JP2000134114A - 軟判定ml復号器、誤り訂正回路及びそれを用いたディジタル磁気記録再生装置 - Google Patents

軟判定ml復号器、誤り訂正回路及びそれを用いたディジタル磁気記録再生装置

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JP2000134114A
JP2000134114A JP10305671A JP30567198A JP2000134114A JP 2000134114 A JP2000134114 A JP 2000134114A JP 10305671 A JP10305671 A JP 10305671A JP 30567198 A JP30567198 A JP 30567198A JP 2000134114 A JP2000134114 A JP 2000134114A
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JP10305671A
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Naoya Kobayashi
直哉 小林
Masaharu Kondo
昌晴 近藤
Yoshihisa Watabe
善寿 渡部
Hideki Sawaguchi
秀樹 澤口
Seiichi Mita
誠一 三田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも高い消失誤り訂正能力を有し、高
密度記録が可能なディジタル磁気記録再生装置を提供す
る。 【解決手段】 MLから出力された最尤復号系列につい
て信頼度がある閾値よりも低い箇所を消失誤りとして時
系列に特定し、消失フラグを立てる。CRCCブロック
にわたり該消失箇所を1箇所ずつ又は複数箇所ずつ互い
に異なる位置を仮訂正したものをそれぞれ消失仮訂正候
補系列とし、最尤復号候補系列とともに各々をCRCC
等により誤り訂正又は検出し、誤りのないもの又は誤り
訂正可能なものを選択する。誤り訂正後の各候補につい
て、実際に訂正した位置に消失フラグが存在するかをチ
ェックし、存在する候補を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
等のディジタル磁気記録再生装置に関し、特に、ディジ
タルデータを高密度に記録再生するためのディジタル磁
気記録再生装置と、それに用いられる軟判定ML復号器
及び誤り訂正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置への高密度記録、高速
化の要望はますます高まっており、これを支える記録再
生系の信号処理技術も高密度、高速記録に対応してき
た。記録符号では、その符号化レートRを高くし、現在
ではR=8/9が主流となっている。更に最近では、よ
り高レートなR=16/17記録符号も実用化され始め
ている。また、高密度記録に伴う符号間干渉の増大によ
る信号対雑音比の低下に対処するために、パーシャルレ
スポンス等化方式を採用し、再生チャネルで構成される
既知の干渉を用いて、ビタビアルゴリズム(最尤系列推
定)により再生信号に最も近い信号系列を検出するPR
4ML(Partial Response Class 4 with Maximum Like
lihood Detection)が適用され、既にLSIとして磁気
ディスク製品に搭載されている。PR4ML処理部への
入力信号系列を0,1バイナリデータとすると、PR4
MLによって得られる信号系列間の最小2乗距離(MS
ED:Minimum Squared Euclidean Distance)は、2で
あることが知られている。よってPR4MLは、最尤系
列推定を行わずに磁気情報を0,1のみで判定するピー
ク検出方式(MSED=1)に比べて、雑音に対する余
裕度が3dB向上する。
【0003】PR4MLよりも更に高密度記録を実現す
るためには、MSEDをより大きくするような信号処理
技術が必要となる。これを実現する方法として、EPR
4ML(Extended PR4ML),EEPR4ML(Extended
EPR4ML)などがある。これらは、PR4MLの考え方
を拡張したものであり、MSEDはそれぞれ4,6(バ
イナリ換算)になることが知られている。またチャネル
状態数は、EPR4MLで8、EEPR4MLで16に
なる。
【0004】図2に、従来用いられているディジタル磁
気記録再生装置の構成を示す。図において、記録側で
は、ディジタルデータとしての0,1情報系列は、記録
符号化部201により、R=8/9,16/17等の高
レート符号に変換される。記録符号は周知のように、0
の連続数を有限に抑えることで、再生部のタイミング抽
出や利得制御(図2では省略)の性能低下を防ぐことを
目的としている。記録符号化された系列は更に、プリコ
ーダ202により、1/(1+D)等を伝達関数とする
符号に変換される。ここで、Dは遅延演算子であり、遅
延時間はビット間隔に等しい。プリコーダ202によ
り、再生部ビタビ検出後の復号誤り伝播長を有限に抑え
ることができる。プリコードされた系列は、増幅器20
3、記録ヘッド204を介し、磁気記録媒体205に磁
気情報として記録される。
【0005】一方、再生側では、磁気記録媒体205に
記録された磁気情報を、再生ヘッド206、増幅器20
7を介してアナログ電気信号に変換し、これをA/D変
換器208で、ビット間隔毎にサンプルされたディジタ
ル信号に変換する。前記ディジタル信号は、PR等化器
209により、PR4,EPR4,EEPR4等のパー
シャルレスポンスチャネルに等化される。前記PR等化
は、周知のトランスバーサルフィルタによって実現でき
る。PR等化回路の出力は、PRチャネル特性によって
定まる信号レベルに、雑音が加算されたものとなる。こ
こで、雑音は、媒体雑音や、再生側ヘッドより混入した
雑音、A/D量子化雑音であり、これらはPR等化回路
209を通ることにより、相関のある有色雑音となる。
前記雑音の加わった等化信号は、硬判定ML復号器(ビ
タビ検出器)210により、最尤系列推定(MLSE:
Maximum Likelihood Sequence Estimation)がなされ、
最も確からしいデータ系列を出力する。周知のように、
前記プリコーダに対する逆特性(1+D)は、ビタビ検
出器内部でNRZI(Non Return to Zero Inverted)
として出力できるので、ポストコーダは省略できる。前
記ビタビ検出されたデータ系列は、記録復号化部211
により、情報系列に復元される。
【0006】このように、ディジタル磁気記録再生装置
では、高レート記録符号を用いるとともに、パーシャル
レルポンスとビタビ検出とを組み合せることで、再生信
号の信号対雑音比を高め、高密度記録を実現している。
最近では、上記従来技術に加えて、更に記録密度を高め
るための信号処理方式が種々検討されている。その有力
方式として、SOVA(Soft-Output ViterbiAlgorith
m)がある。これは、硬判定出力型PRML検出部21
