JP3138829B2 - 符号化復号化制御方式 - Google Patents

符号化復号化制御方式

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JP3138829B2
JP3138829B2 JP03213306A JP21330691A JP3138829B2 JP 3138829 B2 JP3138829 B2 JP 3138829B2 JP 03213306 A JP03213306 A JP 03213306A JP 21330691 A JP21330691 A JP 21330691A JP 3138829 B2 JP3138829 B2 JP 3138829B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録系又はデータ
伝送系に適用する符号化復号化制御方式に関する。磁気
記録系又はデータ伝送系に於いては、入力データを符号
化して記録又は伝送し、再生信号又は受信信号の復号処
理を行い、誤り率の低いデータを再生する符号化復号化
制御方式が各種提案されている。このような符号化復号
化制御方式に於いて、回路規模を増大することなく、且
つ符号化率を低くすることなく、誤り率の低い符号化復
号化を可能とすることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図7は従来例の説明図であり、71はE
CC(誤り訂正符号)符号器、72はRLLC(ランレ
ングス・リミテッド符号)符号器、73はプリコーダ、
74は磁気ディスク等の磁気記録媒体を含む磁気記録
系、75は等化器、76はレベル検出を行う検出器、7
7はRLLC(ランレングス・リミテッド符号)復号
器、78はECC(誤り訂正符号)復号器である。
【0003】入力データをECC符号器71により誤り
訂正符号に変換し、次にRLLC符号器72により
“0”の連続最大個数を制限してセルフクロッキングを
容易にする為のランレングス・リミテッド符号に変換
し、次にパーシャル・レスポンスを用いる為のプリコー
ダ73により1/(a0 0 +a1 1 +・・・an
n )のプリコーディングを行い、磁気記録系74に記録
する。なお、a0 〜an は係数、Dは1ビットの遅延時
間を示す。
【0004】この磁気記録系74から読出した信号を等
化器75により、プリコーダ73によるプリコーディン
グの逆の(a0 0 +a1 1 +・・・an n )の等
化を行い、検出器76により等化出力信号のレベル検出
を行い、このレベル検出信号を基にRLLC復号器77
によりランレングス・リミテッド符号を復号し、次にE
CC復号器78により誤り訂正復号を行って再生データ
とする。なお、等化器75による等化は、a0 =1,a
1 =1とした(1+D)や、a0 =1,a1 =2,a2
=1とした(1+D)2 が一般的である。又磁気記録系
74の代わりに伝送系とすると、誤りの少ないデータ伝
送系を構成することができる。
【0005】又ビタビ復号器を適用する構成も知られて
おり、データ伝送系に於いては、送信側で畳込み符号化
して送信し、受信側では、畳込み符号に従ったACS回
路部により、ブランチメトリックと前回選択出力された
パスメトリックとの加算を行い、加算結果を比較して、
加算結果の小さい方を選択して、今回のパスメトリック
とする演算を行い、加算結果の選択信号をパスメモリに
加え、パスメモリの最終段からパスセレクタによって復
号データを出力するものであり、又磁気記録系に適用し
た場合は、磁気記録系74から読出した信号が符号間干
渉を受けたものとなるから、畳込み符号に類似したもの
となり、この読出信号のレベル検出信号と期待値との差
の二乗(二乗誤差)が最も小さいものを選択して復号す
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】前述の従来例に於い
ては、誤り訂正符号化と、ランレングス・リミテッド符
号化と、パーシャル・レスポンスを用いる為のプリコー
ディングとをそれぞれ独立的に行うものであり、それに
従って、磁気記録系の再生信号又は伝送系の受信信号の
等化と、ランレングス・リミテッド符号の復号化と、誤
り訂正符号の復号化とをそれぞれ独立的に行うものであ
った。従って、回路規模が大きくなる欠点があった。又
ECC符号器71に於ける誤り訂正符号は、ランレング
ス・リミテッド符号やプリコーディングを考慮した符号
形式ではないから、効率の良い符号でない欠点があっ
た。本発明は、探索が容易な符号により、誤り訂正符号
化とランレングス・リミテッド符号化とを同時的に行う
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の符号化復号化制
