JPH11154381A - 変調装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

変調装置および方法、並びに提供媒体

Info

Publication number
JPH11154381A
JPH11154381A JP13192598A JP13192598A JPH11154381A JP H11154381 A JPH11154381 A JP H11154381A JP 13192598 A JP13192598 A JP 13192598A JP 13192598 A JP13192598 A JP 13192598A JP H11154381 A JPH11154381 A JP H11154381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
run
maximum
restriction
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13192598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3760966B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Nakagawa
俊之 中川
Tatsuya Narahara
立也 楢原
Yoshihide Niifuku
吉秀 新福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP13192598A priority Critical patent/JP3760966B2/ja
Publication of JPH11154381A publication Critical patent/JPH11154381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3760966B2 publication Critical patent/JP3760966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロックを安定して再生できるようにする。 【解決手段】 シフトレジスタ11から入力されるデー
タに、最小反転間隔Tminが複数回連続するデータ(制
限コード)が含まれるとき、Tmin連続制限コード検出
部13でこれを検出する。拘束長判定部12は、Tmin
連続制限コード検出部13より検出信号が入力されたと
き、拘束長iを制限コードに対応する拘束長として判定
し、マルチプレクサ15に出力する。マルチプレクサ1
5は、変換器14−1乃至14−rのうち、拘束長判定
部12より供給された拘束長に対応する変換器の出力を
選択し、バッファ16を介してラン検出処理部17に出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変調装置および方
法、並びに提供媒体に関し、特にデータ伝送や記録媒体
への記録に適するようにデータを変調する、変調装置お
よび方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】データを所定の伝送路に伝送したり、ま
たは例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク
等の記録媒体に記録する際、伝送や記録に適するように
データの変調が行われる。このような変調方法の1つと
して、ブロック符号が知られている。このブロック符号
は、データ列をm×iビットからなる単位(以下データ
語という)にブロック化し、このデータ語を適当な符号
則に従ってn×iビットからなる符号語に変換するもの
である。そしてこの符号は、i=1のときには固定長符
号となり、またiが複数個選べるとき、すなわち1乃至
imax(最大のi)の範囲の所定のiを選択して変換し
たときには可変長符号となる。このブロック符号化され
た符号は可変長符号(d,k;m,n;r)と表され
る。
【0003】ここでiは拘束長と称され、imaxはr
(最大拘束長)となる。また最小ランdは符号系列内の
連続する”1”の間に入る”0”の最小連続個数を示
し、最大ランkは符号系列内の連続する”1”の間に入
る”0”の最大連続個数を示している。
【0004】コンパクトディスクやミニディスク(商
標)等においては、上述のようにして得られた可変長符
号に対して、”1”で反転、”0”で無反転とするNR
ZI(Non Return to Zero Inverted)変調を行い、N
RZI変調された可変長符号(以下記録波形列という)
を記録するようにしている。
【0005】記録波形列の最小反転間隔をTminとし、
最大反転間隔をTmaxとするとき、線速方向に高密度の
記録を行うためには、最小反転間隔Tminは長い方が、
すなわち最小ランdは大きい方が良く、またクロックの
再生の面からは最大反転間隔Tmaxは短いほうが、すな
わち最大ランkは小さい方が望ましく、種々の変調方法
が提案されている。
【0006】具体的には、例えば磁気ディスクまたは光
磁気ディスク等で用いられる変調方式としてRLL(Run
Length Limited code)(2−7)がある。この変調方
式のパラメータは(2,7;1,2;3)であり、記録
波形列のビット間隔をTとすると、最小反転間隔Tmin
( =(d+1)T)は3(=2+1)Tとなる。デー
タ列のビット間隔をTdataとすると、この最小反転間隔
Tminは1.5(=(m/n)×Tmin=(1/2)×
3)Tdataとなる。また最大反転間隔Tmax(=(k+
1)T)は8(=7+1)T(=((m/n)×Tma
x)Tdata=(1/2)×8Tdata=4.0Tdata)と
なる。さらに検出窓幅Tw(=(m/n)T)は、0.
5(=1/2)Tdataとなる。
【0007】この他、例えば同様に磁気ディスクまたは
光磁気ディスク等で用いられる変調方式としてRLL
(1−7)がある。この変調方式のパラメータは(1,
7;2,3;2)であり、最小反転間隔Tminは2(=
1+1)T(=(2/3)×2Tdata=1.33Tdat
a)となる。また最大反転間隔Tmaxは8(=7+1)T
(=(2/3)×8Tdata=5.33Tdata)となる。
さらに検出窓幅Twは、0.67(=2/3)Tdataと
なる。
【0008】ここでRLL(2−7)とRLL(1−
7)を比較すると、例えば磁気ディスクシステムや光磁
気ディスクシステムにおいて、線速方向に記録密度を高
くするには、最小反転間隔Tminが1.33Tdataであ
るRLL(1−7)より、1.5TdataであるRLL
(2−7)の方が望ましい。しかしながら、実際には、
RLL(2−7)より、検出窓幅Twがより大きく、ジ
ッタに対する許容量が大きいと言われるRLL(1−
7)がよく用いられている。
【0009】RLL(1−7)符号の変換テーブルは例
えば以下の通りである。
【0010】
【0011】ここで変換テーブル内の記号xは、次に続
くチャネルビットが0であるときに1とされ、また次に
続くチャネルビットが1であるときに0とされる(以
下、同様)。なお、最大拘束長rは2である。
【0012】またこの符号は、次の表に示すように、M
SBからLSBまでの各ビットの順番を逆にしても実現
することができる。
【0013】
【0014】ここで最大拘束長rは2である。
【0015】さらに、RLL(1−7)符号の変換テー
ブルは次のように配列を変えても実現できる。
【0016】
【0017】ここで最大拘束長rは2である。
【0018】またこの符号は、次の表に示すように、M
SBからLSBまでの各ビットの順番を逆にしても実現
することができる。
【0019】
【0020】ここで最大拘束長rは2である。
【0021】またさらに、最小ランd=1で、最大反転
間隔Tmaxを小さくしたRLL(1−6)符号の変換テ
ーブルは例えば以下の通りである。
【0022】 <表5> RLL(1,6; 2,3; 4) データ 符号 i=1 11 10x 10 010 01 00x i=2 0011 100 010 0010 100 00x 0001 000 010 i=3 000011 000 001 010 000010 000 001 00x 000001 100 000 010 i=4 00000011 000 001 000 010 00000010 000 001 000 00x 00000001 101 000 000 10x 00000000 001 000 000 10x
【0023】ここで最大拘束長rは4である。
【0024】またこの符号は、次の表に示すように、M
SBからLSBまでの各ビットの順番を逆にしても実現
することができる。
【0025】 <表6> RLL(1,6; 2,3; 4) データ 符号 i=1 11 x01 10 010 01 x00 i=2 0011 010 001 0010 x00 001 0001 010 000 i=3 000011 010 100 000 000010 x00 100 000 000001 010 000 001 i=4 00000011 010 000 100 000 00000010 x00 000 100 000 00000001 x01 000 000 101 00000000 x01 000 000 100
【0026】ここで最大拘束長rは4である。
【0027】以上の他に、最小ランd=1で、最大反転
間隔Tmaxを小さくしたRLL(1−6)符号であり、
最悪エラー伝搬が有限ビットである変換テーブルは、例
えば以下の通りである。
