JP2000057708A - 再生データ検出装置 - Google Patents

再生データ検出装置

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JP2000057708A JP10242519A JP24251998A JP2000057708A JP 2000057708 A JP2000057708 A JP 2000057708A JP 10242519 A JP10242519 A JP 10242519A JP 24251998 A JP24251998 A JP 24251998A JP 2000057708 A JP2000057708 A JP 2000057708A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最も確からしい状態遷移を推定してトレリス
線図を決定し、再生信号検出の際にビットエラー訂正を
行い、ランダムエラーに対するビットエラーレートを向
上する。 【解決手段】 PR(1,1) 等化器1は、最小反転間隔が2
以上なる記録符号で記録された記録データの再生信号を
入力し、PR(1,1) 検出により再生信号を3値データ及び
3値データの時間的中間位置に存在する2値データに変
換する。ビタビ復号器2は、3値データ及び2値データ
に応じた4つの再生状態S0、S1、S2、S3の推移
ルールによりビタビ復号を行う。この際、媒体特性等で
3値データと2値データとで重要度に相違がある場合、
3値データから計算される推移確率の負の対数であるメ
トリックに重みwを乗じ、2値データから計算される推
移確率の負の対数であるメトリックに重み(1−w)を
乗じ、これらを加算して新しいメトリックとすることに
より、エラーレートをより一層低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル光ディ
スク装置、ハードディスク装置、ディジタルVTR等に
好適な再生データ検出装置に関し、特に最小反転間隔が
2以上となる記録符号で記録されたデータを再生する再
生データ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル光ディスク装置、ハ
ードディスク装置、ディジタルVTR等では、再生した
ディジタルデータの識別判定をする際、1ビットごとに
或るスレッシュホールド電圧を決め、再生電圧レベルが
そのスレッシュホールド電圧を越えれば“H”、再生電
圧レベルがそのスレッシュホールド電圧を越えなければ
“L”と判定する方式を用いている。この方式は、ディ
ジタル記録の特徴を生かしたものであり、論理が単純で
回路が簡単であるという利点を持っている。しかし、再
生電圧にスレッシュホールドをわずかに越えるようなエ
ラーが発生した場合、これらは全て直接ビットエラーへ
つながってしまう。また、1度発生したエラーは、識別
再生ブロックでこれを修正することは不可能であるとい
う欠点がある。
【0003】このためディジタル光ディスク装置の一部
では、パーシャルレスポンス(1,1)等化と3値2状
態によるビタビ復号とを組み合わせた検出方式が使われ
ている。
【0004】これは、記録側で信号をプリコーダにより
NRZ/NRZI変換し、再生側でパーシャルレスポン
ス(1,1)検出を行う。パーシャルレスポンス(1,
1)(PR(1,1))検出は再生した符号間の相関を
利用してデータ検出を行う方式であり、記録信号“1”
に対して再生信号を“・・001100・・”とし、そ
の結果3値でレベルを検出する方式である。パーシャル
レスポンス(1,1)検出の後は、3値2状態によるビ
タビ復号を行う。このビタビ復号では、再生の状態をS
0、S1の2状態とし、S0で−1を入力した時S0へ
推移し出力データを0とし、S0で0を入力した時S1
へ推移し出力データを1とし、S1で0を入力した時S
0へ推移し出力データを1とし、S1で1を入力した時
S1へ推移し出力データを0とし、この状態推移のルー
ルに違反する入力があったとき、その違反の状態を検出
し、本来の状態を判定することによりビットエラー訂正
を行い、ランダムエラーに対するエラーレートを改善す
る。
【0005】上述したPR(1,1)等化および3値2
状態ビタビ復号を採用した方式では、PR(1,1)等
化による出力信号が3値であることによる相関を使って
ビットエラー訂正を行い再生データを検出している。し
かし、記録側で最小反転間隔が2以上の符号(記録され
たデータビットの“1”または“0”が必ず2ビット以
上連続する符号)に変換して記録する場合、最小反転間
隔が2以上であるという特徴を十分に活用していない。
【0006】そこで本発明者は、先の特許出願(特開平
6−267203号公報)において、最小反転間隔が2
以上の符号の特徴を活用してビットエラー訂正を行う再
生データ検出装置を提案した。これは、(1,7)符号
などを代表とする最小反転間隔2以上の記録符号に関し
て、再生の状態をS0、S1、S2、S3の4状態と
し、S0で−1を入力したときS0へ推移し出力データ
を0とし、S0で0を入力したときS1へ推移し出力デ
ータを1とし、S1で1を入力したときS2へ推移し出
力データを0とし、S2で1を入力したときS2へ推移
し出力データを0とし、S2で0を入力したときS3へ
推移し出力データを1とし、S3で−1を入力したとき
S0へ推移し出力データを0とし、この状態推移のルー
ルに違反する入力があったとき、その違反の状態を検出
し、本来の状態を判定することによりビットエラー訂正
を行い、ランダムエラーに対するエラーレートを改善す
る方式である。つまり、PR(1,1)等化+3値4状
態ビタビ復号法である。
【0007】このPR(1,1)等化+3値4状態ビタ
ビ復号法による再生データ検出装置によれば、記録符号
の能力をほぼ使い切ることが可能である。しかし、再生
信号に含まれた情報に関しては3値情報のみを使ってい
るため、最大限に使用しているとは言えず、更に改善の
余地がある。
【0008】このため本発明者らは、再生信号に含まれ
た情報をより有効に活用し得る再生データ検出装置も既
に提案している(特開平5−334811号公報)。こ
れは、最小反転間隔が2以上なる記録符号で記録した記
録データに対し、再生側で符号間相関を利用したPR
(1,1)検出により再生信号を3値、および、3値デ
ータの時間的中間位置に存在する2値データを検出し、
再生の状態をS0、S1、S2、S3の4状態とし、S
0で3値データ−1、2値データ−1を入力したときS
0へ推移し出力データを0とし、S0で3値データ0、
2値データ1を入力したときS1へ推移し出力データを
1とし、S1で3値データ1、2値データ1を入力した
ときS2へ推移し出力データを0とし、S2で3値デー
タ1、2値データ1を入力したときS2へ推移し出力デ
ータを0とし、S2で3値データ0、2値データ−1を
入力したときS3へ推移し出力データを1とし、S3で
3値データ−1、2値データ−1を入力したときS0へ
推移し出力データを0とし、この状態推移のルールに違
反する入力があったとき、その違反の状態を検出し、本
来の状態を判定することによりビットエラー訂正を行
い、ランダムエラーに対するエラーレートを改善するも
のである。つまり、PR(1,1)等化+3値/2値・
4状態ビタビ復号法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなPR
(1,1)等化+3値/2値・4状態ビタビ復号法で
は、3値及び2値単独で得られた波形に対し、3値/2
値両データを使用することにより、得られる情報量が2
倍になり、PR(1,1)等化+3値4状態ビタビ復号
法に比べて再生信号に含まれた情報をより活用すること
ができ、ビットエラー訂正能力をより一層向上させるこ
とができる。
【0010】しかし、情報処理装置の高性能化と小型化
の進展はとどまるところを知らず、それに応じて高密度
記録,高速記録再生への要望が年々厳しくなっている。
このため、上述した従来の再生データ検出装置を更に改
良した、よりビットエラー訂正能力の優れた装置の開発
が強く望まれているのが現状である。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、上述したPR(1,1)等
化+3値/2値・4状態ビタビ復号法による従来の再生
データ検出装置を更に改良し、そのビットエラー訂正能
力を向上させることにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、上述したPR
(1,1)等化+3値/2値・4状態ビタビ復号法を、
より状態の数の多い6状態ビタビ復号、10状態ビタビ
復号に拡張することで、そのビットエラー訂正能力を向
上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、PR(1,
1)等化+3値/2値・4状態ビタビ復号法による従来
の再生データ検出装置を更に改良し、そのビットエラー
訂正能力を向上させるため、3値データと2値データに
重みをつけて両データの重要度に差を持たせる。具体的
には、3値データから計算される推移確率の負の対数で
あるメトリック及び2値データから計算される推移確率
の負の対数であるメトリックの一方に重みwを乗じ、他
方のメトリックに重み(1−w)を乗じ、これらを加算
して新しいメトリックとする。記録再生特性、媒体特性
により3値データと2値データとで重要度の相違がある
場合、このように重みをつけることにより、エラーレー
トをより一層低減することができる。
【0014】また、本発明の好ましい実施形態において
は、各クロック毎に、3値データ及び2値データの何れ
か一方のレベルを閾値Lと比較し、その比較結果に応じ
て、予め定められた2個の重み値w0,w1の内から前
記重みwとして使用する値を選択する。このように3値
データまたは2値データのレベルに応じて、各クロック
毎に重みを変化させることで、記録再生特性、媒体特性
により3値データと2値データの重要度が、レベルによ
り相違する場合にも対応することが可能となる。
【0015】また、PR(1,1)等化+3値/2値・
4状態ビタビ復号法を、より状態の数の多い6状態ビタ
ビ復号に拡張することで、そのビットエラー訂正能力を
向上させるため、本発明の再生データ検出装置は、最小
反転間隔が2以上なる記録符号で記録された記録データ
の再生データ検出装置において、前記記録データの再生
信号を入力し、符号間相関を利用したパーシャルレスポ
ンス(1,2,1)検出により再生信号を4値データ、
および、その4値データの時間的中間位置に存在する7
値データに変換するPR(1,2,1)等化器と、前記
4値データおよび前記7値データに応じた6つの再生状
態S0、S1、S2、S3、S4、S5の推移ルールに
よりビタビ復号を行う6状態ビタビ復号器とを備え、前
記推移ルールは、S0で4値データ−4、7値データ−
4を入力したときS0へ推移し出力データを0とし、S
0で4値データ−4、7値データ−3を入力したときS
1へ推移し出力データを0とし、S1で4値データ−
2、7値データ0を入力したときS2へ推移し出力デー
タを1とし、S2で4値データ2、7値データ3を入力
したときS3へ推移し出力データを0とし、S2で4値
データ2、7値データ2を入力したときS4へ推移し出
力データを0とし、S3で4値データ4、7値データ4
を入力したときS3へ推移し出力データを0とし、S3
で4値データ4、7値データ3を入力したときS4へ推
移し出力データを0とし、S4で4値データ2、7値デ
ータ0を入力したときS5へ推移し出力データを1と
し、S5で4値データ−2、7値データ−3を入力した
ときS0へ推移し出力データを0とし、S5で4値デー
タ−2、7値データ−2を入力したときS0へ推移し出
力データを0とする。
【0016】また、好ましい実施形態においては、4値
データと7値データに重みをつけて両データの重要度に
差を持たせる。具体的には、4値データから計算される
推移確率の負の対数であるメトリック及び7値データか
ら計算される推移確率の負の対数であるメトリックの一
方に重みwを乗じ、他方のメトリックに重み(1−w)
を乗じ、これらを加算して新しいメトリックとする。こ
れにより、記録再生特性、媒体特性により4値データと
7値データとで重要度の相違がある場合に、エラーレー
トをより一層低減することができる。
【0017】更に、好ましい実施形態においては、各ク
ロック毎に、4値データ及び7値データの何れか一方の
レベルを閾値Lと比較し、その比較結果に応じて、予め
定められた2個の重み値w0,w1の内から前記重みw
として使用する値を選択する。このように4値データま
たは7値データのレベルに応じて、各クロック毎に重み
を変化させることで、記録再生特性、媒体特性により4
値データと7値データの重要度が、レベルにより相違す
る場合にも対応することが可能となる。
【0018】また、PR(1,1)等化+3値/2値・
4状態ビタビ復号法を、より状態の数の多い10状態ビ
タビ復号に拡張することで、そのビットエラー訂正能力
を向上させるため、本発明の再生データ検出装置は、最
小反転間隔が2以上なる記録符号で記録された記録デー
タの再生データ検出装置において、前記記録データの再
生信号を入力し、符号間相関を利用したパーシャルレス
ポンス(1,2,2,1)検出により再生信号を7値デ
ータ、および、その7値データの時間的中間位置に存在
する10値データに変換するPR(1,2,2,1)等
化器と、前記7値データおよび前記10値データに応じ
た10個の再生状態S0、S1、S2、S3、S4、S
5、S6、S7、S8、S9の推移ルールによりビタビ
復号を行う10状態ビタビ復号器とを備え、前記推移ル
ールは、S0で7値データ−6、10値データ−6を入
力したときS0へ推移し出力データを0とし、S0で7
値データ−6、10値データ−5を入力したときS1へ
推移し出力データを0とし、S1で7値データ−4、1
0値データ−2を入力したときS2へ推移し出力データ
を0とし、S2で7値データ0、10値データ2を入力
したときS3へ推移し出力データを1とし、S2で7値
データ0、10値データ1を入力したときS4へ推移し
出力データを1とし、S3で7値データ4、10値デー
タ5を入力したときS5へ推移し出力データを0とし、