御方式は、図1を参照して説明すると、入力データを符
号化部1により符号化して記録部2又は伝送系に加え、
該記録部2又は伝送系を介した信号を等化器3により等
化し、復号部4により復号して再生データとする符号化
復号化制御方式に於いて、符号化部1は、所定長の符号
列による磁化反転の個数又は“1”の個数が偶数のグル
ープと奇数のグループとに分けると共に、各グループ内
のユークリッド距離が大きい関係となるように前記符号
列を段階的に小グループに分けて格納したテーブル5
と、畳込み符号器6とを備え、入力データの一部を畳込
み符号器6により畳込み符号化してテーブル5内の小グ
ループを選択し、選択された小グループ内の符号列を前
記入力データの残部により選択して、入力データの符号
化を行うものである。又S/Pは直列の入力データを並
列に変換する直列並列変換器、P/Sは並列の符号列を
直列に変換する並列直列変換器である。
【0008】又復号部4は、復調部7とビタビ復号器8
とを含み、復調部7は、所定長の符号列に対応する等化
器3の等化出力と複数の期待値とのそれぞれの二乗誤差
が最も小さくなる期待値に基づいた復調符号列を出力
し、ビタビ復号器8は、この復調符号列の最尤復号を行
うものである。
【0009】又復号部4の復調部7は、ビタビ復号器8
のパスメモリの一部から帰還して期待値を補正し、符号
列の直前の符号列による影響を打ち消すものである。
【0010】又復号部4は、復調部7とビタビ復号器8
と復号器9とを備え、復調部7からの複数の復調符号列
をビタビ復号器8に入力して最尤復号を行い、このビタ
ビ復号器8の復号出力を復号器9により入力して符号化
部1による符号化の逆処理により復号して再生データを
出力するものである。
【0011】
【作用】所定長の符号列の“1”の個数が偶数のグルー
プと奇数のグループとに分けるもので、NRZ符号の場
合は磁化反転の個数が偶数のグループと奇数のグループ
とに分ける。これらの符号列の中の“0”の連続最大個
数を制限するもので、例えば、オール“0”の符号列を
除くものである。そして、偶数グループと奇数グループ
とのそれぞれについてユークリッド距離が大きくなるよ
うに段階的にグループ分けして小グループを形成し、こ
れをテーブル5に格納する。又入力データの一部を畳込
み符号器6に加えて畳込み符号化する。この畳込み符号
化出力と入力データの残部とをテーブル5のアドレスと
して符号列を読出すものであり、畳込み符号化出力によ
り小グループの選択、入力データの残部により小グルー
プ内の符号列の選択を行う。従って、誤り訂正符号化と
ランレングス・リミテッド符号化とが同時的に行われた
ことになる。
【0012】又復号部4は、復調部7とビタビ復号器8
とを含む構成を有し、復調部7は、二乗誤差の算出と大
小比較とを行う構成により、等化出力と複数の期待値と
の二乗誤差が最も小さくなる期待値に対応する符号列を
復調符号列として出力する。ビタビ復号器8は、ACS
回路,パスメモリ,パスセレクタを含み、復調符号列の
最尤復号を行い、パスメモリの最終段の出力をパスセレ
クタにより選択して復号出力とするものである。
【0013】又復調部7に於ける二乗誤差の算出に於い
て、期待値は符号列対応に設定されているから、その直
前の符号列のビットによる影響を考慮したものではな
い。そこで、そのビットが影響を及ぼす範囲についてビ
タビ復号器8のパスメモリの一部から帰還することによ
り期待値を補正する。従って、直前の符号列の影響を除
いて復調することができる。
【0014】又復調部7により二乗誤差の最小となる期
待値対応する符号列を出力し、ビタビ復号器8により最
尤復号を行い、復号器9によりテーブル5による符号化
と逆の変換により復号する。この場合、ビタビ復号器8
により復号器9の機能を兼用させることも可能である。
【0015】
【実施例】図2は本発明の実施例の符号化部の説明図で
あり、図1の符号化部1の要部を示す。同図に於いて、
11は直列並列変換器(S/P)、12は畳込み符号
器、13はテーブル、14は並列直列変換器(P/
S)、15,16はフリップフロップ等による1ビット
の遅延回路、17,18は排他的オア回路等によるモジ
ュロ2の加算器である。
【0016】入力データは直列並列変換器11により並
列に変換され、その一部は畳込み符号器12に加えられ
て畳込み符号化され、その畳込み符号化出力と入力デー
タの残部とがテーブル13のアドレス信号AD1,AD
2として加えられ、読出された並列の符号列は並列直列
変換器14により直列の符号列に変換される。4/5符
号の場合、4ビットの入力データi11〜i14の中の2ビ
ットi11,i12が畳込み符号器12に入力され、その畳
込み符号化出力と、入力データの残部の2ビットi13
14とがテーブル13のアドレス信号AD1,AD2と
なり、テーブル13から読出された符号列c11〜c15
