JPH05133450A - スクータのミツシヨンボツクス - Google Patents

スクータのミツシヨンボツクス

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JPH05133450A
JPH05133450A JP29457091A JP29457091A JPH05133450A JP H05133450 A JPH05133450 A JP H05133450A JP 29457091 A JP29457091 A JP 29457091A JP 29457091 A JP29457091 A JP 29457091A JP H05133450 A JPH05133450 A JP H05133450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mission
oil
cover
gasket
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP29457091A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kurata
光次 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP29457091A priority Critical patent/JPH05133450A/ja
Publication of JPH05133450A publication Critical patent/JPH05133450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、ミッションボックス内に沈殿
した不純物を、オイルとともに効果的に排出させること
のできるスクータのミッションボックスを提供すること
にある。 【構成】本発明に係るスクータのミッションボックス
は、スクータ用エンジンユニットのベルトケース内部に
設けられたミッションハウジング42に、ガスケット4
5を介してミッションカバー43を被装することにより
構成されたスクータのミッションボックス41におい
て、上記ミッションカバー43の最下部側面に突設され
るオイルドレンゲート49の基端部をファンネル状に形
成するとともに、このファンネル部53の近傍における
ガスケット45の内周部45aの高さを、ミッションハ
ウジング42の内周面42aおよびミッションカバー4
3の内周面43aの高さ以下としたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減速ミッション機構を
収容し、潤滑用のオイルが封入されるスクータのミッシ
ョンボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】スクータに用いられる一般的なエンジン
ユニットは、エンジン本体にベルトケースが一体的に連
接されて後方に延びており、ベルトケースの後部に後輪
が直接軸支され、ベルトケース内にはベルト変速装置と
減速ミッション機構、および始動装置などが収容され
る。
【0003】図7は、ベルトケース後部の縦断面図であ
る。ベルトケース1は、エンジン本体に連接されたケー
ス本体2と、ケース本体2の外側面に被装されるケース
カバー3とから構成され、前記減速ミッション機構4
は、ケース本体2側に設けられたミッションハウジング
5にガスケット6を介してミッションカバー7を被装
し、液密に構成されたミッションボックス8内に収容さ
れる。
【0004】ミッションボックス8内にはオイル9が注
入され、減速ミッション機構4が潤滑される。このオイ
ル9を排出させるためのオイルドレン孔11は、ミッシ
ョンカバー7の最下部側面に突設されたオイルドレンゲ
ート12の先端に設けられ、ドレンボルト13で密栓さ
れている。
【0005】オイル9交換の際には、ケースカバー3と
ドレンボルト13とオイル注入孔14の注入ボルト15
を取り外し、スクータの車体をオイルドレン孔11側に
傾斜させ、オイル9を排出させる。このときオイル9中
に沈殿した不純物(減速ミッション機構4の摩耗により
発生する鉄粉等)もオイル9とともに排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オイル
ドレンゲート12はミッションカバー7の側面より直管
状に突出しているため、オイル9の排出時においてオイ
ル9がミッションボックス8からオイルドレンゲート1
2に流入する際の抵抗が大きく、オイル9の排出流速が
低くなる。このためミッションボックス8の底面に沈殿
した不純物が効果的に排出されずに残留し、新しく注入
されるオイルが汚染されてしまうおそれがあった。
【0007】また、ミッションハウジング5とミッショ
ンカバー7との間の密着性を向上させるため、ガスケッ
ト6は幅広に作られるのが普通であり、ミッションハウ
ジング5とミッションカバー7との合せ面の内側全周に
亘ってガスケット6がはみ出す。このため図8に示すよ
うにミッションボックス8の底面に沈殿した不純物16
の一部がガスケット6に塞止められ、オイルドレンゲー
ト12に流れることができずに残留し、上述した新しい
オイルの汚染が助長される。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、ミッションボックス内に沈殿
した不純物を、オイルとともに効果的に排出させること
のできるスクータのミッションボックスを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るスクータのミッションボックスは、ス