0において、最尤復号されたデータに加え、その信頼度
(復号結果の確からしさに関する情報)を出力し、アナ
ログ値としての復号系列を得る方式である。書き込み側
で予め符号化(外符号化)しておけば、読み出し側では
前記アナログ値を用いて、外符号を軟判定復号すること
ができる。軟判定復号は、アナログ値を信頼度情報とし
て利用できるため、硬判定復号に比べて誤り率特性が向
上することが知られている。
【0007】上記軟判定復号は一般に、外符号がたたみ
込み符号の場合に、これを軟判定ビタビ復号を用いて外
復号を行うことで最大限の効果を得ることができる。と
ころが近年の磁気記録では、高密度記録のために16/
17程度の高符号化レートが要求されることや、符号に
0連続長制限を加える必要があり、たたみ込み符号では
これらの条件を満たすことは困難である。従って、磁気
記録においては外符号に高レートを実現可能なCRCC
(Cyclic Redundancy Check Code)ブロック符号を用い
ることが有用である。ブロック符号の軟判定復号法とし
ては、GMD(Generalized Minimum Distance)復号法
やChase復号法が知られている。これらはいずれも
処理が複雑であり、高速処理が要求される磁気記録に適
用することは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】軟判定復号の最も簡易
な実現方法の一つに、消失誤り訂正がある。これは、M
L復号系列とともに信頼度情報(以下、信頼度)を併用
し、信頼度の低い復号系列を消失ビットとして仮訂正を
行い、誤り検出によってシンドロームが0となるように
復号する方式である。一般に符号の最小ハミング距離を
d=2t+1(ビット)とすると、通常の誤り訂正では
tビットまでの誤りを訂正できるが、消失誤り訂正では
(d−1)ビットまでの誤りを訂正することが可能とな
り、約2倍の誤り訂正能力を有するようになる。ただ
し、実際の訂正能力は消失ビット位置を特定する確度で
支配されるため、消失箇所をできるだけ正確に推定する
ことが重要である。
【0009】消失誤り訂正を磁気記録に適用した公知例
は現在のところ見当たらないが、一般に、消失誤り訂正
においては、復号信頼度を用いて誤りの発生したと思わ
れる箇所を特定し、その箇所を想定される誤りパターン
で仮訂正した後、CRCCにより誤り検出を行い、シン
ドロームが0となるまで上記処理を繰り返す。しかる
に、近年300Mbit/秒程度以上の高速処理の要求
される磁気記録において、上記繰り返し処理を用いるこ
とは実用上困難である。また、CRCCにより誤り検出
のみを行う方式では、誤り検出機能だけを用いて誤りの
有無をチェックしているために、CRCCブロック中の
少なくとも2箇所以上を同時に仮訂正する必要があり、
そのための消失箇所の特定に膨大な処理時間がかかり、
高速処理を実現することができない。加えて、CRCC
の誤り訂正機能を用いたとしても、誤訂正が生じた場合
にこれを検出する手段が考案されておらず、消失誤り訂
正能力が低下するという問題がある。
【0010】本発明は、このようなディジタル磁気記録
再生装置の現状に鑑み、従来よりも高い消失誤り訂正能
力を有し、高速かつ高密度記録が可能なディジタル磁気
記録再生装置、及びそれに用いられる軟判定ML復号
器、誤り訂正回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では誤り検出機能及び訂正機能をともに用い
て消失誤り訂正を実現する。また、消失誤り訂正におい
て、誤り検出・訂正手段による誤訂正を検出する手段を
設け、消失誤り訂正能力の低下を防止する。すなわち、
MLから出力された最尤復号系列について信頼度がある
閾値よりも低い箇所を消失誤りとして時系列に特定し、
消失フラグを立てる手段、CRCCブロックにわたり該
消失箇所を1箇所ずつ又は複数箇所ずつ互いに異なる位
置を仮訂正したものをそれぞれ消失訂正候補系列とし、
前記最尤復号候補系列とともに、各々をCRCC等によ
り誤り訂正又は検出し、誤りのないもの又は誤り訂正可
能なものを選択する手段、及び前記誤り訂正後の各候補
について、実際に訂正した位置に前記消失フラグが存在
するかをチェックし、存在する候補を選択する手段を設
ける。
【0012】すなわち、本発明の軟判定ML復号器は、
入力されたパーシャルレスポンス(PR)等化信号に対
して軟判定ML復号を行う軟判定ML復号器において、
PR等化信号に対して硬判定ビタビ検出を行うビタビ検
出手段と、ビタビ検出手段の最尤復号系列を用いてPR
チャネル信号を再構成するチャネル再構成手段と、PR
等化信号をビタビ検出手段の処理時間分遅延させる遅延
回路と、ビタビ検出手段の最尤復号系列、チャネル再構
成手段によって再構成されたPRチャネル信号及び遅延
回路の出力を用いて最尤復号系列の信頼度及び対応する
誤りパターンを計算する手段を備え、最尤復号系列とと
もに信頼度及び対応する誤りパターンを出力することを
特徴とする。
【0013】また、本発明の消失誤り訂正回路は、最尤
復号系列と該最尤復号系列の信頼度及び復号誤りパター
ンを受けて消失誤り訂正を行う消失誤り訂正回路におい
て、消失箇所を特定し特定された消失箇所に消失フラグ
を立てる手段と、消失箇所について消失誤り訂正を行っ
た複数の異なる候補系列を同時に出力する手段とを備え
ることを特徴とする。この消失誤り訂正回路と、CRC
C訂正回路と組み合せると、CRCCブロック中の複数
誤り事象を訂正する機能を有する誤り訂正装置を実現す
ることができる。
【0014】また、本発明の誤り訂正装置は、最尤復号
系列と該最尤復号系列の信頼度及び復号誤りパターンを
受けて消失箇所を特定し特定された消失箇所に消失フラ
グを立てる手段と、最尤復号系列の消失箇所について消
失誤り訂正を行った複数の異なる候補系列を同時に出力
する手段とを備える消失誤り訂正回路と、最尤復号系列
及び各候補系列に対して各々誤り訂正を行う複数の誤り
訂正回路と、誤り訂正回路で訂正された位置に消失フラ
グが存在するか否かをチェックし、訂正位置に消失フラ
グが存在する候補系列又は最尤復号系列を選択する手段
とを備えることを特徴とする。
【0015】また、本発明の誤り訂正装置は、誤り訂正
符号としてCRCCを用いた誤り訂正装置において、最
尤復号系列と該最尤復号系列の信頼度及び復号誤りパタ
ーンを受けて消失箇所を特定し1CRCCブロック長に
わたる全ての消失箇所を記憶するレジスタと、最尤復号
系列の前記消失箇所について消失誤り訂正を行った複数
の異なる候補系列を同時に出力する手段とを備える消失
誤り訂正回路と、最尤復号系列及び前記各候補系列に対
して各々誤り訂正を行う複数のCRCC訂正回路とを備
え、各CRCC訂正回路で誤り訂正された系列において
CRCC訂正回路による訂正箇所を出力し、これとレジ
スタの内容を比較し、訂正箇所に該当する消失箇所が存
在する場合にCRCC訂正回路は正しく訂正したと判定
し、訂正箇所に該当する消失箇所が存在しない場合にC
RCC訂正回路は誤訂正したものと判定することを特徴