並列直列変換器14により、直列の符号列c11〜c15
なるもので、符号列c01〜c05は1時刻前に変換出力さ
れたものを示す。又入力データのi21〜i24は1時刻後
に入力されるデータを示す。
【0017】例えば、9ビットの符号列“101011
011”を磁気記録系に記録した時の磁化反転極性を
“+1,0,−1,0,+1,−1,0,+1,−1”
とし、磁気記録系から読出した信号を、(1+D)の等
化を行った場合に、その等化出力信号は“(+1,+
1,−1,−1,+1,0,−1,+1,0)−1”と
表すことができる。この場合の括弧内の9ビットが再生
信号の等化出力信号となるが、最後の(−1)の1ビッ
トは、符号列の最後尾が“1”であることにより、(1
+D)の等化によって生じたものである。なお、9ビッ
トの最後尾が“0”であれば、等化出力信号の10ビッ
ト目は“0”となり、無視できる。
【0018】図2に示すテーブル13に格納した符号列
は、5ビット構成の場合を示すものであるが、一般的に
はnビットの符号列の集合の中から、“1”の個数又は
磁気記録の場合の磁化反転の個数が偶数となるグルー
プと奇数となるグループとに分ける。そして、偶数グル
ープと奇数グループとについて、部分集合に分割してい
くもので、その場合の部分集合に於けるユークリッド距
離の最小値が、分割する前のユークリッド距離の最小値
と等しいか又はそれより大きくなるように分割して小グ
ループを形成する。その場合、ランレングス・リミテッ
ド符号の条件を満足する為に、nビットが総て“0”の
符号或いは“0”の最大連続個数を超える符号を除けば
良いことなる。又磁気記録系の再生側又は伝送系の受
信側の等化により“0”が連続する場合が生じる可能
性があるが、その場合は、ランレングス・リミテッド符
号の条件を満足しているから、等化を行う前の信号を用
いてセルフクロッキングを行うことができる。
【0019】又例えば、4ビット構成の8個の符号列の
“0001”〜“0011”,“0110”,“100
1”,“1100”〜“1110”のユークリッド距離
の最小値は1であり、この符号列の集合を“1”が偶数
のグループと奇数のグループとに分けると、偶数グルー
プと奇数グループとのグループ内のユークリッド距離の
最小値は21/2 となる。更に偶数グループと奇数グルー
プとをそれぞれ2個の符号列からなる小グループに分割
する。例えば、奇数グループを“0001”,“111
0”の小グループと、“0010”,“1101”の小
グループとに分けると、各小グループ内のユークリッド
距離の最小値は2となる。
【0020】図3は本発明の実施例の符号列と等化信号
との説明図であり、磁気記録系に於いては、“1”,
“0”の2値のみでなく、正負極性の信号が交互に生じ
るから、その正負極性を考慮するものである。即ち、符
号列の“1”が偶数(図示の2ビットの場合の“1
1”,“00”)の符号列の最初の極性を正極性(図示
状態は右側が先頭であり、従って、右上の“11”(−
1,+1)は、最初の極性が(+1)で最後の極性が
(−1)の場合を示す)とすると、最後の極性は負極性
となるから、次の符号列の最初は正極性となる。又反対
に、符号列の最初の極性を負極性とすると、最後の極性
は正極性となるから、次の符号列の最初は負極性とな
る。即ち、符号列の“1”が偶数の場合には状態を遷移
しない。これに対して、符号列の“1”が奇数の場合、
最初の極性と最後の極性とが同一となるから、次の符号
列の極性もそれに対応して変化することになる。即ち、
“1”が奇数の場合に状態が遷移することになる。そこ
で、例えば、偶数グループの等化信号の最初を正極性、
奇数グループの等化信号の最初を負極性となるように、
入力データに従って、常にこの条件を満足する符号列を
選択して、入力データの符号化を行うものである。
【0021】又図3に於いては、5ビット構成の符号列
の“1”の数が偶数のグループと奇数のグループとに分
割し、更にユークリッド距離が大きくなるように分割し
て小グループA,B,C,Dを構成し、各符号列と(1
+D)の等化を行った等化信号との関係を表として示す
もので、右側が先頭である。例えば、通常のように左側
を先頭として、偶数グループを分割した小グループAの
符号列“10111”は、先頭を正極性とすると、(1
+D)の等化により、“+1,+1,−1,0,0”と
なる。即ち、先頭の極性に対して最後の極性は反対とな
る。又奇数グループを分割した小グループDの符号列
“11010”は、先頭を負極性とすると、(1+D)
の等化により、“−1,0,+1,−1,−1”とな
る。即ち、先頭の極性に対して最後の極性は同一とな
る。又図示の各小グループA,B,C,D内のユークリ
ッド距離の最小値は21/2 となる。
【0022】図4は符号化部の状態遷移説明図であり、
