JPH06276348A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH06276348A
JPH06276348A JP5086956A JP8695693A JPH06276348A JP H06276348 A JPH06276348 A JP H06276348A JP 5086956 A JP5086956 A JP 5086956A JP 8695693 A JP8695693 A JP 8695693A JP H06276348 A JPH06276348 A JP H06276348A
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JP
Japan
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unit
transmission
image
processing
input terminal
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JP5086956A
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English (en)
Inventor
Hiroharu Saito
弘治 斉藤
Masami Kurata
正實 倉田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数台の入力端末装置と1台の本体装置の各
々の装置要素の統合された動作を効率よく行い、システ
ムの運用実態において効率高くファクシミリ送信を行え
る画像処理システムを提供する。 【構成】 各々の入力端末装置は、送信先情報を入力す
る送信情報入力手段と、送信する原稿画像を画像データ
として入力する画像入力手段と、通信要求を本体装置に
通知して、送信先情報と画像データを本体装置に送信す
る送信制御手段とを備え、本体装置は、複数台の入力端
末装置からの通信要求を検出して、入力端末装置からの
送信先情報および画像データを受信する受信手段と、受
信した送信先情報を蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄
積した送信先情報により通信回線を接続した後に、入力
端末装置から受信した画像データを蓄積することなく、
送信先に同期して転送する転送制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理システムに関
し、更に詳細には、少なくとも1台以上の低機能な複写
機の画像入力部を入力端末装置とし、高機能な複写/フ
ァクシミリ装置を本体装置として用いて、その間を通信
回線により結合し、運用実態において高いコストパーフ
ォマンスでファクシミリ機能を実現する画像処理システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、特開平3−1887
60号公報に記載されている「ファクシミリ装置」のよ
うに、画像信号を記憶するメモリを内蔵した送信端末装
置の複数台とファクシミリ装置本体とを接続し、送信端
末装置から送信原稿のリモート原稿送信ができるファク
シミリ装置が知られている。
【0003】このようなファクシミリ装置においては、
入力装置となる複数台の送信端末装置が、物理インタフ
ェースによりファクシミリ装置本体と接続され、各々の
送信端末装置から送信原稿のリモート原稿送信を可能と
している。これにより、オペレータがファクシミリ装置
の設置場所まで送信原稿を持ち運ばなくても、装置本体
から離れた場所の送信端末装置のある場所から原稿送信
の操作が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような複数台の
送信端末装置を有するファクシミリ装置によれば、何れ
の送信端末装置からもファクシミリ送信が可能なため、
原稿読み取り部が1つしか内蔵されていないファクシミ
リ装置に比べて、手近な場所に設置されている送信端末
装置からの送信が可能となり、利便性が向上する。これ
により、オペレータがファクシミリ装置の設置場所に出
向いて操作をしたり、操作が終了するまでファクシミリ
装置の前に拘束されたり、送信終了後、再度ファクシミ
リ装置に送信原稿を取りに行くような作業性の悪さが改
善される。
【0005】しかし、このようなファクシミリ装置は、
複数台の各々の送信端末装置のそれぞれに画像データの
蓄積装置を設けなければならないため、複数台の送信端
末装置をも含めたファクシミリ装置を安価に提供できな
いという問題がある。また、ファクシミリ送信の際に、
送信端末装置とファクシミリ装置本体との双方におい
て、画像データおよび送信先の宛先情報の蓄積動作を必
要とするため迅速な送信ができず、ファクシミリ装置の
運用実態において効率が悪いという問題もある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、本発明の第1の目的は、画像
入力部を備える複数台の入力端末装置と、画像蓄積部を
備える1台の本体装置から構成される画像処理システム
において、システムの装置構成を安価に提供することに
ある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、複数台の入
力端末装置と1台の本体装置の各々の装置要素の統合さ
れた動作を効率よく行い、システムの運用実態において
効率高くファクシミリ送信を行える画像処理システムを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するため、本発明の画像処理システムは、画像入力部を
