従来例として特開昭56-74668 号公報を参考に説
明する。
第3図に非同期式順序回路を対象とした従来のスキャン
パス方式のテスト回路例を示す。図において、35は組
み合わせ回路のブロック、36,37は順序回路を含む
非同期回路ブロック、8〜16は各回路ブロック間に設
けられたスキャンレジスタ、26〜34は対応する回路
ブロックの出力とスキャンレジスタの出力のいずれかを
選択し出力するデータセレクタである。上記スキャンレ
ジスタのデータ入力端子D及びデータセレクタのデータ
入力端子Dには各回路ブロックの出力信号が直接接続さ
れ、またデータセレクタのテストデータ入力端子Dに
は、対応するスキャンレジスタの出力端子Qが接続され
ている。
また、1はテストモード選択端子であり、該端子1はス
キャンレジスタとデータセレクタの各モード選択端子M
Sに接続されている。2はスキャンイン端子、38はス
キャンアウト端子である。スキャンイン端子2はスキャ
ンレジスタ8のスキャンイン端子SIに接続され、スキ
ャンレジスタ8の出力端子Qはスキャンレジスタ9のス
キャンイン端子SIに接続されており、このように各ス
キャンレジスタの出力端子Qは次のスキャンレジスタの
スキャンイン端子SIに順次接続され、結果として、ス
キャンイン端子2とスキャンアウト端子38の間でシフ
トレジスタパスが形成されている。3〜5は通常のデー
タ入力端子、6はスキャンクロック入力端子であり、該
端子6はスキャンレジスタのクロック入力端子Tに接続
されている。
第4図は上記スキャンレジスタの一例であり、MSはモ
ード選択端子、Dはデータ入力端子、SIはスキャンイ
ン端子、Tはクラック入力端子である。また51はイン
バータゲート、52,53は2入力ANDゲート、54
は2入力ORゲート、55はエッジトリガ方式Dタイプ
フリップフロップ(以下D−FFと記す)、Qはデータ
出力端子である。
第5図は上記第3図に示したデータセレクタの一例であ
り、MSはモード選択端子、TDはテストデータ入力端
子、Dはデータ入力端子、60はインバータゲート、6
1,62は2入力ANDゲート、63は2入力ORゲー
ト、Yは出力端子である。
次に動作について説明する。
まず通常動作について説明すると、この場合はテストモ
ード選択素子1(MS)に“H”が印加され、スキャン
クロック端子6(TS又はT)は“L”に固定される。
結果として、各データセレクタを通じて、対応する各回
路ブロック間の入出力端子が直結されることとなる。
これを第5図について説明すると、データセレクタはモ
ード選択端子MSに“H”が与えられると、データ入力
端子DからのデータをANDゲート62及びORゲート
63を介して出力端子Yに出力する。回路ブロックの出
力はこのデータセレクタのデータ入力端子Dに直接接続
されているので、対応する各回路ブロック間の入出力端
子が直結されることとなる。
一方テスト動作時には、次のようにスキャンモードとテ
ストモードを順次繰り返して実行し、各回路ブロックの
テストを実施する。
スキャンモード (a) テストモード選択端子1に“H”を印加してスキ
ャンモードとする。これによりスキャンレジスタではス
キャンイン端子SIからの入力データが選択され、デー
タセレクタではデータ入力端子Dからの入力データが有
効になる。
(b) さらにスキャンイン端子2から各スキャンレジス
タに設定するテストデータを、スキャンクロック端子6
に印加するクロックに同期させて順次スキャンインさせ
る。
(c) これと同時に、スキャンアウト端子38からは前
回のテスト時に取り込んだ各回路ブロックの出力データ
を順次スキャンアウトさせる。
この動作を第4図及び第5図について説明すると、まず
スキャンレジスタにおいては、モード選択端子MSに
“H”が与えられると、スキャンイン端子SIからのデ
ータがANDゲート53,ORゲート54を介して、ク
ロック端子Tに印加されるクロックに同期してD−FF
55に保持され、またこれと同時に保持されていたデー
タが出力端子Qから出力される。なおこのときデータセ
レクタのモード選択端子MSにも“H”が与えられてお
り、従ってその出力端子Yにはデータ入力端子Dからの
データが出力される。
テストモード (a) 所望のデータを各スキャンレジスタに設定し終わ
ったら、テストモード選択端子1に“L”を印加してテ
ストモードとする。
(b) これによりスキャンレージスタの出力データがデ
ータセレクタのテストデータ入力端子TDを経由して各
回路ブロックに印加される。
(c) 同時にデータ入力端子3〜5に所望のテストデー
タを印加する。
(d) 次に回路ブロックの動作が完了した時点でスキャ
ンクロック入力端子6にクロックを1つ印加する。これ
により各回路ブロックの出力信号が、対応するスキャン
レジスタのデータ入力端子Dを通じてスキャンレジスタ
内のD−FFに保持される。
これらの動作を第4図及び第5図について説明すると、
まずスキャンレジスタではモード選択端子MSに“L”
が与えられると、データ入力端子DからのデータがAN