とする。
【0016】前記最尤復号系列及び各候補系列に対して
CRCC訂正回路による誤り訂正の前にポストコーダに
よるポストコード処理を行っている場合には、CRCC
訂正回路によるポストコード前の訂正個所とレジスタの
内容を比較して、CRCC訂正が正しいか誤訂正かを判
定する。この場合、本発明の誤り訂正装置は、誤り訂正
符号としてCRCCを用い、プリコードされた系列の誤
り訂正装置において、最尤復号系列と該最尤復号系列の
信頼度及び復号誤りパターンを受けて消失箇所を特定し
1CRCCブロック長にわたる全ての消失箇所を記憶す
るレジスタと、最尤復号系列の消失箇所について消失誤
り訂正を行った複数の異なる候補系列を同時に出力する
手段とを備える消失誤り訂正回路と、最尤復号系列及び
各候補系列を各々ポストコード処理する複数のポストコ
ーダと、各ポストコーダから出力された系列に対して各
々誤り訂正を行う複数のCRCC訂正回路とを備え、各
CRCC訂正回路で誤り訂正された系列においてCRC
C訂正回路によるポストコード前の訂正箇所を出力し、
これと前記レジスタの内容を比較し、訂正箇所に該当す
る消失箇所が存在する場合にCRCC訂正回路は正しく
訂正したと判定し、訂正箇所に該当する消失箇所が存在
しない場合にCRCC訂正回路は誤訂正したものと判定
することを特徴とする。
【0017】本発明の誤り訂正装置は、CRCCブロッ
ク長にわたる前記最尤復号系列に対し、消失箇所を仮訂
正した結果を仮訂正箇所が互いに異なるように複数の候
補系列に分配し、前記候補系列のそれぞれにCRCC訂
正を行うことにより、CRCCブロック中の複数箇所の
誤り事象を訂正する機能を有するものとすることができ
る。また、CRCCブロック中の前記消失箇所を仮訂正
した結果を互いに異なるm箇所ずつを仮訂正した候補系
列に分配し、前記候補系列のそれぞれにCRCC訂正を
行うことにより、CRCCブロック中の(m+1)箇所
の誤り事象を訂正する機能を有するものとすることがで
きる。
【0018】誤り訂正装置は、また、CRCCブロック
長にわたる前記信頼度をビット毎に判定閾値と比較し、
判定閾値よりも小さい場合に、そのビット位置を先頭と
して前記誤りパターンを消失箇所とし、消失箇所を仮訂
正し、これを第k(1≦k≦n)候補系列に分配し、こ
れ以外の全ての候補系列には仮訂正を行う前の最尤復号
系列を分配する手段、及び前記分配処理後にkを1増加
し、kが最大値nに達するまで前記一連の処理を繰り返
す手段を設けることができる。
【0019】また、本発明のディジタル磁気記録再生装
置は、磁気記録媒体から読み出した信号波形をパーシャ
ルレスポンス(PR)等化するPR等化手段と、PR等
化手段から得られた信号系列から軟判定ML復号を行
い、その最尤復号系列と該最尤復号系列の信頼度及び復
号誤りパターンを出力する軟判定復号手段と、誤り訂正
手段と、を含むディジタル磁気記録再生装置であって、
誤り訂正手段として前述の誤り訂正装置を用いたことを
特徴とする。軟判定復号手段としては、前述の軟判定M
L復号器を用いることができる。
【0020】また、本発明のディジタル磁気記録再生装
置は、記録符号化し、誤り訂正符号化して磁気記録媒体
に記録されたディジタル情報を再生するディジタル磁気
記録再生装置において、磁気記録媒体から読み出した信
号波形をパーシャルレスポンス(PR)等化するPR等
化手段と、PR等化手段から得られた信号系列から軟判
定ML復号を行い、その最尤復号系列と該最尤復号系列
の信頼度及び復号誤りパターンを出力する軟判定復号手
段と、最尤復号系列並びに復号誤りパターンと信頼度を
用いて消失箇所を特定し特定された箇所に消失フラグを
立てる手段と、消失フラグの立った箇所について消失誤
り訂正を行い、消失誤り訂正によって複数の候補系列を
同時に出力する手段と、前記候補系列及び前記最尤復号
系列のそれぞれに対して誤り検出・訂正を行い、誤りの
ない系列又は訂正可能な系列を選択し、誤りのない系列
についてはそのまま、訂正可能な系列については前記誤
り検出・訂正による訂正後の出力を記録復号し、もとの
情報を再生する手段と、誤り訂正後の各系列について、
誤りのないもの又は誤り訂正可能でかつ、誤訂正されて
いないと判定された系列を復号系列とする手段とを設け
たことを特徴とする。記録符号として1連続長が3以
下、0連続長が11以下の符号化レート16/17の記
録符号を用い、PR等化信号としてそのインパルス応答
が(5,4,−3,−4,−2)となるものを用いるの
が好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明によるディジタル
磁気記録再生装置のシステム構成を示すブロック図であ
る。記録側では、ディジタルデータとしての0,1情報
系列は、記録符号化部101により、R=16/17等
の高レートMTR符号(以下、16/17MTR(3;
11)符号)に変換される。MTR(3;11)符号
は、連続磁化反転数を3(記録データの1連続長を3)
以下、0連続長を11以下に抑える符号であり、その詳
細は既出願の特願平10−43186号に記載されてい
る。これにより、再生側ML復号による4ビット以上の
連続誤りは除外され、誤りは3ビット以下の連続誤り及
び1001誤りパターンに限定される。上記パターンに
おいて1が誤りを意味している。よって、16/17M
TR(3;11)符号により、復号誤り特性を向上する
ことができる。0連続長の制限は周知のように、再生部
のタイミング抽出や利得制御(図1では省略)の性能低
下を防ぐことを目的としている。記録符号は前記16/
17MTR(3;11)符号以外の符号、例えば従来の
16/17符号を用いてもよい。ただしその場合、再生
側ML復号の誤りパターンを上記のように限定すること
はできない。本実施例では記録符号に前記MTR(3;
11)符号を用いた場合を述べる。
【0022】最初に、16/17MTR(3;11)符
号について簡単に説明する。16/17MTR(3;1
1)符号は符号化レートを従来と同じ16/17に保
ち、かつプリコード前の符号“1”連続長を3以下、
“0”連続長を11以下に抑えたトレリス符号である。
これにより、連続磁化反転数を3以下に抑え、4ビット
以上の連続復号誤りを阻止することが可能である。
【0023】図3に、16/17MTR(3;11)符
号を適用したMEEPR4チャネルトレリスを示す。図
において、ak-3k-2k-1kはチャネルの状態を表
し、0000〜1111の16状態である。各状態に対
し、データakが入力されるとMEEPR4チャネル信
号ykが出力され、次の状態に遷移する。16/17M
TR(3;11)符号の拘束条件により、状態遷移01
01→1010又はその逆の遷移は除外される。16/
17MTR(3;11)符号では最小距離復号誤り(3
ビット連続誤り)は除去できないが、4ビット以上の連
続誤りは全て除外され、従来の16/17符号化MEE
PR4MLに対して約1dBのS/N利得を実現可能で
ある。また、対象となるMEEPR4MLの復号誤りパ
ターンが3ビットまでの連続誤り及び1001パターン