S3で7値データ4、10値データ4を入力したときS
6へ推移し出力データを0とし、S4で7値データ2、
10値データ1を入力したときS7へ推移し出力データ
を0とし、S5で7値データ6、10値データ6を入力
したときS5へ推移し出力データを0とし、S5で7値
データ6、10値データ5を入力したときS6へ推移し
出力データを0とし、S6で7値データ4、10値デー
タ2を入力したときS7へ推移し出力データを0とし、
S7で7値データ0、10値データ−2を入力したとき
S8へ推移し出力データを1とし、S7で7値データ
0、10値データ−1を入力したときS9へ推移し出力
データを1とし、S8で7値データ−4、10値データ
−5を入力したときS0へ推移し出力データを0とし、
S8で7値データ−4、10値データ−4を入力したと
きS1へ推移し出力データを0とし、S9で7値データ
−2、10値データ−1を入力したときS2へ推移し出
力データを0とする。
【0019】また、好ましい実施形態においては、7値
データから計算される推移確率の負の対数であるメトリ
ック及び10値データから計算される推移確率の負の対
数であるメトリックに重みwを乗じ、他方のメトリック
に重み(1−w)を乗じ、これらを加算して新しいメト
リックとする。これにより、記録再生特性、媒体特性に
より7値データと10値データとで重要度の相違がある
場合に、エラーレートをより一層低減することができ
る。
【0020】さらに、好ましい実施形態においては、各
クロック毎に、7値データ及び10値データの何れか一
方のレベルを閾値Lと比較し、その比較結果に応じて、
予め定められた2個の重み値w0,w1の内から前記重
みwとして使用する値を選択する。このように7値デー
タまたは10値データのレベルに応じて、各クロック毎
に重みを変化させることで、記録再生特性、媒体特性に
より7値データと10値データの重要度が、レベルによ
り相違する場合にも対応することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】「第1の実施の形態」本実施形態
は、最小反転間隔が2以上なる記録符号で記録された記
録データに対し、再生側でPR(1,1)検出し、4状
態ビタビ復号を行う再生データ検出装置に本発明を適用
したものである。
【0022】PR(1,1)では、“1”と記録した波
形を“11”と再生する。“11”と記録した波形は
“110”と“011”を加算した“121”となる。
これらの波形を重ね合わせ、±側に均等に配分すると、
図1に示すようなアイ・パターンになる。そこで、再生
側では、符号間相関を利用したパーシャルレスポンスP
R(1,1)検出により再生信号を3値レベルに変換
し、前記3値レベルと、3値レベル検出点どうしの中間
時間点の値である2値レベルとをデータとして使用す
る。
【0023】PR(1,1)+4状態ビタビ復号に関
し、3値データに関する状態遷移図を図2に、PR
(1,1)+4状態ビタビ復号に関し、2値データに関
する状態遷移図を図3に、PR(1,1)+4状態ビタ
ビ復号に関し、3値/2値データに関するトレリス線図
を図4に、それぞれ示す。なお、図2の数値データにお
いて、分母は入力3値データ、分子は復号器出力、図3
の数値データにおいて、分母は入力2値データ、分子は
復号器出力、図4の数値データにおいて、分母のうち最
初の値は入力3値データ、後の値は入力2値データ、分
子は復号器出力である。
【0024】再生の状態は4状態とし、S0、S1、S
2、S3で示す。S0〜S3は、3値データに関しては
図2、2値データに関しては図3で示すように移行す
る。そしてそれらを、3値/2値両データに関して、ま
とめて時間軸を横軸にして表したのが図4のトレリス線
図である。即ち、ビタビ復号においては、S0で3値レ
ベル−1、2値レベル−1を入力したとき、S0へ推移
し、復号器出力を0とし、S0で3値レベル 0、2値
レベル 1を入力したとき、S1へ推移し、復号器出力
を1とし、S1で3値レベル 1、2値レベル 1を入
力したとき、S2へ推移し、復号器出力を0とし、S2
で3値レベル 1、2値レベル 1を入力したとき、S
2へ推移し、復号器出力を0とし、S2で3値レベル
0、2値レベル−1を入力したとき、S3へ推移し、復
号器出力を1とし、S3で3値レベル−1、2値レベル
−1を入力したとき、S0へ推移し、復号器出力を0と
する、というような状態推移ルールが使われる。
【0025】そして、この状態推移のルールに違反する
入力があった時、その違反の状態を検出し、本来の状態
を判定することによりビットエラー訂正を行い、ランダ
ムエラーに対するエラーレートを改善する。
【0026】以上が本実施形態の概要であり、以下、詳
細を説明する。
【0027】PR(1,1)+4状態ビタビ復号に関
し、3値検出データをy00、2値検出データをy01とす
ると、状態Smから状態Snへ移行する確率は、以下の
ように示すことができる。なお、τ2 は分散であり、実
機記録により概算値が得られる。
【0028】3値データy00に関して、 S0→S0、S3→S0移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y00+1)2
(2τ2 )} S0→S1、S2→S3移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−( y002
(2τ2 )} S1→S2、S2→S2移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y00−1)2
(2τ2 )}
【0029】2値データy01に関して、 S0→S0、S2→S3、S3→S0移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y01+1)2
(2τ2 )} S0→S1、S1→S2、S2→S2移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y01−1)2
(2τ2 )}
【0030】確率の負の対数を移行メトリック(ブラン
チメトリック)とする。ブランチメトリックは、絶対値
ではなく、それぞれの間の相対値が重要であるため、そ
れぞれの間で同じ値を加算、乗算して式を単純化するこ
とができる。単純化の結果、以下のようになる。なお、
これらの値に対し、すべてさらに1/2 を乗算する等の変
換も可能である。
【0031】3値データy00に関して、 S0→S0、S3→S0ブランチメトリック: 2y00+1 S0→S1、S2→S3ブランチメトリック: 0 S1→S2、S2→S2ブランチメトリック:−2y00+1
【0032】2値データy01に関して、 S0→S0、S2→S3、S3→S0ブランチメトリック: 2y01+1 S0→S1、S1→S2、S2→S2ブランチメトリック:−2y01+1
【0033】時刻nにおいて状態S3〜S0にある確率
の負の対数をパスメトリックmn (S3)〜mn (S
0)、時刻n−1において状態S3〜S0にある確率の
負の対数をパスメトリックmn-1 (S3)〜mn-1 (S
0)とすると、3値データy00に関して、図2から、 mn (S3)=mn-1 (S2) mn (S2)=min[mn-1 (S1)−2y00+1,
n-1 (S2)−2y00+1] mn (S1)=mn-1 (S0) mn (S0)=min[mn-1 (S3)+2y00+1,
n-1 (S0)+2y00+1] 2値データy01に関して、図3から、 mn (S3)=mn-1 (S2)+2y01+1 mn (S2)=min[mn-1 (S1)−2y01+1,
n-1 (S2)−2y01+1] mn (S1)=mn-1 (S0)−2y01+1 mn (S0)=min[mn-1 (S3)+2y01+1,
n-1 (S0)+2y01+1] である。
【0034】ここで、3値/2値データを両方使うと、
図4から、以下の(1) 〜(4) のようにまとめることがで
きる。
【0035】(1) mn (S3)=mn-1 (S2)+2y
01+1 パスは、図5(a)のように移行する。 (2) mn (S2)=min[mn-1 (S1)−2y00
1−2y01+1,mn-1 (S2)−2y00+1−2y01
+1] パスは、第1項が選択されたとき、図5(b)、第2項
が選択されたとき、図5(c)のように移行する。 (3) mn (S1)=mn-1 (S0)−2y01+1 パスは、図5(d)のように移行する。 (4) mn (S0)=min[mn-1 (S3)+2y00
1+2y01+1,mn-1 (S0)+2y00+1+2y01
+1] パスは、第1項が選択されたとき、図5(e)、第2項
が選択されたとき、図5(f)のように移行する。
【0036】前記計算結果は、mn (S3)〜mn (S
0)の間の相対値が必要なため、同じ値を加算、乗算し
ても良い。例えば、mn (S3)〜mn (S0)のすべ
てからmn (S0)を減算して新しいmn (S3)〜m
n (S0)としても良い。その場合、mn (S0)の計
算結果は常に“0”となる。
【0037】さて、本実施形態では、3値/2値データ
に重みをつけて判定する。その理由は、記録再生特性、
媒体特性により3値データと2値データは重要度が相違
する場合があるためである。このように重みをつけるこ
とにより、エラーレートがより一層低減する。なお、実
際の重みの最適値は、例えば実機を用いた試験により決
定される。
【0038】今、3値データの重み係数をwとする。こ
のとき、2値データの重み係数は(1−w)となり、以
下の(1) 〜(4) のようにまとめることができる。
【0039】(1) mn (S3)=mn-1 (S2)+(1
−w)(2y01+1) パスは、図5(a)のように移行する。 (2) mn (S2)=min[mn-1 (S1)+w(−2
00+1)+(1−w)(−2y01+1),mn-1 (S
2)+w(−2y00+1)+(1−w)(−2y01
1)] パスは、第1項が選択されたとき、図5(b)、第2項
が選択されたとき、図5(c)のように移行する。 (3) mn (S1)=mn-1 (S0)+(1−w)(−2
01+1) パスは、図5(d)のように移行する。 (4) mn (S0)=min[mn-1 (S3)+w(2y
00+1)+(1−w)(2y01+1),mn-1 (S0)
+w(2y00+1)+(1−w)(2y01+1)] パスは、第1項が選択されたとき、図5(e)、第2項
が選択されたとき、図5(f)のように移行する。
【0040】前記計算結果は、mn (S3)〜mn (S
0)の間の相対値が必要なため、同じ値を加算、乗算し
ても良い。例えば、mn (S3)〜mn (S0)のすべ
てからmn (S0)を減算して新しいmn (S3)〜m
n (S0)としても良い。その場合、mn (S0)の計
算結果は常に“0”となる。
【0041】上記では、3値データに重み係数wを付
け、2値データの重み係数を(1−w)としたが、その
反対に、2値データに重み係数wを付け、3値データの
重み係数を(1−w)としても良い。
【0042】また、記録再生特性、媒体特性により3値
データと2値データの重要度はレベルにより相違する場
合がある。そこで、重み係数として、w0,w1の2種
類を用意し、各クロック毎に、3値(または2値)デー
タレベルが予め定められた閾値Lより大きい(または等
しいか大きい)ときw0を、3値(または2値)データ
レベルが予め定められた閾値Lと等しいか小さい(また
は、小さい)ときw1を、それぞれ重み係数として使用
するようにしても良い。これにより、エラーレートをよ
り一層低減することができる。なお、実際の重みの最適
値および閾値は、例えば実機を用いた試験により決定さ
れる。
【0043】例えば、閾値Lを、L=−0.2とし、w
0、w1を、w0=0.375、w1=0.75 とし、制御対
象を3値データとしたとき、3値データ、2値データ
が、例えば、 3値データ;−0.8、−0.7、 0.1、 0.6、 0.3、−0.6 2値データ;−0.7、−0.4、 0.3、 0.5、−0.4、−0.9 となったとき、wは、3値データが閾値Lより大きけれ
ばw0、小さければw1となるため、3値データに対す
る重みwは、それぞれ、 w;0.75 、0.75 、0.375、0.375、0.375、0.75 となる。
【0044】以上のようにして、(1) 〜(4) によりmn
(S3)〜mn (S0)を計算すると同時に、図5
(a)〜(f)に従って状態移行のパスを決定し、並べ
ていく。
【0045】状態移行のパスに関して説明する。前記
(1) 〜(4) において、(1) では必ず(a)、(3) では必
ず(d)が選択され、(2) では(b)ないし(c)、
(4) では(e)ないし(f)が選択される。ここで、例
えば、時刻(n)において、(2)で(c)、(4) で
(e)が選択された場合、(1),(3) を合わせると、
(a)(c)(d)(e)が選択されることになる。こ
のとき、時刻(n−1)から時刻(n)への状態移行の
パスは、(a)S2→S3、(c)S2→S2、(d)
S0→S1、(e)S3→S0 の4本が選択されるこ
とになる。
【0046】以下、各時刻において、4本ずつ状態移行
のパスを選択し、選択されたパスを並べていく。
【0047】次に、パスマージの判定を行う。パスマー
ジの例を図6に示す。
【0048】時刻(n+1)において、(4) :(f)、
時刻(n+2)において、(2) :(b)、(4) :
(f)、時刻(n+3)において、(2) :(b)、(4)
:(f)が選択されたとする。このとき、時刻(n+
3)の全状態から選択されたパスを過去にさかのぼって
いくと、時刻(n)のS0(●)にパスが接続されてい
ることが分かる。これをパスが一本化したと言い、パス
マージと表現する。パスマージが起きるとパスが一本化
された点(●)から過去のパスが決定し、図4の数値デ
ータの分子の値により、●から過去のデータが決定でき
る。
【0049】図7は以上のような再生データ検出方法を
実現する再生データ検出装置の構成例を示すブロック図
である。この例の再生データ検出装置は、3値および2
値の2系統のデータを出力するPR(1,1)等化器1
と、3値/2値・4状態のビタビ復号器2とから構成さ
れている。