備える複数台の入力端末装置(11,12,13)と、
送信先情報を蓄積する蓄積装置を備える1台の本体装置
(10)から構成される画像処理システムであって、各
々の入力端末装置(11,12,13)には、送信先情
報を入力する送信情報入力手段(43)と、送信する原
稿画像を画像データとして入力する画像入力手段(4
1)と、通信要求を本体装置に通知して、送信先情報と
画像データを本体装置に送信する送信制御手段(42)
とが備えられ、本体装置(10)には、複数台の入力端
末装置からの通信要求を検出して、入力端末装置からの
送信先情報および画像データを受信する受信手段(2
2)と、受信した送信先情報を蓄積する蓄積手段(2
5)と、蓄積手段に蓄積した送信先情報により通信回線
を接続した後に、入力端末装置から受信した画像データ
を蓄積することなく、送信先に同期して転送する転送制
御手段(26)とが備えられていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の画像処理システムにおいては、画像入
力部を備える複数台の入力端末装置(11,12,1
3)と、送信先情報を蓄積する蓄積装置を備える1台の
本体装置(10)とが備えられる。複数台の各々の入力
端末装置においては、送信情報入力手段(43)から送
信先情報を入力し、画像入力手段(41)により送信す
る原稿画像を画像データとして入力する。送信制御手段
(42)は、送信先情報を入力して送信要求が行なわれ
ると、送信要求を本体装置に通知し、送信先情報と画像
データを本体装置に送信する。
【0010】本体装置においては、受信手段(22)
が、複数台の入力端末装置からの通信要求を検出して、
入力端末装置からの送信先情報および画像データを受信
する。蓄積手段(25)は受信した送信先情報を蓄積す
る。転送制御手段(26)が、蓄積手段に蓄積した送信
先情報により通信回線を接続した後に、入力端末装置か
ら受信した画像データを蓄積することなく、送信先に同
期して転送する。
【0011】このように、本発明の画像処理システムで
は、入力端末装置からの送信先情報により本体装置にお
いて送信先との間で回線接続を行った後、入力端末装置
で原稿画像を画像データとして入力し、入力端末装置と
本体装置との間で同期して通信を行い、画像データの送
信を行う。このため、各々の入力端末装置には画像蓄積
用のメモリ装置を必要とせず、入力端末装置が安価に構
成できる。
【0012】したがって、入力端末装置には低機能な複
写機を利用することができ、本体装置にのみ、高機能な
複写/ファクシミリ装置を利用すればよいので、画像処
理システムの構成を安価に構成できる。また、入力端末
装置から送信する画像データは、本体装置の蓄積装置に
は蓄積されず、直接に通信回線に転送するため、迅速な
送信処理が行なえる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例にかかる画像処理シス
テムの全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、10は本体装置、11は入力端末装置としての第1
の装置端末、12は入力端末装置としての第2の装置端
末、13は入力端末装置としての第3の装置端末であ
る。
【0014】本体装置10は、画像読み取り部,画像編
集処理部,画像蓄積部,画像記録機構部,および通信制
御部を備えた高機能なデジタル複写/ファクシミリ複合
装置から構成されており、複数の装置端末の親機となる
(以下、本体装置を単に親機と略称する)。第1の装置
端末11,第2の装置端末12,および第3の装置端末
13などの装置端末は、画像読み取り部,画像記録機構
部,および通信制御部を備えてはいるが、画像編集処理
機能や文書情報処理機能を備えない低機能な複写装置で
構成され、前述の本体装置10の親機に対して子機とな
る(以下、装置端末を単に子機と略称する)。親機10
と各子機11,12,13はイーサネットによる通信手
順(通信プロトコル)で接続される。親機10は、当該
親機10に備えられたファクシミリ送信機能により、公
衆回線15のネットワークを利用したファクシミリ送信
制御を行なって、回線接続の処理を行う。
【0015】図2は、親機(本体装置)の要部の構成を
示すブロック図である。図2において、21は画像読み
取り部、22はデータ処理部、23はユーザインタフェ
ース部、24は画像記録機構のプリンタ部、25は画像
蓄積装置部、26は外部インタフェース部、27はデー
タバスである。画像読み取り部21は自動原稿送り装置
21aおよびスキャナ21bから構成されており、自動
原稿送り装置21aが読む取る原稿を給送して順次にス
キャナ21bに送り込むと、スキャナ21bが原稿の画
像を読み取り、電気信号の画像データに変換して送出す
る。なお、自動原稿送り装置21aでは、光センサによ
り原稿サイズを検知する。
【0016】ユーザインタフェース部23は、ファクシ
ミリ機能の送信指示および複写機機能の動作にかかる操
作入力処理を行う。例えば、操作指示部となるキースイ
ッチ群と、操作状態を表示する操作表示部のCRTディ
スプレイなどから構成されており、送信または複写する
原稿の処理指示情報の入力部となる。ここでのCRTデ
ィスプレイが、処理指示情報を入力する選択指示入力の
ウインドウ/メニュー画面を表示し、キースイッチ群に
より処理指示情報の入力を受け付ける。
【0017】プリンタ部24は、レーザープリンタなど
の画像記録機構で構成されており、ユーザインタフェー
ス部23で受付けた処理指示情報により指示された動作
モードに応じて、処理された原稿画像を記録紙に記録す
る画像出力部となる。画像蓄積装置部25は、大容量の
データ記憶が可能なハードディスク装置から構成されて