1時刻前と現在との2ビットのデータによる符号化部の
状態の遷移図及び小グループとの関係を示す。例えば、
1時刻前のデータ(a)〜(d)と現在のデータ(a)
〜(d)とが同一の場合は、矢印で示すように、又は下
表に示すように、総て小グループAに遷移する。又1時
刻前のデータが(a)(“00”)の場合、現在のデー
タが(b)(“11”)であると小グループB、(c)
(“10”)であると小グループC、(d)(“0
1”)であると小グループDにそれぞれ遷移する。
【0023】前述のような状態遷移を行わせる為に、畳
込み符号器12による畳込み符号化により小グループ
A,B,C,Dの選択を行わせれば良いことになる。即
ち、1時刻前のデータと現在のデータとの排他的論理和
出力により、小グループA,B,C,Dを選択すること
ができる。例えば、1時刻前のデータが(a)
(“0”,“0”)で現在のデータが(d)(“0”,
“1”)である場合、1時刻前のデータが遅延回路1
5,16により遅延されて現在のデータと加算器17,
18によりモジュロ2で加算されるから、畳込み符号器
12の出力は“0”,“1”となり、テーブル13に格
納された小グループA,C,D,Bのアドレスを、それ
ぞれ“00”,“01”,“10”,“11”とする
と、小グループCが選択される。同様に、1時刻前のデ
ータが(c)(“1”,“0”)で現在のデータが
(d)(“0”,“1”)であると、畳込み符号器12
の加算器17,18の出力は“1”,“1”となるか
ら、小グループBが選択される。
【0024】又各小グループA,B,C,D内の4個の
符号列は、入力データの2ビットにより選択される。例
えば、1時刻前の入力データi01〜i04が“0001”
で、現在の入力データi11〜i14が“1110”である
と、畳込み符号器12により1時刻前の入力データ
01,i02と現在の入力データi11,i12との畳込み符
号化により、“11”のアドレス信号AD1が形成さ
れ、小グループBが選択される。そして、入力データの
残部i13,i14によるアドレス信号AD2が“10”で
あるから、小グループBの中の“11011”が符号列
11〜c15として出力され、この並列に読出された符号
列c11〜c15は、並列直列変換器14により直列の符号
列に変換されて磁気記録系に加えられる。又次の入力デ
ータi21〜i24が“1101”であるとすると、畳込み
符号器12によるアドレス信号AD1は“00”とな
り、小グループAが選択される。そして、入力データの
残部i23,i24によるアドレス信号AD2は“01”で
あるから、小グループAの中の“00110”が符号列
21〜c25として出力される。
【0025】前述のように、入力データは、符号化部に
より誤り訂正符号とランレングス・リミテッド符号とに
同時的に符号化されて、磁気記録系に記録される。又は
伝送路に送出される符号となる。又4/5符号の場合を
示すが、符号化率を更に高くする為に例えば8/9符号
等を用いることも可能である。又畳込み符号器12は更
に多数のビット対応の畳込みを行う構成又は遅延回路と
加算器とを複数段設けて、複数時刻前の条件を加えるこ
とも可能である。
【0026】図5は本発明の実施例の復号部の説明図で
あり、図1に於ける復号部4の要部を示すものである。
同図に於いて、21は磁気記録系、22は等化器、23
は検出器、24は復号部、25は復調部、26はビタビ
復号器、27は復号器、31−1〜31−mは復調器、
32はACS回路、33−1〜33−kはパスメモリ、
34はパスセレクタである。ACS回路32は、加算器
(A)と比較器(C)とセレクタ(S)とを含む構成で
ある。
【0027】各復調器31−1〜31−mは、図6に示
す構成を有するものであり、41−1〜41−jは直列
並列変換器、42−11〜42−1r,・・・・42−
j1〜42−jrは、それぞれ期待値との差の二乗を求
める二乗誤差演算部、43−1〜43−jは加算器、4
4は比較器、45−1〜45−sは符号列を格納した符
号列格納部、46はセレクタ、47−1〜47−jは補
正部である。
【0028】磁気記録系21から読出された信号は等化
器22により等化され、検出器23によりレベル検出さ
れて復号部24に入力される。このレベル検出は軟判定
によることができるものであり、それに対応して期待値
が設定される。検出器23からの入力データがrビット
数のy1 〜yr の場合、各直列並列変換器41−1〜4
1−jにより並列に変換されてビット対応に二乗誤差演
算部42−11〜42−1r,・・・42−j1〜42
−jrにそれぞれ入力される。例えば、二乗誤差演算部
42−11では、期待値をs11とすると、(y1
112 の演算を行い、二乗誤差演算部42−12で
は、期待値をs12とすると、(y2 −s122の演算を