【0028】 <表7> RLL(1,6; 2,3; 5) データ 符号 i=1 11 10x 10 010 01 00x i=2 0011 100 010 0010 100 00x 0001 000 010 i=3 000011 000 001 010 000010 000 001 00x 000001 100 000 010 i=4 00000011 000 001 000 010 00000010 101 000 000 10x 00000001 001 000 000 10x i=5 0000000011 101 000 000 100 010 0000000010 101 000 000 100 00x 0000000001 001 000 000 100 010 0000000000 001 000 000 100 00x
【0029】ここで最大拘束長rは5である。
【0030】表7は、ビットシフトエラーが発生した場
合、それを復調したとき、無限にエラーが続くことがな
いようなテーブルとなっている。無限にエラーが続くと
は、符号列において発生させた1ヶ所のビットシフトエ
ラーによって、それ以降、復調されたデータ列が、ずっ
と正しく復調されないことを意味する。
【0031】またビットシフトエラーとは、あるデータ
列を、変調することで発生した符号列において、エッジ
を表す”1”が前方または後方にシフトすることによる
エラーのことである。
【0032】この他に、最小ランd=2で、最大反転間
隔Tmaxが8T(最大ラン7)であるRLL(2−7)
符号の変換テーブルは例えば以下の通りである。
【0033】
【0034】ところでRLL(1−7)による変調を行
ったチャネルビット列は、発生頻度としてはTminであ
る2Tが一番多く、以下3T、4Tと続く。2Tや3T
のようなエッジ情報が早い周期で多く発生するのは、ク
ロック再生には有利となるが、しかし、2Tが連続しつ
づけると、むしろ記録波形に歪みが生じ易くなってく
る。なぜならば、2Tの波形出力は小さく、デフォーカ
スやタンジェンシャル・チルトによる影響を受け易いか
らである。またさらに、高線密度では、最小マークの連
続した記録はノイズ等外乱の影響を受け易く、データの
再生誤りが発生し易くなる。
【0035】またRLL(1−7)は、しばしばPRM
L(Partial Response Maximum Likelihood)と組み合わ
され、高線密度記録の再生時のS/N改善を行ってい
る。この方式は、RF再生波形をメディアの特性に合わ
せて、例えばPR(1,1)や、PR(1,2,1)に
等化したものをビタビ復号するものである。例えばPR
(1,1)に等化する場合の望ましい再生出力は、次の
ようになる。 1 0 1 0 1 0 1 0 (チャネルビットデータ列) 1 1 0 0 1 1 0 0 (NRZI変換後) ....... 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 -1 -1 ....... ...+2 0 -2 0 +2 0 ... (再生出力) このNRZI変換後のデータは、レベルデータであり、
チャネルビットデータが1のとき、直前の値(1または
0)と異なる値(0または1)とされ、チャネルビット
データが0のとき、直前の値(0または1)と同一の値
(0または1)とされる。また、この例では、NRZI
変換後の値が1のとき、”11”が復号され、NRZI
変換後の値が0のとき、”−1−1”が復号されるもの
とされている。Tminである2Tが連続したときの波形
等化は、この再生出力となるように行われる。一般に、
高線密度になるほど波形干渉は長くなり、波形等化も例
えばPR(1,2,2,1)やPR(1,1,1,1)
のように長くなってくる。
【0036】ところで、最小ランd=1である場合、高
線密度化した結果、適した波形等化がPR(1,1,
1,1)となったとき、Tminである2Tが連続したと
きを考えると、そのときの再生信号は、 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0(チャネルビットデータ列) 1 1 0 0 1 1 0 0 1 1(NRZI変換後) ....... 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 1 1 1 1 1 1 1 1 -1 -1 -1 -1 ....... ... 0 0 0 0 ... (再生出力) となり、ゼロが連続することになる。これはすなわち、
波形等化後の信号出力がない状態が続くことを示してお
り、従ってビタビ復号はマージしない。したがって、デ
ータ再生やクロック再生の安定性を欠く原因となる。
【0037】このようなチャネルビットデータ列となる
のは、例えば、表1のRLL(1,7;2,3;2)で
は、変調前のデータ列が、 「10−01−10−01−10−...」 となる場合である。
【0038】また表5のRLL(1,6;2,3;4)
では、変調前のデータ列が、 「11−10−11−10−11−10−...」 となる場合である。
【0039】さらに表8のRLL(2,7;1,2;
3)では、変調前のデータ列が、 「010−010−010−010−...」 となる場合である。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、磁気デ
ィスクや光磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体を高
密度化していった場合に、変調符号としてRLL(1−
7)あるいはRLL(1−6),RLL(2−7)、あ
るいはVFM(Variable Five Modulation)符号など最小
ランの長い符号を選択したとき、高線密度での記録再生
波形は、最小反転間隔Tminの再生出力が小さくなる。
したがって、Tminが連続して発生し過ぎると、記録時
の歪みが発生しやすくなり、クロックの再生に対し不利
になったり、あるいはジッタ等の外乱に弱くなり、エラ
ーを発生しやすくなるという課題がある。
【0041】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、従来の例えばRLL(1−7),RLL
(1−6),RLL(2−7)等に較べて、同様の変調
テーブルに、さらに最小反転間隔Tminが長く連続する
回数を制限するコードを新たに付加し、クロック再生等
が安定して行えるようにするものである。
【0042】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の変調装
置は、可変長符号変換後のチャネルビット列における、
1以上の最小ランdが所定回数連続するとき、その連続
する回数を制限する制限コードを所定の制限符号に割り
当てる変換手段を備えることを特徴とする。
【0043】請求項24に記載の変調方法は、可変長符
号変換後のチャネルビット列における、1以上の最小ラ
ンdが所定回数連続するとき、その連続する回数を制限
する制限コードを所定の制限符号に割り当てる変換ステ
ップを含むことを特徴とする。
【0044】請求項25に記載の提供媒体は、可変長符
号変換後のチャネルビット列における、1以上の最小ラ
ンdが所定回数連続するとき、その連続する回数を制限
する制限コードを所定の制限符号に割り当てる変換ステ
ップを含む処理を変調装置に実行させるプログラムを提
供することを特徴とする。
【0045】請求項1に記載の変調装置、請求項24に
記載の変調方法、および請求項25に記載の提供媒体に
おいては、最小ランdが1以上とされ、可変長符号変換
後のチャネルビット列における、最小ランdが所定回数
連続するとき、その連続する回数を制限する制限コード
が別に割り当てられる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
【0047】すなわち、請求項1に記載の変調装置は、
可変長符号変換後のチャネルビット列における、1以上
の最小ランdが所定回数連続するとき、その連続する回
数を制限する制限コードを所定の制限符号に割り当てる
変換手段(例えば、図1の変換部14)を備えることを
特徴とする。
【0048】但し勿論この記載は、各手段を記載したも
のに限定することを意味するものではない。
【0049】以下、本発明に係る変調装置の実施の形態
を図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、基
本データ長がmビットであるデータを、可変長符号
(d,k;m,n;r)に変換する変調装置の一例であ
り、図1は、その具体的な回路構成を示している。この
実施の形態では、基本データ長が2ビットであるデータ
を、RLL(1−7)符号のチャネルビット列の、最小
ランが所定回数続くのを制限するコードを含む変換テー
ブルで、可変長符号(1,7;2,3;3)に変換す
る。
【0050】可変長符号(d,k;m,n;r)を、例
えば可変長符号(1,7;2,3;3)であるとすると
き、すなわち0の最小ランであるdを1ビット、0の最
大ランであるkを7ビット、基本データ長であるmを2
ビット、基本符号長であるnを3ビット、最大拘束長で
あるrを3とするとき、変換テーブルは、例えば次の表
に示すような変換テーブルとされている。
【0051】
【0052】なお、上記したRML(1,7;2,3;
3)のRMLは、Repeated Minimumrunlength Limited
codeの略であり、従来の可変長符号(1,7;2,3;
3)から本発明の場合を区別するために付加した記号で
ある。
【0053】シフトレジスタ11は、データを2ビット
ずつシフトさせながら、データを拘束長判定部12、T
min連続制限コード検出部13、および、すべての変換
部14−1乃至14−rに出力するようになされてい
る。
【0054】拘束長判定部12は、データの拘束長iを
判定し、マルチプレクサ15に出力するようになされて
いる。Tmin連続制限コード検出部13は、専用のコー
ド(制限コード)を検出したとき、その検出信号を拘束