おり、複数頁の読み取り原稿画像の画像データを記憶す
る。ここでの親機の本体装置には、画像蓄積装置部25
を備えているが、本発明を実施する上では、この画像蓄
積装置部25を備えることは本質的ではない。
【0018】外部インタフェース部26は、ここでの装
置端末となっている子機の低機能な複写機や、公衆回線
に接続されているファクシミリ装置や、また、ローカル
エリアネットワーク(LAN)を介して接続された他の
システムなどとの間で通信を行うために必要な通信制御
機能を備えたインターフェース制御部である。
【0019】データ処理部22は、スキャナ21bで読
み取られた原稿画像の画像データに対し、画像データを
符号化圧縮しまたは復号化伸張する符号復号化部22c
と、回転や抽出等の処理を行う編集処理部22bと、画
像読み取りから画像出力までの処理を制御する処理制御
部22aとから構成されている。
【0020】次に、このように構成されている親機にお
けるデータ処理部22について、更に詳細に説明する。
図3は、本体装置(親機)におけるデータ処理部の構成
を示すブロック図である。図3を参照して、データ処理
部22の機能要素の符号復号化部22c,編集処理部2
2b,および処理制御部22aについてそれぞれ詳述す
る。
【0021】符号復号化部22cの機能要素は、画像処
理を高速に行うため、専用のハードウェア回路で構成さ
れており、図3のブロック図においては、圧縮処理部3
7および伸長処理部38が対応している。圧縮処理部3
7は、本体装置の側で画像データを入力してファクシミ
リ送信する場合に用いられ、符号化圧縮を行い、ファク
シミリ送信を行う場合の送信情報を作成する。また、伸
張処理部38は、画像データをプリンタ部に出力する場
合などにおいて、受信したファクシミリ送信情報の符号
化情報を伸長して、ビットマップ形式の画像データに戻
す処理を行う。
【0022】編集処理部22bおよび処理制御部22a
の機述要素は、図3のブロック図においては、その他の
回路ブロックで構成される。画像処理の動作例により説
明すると、スキャナ21bにおいて読み取られた画像デ
ータは、データ処理部22においては、データバス27
に接続されたI/Fコネクタ30を介して、IITイン
ターフェース部31を通して取り込まれる。また、子機
からの画像データも、同じく、外部インタフェース部2
6から取り込まれた後、データバス27に接続されたI
/Fコネクタ30を介して、IITインターフェース部
31を通して取り込まれる。いずれの画像データも、I
ITインターフェース部31から取り込まれて、圧縮処
理部34により画像圧縮されて、一旦ページバッファ3
2に蓄積される。なお、図3において、参照番号は付け
ていないが、MUXと表記したブロックはマルチプレク
サであり、太線で示した画像データバスに接続され、画
像データの信号パスを切り換える。
【0023】ページバッファ42に一旦蓄積された画像
データは、ユーザインタフェース部23より指示された
情報、外部インターフェース部26から取り込まれた子
機からの送信先情報や画像データの情報によりファクシ
ミリ送信処理や編集加工処理される。ここで、親機の操
作指示は、ユーザインタフェース部23からRS232
Cを経由して、I/Fコネクタ30を介して接続された
制御処理部35のUART部35eにおいて入力処理が
行なわれる。また、子機からの操作指示は、外部インタ
ーフェース部26から、同じくI/Fコネクタ30を介
して接続された制御処理部35のUART部35eでコ
マンド情報として受け付けられる。
【0024】本実施例では、親機と子機との間の通信手
順としてイーサネットの通信プロトコルを用いて、所定
の通信フォーマットを介して通信を行う。ここで、本実
施例の親機と子機との間の通信におけるコマンド/レス
ポンスおよび通信データフォーマットについて説明す
る。図10は、親機と子機との間の通信データのデータ
形式の一例を説明する図である。以下、図10を参照し
て、ここで用いる通信データ形式について説明する。
【0025】図10において、左端に記された数字は、
各々のデータ形式の通信情報についてのアドレスを16
進数で示している。“フラグ”は、送受信されているデ
ータがコマンドであるかレスポンスであるか、または画
像データであるかを判別するフラグである。“ジョブN
o.”と“ジョブ名”は、親機と子機との間で任意に設
定されるものであり、編集や記録動作の操作単位で異な
る。“親機認識番号”と“子機認識番号”は、複数台の
子機や親機を識別するための番号である。“シーケンス
番号”は、コマンド/レスポンスの送受信時に使用され
る通し番号である。また、“コマンドフラグ”は、デー
タがコマンドであるかレスポンスであるかを判別するフ
ラグである。
【0026】“コマンド/レスポンス”のフィールド部
分は、実際のコマンド/レスポンスのデータが格納され
る場所である。“親機/子機ステータス情報”は、互い
に相手側に自分の状態を通知するために使用される情報
のフィールド部分であり、親機のファクシミリ機能を使
用して、ファクシミリ送信を行う場合、子機に親機の回
線使用状態を通知するフィールドとして使用される。
【0027】“操作情報1”,“操作情報2”,および
“操作情報3”の操作情報のフィールド部分は、子機か
ら親機の機能を用いる際に使用される編集情報が格納さ
れるエリアである。例えば、子機から親機のファクシミ
リ機能を使用して送信する場合、この操作情報のフィー
ルドデータによって、送信モードや電話番号等の情報が
伝えられる。
【0028】“データ形式”のフィールド部分には、送
受信される画像データのビット列の並びや、ラスタデー
タか文書情報の様なコードデータかを判別する情報が格
納される。“圧縮情報”のフィールド部分には、画像デ
