JPH08182394A - 電力系統安定化装置 - Google Patents

電力系統安定化装置

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JPH08182394A
JPH08182394A JP7195589A JP19558995A JPH08182394A JP H08182394 A JPH08182394 A JP H08182394A JP 7195589 A JP7195589 A JP 7195589A JP 19558995 A JP19558995 A JP 19558995A JP H08182394 A JPH08182394 A JP H08182394A
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JP7195589A
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Takashi Hiyama
隆 檜山
Tsuyoshi Inoue
強 井上
Hiroshi Nagashima
洋 長嶋
Fumihiko Fukui
文彦 福井
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Kyushu Electric Power Co Inc
Kumamoto University NUC
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Kyushu Electric Power Co Inc
Kumamoto University NUC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発電機の運転の安定限界付近での外乱に対し
て、不安定現象を改善し、安定領域の拡大化を図る。 【構成】制御対象発電機の3次元位相空間情報である位
相、速度、加速度を基にした、加速・減速制御のグレー
ドを表すメンバーシップ関数と、平衡点からの距離を基
にして定義されるゲインに関するメンバーシップ関数と
により、制御対象発電機の安定化のための励磁電圧増加
または減少のための制御信号を算出する手段を設け、こ
の算出された制御信号を、制御対象発電機の励磁制御シ
ステムにフィードバックする構成とした電力系統安定化
装置。前記メンバーシップ関数は、位相、速度、加速度
空間で定義される3次元空間において、極座標で表現さ
れる量により表現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統安定化装
置、特にPSS(Power System Stabilizer)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力系統の伸びに伴い、電力系統
は大規模化かつ複雑化される傾向にあり、その中で需要
家側では、高品質の電力の供給を要求し、供給者側も系
統を安全にかつ経済的に運用することを目的としてい
る。これらの両者の要求を満足させ、電力系統の安定化
を図るためには、定常・緊急・復旧の各状態において解
決すべき問題も多く、特に超々高圧・大容量系統では急
務とされている。そのため、マイクロコンピュータを用
いた大規模電力系統のオンライン安定化制御に関する研
究が盛んに行われるようになってきた。
【0003】発電機の励磁回路(AVR)は、図1に示
す通り、発電機の端子電圧つまり系統電圧を目標値に設
定するための回路である。その励磁方式としては、直流
励磁機方式、交流励磁機方式、ブラシレス励磁方式およ
びサイリスタ(静止形)励磁方式がある。図2はサイリ
スタ励磁方式の構成の例を示すブロック図である。サイ
リスタ励磁方式の特徴としては、他の励磁方式に比べ出
力の応答特性が優れていることが挙げられる。つまり、
電圧の上げ指令に対して、発電機の端子電圧は数10m
s程度以内の速さで応答する特性をもっている。
【0004】一方、PSSは電力系統安定化装置の一つ
であり、原理としては、発電機の励磁回路(AVR)に
補助信号を入力し発電機の端子電圧を制御するものであ
る。
【0005】図3に示すような一機無限大系統を考えた
場合、その送電可能電力Pは、 P=(E12/x)sinθ として表される。ここで、送電線1回線が事故等により
開放された場合の発電機の出力動揺について考える。送
電線2回線が健全な状態から1回線へ移行した場合、発