長判定部12に出力する。
【0055】Tmin連続制限コード検出部13によりTm
in制限コードが検出されたとき、拘束長判定部12で
は、予め設定されている専用の拘束長であると判定し、
その拘束長をマルチプレクサ15に出力する。このと
き、拘束長判定部12では、別の拘束長を判定している
場合があるが、Tmin連続制限コード検出部13からの
出力があるときは、そちらを優先させて拘束長を決定す
る。
【0056】変換部14−1乃至14−rは、内蔵され
ている変換テーブルを参照し、供給されたデータに該当
する変換則が登録されているか否かを判断し、登録され
ている場合は、そのデータの変換を行った後、変換後の
符号をマルチプレクサ15に出力するようになされてい
る。また、データが変換テーブルに登録されていない場
合、変換部14−1乃至14−rは、供給されたデータ
を破棄するようになされている。
【0057】なお、変換部14−1乃至14−rは、変
換後の符号に不確定ビットが含まれる場合、その不確定
ビットの値を1とした後、符号の出力を行う。
【0058】マルチプレクサ15は、拘束長判定部12
より供給される拘束長iに対応する変換部14−iが変
換した符号を選択し、その符号を、シリアルデータとし
て、バッファ16を介してラン検出処理部17に出力す
るようになされている。
【0059】ラン検出処理部17は、供給されたシリア
ルデータにおいて、ランレングス(連続する「0」の個
数)が最小ランdより小さいランを検出し、所定の不確
定ビットの値を「1」から「0」に変更するようになさ
れている。
【0060】ラン検出処理部17は、このようにして、
すべてのランの長さを最小ランd以上にする(変換部1
4−iにおいて、不確定ビットの値をすべて1に設定す
ることにより、最大ランkより大きいランの発生が除去
されているので、結局、すべてのランの長さは、最小ラ
ンd以上であり最大ランk以下となる)。
【0061】クロック回路(CLK)18は、クロック
を発生し、タイミング管理部19は、クロック回路18
より供給されたクロックに同期してタイミング信号を生
成し、シフトレジスタ11、拘束長判定部12、Tmin
連続制限コード検出部13、およびバッファ16に供給
するようになされている。
【0062】図2は、ラン検出処理部17の一実施の形
態を示している。この実施の形態は、RML(1−7)
における最小ランd(=1)より小さい長さを有する
(即ち、ランレングスが0である)ランを検出する。
【0063】メモリ21は、バッファ16より供給され
るシリアルデータの1ビットを、1クロックの間保持し
た後、出力するようになされている。AND回路22
は、バッファ16より供給されるシリアルデータと、メ
モリ21より出力される、1クロック前に供給されたシ
リアルデータの論理積を計算し、その計算結果をXOR
(排他的論理和)回路23の一方の入力に出力するよう
になされている。
【0064】XOR回路23は、AND回路22より供
給されるデータと、メモリ21より供給されるデータの
排他的論理和を計算し、その計算結果をNRZI変調回
路24に出力するようになされている。
【0065】NRZI変調回路24は、XOR回路23
より供給されるビット列に対して、NRZI変調を行
い、NRZI変調された符号を変調符号として出力する
ようになされている。
【0066】なお、NRZI変調回路24は、必要に応
じて、他の変調方式に基づいて符号を変調する回路に置
き換えてもよい。また、例えば、ISO規格の光磁気デ
ィスクのように、RLL符号などに変調したビット列を
NRZI変調を行わないで、そのまま記録する場合、N
RZI変調回路24は不要となり、XOR回路23の出
力が、変調符号としてラン検出処理部17から出力され
る。
【0067】次に、この実施の形態の動作について説明
する。
【0068】最初に、シフトレジスタ11より、各変換
部14−1乃至14−r、拘束長判定部12、およびT
min連続制限コード検出部13に、データが2ビット単
位で供給される。
【0069】拘束長判定部12は、表9に示す変換テー
ブルを内蔵しており、この変換テーブルを参照して、デ
ータの拘束長iを判定し、判定結果(拘束長i)をマル
チプレクサ15に出力する。
【0070】そしてTmin連続制限コード検出部13
は、表9に示す変換テーブルのうちの制限コード部分
(表9の場合、i=3のデータ「100110」を変換
する部分)を内蔵しており、この変換テーブルを参照し
て、Tmin連続を制限するためのコード(「10011
0」)を検出したとき、その検出信号を拘束長判定部1
2に出力する。
【0071】拘束長判定部12では、Tmin連続制限コ
ード検出部13からの検出信号があった場合には、その
とき別の拘束長を判定していても、それを選択せず、入
力されたデータの拘束長は、Tmin連続制限コードに基
づく拘束長であると判定し、その拘束長をマルチプレク
サ15に出力する。
【0072】図3は、拘束長判定部12の動作を説明し
ている。拘束長判定部12は、表9に示すテーブルを内
蔵しており、入力されたデータが「01」、「10」、
「11」のいずれかに一致するか否かを判定部31で判
断する。入力されたデータが「01」、または「11」
のいずれかに一致する場合、判定部31は、拘束長iが
1であると判定する。そして入力されたデータが「1
0」であった場合は、Tmin連続制限コード検出部13
において、始めの2ビットに加えてさらに4ビット先ま
で見て、「100110」(制限コード)に一致するか
否かを判断しており、結局入力されたデータが「100
110」でなかったときは、判定部32は、拘束長iが
1であると判定する。また「100110」であったと
きは、Tmin連続制限コード検出部13からの出力信号
により、判定部32は、拘束長i=1の代わりに、拘束
長iが3であると判定する。さらに、入力されたデータ
が「01」、「10」、「11」のいずれにも一致しな
い場合は、判定部33で、「0011」、「001
0」、「0001」、または「0000」のいずれかに
一致するか否かを判断する。
【0073】入力されたデータが「0011」、「00
10」、「0001」、「0000」のいずれかに一致
する場合、判定部33は、拘束長iが2であると判定す
る。ここで、これらの判定が行われなかった場合には、
入力データは、拘束長が1乃至3のビット列のうち、ど
のビット列にも一致しないことになり、エラーとなる。
【0074】拘束長判定部12は、このようにして判定
した拘束長iを、マルチプレクサ15に出力する。
【0075】なお、拘束長判定部12の拘束長判定の処
理を、図4に示すように、i=3,i=2,i=1のパ
ターンの順に行うようにしてもよい。
【0076】すなわち、この場合においては、判定部4
1において入力されたデータが、「100110」に一
致するか否かが判定され、一致する場合、拘束長iは3
とされる。一致しない場合には、判定部42において、
「0011」、「0010」、または「0001」のい
ずれかと一致するか否かが判定される。一致する場合に
は、拘束長iは2とされる。
【0077】一致しない場合には、判定部43におい
て、入力されたデータが「11」、「10」、または
「01」のいずれかに一致するか否かが判定され、一致
する場合、拘束長iは1とされ、一致しない場合、エラ
ーとされる。
【0078】一方、変換部14−1乃至14−rは、そ
れぞれ、各拘束長iに対応するテーブルを有しており、
供給されたデータに対応する変換則が、そのテーブルに
登録されている場合、その変換則を利用して、供給され
た2×iビットのデータを3×iビットの符号に変換
し、変換した符号に不確定ビットが含まれている場合、
その不確定ビットの値を1に設定した後、その符号をマ
ルチプレクサ15に出力する。
【0079】マルチプレクサ15は、拘束長判定部12
より供給された拘束長iに対応する変換部14−iより
符号を受け取り、その符号をシリアルデータとして、バ
ッファ16を介して、ラン検出処理部17に出力する。
【0080】ラン検出処理部17は、供給されるシリア
ルデータにおいて、最小ランd(=1)より小さいラン
を検出し、そのランの先端に隣接する不確定ビットの値
を、「1」から「0」に変更した後、NRZI変調を行
い、NRZI変調された符号を変調符号として出力す
る。
【0081】以上のようにして、一旦、すべての不確定
ビットの値を1に設定した後、最小ランd(=1)より
小さいランを検出し、そのランの先端に隣接する不確定
ビットの値を、「1」から「0」に変更し、不確定ビッ
トの値を正しいものにする。
【0082】ところで図2に示すラン検出処理部17に
おいては、供給されたデータ(1ビット)の値を1クロ
ックの間、メモリ21で記憶し、次に供給されるビット
の値(図2のA)とメモリ21の出力(図2のB)(連
続する2つのビットの値)がともに「1」である場合、
図5の真理値表に示すように、AND回路22とXOR
回路23により構成される論理回路より、「0」が出力
され、その他の場合(Bが0である場合、または、Bが
1であり、Aが0である場合)は、メモリ21の出力値
(B)が、そのまま出力される(図2のC)。
【0083】このようにすることで、供給されるシリア
ルデータにおいて、「1」が連続する場合(即ち、ラン
レングスが0である場合)、先行する「1」が「0」に
変更され、ランレングスがすべて1以上になる。
【0084】そして、NRZI変調回路24は、供給さ
れたシリアルデータに対して、NRZI変調を行い、変
調後の符号を変調符号として出力する。
【0085】以上のようにして、データが入力される
と、最初に、データの拘束長iを判定し、その拘束長i
に対応して、符号への変換を行い、この変換の際、不確
定ビットが含まれる場合、その不確定ビットの値を、一
旦、1に設定する。そして、次に、最小ランdより小さ
いランを検出し、そのランの先端に隣接する不確定ビッ