ータの圧縮形式を判別するための情報が格納される。ま
た、“データ番号”は、画像データを複数回に分割して
送受信する際に用いられる通し番号である。“データ
長”のフィールド部分には、このデータ形式で送受信さ
れる圧縮後の画像データの長さを示す情報が格納され
る。“データ1”,“データ2”,…,“データn”の
フィールド部分において、実際に送受信される符号化圧
縮後の画像データが格納される。“誤り検出情報”のフ
ィールド部分は、送受信されるデータのビットエラー検
出のために用いられる情報が格納される。
【0029】このように、本実施例では、親機と子機と
の間の通信に用いられる送受信データのデータ形式は、
通信データをイーサネットの通信プロトコルのデータフ
レームに組み込んで、コマンド情報,レスポンス情報,
および画像データ情報の送受信の通信を行うようにして
いる。
【0030】再び、図3を参照して、編集処理部22b
の機能要素の構成について説明すると、画像データの回
転処理を行う場合には、ハードウェア回路で構成された
画像回転処理部33において回転処理が行なわれる。画
像データから一部を抽出する場合の画像処理など画像編
集を行う場合には、制御処理部35のCPU部35aに
よる演算処理で実行される。複数のページ間にまたがる
画像処理を行う場合には、ページバッファ32およびハ
ードディスク装置で構成された編集用蓄積装置36を用
いて、必要なデータを逐次取り出しながら編集処理を行
う。
【0031】編集処理された画像データを外部インター
フェース部26へ送るには、送信対象の画像データをネ
ットワークインターフェース部39からI/Fコネクタ
30を介して、そこに接続されているデータバス27に
送出する。また、ファクシミリ送信を行うにも、同じ
く、ネットワークインターフェース部39からI/Fコ
ネクタ30を介して、そこに接続されているデータバス
27に送出する。プリンタ部24に画像データを送るに
は、IOTインターフェース部34からI/Fコネクタ
30を介してそこに接続されているデータバス27に送
出する。
【0032】なお、前述したように、データ処理部22
に取り込まれた画像データは、ハードウエア回路で構成
された圧縮処理部37で即座に符号化圧縮が行なわれた
後、ページバッファ32に一担格納されており、そのま
まファクシミリ送信が可能な符号化圧縮された送信情報
となっている。このような画像データに対して画像処理
を行う場合や、画像データをプリンタ部に出力する場合
において、必要に応じて、ハードウェア回路で構成され
た伸張処理部38により、ビットマップ形式の画像デー
タに戻される。
【0033】このデータ処理部22における制御処理部
35は、図3に示すように、CPU部35a,不揮発性
メモリ部35b,メモリ部35c,カウンター部35
d,UART部35e,および割り込み制御部35fが
内部バスに共通接続されて構成されている。この制御処
理部35の処理により、画像読み取り部21の自動原稿
送り装置21aおよびスキャナ21b,ユーザインタフ
ェース部23,プリンタ部24,または外部インターフ
ェース部26などに対する制御信号が、UART部35
eを介して送出され、I/Fコネクタ30を介してそこ
に接続されているデータバス27に送出される。
【0034】図4は、子機(入力端末装置)の要部の構
成を示すブロック図である。図4において、41は画像
読み取り部、42はデータ処理部、43はユーザインタ
フェース部、44は画像記録機構のプリンタ部、45は
外部インタフェース部、46はデータバスである。画像
読み取り部41は自動原稿送り装置41aおよびスキャ
ナ41bから構成されており、自動原稿送り装置41a
が読み取る原稿を給送して順次にスキャナ41bに送り
込むと、スキャナ41bが原稿の画像を読み取り、電気
信号の画像データに変換して送出する。なお、自動原稿
送り装置41aは光センサにより原稿サイズを検知す
る。
【0035】ユーザインタフェース部43は、複写機の
操作を指示する操作指示部と操作状態を表示する操作表
示部から構成されており、具体的には液晶表示部とキー
スイッチ群から構成され、画像読取り部41から入力す
る原稿に対する処理指定情報の入力部となる。親機にお
けるファクシミリ送信機能を使用する場合、このユーザ
インタフェース部43において、子機からファクシミリ
送信を行う旨の処理指定情報を入力する。
【0036】ここで、子機からファクシミリ送信の処理
指定情報を入力する場合の操作例を説明する。図11,
図12および図13は、子機のユーザインタフェース部
の液晶表示部で表示される表示画面の一例を示す説明図
である。図11に示す第1の表示画面111は、初期画
面であり、通常状態時の操作画面となっている。ここで
は、子機に親機が接続された状態の“親機接続”を表示
している。子機は画像データの編集機能やファクシミリ
送信機能を持たないため、編集操作やファクシミリ送信
が可能な状態は、親機が接続されている状態のときに限
られる。
【0037】図12に示す第2の表示画面112は、図
11に示した第1の表示画面111において処理指定情
報として、FAX(ファクシミリ送信)を選択した時に
表示される次の操作画面である。送信先情報の入力を行
うための入力画面となっている。第2の表示画面112
は、この状態において選択入力が可能な入力フィールド
のみが表示される。また、図13に示す第3の表示画面
113は、図12に示す第2の表示画面112におい
て、更に原稿サイズの選択を指示した時に、表示される
次の操作画面となっている。
【0038】再び、図4を参照する。子機11のプリン
タ部44は、親機と同様に、レーザープリンタなどの画
像記録機構で構成されており、ユーザインタフェース部
43で受付けた操作指示により指示された動作モードに