【0050】PR(1,1)等化器1は、最小反転間隔
が2以上なる記録符号で記録された記録データを例えば
再生ヘッドで検出した再生ヘッド出力信号を入力し、符
号間相関を利用したパーシャルレスポンス(1,1)検
出により再生信号を3値データ、および、その3値デー
タの時間的中間位置に存在する2値データに変換し、3
値データ16および2値データ17をビタビ復号器2に
出力する。
【0051】このような等化器1は、例えば、図7中に
図示するように、再生ヘッド出力信号を3値に変換する
PR(1,1)等化器11と、同信号を2値に変換する
PR(1,1)等化器12とで実現できる。この場合、
PR(1,1)等化器11に与えられる動作クロック
を、遅延器14で半クロック分周期をずらしてPR
(1,1)等化器12に与えることで、PR(1,1)
等化器12において、3値データの時間的中間位置に存
在する2値データの変換が可能になる。また、PR
(1,1)等化器11で検出された3値データと、その
半クロック後にPR(1,1)等化器12で検出された
2値データとが組となるため、3値データ16および2
値データ17のビタビ復号器2への出力タイミングを一
致させるべく、遅延器15でPR(1,1)等化器11
の出力を半クロック分遅らせている。
【0052】また、等化器1中には、3値または2値デ
ータに対する重み係数wを設定する重み設定回路13が
設けられており、ここから出力された重み係数18がビ
タビ復号器2に入力される。重み設定回路13には、設
定端子19が接続されており、この設定端子19から重
み設定回路13へ与えるデータにより、重みの値や動作
モードを以下のように選択することができる。
【0053】(a)常に一定の重み係数wを出力する。 (b)重み係数として、w0,w1の2種類と、3値デ
ータに対する閾値Lとを指定すると、各クロック毎に、
PR(1,1)等化器11から出力される3値データレ
ベルが予め定められた閾値Lより大きい(または等しい
か大きい)ときw0を、3値データレベルが予め定めら
れた閾値Lと等しいか小さい(または、小さい)ときw
1を、それぞれ当該クロック時点でPR(1,1)等化
器11から出力される3値データに対する重み係数とし
て出力する。 (c)重み係数として、w0,w1の2種類と、2値デ
ータに対する閾値Lとを指定すると、各クロック毎に、
PR(1,1)等化器12から出力される2値データレ
ベルが予め定められた閾値Lより大きい(または等しい
か大きい)ときw0を、2値データレベルが予め定めら
れた閾値Lと等しいか小さい(または、小さい)ときw
1を、それぞれ当該クロック時点でPR(1,1)等化
器12から出力される2値データに対する重み係数とし
て出力する。
【0054】ビタビ復号器2は、PR(1,1)等化器
1から各クロック毎に、3値データ16,2値データ1
7および重み係数18を入力し、所定の状態推移ルール
によりビタビ復号を行い、出力データ24を出力する。
本実施例の場合、ビタビ復号器2は、パスメトリック/
接続先計算回路21と、パスメモリ回路22と、出力計
算回路23とから構成される。
【0055】パスメトリック/接続先計算回路21は、
3値データ16(y00)、2値データ17(y01)、m
n-1 (S3)〜mn-1 (S0)、重み係数18から、m
n (S3)〜mn (S0)を計算し、かつS2、S0そ
れぞれに対して1クロック前にはどちらに接続されてい
るかを判定して、その結果を接続先計算データ25とし
てパスメモリ回路22へ出力する。接続先計算データ2
5では、S2から1クロック前のS1に接続されていれ
ば“0”、S2に接続されていれば“1”とし、S0か
ら1クロック前のS3に接続されていれば“0”、S0
に接続されていれば“1”とし、このデータをS2、S
0に対応する2ビットで表現している。
【0056】パスメモリ回路22は、各クロック毎にパ
スメトリック/接続先計算回路21から出力された接続
先計算データ25を数十段に渡って記憶し、その値から
パスの1本化を検査する回路である。
【0057】パスメモリ回路22には、接続先計算デー
タ25を数十段に渡って記憶するデータラッチ(例えば
D形フリップフロップ)221−1,221−2,22
1−3,…がある。現在のデータは左から入力し、右に
行くほど過去のデータとなる。また、第1段から最終段
までの各段ごとに接続先判定回路222−1,222−
2,…,222−nが設けられ、更に第0段目に1つの
接続先判定回路222−0が設けられている。
【0058】第0段目の接続先判定回路222−0に
は、初期値としてオール“1”のデータ223が入力さ
れており、その出力224中の、S0〜S3に1対1に
対応するビットは、何れの状態S0〜S3をも取り得る
ことを示す“1”となっている。
【0059】第1段目以降の各接続先判定回路222−
1,222−2,…,222−nは、前段の接続先判定
回路からの出力4ビットと、対応する段のデータラッチ
221−1,221−2,221−3,…に保持されて
いる接続先計算データ25とから、状態S0〜S3毎
に、その状態が選択される可能性があるか否かを判定
し、あればその状態に対応する出力ビットを“1”に、
なければ“0”にして、後段の接続先判定回路に伝え
る。つまり、S3、S2、S1、S0それぞれに対し
て、対応する段のデータラッチからの入力2ビットによ
り1クロック前へのパスはどこに接続されるかを判定
し、前段の接続先判定回路からの入力4ビットにより1
クロック後から接続されているかどうかを判定し、1ク
ロック前の各状態にパスが接続される可能性があるかど
うかを後段の接続先判定回路に4ビットで出力する。
【0060】具体的には、S3に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続されてい
れば、後段の接続先判定回路への出力中のS2に対応す
るビットを“1”にする。S2に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS2に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS1に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS2に対応す
るビットを“1”にする。S1に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続されてい
れば、後段の接続先判定回路への出力中のS0に対応す
るビットを“1”にする。S0に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS0に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS3に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS0に対応す
るビットを“1”にする。何れの場合も、“1”が出力
されないとき、“0”を出力する。
【0061】このように接続先判定回路222−0,2
22−1,…,222−nを多重接続することにより、
段数を経る、即ち過去に遡るにつれてパスが接続される
可能性がある状態の数が減っていき、最終的にパスマー
ジが行われる。
【0062】パスメモリ回路22の出力225は、最終
段の接続先判定回路222−nから得られ、S0,S
1,S2,S3に1対1に対応する1ビットから構成さ
れる合計4ビットである。出力225においては、各状
態S0〜S3においてパスが接続される可能性があると
き“1”、ないとき“0”が示されており、ここでパス
マージが行われると、“1”が1本で、他は全て“0”
となる。
【0063】なお、図7のパスメモリ回路22中に設け
られているデータラッチ226,227は、多段接続に
よりディレーが発生してそれが1クロックを越え、ハー
ドウェアとして誤動作を引き起こすことを避けるため
の、タイミング調整の機能を持ったものである。
【0064】さて、出力計算回路23では、パスメモリ
回路22の出力225から、パスマージした、即ち
“1”なるパスから、出力データ24を求める。ここ
で、出力データは、図4における数値データの分子に従
って得られる。
【0065】なお、パスマージしていない場合、即ち出
力225の合計4ビットの中で“1”なるパスが2本以
上ある場合、出力データ“0”に相当する出力225中
のパス数と、出力データ“1”に相当する出力225中
のパス数を比較し、前者が多ければ出力を“0”、後者
が多ければ出力を“1”とする。
【0066】「第2の実施の形態」本実施形態は、最小
反転間隔が2以上なる記録符号で記録された記録データ
に対し、再生側でPR(1,2,1)検出し、6状態ビ
タビ復号を行う再生データ検出装置に本発明を適用した
ものである。
【0067】PR(1,2,1)では、“1”と記録し
た波形を“121”と再生する。“11”と記録した波
形は“1210”と“0121”を加算した“133
1”となる。これらの波形を重ね合わせ、±側に均等に
配分すると、図8に示すようなアイ・パターンになる。
そこで、再生側では、符号間相関を利用したパーシャル
レスポンスPR(1,2,1)検出により再生信号を4
値レベルに変換し、前記4値レベルと、4値レベル検出
点どうしの中間時間点の値である7値レベルをデータと
して使用する。
【0068】PR(1,2,1)+6状態ビタビ復号に
関し、4値データに関する状態遷移図を図9に、PR
(1,2,1)+6状態ビタビ復号に関し、7値データ
に関する状態遷移図を図10に、PR(1,2,1)+
6状態ビタビ復号に関し、4値/7値データに関するト
レリス線図を図11に、それぞれ示す。なお、図9の数
値データにおいて、分母は入力4値データ、分子は復号
器出力、図10の数値データにおいて、分母は入力7値
データ、分子は復号器出力、図11の数値データにおい
て、分母のうち最初の値は入力4値データ、後の値は入
力7値データ、分子は復号器出力である。
【0069】再生の状態は6状態とし、S0〜S5で示
す。S0〜S5は、4値データに関しては図9、7値デ
ータに関しては図10で示すように移行する。そしてそ
れらを、4値/7値両データに関して、まとめて時間軸
を横軸にして表したのが図11のトレリス線図である。
即ち、ビタビ復号においては、S0で4値レベル−4、
7値レベル−4を入力したとき、S0へ推移し、復号器
出力を0とし、S0で4値レベル−4、7値レベル−3
を入力したとき、S1へ推移し、復号器出力を0とし、
S1で4値レベル−2、7値レベル 0を入力したと
き、S2へ推移し、復号器出力を1とし、S2で4値レ
ベル 2、7値レベル 3を入力したとき、S3へ推移
し、復号器出力を0とし、S2で4値レベル 2、7値
レベル 2を入力したとき、S4へ推移し、復号器出力
を0とし、S3で4値レベル 4、7値レベル 4を入
力したとき、S3へ推移し、復号器出力を0とし、S3
で4値レベル 4、7値レベル 3を入力したとき、S
4へ推移し、復号器出力を0とし、S4で4値レベル
2、7値レベル 0を入力したとき、S5へ推移し、復
号器出力を1とし、S5で4値レベル−2、7値レベル
−3を入力したとき、S0へ推移し、復号器出力を0と
し、S5で4値レベル−2、7値レベル−2を入力した
とき、S1へ推移し、復号器出力を0とする、というよ
うな状態推移ルールが使われる。
【0070】そして、この状態推移のルールに違反する
入力があった時、その違反の状態を検出し、本来の状態
を判定することによりビットエラー訂正を行い、ランダ
ムエラーに対するエラーレートを改善する。
【0071】以上が本実施形態の概要であり、以下、詳
細を説明する。
【0072】PR(1,2,1)+6状態ビタビ復号に
関し、4値検出データをy10、7値検出データをy11
すると、状態Smから状態Snへ移行する確率は、以下
のように示すことができる。なお、τ2 は分散であり、
実機記録により概算値が得られる。
【0073】4値データy10に関して、 S0→S0、S0→S1移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y10+4)2
(2τ2 )} S1→S2、S5→S0、S5→S1移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y10+2)2
(2τ2 )} S2→S3、S2→S4、S4→S5移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y10−2)2
(2τ2 )} S3→S3、S3→S4移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y10−4)2
(2τ2 )}
【0074】7値データy11に関して、 S0→S0移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y11+4)2
(2τ2 )} S0→S1、S5→S0移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y11+3)2
(2τ2 )} S5→S1移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y11+2)2
(2τ2 )} S1→S2、S4→S5移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−( y112
(2τ2 )} S2→S4移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y11−2)2
(2τ2 )} S2→S3、S3→S4移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y11−3)2
(2τ2 )} S3→S3移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y11−4)2
(2τ2 )}
【0075】確率の負の対数を移行メトリック(ブラン
チメトリック)とする。ブランチメトリックは、絶対値
ではなく、それぞれの間の相対値が重要であるため、そ
れぞれの間で同じ値を加算、乗算して式を単純化するこ
とができる。単純化の結果、以下のようになる。なお、