クータ用エンジンユニットのベルトケース内部に設けら
れたミッションハウジングに、ガスケットを介してミッ
ションカバーを被装することにより構成されたスクータ
のミッションボックスにおいて、上記ミッションカバー
最下部側面に突設されるオイルドレンゲートの基端部を
ファンネル状に形成するとともに、このファンネル部近
傍におけるガスケットの内周部高さを、ミッションハウ
ジング内周面およびミッションカバー内周面の高さ以下
としたものである。
【0010】
【作用】スクータのミッションボックスをこのように構
成することによって、オイルの排出流速が高くなり、ミ
ッションボックスの底部に沈殿した不純物がオイルとと
もに排出され易くなる。
【0011】また、ガスケットが上記不純物を塞止める
ことがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0013】図1は、本発明が適用されたスクータ用エ
ンジンユニットの横断面図であり、図2は図1のII−II
線に沿う左側面図である。このエンジンユニット21は
一般的なレイアウトを持っており、エンジン本体22の
クランクケース23左側方に、後方へ延びるベルトケー
ス24が一体的に連接され、ベルトケース24の後部に
スクータの後輪25が軸支されている。
【0014】ベルトケース24は、クランクケース23
に一体のケース本体26と、このケース本体26の外側
面に被装されるケースカバー27とから構成され、ベル
トケース24内の前後には、クランクシャフト28およ
びドライブシャフト29が突出しており、クランクシャ
フト28の回転はドライブプーリ31、Vベルト32、
ドリブンプーリ33、クラッチ34を経てドライブシャ
フト29に伝達される。
【0015】そしてドライブシャフト29の回転は、減
速ミッション機構35によって減速され、後輪25を支
持するリヤアクスルシャフト36を駆動する。上記減速
ミッション機構35は、例えば3つの歯車37,38,
39からなる歯車列であり、ドライブシャフト29の回
転を2段階に減速してリヤアクスルシャフト36に伝達
する。
【0016】減速ミッション機構35が収容されるミッ
ションボックス41は、ケース本体26側に設けられた
ミッションハウジング42にミッションカバー43を被
装し、液密に構成されたもので、内部に潤滑用のオイル
44が規定量注入される。
【0017】なお図2は、前記ケースカバー27および
ミッションカバー43が取り外された状態となってい
る。
【0018】図3は、ミッションカバー43の左側面図
であり、図4(a),(b)はそれぞれ図3のIV−IV線
およびV−V線に沿う断面図で、本発明の一実施例を示
している。
【0019】ミッションハウジング42とミッションカ
バー43との間にはガスケット45が介在し、ミッショ
ンボックス41の密封性が高められている。ミッション
カバー43には、オイル注入孔46がオイル注入レベル
47沿いに設けられ、注入ボルト48で密栓される。ま
たミッションカバー43の最下部側面には、オイルドレ
ンゲート49が突設され、このオイルドレンゲート49
の先端にオイルドレン孔51が設けられ、ドレンボルト
52で密栓されている。
【0020】オイルドレンゲート49の基端部はファン
ネル(じょうご)状に形成されており、ミッションカバ
ー43側に向って拡開している。また、このファンネル
部53の近傍において、上記ガスケット45の内周部4
5aの高さは、ミッションハウジング42の内周面42
aおよびミッションカバー43の内周面43aの高さ以
下となるようにされている。
【0021】図5は、ガスケット45の平面図であり、
二点鎖線で示した部分が、ミッションハウジング42と
ミッションカバー43との合せ面54である。ここで、
前記ファンネル部53の近傍となる上記合せ面54の幅
54aは、他の部分の合せ面幅54bより幅広とされて
いる(図2も参照のこと)ため、前述したようにガスケ
ット45の内周部45aの高さを、ミッションハウジン
グ42とミッションカバー43の内周面42a,43a
の高さ以下としても、充分なシール幅55が確保され
る。
【0022】オイル44を抜くときには、注入ボルト4
8およびドレンボルト52を外し、スクータの車体をオ
イルドレン孔51側に傾斜させる。このときオイル44
は、オイルドレンゲート49の基端部がファンネル状と
されているため、ミッションボックス41から抵抗なく
オイルドレンゲート49に流れ込む。このためオイル4
4の排出流速が高くなり、ミッションボックス41の底
面に沈殿している不純物がオイル44とともに排出され
易い。
【0023】また、ファンネル部53の近傍において、
ミッションハウジング42とミッションカバー43との
間からガスケット45が内側にはみ出していないため、
オイル44排出の際に上記不純物がガスケット45に塞
止められることがなく、不純物はスムーズにオイルドレ
ンゲート49に流れ、排出される。
【0024】このようにしてミッションボックス41内
の不純物は効果的に排出され、ミッションボックス41
内に残留することがないため、ミッションボックス41
内に新しく注入されるオイルが汚染されるおそれがな
い。
【0025】なお、図6に示すように、オイルドレンゲ
ート49のファンネル部53を、本来ミッションカバー
43に設けられているオイル容量確保用の突出部56
(車体転倒時にオイル44を溜める)の下部につながる
ように形成することにより、上記突出部56およびファ
ンネル部53が、図1に示す冷却空気排出孔57へ流れ
込む冷却空気の整流ガイドとなり、ベルトケース24内