に絞られるため、MEEPR4チャネルトレリスの構成
及び、後に述べる消失誤り訂正における信頼度抽出処理
が簡易になる。
【0024】16/17MTR(3;11)符号の構成
方法につき、以下に概要を述べる。16/17MTR
(3;11)符号は、大きく「GCR(Group Code Rec
ording)符号の構成」と「符号語接続部の変換」の2段
階で実現される。その手順は次のようになる。
【0025】[1]16/17GCR符号の構成 (1)17ビットの符号中に4ビット以上の1(磁化反
転)の連続が無い符号を選択する。これにより、符号語
の接続部を除く位置で、連続磁化反転を3以下にするこ
とができる。 (2)次に、残った17ビットの符号中から11ビット
以上の0の連続が無い符号を選択する。これにより、符
号接続部を除く位置で、0連続長を10以下にすること
ができる。ここで、0連続長を10以下にするのは、
[2]の符号語接続部の変換において、0連続長が1だ
け増加して11となるからである。
【0026】(3)更に、符号の最上位ビット側からの
3ビット又は最下位ビット側からの3ビットが111で
ある符号を除く。これにより、符号語の接続部でのみ1
が4ビット連続し、他では3ビット以下の1の連続とな
る(ここで除かれた符号語が、[2]において符号語の
接続部の変換に使用されることになる)。 (4)最後に、カタストロフィ系列を生成し得る次の4
つの符号を除く。 00110011001100110, 01100110011001100, 11001100110011001, 10011001100110011 (5)(1)〜(4)の操作による条件を満たした65
542個の符号語の中から、65536個の符号語を選
択し、データに割り当てて16/17GCR符号を作成
する。その変換式については、ここでは省略する。
【0027】[2]符号語接続部における0連続長制限
及び1連続長制限のための変換 上記[1]により構成された16/17GCR符号で
は、符号語の接続部において1連続長が4ビット、また
0連続長が最大で20になる。そこで、以下の方法によ
り、符号語の接続部の8ビット(下位4ビットと上位4
ビット)について変換を行う。変換は、[1]で構成し
た16/17GCR符号には現れない符号である、最下
位ビット側からの3ビットが全て1である符号及び最上
位ビット側からの3ビットが全て1である符号を使用す
る。
【0028】(1)1連続長の制限 符号語の接続部に現れる4ビット連続の1を含む場合は
4通りあり、以下のように変換する。
【0029】(2)0連続長の制限 符号語の接続部での0連続長が11を越えるものは7通
りあり、以下のように変換する。この際、e,g,h,
jでは、0連続長が1だけ増加する。従って、最終的に
0連続長を11とすることができる。
【0030】一方、16/17MTR(3;11)符号
の復号は、符号系列を17ビットの符号語毎に分割し、
符号語接続部の何れかの端に3ビット連続の1があれ
ば、上記[2]a)〜k)の逆変換を行った後、上記
[1]のGCR符号を復号変換することで、実現でき
る。
【0031】図1に戻って、記録符号化された系列は次
に、CRCC符号化部102により誤り訂正符号化がな
される。CRCC符号化レートはできるだけ高レートと
なるよう構成されており、ここでは例えば、544ビッ
トのデータに17ビットのパリティを付加する。CRC
Cブロック長は561ビットである。前記パリティのう
ち、最後の4ビットはMTR符号の制約条件(0連続長
及び1連続長)を満たすための補助ビット列である。よ
って、残りの13ビットが実質的なCRCC冗長ビット
列の長さとなる。これについてはCRCC誤訂正確率を
計算する際に用いる(後述)。前記パリティにより、再
生側ML復号誤りの頻出パターンを特定し、1CRCC
ブロック中における1箇所の誤り事象を訂正することが
できる。CRCC符号化された系列は、プリコーダ10
3により、1/(1+D)を伝達関数とする符号に変換
される。ここで、Dは遅延演算子であり、遅延時間はビ
ット間隔に等しい。プリコードされた系列は、増幅器、
記録ヘッド等を介し、磁気記録媒体104に磁気情報と
して記録される。
【0032】一方、再生側では、磁気記録媒体104に
記録された磁気情報を、再生ヘッド、増幅器等を介して
アナログ電気信号に変換し、これをA/D変換器105
で、ビット間隔毎にサンプルされたディジタル信号に変
換する。前記ディジタル信号は、PR等化回路106に
より、MEEPR4(Modified EEPR4)のパーシャルレ
スポンスチャネルに等化される。ここで、MEEPR4
は、EEPR4MLのインパルス応答(1,2,0,−
2,−1)の各係数を(5,4,−3,−4,−2)に
修正したものである。これにより、雑音の相関や最小距
離復号誤りの発生頻度をEEPR4MLよりも低減する
ことができ、復号誤り特性が向上する。前記PR等化
は、トランスバーサルフィルタによって実現できる。
【0033】等化された信号は軟判定ML復号器107
により、最尤復号結果(最尤復号系列)diをポストコ
ーダ1090、消失誤り訂正回路108に出力するとと
もに、その信頼度Ri及び誤りパターン番号niを消失
誤り訂正回路108に出力する。ここでiは時刻を表
す。ポストコーダ1090〜109nの伝達関数はいず
れも1+Dである。またni=0,1,2,3であり、
それぞれポストコード前のMEEPR4ML復号誤りパ
ターン(10010000),(10000),(11
0000),(1110000)に対応する。これらに
おいて、1が誤りである。また後半4ビットの0はチャ
ネル状態が再び正しい系列にマージするまでを示してい
る。よって、( )内のビット数が誤り事象の長さに相
当する。MTR(3;11)符号により4ビット以上の
連続誤りは除外されるため、想定される誤りはこれらに
集中する。よって、信頼度はこの4つの誤りパターンに
対して計算すればよく、簡易な処理で実現できる。信頼
度算出方式の詳細については後で述べる。
【0034】消失誤り訂正回路108では、信頼度Ri
及び誤りパターン番号niを用いて最尤復号結果diの
消失訂正を行う。本発明では、CRCCブロック中の複
数箇所を訂正可能な消失誤り訂正方式を提供できる。本
実施例ではその一例として、1CRCCブロック中の2
箇所までの誤り事象を訂正する構成例について述べる。
本発明においては、List−SOVAに基づくリスト
出力型消失誤り訂正方式を用いる。リスト出力型消失誤
り訂正方式は、消失訂正結果として複数候補を出力し、
CRCCによりシンドロームが0又は訂正可能なものを
選択する方式である。ここでは高速処理のため、消失訂
正された結果として、第1候補から第n候補までをパラ
レルに出力する。Riが閾値Dよりも小さい場合は、n
iに対応する誤りが発生したものと仮定し、この時点か
らの誤りパターンを消失箇所としてその位置だけを仮訂
正する。仮訂正された系列は第1候補としてポストコー
ダ1091に出力される。この時、第1候補以外の系列
は仮訂正を行わずにそのままを出力する。一方、Ri≧
Dの場合はdiの信頼度が高いものと判断し、いずれの
