JPH06275031A - 磁気記録装置のビタビ復号器 - Google Patents

磁気記録装置のビタビ復号器

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JPH06275031A
JPH06275031A JP6436293A JP6436293A JPH06275031A JP H06275031 A JPH06275031 A JP H06275031A JP 6436293 A JP6436293 A JP 6436293A JP 6436293 A JP6436293 A JP 6436293A JP H06275031 A JPH06275031 A JP H06275031A
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Kiminori Sato
公紀 佐藤
Satoru Takahashi
哲 高橋
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • G11B20/00572Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which change the format of the recording medium
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 RLL符号をNRZI方式で記録した磁気記
録媒体からデータを読出す再生ヘッドの出力信号Ak か
ら、パーシャルレスポンス(PR)方式の波形等化器と
ビタビ復号器を介して元の再生データAk を得る磁気
記録装置において、ビタビ復号器内のACS回路および
パスメモリの使用個数を低減する。 【構成】 PR(1,0,−1)特性の等化器出力の離
散化信号Dk を入力とするビタビ復号器の4つの取り得
る状態の内、状態遷移が共に相似性のある2つの状態を
同一状態と見なして3つの状態に低減する。この低減し
た3状態でも、現在の状態とビタビ復号器入力とから、
次の状態と前記RLL符号の推定値であるビタビ復号器
の出力とを一意に決定できるので、ACS回路36およ
びパスメモリセル40からなるパスメモリ38を、それ
ぞれ3個で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーシャルレスポン
ス(PR)方式とビタビ復号法を組み合わせた信号処理
技術を用いる磁気記録装置のビタビ復号器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録に使われているPR方式
は、雑音や歪みの低減を図る目的で波形等化に利用さ
れ、再生ヘッドからの出力信号を適切な時間だけずらし
て重ね合わせること(波形干渉)により強調された等化
波形を得る方式である。特に、PR(1,0,−1)方
式は、再生ヘッドからの出力信号を2ビット分だけずら
して重ね合わせる方式であり、高密度磁気記録方式とし
て注目されている。
【0003】一方、ビタビ復号法は、畳み込み符号をビ
タビアルゴリズムにより復号する方法であり、畳み込み
符号を最も確からしいデータ系列に復号し(最尤復号
法)、復号方法としては大きな誤り訂正効果を得ること
ができる方法である。尚、これらの原理や詳細について
は、例えば、日経エレクトロニクス誌の1991年9月
30日号(No.537),”小型HDD,記録密度
「Gビット時代」へばく進”(第77頁−第106頁)
の記事、及び同誌同号第315−325頁と同誌10月
14日号(No.538),第269−278頁,”磁
気記録への応用も検討始まるビタビ復号,LSIへの要
求は高速化”の記事に解説されているので、詳細な説明
は省略する。
【0004】図9は、PR等化方式とビタビ復号法を用
いた磁気記録再生装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図9において、参照符号10は記録系を表わし、記
録系10はランレングスリミテッド(RLL)記録符号
Ak (例えば、(1,7)RLL符号)にノンリターン
ツーゼロインバーテッド(NRZI)変調を行う変調器
12と、NRZI変調を行った信号Bk を増幅する記録
アンプ14と、磁気記録媒体18に記録する記録ヘッド
16から構成される。
【0005】一方、再生系20は、再生ヘッド22と、
この再生ヘッド22から得られた再生信号Ck を増幅す
る再生アンプ24と、PR(1,0,−1)特性の等化
出力dk となるように再生信号Ck に対し所定の重ね合
わせを行うパーシャルレスポンス方式の等化器26と、
等化器出力dk を離散化するアナログ/ディジタル・コ
ンバータ(ADC)28と、離散化した等化器出力Dk
に対して最尤復号を行うビタビ復号器30とから構成さ
れる。
【0006】ビタビ復号器30は、畳み込み符号の最尤
