JPH06276685A - 無効電力補償装置 - Google Patents
無効電力補償装置Info
- Publication number
- JPH06276685A JPH06276685A JP5057269A JP5726993A JPH06276685A JP H06276685 A JPH06276685 A JP H06276685A JP 5057269 A JP5057269 A JP 5057269A JP 5726993 A JP5726993 A JP 5726993A JP H06276685 A JPH06276685 A JP H06276685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- signal
- phase
- reactive power
- compensator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 位相補償回路の出力がハンチングするのを防
ぎ、かつリミットにかかる期間を短くして電力変動抑制
効果を維持する無効電力補償装置を提供するものであ
る。 【構成】 本発明では、電力系統の電力動揺を抑制する
ように無効電力を補償する無効電力補償装置に、電力信
号を位相進み補償する手段と、位相遅れ補償し符号反転
する手段と、電力系統に接続された発電機が遮断された
とき切り換え信号を出力する手段と、切り換え信号を所
定時間だけ保持する手段と、切り換え信号に応じて補償
無効電力とする信号を位相遅れ信号から、位相進み信号
に切り換える手段を備えたものである。
ぎ、かつリミットにかかる期間を短くして電力変動抑制
効果を維持する無効電力補償装置を提供するものであ
る。 【構成】 本発明では、電力系統の電力動揺を抑制する
ように無効電力を補償する無効電力補償装置に、電力信
号を位相進み補償する手段と、位相遅れ補償し符号反転
する手段と、電力系統に接続された発電機が遮断された
とき切り換え信号を出力する手段と、切り換え信号を所
定時間だけ保持する手段と、切り換え信号に応じて補償
無効電力とする信号を位相遅れ信号から、位相進み信号
に切り換える手段を備えたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統の電力変動を抑
制する無効電力補償装置に関する。
制する無効電力補償装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術を図２を参照して説明する。電
力系統１にコンデンサ２、リアクトル３が並列接続さ
れ、リアクトル３に直列に逆並列接続のサイリスタ４が
接続されている。送電線５の電力Ｐを変流器11と変圧器
12によって検出する。その信号を入力して制御回路６が
位相補償して補償無効電力Ｑを決定し、コンデンサ２と
リアクトル３との無効電力出力の合計が、決定した補償
無効電力に等しくなるようなサイリスタ４の点弧角を決
めて点弧パルスを出力し、サイリスタ４を点弧してリア
クトル３を位相制御する。これによって、発電機21の接
続する送電線５の電力変動を抑制するように無効電力を
補償する。
力系統１にコンデンサ２、リアクトル３が並列接続さ
れ、リアクトル３に直列に逆並列接続のサイリスタ４が
接続されている。送電線５の電力Ｐを変流器11と変圧器
12によって検出する。その信号を入力して制御回路６が
位相補償して補償無効電力Ｑを決定し、コンデンサ２と
リアクトル３との無効電力出力の合計が、決定した補償
無効電力に等しくなるようなサイリスタ４の点弧角を決
めて点弧パルスを出力し、サイリスタ４を点弧してリア
クトル３を位相制御する。これによって、発電機21の接
続する送電線５の電力変動を抑制するように無効電力を
補償する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、電力Ｐ
から補償無効電力Ｑを決定する位相補償回路は図３に示
すようなリセットフィルタ、位相補償、リミッタで構成
され、その位相補償が位相遅れ補償で符号を反転して図
４のＢの破線のように等価的に位相進み信号を作る時
は、高い周波数のゲインが小さくなるので制御ハンチン
グの恐れがなく低い周波数のゲインを大きくして電力変
動抑制効果を大きくできるが、電力系統に接続する発電
機が遮断されたときの電力変動などにより、送電線５の
電力Ｐがステップ状に変化すると、リセットフィルタの
時定数が長いので位相遅れ補償回路の出力が図４のＢの
実線のように長時間リミットにかかり、電力変動抑制効
果がなくなる欠点があった。
から補償無効電力Ｑを決定する位相補償回路は図３に示
すようなリセットフィルタ、位相補償、リミッタで構成
され、その位相補償が位相遅れ補償で符号を反転して図
４のＢの破線のように等価的に位相進み信号を作る時
は、高い周波数のゲインが小さくなるので制御ハンチン
グの恐れがなく低い周波数のゲインを大きくして電力変