これらの値に対し、すべてさらに1/2 を乗算する等の変
換も可能である。
【0076】 4値データy10に関して、 S0→S0、S0→S1 ブランチメトリック: 8y10+16 S1→S2、S5→S0、S5→S1ブランチメトリック: 4y10+ 4 S2→S3、S2→S4、S4→S5ブランチメトリック:−4y10+ 4 S3→S3、S3→S4 ブランチメトリック:−8y10+16
【0077】 7値データy11に関して、 S0→S0 ブランチメトリック: 8y11+16 S0→S1、S5→S0ブランチメトリック: 6y11+ 9 S5→S1 ブランチメトリック: 4y11+ 4 S1→S2、S4→S5ブランチメトリック: 0 S2→S4 ブランチメトリック:−4y11+ 4 S2→S3、S3→S4ブランチメトリック:−6y11+ 9 S3→S3 ブランチメトリック:−8y11+16
【0078】時刻nにおいて状態S5〜S0にある確率
の負の対数をパスメトリックmn (S5)〜mn (S
0)、時刻n−1において状態S5〜S0にある確率の
負の対数をパスメトリックmn-1 (S5)〜mn-1 (S
0)とすると、4値データy10に関して、図9から、 mn (S5)=mn-1 (S4)−4y10+4 mn (S4)=min[mn-1 (S2)−4y10+4,
n-1 (S3)−8y10+16] mn (S3)=min[mn-1 (S2)−4y10+4,
n-1 (S3)−8y10+16] mn (S2)=mn-1 (S1)+4y10+4 mn (S1)=min[mn-1 (S5)+4y10+4,
n-1 (S0)+8y10+16] mn (S0)=min[mn-1 (S5)+4y10+4,
n-1 (S0)+8y10+16] 7値データy11に関して、図10から、 mn (S5)=mn-1 (S4) mn (S4)=min[mn-1 (S2)−4y11+4,
n-1 (S3)−6y11+9] mn (S3)=min[mn-1 (S2)−6y11+9,
n-1 (S3)−8y11+16] mn (S2)=mn-1 (S1) mn (S1)=min[mn-1 (S5)+4y11+4,
n-1 (S0)+6y11+9] mn (S0)=min[mn-1 (S5)+6y10+9,
n-1 (S0)+8y11+16] である。
【0079】ここで、4値/7値データを両方使うと、
図11から、以下(1) 〜(6) のようにまとめることがで
きる。
【0080】 (1) mn (S5)=mn-1 (S4)−4y10+4 パスは、図12(a)のように移行する。 (2) mn (S4)=min[mn-1 (S2)−4y10
4−4y11+4,mn-1 (S3)−8y10+16−6y
11+9] パスは、第1項が選択されたとき、図12(b)、第2
項が選択されたとき、図12(c)のように移行する。 (3) mn (S3)=min[mn-1 (S2)−4y10
4−6y11+9,mn-1 (S3)−8y10+16−8y
11+16] パスは、第1項が選択されたとき、図12(d)、第2
項が選択されたとき、図12(e)のように移行する。 (4) mn (S2)=mn-1 (S1)+4y10+4 パスは、図12(f)のように移行する。 (5) mn (S1)=min[mn-1 (S5)+4y10
4+4y11+4,mn-1 (S0)+8y10+16+6y
11+9] パスは、第1項が選択されたとき、図12(g)、第2
項が選択されたとき、図12(h)のように移行する。 (6) mn (S0)=min[mn-1 (S5)+4y10
4+6y10+9,mn-1 (S0)+8y10+16+8y
11+16] パスは、第1項が選択されたとき、図12(i)、第2
項が選択されたとき、図12(j)のように移行する。
【0081】前記計算結果は、mn (S5)〜mn (S
0)の間の相対値が必要なため、同じ値を加算、乗算し
ても良い。例えば、mn (S5)〜mn (S0)のすべ
てからmn (S0)を減算して新しいmn (S5)〜m
n (S0)としても良い。その場合、mn (S0)の計
算結果は常に“0”となる。
【0082】他の実施形態として、4値/7値データに
重みをつけて判定することも可能である。その理由は、
記録再生特性、媒体特性により4値データと7値データ
は重要度が相違する場合があるためである。このように
重みをつけることにより、エラーレートがより一層低減
する。なお、実際の重みの最適値は、例えば実機を用い
た試験により決定される。
【0083】今、4値データの重み係数をwとする。こ
のとき、7値データの重み係数は(1−w)となり、以
下の(1) 〜(6) のようにまとめることができる。
【0084】(1) mn (S5)=mn-1 (S4)+w
(−4y10+4) パスは、図12(a)のように移行する。 (2) mn (S4)=min[mn-1 (S2)+w(−4
10+4)+(1−w)(−4y11+4),mn-1 (S
3)+w(−8y10+16)+(1−w)(−6y11
9)] パスは、第1項が選択されたとき、図12(b)、第2
項が選択されたとき、図12(c)のように移行する。 (3) mn (S3)=min[mn-1 (S2)+w(−4
10+4)+(1−w)(−6y11+9),mn-1 (S
3)+w(−8y10+16)+(1−w)(−8y11
16)] パスは、第1項が選択されたとき、図12(d)、第2
項が選択されたとき、図12(e)のように移行する。 (4) mn (S2)=mn-1 (S1)+w(4y10+4) パスは、図12(f)のように移行する。 (5) mn (S1)=min[mn-1 (S5)+w(4y
10+4)+(1−w)(4y11+4),mn-1 (S0)
+w(8y10+16)+(1−w)(6y11+9)] パスは、第1項が選択されたとき、図12(g)、第2
項が選択されたとき、図12(h)のように移行する。 (6) mn (S0)=min[mn-1 (S5)+w(4y
10+4)+(1−w)(6y10+9),mn-1 (S0)
+w(8y10+16)+(1−w)(8y11+16)] パスは、第1項が選択されたとき、図12(i)、第2
項が選択されたとき、図12(j)のように移行する。
【0085】前記計算結果は、mn (S5)〜mn (S
0)の間の相対値が必要なため、同じ値を加算、乗算し
ても良い。例えば、mn (S5)〜mn (S0)のすべ
てからmn (S0)を減算して新しいmn (S5)〜m
n (S0)としても良い。その場合、mn (S0)の計
算結果は常に“0”となる。
【0086】上記では、4値データに重み係数wを付
け、7値データの重み係数を(1−w)としたが、その
反対に、7値データに重み係数wを付け、4値データの
重み係数を(1−w)としても良い。
【0087】また、記録再生特性、媒体特性により4値
データと7値データの重要度はレベルにより相違する場
合がある。そこで他の実施形態として、重み係数とし
て、w0,w1の2種類を用意し、各クロック毎に、4
値(または7値)データレベルが予め定められた閾値L
より大きい(または等しいか大きい)ときw0を、4値
(または7値)データレベルが予め定められた閾値Lと
等しいか小さい(または、小さい)ときw1を、それぞ
れ重み係数として使用するようにしても良い。これによ
り、エラーレートをより一層低減することができる。な
お、実際の重みの最適値および閾値は、例えば実機を用
いた試験により決定される。
【0088】例えば、閾値Lを、L=−0.2とし、w
0、w1を、w0=0.375、w1=0.75 とし、制御対
象を4値データとしたとき、4値データ、7値データ
が、例えば、 4値データ;−0.8、−0.7、 0.1、 0.6、 0.3、−0.6 7値データ;−0.7、−0.4、 0.3、 0.5、−0.4、−0.9 となったとき、wは、4値データが閾値Lより大きけれ
ばw0、小さければw1となるため、4値データに対す
る重みwは、それぞれ、w;0.75 、0.75 、0.375、
0.375、0.375、0.75となる。
【0089】以上のようにして、(1) 〜(6) によりmn
(S5)〜mn (S0)を計算すると同時に、図12
(a)〜(j)に従って状態移行のパスを決定し、並べ
ていく。
【0090】状態移行のパスに関して説明する。前記
(1) 〜(6) において、(1) では必ず(a)、(4) では必
ず(f)が選択され、(2) では(b)ないし(c)、
(3) では(d)ないし(e)、(5) では(g)ないし
(h)、(6) では(i)ないし(j)が選択される。こ
こで、例えば、時刻(n)において、(2) で(c)、
(3) で(d)、(5) で(g)、(6) で(j)が選択され
た場合、(1),(4) を合わせると、(a)(c)(d)
(f)(g)(j)が選択されることになる。このと
き、時刻(n−1)から時刻(n)への状態移行のパス
は、(a)S4→S5、(c)S3→S4、(d)S2
→S3、(f)S1→S2、(g)S5→S1、(f)
S0→S0の6本が選択されることになる。
【0091】以下、各時刻において、6本ずつ状態移行
のパスを選択し、選択されたパスを並べていく。
【0092】次に、パスマージの判定を行う。パスマー
ジの例を図13に示す。
【0093】時刻(n+1)において、(5) :(h)、
(6) :(j)、時刻(n+2)において、(5) :
(h)、(6) :(j)、時刻(n+3)において、(2)
:(b)、(5) :(h)、(6) :(j)、時刻(n+
4)において、(2) :(b)、(3) :(d)、(5) :
(h)、(6) :(j)が選択されたとする。このとき、
時刻(n+4)の全状態から選択されたパスを過去にさ
かのぼっていくと、時刻(n)のS0(●)にパスが接
続されていることが分かる。これをパスが一本化したと
言い、パスマージと表現する。パスマージが起きるとパ
スが一本化された点(●)から過去のパスが決定し、図
11の数値データの分子の値により、●から過去のデー
タが決定できる。
【0094】図14は以上のような再生データ検出方法
を実現する再生データ検出装置の構成例を示すブロック
図である。この例の再生データ検出装置は、4値および
7値の2系統のデータを出力するPR(1,2,1)等
化器3と、4値/7値・6状態のビタビ復号器4とから
構成されている。
【0095】PR(1,2,1)等化器3は、最小反転
間隔が2以上なる記録符号で記録された記録データを例
えば再生ヘッドで検出した再生ヘッド出力信号を入力
し、符号間相関を利用したパーシャルレスポンス(1,
2,1)検出により再生信号を4値データ、および、そ
の4値データの時間的中間位置に存在する7値データに
変換し、4値データ36および7値データ37をビタビ
復号器4に出力する。
【0096】このような等化器3は、例えば、図14中
に図示するように、再生ヘッド出力信号を4値に変換す
るPR(1,2,1)等化器31と、同信号を7値に変
換するPR(1,2,1)等化器32とで実現できる。
この場合、PR(1,2,1)等化器31に与えられる
動作クロックを、遅延器34で半クロック分周期をずら
してPR(1,2,1)等化器32に与えることで、P
R(1,2,1)等化器32において、4値データの時
間的中間位置に存在する7値データの変換が可能にな
る。また、PR(1,2,1)等化器31で検出された
4値データと、その半クロック後にPR(1,2,1)
等化器32で検出された7値データとが組となるため、
4値データ36および7値データ37のビタビ復号器4
への出力タイミングを一致させるべく、遅延器35でP
R(1,2,1)等化器31の出力を半クロック分遅ら
せている。
【0097】また、本実施形態では、等化器3内に、4
値または7値データに対する重み係数wを設定する重み
設定回路33が設けられており、ここから出力された重
み係数38がビタビ復号器4に入力される。重み設定回
路33には、設定端子39が接続されており、この設定
端子39から重み設定回路33へ与えるデータにより、
重みの値や動作モードを以下のように選択することがで
きる。
【0098】(a)常に一定の重み係数wを出力する。 (b)重み係数として、w0,w1の2種類と、4値デ
ータに対する閾値Lとを指定すると、各クロック毎に、
PR(1,2,1)等化器31から出力される4値デー
タレベルが予め定められた閾値Lより大きい(または等
しいか大きい)ときw0を、4値データレベルが予め定
められた閾値Lと等しいか小さい(または、小さい)と
きw1を、それぞれ当該クロック時点でPR(1,2,
1)等化器31から出力される4値データに対する重み
係数として出力する。 (c)重み係数として、w0,w1の2種類と、7値デ
ータに対する閾値Lとを指定すると、各クロック毎に、
PR(1,2,1)等化器32から出力される7値デー
タレベルが予め定められた閾値Lより大きい(または等
しいか大きい)ときw0を、7値データレベルが予め定
められた閾値Lと等しいか小さい(または、小さい)と
きw1を、それぞれ当該クロック時点でPR(1,2,
1)等化器32から出力される7値データに対する重み
係数として出力する。
【0099】なお、4値または7値データに対する重み
係数wを設定しない実施形態も採用可能である。
【0100】ビタビ復号器4は、PR(1,2,1)等
化器3から各クロック毎に、4値データ36,7値デー
タ37および重み係数38を入力し、所定の状態推移ル
ールによりビタビ復号を行い、出力データ44を出力す
る。本実施例の場合、ビタビ復号器4は、パスメトリッ
ク/接続先計算回路41と、パスメモリ回路42と、出
力計算回路43とから構成される。
【0101】パスメトリック/接続先計算回路41は、
4値データ36(y10)、7値データ37(y11)、m
n-1 (S5)〜mn-1 (S0)、重み係数38から、m
n (S5)〜mn (S0)を計算し、かつS4、S3、
S1、S0それぞれに対して1クロック前にはどちらに
接続されているかを判定して、その結果を接続先計算デ
ータ45としてパスメモリ回路42に出力する。接続先
計算データ45では、S4から1クロック前のS2に接
続されていれば“0”、S3に接続されていれば“1”
とし、S3から1クロック前のS2に接続されていれば
“0”、S3に接続されていれば“1”とし、S1から