トの値を「1」から「0」に変更することで、不確定ビ
ットの値を正しいものにする。
【0086】表9において、i=3の変換テーブル(制
限コードの変換テーブル)が存在しないとすると、例え
ば、図6に示すように、データ「0010011001
10010010」が入力されると、最初の「001
0」は、i=2のデータとして、図6において、符号A
として示すように、「000010」の符号に変換され
る。次の「01」、「10」、「01」、「10」、
「01」が、それぞれi=1の変換テーブルに対応し
て、「10X]、「010」、「10X]、「01
0」、「10X]に変換される。最後の「0010」
は、i=2のデータとして、「000010」の符号に
変換される。なお、Xは、最小ランdおよび最大ランk
の規則を守るように、「0」または「1」に決定される
ので、この場合すべて1となる。
【0087】このようにして生成された符号を、例えば
NRZI方式で変調すると、「1」のタイミングにおい
て、その論理が反転する信号となるので、この符号A
は、2Tの最小反転間隔が8回連続する符号となる。
【0088】そこで、表9におけるi=3の変換テーブ
ルを採用するようにすると、データのうち「10011
0」は、制限コードと判定されるので、制限符号「10
0000010」に変換される。その結果、図6に符号
Bとして示すような符号が得られ、最小反転間隔Tmin
が何回も続くことが防止される。この表9の場合、最小
反転間隔Tminが連続する回数は5回までであり、6回
以上続くことはない。
【0089】なお、制限コード「100110」を、場
合によっては制限コード「100000010」に変換
するが、場合によっては、「10」、「01」、「1
0」として、「010101010」に変換するように
してもよい。いずれの場合においても、最小ランdと最
大ランkの規則は守られる。
【0090】上記実施の形態においては、表9にあるR
ML(1−7)符号の変調について説明したが、本発明
はこれ以外の符号への変調にも適用することができる。
例えば、表10、表11、または表12に示すような、
別のRML(1−7)符号への変調を行う場合、図1の
変調装置において、変換部14−iに、表10、表1
1、または表12に示す各拘束長iの部分を保持させ、
変換後に不確定ビットの値を1に設定し、ラン検出処理
部17において、最小ランより小さいランを検出し、所
定の不確定ビットの値を0に変更する。ラン検出処理部
17は、表10および表12の例では、図7に示すよう
に、図2におけるXOR回路23に対する一方の入力
を、メモリ21の出力ではなくメモリ21への入力に変
更するようにして、そのランの先頭に隣接する不確定ビ
ットの値を0に変更する。表11の例では、図2に示す
ようにして、そのランの終端に隣接する不確定ビットの
値を0に変更する。
【0091】図1の実施の形態は、変換テーブルあるい
は逆変換テーブルを、表9から、表10、表11、また
は表12に変更することで、そのまま適用することが可
能である。
【0092】
【0093】ここで最大拘束長rは3である。
【0094】
【0095】ここで最大拘束長rは3である。
【0096】
【0097】ここで最大拘束長rは3である。なお、こ
れらの表9乃至表12は、それぞれ、従来の表1乃至表
4に対応する表である。
【0098】図8乃至図10は、表10乃至表12の変
換テーブルを利用した場合において、最小反転間隔が、
何回も連続することが防止されることを表している。そ
の説明は、図6における場合と同様であるので、ここで
は省略する。
【0099】なお、表10乃至表12の変換テーブルを
用いた場合の最小反転間隔の連続回数は、いずれも5回
までであり、6回以上連続することはない。
【0100】ところで、表9、表10、表11、および
表12では、Tmin連続制限コードとして、拘束長i=
3において、「100110」を規定しているが、これ
は、例えば、表9の拘束長i=3の部分を変更して、表
13のように、「011001」と置き換えても同様の
効果を得ることができる。
【0101】図1の実施の形態は、変換テーブルあるい
は逆変換テーブルを、表9から、表13に変更すること
で、そのまま適用することが可能である。
【0102】
【0103】また、例えば表9にさらにコードを追加し
た形である、表14に示すように、拘束長i=4におい
てTmin連続制限コードを与えても同様の効果を得るこ
とができる。
【0104】図1の実施の形態は、変換テーブルあるい
は逆変換テーブルを、表9から、表14に変更すること
で、そのまま適用することが可能である。
【0105】 <表14> RML(1,7;2,3;4) データ 符号 i=1 11 00x 10 010 01 10x i=2 0011 000 00x 0010 000 010 0001 100 00x 0000 100 010 i=3 100110 100 000 010 i=4 01100111 001 000 000 010 01100110 100 000 001 00x 01100101 101 000 000 010 01100100 100 000 001 010
【0106】Tminの連続を制限する変調符号パターン
は、復調するときに一意に復調ができるパターンであれ
ば複数個を持っていても良い。また、表14に示すよう
に、拘束長を大きくすることによってTminの連続を制
限することもできる。このように、その他の制限コード
を持つテーブルを作成することもできる。
【0107】図11と図12は、それぞれ表13と表1
4の変換テーブルを利用した場合において、最小反転間
隔が、何回も連続することが防止される様子を表してい
る。その説明は、図6における場合と同様であるので、
ここでは省略する。
【0108】なお、表13と表14に示す変換テーブル
を用いた場合における最小反転間隔が連続する最大の回
数は5回であり、6回以上連続することはない。
【0109】ここで、表9の拘束長i=3におけるTmi
n連続制限データ列から変換される制限符号列「100
000 010」について説明する。この制限符号列
は、従来の(i=1またはi=2の)変換符号列中には
存在しない符号パターンである。従って、復調も行うこ
とができる符号パターンである。なお、このとき最小ラ
ンd=1、最大ランk=7の規則は守られている。
【0110】ところで、最大ランkの規則は、必ずしも
守られなくても良い場合が存在する。なぜならば、符号
列において、最小ランdは、記録再生に関係するので、
必ず守られなければならないが、最大ランkは、記録再
生に関係しないからである。フォーマットによっては、
あえて最大ランkを超える大きなビット間隔Tでデータ
を構成している場合も存在する。
【0111】最大ランkの規則が守られなくても良い場
合、Tmin連続制限変換において、変換される制限符号
語は、最小ランd=1の規則を守り、かつ従来の変換符
号列中に存在しない符号パターンを選択すればよい。こ
のようにすると、選択できる制限符号パターンは以下の
6パターンとなる。 「000 000 000」 制限符号パターン(1) 「000 000 001」 制限符号パターン(2) 「000 000 010」 制限符号パターン(3) 「100 000 000」 制限符号パターン(4) 「100 000 001」 制限符号パターン(5) 「100 000 010」 制限符号パターン(6) なお、表9では、制限符号パターン(1)乃至(6)の
なかで、最小ランd=1、最大ランk=7の規則を守る
ことができる制限符号パターン(6)を用いている。
【0112】制限符号パターン(1)乃至(5)を、次
のように書き換える。 「000 000 00x」 制限符号パターン(A) 「000 000 010」 制限符号パターン(B) 「100 000 00x」 制限符号パターン(C) ここで、制限符号パターン内の記号xは0、または1で
ある。
【0113】制限符号パターン(A),(B)、または
(C)を用いた変換テーブルあるいは逆変換テーブルで
は、最小ランd=1の規則は守られ、最大ランk=7の
規則は守られない。表9のi=3の変換符号を制限符号
パターン(A)に置き換えた例を表15に示す。
【0114】
【0115】なお、上述の説明を表10に適用した場
合、表10のi=3の制限符号パターンが「010 0
00 001」である状態では、最小ランd=1、最大
ランk=7の規則は守られ、次に示す制限符号パターン
(D),(E)、または(F)を用いた変換テーブルあ
るいは逆変換テーブルでは、最小ランd=1の規則は守
られ、最大ランk=7の規則は守られない。 「x00 000 000」 制限符号パターン(D) 「010 000 000」 制限符号パターン(E) 「x00 000 001」 制限符号パターン(F)
【0116】さらに、これら以外の符号への変調とし
て、例えば、表16または表17に示すような、RML
(1−6)符号への変調を行う場合は、図1の変調装置
において、変換部14−iに、表16あるいは表17の
各拘束長iの部分を保持させ、変換後に不確定ビットの
値を1に設定し、ラン検出処理部17において、最小ラ
ンより小さいランを検出し、所定の不確定ビットの値を
0に変更する。ラン検出処理部17は、表16の例で
は、図2のようにして、そのランの終端に隣接する不確
定ビットの値を0に変更する。表17の例では、図7の
ようにして、そのランの先頭に隣接する不確定ビットの
値を0に変更する。
【0117】表16に示すRML(1−6)符号では、
基本データ長が2ビットであるデータを、RML(1−
6)符号のチャネルビット列の、最小ランが所定回数続
くのを制限するコードを含むテーブル、すなわち可変長
符号(1,6;2,3;5)に変換する。
【0118】可変長符号(d,k;m,n;r)を、例
えば可変長符号(1,6;2,3;5)であるとすると
