JPH0627498B2 - 内燃機関の排気微粒子処理装置 - Google Patents

内燃機関の排気微粒子処理装置

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JPH0627498B2
JPH0627498B2 JP13196686A JP13196686A JPH0627498B2 JP H0627498 B2 JPH0627498 B2 JP H0627498B2 JP 13196686 A JP13196686 A JP 13196686A JP 13196686 A JP13196686 A JP 13196686A JP H0627498 B2 JPH0627498 B2 JP H0627498B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の排気微粒子処理装置に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関の排気微粒子処理装置の従来例として第9図に
示すようなものがある(実願昭59−192996号参
照)。
すなわち、ディーゼル機関1の排気通路2には触媒付ト
ラップ3が介装され、この触媒付トラップ3をバイパス
する排気バイパス通路4が形成されている。前記排気通
路2と排気バイパス通路4との合流部には排気通路2を
開・閉路する第1開閉弁5とバイパス通路4を開閉路す
る第2開閉弁6とが設けられ、ダイヤフラム式アクチュ
エータ7によって連動して開閉駆動される。このダイヤ
フラム式アクチュエータ7は圧力室7aに真空ポンプ9
からの負圧が電磁式三方弁8を介して導入されたときに
第1開閉弁5を閉じ、同時に2開閉弁6を開くように構
成されている。
前記電磁式三方弁8のポートaはアクチュエータ7の圧
力室7aと連通し、ポートbは前記真空ポンプ9の吐出
口と連通し、ポートcは大気に開放されている。
電磁式三方弁8は制御装置10から通電されたときにポー
トaとポートbとが連通し圧力室7aに負圧を導入し、
非通電時にはポートaとポートcとが連通し大気を圧力
室7aに導入するように構成されている。
前記制御装置10には機関回転速度を検出すクランク角セ
ンサ等の回転速度センサ11からの回転速度信号Vrevと
燃料噴射ポンプ12のコントロールレバー12aと連動する
ポテンショメータ等により構成され機関負荷を検出する
負荷センサ13の負荷信号Vとが入力されている。
そして、制御装置10は、入力された回転速度信号Vrev
と負荷信号Vとから、回転速度と負荷に依存する排気
温度を検索し、排気温度が触媒の排気微粒子の燃焼処理
能力が急増する所定温度以上の場合にのみ第1開閉弁5
を開いて第2開閉弁6を閉じ排気ガスを触媒付トラップ
3に流通させる。また、制御装置10は検索された排気温
度が所定温度以下の場合には第1開閉弁5を閉じて第2
開閉弁6を開き、排気ガスを触媒付トラップ3に流通さ
せる。このようにして、中高負荷運転時において排出量
が増大する排気微粒子を捕集すると同時に捕集された排
気微粒子を触媒作用と排気温度により燃焼処理し触媒付
トラップ3の目詰りを防止するようにしている。また、
低負荷運転時においては、排気微粒子排出量が少ないた
め触媒付トラップ3により捕集することなく大気中に放
出する。
また、排気微粒子処理装置の従来例として第10図に示す
ようなものがある(特開昭57−65812号公報及び
実開昭57−65813号公報参照)。
即ち、内燃機関の排気通路2には排気中の微粒子を捕集
する熱容量の小さな第1触媒付トラップ15aが介装さ
れ、該第1触媒付トラップ15a下流の排気通路2には熱
容量の大きな第2触媒付トラップ16aが介装されてい
る。これら第1及び第2触媒付トラップ15a,16aにより
第1ヒータ17aが挾持されている。
前記第1及び第2触媒付トラップ15a,16aをバイパスす
る排気バイパス通路18が形成されている。この排気バイ
パス通路18には熱容量の小さな第3触媒付トラップ15b
が介装され、該第3触媒付トラップ15b下流の排気バイ
パス通路18には熱容量の大きな第4触媒付トラップ16b
が介装されている。これら第3及び第4触媒付トラップ
15b,16bにより第2ヒータ17bが挾持されている。
そして、例えば第1及び第2触媒付トラップ15a,16aに
排気微粒子が所定量捕集されたときに、切換弁19により
第1及び第2触媒付トラップ15a,16aへの排気流れを減
少若しくは停止させ排気を排気バイパス通路18に流通さ
せる。そして、第1ヒータ17aを作動させ第1及び第2
触媒付トラップ15a,16aを昇温させた後切換弁19の開度
制御により第1及び第2触媒付トラップ15a,16aに少量
の排気を流通させ第1及び第2触媒付トラップ15a,16a
の再生を図る。
尚、20a,20bはシール部材、20c,20dは第1緩衝部材、
20e,20fは第2緩衝部材である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、前者の排気微粒子処理装置においては、排気