1クロック前のS5に接続されていれば“0”、S0に
接続されていれば“1”とし、S0から1クロック前の
S5に接続されていれば“0”、S0に接続されていれ
ば“1”とし、このデータをS4、S3、S1、S0に
対応する4ビットで表現している。
【0102】パスメモリ回路42は、各クロック毎にパ
スメトリック/接続先計算回路41から出力された接続
先計算データ45を数十段に渡って記憶し、その値から
パスの1本化を検査する回路である。
【0103】パスメモリ回路42には、接続先計算デー
タ45を数十段に渡って記憶するデータラッチ(例えば
D形フリップフロップ)421−1,421−2,42
1−3,…がある。現在のデータは左から入力し、右に
行くほど過去のデータとなる。また、第1段から最終段
までの各段ごとに接続先判定回路422−1,422−
2,…,422−nが設けられ、更に第0段目に1つの
接続先判定回路422−0が設けられている。
【0104】第0段目の接続先判定回路422−0に
は、初期値としてオール“1”のデータ423が入力さ
れており、その出力424中の、S0〜S5に1対1に
対応するビットは、何れの状態S0〜S5をも取り得る
ことを示す“1”となっている。
【0105】第1段目以降の各接続先判定回路422−
1,422−2,…,422−nは、前段の接続先判定
回路からの出力6ビットと、対応する段のデータラッチ
421−1,421−2,421−3,…に保持されて
いる接続先計算データ45とから、状態S0〜S5毎
に、その状態が選択される可能性があるか否かを判定
し、あればその状態に対応する出力ビットを“1”に、
なければ“0”にして、後段の接続先判定回路に伝え
る。つまり、S5、S4、S3、S2、S1、S0それ
ぞれに対して、対応する段のデータラッチからの入力4
ビットにより1クロック前へのパスはどこに接続される
かを判定し、前段の接続先判定回路からの入力6ビット
により1クロック後から接続されているかどうかを判定
し、1クロック前の各状態にパスが接続される可能性が
あるかどうかを後段の接続先判定回路に6ビットで出力
する。
【0106】具体的には、S5に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続されてい
れば、後段の接続先判定回路への出力中のS4に対応す
るビットを“1”にする。S4に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS4に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS2に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS3に対応す
るビットを“1”にする。S3に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS3に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS2に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS3に対応す
るビットを“1”にする。S2に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続されてい
れば、後段の接続先判定回路への出力中のS1に対応す
るビットを“1”にする。S1に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS1に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS5に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS0に対応す
るビットを“1”にする。S0に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS0に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS5に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS0に対応す
るビットを“1”にする。何れの場合も、“1”が出力
されないとき、“0”を出力する。
【0107】このように接続先判定回路422−0,4
22−1,…,422−nを多重接続することにより、
段数を経る、即ち過去に遡るにつれてパスが接続される
可能性がある状態の数が減っていき、最終的にパスマー
ジが行われる。
【0108】パスメモリ回路42の出力425は、最終
段の接続先判定回路422−nから得られ、S0,S
1,S2,S3,S4,S5に1対1に対応する1ビッ
トから構成される合計6ビットである。出力425にお
いては、各状態S0〜S5においてパスが接続される可
能性があるとき“1”、ないとき“0”が示されてお
り、ここでパスマージが行われると、“1”が1本で、
他は全て“0”となる。
【0109】なお、図14のパスメモリ回路42中に設
けられているデータラッチ426,427は、多段接続
によりディレーが発生してそれが1クロックを越え、ハ
ードウェアとして誤動作を引き起こすことを避けるため
の、タイミング調整の機能を持ったものである。
【0110】さて、出力計算回路43では、パスメモリ
回路42の出力425から、パスマージした、即ち
“1”なるパスから、出力データ44を求める。ここ
で、出力データは、図11における数値データの分子に
従って得られる。
【0111】なお、パスマージしていない場合、即ち出
力425の合計6ビットの中で“1”なるパスが2本以
上ある場合、出力データ“0”に相当する出力425中
のパス数と、出力データ“1”に相当する出力425中
のパス数を比較し、前者が多ければ出力を“0”、後者
が多ければ出力を“1”とする。
【0112】「第3の実施形態」本実施形態は、最小反
転間隔が2以上なる記録符号で記録された記録データに
対し、再生側でPR(1,2,2,1)検出し、10状
態ビタビ復号を行う再生データ検出装置に本発明を適用
したものである。
【0113】PR(1,2,2,1)では、“1”と記
録した波形を“1221”と再生する。“11”と記録
した波形は“12210”と“01221”を加算した
“13431”となる。これらの波形を重ね合わせ、±
側に均等に配分すると、図15に示すようなアイ・パタ
ーンになる。そこで、再生側では、符号間相関を利用し
たパーシャルレスポンスPR(1,2,2,1)検出に
より再生信号を7値レベルに変換し、前記7値レベル
と、7値レベル検出点どうしの中間時間点の値である1
0値レベルをデータとして使用する。
【0114】PR(1,2,2,1)+10状態ビタビ
復号に関し、7値データに関する状態遷移図を図16
に、PR(1,2,2,1)+10状態ビタビ復号に関
し、10値データに関する状態遷移図を図17に、PR
(1,2,2,1)+10状態ビタビ復号に関し、7値
/10値データに関するトレリス線図を図18に示す。
なお、図16の数値データにおいて、分母は入力7値デ
ータ、分子は復号器出力、図17の数値データにおい
て、分母は入力10値データ、分子は復号器出力、図1
8の数値データにおいて、分母のうち最初の値は入力7
値データ、後の値は入力10値データ、分子は復号器出
力である。
【0115】再生の状態は10状態とし、S0〜S9で
示す。S0〜S9は、7値データに関しては図16、1
0値データに関しては図17で示すように移行する。そ
してそれらを、7値/10値両データに関して、まとめ
て時間軸を横軸にして表したのが図18のトレリス線図
である。即ち、ビタビ復号においては、S0で7値レベ
ル−6、10値レベル−6を入力したとき、S0へ推移
し、復号器出力を0とし、S0で7値レベル−6、10
値レベル−5を入力したとき、S1へ推移し、復号器出
力を0とし、S1で7値レベル−4、10値レベル−2
を入力したとき、S2へ推移し、復号器出力を0とし、
S2で7値レベル 0、10値レベル 2を入力したと
き、S3へ推移し、復号器出力を1とし、S2で7値レ
ベル 0、10値レベル 1を入力したとき、S4へ推
移し、復号器出力を1とし、S3で7値レベル 4、1
0値レベル 5を入力したとき、S5へ推移し、復号器
出力を0とし、S3で7値レベル 4、10値レベル
4を入力したとき、S6へ推移し、復号器出力を0と
し、S4で7値レベル 2、10値レベル 1を入力し
たとき、S7へ推移し、復号器出力を0とし、S5で7
値レベル 6、10値レベル 6を入力したとき、S5
へ推移し、復号器出力を0とし、S5で7値レベル
6、10値レベル 5を入力したとき、S6へ推移し、
復号器出力を0とし、S6で7値レベル 4、10値レ
ベル 2を入力したとき、S7へ推移し、復号器出力を
0とし、S7で7値レベル 0、10値レベル−2を入
力したとき、S8へ推移し、復号器出力を1とし、S7
で7値レベル 0、10値レベル−1を入力したとき、
S9へ推移し、復号器出力を1とし、S8で7値レベル
−4、10値レベル−5を入力したとき、S0へ推移
し、復号器出力を0とし、S8で7値レベル−4、10
値レベル−4を入力したとき、S1へ推移し、復号器出
力を0とし、S9で7値レベル−2、10値レベル−1
を入力したとき、S2へ推移し、復号器出力を0とす
る。
【0116】そして、この状態推移のルールに違反する
入力があった時、その違反の状態を検出し、本来の状態
を判定することによりビットエラー訂正を行い、ランダ
ムエラーに対するエラーレートを改善する。
【0117】以上が本実施形態の概要であり、以下、詳
細を説明する。
【0118】PR(1,2,2,1)+10状態ビタビ
復号に関し、7値検出データをy20、10値検出データ
をy21とすると、状態Smから状態Snへ移行する確率
は、以下のように示すことができる。なお、τ2 は分散
であり、実機記録により概算値が得られる。
【0119】7値データy20に関して、 S0→S0、S0→S1移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y20+6)2
(2τ2 )} S1→S2、S8→S0、S8→S1移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y20+4)2
(2τ2 )} S9→S2移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y20+2)2
(2τ2 )} S2→S3、S2→S4、S7→S8、S7→S9移行
確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−( y202
(2τ2 )} S4→S7移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y20−2)2
(2τ2 )} S3→S5、S3→S6、S6→S7移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y20−4)2
(2τ2 )} S5→S5、S5→S6移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y20−6)2
(2τ2 )}
【0120】10値データy21に関して、 S0→S0移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21+6)2
(2τ2 )} S0→S1、S8→S0移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21+5)2
(2τ2 )} S8→S1移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21+4)2
(2τ2 )} S1→S2、S7→S8移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21+2)2
(2τ2 )} S7→S9、S9→S2移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21+1)2
(2τ2 )} S2→S4、S4→S7移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21−1)2
(2τ2 )} S2→S3、S6→S7移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21−2)2
(2τ2 )} S3→S6移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21−4)2
(2τ2 )} S3→S5、S5→S6移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21−5)2
(2τ2 )} S5→S5移行確率: {1/(√2πτ2 )}・exp{−(y21−6)2
(2τ2 )}
【0121】確率の負の対数を移行メトリック(ブラン
チメトリック)とする。ブランチメトリックは、絶対値
ではなく、それぞれの間の相対値が重要であるため、そ
れぞれの間で同じ値を加算、乗算して式を単純化するこ
とができる。単純化の結果、以下のようになる。なお、
これらの値に対し、すべてさらに1/2 を乗算する等の変
換も可能である。
【0122】 7値データy20に関して、 S0→S0、S0→S1ブランチメトリック: 12y20+36 S1→S2、S8→S0、S8→S1ブランチメトリック: 8y20+16 S9→S2ブランチメトリック: 4y20+4 S2→S3、S2→S4、S7→S8、S7→S9ブランチメトリック:0 S4→S7ブランチメトリック:−4y20+4 S3→S5、S3→S6、S6→S7ブランチメトリック:−8y20+16 S5→S5、S5→S6ブランチメトリック:−12y20+36