き、すなわち0の最小ランであるdを1ビット、0の最
大ランであるkを6ビット、基本データ長であるmを2
ビット、基本符号長であるnを3ビット、最大拘束長で
あるrを5とするとき、変換テーブルは、例えば表16
に示すような変換テーブルとされる。また、同様に、チ
ャネルビットデータを逆にしたものは表17に示すよう
になる。
【0119】 <表16> RML(1,6;2,3;5) データ 符号 i=1 11 10x 10 010 01 00x i=2 0011 100 010 0010 100 00x 0001 000 010 i=3 000011 000 001 010 000010 000 001 00x 000001 100 000 010 i=4 00000011 000 001 000 010 00000010 000 001 000 00x 00000001 101 000 000 10x 00000000 001 000 000 10x i=5 1011101110 001 000 000 100 010 1110111011 101 000 000 100 010 1110111000 101 000 000 100 00x
【0120】ここで最大拘束長rは5である。
【0121】 <表17> RML(1,6;2,3;5) データ 符号 i=1 11 x01 10 010 01 x00 i=2 0011 010 001 0010 x00 001 0001 010 000 i=3 000011 010 100 000 000010 x00 100 000 000001 010 000 001 i=4 00000011 010 000 100 000 00000010 x00 000 100 000 00000001 x01 000 000 101 00000000 x01 000 000 100 i=5 1011101110 010 001 000 000 100 1011101100 010 001 000 000 101 1110111011 x00 001 000 000 101
【0122】ここで最大拘束長rは5である。
【0123】なお、表16と表17では、拘束長i=5
においてTmin連続制限コードとして、複数個(3パタ
ーン)を持ち、それぞれ復調するときに一意に復調でき
るパターンである。この結果、従来のRLL(1,6)
ではTminの連続に制限がなかったが、本実施の形態に
おいては、Tminの連続に制限を加えている。また、こ
れら3パターンのTmin連続制限コードはTminの連続す
る最大回数と関係している。
【0124】例えば表16において、拘束長i=5の部
分が、 i=5 1011101110 001 000 000 100 010 1110111011 101 000 000 100 010 1110111000 101 000 000 100 00x であれば、Tminの連続する回数は制限され、最大7回
まで連続する。これが、 i=5 1011101110 001 000 000 100 010 のみにする場合、Tminの連続する回数は制限される
が、最大9回まで連続する。また、 i=5 1110111011 101 000 000 100 010 1110111000 101 000 000 100 00x のみにする場合でも、Tminの連続する回数は制限され
るが、最大8回まで連続する。
【0125】以上の例は、表17においても、同様であ
る。
【0126】表16の変換テーブルを用いた場合におい
て、最小反転間隔が連続する回数を制限することができ
る様子を表すと、図13に示すようになる。また表17
の変換テーブルを用いた場合において、最小反転間隔が
連続する回数を制限することができる様子を表すと、図
14に示すようになる。
【0127】さらに表18に示すRML(1−6)符号
では、基本データ長が2ビットであるデータを、RML
(1−6)符号のチャネルビット列の、最小ランが所定
回数続くのを制限するコードを含むテーブル、すなわち
可変長符号(1,6;2,3;6)に変換する。
【0128】可変長符号(d,k;m,n;r)を、例
えば可変長符号(1,6;2,3;6)であるとすると
き、すなわち0の最小ランであるdを1ビット、0の最
大ランであるkを6ビット、基本データ長であるmを2
ビット、基本符号長であるnを3ビット、最大拘束長で
あるrを6とするとき、変換テーブルは、例えば表18
に示すような変換テーブルとなる。また、同様に、チャ
ネルビットデータを逆にしたものは表18に示すように
なる。
【0129】 <表18> RML(1,6; 2,3; 6) データ 符号 i=1 11 10x 10 010 01 00x i=2 0011 100 010 0010 100 00x 0001 000 010 i=3 000011 000 001 010 000010 000 001 00x 000001 100 000 010 i=4 00000011 000 001 000 010 00000010 101 000 000 10x 00000001 001 000 000 10x i=5 0000000011 101 000 000 100 010 0000000010 101 000 000 100 00x 0000000001 001 000 000 100 010 0000000000 001 000 000 100 00x i=6 101110111011 101 000 000 100 000 0 10 111011101110 001 000 000 100 000 0 10 ここで最大拘束長rは6である。
【0130】表18は、表7と同様に、ビットシフトエ
ラーが発生した場合、それを復調したとき無限にエラー
が続くことがないようなテーブルとなっている。
【0131】なお、表18の変換テーブルを用いた場合
の最小反転間隔の連続回数は、10回までであり、11
回以上連続することはない。
【0132】表18の変換テーブルを用いた場合におい
て、最小反転間隔が連続する回数を制限することができ
る様子を表すと、図15に示すようになる。
【0133】またさらに、これら以外の符号への変調と
して例えば、表19に示すような、RML(2−7)符
号への変調を行う場合は、図1の変調装置の変換部14
−iに、表19の各拘束長iの部分を保持させる。RM
L(2−7)符号の場合は不確定ビットは存在しないた
め、図1の変調装置からラン検出処理部17を省略し、
またシフトレジスタも1ビット置きにする。これらをま
とめると、図16に示すようになる。その基本動作は図
1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0134】
【0135】表19の変換テーブルを用いた場合におけ
る、最小反転間隔の連続回数を制限することができる様
子を、図17に示す。同図に示すように、この例におい
て、制限コードを設けない場合には、データがi=2の
単位で符号Aに変換されているが、制限コードを設けた
表19を用いて変換を行うと、符号Bとして示すよう
に、最初のデータ「01001」が、i=4のデータと
して、制限符号「0000100100」に変換され、
次のデータ「0010」が、i=3のデータとして、符
号「00100100」に変換される。そして、最後の
データ「010」は、符号Aにおける場合と同様に、i
=2として、符号「100100」に変換される。
【0136】さらに、表20に示すような、RML−V
FM符号への変調を行う場合は、図18に示す変調装置
のように、図16の変調装置の変換部14−iに表20
の各拘束長iの部分を保持させる。図18の構成は、図
16と同様であり、その基本動作は、図1の場合と同様
であるので、その説明は省略する。
【0137】 <表20> RML−VFM(4,22;2,5;5) データ 符号 i=1 11 00000 10 10000 111111 00001 00001 00000 i=2 0111 01000 00000 0110 00100 00000 0101 00010 00000 0100 00001 00000 i=3 001111 01000 01000 00000 001110 01000 00100 00000 001101 01000 00010 00000 001100 01000 00001 00000 001011 00010 00001 00000 001010 00100 00100 00000 001001 00100 00010 00000 001000 00100 00001 00000 000111 00010 00010 00000 i=4 00011011 01000 01000 01000 00000 00011010 01000 01000 00100 00000 00011001 01000 01000 00010 00000 00011000 01000 01000 00001 00000 00010111 01000 00010 00001 00000 00010110 01000 00100 00100 00000 00010101 01000 00100 00010 00000 00010100 01000 00100 00001 00000 00010011 01000 00010 00010 00000 00010010 00100 00100 00100 00000 00010001 00100 00100 00010 00000 00010000 00100 00100 00001 00000 00001111 00010 00001 00001 00000 00001110 00100 00001 00001 00000 00001101 00100 00010 00010 00000 00001100 00100 00010 00001 00000 00001011 01000 00001 