候補とも訂正を行わずにそのままを出力する。再びRi
<Dとなった時、上記と同様に消失箇所の仮訂正を行
い、第2候補としてポストコーダ1092に出力する。
この時、第2候補以外の系列は仮訂正を行わずにそのま
まを出力する。以下同様に、Ri<Dが検出された位置
を先頭として誤りパターンniを消失箇所として仮訂正
し、第k候補(1≦k≦n)としてポストコーダ109
kに出力する。第k候補以外の系列は仮訂正を行わずに
そのままを出力する。第n候補に達した時点で消失訂正
処理を終了する。
【0035】上述の処理によって1CRCC中の2箇所
の誤り事象を訂正できる理由につき、図4を用いて詳し
く説明する。図において、1CRCCブロックにわたる
復号結果をチャネル状態の遷移履歴で示し、正しい復号
系列を水平な直線とする。今、MEEPR4MLの復号
結果に2箇所の誤りがあるものとし、状態が誤ったパス
に遷移して再びマージしている(図中の折れ線で表
示)。この復号系列に対し、信頼度がある閾値Dよりも
小さい箇所(誤りと仮定した箇所)の先頭及び推定され
る誤りパターンを消失位置としてフラグ↑で特定してい
る(図中では先頭位置のみを表示)。第iブロックにお
ける各消失位置の信頼度をそれぞれRi1,Ri2,Ri
3とすると、仮訂正候補として、Ri1に対応する消失箇
所の誤り、Ri2に対応する消失箇所の誤り、Ri3に対
応する消失箇所の誤りのみを各々1箇所訂正し、候補と
して出力する。
【0036】その後、各候補系列及びMEEPR4ML
復号系列の4通りの候補に対してCRCC訂正を行い、
シンドロームが0又は1箇所訂正可能と判断された系列
を選択する。この例ではシンドロームがいずれも0でな
いが、仮訂正候補3がCRCC訂正可能であるので、こ
れを訂正することにより、実質的に2箇所の誤り事象を
訂正できる。この考え方を拡張すれば、一般にn箇所の
消失位置をそれぞれ仮訂正することにより、(n+1)
通りの候補系列の中からシンドロームが0又はCRCC
訂正可能なものを選択することで2箇所訂正を実現する
ことができる。原理的には、消失箇所の全ての組み合せ
((2n+1)通り)について仮訂正を行えば、必ず全
ての誤りを訂正できることになる。
【0037】図の例では2箇所誤りのうちの一方に消失
位置が特定されておらず、消失フラグの見逃しが生じて
いる。その場合でもいずれかの位置を正確に特定できれ
ば、そこを仮訂正することで2箇所訂正を実現できる。
ここでは仮訂正候補3が選択されることになる。このよ
うに、提案方式では1箇所までの見逃しを許容できる特
徴がある。以上の説明では理解を容易にするため、消失
箇所を誤り推定位置の先頭で示しているが、実際の仮訂
正では先頭からの誤りパターンniをも特定している。
これについては後で述べる。
【0038】上記手法に従って、軟判定ML復号器10
7より出力された最尤復号結果diはポストコーダ10
90及び消失誤り訂正回路108に、信頼度Ri及び誤
りパターンniは消失誤り訂正回路108に送られた
後、仮訂正がなされる。本実施例では、CRCCブロッ
ク長にわたってポストコード前の消失フラグ位置を格納
する消失フラグレジスタ800を設け、各CRCC訂正
部1100〜110nによる訂正箇所が消失フラグレジ
スタ800の内容と一致する箇所があるかどうかをチェ
ックする。すなわち消失フラグレジスタ800は、消失
誤り訂正回路108において、CRCCブロック長にわ
たり仮訂正された全ての候補の訂正箇所をフラグ信号
「1」として記憶している。訂正箇所以外は「0」であ
る。
【0039】最尤復号結果di及び消失誤り訂正回路1
08から出力された仮訂正候補1〜nは、それぞれポス
トコーダ1090〜109nを通った後、CRCC訂正
回路1100〜110nにて誤り検出及び訂正がなさ
れ、その訂正位置がフラグ位置比較回路1110〜11
1nにおいて、消失フラグレジスタ800の内容と比較
される。この場合、CRCCで訂正するパターンはポス
トコード後のものであるため、これをポストコード前の
誤りパターンに変換したもので比較する必要がある。変
換処理は、CRCC訂正回路において容易に実現でき
る。すなわちCRCCにより抽出された誤りパターンを
ROMテーブル等でポストコード前の誤りパターンに変
換した上で、訂正位置情報を用いて、該当箇所を前記変
換後の誤りパターンとすればよい。フラグ位置比較回路
1110〜111nにおいては、前記訂正位置に変換後
の誤りパターンと一致するフラグが消失フラグレジスタ
に存在する場合に一致検出信号Fi(i=0,…,n)
を1、そうでない場合に0をセレクタ回路111に出力
する。
【0040】一方、CRCC訂正回路からは訂正結果A
0,…,Anに加えて、シンドローム及び訂正可否判定
信号の各2ビットS0,C0;…;Sn,Cnをセレク
タ回路111に出力する。Ci(i=0,…,n)はC
RCC訂正可能と判断された場合に1、そうでない場合
に0を出力する。ここで訂正の可否は、シンドロームの
値が、訂正の対象となる誤りパターン及びその位置を特
定できるかを判定することでなされる。特定できない場
合は訂正不可能であり、CRCCブロック中で2箇所以
上の誤り事象が発生したものと判断する。
【0041】セレクタ回路111では、シンドロームS
0,…,Snが0の候補を選択する。シンドロームがい
ずれも0でない場合は、CRCC訂正可能と判断される
候補としてC0,…,Cnのいずれかが1で、かつ、そ
れに対する一致検出信号Fiが1のものを選択する。F
0,…,Fnのいずれも1でない場合は、C0,…,C
nのいずれかが1の候補を選択する。ただし、この場合
はCRCCで誤訂正された可能性が高くなる。C0,
…,Cnのいずれも1でない場合は、CRCCブロック
長にわたるMEEPR4ML復号系列に訂正不可能な誤
りが生じたことを意味する。この場合は再送要求信号を
ディスク制御装置(図では省略)に送信し、その箇所の
データを磁気記録媒体104から再度読み出し、上記処
理を行う。本方式により、CRCC訂正可能と判定され
た候補から、誤判定されたものを除外し、特性劣化を防
止することが可能となる。
【0042】前記により選択された結果は、セレクタ回
路111から記録復号部112に出力する。記録復号部
112では16/17MTR(3;11)符号が復号さ
れる。記録復号されたデータは元の情報として計算機等
に送信される。上記手法によってCRCCによる誤訂正
が検出され、性能劣化を防止できる原理につき、図5を
用いて説明する。CRCC等の誤り訂正においては、1
CRCCブロック中に2箇所以上の誤りがあるにもかか
わらず、訂正可能と誤判定することがあり、誤訂正の原
因となっている。CRCC誤訂正の確率は、誤りシンド
ロームの総数に対する訂正対象となる誤り個数の割合で
近似できる。すなわち、次の〔数1〕で与えられる。
【0043】
【数1】Pe≒L m/Ns ここで、LはCRCCブロック長、mは訂正可能な誤り
パターン数、Ns=2rはシンドロームパターンの総
数、rはCRCC冗長ビットの長さである。例えば、L
=561,m=4,r=13,Ns=213のとき、上式