行う。同様に、二乗誤差演算部42−j1では、期待値
をsj1とすると、(y1 −sj12 の演算を行い、又二
乗誤差演算部42−jrでは、期待値をsjrとすると、
(yr −sjr2 の演算を行う。
【0029】又加算器43−1〜43−jは、二乗誤差
演算部42−11〜42−1r,・・・42−j1〜4
2−jrからの二乗誤差を加算して比較器44に入力す
る。各加算器43−1〜43−jの出力は、rビットの
入力データy1 〜yr について、それぞれ期待値s11
1rの組と、s21〜s2rの組と、・・・sj1〜sjrの組
とに対する二乗誤差を示すものとなるから、比較器44
により最も小さい値を選択し、その値Mi をビタビ復号
器26に入力すると共に、その値Mi に対応する選択信
号をセレクタ46に加えて、符号列格納部45−1〜4
5−sに格納された符号列C1 〜Cr の一つを選択して
復調符号列Ci (ci1〜cir)とし、この復調符号列を
ビタビ復号器26に入力する。
【0030】ビタビ復号器26は、ACS回路32とパ
スメモリ33−1〜33−kとパスセレクタ34とを備
えた一般的な構成及び動作を行うものであり、各復調部
31−1〜31−mからの符号列C1 〜Cm と二乗誤差
の最小値M1 〜Mm とをACS回路32により比較し
て、最も確からしい符号列をパスメモリ33−1〜33
−kに出力し、これらのパスメモリ33−1〜33−k
の最終段の出力をパスセレクタ34により選択して復号
器27に入力する。その場合に、前述の9ビットの符号
列について説明したように、(1+D)の等化の場合
に、符号列の最後の“1”が次の符号列に影響を及ぼす
ことになり、又他の等化の場合には、符号列の最後を含
む複数ビットが次の符号列に影響を及ぼすから、復調部
27の二乗誤差演算部31−1〜31−1mは、パスメ
モリ33−1〜33−kの所定のビットを参照すること
になる。
【0031】例えば、(1+D)の等化の場合に、パス
メモリ33−1〜33−kから1ビットp1 〜pk を二
乗誤差演算部31−1〜31−mに帰還するもので、図
6に於いては、1ビットpi を用いて補正部47−1〜
47−jにより期待値s11〜sj1を補正する。又2ビッ
ト分の影響がある場合は、パスメモリ33−1〜33−
kから2ビットを帰還して、期待値s12〜sj2も補正す
ることになる。それによって、等化により次の符号列に
影響を及ぼす場合でも、期待値を補正するから正しく復
調することができる。
【0032】ビタビ復号器26による最尤復号処理によ
り、最も確からしい符号列が復号出力され、磁気記録系
21から読出した信号に誤りが含まれていても、誤り訂
正能力の大きいビタビ復号器26により誤り訂正される
から、復号された符号列を基に復号器27により再生デ
ータに復号することが容易となる。なお、ビタビ復号器
26により復号器27の機能を含ませて、直接的に再生
データに復号することも可能であるが、図5に示す実施
例のように、復号器27により再生データに復号する構
成とすれば、設計製作が容易となる。
【0033】本発明は、前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば、磁気記録系21を伝送系とし
て、データ伝送を行う場合の符号化及び復号化に適用す
ることができ、誤り率の小さいデータ伝送系を構成する
ことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、符号化
部1により入力データを符号化して記録部2又は伝送系
に加え、この記録部2又は伝送系を介した信号を等化器
3により等化し、復号部4により復号して再生データと
し、その符号化部1は、磁化反転の個数又は“1”の個
数が偶数のグループと奇数のグループとに分ける共に、
ユークリッド距離が大きい関係となるように段階的に小
グループに分けて格納したテーブル5と畳込み符号器6
とを備えて、入力データの一部を畳込み符号器6により
畳込み符号化して小グループの選択を行い、入力データ
の残部により小グループ内の符号列を選択するものであ
り、誤り訂正符号化とランレングス・リミテッド符号化
とを同時的に行う符号化が可能となる。
【0035】又復号部4を、復調部7とビタビ復号器8
とにより構成し、復調部7により等化出力と期待値との
差の二乗が最も小さくなる期待値に対応した復調符号列
を求め、ビタビ復号器8による最尤復号により複数の復
調符号列から最も確からしい符号列を復号することがで
きる。即ち、誤り訂正復号が可能となる。
【0036】又等化により1時刻前の符号列の最後の任
意ビット数の影響が現在の符号列に影響を及ぼす場合
に、ビタビ復号器8のパスメモリから1時刻前の影響を
及ぼすビット数を復調部7に帰還して二乗誤差演算に於
ける期待値を補正するもので、それにより、正しく復調