【0123】 10値データy21に関して、 S0→S0 ブランチメトリック: 12y21+36 S0→S1、S8→S0ブランチメトリック: 10y21+25 S8→S1 ブランチメトリック: 8y21+16 S1→S2、S7→S8ブランチメトリック: 4y21+ 4 S7→S9、S9→S2ブランチメトリック: 2y21+ 1 S2→S4、S4→S7ブランチメトリック:− 2y21+ 1 S2→S3、S6→S7ブランチメトリック:− 4y21+ 4 S3→S6 ブランチメトリック:− 8y21+16 S3→S5、S5→S6ブランチメトリック:−10y21+25 S5→S5 ブランチメトリック:−12y21+36
【0124】時刻nにおいて状態S9〜S0にある確率
の負の対数をパスメトリックmn (S9)〜mn (S
0)、時刻n−1において状態S9〜S0にある確率の
負の対数をパスメトリックmn-1 (S9)〜mn-1 (S
0)とすると、7値データy20に関して、図16から、 mn (S9)=mn-1 (S7) mn (S8)=mn-1 (S7) mn (S7)=min[mn-1 (S4)−4y20+4,
n-1 (S6)−8y20+16] mn (S6)=min[mn-1 (S3)−8y20+1
6,mn-1 (S5)−12y20+36] mn (S5)=min[mn-1 (S3)−8y20+1
6,mn-1 (S5)−12y20+36] mn (S4)=mn-1 (S2) mn (S3)=mn-1 (S2) mn (S2)=min[mn-1 (S9)+4y20+4,
n-1 (S1)+8y20+16] mn (S1)=min[mn-1 (S8)+8y20+1
6,mn-1 (S0)+12y20+36] mn (S0)=min[mn-1 (S8)+8y20+1
6,mn-1 (S0)+12y20+36] 10値データy21に関して、図17から、 mn (S9)=mn-1 (S7)+2y21+1 mn (S8)=mn-1 (S7)+4y21+4 mn (S7)=min[mn-1 (S4)− 2y21
1,mn-1 (S6)− 4y21+ 4] mn (S6)=min[mn-1 (S3)− 8y21+1
6,mn-1 (S5)−10y21+25] mn (S5)=min[mn-1 (S3)−10y21+2
5,mn-1 (S5)−12y21+36] mn (S4)=mn-1 (S2)−2y21+1 mn (S3)=mn-1 (S2)−4y21+4 mn (S2)=min[mn-1 (S9)+ 2y21
1,mn-1 (S1)+ 4y21+ 4] mn (S1)=min[mn-1 (S8)+ 8y21+1
6,mn-1 (S0)+10y21+25] mn (S0)=min[mn-1 (S8)+10y21+2
5,mn-1 (S0)+12y21+36] である。
【0125】ここで、7値/10値データを両方使う
と、図18から、以下(1) 〜(10)のようにまとめること
ができる。
【0126】 (1) mn (S9)=mn-1 (S7)+2y21+1 パスは、図19(a)のように移行する。 (2) mn (S8)=mn-1 (S7)+4y21+4 パスは、図19(b)のように移行する。 (3) mn (S7)=min[mn-1 (S4)−4y20
4−2y21+1,mn-1 (S6)−8y20+16−4y
21+4] パスは、第1項が選択されたとき、図19(c)、第2
項が選択されたとき、図19(d)のように移行する。 (4) mn (S6)=min[mn-1 (S3)−8y20
16−8y21+16,mn-1 (S5)−12y20+36−
10y21+25] パスは、第1項が選択されたとき、図19(e)、第2
項が選択されたとき、図19(f)のように移行する。 (5) mn (S5)=min[mn-1 (S3)−8y20
16−10y21+25,mn-1 (S5)−12y20+36
−12y21+36] パスは、第1項が選択されたとき、図19(g)、第2
項が選択されたとき、図19(h)のように移行する。 (6) mn (S4)=mn-1 (S2)−2y21+1 パスは、図19(i)のように移行する。 (7) mn (S3)=mn-1 (S2)−4y21+4 パスは、図19(j)のように移行する。 (8) mn (S2)=min[mn-1 (S9)+4y20
4+2y21+1,mn-1 (S1)+8y20+16+4y
21+4] パスは、第1項が選択されたとき、図19(k)、第2
項が選択されたとき、図19(l)のように移行する。 (9) mn (S1)=min[mn-1 (S8)+8y20
16+8y21+16,mn-1 (S0)+12y20+36+
10y21+25] パスは、第1項が選択されたとき、図19(m)、第2
項が選択されたとき、図19(n)のように移行する。 (10)mn (S0)=min[mn-1 (S8)+8y20
16+10y21+25,mn-1 (S0)+12y20+36
+12y21+36] パスは、第1項が選択されたとき、図19(o)、第2
項が選択されたとき、図19(p)のように移行する。
【0127】前記計算結果は、mn (S9)〜mn (S
0)の間の相対値が必要なため、同じ値を加算、乗算し
ても良い。例えば、mn (S9)〜mn (S0)のすべ
てからmn (S0)を減算して新しいmn (S9)〜m
n (S0)としても良い。その場合、mn (S0)の計
算結果は常に“0”となる。
【0128】また他の実施形態として、7値/10値デ
ータに重みをつけて判定することも可能である。その理
由は、記録再生特性、媒体特性により7値データと10
値データは重要度が相違する場合があるためである。こ
のように重みをつけることにより、エラーレートがより
一層低減する。なお、実際の重みの最適値は、例えば実
機を用いた試験により決定される。
【0129】今、7値データの重み係数をwとする。こ
のとき、10値データの重み係数は(1−w)となり、
以下(1) 〜(10)のようにまとめることができる。
【0130】(1) mn (S9)=mn-1 (S7)+(1
−w)(2y21+1) パスは、図19(a)のように移行する。 (2) mn (S8)=mn-1 (S7)+(1−w)(4y
21+4) パスは、図19(b)のように移行する。 (3) mn (S7)=min[mn-1 (S4)+w(−4
20+4)+(1−w)(−2y21+1),mn-1 (S
6)+w(−8y20+16)+(1−w)(−4y21
4)] パスは、第1項が選択されたとき、図19(c)、第2
項が選択されたとき、図19(d)のように移行する。 (4) mn (S6)=min[mn-1 (S3)+w(−8
20+16)+(1−w)(−8y21+16),mn-1
(S5)+w(−12y20+36)+(1−w)(−1
0y21+25)] パスは、第1項が選択されたとき、図19(e)、第2
項が選択されたとき、図19(f)のように移行する。 (5) mn (S5)=min[mn-1 (S3)+w(−8
20+16)+(1−w)(−10y21+25),m
n-1 (S5)+w(−12y20+36)+(1−w)
(−12y21+36)] パスは、第1項が選択されたとき、図19(g)、第2
項が選択されたとき、図19(h)のように移行する。 (6) mn (S4)=mn-1 (S2)+(1−w)(−2
21+1) パスは、図19(i)のように移行する。 (7) mn (S3)=mn-1 (S2)+(1−w)(−4
21+4) パスは、図19(j)のように移行する。 (8) mn (S2)=min[mn-1 (S9)+w(4y
20+4)+(1−w)(2y21+1),mn-1 (S1)
+w(8y20+16)+(1−w)(4y21+4)] パスは、第1項が選択されたとき、図19(k)、第2
項が選択されたとき、図19(l)のように移行する。 (9) mn (S1)=min[mn-1 (S8)+w(8y
20+16)+(1−w)(8y21+16),mn-1 (S
0)+w(12y20+36)+(1−w)(10y21
25)] パスは、第1項が選択されたとき、図19(m)、第2
項が選択されたとき、図19(n)のように移行する。 (10)mn (S0)=min[mn-1 (S8)+w(8y
20+16)+(1−w)(10y21+25),m
n-1 (S0)+w(12y20+36)+(1−w)(1
2y21+36)] パスは、第1項が選択されたとき、図19(o)、第2
項が選択されたとき、図19(p)のように移行する。
【0131】前記計算結果は、mn (S9)〜mn (S
0)の間の相対値が必要なため、同じ値を加算、乗算し
ても良い。例えば、mn (S9)〜mn (S0)のすべ
てからmn (S0)を減算して新しいmn (S9)〜m
n (S0)としても良い。その場合、mn (S0)の計
算結果は常に“0”となる。
【0132】上記では、7値データに重み係数wを付
け、10値データの重み係数を(1−w)としたが、そ
の反対に、10値データに重み係数wを付け、7値デー
タの重み係数を(1−w)としても良い。
【0133】また、記録再生特性、媒体特性により7値
データと10値データの重要度はレベルにより相違する
場合がある。そこで他の実施形態として、重み係数とし
て、w0,w1の2種類を用意し、各クロック毎に、7
値(または10値)データレベルが予め定められた閾値
Lより大きい(または等しいか大きい)ときw0を、7
値(または10値)データレベルが予め定められた閾値
Lと等しいか小さい(または、小さい)ときw1を、そ
れぞれ重み係数として使用するようにしても良い。これ
により、エラーレートをより一層低減することができ
る。なお、実際の重みの最適値および閾値は、例えば実
機を用いた試験により決定される。
【0134】例えば、閾値Lを、L=−0.2とし、w
0、w1を、w0=0.375、w1=0.75 とし、制御対
象を7値データとしたとき、7値データ、10値データ
が、例えば、 7値データ;−0.8、−0.7、 0.1、 0.6、 0.3、−0.6 10値データ;−0.7、−0.4、 0.3、 0.5、−0.4、−0.9 となったとき、wは、7値データが閾値Lより大きけれ
ばw0、小さければw1となるため、7値データに対す
る重みwは、それぞれ、 w;0.75 、0.75 、0.375、0.375、0.375、0.75 となる。
【0135】以上のようにして、(1) 〜(10)によりmn
(S9)〜mn (S0)を計算すると同時に、図19
(a)〜(p)に従って状態移行のパスを決定し、並べ
ていく。
【0136】状態移行のパスに関して説明する。前記
(1) 〜(10)において、(1) では必ず(a)、(2) では必
ず(b)、(6) では必ず(i)、(7) では必ず(j)が
選択され、(3) では(c)ないし(d)、(4) では
(e)ないし(f)、(5) では(g)ないし(h)、
(8) では(k)ないし(l)、(9) では(m)ないし
(n)、(10)では(o)ないし(p)が選択される。こ
こで、例えば、時刻(n)において、(3) で(c)、
(4) で(e)、(5) で(h)、(8) で(l)、(9) で
(m)、(10)で(o)が選択された場合、(1) 、(2) 、
(6) 、(7) を合わせると、(a)(b)(c)(e)
(h)(i)(j)(l)(m)(o)が選択されるこ
とになる。このとき、時刻(n−1)から時刻(n)へ
の状態移行のパスは、(a)S7→S9、(b)S7→
S8、(c)S4→S7、(e)S3→S6、(h)S
5→S5、(i)S2→S4、(j)S2→S3、
(l)S1→S2、(m)S8→S1、(o)S8→S
0の10本が選択されることになる。
【0137】以下、各時刻において、10本ずつ状態移
行のパスを選択し、選択されたパスを並べていく。
【0138】次に、パスマージの判定を行う。パスマー
ジの例を図20に示す。
【0139】時刻(n+1)において、(9) :(n)、
(10):(p)、時刻(n+2)において、(8) :
(l)、(9) :(n)、(10):(p)、時刻(n+3)
において、(8) :(l)、(9) :(n)、(10):
(p)、時刻(n+4)において、(3) :(c)、(8)
:(l)、(9) :(n)、(10):(p)、時刻(n+
5)において、(3) :(c)、(4) :(e)、(5) :
(g)、(8) :(l)、(9) :(n)、(10):(p)が
選択されたとする。このとき、時刻(n+5)の全状態
から選択されたパスを過去にさかのぼっていくと、時刻
(n)のS0(●)にパスが接続されていることが分か
る。これをパスが一本化したと言い、パスマージと表現
する。パスマージが起きるとパスが一本化された点
(●)から過去のパスが決定し、図18の数値データの
分子の値により、●から過去のデータが決定できる。
【0140】図21は以上のような再生データ検出方法
を実現する再生データ検出装置の構成例を示すブロック
図である。この例の再生データ検出装置は、7値および
10値の2系統のデータを出力するPR(1,2,2,
1)等化器5と、7値/10値・10状態のビタビ復号
器6とから構成されている。
【0141】PR(1,2,2,1)等化器5は、最小
反転間隔が2以上なる記録符号で記録された記録データ
を例えば再生ヘッドで検出した再生ヘッド出力信号を入
力し、符号間相関を利用したパーシャルレスポンス
(1,2,2,1)検出により再生信号を7値データ、
および、その7値データの時間的中間位置に存在する1
0値データに変換し、7値データ56および10値デー
タ57をビタビ復号器6に出力する。
【0142】このような等化器5は、例えば、図21中
に図示するように、再生ヘッド出力信号を7値に変換す
るPR(1,2,2,1)等化器51と、同信号を10
値に変換するPR(1,2,2,1)等化器52とで実
現できる。この場合、PR(1,2,2,1)等化器5
1に与えられる動作クロックを、遅延器54で半クロッ
ク分周期をずらしてPR(1,2,2,1)等化器52
に与えることで、PR(1,2,2,1)等化器52に
おいて、7値データの時間的中間位置に存在する10値
データの変換が可能になる。また、PR(1,2,2,
1)等化器51で検出された7値データと、その半クロ
ック後にPR(1,2,2,1)等化器52で検出され
た10値データとが組となるため、7値データ56およ
び10値データ57のビタビ復号器6への出力タイミン
グを一致させるべく、遅延器55でPR(1,2,2,
1)等化器51の出力を半クロック分遅らせている。
【0143】また、本実施形態では、等化器5内に、7