Dゲート52,ORゲート54を介して、クロック入力
端子Tに印加されるクロックに同期してD−FF55に
保持される。またこのときデータセレクタのモード選択
端子MSにも“L”が与えられるので、その出力端子Y
にはテストデータ入力端子TDからのデータがANDゲ
ート61,ORゲート63を介して出力される。
このようにして各回路ベロック35〜37のテスト実行
できるが、この回路では、スキャンの動作中においては
データセレクタが各回路ブロックの出力データを選択し
ており、これによりスキャン動作中にスキャンレジスタ
の出力値が順次変わっても順次回路を含む回路ブロック
36の状態が変化しないようにしている。従ってこの例
のように、スキャンパスに囲まれた回路ブロックが非同
期の順序回路であってもスキャンテストが可能となって
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の装置は以上のように構成されているので、非同期
順序回路を含むブロックについてもスキャンテストする
ことができる。しかし、一般にはテストモードからスキ
ャンモードへ切り換わる時に、順序回路に与えられるデ
ータがシリアルインされた信号値から、隣接する回路ブ
ロックの出力信号値に変化してしまう。このため、対象
とする非同期順序回路の状態が変化しないように入力を
設定することが困難で、多くの場合スキャンテストを有
効に実施することができないという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、非同期順序回路を含む回路ベロックを含め
て容易にスキャンテスト可能な半導体集積回路装置を得
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る半導体集積回路装置は、被テスト回路ブ
ロックの間に、 通常動作時は入出力端子間をスルー状態にして入力デー
タをそのまま出力し,テスト動作時は入力データを保
持,出力するスキャンレジスタと、 このスキャンレジスタの出力端子に接続され、通常動作
及びテスト動作時のテストモードにおいては上記スキャ
ンレジスタの出力データを,テスト動作時のスキャンモ
ードにおいては所定の固定値を出力するゲート回路、及
びスキャン動作前のスキャンレジスタの出力データを出
力するラッチ回路とを設け、テストデータの出力を制御
入力によりコントロールできるようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、スキャンモードにおける被テスト
回路ブロックの入力を、スキャンレジスタの出力に挿入
されたゲート回路により所定の値に固定でき、またラッ
チ回路により前周期のテストデータに保持できる。この
ため被テスト回路ブロックの入力信号がスキャン中に変
化するのを防ぐことができ、しかもテストモードからス
キャンモードへの切り換え時にテストデータが変化する
ことがないため、非同期順序回路を含む回路ブロックで
も容易にスキャンテストできる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。第1図に
おいて、第3図の同一符号は同一又は相当部分を示し、
35〜37は被テスト回路ブロックであり、これらの接
続部分に本発明の一実施例によるテスト回路が組み込ま
れている。8a〜16aはスキャンレジスタであり、詳
細は後述する。75,76はそれぞれスキャンレージス
タ10a,11aの出力端子に接続され、スルー機能を
持つラッチであり、該ラッチ75,76はE入力が
“H”であれば入力DのデータをそのままQ出力へ伝播
し、“L”になればラッチした内容を出力Qに保持出力
するものである。70,72はスキャンレジスタの回路
ブロック間に設けられたANDゲート、71,73,7
4は同様にスキャンレジスタと回路ブロック間に設けら
れたORゲートである。また81,82はラッチ制御入
力端子、80,90,91はゲート制御入力端子、36
a〜36c、37a〜37cは被テスト回路ブロックの
入力である。ここで本実施例における回路ブロック3
6,37において、その入力36a,37bはアクティ
ブHの入力、入力36b,37cはアクティブLの入力
であり、また入力36c,37aは入力データがH→
L,L→Hのどちらの方向に変化しても内部状態が変化
するような入力となっている。また7は通常動作とテス
ト動作を切り換えるためのノーマルモード入力端子であ
る。
また本実施例におけるスキャンレジスタは従来と異な
り、第6図に示すように構成されている。即ち第6図に
おいて、56はインバータ、57,58はANDゲー
ト、59はORゲートであり、他の構成は第4図に示す
ものと同様である。このように構成されたスキャンレジ
スタは、ノーマルモード信号NMが“H”であれば入力
Dのデータを出力Qへそのまま伝播し、逆に“L”であ
れば第4図の従来のレジスタの同機能となるものであ
る。
次に動作について説明する。
まず通常動作時について説明する。通常動作時にはノー