することができる。
【0037】又ビタビ復号器8と復号器9とにより復号
して再生データを得る構成とすることにより、ビタビ復
号器8により最尤復号し、誤り訂正復号された符号列を
復号器9により再生データに復号することができ、機能
を分けることにより、設計製作が容易となる。
【0038】前述のように、回路構成を簡単化し、且つ
符号化率を低下させることなく符号化及び復号化が可能
となる。従って、S/Nの低い磁気記録系又は伝送系に
適用して正確にデータを復号することができることにな
り、磁気記録系では高密度記録が容易となり、又伝送系
では高速伝送が容易となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の符号化部の説明図である。
【図3】本発明の実施例の符号列と等化信号との説明図
である。
【図4】符号化部の状態遷移説明図である。
【図5】本発明の実施例の復号部の説明図である。
【図6】本発明の実施例の復調部の要部ブロック図であ
る。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 符号化部 2 記録部 3 等化器 4 復号部 5 テーブル 6 畳込み符号器 7 復調部 8 ビタビ復号器 9 復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 武典 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 溝下 義文 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−243431(JP,A) 特開 平3−18157(JP,A) 米国特許4483012(US,A) IEEE TRANSACTIONS ON INFORMATION TH EORY,VOL.IT−28,NO. 1,JANUARY 1982,pp55− 67”Channel Coding w ith Multilevel/Pha se Signals”G.Unger boeck (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/14 H03M 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データを符号化部(1)により符号
    化して記録部(2)又は伝送系に加え、該記録部(2)
    又は伝送系を介した信号を等化器(3)により等化し、
    復号部(4)により復号して再生データとする符号化復
    号化制御方式に於いて、 前記符号化部(1)は、所定長の符号列による磁化反転
    の個数又は“1”の個数が偶数のグループと奇数のグル
    ープとに分けると共に、各グループ内のユークリッド距
    離が大きい関係となるように前記符号列を段階的に小グ
    ループに分けて格納したテーブル(5)と、畳込み符号
    器(6)とを備え、 前記入力データの一部を前記畳込み符号器(6)により
    畳込み符号化して前記テーブル(5)内の前記小グルー
    プを選択し、前記入力データの残部により選択された小
    グループ内の符号列を選択して、前記入力データの符号
    化を行うことを特徴とする符号化復号化制御方式。
  2. 【請求項2】 前記復号部(4)は、復調部(7)とビ
    タビ復号器(8)とを含み、前記復調部(7)は、前記
    所定長の符号列に対応する前記等化器(3)の等化出力
    と複数の期待値とのそれぞれの二乗誤差が最も小さくな
    る期待値に基づいた復調符号列を出力し、前記ビタビ復
    号器(8)は、該復調符号列の最尤復号を行うことを特
    徴とする請求項1記載の符号化復号化制御方式。
  3. 【請求項3】 前記復号部(4)の前記復調部(7)
    は、前記ビタビ復号器(8)のパスメモリの一部から帰
    還して前記期待値を補正し、前記符号列の直前の符号列
    による影響を打ち消すことを特徴とする請求項1記載の
    符号化復号化制御方式。
  4. 【請求項4】 前記復号部(4)は、復調部(7)とビ
    タビ復号器(8)と復号器(9)とを備え、前記復調部
    (7)からの複数の復調符号列を前記ビタビ復号器
    (8)に入力して最尤復号を行い、該ビタビ復号器
    (8)の復号出力を前記復号器(9)に入力して前記符
    号化部(1)による符号化の逆処理により復号して再生
    データを出力することを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の符号化復号化制御方式。
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