電機の出力は図3に示す通りa点からb点に移行し、面
積abcで囲まれる加速エネルギー分を補償する等面積
領域b〜d間で動揺が発生することになる。ここで仮
に、事故等の度合いが大きく面積abcが面積cdeを
超えるような状況となった場合、発電機は脱調に至るこ
とになる。
【0006】いま、図3において、出力がb点からc点
へ向かう時、つまり発電機が加速状態にある時、発電機
の励磁を強め、端子電圧E1を上げる制御を行えば、図
3に示す送電可能特性は一点鎖線の特性となる。つまり
加速エネルギーは、面積abcからab’c’に縮小さ
れ、結果として動揺が速やかに収束することとなる。つ
まり、発電機が「加速状態にある時に励磁を強め(端子
電圧を上げ)」て、また反対に「減速状態にある時に励
磁を弱め(端子電圧を下げ)」て系統の動揺を速やかに
安定化させるのがPSSの基本的な動作原理である。
【0007】また通常、発電機の出力の動揺周期は1〜
2秒程度であることから、PSSによる励磁制御につい
ても少なくとも1秒程度以内の高速応答性を有したもの
でなければ意味がないことになる。この点、サイリスタ
励磁装置は、前述の通り、非常に速い応答特性を有して
おり、特に有効に作用するものと言える。
【0008】PSS回路の代表的な定数設定値を図4に
示す。発電機の出力Pを検出して、これをリセット回路
を通して変化分として取り出し、また制御出力が最適値
となるよう位相調整を行う回路となっている。ここで、
リセット回路や位相調整回路などにおける時定数やゲイ
ンなどは、事前のシミュレーションによる検討や実系統
における確認試験等によって決定された値を用いてお
り、通常、その設定値を変更することはない。
【0009】前記のPSS回路の制御出力の演算部とく
に位相調整回路部にファジィ制御理論を適用したものを
ここではファジィPSSと呼ぶことにする。つまり、発
電機の動揺状況を発電機本体の“速度”と“加速度”の
基準値からのずれの大きさで判断し、そのずれの大きさ
に応じて制御を行おうというものである。
【0010】表1にファジィPSSの制御規則を示す。
表1の制御規則を速度、加速度の位相平面で表すと図5
のようになり、発電機の状態はPのようにベクトルで表
せる。発電機が安定している状態では原点(0,0)と
なる。ファジィPSSの基本動作は、図5に示す位相θ
とベクトルの大きさDから算出するが、位相θに対する
関数として、ファジィ理論特有のメンバーシップ関数を
用いている。
【0011】
【表1】
【0012】図5及び表1に示す通り、発電機の速度、
加速度がともに正であれば励磁電圧を高めて減速制御を
行い、また逆に速度、加速度がともに負であれば励磁電
圧を低める制御を行って、全体として安定化を促進させ
るものである。図6に2次元ファジィPSS(速度・加
速度情報のみ使用)の制御演算ロジック回路を示す。ま
た、発電機の動揺状況の検出には、発電機の回転軸から
直接得られる回転数のほかに、有効電力出力からの検出
も可能である。なお、図6におけるメンバーシップ関数
のブロックは、表1の関係を一次関数からなる折線で表
したものである。
【0013】ファジィPSSは、発電機の加減速の状態
を捉えてそれに応じて制御を行うことから、従来の固定
値による制御に比べ諸々の点で優れた制御方式と言え
る。
【0014】ファジィ制御の特徴を挙げると以下の通り
である。 1 制御対象が数式化できないものでも制御が可能であ
る。ファジィ制御の場合、発電機や励磁機系の数式モデ
ルがなくても、簡単な制御規則により発電機の制御が可
能である。 2 動作点の影響を受けない。電力系統の系統状況、負
荷の状況または事故種別等によらず、有効な制御が可能
である。 3 制御規則が簡単なのでパソコンでも制御の実行が可
能である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、2次元ファ
ジィPSSの制御では、発電機が安定限界付近で運転し
ている場合、すなわち同期化力が弱い場合の動揺に対
し、図7に示すように発電機が減速し始めると減速制御
を弱め加速制御へ移そうとする。このため、発電機は再
び加速し、脱調する場合がある。そのため、安定限界付
近では、加速した発電機が基準速度に戻るまで減速させ
る必要がある。
【0016】本発明が解決すべき課題は、安定限界付近
での外乱に対して、不安定現象を改善し、安定領域の拡