マルモード入力7に“H”,ラッチ制御入力81,82
に“H”,ANDゲートに接続されている制御入力80
に“H”,ORゲートに接続されている制御入力に
“L”を印加する。これにより、全てのスキャンレジス
タはD入力からQ出力まで信号がその伝播するととも
に、ラッチ75,76及びゲート70〜74は入力がそ
のまま出力まで伝播する。このため回路ブロック間のデ
ータはテスト回路に影響されずにそのまま伝播でき、所
望の通常動作を行うことができる。
次にテスト動作、即ちノーマルモード入力7を“L”に
した場合について述べる。この場合において、テストモ
ード選択端子1の信号によってスキャンモードとテスト
モードの切り換えを行う。そしてこの2つのモードを繰
り返すことによって被テスト回路のテストを行う。
次にこの2つのモードについて説明する。
スキャンモード テストモード選択端子1を“H”にすることによりスキ
ャンモードとなる。このモードではスキャンクロック入
力端子6にクロックを与えることにより、スキャンパス
を構成するスキャンレジスタにテストデータをスキャン
イン,スキャンアウトすることができる。この動作の例
を第2図に示す。同図において、入力1を“H”にした
場合がスキャンモードである。本実施例においてはスキ
ャン動作時にスキャンレジスタの出力端子Qにスキャン
データが出力されるため、このデータに応じた信号の変
化が起こる。
しかし、スキャンモードにおいてラッチ制御入力81,
82を“L”にしておけば、被テスト回路への入力36
c,37aはスキャン動作前のデータを保持できる。ま
たゲート制御入力80,90,91をそれぞれ“L”,
“H”,“H”にしておけば、それぞれの出力は
“L”,“H”,“H”に固定される。
このように被テスト回路ブロックの入力をスキャン動作
時に固定できるため、回路ブロックの状態を保持でき
る。
テストモード テストモード時はテストモード選択端子1を“L”にす
る。このモードでは、スキャンレジスタの内容を被テス
ト回路ブロックに入力し、その後被テスト回路ブロック
の出力をスキャンレージスタに取り込む動作を行う。
この動作の例を第2図に示す。同図において、入力1を
“L”にした場合がテストモードである。ここで第2図
に示すテストモードでは、スキャンレジスタ8a,9
a,10a,11a,12a,13aはそれぞれ
“H”,“L”,“H”,“H”,“L”,“H”を出
力しているとする。これらのテストデータはラッチ7
5,76及びゲート70〜73をスルー状態とすること
により被テスト回路ブロックに与えることができる。第
2図において、ラッチ75,76の出力はそれぞれラッ
チ制御信号81e,82eの立ち上がりに同期して出力
され、それぞれ信号36ce,37aeのように変化
し、このデータが該ラッチ75,76に保持される。ま
たゲート70〜73の出力はそれぞれパルス80p,9
0p,80p,91pの期間だけ出力されるので、それ
ぞれ波形36ap,36bp,37bp,37cpのよ
うになる。
このようにして被テスト回路ブロックにテストデータを
与えた後に、回路ブロックから出力されるテスト結果
を、スキャンクロック入力端子6にパルス6pを与えて
スキャンレジスタに取り込む。このテスト結果データは
次のスキャン動作時に順次スキャンアウトされる。
以上のような構成ではラッチないしゲート回路を通じて
出力されるテストデータは、スキャンレジスタの値によ
って出力値が決定され、ゲート制御入力によってタイミ
ングが決定されていると解釈できる。このため同一タイ
ミングでテストパルスを発生するゲート回路70と72
あるいは73と74は、ゲート制御端子を共通に接続で
きる。またゲート出力信号パルスの開始タイミングとラ
ッチ出力信号の変化タイミングが同一であり、ゲート回
路とラッチ回路のスルー機能が同一の制御方法であれば
これらを共通に接続できる。
このような本実施例では、スキャンレジスタの出力にラ
ッチないしAND又はORゲートを接続したので、その
制御入力をコントロールすることによりスキャンモード
において被テスト回路の動作を止めることができ、しか
もテスト時に任意の遅れを持ったテストデータあるいは
任意の遅れと幅を持ったテストパルスを印加することが
できる。また各回路ブロックのテストデータはスキャン
データだけから与えられるため、他の回路ブロックに影
響されずにテストデータを生成でき、容易にスキャンテ
ストを実施できる。
なお、上記実施例ではスキャンレジスタを第6図に示す
構成としたが、このスキャンレジスタの構成はこれに限
定されるもとではなく、例えば第8図に示す構成として
もよい。
第8図において、100はn−MOSのトランスファゲ
ート、101〜104はインバータであり、そのうちの
インバータ102,104はドライブ能力が非常に小さ
いものである。このように構成されたスキャンレジスタ
は各モードによって次のように動作する。
通常モード 入力TP,TS2を“H”、TS1を“L”とする。す
ると入力Dから出力Qまでデータがそのまま伝播する。