動抑制効果を大きくできるが、電力系統に接続する発電
機が遮断されたときの電力変動などにより、送電線５の
電力Ｐがステップ状に変化すると、リセットフィルタの
時定数が長いので位相遅れ補償回路の出力が図４のＢの
実線のように長時間リミットにかかり、電力変動抑制効
果がなくなる欠点があった。
【０００４】また、その位相補償が位相進み補償で符号
の反転無しで図４のＡのように位相進み信号を作る時
は、リセットフィルタの時定数が短いので電力がステッ
プ状に変化しても出力が長時間リミットにかかる欠点は
ないが、高い周波数のゲインが高いとランダムに変動し
ている電力信号のノイズで位相進み補償回路の出力もラ
ンダムに変動してハンチングする恐れがあるため、低い
周波数のゲインも大きく出来ないので電力変動抑制効果
が小さくなる欠点があった。
の反転無しで図４のＡのように位相進み信号を作る時
は、リセットフィルタの時定数が短いので電力がステッ
プ状に変化しても出力が長時間リミットにかかる欠点は
ないが、高い周波数のゲインが高いとランダムに変動し
ている電力信号のノイズで位相進み補償回路の出力もラ
ンダムに変動してハンチングする恐れがあるため、低い
周波数のゲインも大きく出来ないので電力変動抑制効果
が小さくなる欠点があった。
【０００５】本発明は上記欠点を除去するためになされ
たものであり、位相補償回路の出力がハンチングするの
を防ぎ、かつリミットにかかる期間を短くして電力変動
抑制効果を維持する無効電力補償装置を提供するもので
ある。
たものであり、位相補償回路の出力がハンチングするの
を防ぎ、かつリミットにかかる期間を短くして電力変動
抑制効果を維持する無効電力補償装置を提供するもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、電力系統の電力動揺を抑制するように
無効電力を補償する無効電力補償装置に、電力信号を位
相進み補償する手段と、位相遅れ補償し符号反転する手
段と、電力系統に接続された発電機が遮断されたとき切
り換え信号を出力する手段と、切り換え信号を所定時間
だけ保持する手段と、切り換え信号に応じて補償無効電
力とする、信号を位相遅れ信号から、位相進み信号に切
り換える手段を備えたものである。
め、本発明では、電力系統の電力動揺を抑制するように
無効電力を補償する無効電力補償装置に、電力信号を位
相進み補償する手段と、位相遅れ補償し符号反転する手
段と、電力系統に接続された発電機が遮断されたとき切
り換え信号を出力する手段と、切り換え信号を所定時間
だけ保持する手段と、切り換え信号に応じて補償無効電
力とする、信号を位相遅れ信号から、位相進み信号に切
り換える手段を備えたものである。
【０００７】
【作用】常時は電力変動抑制効果を大きくできる位相遅
れ信号を補償無効電力信号として使用し、電力系統に接
続された発電機が遮断されて電力がステップ状に変化し
たときには、位相遅れ信号がリミットにかかり変動抑制
効果がなくなるので、発電機の遮断信号を転送するなど
して遮断されるのを検出し、タイマーで保持される時間
だけ、補償無効電力とする信号をリミットにかかってい
る位相遅れ信号から、リミットにかかっていない位相進
み信号に切り換える。
れ信号を補償無効電力信号として使用し、電力系統に接
続された発電機が遮断されて電力がステップ状に変化し
たときには、位相遅れ信号がリミットにかかり変動抑制
効果がなくなるので、発電機の遮断信号を転送するなど
して遮断されるのを検出し、タイマーで保持される時間
だけ、補償無効電力とする信号をリミットにかかってい
る位相遅れ信号から、リミットにかかっていない位相進
み信号に切り換える。
【０００８】
【実施例】以下図１を参照して本発明の実施例について
説明する。図１の実施例は、送電線の電力動揺を抑制す
るように無効電力を補償する無効電力補償装置に、リセ
ットフィルタ、位相補償、リミッタで構成される位相進
み補償回路31と、符号反転、リセットフィルタ、位相補
償、リミッタで構成される位相遅れ補償回路32と、電力
系統に接続された発電機21の遮断信号の転送を受けて切
り換え信号を出力する遮断検出器33と、遮断検出器33の
出力をある時間だけ保持するタイマー34と、タイマーの
出力に応じて電力動揺抑制回路の出力を位相遅れ信号Ｂ
から、位相進み信号Ａに切り換えるスイッチ35を備えた
ものである。
説明する。図１の実施例は、送電線の電力動揺を抑制す
るように無効電力を補償する無効電力補償装置に、リセ
ットフィルタ、位相補償、リミッタで構成される位相進
み補償回路31と、符号反転、リセットフィルタ、位相補
償、リミッタで構成される位相遅れ補償回路32と、電力
系統に接続された発電機21の遮断信号の転送を受けて切
り換え信号を出力する遮断検出器33と、遮断検出器33の
出力をある時間だけ保持するタイマー34と、タイマーの
出力に応じて電力動揺抑制回路の出力を位相遅れ信号Ｂ