復号器として知られている。変調器12入力のRLL符
号Ak から離散化した等化器26の出力Dk への過程
を、畳み込み符号化過程としてとらえるとき、図10に
示すように、この符号化過程は2つの遅延素子32a,
32bを用いて表現することができる(畳み込み符号化
過程の拘束長k=3)。ビタビ復号器30は、上記符号
化過程と逆の処理、すなわち遅延素子32a,32bの
状態から(もしくは遅延素子32a,32bの状態と離
散化した等化器出力Dk とから)、再生データAk
(最も確からしいRLL符号)の復号を行う。上記2
つの遅延素子32a,32bは、(0,0),(1,
0),(1,1),(0,1)の4つの状態を取り得
る。これら4つの状態をそれぞれS0 ,S1 ,S2 ,S
3 とおくと、再生データAk と等化器出力Dk の時間
推移は、図11に示すような状態遷移図に従う。すなわ
ち、状態S0からS0 、S0 からS1 、S1 からS2 、
S2 からS2 、S2 からS3 、S3 からS0 への遷移が
存在する。これに対応するトレリス線図を示せば、図1
2の通りである。この様な状態から再生データの復号を
行うビタビ復号器30の従来の構成例を、図13に示
す。
【0007】ビタビ復号器30は、ブランチメトリック
計算回路34、加算比較選択(ACS)回路36a〜3
6d、パスメモリ38a〜38dおよび出力選択回路4
2から構成される。ブランチメトリック計算回路34
は、ブランチメトリック値lij(図11の状態Si から
状態Sj へ遷移する確率の負の対数であり、メトリック
値が小さいほど遷移の確率は高い)を計算し、ACS回
路36a〜36dに分配する。ビタビ復号器30の従来
の構成では、図13に示すように、ACS回路36a〜
36dは状態数分だけ必要であり、それぞれ加算器
(A)、比較器(C)およびセレクタ(S)から構成さ
れる。
【0008】加算器(A)は、ブランチメトリック値と
前回のパスメトリック値mの加算を行う。例えば、図
11に示す状態遷移の場合、現在の状態S2 に到着する
には前回の状態S2 から至る方法と前回の状態S1 から
至る方法があるため、ACS回路36cの加算器(A)
では、パスメトリック値m(S2 )(過去のある時点
から前回の状態S2 に至るまでのブランチメトリック値
の合計)と今回のブランチメトリック値l22との和、お
よびパスメトリック値m(S1 )(過去のある時点か
ら前回の状態S1 に至るまでのブランチメトリック値の
合計)と今回のブランチメトリック値l12との和とを計
算する。
【0009】比較器(C)は、上記の各々の和、例え
ば、”m(S2 )+l22”と”m(S1 )+l12”
を比較し、小さい方(すなわち、確率の高い方)を生き
残りパスのパスメトリック値としてセレクタ(S)によ
り選択し、そのときのパス選択信号をパスメモリ38c
に送る。このパスメモリも状態数分だけ必要である。
【0010】各パスメモリ38a〜38d内部には、畳
み込み符号拘束長(k=3)の4〜5倍のパスメモリセ
ル40をそれぞれ有しており、生き残りパスを記憶し、
最終段の出力を出力選択回路42に送る。
【0011】出力選択回路42では、多数決処理等によ
り復号信号である再生データAk を出力する。
【0012】このように、従来のビタビ復号器30は、
状態数と同数のACS回路36a〜36dおよびパスメ
モリ38a〜38dで構成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のRLL符号を入力とする、磁気記録装置のPR
(1,0,−1)特性に対するビタビ復号器では状態数
が4つあるため、ACS回路が4個、パスメモリが4個
必要である。従って、パスメモリを構成するパスメモリ
セルは拘束長の4倍とすれば、48(=3×4×4)個
も必要である。さらに、それぞれを接続する配線も4セ
ット準備する必要があるため、回路規模が大きくなり、
コスト高になるという問題点があった。また、この回路
規模の大きさが、ビタビ復号器の集積回路化を行う場合
の難点であった。
【0014】そこで、本発明の目的は、集積回路化を図
る場合にも有利な、従来に比べて回路規模の小さい安価
な磁気記録装置のビタビ復号器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気記録装
置のビタビ復号器は、RLL符号をNRZI方式により
記録した磁気記録媒体から、再生ヘッドにより得られる
記録データのアナログ再生信号に対して所定の符号間干
渉を行い、前記記録データから出力への特性をPR
(1,0,−1)特性に合わせる等化器を備え、前記R
LL符号から前記等化器の出力までの拘束長が3の符号
化過程に対して最尤復号を行う磁気記録装置のビタビ復
号器において、1ビット前の記録データと2ビット前の
記録データの組が、それぞれ(0,0),(1,0),
(1,1),(0,1)である状態に対応するビタビ復