スキャンモード 入力TPを“L”にし、TS1,TS2に2相クロック
を入力する。するとスキャンイン端子SIを入力、出力
端子Qを出力とするシフトレジスタの1段が形成され
る。
テストモード 入力TP,TS1,TS2を“L”にする。スキャンイ
ンされたテストデータはインバータ103,104から
なるラッチに保持され、出力端子Qに出力される。この
後、スキャンレージスタに接続されたラッチ又はゲート
に所望のパルスを与えることにより、被テスト回路ブロ
ックにテストデータを与える。さらにこの後に入力TP
に“H”を与えてテスト結果をインバータ101,10
2からなるラッチに取り込む。
ここで以上の説明から明らかなように、本発明のスキャ
ンレジスタは以下の機能を持っていればよいことにな
る。
データ入力をそのまま伝播する通常動作機能 スキャンイン端子からスキャンアウト端子までスキ
ャンレジスタを直列接続してスキャンパスを構成し、デ
ータをスキャン動作させるスキャン機能。この場合スキ
ャンレジスタの出力は変化してもしなくてもよい。
スキャンインされたデータを保持し、出力端子に保
持データを出力する機能 の機能と同時に被テスト回路ブロックからの出力
を取り込む機能 また本発明によって被テスト回路ブロックに与えられる
テストデータは以下のようになる。
ラッチ出力 スキャン時は前回のテストデータの保持、テスト時はラ
ッチ制御のタイミングにより任意の遅れを持ったテスト
データ ANDゲート出力 スキャン時は“L”出力、テスト時はゲート制御パルス
により任意の遅れと幅を持った“H”のテストパルス。
またスキャンインされたテストデータを“L”にすれば
テストパルスは出力されない。
ORゲート出力 スキャン時は“H”出力、テスト時はゲート制御パルス
により任意の遅れと幅を持った“L”のテストパルス。
またスキャンインされたテストデータを“H”にすれば
テストパルスは出力されない。
従って被テスト回路ブロックのテストパターンに応じて
上記3種類の出力を選定すれば、非同期式順序回路を含
むブロックのテストを容易に実施できる。またスキャン
時に入力が変化しても支障がない信号はラッチを介さず
スキャンレジスタ出力をそのまま接続してもよい。
なお、本発明の基本原理を従来回路に適用して第7図に
示すような回路装置を構成できる。即ちこの第7図は、
従来例のテスト回路の出力にラッチないしはゲート回路
を加えたものである。
この第7図の実施例における動作を以下に説明する。
通常モード 入力1,80,81,82を“H”、90,91を
“L”とする。これにより回路ブロック間の信号はテス
ト回路に影響されずにそのまま伝播する。
スキャンモード 入力1,90,91を“H”、80,81,82を
“L”とし、端子6にスキャンクロックを、スキャンイ
ン端子2に所望のスキャンデータを入力する。この場合
スキャンレジスタ間でスキャン動作をし、スキャンアウ
ト端子38にスキャンデータが出力されるとともに、回
路ブロックはラッチ出力なら前回のテストデータ、AN
Dゲート出力なら“L”、ORゲート出力なら“H”を
与えられる。
テストモード 入力1を“L”とし、80,81,82に所望の“H”
パルス、90,91に所望の“L”パルスを与える。こ
れによりラッチ出力はパルスの最初のエッジでデータを
出力し、ゲート出力はパルスの出力期間にデータを出力
する。この後端子6にパルスを入力することにより、テ
スト結果をスキャンレジスタに取り込む。
このような構成になる回路装置においても、上記実施例
と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、被テスト回路ブロッ
ク間のスキャンレジスタの出力に、通常動作時及びテス
タ動作時のテストモードにおいては上記スキャンレジス
タの出力データを,テスト動作時のシキャンモードにお
いては所定の固定値又はスキャン動作前のスキャンレジ
スタの出力データを保持出力するゲート回路及びラッチ
回路を設け、テストデータの出力を制御入力によりコン
トロールできるようにしたので、スキャン動作時に被テ
スト回路の動作を止めることができ、しかもテスト時に
任意の遅れを持ったテストデータあるいは任意の遅れと
幅を持ったテストパルスを印加することができる。また
各回路ブロックのテストデータはスキャンデータだけか
ら与えられるため、他の回路ブロックに影響されずにテ
ストデータを生成でき、容易にスキャンテストが実施で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による半導体集積回路装置
の回路図、第2図は該装置におけるテスト動作を説明す
るためのタイミング図、第3図は従来の半導体集積回路
装置の回路図、第4図は第3図に示す装置におけるスキ
ャンレジスタ回路の一具体例を示す図、第5図は第3図
に示す装置における選択回路の一具体例を示す図、第6
図は第1図の装置におけるスキャンレジスタ回路の一構
成例を示す図、第7図は本発明の基本原理を適用して構
成された半導体集積回路装置の構成図、第8図は第1図