に代入すると、Pe≒0.274を得る。これは、1C
RCCブロック中に2箇所以上の誤りが発生した場合
に、約4回に1回の頻度で誤訂正を引き起こすことを意
味している。これは消失誤り訂正の特性改善を妨げる要
因となる。
【0044】上記問題点を解決するため、図1に示すよ
うに、CRCCの誤訂正を検出し、その影響を軽減する
機能を設ける。その基本概念は、図5に示すように、C
RCC訂正で実際に訂正を行った箇所に消失フラグが存
在しているかをチェックし、存在していなければ誤訂正
した可能性が高いものと判断する。図5の例では、2箇
所の誤りが発生した箇所を含め、3箇所に消失フラグが
立っており、それぞれの仮訂正結果に対してCRCCが
訂正の可否を判断している。そのうち、仮訂正候補1に
おいてCRCCが訂正可能と誤判定したものとする。こ
の時、各候補のCRCC訂正結果を見ると、正しく訂正
された候補2及び3においては訂正箇所に消失フラグが
存在する。一方、誤訂正された候補1では、信頼度とは
全く相関のない位置が訂正され、消失フラグは存在しな
い。これより、候補1は誤訂正されたものと判断でき
る。
【0045】図6に、軟判定ML復号器107の構成を
示す。本方式では、想定されるMEEPR4MLの誤り
パターンに対する尤度差を求め、その最小値を各時点に
おける信頼度として出力する。図において、MEEPR
4チャネルに等化された信号は、ビタビ検出器1070
で最尤復号がなされる。最尤復号結果はバイナリデータ
としてシフトレジスタ1(1071)及びチャネル再構
成回路1078に送られる。チャネル再構成回路107
8では、バイナリデータから再びMEEPR4チャネル
信号を作り出す。MEEPR4チャネル再構成信号は次
の〔数2〕で与えられる。
【0046】
【数2】
【0047】ここで、dk,akは時刻kにおける最尤復
号データ及びチャネル再構成信号、C0〜C4はタップ係
数であり、各々MEEPR4チャネルのインパルス応答
係数PR(5,4,−3,−4,−2)に対応する。上
記処理はトランスバーサル型のディジタルフィルタで容
易に実現できる。dk及びakは各々シフトレジスタ1
(1071)及びシフトレジスタ2(1072)に出力
される。前記シフトレジスタの段数は誤り事象の長さの
最大値で決まり、ここでは(10010000)、すな
わち8ビットである。一方、元の等化信号は、ビタビ検
出器内パスメモリ長(20ビット程度)に相当する遅延
回路1074を通し、ykとしてシフトレジスタ3(1
073)に入力される。シフトレジスタ長は8ビットで
ある。時刻i=k−7における信頼度Riは信頼度計算
回路1076において、各シフトレジスタ1〜3(10
71〜1073)に記憶されている信号を用い、次の
〔数3〕で算出される。
【0048】
【数3】
【0049】ここで、min{ΔMni;ni}はni=
0,1,2,3に対し最小値を与えるΔMniを表す。上
式においてΔMniに相当する項は、最尤復号系列とその
誤りパターンniに対する系列との尤度差の絶対値を示
す。ai+j,yi+j(j=0,…,7)はシフトレジスタ
2(1072)及びシフトレジスタ3(1073)に格
納されたチャネル再構成信号及び元の等化信号である。
また、Δai+jはチャネル信号の補正値であり、最尤復
号系列に対する誤りパターンに対応するチャネル状態遷
移のMEEPR4信号から、最尤復号系列に対する状態
遷移のMEEPR4信号を差し引いたものである。これ
はシフトレジスタ1(1071)の出力側4ビット(d
i+3,di+2,di+1,di)及びそれに対する誤
りパターンniによって定まる。
【0050】例えば、(di+3,di+2,di+1
di)=(1,0,1,0),誤りパターンni=3の
時、データは(1,1,0,1)と誤り、その時の補正
値系列は(Δai+7,Δai+6,Δai+5,Δai+4,Δa
i+3,Δai+2,Δai+1,Δai)=(0,−2,−2,
−1,3,−2,−1,5)である。すなわちこの場
合、誤り事象の長さは7ビットであり、最尤復号系列の
チャネル信号列の各々に対し、上記補正値系列を加算し
たものが誤り系列となる。補正値系列は、(di+3
di+2,di+1,di)の4ビット及びそれに対する
誤りパターン番号2ビットの計6ビットをアドレスとし
てROM1075に格納することにより、ただちに出力
することができる。上記処理は図中においては各種誤り
に対する尤度差計算0〜3の出力ΔMniの最小値をセレ
クタ回路1077で選択することで実現できる。セレク
タ回路1077からは最尤復号結果diの信頼度Riと
してΔMniの最小値、及びこれに対する誤りパターンn
iが出力される。従って、diの信頼度はRiであり、
これが誤ったと仮定すれば誤りパターンniである確率
が最も高いと推定できる。以上により、軟判定ML復号
器107はMEEPR4等化信号から、最尤復号データ
diと、その信頼度Ri並びに誤りパターンniを出力
することができる。
【0051】図7に、消失誤り訂正回路108の構成を
示す。前述の最尤復号結果di、信頼度Ri、誤りパタ
ーンniは消失誤り訂正回路108に入力され、上記で
述べた手法に従って仮訂正がなされる。Riは閾値判定
回路1080において閾値Dと比較される。Ri≧Dの
時、diの信頼度は高いものと判断し、訂正を行わな
い。すなわち消失箇所訂正回路1081の出力はdi′
=diである。di′は分配回路1082により全ての
シフトレジスタ1〜n(10821〜1082n)に配
送される。各シフトレジスタ長はCRCCブロック長に
等しい。この時閾値判定回路1080の出力Yは0であ
り、カウンタ1083の値pは以前の値を保持してい
る。pはCRCCブロック長を周期として0にリセット
される。ここではp=0とする。Ri<Dの時、閾値判
定回路1080の出力Yは1となり、pがカウントアッ
プされる。ここではp=1である。
【0052】消失箇所訂正回路1081では、diを先
頭位置として、niに対応する誤りパターンで消失訂正
を行う。消失訂正された結果は分配回路1082によ
り、第1候補としてシフトレジスタ1(10821)の
みに送られる。これ以外のシフトレジスタ1〜n(10
822〜1082n)には全て、消失訂正を行う前のデ
ータが入力される。以下同様にして、pが上限値nまで
カウントアップされる毎にdiを先頭位置とする誤りパ
ターンniの消失訂正がなされ、第p候補としてシフト
レジスタpのみに送られ、これ以外のシフトレジスタに
は全て、消失訂正を行う前のデータが入力される。pの
最終カウント値が上限値nに達しない場合はそこで消失
訂正処理を終了する。上記により1箇所ずつ消失訂正さ
れた系列は、それぞれ仮訂正候補1〜nとして各々ポス
トコーダ1091〜109nに出力される(図1参
照)。
【0053】一方、分配回路1082は更に、CRCC
ブロック長にわたる全ての消失訂正箇所を示す情報を出
力し、消失フラグレジスタ800に格納する。これは、
上記候補系列1〜nで仮訂正されたビット位置に「1」
を出力する。これ以外は0である。すなわち消失フラグ
レジスタ800には、CRCCブロック長における全て
