JPH062757A - 横置自動変速機のエアブリーザ装置 - Google Patents

横置自動変速機のエアブリーザ装置

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JPH062757A
JPH062757A JP16117292A JP16117292A JPH062757A JP H062757 A JPH062757 A JP H062757A JP 16117292 A JP16117292 A JP 16117292A JP 16117292 A JP16117292 A JP 16117292A JP H062757 A JPH062757 A JP H062757A
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air breather
automatic transmission
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air
control valve
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Jun Takiguchi
純 滝口
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 登坂走行時においてもオイル吹出しのない横
置自動変速機のエアブリーザ装置を提供する。 【構成】 歯車変速機構3およびファイナルギア4の一
部が収容されたトランスミッションケース2の上側開口
部にコントロールバルブユニット6が取付けられ、バル
ブカバー8で覆われている。バルブカバー8にはその中
心より車両前方側にエアブリーザ装置1が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機、特に、車両
に対し主軸が横方向に配置される、いわゆる横置自動変
速機のエアブリーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は歯車変速機構を収納したト
ランスミッションケースが密閉されており、温度変化に
よりトランスミッションケース内に圧力変化を生ずる。
そのため、オイル洩れ等のトラブルを防止する関係上、
トランスミッションケース内を常時大気圧に保つエアブ
リーザ装置が自動変速機には不可欠である。
【0003】ところで、従来のエアブリーザ装置として
は、コントロールバルブをトランスミッションケースの
上部に備えた自動変速機(フォード社発行「1981
CAR SHOP MANUAL Powertrai
n Pre−Delivery Maintenanc
e Lubicaiton Escort・Lynx」
中ATX Transaxle 17−25−182,
17−25−182に記載されたトランスアクスル)に
おいて、コントロールバルブをトランスミッションケー
スの下部に備えた自動変速機と同様の考え方に基づき、
コントロールバルブを覆うバルブカバーの頂壁後方にエ
アブリーザパイプを貫通設置するようにしたものが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のものにあっては、外部からトランスミッションケ
ース内に水等が侵入しないようにする意味合いにおいて
エアブリーザパイプの内径を大きくできない関係上、こ
れを経てトランスミッションケース内から外部に噴出す
る空気の流速が速く、この噴出空気がトランスミッショ
ンケース内におけるオイルの飛沫を一緒に外部に噴出さ
せてしまうという問題があった。このことは横置自動変
速機において車両が登坂走行するような場合に特に顕著
となる。というのも、登坂走行時にあっては、トランス
ミッションケース内のオイルが後方に集中し、このオイ
ルがトランスミッションケースの下側後方に配置された
ファイナルギアによって撹拌される結果泡立ちが生じ、
この泡立ったオイルがコントロールバルブユニットとバ
ルブカバーとの間隙を経て上昇し噴出空気に伴って吹き
出され易いからである。
【0005】本発明の目的は、上述の点に鑑み、オイル
が外部へ吹き出されるのを防ぐことが可能な横置自動変
速機のエアブリーザ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、歯車変速機構およびファイナルギアの少なく
とも一部が収容されたトランスミッションケースの上部
にコントロールバルブユニットが配置され、該コントロ
ールバルブユニットを覆うバルブカバーが設けられた横
置自動変速機において、前記バルブカバーの頂壁にその
中心よりも車両の前方側位置にエアブリーザパイプを貫