応じて、処理された原稿画像を記録紙に記録して出力す
る。外部インタフェース部45は、親機との間で通信を
行うために必要な通信制御機能を備えたインターフェー
ス部であり、イーサネットの通信プロトコルにより親機
との通信制御を行う。
【0039】子機11におけるデータ処理部42は、ス
キャナ41bで読み取られた原稿画像の画像データに対
し、画像データを符号化圧縮し、または復号化伸張する
符号復号化部42bと、画像読み取りから画像出力まで
の処理を制御する処理制御部42aから構成されてい
る。
【0040】次に、このように構成されている子機11
のデータ処理部42について、更に詳細に説明する。図
5は、入力端末装置におけるデータ処理部の構成を示す
ブロック図である。図5を参照して、子機のデータ処理
部42における機能要素の符号復号化部42bおよび処
理制御部42aについてそれぞれ詳述する。
【0041】データ処理部42は、画像読み取りから画
像出力までの処理制御と、親機との間の通信制御とを行
う処理制御部42a、および、画像読み取り部41から
入力した画像データを符号化圧縮し、また、復号化伸長
する符号化復号化部42bから構成されている。
【0042】図5のブロック図を参照しながら、ここで
の画像データの流れを追って、データ処理部42におけ
る構成を説明する。スキャナ41bから読み取られた画
像データは、データバス46に接続されたI/Fコネク
タ50を介してIITインターフェース部51から取り
込まれ、圧縮処理部57により符号化圧縮されて、一旦
ページバッファ52に蓄積される。蓄積された画像デー
タは、ユーザインタフェース部43より指示された処理
指示情報により、親機に送信されるものであるかまたは
子機で処理されるものであるかが制御処理部55によっ
て判別され、判別結果に従って、以降の処理が行なわれ
る。なお、ここでの子機の操作指示による処理指示情報
は、ユーザインタフェース部43からRS232Cを経
由して、制御処理部55のUART部55eに得られ
る。
【0043】画像データをファクシミリ送信のために外
部インターフェース部45へ送出する場合は、ネットワ
ークインターフェース部59からI/Fコネクタ50を
介して、そこに接続されているデータバス46に送出す
る。また、プリンタ部44に送る場合は、IOTインタ
ーフェース部54からI/Fコネクタ50を介して、そ
こに接続されているデータバス46に送出する。
【0044】なお、前述したように、データ処理部42
に取り込まれた画像データは、ハードウエア回路で構成
された圧縮処理部57で即座に符号化圧縮が行なわれた
後、ページバッファ52に一担格納されており、そのま
まファクシミリ送信で用いられられる符号化送信情報と
なっている。このような画像データに対して画像処理を
行う場合や、画像データをプリンタ部に出力する場合に
は、必要に応じて、ハードウェア回路で構成された伸張
処理部58により、ビットマップ形式の画像データに戻
される。
【0045】このデータ処理部42における制御処理部
55は、図5に示すように、CPU部55a,不揮発性
メモリ部55b,メモリ部55c,カウンター部55
d,UART部55e,および割り込み制御部55fが
内部バスに共通接続されて構成されている。この制御処
理部55の処理により、画像読み取り部41の自動原稿
送り装置41aおよびスキャナ41b,ユーザインタフ
ェース部43,プリンタ部44,または外部インターフ
ェース部45などに対する制御信号が、UART部55
eを介して送出され、I/Fコネクタ50を介してそこ
に接続されているデータバス46に送出される。
【0046】次に、子機から親機のファクシミリ送信機
能を使用する際の、子機の動作と親機の動作について説
明する。図6は、子機から親機のファクシミリ送信機能
を使用する場合の子機にかかる動作を示すフローチャー
トである。図6のフローチャートを参照して、子機にか
かる動作を説明する。まず、ステップ61において、子
機の電源をONとし、次に、イーサネットによる通信回
線により接続されている親機との間で通信制御の処理を
行い、次のステップ62において、親機が接続されてい
るか否かを判定する。この判定で親機が接続されていな
い場合、子機のみの動作モードとし、図示しない処理フ
ローによる子機のみの動作を行う。
【0047】ステップ62の判定により、親機が接続さ
れていることが判定できると、次にステップ63におい
て、親機との間で通信制御の処理を行い、親機からのス
テータス情報を得て、親機の状態を確認する。ステータ
ス情報は、あらかじめ設定された時間間隔ごとに、親機
にコマンドを送信することによって親機から定期的にレ
スポンス情報として入手する。このステータス情報に
は、親機の画像編集処理機能を用いて処理が可能な編集
機能,ファクシミリ送信機能に対する状態情報が含まれ
ている。例えば、ファクシミリ送信については、送信モ
ードや親展や同報等の情報が含まれている。
【0048】次に、ステップ64に進んで、動作指示入
力の受け付けを行う。ここでの動作指示入力の受け付け
の処理では、子機は親機のステータス情報から得られた
親機の処理項目を、制御処理部55の処理によって、通
常の子機だけで処理が可能な処理項目に追加し、ユーザ
インタフェース部の表示画面の処理項目の欄に追加して
表示する。次に、ステップ65において、受け付けた動
作指示の処理を行う場合に、親機の処理が必要であるか
否かを判定する。この判定により、親機の処理が必要で
ない場合には、子機動作のみの処理モードに移行する。
【0049】一方、ステップ65の判定において、ファ
クシリミ送信処理など親機の処理が必要であると判定さ
れた場合には、次のステップ66に進み、更に、子機で