の消失フラグが記憶される。前記消失フラグレジスタ8
00は後で述べるCRCC誤訂正の検出に用いられる。
尚、前記分配回路1082については、仮訂正を1箇所
とした場合の構成を前提に述べたが、これを拡張して、
複数箇所の仮訂正を行うように分配回路を構成すること
も可能である。
【0054】図8に、2箇所の仮訂正を行うための原理
を示す。図において、CRCCブロック中で4箇所の消
失誤り1〜4が発生し、この中の2箇所を仮訂正する場
合を考える。その組合せは42=6通りであるから、仮
訂正に必要な候補数は6である。図8より、候補1〜6
はそれぞれ、消失箇所1,2、消失箇所1,3、消失箇
所1,4、消失箇所2,3、消失箇所2,4、消失箇所
3,4について仮訂正を行えばよいことがわかる。これ
をまとめると表1のように表すことができる。すなわ
ち、図7のカウンタ1083のカウンタ値pが1から4
まで更新される毎に、仮訂正すべき候補番号は表1のよ
うになる。
【0055】
【表1】
【0056】従って先に延べたように、信頼度Riが閾
値Dよりも小さい場合にカウンタ値pを1ずつ増加し、
表1におけるpの値に対応する訂正候補番号のみについ
て、当該消失箇所(1箇所)を誤りパターンniだけ仮
訂正し、該当しない候補については仮訂正を行わない。
上記処理は図7の消失箇所訂正回路1081においてカ
ウンタ値pを入力後、pに対する訂正候補番号をROM
テーブル等で指定することにより容易に実現できる。こ
のようにして2箇所の仮訂正を行えば、図8に示すよう
な3箇所の誤りが発生しても、候補1,3,5のいずれ
についてもCRCCにより更に1箇所の誤りを訂正し、
最終的にCRCCブロック中の3箇所までの誤りを訂正
することが可能となる。消失箇所数pが4に達しない場
合についても、p<4の範囲で表1の組合せに従って処
理を行えばよい。ここでは消失箇所数が4及び仮訂正数
が2の場合を例に述べたが、これ以外の任意の組合せに
ついても、上記と同様の処理を行えることは明らかであ
る。このように、本発明により、CRCCブロック中の
3箇所以上の誤り事象を訂正することが可能となる。
【0057】従って本発明により、ブロック中の複数箇
所の誤りを容易に訂正でき、かつ消失誤り訂正に際しC
RCC等の誤り訂正による誤訂正を検出することが可能
となり、従来方式に比べて復号誤り特性が向上する。ま
た、本発明は、16/17MTR(3;11)符号及び
MEEPR4チャネル以外の任意の記録符号及びPRチ
ャネルに適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブロック
中の複数箇所の誤りを容易に訂正でき、かつCRCC等
による誤り検出・訂正手段における誤訂正を検出するこ
とが可能となり、消失誤り訂正能力の低下を防止でき
る。従って本発明により、高密度記録が可能なディジタ
ル磁気記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル磁気記録再生装置のシ
ステム構成を示すブロック図。
【図2】従来のディジタル磁気記録再生装置の構成を示
すブロック図。
【図3】16/17MTR(3;11)符号化MEEP
R4チャネルのトレリス線図。
【図4】本発明による2箇所誤り事象訂正の原理図。
【図5】本発明によるCRCC誤訂正検出機能の原理
図。
【図6】本発明による軟判定ML復号器の構成図。
【図7】本発明による消失誤り訂正回路の構成図。
【図8】2箇所の仮訂正を行うための原理図。
【符号の説明】
101,201…記録符号化部 102…CRCC符号化部 103,202…プリコーダ 104,205…磁気記録媒体 105,208…A/D変換器 107…軟判定ML復号器 108…消失誤り訂正回路 1090〜109n…ポストコーダ 1100〜110n…CRCC訂正回路 111,1077…セレクタ回路 112…記録復号部 1070…ビタビ検出器 1071〜1073,10821〜1082n…シフト
レジスタ回路 1074…遅延回路 1075…ROM 1076…信頼度計算回路 1078…チャネル再構成回路 1080…閾値判定回路 1081…消失箇所訂正回路 1082…分配回路 1083…カウンタ 1110〜111n…フラグ位置比較回路 800…消失フラグレジスタ
フロントページの続き (72)発明者 渡部 善寿 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 澤口 秀樹 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 三田 誠一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 Fターム(参考) 5D031 AA03 AA04 FF03 5J065 AA01 AA03 AB01 AC02 AD04 AD10 AE02 AF03 AH05 AH07 AH09 AH15 AH23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたパーシャルレスポンス(P
    R)等化信号に対して軟判定ML復号を行う軟判定ML
    復号器において、 前記PR等化信号に対して硬判定ビタビ検出を行うビタ
    ビ検出手段と、前記ビタビ検出手段の最尤復号系列を用
    いてPRチャネル信号を再構成するチャネル再構成手段
    と、前記PR等化信号を前記ビタビ検出手段の処理時間
    分遅延させる遅延回路と、前記ビタビ検出手段の最尤復
    号系列、前記チャネル再構成手段によって再構成された
    PRチャネル信号及び前記遅延回路の出力を用いて前記
    最尤復号系列の信頼度及び対応する誤りパターンを計算
    する手段を備え、前記最尤復号系列とともに信頼度及び
    対応する誤りパターンを出力することを特徴とする軟判
    定ML復号器。
  2. 【請求項2】 最尤復号系列と該最尤復号系列の信頼度
    及び復号誤りパターンを受けて消失誤り訂正を行う消失
    誤り訂正回路において、 消失箇所を特定し特定された消失箇所に消失フラグを立
    てる手段と、前記消失箇所について消失誤り訂正を行っ
    た複数の異なる候補系列を同時に出力する手段とを備え
    ることを特徴とする消失誤り訂正回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の消失誤り訂正回路と、C
    RCC訂正回路と組み合せることにより、CRCCブロ
    ック中の複数誤り事象を訂正する機能を有することを特
    徴とする誤り訂正装置。
  4. 【請求項4】 最尤復号系列と該最尤復号系列の信頼度
    及び復号誤りパターンを受けて消失箇所を特定し特定さ
    れた消失箇所に消失フラグを立てる手段と、前記最尤復
    号系列の前記消失箇所について消失誤り訂正を行った複
    数の異なる候補系列を同時に出力する手段とを備える消
    失誤り訂正回路と、 前記最尤復号系列及び前記各候補系列に対して各々誤り
