JPH06275941A - プリント配線板の電解金メッキ法 - Google Patents

プリント配線板の電解金メッキ法

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Publication number
JPH06275941A
JPH06275941A JP5866893A JP5866893A JPH06275941A JP H06275941 A JPH06275941 A JP H06275941A JP 5866893 A JP5866893 A JP 5866893A JP 5866893 A JP5866893 A JP 5866893A JP H06275941 A JPH06275941 A JP H06275941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
wiring board
gold plating
cathode
area
Prior art date
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Pending
Application number
JP5866893A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Maruyama
敬一 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施される金メッキの厚みが均一なプリント配
線板の電解金メッキ法を提供する。 【構成】 プリント配線板を陰極として、このプリント
配線板の導電回路に金メッキを施すプリント配線板の電
解金メッキ法において、上記プリント配線板の陰極の面
積に対して、陽極の面積を25〜50%の割合にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器、電気機器に利
用されるプリント配線板の導電回路に金メッキを施すプ
リント配線板の電解金メッキ法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板の電解金メッキ法では、
陽極に不溶解性の白金、又は硬質炭素を用い、シアン化
金浴中で陰極のプリント配線板の銅又はニッケルの表面
に金を析出させる。この際、プリント配線板の導電回路
に施される金メッキの厚みが、同一プリント配線板内で
位置により、ばらつきく。
【0003】このばらつきは、陽極の面積と陰極の面積
がほぼ同一の場合、陰極では陰極の外周部に多くの電流
が流れる性質があり、その結果、陰極であるプリント配
線板の外周部に金メッキが多く析出し易いためと推測す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事実を
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、施さ
れる金メッキの厚みが均一なプリント配線板の電解金メ
ッキ法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント配線板
の電解金メッキ法は、プリント配線板を陰極として、こ
のプリント配線板の導電回路に金メッキを施すプリント
配線板の電解金メッキ法において、上記プリント配線板
の陰極の面積に対して、陽極の面積を25〜50%の割
合にすることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のプリント配線板の電解金メッキ法は、
陰極の面積に対して陽極の面積を25〜50%の割合に
することにより、陰極の電流の分布が均一になる。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明
は、プリント配線板の導電回路に金メッキを施す電解金
メッキ法において、プリント配線板の陰極の面積に対し
て、陽極の面積を25〜50%の割合に制限する。
【0008】本発明に用いるプリント配線板としては、
基材に樹脂を含浸乾燥して得られるプリプレグの樹脂を
硬化させた有機系の絶縁板、又はアルミナ等のセラミッ
ク系の絶縁板が用いられる。この有機系の絶縁板の樹脂
としてはエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、
フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、PPO樹脂
等の単独、変成物、混合物等が用いられる。有機系の絶
縁板の基材としては、例えばガラス、アスベスト等の無
機繊維、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコ
ール、アクリル等の有機合成繊維、木綿等の天然繊維か
らなる織布、不織布、マット、紙及びこれらの組合せた
基材が用いられる。上記プリント配線板の表面には、
銅、ニッケル等の金以外の金属の導電回路が形成されて
おり、この導電回路はプリント配線板の表面に配設され
た金属箔をエッチングして形成された回路、その他メッ
キで形成した回路等制限がない。
【0009】本発明のプリント配線板の電解金メッキ法
では、上記陽極に、不溶解性の白金、又は硬質炭素を電
極として用い、陰極に、上記金メッキを施すプリント配
線板を用いる。この電極の面積において、陰極であるプ
リント配線板の面積に対して、陽極の面積を25〜50
%の割合にすると、プリント配線板内に施される金メッ
キの析出量が均一となる。陽極の面積が50%を越える
と、プリント配線板の外周部により多くの電流線が偏在
し、その結果、金メッキの析出量がばらつく。陽極の面
積が25%未満であると、金メッキ液中の陰イオンが多
くなりメッキ液を分解してしまう恐れがある。なお、複
数の陽極の電極、及び複数のプリント配線板を陰極の電
極として用いる場合の上述の陽極、及び陰極の面積は、
それぞれの総和を示すものである。
【0010】本発明の金メッキ液としては、公知の各種
金メッキ液が用いられ、クエン酸等の導電性塩の種類や
シアン化金との配合比率、pH等は適宜決定される。
【0011】
【実施例】実施例1 プリント配線板として、銅箔を両面に配設した厚さ1.
0mm、サイズ260×260mmのガラス基材エポキ
シ樹脂積層板を用いた。この積層板に銅の導電回路を形
成した後、この導電回路にニッケルでメッキを施した。
このプリント配線板を2枚、金メッキ浴の中央に50m
m間隔で垂直に設置し、陰極とした。金メッキ浴のプリ
ント配線板と対面する両側に各1本づつ(計2本)、サ
イズ180×180mmの白金電極を垂直に設置し、陽
極とした。この際の、陰極に対する陽極の面積は48%
であった。金メッキ液として、シアン化金カリウムとク
エン酸を主成分とする、株式会社日本高純度化学製の金
メッキ液(商品名テンペレジストEX)を8g/リット
ル用いた。この際の金メッキ液のpHは6.2であっ
た。金メッキ液をポンプで強制的に攪拌しながら、温度
70℃、電流密度0.5A/dm2 の条件で5分間、プ
リント配線板のニッケルメッキを施した導電回路の表面
に金メッキを施した。
【0012】次に、上記プリント配線板の施された金メ
ッキの厚みを測定した。測定は蛍光X線膜厚計を用い
た。プリント配線板10か所を測定した結果、厚さは平
均1.37μm、最大と最小の差は0.11μmであっ
た。
【0013】実施例2 実施例1でプリント配線板のサイズを250×500m
mとした以外は、実施例1と同様の条件で金メッキを施
した。陰極に対する陽極の面積は26%であった。
【0014】次に、実施例1と同様にして、施された金
メッキの厚みを測定した。測定した結果、厚さは平均
1.16μm、最大と最小の差は0.12μmであっ
た。
【0015】比較例1 実施例1の陽極のサイズを180×270mmとした以
外は、実施例1と同様の条件で金メッキを施した。陰極
に対する陽極の面積は72%であった。
【0016】次に、実施例1と同様にして、施された金
メッキの厚みを測定した。測定した結果、厚さは平均
1.57μm、最大と最小の差は0.22μmであっ
た。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明のプリント配線板の電解金メッキ
法によると、施される金メッキの厚みが均一なプリント
配線板が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板を陰極として、このプリ
    ント配線板の導電回路に金メッキを施すプリント配線板
    の電解金メッキ法において、上記プリント配線板の陰極
    の面積に対して、陽極の面積を25〜50%の割合にす
    ることを特徴とするプリント配線板の電解金メッキ法。
JP5866893A 1993-03-18 1993-03-18 プリント配線板の電解金メッキ法 Pending JPH06275941A (ja)

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