00001 00000 00001010 00001 00001 00001 00000 00001001 00010 00010 00010 00000 00001000 00010 00010 00001 00000 i=5 0000011111 01000 01000 01000 01000 00000 0000011110 01000 01000 01000 00100 00000 0000011101 01000 01000 01000 00010 00000 0000011100 01000 01000 01000 00001 00000 0000011011 01000 01000 00010 00001 00000 0000011010 01000 01000 00100 00100 00000 0000011001 01000 01000 00100 00010 00000 0000011000 01000 01000 00100 00001 00000 0000010111 01000 01000 00010 00010 00000 0000010110 01000 00100 00100 00100 00000 0000010101 01000 00100 00100 00010 00000 0000010100 01000 00100 00100 00001 00000 0000010011 01000 00010 00001 00001 00000 0000010010 01000 00100 00001 00001 00000 0000010001 01000 00100 00010 00010 00000 0000010000 01000 00100 00010 00001 00000 0000001111 01000 01000 00001 00001 00000 0000001110 01000 00001 00001 00001 00000 0000001101 01000 00010 00010 00010 00000 0000001100 01000 00010 00010 00001 00000 0000001011 00100 00010 00010 00010 00000 0000001010 00100 00100 00100 00100 00000 0000001001 00100 00100 00100 00010 00000 0000001000 00100 00100 00100 00001 00000 0000000111 00100 00100 00010 00001 00000 0000000110 00100 00100 00001 00001 00000 0000000101 00100 00010 00010 00010 00000 0000000100 00100 00010 00010 00001 00000 0000000011 00100 00001 00001 00001 00000 0000000010 00010 00010 00001 00001 00000 0000000001 00010 00010 00010 00010 00000 0000000000 00010 00010 00010 00001 00000 1010101010 00001 00001 00001 00001 00000(RMLコード)
【0138】ここで、表20における拘束長i=5の変
換コード(RMLコード)「1010101010 00001 00001
00001 00001 00000」を省略すると、最小ランdの連続
が制限されていない通常のVFM符号のテーブルが得ら
れる。つまり、従来のVFMのパラメータVFM(4,
22;2,5;5)の最大拘束長rと、表20のRML
−VFMのパラメータRML−VFM(4,22;2,
5;5)の最大拘束長rは等しく、ともに5であること
が判る。
【0139】すなわち、VFM符号のように、最大拘束
長内において変換コードに余裕がある符号であれば、こ
れを最小ランdの連続を制限する変換コードに割り当て
ればよく、このときの最大拘束長rは増加しなくてもよ
い。つまり、最小ランdの連続を制限する変換コードを
割り当てる場合、最大拘束長rは、必要に応じて増やす
ようにすればよい。
【0140】表20の変換テーブルを用いた場合におけ
る、最小反転間隔Tminの連続回数を制限することがで
きる様子を図19に示す。同図に符号Aとして示すよう
に、制限コードを設けない場合(VFM符号の場合)に
おいては、例えば、データ「1010101010」に対して、拘
束長i=1の「10」が適用され、「10000」の繰り返し
が出力されるが、制限コードを設けた場合(RML−V
FMの場合)においては、拘束長i=5の「101010101
0」が適用され、同図に符号Bとして示すように、「000
0100001000010000100000」が出力される。
【0141】このように、VFM符号を用いた場合にお
いては、最小ランd=4、すなわち最小反転間隔Tmin
=5Tが無限に連続するが、表20に示したRML−V
FM符号のように、最小ランdの連続を制限するコード
を設けることにより、最小ランdの連続を最大で3回ま
でに制限することができる。
【0142】次に、Tminの連続を制限するコードによ
る変調結果について以下にまとめて説明する。任意に作
成したランダムデータ13107200ビットを、3つ
の変調コードテーブルによって変調した際のTminの連
続の分布のシミュレーション結果を以下に示す。いずれ
も従来Tminは無限に続く可能性があったのを有効に短
くすることができている。
【0143】表9に示す RML(1,7;2,3;
3)のテーブルを用いてデータを変調した結果は以下の
通り。変調データの大きさは19660782チャネル
ビットデータで、Tminが2Tであり、Tmaxが8Tであ
るのを確認した。また、表11による1対1の復調が行
われることを確認した。
【0144】2Tの連続の発生頻度は、 1回 897769 2回 354625 3回 122242 4回 30117 5回 4316 6回 0 7回 0 8回 0 9回 0 となり、最大で5回までであった。
【0145】次に、表9に対して、表1のRLL(1,
7;2,3;2)が、Tminの連続の制限をつけない場
合であるが、この場合の同じランダムデータによる2T
の連続の発生頻度を示すと、 1回 866035 2回 342859 3回 136063 4回 53908 5回 21486 6回 8602 7回 3366 8回 1376 9回 572 10回 216 11回 101 12回 32 13回 13 14回 7 15回 3 16回 4 17回 1 18回 1 19回 0 20回 0 21回 0 となり、2Tが最大で18回連続する場合があった。こ
のことより、表9によるTminの連続を制限するコード
が有効に働いているのを確認することができた。
【0146】なお表10、表11、表12、表13、表
14、および表15による結果は、その構造が表9と似
ていることから同様と推定されるので、シミュレーショ
ンを省略した。
【0147】表16に示す RML(1,6;2,3;
5)のテーブルを利用してデータを変調した結果は以下
の通り。変調データの大きさは19660782チャネ
ルビットデータで、Tminが2Tであり、Tmaxが7Tで
あるのを確認した。また、表14による1対1の復調が
行われることを確認した。
【0148】2Tの連続の発生頻度は、 1回 878768 2回 347418 3回 137343 4回 54523 5回 20441 6回 4439 7回 224 8回 0 9回 0 となり、最大で7回までであった。
【0149】次に、表16に対して、表5の RLL
(1,6;2,3;4)が、Tminの連続の制限をつけ
ない場合であるが、この場合の同じランダムデータによ
る2Tの連続の発生頻度を示すと、 1回 871091 2回 345273 3回 136830 4回 54390 5回 21567 6回 8668 7回 3471 8回 1298 9回 542 10回 213 11回 73 12回 39 13回 16 14回 3 15回 1 16回 0 17回 0 18回 0 19回 0 20回 0 21回 0 となり、2Tが最大で15回連続する場合があった。こ
のことより、表16によるTminの連続を制限するコー
ドが有効に働いていることが判る。
【0150】なお表17、および表18による結果は、
その構造が表16と似ていることから同様と推定される
ので、シミュレーションを省略した。
【0151】表19に示す RML(2,7;1,2;
4)のテーブルを利用してデータを変調した結果は以下
の通り。変調データの大きさは26214376チャネ
ルビットデータで、Tminが3Tであり、Tmaxが8Tで
あるのを確認した。また、表19による復調が行われる
ことを確認した。
【0152】3Tの連続の発生頻度は、 1回 905019 2回 299808 3回 87811 4回 14213 5回 0 6回 0 7回 0 8回 0 9回 0 となり、最大で4回までであった。
【0153】次に、表19に対して、表8の RLL
(2,7;1,2;3)が、Tminの連続の制限をつけ
ない場合であるが、この場合の同じランダムデータによ
る3Tの連続の発生頻度を示すと、 1回 832578 2回 293498 3回 104345 4回 36690 5回 13228 6回 4414 7回 1509 8回 568 9回 199 10回 73 11回 22 12回 11 13回 5 14回 1 15回 0 16回 0 17回 0 18回 0 19回 1 20回 0 21回 0 となり、3Tが最大で19回連続する場合があった。こ
のことより、表19によるTminの連続を制限するコー
ドが有効に働いていることが判る。
【0154】以上のように、本発明によれば、最小ラン