の冷却効果が高くなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータのミッションボックスは、スクータ用エンジンユニ
ットのベルトケース内部に設けられたミッションハウジ
ングに、ガスケットを介してミッションカバーを被装す
ることにより構成されたスクータのミッションボックス
において、上記ミッションカバー最下部側面に突設され
るオイルドレンゲートの基端部をファンネル状に形成す
るとともに、このファンネル部近傍におけるガスケット
の内周部高さを、ミッションハウジング内周面およびミ
ッションカバー内周面の高さ以下としたものである。
【0027】したがって、ミッションボックス内のオイ
ルを排出させる際に、オイルはミッションボックスから
オイルドレンゲートへ抵抗なく流入できる。このためオ
イルの排出流速が高まり、ミッションボックスの底面に
沈殿している不純物がオイルとともに排出され易くな
る。しかも、オイル排出の際に上記不純物がガスケット
に塞止められることがなく、不純物はスムーズにオイル
ドレンゲートへ流れて外部に排出される。
【0028】このようにしてミッションボックス内に沈
殿した不純物はオイルとともに効果的に排出され、ミッ
ションボックス内に新たに注入されるオイルが汚染され
る心配はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたスクータ用エンジンユニッ
トの横断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う左側面図。
【図3】ミッションカバーの左側面図。
【図4】本発明の一実施例を示す図で、(a)は図3の
IV−IV線に沿う断面図、(b)は図3のV−V線に沿う
断面図。
【図5】ガスケットの平面図。
【図6】本発明の他の実施例を示すミッションカバーの
左側面図。
【図7】従来の技術を示す、ベルトケース後部の縦断面
図。
【図8】図7の部分拡大図。
【符号の説明】
21 エンジンユニット 24 ベルトケース 35 減速ミッション機構 41 ミッションボックス 42 ミッションハウジング 42a ミッションハウジング内周面 43 ミッションカバー 43a ミッションカバー内周面 44 オイル 45 ガスケット 45a ガスケット内周部 49 オイルドレンゲート 51 オイルドレン孔 53 ファンネル部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクータ用エンジンユニットのベルトケ
    ース内部に設けられたミッションハウジングに、ガスケ
    ットを介してミッションカバーを被装することにより構
    成されたスクータのミッションボックスにおいて、上記
    ミッションカバー最下部側面に突設されるオイルドレン
    ゲートの基端部をファンネル状に形成するとともに、こ
    のファンネル部近傍におけるガスケットの内周部高さ
    を、ミッションハウジング内周面およびミッションカバ
    ー内周面の高さ以下としたことを特徴とするスクータの
    ミッションボックス。
JP29457091A 1991-11-11 1991-11-11 スクータのミツシヨンボツクス Pending JPH05133450A (ja)

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JP29457091A JPH05133450A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 スクータのミツシヨンボツクス

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JP29457091A JPH05133450A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 スクータのミツシヨンボツクス

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JPH05133450A true JPH05133450A (ja) 1993-05-28

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ID=17809494

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JP29457091A Pending JPH05133450A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 スクータのミツシヨンボツクス

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JP (1) JPH05133450A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008075732A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2013194906A (ja) * 2012-03-23 2013-09-30 Honda Motor Co Ltd 歯車ケースの潤滑構造
JP2015194195A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 Ntn株式会社 インホイールモータ駆動装置
CN106612972A (zh) * 2015-11-04 2017-05-10 盐城市明天机械有限公司 玉米收割机变速箱机油除杂装置

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