温度が高い中・高負荷運転時に排気微粒子を捕集する一
方低負荷運転時に排気微粒子を捕集することなく大気中
に放出するようにしているので、低負荷運転域から高負
荷運転域まで広範囲に亘って機関運転される場合、或い
は中・高負荷運転域で機関運転される頻度が高い場合に
は、排気微粒子を触媒付トラップにより効果的に捕集す
ることができる。しかし、低負荷運転域で機関運転され
る頻度が高い渋滞状態が長時間続くと、低負荷運転域の
単位時間当りの排気微粒子排出量が少なくても大気中に
放出される総排気微粒子排出量が多くなり環境汚染の防
止問題がある。
また、後者の排気微粒子処理装置においては、排気通路
2に第1及び第2触媒付トラップ15a,16aと第1ヒータ
17aとを設ける一方排気バイパス通路18に第3及び第4
触媒付トラップ15b,16bと第2ヒータ17bとを設けるよ
うにしているので、装置が極めてコスト高になるという
問題点がある。更に、第1及び第2触媒付トラップ15
a,16aを第1ヒータ17aにより昇温させた後、第1及び
第2触媒付トラップ15a,16aに少量の排気を流通させて
排気微粒子を燃焼させるようにしているので、排気微粒
子の燃焼熱等により第1及び第2触媒付トラップ15a,1
6aの温度上昇が大となり第1及び第2触媒付トラップ15
a,16aの焼損を招くおそれがあった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、コ
スト高を大巾に抑制しつつ大気中への排気微粒子排気量
を大巾に抑制できる内燃機関の排気微粒子処理装置を提
供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本発明は第1図に示すように機関Aの排気通
路Bに排気中の微粒子を捕集するトラップCを、備える
ものにおいて、前記トラップCをバイパスする排気バイ
パス通路Dと、機関の減速運転状態を検出する減速運転
状態検出手段Eと、排気温度若しくはこれに関連する機
関運転状態を検出する排気温度検出手段Fと、検出され
た排気温度が所定値以下でかつ減速運転検出時に、前記
排気バイパス通路Dに排気の全量若しくは大部分を流通
させ、前記条件以外の運転状態のときに前記トラップC
に排気の全量を流通させるように排気流れを制御する弁
装置Gと、を備えるようにした。
〈作用〉 このようにして、減速運転時でかつ排気温度が所定値以
下のときに排気の全量若しくは大部分をトラップをバイ
パスさせトラップの冷却を防止する一方前記条件以外の
運転状態のときにトラップに排気を流通させて排気微粒
子をトラップにより捕集するようにした。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図〜第5図は本発明の第1実施例を示す。
図において、ディーゼル機関21の排気通路22は緩衝部材
23a,23bに保持されて触媒付トラップ24が介装され、こ
の触媒付トラップ24をバイパスする排気バイパス通路25
が形成されている。前記排気バイパス通路25の上流側分
岐部には触媒付トラップ24と排気バイパス通路25とに排
気流れを切換えるバタフライ式の切換弁26が設けられ、
切換弁26の弁軸26aにはレバー27の一端が取付けられて
いる。レバー27の他端にはダイヤフラム装置28のロッド
28a先端が回動自由に取付けられている。前記ダイヤフ
ラム装置28の圧力室28bには三方電磁弁29を介して真空
ポンプ(図示せず)からの負圧と大気とが選択的に導入
されるように構成されている。
ここで三方電磁弁29のポートaは前記圧力室28bに連通
され、ポートbは真空ポンプの吐出口に連通させ、ポー
トcは大気に開放されている。三方電磁弁29は後述の制
御装置30から通電されるとポートaとポートbが連通
し、負圧をダイヤフラム装置28の圧力室28bに導入し、
ダイヤフラム装置28はロッド28a,レバー27及び弁軸26a
を介して切換弁26を第2図中実線で示す位置に動作させ
排気を排気バイパス通路25に流通させるように構成され
ている。
また非通電時にはポートcとポートaが連通して大気が
導入される結果切換弁26は3図中破線で示す位置に動作
され排気を触媒付トラップ24に流通させるように構成さ
れている。
制御装置30は切換弁26の上流部の排気温度を検出する排
気温度検出手段としての排気温度センサ31からの排気温
度信号Vと、回転速度センサ32からの回転速度信号V
revと、燃料噴射ポンプ33のコントロールレバー33aに連
動する負荷センサ34からの負荷信号Vが入力されてい
る。制御装置30は第3図に示すフローチャートに基づく
プログラムに従って動作する。
ここでは、切換弁26とダイヤフラム装置28と三方電磁弁
29と制御装置30とにより弁装置が構成される。また、回
転速度センサ32と負荷センサ34とにより減速運転状態検
出手段が構成される。
次に作用を第3図のフローチャートに従って説明する。
S1では回転速度センサ32の回転速度信号Vrevに基
づいて機関回転速度Nを読込み、S2では検出された機
関回転速度Nが例えば500rpm以上か否かを判定する。そ