長の繰り返し回数を制限することが可能になるために、
以下のような効果が得られる。 (1)従来の最小ラン長の繰り返し回数に制限を設けな
い場合と比較して、信号レベルが小さい部分が減少し、
ジッタ等によるエラーの発生が小さくなり、AGCやP
LL等の波形処理の精度が向上し、総合特性を高めるこ
とができる。 (2)従来の最小ラン長の繰り返し回数に制限を設けな
い場合と比較して、ビタビ復号等の際のパスメモリ長が
短く設計でき、回路規模を小さくすることができる。
【0155】なお、上記したような処理を行うプログラ
ムをユーザに提供する提供媒体としては、磁気ディス
ク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワ
ーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0156】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の変調装
置、請求項24に記載の変調方法、および請求項25に
記載の提供媒体によれば、最小ランdを1以上とし、可
変長符号変換後のチャネルビット列における、最小ラン
dが所定回数連続するとき、その連続する回数を制限す
る制限コードを制限符号に割り当てるようにしたので、
最小ランdが何回も連続することが防止され、安定して
データ再生を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変調装置の一実施の形態の構成例を示
すブロック図である。
【図2】図1のラン検出処理部の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1の拘束長判定部の動作を説明する図であ
る。
【図4】図1の拘束長判定部の動作を説明する図であ
る。
【図5】図1のラン検出処理部の各部の値の関係を示す
図である。
【図6】表9の変換テーブルを用いた場合において最小
反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図であ
る。
【図7】図1のラン検出処理部の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】表10の変換テーブルを用いた場合において最
小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図で
ある。
【図9】表11の変換テーブルを用いた場合において最
小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図で
ある。
【図10】表12の変換テーブルを用いた場合において
最小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図
である。
【図11】表13の変換テーブルを用いた場合において
最小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図
である。
【図12】表14の変換テーブルを用いた場合において
最小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図
である。
【図13】表16の変換テーブルを用いた場合において
最小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図
である。
【図14】表17の変換テーブルを用いた場合において
最小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図
である。
【図15】表18の変換テーブルを用いた場合において
最小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図
である。
【図16】本発明の変調装置の他の実施の形態の構成例
を示すブロック図である。
【図17】表19の変換テーブルを用いた場合において
最小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図
である。
【図18】本発明の変調装置のさらに他の実施の形態の
構成例を示すブロック図である。
【図19】表20の変換テーブルを用いた場合において
最小反転間隔の連続回数が制限される様子を説明する図
である。
【符号の説明】
11 シフトレジスタ, 12 拘束長判定部, 13
Tmin連続制限コード検出部, 14−1乃至14−
r 変換部, 15 マルチプレクサ, 16バッフ
ァ, 17 ラン検出処理部, 18 クロック発生
部, 19 タイミング管理部, 21 メモリ, 2
2 AND回路, 23 XOR回路,24 NRZI
変調回路

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本データ長がmビットのデータを、基
    本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;
    r)に変換する変調装置において、 可変長符号変換後のチャネルビット列における、1以上
    の最小ランdが所定回数連続するとき、その連続する回
    数を制限する制限コードを所定の制限符号に割り当てる
    変換手段を備えることを特徴とする変調装置。
  2. 【請求項2】 前記制限コードを、最大拘束長rを増加
    することによって割り当てることを特徴とする請求項1
    に記載の変調装置。
  3. 【請求項3】 前記制限コードの個数を、1以上とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の変調装置。
  4. 【請求項4】 前記制限コードを、最大拘束長rを増加
    せずに割り当て、 前記制限コードの個数を、1以上とすることを特徴とす
    る請求項1に記載の変調装置。
  5. 【請求項5】 前記制限コードは、他のコードに置き換
    え可能であることを特徴とする請求項1に記載の変調装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制限コードは、制限コード以外のコ
    ードまたはその一部の複数個の組合せにより生成されて
    いることを特徴とする請求項5に記載の変調装置。
  7. 【請求項7】 前記制限符号は、復調の際に、他と識別
    出来る符号であり、かつ前記最小ランdの規則を守るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の変調装置。
  8. 【請求項8】 前記制限符号は、必ずしも最大ランkの
    規則を守らないことを特徴とする請求項1に記載の変調
    装置。
  9. 【請求項9】 前記可変長符号による符号語列は、前記
    制限コードを前記制限符号に割り当てる処理を省略した
    場合でも前記可変長符号の最小ランdおよび最大ランk
    の規則を守ることを特徴とする請求項1に記載の変調装
    置。
  10. 【請求項10】 前記最小ランdを1とし、 前記可変長符号の最小ランdが所定回数続くとき、それ
    を制限する前記制限コードをさらに割り当てることを特
    徴とする請求項1に記載の変調装置。
  11. 【請求項11】 前記可変長符号は、連続したとき最大
    ランkが無限大となる符号の所定の位置のビットを不確
    定ビットとするとともに、定められた最小ランおよび最
    大ランkを守る所定の位置を不確定ビットとし、 前記不確定ビットに続く後方あるいは前方において、最
    小ランdおよび最大ランkを守るように、前記不確定ビ
    ットを0または1と置き換えることを特徴とする請求項
    10に記載の変調装置。
  12. 【請求項12】 前記制限コードを、拘束長rを多くと
    も1だけ増加することによって割り当てることを特徴と
    する請求項10に記載の変調装置。
  13. 【請求項13】 最大ランkが7であるとき、前記最小
    ランdの連続する最高回数を、5回以上の有限回とする
    ことを特徴とする請求項10に記載の変調装置。
  14. 【請求項14】 最大ランkが7であるとき、前記可変
    長符号の最大拘束長rを3以上とすることを特徴とする
    請求項10に記載の変調装置。
  15. 【請求項15】 最大ランkが6であるとき、前記最小
    ランdの連続する最高回数を、7回以上の有限回とする
    ことを特徴とする請求項10に記載の変調装置。
  16. 【請求項16】 最大ランkが6であるとき、前記可変
    長符号の最大拘束長rを5以上とすることを特徴とする
    請求項10に記載の変調装置。
  17. 【請求項17】 前記最小ランdを2とし、前記可変長
    符号の最小ランdが所定回数続くとき、これを制限する
    制限コードを割り当てることを特徴とする請求項1に記
    載の変調装置。
  18. 【請求項18】 前記制限コードを、拘束長rを多くと
    も1だけ増加することによって割り当てることを特徴と
    する請求項17に記載の変調装置。
  19. 【請求項19】 最大ランkが7であるとき、最小ラン
    dの連続する最高回数を、4回以上の有限回とすること
    を特徴とする請求項17に記載の変調装置。
  20. 【請求項20】 最大ランkが7であるとき、前記可変
    長符号の最大拘束長rを4以上とすることを特徴とする
    請求項17に記載の変調装置。
  21. 【請求項21】 前記最小ランdを4とし、前記可変長
    符号の最小ランdが所定回数続くとき、それを制限する
    制限コードを割り当てることを特徴とする請求項1に記
    載の変調装置。
  22. 【請求項22】 前記制限コードを、拘束長rを多くと