    訂正を行う複数の誤り訂正回路と、 前記誤り訂正回路で訂正された位置に消失フラグが存在
    するか否かをチェックし、訂正位置に消失フラグが存在
    する候補系列又は最尤復号系列を選択する手段とを備え
    ることを特徴とする誤り訂正装置。
  5. 【請求項5】 誤り訂正符号としてCRCCを用いた誤
    り訂正装置において、 最尤復号系列と該最尤復号系列の信頼度及び復号誤りパ
    ターンを受けて消失箇所を特定し1CRCCブロック長
    にわたる全ての消失箇所を記憶するレジスタと、前記最
    尤復号系列の前記消失箇所について消失誤り訂正を行っ
    た複数の異なる候補系列を同時に出力する手段とを備え
    る消失誤り訂正回路と、 前記最尤復号系列及び前記各候補系列に対して各々誤り
    訂正を行う複数のCRCC訂正回路とを備え、 前記各CRCC訂正回路で誤り訂正された系列において
    CRCC訂正回路による訂正箇所を出力し、これと前記
    レジスタの内容を比較し、前記訂正箇所に該当する消失
    箇所が存在する場合にCRCC訂正回路は正しく訂正し
    たと判定し、前記訂正箇所に該当する消失箇所が存在し
    ない場合にCRCC訂正回路は誤訂正したものと判定す
    ることを特徴とする誤り訂正装置。
  6. 【請求項6】 誤り訂正符号としてCRCCを用い、プ
    リコードされた系列の誤り訂正装置において、 最尤復号系列と該最尤復号系列の信頼度及び復号誤りパ
    ターンを受けて消失箇所を特定し1CRCCブロック長
    にわたる全ての消失箇所を記憶するレジスタと、前記最
    尤復号系列の前記消失箇所について消失誤り訂正を行っ
    た複数の異なる候補系列を同時に出力する手段とを備え
    る消失誤り訂正回路と、 前記最尤復号系列及び前記各候補系列を各々ポストコー
    ド処理する複数のポストコーダと、 前記各ポストコーダから出力された系列に対して各々誤
    り訂正を行う複数のCRCC訂正回路とを備え、 前記各CRCC訂正回路で誤り訂正された系列において
    CRCC訂正回路によるポストコード前の訂正箇所を出
    力し、これと前記レジスタの内容を比較し、前記訂正箇
    所に該当する消失箇所が存在する場合にCRCC訂正回
    路は正しく訂正したと判定し、前記訂正箇所に該当する
    消失箇所が存在しない場合にCRCC訂正回路は誤訂正
    したものと判定することを特徴とする誤り訂正装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の誤り訂正装置にお
    いて、CRCCブロック長にわたる前記最尤復号系列に
    対し、前記消失箇所を仮訂正した結果を仮訂正箇所が互
    いに異なるように複数の候補系列に分配し、前記候補系
    列のそれぞれにCRCC訂正を行うことにより、CRC
    Cブロック中の複数箇所の誤り事象を訂正する機能を有
    することを特徴とする誤り訂正装置。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6記載の誤り訂正装置にお
    いて、CRCCブロック中の前記消失箇所を仮訂正した
    結果を互いに異なるm箇所ずつを仮訂正した候補系列に
    分配し、前記候補系列のそれぞれにCRCC訂正を行う
    ことにより、CRCCブロック中の(m+1)箇所の誤
    り事象を訂正する機能を有することを特徴とする誤り訂
    正装置。
  9. 【請求項9】 請求項5又は6記載の誤り訂正装置にお
    いて、CRCCブロック長にわたる前記信頼度をビット
    毎に判定閾値と比較し、判定閾値よりも小さい場合に、
    そのビット位置を先頭として前記誤りパターンを消失箇
    所とし、前記消失箇所を仮訂正し、これを第k(1≦k
    ≦n)候補系列に分配し、これ以外の全ての候補系列に
    は仮訂正を行う前の最尤復号系列を分配する手段、及び
    前記分配処理後にkを1増加し、kが最大値nに達する
    まで前記一連の処理を繰り返す手段を設けたことを特徴
    とする誤り訂正装置。
  10. 【請求項10】 磁気記録媒体から読み出した信号波形
    をパーシャルレスポンス(PR)等化するPR等化手段
    と、 前記PR等化手段から得られた信号系列から軟判定ML
    復号を行い、その最尤復号系列と該最尤復号系列の信頼
    度及び復号誤りパターンを出力する軟判定復号手段と、 誤り訂正手段と、 を含むディジタル磁気記録再生装置であって、 前記誤り訂正手段として請求項3〜9のいずれか1項記
    載の誤り訂正装置を用いたことを特徴とするディジタル
    磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のディジタル磁気記録
    再生装置において、前記軟判定復号手段として請求項1
    記載の軟判定ML復号器を用いたことを特徴とするディ
    ジタル磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】 記録符号化し、誤り訂正符号化して磁
    気記録媒体に記録されたディジタル情報を再生するディ
    ジタル磁気記録再生装置において、 磁気記録媒体から読み出した信号波形をパーシャルレス
    ポンス(PR)等化するPR等化手段と、 前記PR等化手段から得られた信号系列から軟判定ML
    復号を行い、その最尤復号系列と該最尤復号系列の信頼
    度及び復号誤りパターンを出力する軟判定復号手段と、 前記最尤復号系列並びに復号誤りパターンと信頼度を用
    いて消失箇所を特定し特定された箇所に消失フラグを立
    てる手段と、 前記消失フラグの立った箇所について消失誤り訂正を行
    い、前記消失誤り訂正によって複数の候補系列を同時に
    出力する手段と、 前記候補系列及び前記最尤復号系列のそれぞれに対して
    誤り検出・訂正を行い、誤りのない系列又は訂正可能な
    系列を選択し、誤りのない系列についてはそのまま、訂
    正可能な系列については前記誤り検出・訂正による訂正
    後の出力を記録復号し、もとの情報を再生する手段と、 前記誤り訂正後の各系列について、誤りのないもの又は
    誤り訂正可能でかつ、誤訂正されていないと判定された
    系列を復号系列とする手段とを設けたことを特徴とする
    ディジタル磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれか1項記載
    のディジタル磁気記録再生装置において、記録符号とし
    て1連続長が3以下、0連続長が11以下の符号化レー
    ト16/17の記録符号を用い、PR等化信号としてそ
    のインパルス応答が(5,4,−3,−4,−2)とな
    るものを用いたことを特徴とするディジタル磁気記録再
    生装置。
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