から、位相進み信号Ａに切り換えるスイッチ35を備えた
ものである。
【０００９】図４に示したように電力系統に接続された
揚水発電機が遮断されたときの電力の変動などにより、
送電線５の電力Ｐがステップ状に変化すると、位相遅れ
補償回路32の出力Ｂがリミットにかかり、ある時間だけ
継続した時、遮断検出器33が信号を出力しタイマー34で
保持される時間だけ補償無効電力Ｑに使用する信号をリ
ミットにかかっている位相遅れ信号Ｂから、リミットか
ら外れている位相進み信号Ａにスイッチ35で切り換える
ことで、送電線の電力動揺を抑制するように無効電力を
補償する。
揚水発電機が遮断されたときの電力の変動などにより、
送電線５の電力Ｐがステップ状に変化すると、位相遅れ
補償回路32の出力Ｂがリミットにかかり、ある時間だけ
継続した時、遮断検出器33が信号を出力しタイマー34で
保持される時間だけ補償無効電力Ｑに使用する信号をリ
ミットにかかっている位相遅れ信号Ｂから、リミットか
ら外れている位相進み信号Ａにスイッチ35で切り換える
ことで、送電線の電力動揺を抑制するように無効電力を
補償する。
【００１０】このように構成した実施例においては、常
時は電力変動抑制効果を大きくできる位相遅れ信号Ｂを
補償無効電力信号Ｑとして使用し、電力系統の電力がス
テップ状に変化したときには、位相進み信号Ａに切り換
えて、送電線の電力動揺を抑制するように無効電力を補
償するので、信頼性の高い無効電力補償装置を提供する
ことができる。
時は電力変動抑制効果を大きくできる位相遅れ信号Ｂを
補償無効電力信号Ｑとして使用し、電力系統の電力がス
テップ状に変化したときには、位相進み信号Ａに切り換
えて、送電線の電力動揺を抑制するように無効電力を補
償するので、信頼性の高い無効電力補償装置を提供する
ことができる。
【００１１】上記の説明は、送電線通過の有効電力の動
揺抑制について行ったが、一般的に発電機有効電力出力
や変圧器通過の有効電力についても適用可能なことは明
かである。
揺抑制について行ったが、一般的に発電機有効電力出力
や変圧器通過の有効電力についても適用可能なことは明
かである。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、常時
は電力変動抑制効果を大きくできる位相遅れ信号を補償
無効電力信号として使用し、電力系統の電力がステップ
上に変化したときには、位相進み信号を使用して補償無
効電力を決定するので、電力系統の動揺を抑制する信頼
性の高い無効電力補償装置を提供することができる。
は電力変動抑制効果を大きくできる位相遅れ信号を補償
無効電力信号として使用し、電力系統の電力がステップ
上に変化したときには、位相進み信号を使用して補償無
効電力を決定するので、電力系統の動揺を抑制する信頼
性の高い無効電力補償装置を提供することができる。
【図１】本発明の無効電力補償装置の一実施例の構成
図。
図。
【図２】無効電力補償装置の系統構成図。
【図３】無効電力補償装置の位相補償回路の構成図。
【図４】無効電力補償装置の位相補償回路の出力信号
図。
図。
１…電力系統 ２…コンデンサ ３…リアクトル ４…サイリスタ ５…送電線 ６…制御装置 11…変流器 12…変圧器 21…発電機 31…位相進み補償回路 32…位相遅れ補償回路 33…遮断検出器 34…タイマ 35…切り換えスイッチ Ｐ…電力信号 Ａ…位相進み信号 Ｂ…位相遅れ信号 Ｑ…補償無効電力信号
Claims (2)
- 【請求項１】 電力系統に並列接続されたコンデンサと
リアクトルと、前記リアクトルに直列接続された逆並列
接続のサイリスタと、前記電力系統の電力を検出し、検
出した電力信号を位相補償して補償無効電力を決定し、
前記補償無効電力に応じて前記サイリスタの点弧角を位
相制御する手段とを備えた無効電力補償装置において、 前記電力信号を位相進み補償し位相進み信号を出力する
手段と、前記電力信号を位相遅れ補償し符号反転して位
相遅れ信号を出力する手段と、前記電力系統に接続され
た発電機が遮断されたとき切り換え信号を出力する手段
と、前記切り換え信号を所定時間保持する手段と、前記
切り換え信号に応じて前記補償無効電力とする信号を位
相遅れ信号から位相進み信号に切り換える手段を備えた
ことを特徴とする無効電力補償装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記切り換え信号を
出力する手段に代えて、前記電力系統の電力変化を検出
し電力変化が所定値以上のとき切り換え信号を出力する