号器の4つの状態S0 ,S1 ,S2 ,S3 のうち、2つ
の状態を同一状態と見なしても、現在の状態と等化器の
出力であるビタビ復号器の入力とから、次の状態と前記
RLL符号の推定値であるビタビ復号器の出力とを一意
に決定できる状態S0 と状態S2 の一組を同一状態とお
き、状態数を3個にしてビタビ復号器内のACS回路お
よびパスメモリの個数をそれぞれ3個に低減した構成か
らなることを特徴とする。
【0016】また、前記磁気記録装置のビタビ復号器に
おいて、1ビット前の記録データと2ビット前の記録デ
ータの組が、それぞれ(0,0),(1,0),(1,
1),(0,1)である状態に対応するビタビ復号器の
4つの状態S0 ,S1 ,S2,S3 のうち、2つの状態
を同一状態と見なしても、現在の状態と等化器の出力で
あるビタビ復号器の入力とから、次の状態と前記RLL
符号の推定値であるビタビ復号器の出力とを一意に決定
できる状態S1 と状態S3 の一組を同一状態とおき、状
態数を3個にしてビタビ復号器内のACS回路およびパ
スメモリの個数をそれぞれ3個に低減した構成とするこ
とができる。
【0017】さらに、前記磁気記録装置のビタビ復号器
において、1ビット前の記録データと2ビット前の記録
データの組が、それぞれ(0,0),(1,0),
(1,1),(0,1)である状態に対応するビタビ復
号器の4つの状態S0 ,S1 ,S2 ,S3 のうち、2つ
の状態を同一状態と見なしても、現在の状態と等化器の
出力であるビタビ復号器の入力とから、次の状態と前記
RLL符号の推定値であるビタビ復号器の出力とを一意
に決定できる状態S1 と状態S3 の組と、状態S0と状
態S2 の組とをそれぞれ同一状態とおき、状態数を2個
にしてビタビ復号器内のACS回路およびパスメモリの
個数をそれぞれ2個に低減した構成とすることもでき
る。
【0018】
【作用】本発明に係る磁気記録装置のビタビ復号器によ
れば、ビタビ復号器の4つの状態のS0 ,S1 ,S2 ,
S3 のうち、2つの状態S0 とS2 或いはS1 とS3 と
をそれぞれ同一状態と見なすことにより状態数を3もし
くは2に低減し、ビタビ復号器のACS回路を3個もし
くは2個に、パスメモリの個数を3個もしくは2個に、
従ってパスメモリを構成するパスメモリセルの個数も最
小36(=3×4×3)個もしくは24(=3×4×
2)個に、そして必要な配線数も3セットもしくは2セ
ットにすることができる。
【0019】
【実施例】次に本発明に係る磁気記録装置のビタビ復号
器の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0020】先ず、従来例で示した図11の状態遷移図
に着目すると、状態S0 からS0 への状態遷移と、状態
S2 からS2 への状態遷移が共にAk =0,Dk =0
で発生するということが判る。この状態S0 と状態S2
との相似性から、状態S0 と状態S2 とを同一状態と見
なすことができ、このときの新しい状態遷移図およびト
レリス線図を示せば、図1および図2の通りである。た
だし、ここで図1は、本発明の一実施例を示す磁気記録
装置のビタビ復号器の状態遷移図であり、図11に示し
た従来例の状態S1 を状態S0 に、状態S3 を状態S2
に、状態S0 と状態S2 を状態S1 に変更している。
【0021】図1に示した状態遷移図から判るように、
状態数を従来例の4から3に低減しても、現在の状態と
離散化した等化器出力Dk とから次の状態および再生デ
ータAk を一意に推定することが可能である。従っ
て、この実施例の場合のビタビ復号器30の構成は、図
3に示すようになる。尚、ビタビ復号器30の構成以外
の記録系10および再生系20の構成は、図9に示した
従来例と同じである。すなわち、図3において従来例と
の相違は、状態数が4から3に低減したことにより、A
CS回路36a〜36c,パスメモリ38a〜38c
と、それぞれ4個から3個に減少している点と、これに
応じて配線数も減少している点である。これらACS回
路36a〜36cおよびパスメモリ38a〜38cの動
作は、従来例とほぼ同じであるので、詳細な説明は省略
する。
【0022】また、次に本発明に係る磁気記録装置のビ
タビ復号器の別の実施例について説明する。ここで、従
来例で示した図11の状態遷移図に着目すると、状態S
1 からS1 への状態遷移と、状態S3 からS3 への状態
遷移が共に発生しないということが判る。この状態S1
と状態S3 との相似性から、状態S1 と状態S3 とを同
一状態と見なすことができ、このときの新しい状態遷移
図およびトレリス線図を示せば、図4および図5の通り
である。ただし、ここで図4は、本発明の別の実施例を
示す磁気記録装置のビタビ復号器の状態遷移図であり、
図11に示した従来例の状態S0 を状態S0 に、状態S
2 を状態S2 に、状態S1 と状態S3 を状態S1 に設定