受け付けた動作指示が、親機で処理が可能か否かを判定
する。このステップ66の判定において、親機で処理が
可能でない場合には、エラー処理を行う。
【0050】子機で受け付た動作指示が、親機で処理が
可能である場合において、次のステップ67において、
現在の親機の状態においてその動作指示が親機で受け付
け可能となっているか否かを判定する。受け付け可能と
なっていない場合、所定時間の送信待ち処理に移行す
る。また、ステップ67において親機で受け付けが可能
であると判定された場合には、次のステップ68におい
て、親機からの指示により同期して、ページ単位で送信
処理を開始する。
【0051】この送信処理では、親機の指示によりスキ
ャナ41から画像データを読み取りを開始し、読み取っ
た画像データをデータ処理部42の符号化復号化部42
bにより、符号化圧縮して、ファクシミリ送信情報とし
た後に、ページ単位で親機に送信する。親機では、この
ファクシミリ送信情報を画像蓄積装置部に蓄積すること
なく、送信先にそのまま同期して転送する。そして、読
み取った画像データをすべて送信終了した後は、再び操
作指示待ちの状態に戻る。
【0052】子機の側では送信処理が終了すると、次
に、ステップ69において、親機での処理が終了したか
否かを判定し、親機での処理が終了していない場合に
は、ステップ70の待機処理を行い、再び、ステップ6
9に戻る。このようにして、親機での処理が終了するま
で、待機処理を行い、親機での処理の終了を確認する。
そして、親機での処理が終了すると、次に、ステップ7
1において、送信処理の終了処理を行い、子機における
一連の処理を終了する。
【0053】このように、子機から親機に対しては、動
作指示に応じて、親機に対して通信制御を行って、画像
処理を行う。次に、子機における処理項目をファクシミ
リ送信処理とし、親機のファクシミリ送信機能を利用し
て動作指示を行う場合を例として、その動作を具体的に
説明する。
【0054】子機において、オペレータにより、ファク
シミリ送信指示指示が与えられた場合、ユーザインタフ
ェース部43によって指示され処理内容が、ファクシミ
リ送信であり、親機での送信処理が必要であると判断さ
れるので、判断の結果、子機のユーザインタフェース部
43によって入力されたファクシミ送信に必要な情報
を、最初に親機へ送信する。ここで、ファクシミリ送信
要求を子機から受け付けた親機は、子機へ読み取り開始
の指示を行うが、親機においてはファクシミリ回線が空
きの場合と、通信中である場合とで、子機に対する指示
の内容が異なる。しかし、子機では、どの子機でも親機
側からの指示によって読み取りを開始するので、子機側
の動作については、どの子機でも同じになる。
【0055】すなわち、子機においては、親機の指示に
よりスキャナ41から画像データを読み取りを開始し、
読み取った画像データをデータ処理部42の符号化復号
化部42bにより、符号化圧縮してファクシミリ送信情
報とし、ページ単位で親機に送信する。親機では、この
ファクシミリ送信情報を画像蓄積装置部に蓄積すること
なく、送信先にそのまま同期して転送する。そして、読
み取った画像データをすべて送信終了後は、再び操作指
示待ちの状態に戻る。親機では送信終了処理を行う。
【0056】図7,図8,および図9は、子機から親機
のファクシミリ送信機能を使用する場合の親機にかかる
動作を示すフローチャートである。図7,図8,および
図9のフローチャートを参照して、親機の動作を説明す
る。まず、ステップ72において、親機の電源をONと
すると、次のステップ73において、子機の接続状況を
チェックし、次のステップ74において、子機に親機の
ステータス情報を送信する。すなわち、親機は電源が入
れられると、予じめ登録されている子機の台数分の通信
回線に、子機のステータス情報を親機に送信指示するコ
マンドを発行する。これにより、そのレスポンスとして
得られた子機のステータス情報から、当該通信回線によ
って接続されている複数の子機の接続情報のID番号,
台数および稼働状態をチェックする。子機の接続状況を
チェックした後、各々の子機へ親機のステータス情報
を、子機からレスポンスが帰ってきた後、各々の子機に
対して通信回線を使用して送信する。
【0057】親機は操作指示が入力されると、ステップ
75において、操作指示入力を受け付けて、次のステッ
プ76において、操作指示が親機のユーザインタフェー
ス部23から入力されたものか、通信回線を介して子機
からコマンド情報として入力された操作指示なのかを判
別する。このステップ76の判定の結果、操作指示が子
機からのものでない場合には、親機のユーザインタフェ
ース部23からの操作指示であるので、親機だけの動作
モードに移行する。
【0058】また、ステップ76の判定の結果、操作指
示が子機からのものである場合、次のステップ77にお
いて、操作指示の内容がファクシミリ送信であるか否か
を判定する。この判定でファクシミリ送信でない場合
は、画像編集処理なので、図示しない処理フローの画像
編集処理に移行する。
【0059】ステップ77の判定処理において、子機か
らの操作指示がファクシミリ送信であると判定された場
合、ステップ78からのファクシミリ送信処理を開始す
る。このファクシミリ送信処理では、ステップ78にお
いて、まず、親機で使用可能な回線が空いているか否か
を判定する。例えば、他の装置により回線が使用されて
おり、回線が空いていない場合には、ステップ81に進
み、後述するように、ステップ81からの処理で、画像
蓄積装置部25にファクシミリ送信情報を蓄積してお
き、回線が空いてから送信処理を行う。
【0060】一方、ステップ78の判定において、親機
に使用可能な回線が空いていることが判定された場合に
は、ステップ79において、子機からのファクシミリ送