の装置におけるスキャンレジスタ回路の他の一構成例を
示す図である。 1……テストモード選択端子、2……スキャンイン端
子、6……スキャンクロック入力端子、7……ノーマル
モード入力端子、8a〜16a……スキャンレジスタ、
35……組み合わせ回路のブロック、36,37……順
序回路を含む非同期回路ブロック、38……スキャンア
ウト端子、70,72……2入力AND回路、71,7
3,74……2入力OR回路、75,76……ラッチ回
路、80,90,91……ゲート制御入力、81,82
……ラッチ制御入力。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富岡 一郎 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内 (72)発明者 荒川 隆彦 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともそのうちの1つは順序回路を含
    む複数個の回路ブロック間でデータ伝送を行うととも
    に、上記各回路ブロックをスキャンテスト方式でテスト
    可能とした半導体集積回路装置であって、 上記複数個の回路ブロック間の各々に、伝播されるデー
    タのビット数に対応して設けられ、 通常動作時は前段回路のブロックの出力データをそのま
    ま出力し、 テスト動作時は前段回路ブロックの出力データ又はスキ
    ャンテスト用のテストデータを外部クロックに同期して
    保持,出力し、 全体で1つのシフトレジスタ機能を有するよう各回路相
    互間がシフトレジスタパスで接続されてなる複数のスキ
    ャンレジスタと、 その一方の入力端子が所定の上記スキャンレジスタの出
    力端子に、その出力が所定の回路ブロックの所定の入力
    端子に接続して設けられ、 通常動作時及びテスト動作時のテストモードにおいては
    対応するスキャンレジスタの出力データをそのまま次段
    の回路ブロックに出力し、 テスト動作時のスキャンモードにおいては所定の値に固
    定されたデータを次段の回路ブロックに出力するゲート
    回路と、 その入力端子が所定のスキャンレジスタの出力端子に、
    出力端子が所定の回路ブロックの所定の入力端子に接続
    して設けられ、 通常動作時及びテスト動作時のテストモードにおいては
    対応するスキャンレジスタの出力データをそのまま次段
    の回路ブロックに出力し、 テスト動作時のスキャンモードにおいては対応するスキ
    ャンレジスタのスキャン動作前の出力データを保持出力
    するラッチ回路と、 上記スキャンレジスタの各々に装置外部からテスト用の
    シリアルデータを設定するためのテストデータ設定手段
    と、 上記各スキャンレジスタのデータをシリアルデータとし
    て装置外部へ順次出力するためのテスト結果出力手段
    と、 通常動作とテスト動作の切り換え,スキャンモードとテ
    ストモードの切り換えを行う動作切り換え手段とを備え
    たことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】上記ゲート回路は2入力AND回路であ
    り、上記回路ブロックに入力される固定データ値は
    “L”レベルであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】上記2入力AND回路は複数個設けられて
    おり、そのうち少なくとも2個のAND回路の制御入力
    端子は共通に接続されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】上記ゲート回路は2入力OR回路であり、
    上記回路ブロックに入力される固定データ値は“H”レ
    ベルであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】上記2入力OR回路は複数個設けられてお
    り、そのうち少なくとも2個のOR回路の制御入力端子
    は共通に接続されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】上記複数のゲート回路からなるゲート回路
    群は2入力AND回路及び2入力OR回路をそれぞれ1
    個以上含むものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】上記ラッチ回路は複数個設けられており、
    そのうちの少なくとも1個のラッチ回路の制御入力端子
    は上記複数のゲート回路のうちの少なくとも1個のゲー
    ト回路の制御入力端子と共通に接続されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路装
    置。
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