値または10値データに対する重み係数wを設定する重
み設定回路53が設けられており、ここから出力された
重み係数58がビタビ復号器6に入力される。重み設定
回路53には、設定端子59が接続されており、この設
定端子59から重み設定回路53へ与えるデータによ
り、重みの値や動作モードを以下のように選択すること
ができる。
【0144】(a)常に一定の重み係数wを出力する。 (b)重み係数として、w0,w1の2種類と、7値デ
ータに対する閾値Lとを指定すると、各クロック毎に、
PR(1,2,2,1)等化器51から出力される7値
データレベルが予め定められた閾値Lより大きい(また
は等しいか大きい)ときw0を、7値データレベルが予
め定められた閾値Lと等しいか小さい(または、小さ
い)ときw1を、それぞれ当該クロック時点でPR
(1,2,2,1)等化器51から出力される7値デー
タに対する重み係数として出力する。 (c)重み係数として、w0,w1の2種類と、10値
データに対する閾値Lとを指定すると、各クロック毎
に、PR(1,2,2,1)等化器52から出力される
10値データレベルが予め定められた閾値Lより大きい
(または等しいか大きい)ときw0を、10値データレ
ベルが予め定められた閾値Lと等しいか小さい(また
は、小さい)ときw1を、それぞれ当該クロック時点で
PR(1,2,2,1)等化器52から出力される10
値データに対する重み係数として出力する。
【0145】なお、7値または10値データに対する重
み係数wを設定しない実施形態も採用可能である。
【0146】ビタビ復号器6は、PR(1,2,2,
1)等化器5から各クロック毎に、7値データ56,1
0値データ57および重み係数58を入力し、所定の状
態推移ルールによりビタビ復号を行い、出力データ64
を出力する。本実施例の場合、ビタビ復号器6は、パス
メトリック/接続先計算回路61と、パスメモリ回路6
2と、出力計算回路63とから構成される。
【0147】パスメトリック/接続先計算回路61は、
7値データ56(y20)、10値データ57(y21)、
n-1 (S9)〜mn-1 (S0)、重み係数58から、
n(S9)〜mn (S0)を計算し、かつS7、S
6、S5、S2、S1、S0それぞれに対して1クロッ
ク前にはどちらに接続されているかを判定して、その結
果を接続先計算データ65としてパスメモリ回路62に
出力する。接続先計算データ65では、S7から1クロ
ック前のS4に接続されていれば“0”、S6に接続さ
れていれば“1”とし、S6から1クロック前のS3に
接続されていれば“0”、S5に接続されていれば
“1”とし、S5から1クロック前のS3に接続されて
いれば“0”、S5に接続されていれば“1”とし、S
2から1クロック前のS9に接続されていれば“0”、
S1に接続されていれば“1”とし、S1から1クロッ
ク前のS8に接続されていれば“0”、S0に接続され
ていれば“1”とし、S0から1クロック前のS8に接
続されていれば“0”、S0に接続されていれば“1”
とし、このようなデータをS7、S6、S5、S2、S
1、S0に対応する6ビットで表現している。
【0148】パスメモリ回路62は、各クロック毎にパ
スメトリック/接続先計算回路61から出力された接続
先計算データ65を数十段に渡って記憶し、その値から
パスの1本化を検査する回路である。
【0149】パスメモリ回路62には、接続先計算デー
タ65を数十段に渡って記憶するデータラッチ(例えば
D形フリップフロップ)621−1,621−2,62
1−3,…がある。現在のデータは左から入力し、右に
行くほど過去のデータとなる。また、第1段から最終段
までの各段ごとに接続先判定回路622−1,622−
2,…,622−nが設けられ、更に第0段目に1つの
接続先判定回路622−0が設けられている。
【0150】第0段目の接続先判定回路622−0に
は、初期値としてオール“1”のデータ623が入力さ
れており、その出力624中の、S0〜S9に1対1に
対応するビットは、何れの状態S0〜S9をも取り得る
ことを示す“1”となっている。
【0151】第1段目以降の各接続先判定回路622−
1,622−2,…,622−nは、前段の接続先判定
回路からの出力10ビットと、対応する段のデータラッ
チ621−1,621−2,621−3,…に保持され
ている接続先計算データ65とから、状態S0〜S9毎
に、その状態が選択される可能性があるか否かを判定
し、あればその状態に対応する出力ビットを“1”に、
なければ“0”にして、後段の接続先判定回路に伝え
る。つまり、S9、S8、S7、S6、S5、S4、S
3、S2、S1、S0それぞれに対して、対応する段の
データラッチからの入力6ビットにより1クロック前へ
のパスはどこに接続されるかを判定し、前段の接続先判
定回路からの入力10ビットにより1クロック後から接
続されているかどうかを判定し、1クロック前の各状態
にパスが接続される可能性があるかどうかを後段の接続
先判定回路に10ビットで出力する。
【0152】具体的には、S9に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続されてい
れば、後段の接続先判定回路への出力中のS7に対応す
るビットを“1”にする。S8に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続されてい
れば、後段の接続先判定回路への出力中のS7に対応す
るビットを“1”にする。S7に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS7に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS4に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS6に対応す
るビットを“1”にする。S6に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS6に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS3に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS5に対応す
るビットを“1”にする。S5に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS5に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS3に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS5に対応す
るビットを“1”にする。S4に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続されてい
れば、後段の接続先判定回路への出力中のS2に対応す
るビットを“1”にする。S3に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続されてい
れば、後段の接続先判定回路への出力中のS2に対応す
るビットを“1”にする。S2に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS2に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS9に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS1に対応す
るビットを“1”にする。S1に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS1に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS8に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS0に対応す
るビットを“1”にする。S0に関しては、前段の接続
先判定回路の出力により1クロック後から接続され、か
つ対応する段のデータラッチから来るS0に対応するデ
ータが“0”のとき、後段の接続先判定回路への出力中
のS8に対応するビットを“1”に、反対に“1”のと
きは、後段の接続先判定回路への出力中のS0に対応す
るビットを“1”にする。何れの場合も、“1”が出力
されないとき、“0”を出力する。
【0153】このように接続先判定回路622−0,6
22−1,…,622−nを多重接続することにより、
段数を経る、即ち過去に遡るにつれてパスが接続される
可能性がある状態の数が減っていき、最終的にパスマー
ジが行われる。
【0154】パスメモリ回路62の出力625は、最終
段の接続先判定回路622−nから得られ、S0,S
1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9
に1対1に対応する1ビットから構成される合計10ビ
ットである。出力625においては、各状態S0〜S9
においてパスが接続される可能性があるとき“1”、な
いとき“0”が示されており、ここでパスマージが行わ
れると、“1”が1本で、他は全て“0”となる。
【0155】なお、図21のパスメモリ回路62中に設
けられているデータラッチ626,627は、多段接続
によりディレーが発生してそれが1クロックを越え、ハ
ードウェアとして誤動作を引き起こすことを避けるため
の、タイミング調整の機能を持ったものである。
【0156】さて、出力計算回路63では、パスメモリ
回路62の出力625から、パスマージした、即ち
“1”なるパスから、出力データ64を求める。ここ
で、出力データは、図18における数値データの分子に
従って得られる。
【0157】なお、パスマージしていない場合、即ち出
力625の合計10ビットの中で“1”なるパスが2本
以上ある場合、出力データ“0”に相当する出力625
中のパス数と、出力データ“1”に相当する出力625
中のパス数を比較し、前者が多ければ出力を“0”、後
者が多ければ出力を“1”とする。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果が得られる。
【0159】PR(1,1)等化+3値/2値・4状態
ビタビ復号法において、重みによって3値データと2値
データの重要度に差を持たせることができるため、記録
再生特性、媒体特性により3値データと2値データとで
重要度に相違がある場合、エラーレートをより一層低減
することができる。特に、各クロック毎に、3値データ
及び2値データの何れか一方のレベルを閾値Lと比較
し、その比較結果に応じて、予め定められた2個の重み
値w0,w1の内から実際に使用する重みwを選択する
構成にあっては、記録再生特性、媒体特性により3値デ
ータと2値データの重要度がレベルにより相違する場合
にも対応することが可能となる。
【0160】PR(1,1)等化+3値/2値・4状態
ビタビ復号法を、より状態の数の多い6状態ビタビ復号
に拡張したことにより、ビットエラー訂正能力が向上す
る。また、重みによって4値データと7値データの重要
度に差を持たせる構成にあっては、記録再生特性、媒体
特性により4値データと7値データとで重要度に相違が
ある場合に、エラーレートをより一層低減することがで
きる。特に、各クロック毎に、4値データ及び7値デー
タの何れか一方のレベルを閾値Lと比較し、その比較結
果に応じて、予め定められた2個の重み値w0,w1の
内から実際に使用する重みwを選択する構成にあって
は、記録再生特性、媒体特性により4値データと7値デ
ータの重要度がレベルにより相違する場合にも対応する
ことが可能となる。
【0161】PR(1,1)等化+3値/2値・4状態
ビタビ復号法を、より状態の数の多い10状態ビタビ復
号に拡張したことにより、ビットエラー訂正能力が向上
する。また、重みによって7値データと10値データの
重要度に差を持たせる構成にあっては、記録再生特性、
媒体特性により7値データと10値データとで重要度に
相違がある場合に、エラーレートをより一層低減するこ
とができる。特に、各クロック毎に、7値データ及び1
0値データの何れか一方のレベルを閾値Lと比較し、そ
の比較結果に応じて、予め定められた2個の重み値w
0,w1の内から実際に使用する重みwを選択する構成
にあっては、記録再生特性、媒体特性により7値データ
と10値データの重要度がレベルにより相違する場合に
も対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PR(1,1)による再生波形のアイ・パター
ン図である。
【図2】PR(1,1)+4状態ビタビ復号における3
値データに関する状態遷移図である。
【図3】PR(1,1)+4状態ビタビ復号における2
値データに関する状態遷移図である。
【図4】PR(1,1)+4状態ビタビ復号における3
値/2値データに関するトレリス線図である。
【図5】PR(1,1)+4状態ビタビ復号におけるパ
ス接続の説明図である。
【図6】PR(1,1)+4状態ビタビ復号におけるパ
スマージの例を示す図である。
【図7】本発明の再生データ検出装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図8】PR(1,2,1)による再生波形のアイ・パ
ターン図である。
【図9】PR(1,2,1)+6状態ビタビ復号におけ
る4値データの状態遷移図である。
【図10】PR(1,2,1)+6状態ビタビ復号にお
ける7値データの状態遷移図である。
【図11】PR(1,2,1)+6状態ビタビ復号に関
し、4値/7値データに関するトレリス線図である。
【図12】PR(1,2,1)+6状態ビタビ復号にお
けるパス接続の説明図である。
【図13】PR(1,2,1)+6状態ビタビ復号にお
けるパスマージの例を示す図である。
【図14】本発明の再生データ検出装置の他の例を示す
ブロック図である。
【図15】PR(1,2,2,1)による再生波形のア
イ・パターン図である。
【図16】PR(1,2,2,2)+10状態ビタビ復
号における7値データの状態遷移図である。
【図17】PR(1,2,2,2)+10状態ビタビ復
号における10値データの状態遷移図である。