大化を図ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の電力系統安定化装置は、制御対象発電機の
3次元位相空間情報である位相、速度、加速度を基にし
た、加速・減速制御のグレードを表すメンバーシップ関
数と、平衡点からの距離を基にして定義されるゲインに
関するメンバーシップ関数とにより、制御対象発電機の
安定化のための励磁電圧増加または減少のための制御信
号を算出する手段を設け、この算出された制御信号を、
制御対象発電機の励磁制御システムにフィードバックす
る構成としたものである。
【0018】前記メンバーシップ関数は、位相、速度、
加速度空間で定義される3次元空間において、極座標で
表現される量により表すことができる。
【0019】制御対象発電機の励磁システムの伝達関数
がK・{(1+sT)/sT}で表されるとき、制御信
号を算出する手段の後段に伝達関数が{sT/(1+s
T)}で表されるリセットフィルタを設け、このリセッ
トフィルタの出力を前記制御対象発電機の励磁制御シス
テムにフィードバックする構成とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の3次元ファジィPSS
は、従来の2次元ファジィPSSにおける速度、加速度
の情報に位置(速度の積分情報)を加えたものである。
速度の積分情報を考慮するのは、発電機が安定限界付近
で運転している場合、すなわち同期化力が弱い場合の動
揺に対し、速度の積分情報を追加することによって、基
準速度に達するまで十分に減速させて動揺を抑えるため
である。
【0021】本発明による3次元ファジィPSSの制御
規則を表2に示すが、太線で囲んだ部分が3次元化によ
り追加した部分である。
【0022】
【表2】
【0023】表2の制御規則を位相面で表すと図9のよ
うになる。図中Aは位置情報量「0」または「−」の場
合の制御領域、Bは位置情報量「+」の場合の制御領
域、ZSSは位置情報による制御領域のスライド量、P
は発電機の状態量(速度,加速度)である。位置(速度
の積分)情報の大きさにより、制御領域を速度軸に沿っ
てZSSだけスライドさせる。これにより、速度、加速
度が同一のPの座標も、原点が移動していることによ
り、違って見えることになる。すなわち、2次元で見て
いた発電機の状態座標がP=(速度,加速度)であるの
に対し、3次元ではP=(速度+ZSS,加速度)とな
る。
【0024】この制御により、一度加速した発電機が基
準速度に戻るまでは、減速制御を強める(加速制御は制
限される)ため、安定限界付近での安定化効果を高める
ことが可能になる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例を参照しながら具体的
に説明する。
【0026】図10は本発明に係る3次元ファジィPS
Sの制御ブロック図を示すものである。基本となる演算
回路は、2次元のものと同じであるが、発電機からのす
べり情報を、速度、加速度、位置の3要素に分類し、
「速度+位置」をX軸座標とすることで処理を行う。な
お、図10中、グレードを表すメンバーシップ関数(N
(θ)−P(θ))を図19(a)に、ゲインに関する
メンバーシップ関数(G)を図19(b)に示す。
【0027】図11は本発明の実施例の制御部を示すブ
ロック図である。電力系統安定化装置は、電力系統に動
揺が生じた場合、系統を速やかに安定な状態に戻すた
め、系統へ補助信号を入力する。この信号を安定化信号
といい、本実施例では発電機に取り付けられた自動電圧
調整機(AVR)に入力するようにしている。この安定
化信号を決定するものが安定化装置であり、本実施例で
はA/D、D/A変換ボードを取り付けたマイクロコン
ピュータで構成されるデジタル型安定化装置により実験
を行った。
【0028】制御の基本過程を図11に示す。観測信号
として角速度信号を使用する場合は、発電機1に設置し
た速度検出装置により運転中の発電機の回転子の角速度
ωを測定し、また観測信号として電力信号を使用する場
合は、発電機1に取り付けたPT(計器用変圧器)およ
び補助CT(電流変成器)により発電機の有効電力Pe
を測定する。そしてその値はマイクロコンピュータに取
り付けたA/D変換ボードによりデジタル信号に変換さ
れ、マイクロコンピュータ内に取り込まれる。それぞれ
取り込まれた情報を基に、マイクロコンピュータ内であ
らかじめ設定された制御規則により制御信号の大きさが
決定される。決定された制御信号は、D/A変換ボード