している。
【0023】図4に示した状態遷移図から判るように、
本実施例において前記実施例と同様に、状態数を従来例
の4から3に低減しても、現在の状態と離散化した等化
器出力Dk とから次の状態および再生データAk を一
意に推定することが可能である。従って、この実施例の
場合のビタビ復号器30の構成は、前記実施例と同様に
ACS回路およびパスメモリがそれぞれ4個から3個に
減少し、これに応じて配線数も減少する。前記実施例の
ビタビ復号器との相違点はACS回路間の配線のみであ
り、その他の構成は同様であるので詳細な説明は省略す
る。
【0024】次に、本発明に係る磁気記録装置のビタビ
復号器の更に別の実施例について説明する。再び従来例
で示した図11の状態遷移図に着目し、前述した状態S
0 と状態S2 の相似性および状態S1 と状態S3 との相
似性から、状態S0 と状態S2 、状態S1 と状態S3 と
をそれぞれ同一状態と見なすことができ、このときの新
しい状態遷移図およびトレリス線図を示せば、図6およ
び図7の通りである。ただし、ここで図6は、本発明の
更に別の実施例を示す磁気記録装置のビタビ復号器の状
態遷移図であり、図11に示した従来例の状態S0 と状
態S2 を状態S0 に、状態S1 と状態S3 を状態S1 に
変更している。
【0025】図6に示した状態遷移図から判るように、
状態数を従来例の4から2に低減しても、現在の状態と
離散化した等化器出力Dk とから次の状態および再生デ
ータAk を一意に推定することが可能である。従っ
て、本実施例の場合のビタビ復号器30の構成は、図8
に示すようになる。尚、ビタビ復号器30の構成以外の
記録系10および再生系20の構成は、図9に示した従
来例と同じである。すなわち、図8において従来例との
相違は、状態数が4から2に低減したことにより、AC
S回路36a,36b,パスメモリ38a,38bとか
ら構成され、ACS回路とパスメモリの使用数がそれぞ
れ4個から2個に減少している点と、これに応じて配線
数も減少している点である。これらACS回路36a,
36bおよびパスメモリ38a,38bの動作は、従来
例とほぼ同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0026】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明によれば、RLL符号を記録する磁気記録装置にお
いて、PR(1,0,−1)特性になるように等化され
た等化器出力信号の離散化信号から元の符号を最尤復号
するビタビ復号器の4つの状態のうち、「2つの状態を
同一状態と見なしても、現在の状態と離散化した等化器
出力から次の状態と再生データとを一意に決定できるよ
うな」1組もしくは2組を同一状態とおくことにより、
ビタビ復号器のACS回路とパスメモリの使用個数をそ
れぞれ4個から3個もしくは2個に低減することがで
き、従ってパスメモリを構成するパスメモリセルの使用
個数も最小36(=3×4×3)個もしくは24(=3
×4×2)個に、そして必要な配線数も3セットもしく
は2セットに低減することができる。
【0027】これにより、ビタビ復号器の回路規模を従
来のほぼ3/4もしくは1/2に低減でき、従来に比べ
て安価に構成することができるばかりでなく、集積回路
化する場合にもチップサイズが小さくなり、歩留まり向
上や、より一層の安価が期待できると共に信頼性の向上
も図ることができるという効果を奏する。
【0028】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気記録装置のビタビ復号器の一
実施例を示すビタビ復号器の状態遷移図である。
【図2】図1に示すビタビ復号器の状態遷移に基づくト
レリス線図である。
【図3】図1の状態遷移図に対応する本発明に係る磁気
記録装置のビタビ復号器の実施例を示すブロック回路図
である。
【図4】本発明に係る磁気記録装置のビタビ復号器の別
の実施例を示すビタビ復号器の状態遷移図である。
【図5】図4に示すビタビ復号器の状態遷移に基づくト
レリス線図である。
【図6】本発明に係る磁気記録装置のビタビ復号器の更
に別の実施例を示すビタビ復号器の状態遷移図である。
【図7】図6に示すビタビ復号器の状態遷移に基づくト
レリス線図である。
【図8】図6の状態遷移図に対応する本発明に係る磁気
記録装置のビタビ復号器の実施例を示すブロック回路図
である。
【図9】従来例および本発明の実施例を適用するPR等
化方式とビタビ復号法を用いた磁気記録再生装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図10】従来例および本発明の実施例を適用するRL
L符号から等化器出力への畳み込み符号化過程を表わす
構成図である。
【図11】従来の磁気記録装置のビタビ復号器の状態遷
移を示す状態遷移図である。