【図18】PR(1,2,2,2)+10状態ビタビ復
号における7値/10値データのトレリス線図である。
【図19】PR(1,2,2,2)+10状態ビタビ復
号におけるパス接続の説明図である。
【図20】PR(1,2,2,2)+10状態ビタビ復
号におけるパスマージの例を示す図である。
【図21】本発明の再生データ検出装置の別の例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1…PR(1,1)等化器(3値/2値) 11…PR(1,1)等化器(3値) 12…PR(1,1)等化器(2値) 13…重み設定回路 14,15…遅延器 16…3値データ 17…2値データ 18…重み 19…設定端子 2…ビタビ復号器(3値/2値・4状態) 21…パスメトリック/接続先計算回路 22…パスメモリ回路 221−1,221−2,221−3…データラッチ 222−0〜222−n…接続先判定回路 223…オール“1”信号 224…接続先判定回路220−0の出力 225…パスメモリ回路の出力 226,227…タイミング調整用のデータラッチ 23…出力計算回路 24…出力データ 3…PR(1,2,1)等化器(4値/7値) 31…PR(1,2,1)等化器(4値) 32…PR(1,2,1)等化器(7値) 33…重み設定回路 34,35…遅延器 36…4値データ 37…7値データ 38…重み 39…設定端子 4…ビタビ復号器(4値/7値・6状態) 41…パスメトリック/接続先計算回路 42…パスメモリ回路 421−1,421−2,421−3…データラッチ 422−0〜422−n…接続先判定回路 423…オール“1”信号 424…接続先判定回路422−0の出力 425…パスメモリ回路の出力 426,427…タイミング調整用のデータラッチ 43…出力計算回路 44…出力データ 5…PR(1,2,2,1)等化器(7値/10値) 51…PR(1,2,2,1)等化器(7値) 52…PR(1,2,2,1)等化器(10値) 53…重み設定回路 54,55…遅延器 56…7値データ 57…10値データ 58…重み 59…設定端子 6…ビタビ復号器(7値/10値・10状態) 61…パスメトリック/接続先計算回路 62…パスメモリ回路 621−1,621−2,621−3…データラッチ 622−0〜622−n…接続先判定回路 623…オール“1”信号 624…接続先判定回路622−0の出力 625…パスメモリ回路の出力 626,627…タイミング調整用のデータラッチ 63…出力計算回路 64…出力データ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最小反転間隔が2以上なる記録符号で記
    録された記録データの再生データ検出装置において、 前記記録データの再生信号を入力し、符号間相関を利用
    したパーシャルレスポンス(1,1)検出により再生信
    号を3値データ、および、その3値データの時間的中間
    位置に存在する2値データに変換するPR(1,1)等
    化器と、 前記3値データおよび前記2値データに応じた4つの再
    生状態S0、S1、S2、S3の推移ルールによりビタ
    ビ復号を行う4状態ビタビ復号器とを備え、 前記推移ルールは、S0で3値データ−1、2値データ
    −1を入力したときS0へ推移し出力データを0とし、
    S0で3値データ0、2値データ1を入力したときS1
    へ推移し出力データを1とし、S1で3値データ1、2
    値データ1を入力したときS2へ推移し出力データを0
    とし、S2で3値データ1、2値データ1を入力したと
    きS2へ推移し出力データを0とし、S2で3値データ
    0、2値データ−1を入力したときS3へ推移し出力デ
    ータを1とし、S3で3値データ−1、2値データ−1
    を入力したときS0へ推移し出力データを0とするもの
    であり、且つ、 前記4状態ビタビ復号器は、3値データから計算される
    推移確率の負の対数であるメトリック及び2値データか
    ら計算される推移確率の負の対数であるメトリックの一
    方に重みwを乗じ、他方のメトリックに重み(1−w)
    を乗じ、これらを加算して新しいメトリックとする構成
    を有することを特徴とする再生データ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記4状態ビタビ復号器は、各クロック
    毎に、3値データ及び2値データの何れか一方のレベル
    を閾値Lと比較し、その比較結果に応じて、予め定めら
    れた2個の重み値w0,w1の内から前記重みwとして
    使用する値を選択する構成を有することを特徴とする請
    求項1記載の再生データ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記4状態ビタビ復号器は、選択される
    可能性がある状態と、その状態から選択されたパスか
    ら、1クロック前の選択される可能性がある状態を判定
    し、それを多段従属接続し、最終的に1状態に絞られた
    とき、その状態に相当するデータを出力データとする構
    成を有することを特徴とする請求項2記載の再生データ
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記4状態ビタビ復号器は、1状態に絞
    られなかったとき、出力データ“0”に相当する生き残
    り状態数と出力データ“1”に相当する生き残り状態数
    とを比較し、前者が大きければ出力データを“0”と
    し、後者が大きければ出力データを“1”とすることを
    特徴とする請求項3記載の再生データ検出装置。
  5. 【請求項5】 前記4状態ビタビ復号器は、パスメトリ
    ック/接続先計算回路、パスメモリ回路、および出力計
    算回路から成ることを特徴とする請求項4記載の再生デ
    ータ検出装置。
  6. 【請求項6】 最小反転間隔が2以上なる記録符号で記
    録された記録データの再生データ検出装置において、 前記記録データの再生信号を入力し、符号間相関を利用
    したパーシャルレスポンス(1,2,1)検出により再
    生信号を4値データ、および、その4値データの時間的
    中間位置に存在する7値データに変換するPR(1,
    2,1)等化器と、 前記4値データおよび前記7値データに応じた6つの再
    生状態S0、S1、S2、S3、S4、S5の推移ルー
    ルによりビタビ復号を行う6状態ビタビ復号器とを備
    え、 前記推移ルールは、S0で4値データ−4、7値データ
    −4を入力したときS0へ推移し出力データを0とし、
    S0で4値データ−4、7値データ−3を入力したとき
    S1へ推移し出力データを0とし、S1で4値データ−
    2、7値データ0を入力したときS2へ推移し出力デー
    タを1とし、S2で4値データ2、7値データ3を入力
    したときS3へ推移し出力データを0とし、S2で4値
    データ2、7値データ2を入力したときS4へ推移し出
    力データを0とし、S3で4値データ4、7値データ4
    を入力したときS3へ推移し出力データを0とし、S3
    で4値データ4、7値データ3を入力したときS4へ推
    移し出力データを0とし、S4で4値データ2、7値デ
    ータ0を入力したときS5へ推移し出力データを1と
    し、S5で4値データ−2、7値データ−3を入力した
    ときS0へ推移し出力データを0とし、S5で4値デー
    タ−2、7値データ−2を入力したときS0へ推移し出
    力データを0とするものであることを特徴とする再生デ
    ータ検出装置。
  7. 【請求項7】 前記6状態ビタビ復号器は、4値データ
    から計算される推移確率の負の対数であるメトリック及
    び7値データから計算される推移確率の負の対数である
    メトリックの一方に重みwを乗じ、他方のメトリックに
    重み(1−w)を乗じ、これらを加算して新しいメトリ
    ックとする構成を有することを特徴とする請求項6記載
    の再生データ検出装置。
  8. 【請求項8】 前記6状態ビタビ復号器は、各クロック
    毎に、4値データ及び7値データの何れか一方のレベル
    を閾値Lと比較し、その比較結果に応じて、予め定めら
    れた2個の重み値w0,w1の内から前記重みwとして
    使用する値を選択する構成を有することを特徴とする請
    求項7記載の再生データ検出装置。
  9. 【請求項9】 前記6状態ビタビ復号器は、選択される
    可能性がある状態と、その状態から選択されたパスか
    ら、1クロック前の選択される可能性がある状態を判定
    し、それを多段従属接続し、最終的に1状態に絞られた
    とき、その状態に相当するデータを出力データとする構
    成を有することを特徴とする請求項8記載の再生データ
    検出装置。
  10. 【請求項10】 前記6状態ビタビ復号器は、1状態に
    絞られなかったとき、出力データ“0”に相当する生き
    残り状態数と出力データ“1”に相当する生き残り状態
    数とを比較し、前者が大きければ出力データを“0”と
    し、後者が大きければ出力データを“1”とすることを
    特徴とする請求項9記載の再生データ検出装置。
  11. 【請求項11】 前記6状態ビタビ復号器は、パスメト
    リック/接続先計算回路、パスメモリ回路、および出力
    計算回路から成ることを特徴とする請求項10記載の再
    生データ検出装置。
  12. 【請求項12】 最小反転間隔が2以上なる記録符号で
    記録された記録データの再生データ検出装置において、 前記記録データの再生信号を入力し、符号間相関を利用
    したパーシャルレスポンス(1,2,2,1)検出によ
    り再生信号を7値データ、および、その7値データの時
    間的中間位置に存在する10値データに変換するPR
    (1,2,2,1)等化器と、 前記7値データおよび前記10値データに応じた10個
    の再生状態S0、S1、S2、S3、S4、S5、S
    6、S7、S8、S9の推移ルールによりビタビ復号を
    行う10状態ビタビ復号器とを備え、 前記推移ルールは、S0で7値データ−6、10値デー
    タ−6を入力したときS0へ推移し出力データを0と
    し、S0で7値データ−6、10値データ−5を入力し
    たときS1へ推移し出力データを0とし、S1で7値デ
    ータ−4、10値データ−2を入力したときS2へ推移
    し出力データを0とし、S2で7値データ0、10値デ
    ータ2を入力したときS3へ推移し出力データを1と
    し、S2で7値データ0、10値データ1を入力したと
    きS4へ推移し出力データを1とし、S3で7値データ
    4、10値データ5を入力したときS5へ推移し出力デ
    ータを0とし、S3で7値データ4、10値データ4を
    入力したときS6へ推移し出力データを0とし、S4で
    7値データ2、10値データ1を入力したときS7へ推
    移し出力データを0とし、S5で7値データ6、10値
    データ6を入力したときS5へ推移し出力データを0と
    し、S5で7値データ6、10値データ5を入力したと
    きS6へ推移し出力データを0とし、S6で7値データ
    4、10値データ2を入力したときS7へ推移し出力デ
    ータを0とし、S7で7値データ0、10値データ−2
    を入力したときS8へ推移し出力データを1とし、S7
    で7値データ0、10値データ−1を入力したときS9
    へ推移し出力データを1とし、S8で7値データ−4、
    10値データ−5を入力したときS0へ推移し出力デー
    タを0とし、S8で7値データ−4、10値データ−4
    を入力したときS1へ推移し出力データを0とし、S9
    で7値データ−2、10値データ−1を入力したときS
    2へ推移し出力データを0とするものであることを特徴
    とする再生データ検出装置。
  13. 【請求項13】 前記10状態ビタビ復号器は、7値デ
    ータから計算される推移確率の負の対数であるメトリッ
    ク及び10値データから計算される推移確率の負の対数
    であるメトリックに重みwを乗じ、他方のメトリックに
    重み(1−w)を乗じ、これらを加算して新しいメトリ
    ックとする構成を有することを特徴とする請求項第12
    項記載の再生データ検出装置。
  14. 【請求項14】 前記10状態ビタビ復号器は、各クロ
    ック毎に、7値データ及び10値データの何れか一方の
    レベルを閾値Lと比較し、その比較結果に応じて、予め
    定められた2個の重み値w0,w1の内から前記重みw
    として使用する値を選択する構成を有することを特徴と
    する請求項13記載の再生データ検出装置。
  15. 【請求項15】 前記10状態ビタビ復号器は、選択さ
    れる可能性がある状態と、その状態から選択されたパス
    から、1クロック前の選択される可能性がある状態を判
    定し、それを多段従属接続し、最終的に1状態に絞られ
    たとき、その状態に相当するデータを出力データとする
    ことを特徴とする請求項14記載の再生データ検出装
    置。
  16. 【請求項16】 前記10状態ビタビ復号器は、1状態
    に絞られなかったとき、出力データ“0”に相当する生
    き残り状態数と出力データ“1”に相当する生き残り状
    態数とを比較し、前者が大きければ出力データを“0”
    とし、後者が大きければ出力データを“1”とすること
    を特徴とする請求項15記載の再生データ検出装置。
  17. 【請求項17】 前記10状態ビタビ復号器は、パスメ
    トリック/接続先計算回路、パスメモリ回路、および出
    力計算回路から成ることを特徴とする請求項第16記載
    の再生データ検出装置。
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