によりアナログ信号として外部へ取り出され、これはA
VRのPSS信号端子へ補助安定化信号として入力され
る。AVRからの出力は励磁電圧の変化分として出力さ
れ、励磁電圧の基準値を基に励磁系の励磁電圧を調整
し、発電機を制御する。
【0029】なお、図10のA点にリセットフィルタを
付加することにより、PI(比例・積分)制御ループに
より構成されたAVRのI(積分)制御動作を回避させ
ることができる。このリセットフィルタの伝達関数は、
制御対象発電機の励磁システムの伝達関数がK・{(1
+sT)/sT}で表されるとき、差分方程式{sT/
(1+sT)}で表される構成とする。
【0030】データ収録部の構成を図12に示す。デー
タ収録部ではA/D変換ボード10の入力チャンネルc
h0〜ch6の7チャンネルをデータ収録に使用してい
る。ch0では、発電機の角速度ωを、制御盤11のR
PM+端子より直流増幅器12を通して入力している。
ch1では、発電機の端子電圧Vt を、制御盤11の
VT端子より入力している。ch2では、サイリスタ制
御信号を、制御盤11のTC端子より入力している。c
h3では、発電機有効出力電力を、発電機の励磁巻線に
設置した補助CTにより電圧信号に変換した後、直流増
幅器13を通して入力している。ch4では、原動機の
界磁電流を、原動機の励磁巻線に設置した補助CTによ
り電圧信号に変換した後、入力している。ch5では、
発電機の励磁電流を、発電機の励磁巻線に設置した補助
CTにより電圧信号に変換した後、入力している。ch
6では、マイクロコンピュータで算出された補助安定化
信号を入力している。入力されたアナログ信号は図11
のA/D変換ボード5によりデジタル信号に変換され、
指定されたサンプリング周波数で観測用マイクロコンピ
ュータ14内に取り込まれ、必要に応じてディスプレイ
に表示される。
【0031】また制御部の構成を図13に示す。制御部
において、PSS入力信号に発電機角加速度を使用する
場合は、発電機の回転子角速度を制御盤11のPRM+
端子より直流増幅器12を通してA/D変換ボードに入
力する。その後、デジタル信号としてマイクロコンピュ
ータ内に取り込む。マイクロコンピュータ内でフィルタ
リング処理を行った後、制御信号を計算し、D/A変換
ボードよりD/A変換の後、アナログ信号として制御盤
11のPSS信号入力端子に入力する。
【0032】本実施例で、データ収録部に入力する観測
信号および制御部からの制御信号は、全て電圧値で表さ
れ、実際の単位で表現する場合には表2に示される変換
が必要である。ただし、データ収録部におけるA/D変
換ボードでは、7つのチャンネルを使用し、必要に応じ
て各種情報を観測できるようにしているが、本例におい
て観測した信号はここに示す4つである。また、観測時
間は観測用マイクロコンピュータの観測ウィンドウの時
間である。
【0033】
【表3】
【0034】模擬系統における発電機の励磁制御は、図
14に示す処理手順で行う。つまり、A/D変換により
発電機状態を表す観測信号をデジタル信号に変換し、マ
イクロコンピュータ内に取り込む。マイクロコンピュー
タ内で、設定された制御規則にしたがって安定化信号を
計算する。演算終了後、D/A変換により計算した安定
化信号Uをアナログ信号に変換し、制御盤のPSS信号
端子に入力する。そして次のサンプリング時刻に次のデ
ータを取り込み、同様の手順を繰り返し、制御を行う。
電力信号を本PSSの入力信号とした場合の制御用プロ
グラムのフローチャートを図15〜図18に示す。
【0035】このフローチャートでの処理は、すべてマ
イクロコンピュータによって実行されるソフトウェアに
よって実現することができる。
【0036】本発明の3次元ファジィPSSによる制御
結果を速度偏差と制御信号との時間変化について測定し
た例を図8に示す。図7の2次元ファジィPSSによる
制御では、動作点が大きく変動したときに脱調を生じて
いたのに対し、本発明の制御では速度偏差が収束してい
ることが分かる。
【0037】以上、本発明を電力系統の発電機励磁制御
システムにおける実施例に基づいて説明してきたが、本
発明は、送電系統に分散配置されるサイリスタ逆並列ス
イッチを有するリアクトル、キャパシタ、抵抗モジュー
ルのためのスイッチング制御システムや、DCサーボモ
ータの位置決め制御、ロボットマニピュレータの位置決
め制御へ使用することも可能である。