通設置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、エアブリーザパイプがバルブ
カバー頂壁にその中心よりも車両の前方側位置に貫通設
置されているので、車両の登坂走行時等において、ファ
イナルギアによる撹拌により泡立ったオイルがコントロ
ールバルブユニットの上方に上昇したとしても、エアブ
リーザパイプが離間した高い位置に存在することにな
り、オイルの吹き出しが防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添附図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
【0009】図1は本発明にかかるエアブリーザ装置1
を備えた横置自動変速機の要部を示し、2は歯車変速機
構3およびディファレンシャルギアケースに連結された
ファイナルギア4の一部を収容するトランスミッション
ケースである。
【0010】図1に示す横置自動変速機は、紙面に垂直
方向に歯車変速機構3の軸線が配置され、車両搭載時に
おいて車両前方側(図1において左側)に不図示のトル
クコンバータに連結された主歯車変速機構3Aが、この
主歯車変速機構3Aの後方でやや上側に副歯車変速機構
(図1においては、その最終のドライブギアを3Bとし
て示す)3Bが配置されている。
【0011】そして、この副歯車変速機構のドライブギ
ア3Bに対し下側かつ後方側には、不図示のディファレ
ンシャルギアケースに連結され、ドライブギア3Bに噛
合するファイナルギア4が配置されている。ファイナル
ギア4およびディファレンシャルギアケースを囲繞する
ファイナルギアケース5はトランスミッションケース2
に一体的に連結されている。
【0012】6は歯車変速機構3の動力伝達経路を切換
えて変速制御を司どるコントロールバルブが内蔵された
コントロールバルブユニットで、コントロールバルブユ
ニット6はトランスミッションケース2の上側開口部に
取付けられている。すなわち、コントロールバルブユニ
ット6は上側ユニット6Aと下側ユニット6Bとを備
え、上側ユニット6Aの外周部に形成した突耳部と、ト
ランスミッションケース2の上側開口部の内周部に形成
した突耳部とを対向配置し、該両突耳部をボルト等で締
結することにより取付けられている。
【0013】7はトランスミッションケース2に形成さ
れたドレン孔であり、上端が上記トランスミッションケ
ース2の上側開口部内に開口し、コントロールバルブユ
ニット6から排出されたオイルを前述のドライブギア3
の軸受部に導いている。8はトランスミッションケース
2の上部にボルトで取付けられコントロールバルブユニ
ット6を覆うバルブカバーであり、該バルブカバー8に
エアブリーザ装置1が設けられる。なお、9はトランス
ミッションケース2の下部に設けられたオイルパンであ
る。
【0014】本発明エアブリーザ装置1は、図4に詳細
に示すように、バルブカバー8の頂壁8Aの貫通孔8B
に装着して固着されたエアブリーザパイプ1Aを備え、
このエアブリーザパイプ1Aはその内端を頂壁8Aの内
面より若干突出させると共に、外端にキャップ1Bが装
着されている。そして、エアブリーザパイプ1Aのフラ
ンジ部には側方に開口を形成すべく半円弧状のリブが対
向突設され、このリブの内側に、同じく側方に開口を形
成する半円弧状のリブが対向突設された覆板1Cが、ス
プリング1Dでもってエアブリーザパイプ1Aの貫通孔
上に付勢配置され、かかる迷路構造でバルブカバー8の
内部、従ってトランスミッションケース2(図1参照)
の内部を大気に連通させている。
【0015】なお、図3はバルブカバー8の底面図であ
り、二点鎖線で示すのは前述のドレン孔7の上端開口の
対応位置である。そして、前述のエアブリーザパイプ1
Aが装着される貫通孔8Bは、バルブカバー8の中心C
よりも車両の前方側(図3において左側)に設けられ、
さらに、ドレン孔7の対応位置に対し前記中心Cを中心
として対角側位置に設置されている。
【0016】上記実施例の作用を次に説明する。
【0017】トランスミッションケース2内が温度変化
により圧力変化すると、エアブリーザパイプ1Aとキャ
ップ1Bとで構成されるエアブリーザ通路を経て、バル
ブカバー8の内外、つまりトランスミッションケース2
の内外で空気の往来が行われ、トランスミッションケー
ス2内の圧力を常時大気圧に保つことができる。
【0018】かかるエアブリーザ作用中、車両が登坂走
行に移行し、後方に集中したオイルがファイナルギア4
により撹拌されオイルに泡立ちが生じ、これがコントロ
ールバルブユニット6の上側にまで上昇するようなこと
があっても、これと中心より前側に設けたエアブリーザ