信情報を基にして、送信先に対する回線接続処理を試行
する。そして、次のステップ80において、回線が接続
されたか否かを判定する。送信先の相手側の装置が通話
中などで回線が接続できない場合においても、回線が空
いてから送信処理を行うので、ステップ81に進み、後
述するように、ステップ81からの処理で、画像蓄積装
置部25にファクシミリ送信情報を蓄積しておき、回線
が空いてから送信処理を行う。
【0061】ステップ80の判定処理において、回線が
接続されたことが判定できると、次に、ステップ87に
進み、ステップ87からの処理により、画像蓄積装置部
25にファクシミリ送信情報を蓄積しないで、子機にお
ける原稿画像の画像データ読取り動作を指示し、子機の
符号化圧縮処理に同期して、そのまま子機からのファク
シミリ送信情報を直接に送信する処理を行う。
【0062】図9を参照する。ステップ87からの直接
のファクシミリ送信処理では、ステップ87で、親機は
子機に対して原稿画像の読み取り開始を指示する。これ
により、子機では画像データの読み取りを開始し、親機
に対して画像データを送信するので、親機では、次のス
テップ88において、子機から送られてく画像データを
受信する。そして、次のステップ89において、子機か
らの受信データを送信情報としてファクシミリ送信を行
う。次に、ステップ90において、全ての画像データの
送信が終了したか否かを判定し、全ての画像データの送
信が終了していない場合には、ステップ88に戻り、ス
テップ88からの処理を繰り返し行う。
【0063】ステップ90の判定において、全ての画像
データの送信が終了したことが判定できると、次のステ
ップ91において、送信先の相手先装置からの確認応答
によって、ファクシミリ送信が成功したか否かを判定す
る。ファクシミリ送信が成功している場合には、これに
より処理を終了する。また、ステップ91の判定におい
て、ファクシミリ送信が成功していない場合には、ステ
ップ92で、例えば子機に対してエラーメッセージを送
出するなどエラー処理を行い、一連の処理を終了する。
【0064】一方、前述したように、回線が空きの状態
でない場合、また、回線が空き状態であっても、送信先
の相手装置の側で回線が接続できない場合には、ここで
ファクシミリ送信処理を、回線の空き状態を待って行う
ベく、子機から送信される画像データは(親機の画像蓄
積装置部が利用できる場合に)親機の画像蓄積装置部に
一旦蓄積しておき、回線が空き状態となり、更に回線接
続がされてから、ファクシミリ送信処理を行う。
【0065】すなわち、この場合の処理フローでは、図
8に示すステップ81に進み、ステップ81において、
まず、送信先情報等の制御情報のファクシミリ送信情報
を親機の画像蓄積装置部に蓄積する。次に、ステップ8
2において、子機における原稿画像の読み取り開始を指
示する。これにより、子機では画像データの読み取りが
開始され、親機に画像データを送信するので、親機で
は、ステップ83において、画像データを受信する。そ
して、次のステップ84において、受信データを画像蓄
積装置部に蓄積する。
【0066】次に、ステップ85において、全ての画像
データの蓄積が終了したか否かを判定し、全ての画像デ
ータの蓄積が終了していない場合は、ステップ83に戻
り、ステップ83からの処理を繰り返し行い、画像デー
タを受信して、受信データを画像蓄積装置部に蓄積する
処理を行う。ステップ85の判定処理において、全ての
画像データの蓄積が終了したことが判定できると、次の
ステップ86に進み、蓄積データに対してファクシミリ
送信処理を開始する。この蓄積データのファクシミリ送
信処理は、回線が空き状態となり、更に回線接続がなさ
れてから、ファクシミリ送信処理を行うことになる。
【0067】このように、回線が空いていない(通話
中)場合には、最初に、子機から送られてくる送信先情
報のファクシミ送信情報を画像蓄積装置部に蓄積する。
この蓄積の後、親機からのコマンドで子機に読み取り開
始の指示を行い、子機からの画像データの受信待機状態
に入る。子機から画像データの受信を開始すると、親機
は、受信した画像データを順次に画像蓄積装置部に蓄積
する。全ての画像データの転送が終了したら、再び操作
指示待ちの状態に戻る。ここで、蓄積されたファクシミ
リ送信情報および画像データに対しては、予め、親機の
側で設定された回数だけ、蓄積されたファクシミリ送信
情報を基に一定時間間隔で送信を試みる処理が行われ、
回線が接続された場合に、続いて画像データの送信処理
を行う。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
システムによれば、作業者の近くに設置してある入力端
末装置である低機能な複写機から通信回線によって接続
されている本体装置である高機能な複写/ファクシミリ
装置の処理機能が使用でき、また、近くに設置してある
入力端末装置を利用して、ファクシミリ送信処理が行え
る。このため、作業者が複写/ファクシミリ装置の設置
場所まで送信原稿を持ち運んで送信作業を行う必要がな
くなり、複写/ファクシミリ装置の設置場所への移動に
時間をとられたり、また、大量のファクシミリ送信業務
が発生した場合でも、複写/ファクシミリ装置の設置場
所まで出向いて送信業務を行なわなくて済み、ファクシ
ミリ送信業務以外の他の業務ができなくなるという不具
合がなくなる。このため、作業者の業務の効率化が図れ
る。
【0069】また、複写/ファクシミリ装置のファクシ
ミリ通信回線が空いている場合、本体装置である複写/
ファクシミリ装置に送信する画像データを一旦蓄積する
ことなく送信できる構成であるため、蓄積の処理に要す
る時間が必要なく、迅速な送信処理が可能となる。
【0070】更に、入力装置端末は、本体装置である複