手段を備えたことを特徴とする無効電力補償装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5057269A JPH06276685A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 無効電力補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5057269A JPH06276685A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 無効電力補償装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06276685A true JPH06276685A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13050817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5057269A Pending JPH06276685A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 無効電力補償装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06276685A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08182394A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-07-12 | Kumamoto Univ | 電力系統安定化装置 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP5057269A patent/JPH06276685A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08182394A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-07-12 | Kumamoto Univ | 電力系統安定化装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4051423A (en) | Servo system with feedback signal compensation | |
| US4472674A (en) | Method of static reactive power compensation | |
| JPH06276685A (ja) | 無効電力補償装置 | |
| ES8204897A1 (es) | Un aparato para limitar automaticamente corrientes de haz excesivas conducidas por un cinescopio por encima de un nivel de umbral. | |
| JP2585402B2 (ja) | 無効電力補償装置 | |
| US3767999A (en) | Control means for static converters | |
| JPH0642182B2 (ja) | 系統電圧安定化設備における制御装置 | |
| JP2624810B2 (ja) | 無効電力補償装置 | |
| JPH0562375B2 (ja) | ||
| JPS62138911A (ja) | 無効電力補償装置の制御方法 | |
| JPH0731301Y2 (ja) | 無効電力補償装置の制御装置 | |
| JPH0680485B2 (ja) | 電圧変動対策設備の運転制御方式 | |
| SU678668A1 (ru) | Устройство дл включени нагрузки | |
| JPH0464111A (ja) | 無効電力補償装置の制御方法 | |
| SU1408458A1 (ru) | Запоминающее устройство с сохранением информации при отключении питани | |
| SU904087A1 (ru) | Способ защиты управл емого преобразовател | |
| SU1325658A1 (ru) | Устройство дл регулировани возбуждени синхронного генератора | |
| JPH0639367Y2 (ja) | 無効電力補償装置の偏磁防止制御装置 | |
| JPS6437019A (en) | Plasma processor | |
| JPS6484924A (en) | Transmitting device | |
| JPH02224531A (ja) | 伝送路切り替え方式 | |
| JPH05289762A (ja) | 分数調波抑制用ｓｖｃ制御装置 | |
| JPH0413731B2 (ja) | ||
| JPH04205608A (ja) | 静止形無効電力補償装置の制御方法 | |
| JPS5999935A (ja) | 無効電力制御装置 |