    も1だけ増加することによって割り当てることを特徴と
    する請求項21に記載の変調装置。
  23. 【請求項23】 最大ランkが22であるとき、最小ラ
    ンdの連続する最高回数を、3回以上の有限回とするこ
    とを特徴とする請求項21に記載の変調装置。
  24. 【請求項24】 基本データ長がmビットのデータを、
    基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;
    r)に変換する変調方法において、 可変長符号変換後のチャネルビット列における、1以上
    の最小ランdが所定回数連続するとき、その連続する回
    数を制限する制限コードを制限符号に割り当てる変換ス
    テップを含むことを特徴とする変調方法。
  25. 【請求項25】 基本データ長がmビットのデータを、
    基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;
    r)に変換する変調装置に、 可変長符号変換後のチャネルビット列における、1以上
    の最小ランdが所定回数連続するとき、その連続する回
    数を制限する制限コードを制限符号に割り当てる変換ス
    テップを含む処理を実行させるプログラムを提供するこ
    とを特徴とする提供媒体。
JP13192598A 1997-05-23 1998-05-14 変調装置および方法、並びに記録媒体 Expired - Lifetime JP3760966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13192598A JP3760966B2 (ja) 1997-05-23 1998-05-14 変調装置および方法、並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13337997 1997-05-23
JP9-133379 1997-05-23
JP9-256745 1997-09-22
JP25674597 1997-09-22
JP13192598A JP3760966B2 (ja) 1997-05-23 1998-05-14 変調装置および方法、並びに記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11154381A true JPH11154381A (ja) 1999-06-08
JP3760966B2 JP3760966B2 (ja) 2006-03-29

Family

ID=27316393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13192598A Expired - Lifetime JP3760966B2 (ja) 1997-05-23 1998-05-14 変調装置および方法、並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3760966B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007133978A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sony Corp 変調テーブル、変調装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2007133982A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sony Corp 変調テーブル、変調装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2007164872A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Sony Corp 符号列生成方法、変調装置、変調方法、変調プログラム、復調装置、復調方法、復調プログラム及び記録媒体
US7526032B2 (en) 1998-08-24 2009-04-28 Sony Corporation Sync signal insertion that breaks a maximum bit-run and has a particular detection distance between two or more sync patterns
JP2010192098A (ja) * 2010-02-08 2010-09-02 Sony Corp 変調装置、変調方法、復調装置、復調方法、および記録媒体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7526032B2 (en) 1998-08-24 2009-04-28 Sony Corporation Sync signal insertion that breaks a maximum bit-run and has a particular detection distance between two or more sync patterns
JP2007133978A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sony Corp 変調テーブル、変調装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2007133982A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sony Corp 変調テーブル、変調装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2007164872A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Sony Corp 符号列生成方法、変調装置、変調方法、変調プログラム、復調装置、復調方法、復調プログラム及び記録媒体
US8059017B2 (en) 2005-12-12 2011-11-15 Sony Corporation Code sequence generation method, modulation apparatus, modulation method, modulation program, demodulation apparatus, demodulation method, demodulation program and storage medium
JP2010192098A (ja) * 2010-02-08 2010-09-02 Sony Corp 変調装置、変調方法、復調装置、復調方法、および記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3760966B2 (ja) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100675029B1 (ko) 변조장치 및 방법, 복조장치 및 방법, 및 제공매체
KR100263689B1 (ko) 변조방법, 변조장치 및 복조장치
KR100753966B1 (ko) 연속 최소 런 길이 제한이 있는 변조/복조 장치 및 방법
JP3760961B2 (ja) 変調装置および変調方法、復調装置および復調方法、並びに記録媒体
JP3722331B2 (ja) 変調装置および方法、並びに記録媒体
US20050220197A1 (en) Coding method and decoding method
KR100954986B1 (ko) 변조 장치 및 방법
JP3717024B2 (ja) 復調装置および方法
US6091347A (en) Device and method for modulation and transmission medium
JP3716421B2 (ja) 復調装置および復調方法
JPH11154381A (ja) 変調装置および方法、並びに提供媒体
JP3760963B2 (ja) 変調装置および方法、復調装置および方法、並びに記録媒体
JP2003288760A (ja) 変調方法、変調装置、記録媒体、復調方法および復調装置
US6340938B1 (en) Demodulating device, demodulating method and supply medium with predetermined error length
JP4207073B2 (ja) 変調装置および方法、記録媒体、並びに復調装置および方法
JP4155312B2 (ja) 変調装置および方法、記録媒体、並びに復調装置および方法
JP2000068849A (ja) 変調装置および方法、復調装置および方法、並びに提供媒体
JP4919121B2 (ja) 変調装置、変調方法、および記録媒体
JP4366662B2 (ja) 変調装置、変調方法、記録媒体
JP2000068847A (ja) 変調装置および方法、復調装置および方法、並びに提供媒体
JP2009266379A (ja) 変調装置、変調方法、記録媒体
JP2000341132A (ja) 復調装置および方法、並びに記録媒体
JP2000341133A (ja) 変調装置および方法、並びに記録媒体
JP2009266378A (ja) 変調装置、変調方法、記録媒体
JPH1040656A (ja) ディジタル記録符号化方法及び再生データ検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060103

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term