【0038】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、制御
対象発電機の動作点の変動等に対してロバスト(堅牢)
な制御方式であり、ある代表的な動作点で制御規則に含
まれるパラメータの調整を行うことで、広範な動作点の
変動に対しても良好な制御性能を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発電機の励磁回路(AVR)の基本構成を示
すブロック図である。
【図2】 サイリスタ励磁方式の構成の例を示すブロッ
ク図である。
【図3】 一機無限大系統における発電機の出力動揺の
説明図である。
【図4】 PSS(電力系統安定化装置)の従来の基本
回路のブロック図である。
【図5】 ファジィPSSの制御考え方を示す位相面の
説明図である。
【図6】 従来の2次元ファジィPSSの制御演算ロジ
ック図である。
【図7】 従来の2次元ファジィPSSによる制御の問
題を示す制御応答波形図である。
【図8】 本発明の3次元ファジィPSSによる制御の
有効性を示す制御応答波形図である。
【図9】 3次元ファジィPSSの位相面の説明図であ
る。
【図10】 3次元ファジィPSS制御のブロック図で
ある。
【図11】 本発明の実施例に係る制御部の概略回路図
である。
【図12】 本発明の実施例に係るデータ収録部の構成
図である。
【図13】 本発明の実施例に係る制御部の構成図であ
る。
【図14】 本発明実施例の制御手順を示すタイムチャ
ートである。
【図15】 本発明実施例におけるマイクロコンピュー
タでの処理を示すフローチャート(その1)である。
【図16】 本発明実施例におけるマイクロコンピュー
タでの処理を示すフローチャート(その2)である。
【図17】 本発明実施例におけるマイクロコンピュー
タでの処理を示すフローチャート(その3)である。
【図18】 本発明実施例におけるマイクロコンピュー
タでの処理を示すフローチャート(その4)である。
【図19】 メンバーシップ関数の定義例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 発電機、2 AVR、3 安定化装置、4 制御用
マイクロコンピュータ、5 A/D変換ボード、6 D
/A変換ボード、7 外部システム、10 A/D変換
ボード、11 制御盤、12,13 直流増幅器、14
観測用マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長嶋 洋 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 九州電力株式会社内 (72)発明者 福井 文彦 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 九州電力株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象発電機の3次元位相空間情報で
    ある位相、速度、加速度を基にした、加速・減速制御の
    グレードを表すメンバーシップ関数と、平衡点からの距
    離を基にして定義されるゲインに関するメンバーシップ
    関数とにより、制御対象発電機の安定化のための励磁電
    圧増加または減少のための制御信号を算出する手段を設
    け、この算出された制御信号を、制御対象発電機の励磁
    制御システムにフィードバックする構成を特徴とする電
    力系統安定化装置。
  2. 【請求項2】 位相、速度、加速度空間で定義される3
    次元空間において、極座標で表現される量によりメンバ
    ーシップ関数を表すことを特徴とする請求項1記載の電
    力系統安定化装置。
  3. 【請求項3】 制御対象発電機の励磁システムの伝達関
    数がK・{(1+sT)/sT}で表されるとき、制御
    信号を算出する手段の後段に伝達関数が{sT/(1+
    sT)}で表されるリセットフィルタを設け、このリセ
    ットフィルタの出力を前記制御対象発電機の励磁制御シ
    ステムにフィードバックする構成を特徴とする請求項1
    または2記載の電力系統安定化装置。
JP7195589A 1994-07-29 1995-07-31 電力系統安定化装置 Pending JPH08182394A (ja)

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