写/ファクシミリ装置と同期転送を行うことで、蓄積装
置を持たない安価な構成とできる。したがって、作業者
の効率化を図かるために、入力装置端末の低機能の複写
機を増設するだけで良く、高価な複写/ファクシミリ装
置を増設することなく、コストパーフォンマンスの良い
画像処理システムが構築できる。すなわち、入力装置端
末となる安価な低機能な複写機のみの導入で、高価な多
機能な複写/ファクシミリ装置を導入する場合と同様な
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかる画像処理シ
ステムの全体構成を示すブロック図、
【図2】 図2は親機(本体装置)の要部の構成を示す
ブロック図、
【図3】 図3は本体装置(親機)におけるデータ処理
部の構成を示すブロック図、
【図4】 図4は子機(入力端末装置)の要部の構成を
示すブロック図、
【図5】 図5は入力端末装置におけるデータ処理部の
構成を示すブロック図、
【図6】 図6は子機から親機のファクシミリ送信機能
を使用する場合の子機にかかる動作を示すフローチャー
ト、
【図7】 図7は子機から親機のファクシミリ送信機能
を使用する場合の親機にかかる動作を示す第1のフロー
チャート、
【図8】 図8は同じく子機から親機のファクシミリ送
信機能を使用する場合の親機にかかる動作を示す図7に
続く第2のフローチャート、
【図9】 図9は同じく子機から親機のファクシミリ送
信機能を使用する場合の親機にかかる動作を示す図7に
続く第3のフローチャート、
【図10】 図10は親機と子機との間の通信データの
データ形式の一例を説明する図、
【図11】 図11は子機のユーザインタフェース部の
液晶表示部で表示される表示画面の一例を示す第1の説
明図、
【図12】 図12は同じく子機のユーザインタフェー
ス部の液晶表示部で表示される入力操作の表示画面の一
例を示す第2の説明図、
【図13】 図13は同じく子機のユーザインタフェー
ス部の液晶表示部で表示される入力操作の表示画面の一
例を示す第3の説明図である。
【符号の説明】
10…本体装置、11…第1の装置端末(入力端末装
置)、12…第2の装置端末(入力端末装置)、13…
第3の装置端末(入力端末装置)、21…画像読み取り
部、21a…自動原稿送り装置(ADF)、21b…ス
キャナ、22…データ処理部、23…ユーザインタフェ
ース部、24…プリンタ部、25…画像蓄積装置部、2
6…外部インタフェース部、27…データバス、30…
I/Fコネクタ、32…ページバッファ、33…画像回
転部、34…IOTインタフェース部、35…処理制御
部、36…編集用蓄積装置(ディスク装置)、37…圧
縮処理部、38…伸長処理部、39…ネットワークイン
タフェース部、41…画像読み取り部、42…データ処
理部、43…ユーザインタフェース部、44プリンタ
部、45…外部インタフェース部、46…データバス、
41a…自動原稿送り装置、41b…スキャナ、50…
I/Fコネクタ、54…IOTインタフェース部、55
…処理制御部、57…圧縮処理部、58…伸長処理部、
59…ネットワークインタフェース部、41…画像読み
取り部、111…第1の表示画面(初期操作画面)、1
12…第2の表示画面(ファクシミリ送信情報入力画
面)、113…第3の表示画面(原稿サイズ入力画
面)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力部を備える複数台の入力端末装
    置と、送信先情報を蓄積する蓄積装置を備える1台の本
    体装置から構成される画像処理システムであって、 各々の入力端末装置には、送信先情報を入力する送信情
    報入力手段と、送信する原稿画像を画像データとして入
    力する画像入力手段と、通信要求を本体装置に通知し
    て、送信先情報と画像データを本体装置に送信する送信
    制御手段とが備えられ、 本体装置には、複数台の入力端末装置からの通信要求を
    検出して、入力端末装置からの送信先情報および画像デ
    ータを受信する受信手段と、受信した送信先情報を蓄積
    する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積した送信先情報により
    通信回線を接続した後に、入力端末装置から受信した画
    像データを蓄積することなく、送信先に同期して転送す
    る転送制御手段とが備えられていることを特徴とする画
    像処理システム。
JP5086956A 1993-03-23 1993-03-23 画像処理システム Pending JPH06276348A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011114745A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Brother Industries Ltd 通信装置および通信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011114745A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Brother Industries Ltd 通信装置および通信システム
US9020112B2 (en) 2009-11-30 2015-04-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication apparatus and communication system

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