【図12】図11に示すビタビ復号器の状態遷移に基づ
くトレリス線図である。
【図13】図11の状態遷移図に対応する従来の磁気記
録装置のビタビ復号器の例を示すブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
10 記録系 12 変調器 14 記録アンプ 16 記録ヘッド 18 磁気記録媒体 20 再生系 22 再生ヘッド 24 再生アンプ 26 等化器 28 アナログ/ディジタル・コンバータ 30 ビタビ復号器 32a,32b 遅延素子 34 ブランチメトリック計算回路 36a〜36d ACS回路 38a〜38d パスメモリ 40 パスメモリセル 42 出力選択回路 Dk 離散化された等化器出力 Ak ビタビ復号器の再生データ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランレングスリミテッド(RLL)符号
    をノンリターンツーゼロインバーテッド(NRZI)方
    式により記録した磁気記録媒体から、再生ヘッドにより
    得られる記録データのアナログ再生信号に対して所定の
    符号間干渉を行い、前記記録データから出力への特性を
    パーシャルレスポンス(PR(1,0,−1))特性に
    合わせる等化器を備え、前記RLL符号から前記等化器
    の出力までの拘束長が3の符号化過程に対して最尤復号
    を行う磁気記録装置のビタビ復号器において、 1ビット前の記録データと2ビット前の記録データの組
    が、それぞれ(0,0),(1,0),(1,1),
    (0,1)である状態に対応するビタビ復号器の4つの
    状態S0 ,S1 ,S2 ,S3 のうち、2つの状態を同一
    状態と見なしても、現在の状態と等化器の出力であるビ
    タビ復号器の入力とから、次の状態と前記RLL符号の
    推定値であるビタビ復号器の出力とを一意に決定できる
    状態S0 と状態S2 の一組を同一状態とおき、状態数を
    3個にしてビタビ復号器内の加算比較選択(ACS)回
    路およびパスメモリの個数をそれぞれ3個に低減した構
    成からなることを特徴とする磁気記録装置のビタビ復号
    器。
  2. 【請求項2】 RLL符号をNRZI方式により記録し
    た磁気記録媒体から、再生ヘッドにより得られる記録デ
    ータのアナログ再生信号に対して所定の符号間干渉を行
    い、前記記録データから出力への特性をPR(1,0,
    −1)特性に合わせる等化器を備え、前記RLL符号か
    ら前記等化器の出力までの拘束長が3の符号化過程に対
    して最尤復号を行う磁気記録装置のビタビ復号器におい
    て、 1ビット前の記録データと2ビット前の記録データの組
    が、それぞれ(0,0),(1,0),(1,1),
    (0,1)である状態に対応するビタビ復号器の4つの
    状態S0 ,S1 ,S2 ,S3 のうち、2つの状態を同一
    状態と見なしても、現在の状態と等化器の出力であるビ
    タビ復号器の入力とから、次の状態と前記RLL符号の
    推定値であるビタビ復号器の出力とを一意に決定できる
    状態S1 と状態S3 の一組を同一状態とおき、状態数を
    3個にしてビタビ復号器内のACS回路およびパスメモ
    リの個数をそれぞれ3個に低減した構成からなることを
    特徴とする磁気記録装置のビタビ復号器。
  3. 【請求項3】 RLL符号をNRZI方式により記録し
    た磁気記録媒体から、再生ヘッドにより得られる記録デ
    ータのアナログ再生信号に対して所定の符号間干渉を行
    い、前記記録データから出力への特性をPR(1,0,
    −1)特性に合わせる等化器を備え、前記RLL符号か
    ら前記等化器の出力までの拘束長が3の符号化過程に対
    して最尤復号を行う磁気記録装置のビタビ復号器におい
    て、 1ビット前の記録データと2ビット前の記録データの組
    が、それぞれ(0,0),(1,0),(1,1),
    (0,1)である状態に対応するビタビ復号器の4つの
    状態S0 ,S1 ,S2 ,S3 のうち、2つの状態を同一
    状態と見なしても、現在の状態と等化器の出力であるビ
    タビ復号器の入力とから、次の状態と前記RLL符号の
    推定値であるビタビ復号器の出力とを一意に決定できる
    状態S1 と状態S3 の組と、状態S0 と状態S2 の組と
    をそれぞれ同一状態とおき、状態数を2個にしてビタビ
    復号器内のACS回路およびパスメモリの個数をそれぞ
    れ2個に低減した構成からなることを特徴とする磁気記
    録装置のビタビ復号器。
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