パイブ1Aとの間には距離と高低差とが存在するため、
エアブリーザパイプ1Aからオイルの泡立った微細飛沫
が噴出空気と一緒に外部に噴出されることはない。
【0019】また、ドレン孔7を経てオイルが上昇した
ような場合にあっても、エアブリーザパイプ1Aはバル
ブカバー8の頂壁8Aにおいて最大に離間した位置に配
置されており、これが噴出空気により外部に流出する事
態も適確に回避し得る。万一上記の油滴が噴出空気によ
り頂壁8Aの内面を伝わりエアブリーザパイプ1Aまで
移動しても、その内端は頂壁8Aの内面より突出してい
るため、これを越えて噴出空気と共に油滴が外部に飛散
されることもない。
【0020】また、エアブリーザパイプ1Aをバルブカ
バー8の前方角部近傍に設けるようにすれば、前述の後
方側からの距離をさらに大きく確保することができると
共に、バルブカバー8の頂壁8Aの内面を伝わる油滴の
量を減少させることができ好ましい。
【0021】なお、コントロールバルブユニット上置式
自動変速機の場合、図1に示す如く、トランスミッショ
ンケース2内とバルブカバー8内との連通が、トランス
ミッションケース2およびコントロールバルブユニット
6間の僅かな隙間(絞り通路)を経て行われ、前記エア
ブリーザ作用中ここで空気流が絞られるため、本発明装
置による前記作用効果を一層顕著に奏し得る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車両の登坂走行時においてもオイルの飛沫が
外部に飛散されるのを防止し得ると共に、エアブリーザ
パイプの付近に付着する油滴を少なくしてこれをトラン
スミッションケースに戻し、油滴が噴出空気と共に外部
へ吹き出される不都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明エアブリーザ装置を備えた自動変速機の
要部を示す断面図である。
【図2】本発明実施例のバルブカバーの側断面図であ
る。
【図3】同バルブカバーの底面図である。
【図4】本発明実施例のエアブリーザ装置の側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 エアブリーザ装置 1A エアブリーザパイプ 1B キャップ 2 トランスミッションケース 6 コントロールバルブユニット 7 ドレン孔 8 バルブカバー 8A バルブカバー頂壁 C バルブカバー中心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯車変速機構およびファイナルギアの少
    なくとも一部が収容されたトランスミッションケースの
    上部にコントロールバルブユニットが配置され、該コン
    トロールバルブユニットを覆うバルブカバーが設けられ
    た横置自動変速機において、前記バルブカバーの頂壁に
    その中心よりも車両の前方側位置にエアブリーザパイプ
    を貫通設置したことを特徴とする横置自動変速機のエア
    ブリーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の横置自動変速機は、さら
    に前記ファイナルギアと噛合するドライブギアの軸受に
    前記コントロールバルブユニットから排出されたオイル
    を導くドレン孔を備え、前記エアブリーザパイプは、前
    記バルブカバーの中心を中心として前記ドレン孔に対し
    対角側位置に設置されていることを特徴とする請求項1
    記載の横置自動変速機のエアブリーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記エアブリーザパイプが前記バルブカ
    バーの角部近傍に配置されていることを特徴とする請求
    項1または2のいずれかに記載の横置自動変速機のエア
    ブリーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101410351B1 (ko) * 2012-10-09 2014-06-24 홍후근 냉간 단조를 이용한 자동변속기의 유증기 배출용 에어브리드 파이프 제조방법 및 그에 의해 제조된 에어브리드 파이프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101410351B1 (ko) * 2012-10-09 2014-06-24 홍후근 냉간 단조를 이용한 자동변속기의 유증기 배출용 에어브리드 파이프 제조방법 및 그에 의해 제조된 에어브리드 파이프

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