して、YESの場合は始動が完了していると判定しS3
に進みNOの場合にはS8に進む。
S3では負荷センサ34の負荷信号Vに基づいて機関負
荷Lを読込み、S4では検出された回転速度Nと負荷L
とから機関の運転領域を検索し、S5に進む。S5では
負荷Lと回転速度Nから第4図に示すエンジンブレーキ
作動中か否かを判定しYESの場合はS6に進みNOの
場合はS8に進む。S6では排気温度センサ21の排気温
度信号Vに基づいて排気温度Tを読み込みS7で排気
温度が450℃以下か否かを判定しNOの場合はS8に進
みYESの場合はS9に進む。
S8では三方電磁弁29を非通電状態にして、大気圧をダ
イヤフラム装置28の圧力室28bに導入する。これによ
り、切換弁26を第2図中破線で示す位置に動作させ、排
気を触媒付トラップ24に流通させ排気微粒子を捕集させ
る。
一方、エンジンブレーキ作動中と判定されかつ排気温度
が450℃以下の場合はS9で三方電磁弁29に通電し、負
圧をダイヤフラム装置28の圧力室28bに導入する。これ
により、切換弁26を第2図中実線で示す位置に動作させ
排気バイパス通路25に排気を流通させる。
ところで、触媒付トラップにおける排気微粒子の燃焼処
理能力は排気温度に律せられ現在のディーゼル機関に使
用されている触媒では第5図に示すように排気温度が約
200℃から燃焼処理を開始し、排気温度の増大に伴って
燃焼処理能力は増大する。そして、排気温度が450℃以
上になると燃焼処理能力は急増する。したがって、触媒
付トラップの捕集効率は捕集量からの燃焼処理能力以下
になる領域をできるだけ広くして目詰りを防止する意味
から必要以上に高くしない方が良く、実施例では例えば
捕集効率を60%に設定し約340℃以上で燃焼処理能力が
捕集量を上回るようにする。逆に340℃以下では捕集量
が燃焼処理能力を上回るため触媒付トラップに徐々に排
気微粒子が堆積される。
実走行では頻繁に加減速が行われるため、加速運転時に
は340℃以上となることが多い反面逆に減速のエンジン
ブレーキ作動中では機関に燃料が供給されず或いは燃料
供給量が少なく排気微粒子は第5図に示すようにほとん
ど排出されないが、排気(空気)温度が低いため触媒付
トラップ24は冷却される。
したがって、触媒付トラップ24の温度を高く保持して排
気微粒子の燃焼処理能力を増大させるようにするために
はエンジンブレーキの作動中でかつ燃焼処理能力が低い
排気温度例えば450℃以下では排気を触媒付トラップ24
をバイパ スさせて触媒付トラップ24の冷却を防止する
必要がある。一方、燃焼処理能力の高い排気温度例えば
450℃を超える運転状態からのエンジンブレーキ作動中
では、燃焼処理しきれずに残存した排気微粒子が多く、
排気をバイパスさせると触媒付トラップ24に導入される
排気量が大巾に低下するので、排気微粒子の燃焼により
触媒付トラップ24の温度が上昇して触媒付トラップ24が
溶損するおそれがあるため排気をバイパスさせないで、
触媒付トラップ24を排気により冷却する必要がある。
以上説明したように、エンジンブレーキ作動中でかつ排
気温度が450℃以下のときに、排気を触媒付トラップ24
をバイパスさせるようにしたので、触媒付トラップ24が
冷却されないため、触媒付トラップ24を比較的高温状態
に維持できる。これにより、従来より低い負荷運動時か
ら触媒を活性化でき、排気微粒子の燃焼処理能力範囲を
従来より排気温度が低い運転領域まで拡大できる。これ
により、低負荷運転時に排気微粒子を触媒付トラップ24
により捕集して燃焼できるため触媒付トラップ24の目詰
りを防止できる。従って、排気微粒子排出量が少ない低
負荷運転を渋滞等により長時間維持しても触媒付トラッ
プ24の目詰りを防止つつ排気微粒子の大気中への放出を
防止でき環境汚染を防止できる。
また、燃焼処理能力の高い排気温度例えば450℃を超え
た運転状態では、エンジンブレーキ作動中であっても、
触媒付トラップ24に燃焼処理しきれずに残存する排気微
粒子量が多い場合があり、この時に触媒付トラップ24を
排気をバイパスさせると排気微粒子の燃焼熱により触媒
付トラップ24が溶損するおそれがあるため、排気を触媒
付トラップ24を流通させて触媒付トラップ24を冷却し触
媒付トラップ24の溶損を防止できる。
また、触媒付トラップ24を排気通路22にのみ設けたので
装置のコスト上昇を抑制できる。
第6図〜第8図は本発明の第2実施例を示す。
尚、第1実施例と同一要素には第2図と同一符号を付し
て説明を省略する。
第6図において、ディーゼル機関の排気通路22には排気
微粒子を捕集する熱容量の小さな第1触媒付トラップ35
が介装され、該第1触媒付トラップ35下流の排気通路22
には熱容量の大きな第2触媒付トラップ36が介装されて
いる。これら第1及び第2触媒付トラップ35,36により
ヒータ37が挾持され、これら第1及び第2触媒付トラッ
プ35,36とヒータ37をバイパスする排気バイパス通路25
の上流端部にはバタフライ式の開閉弁38が介装され、こ
の開閉弁38はダイヤフラム装置28により開閉駆動され
る。
前記ヒータ37には、常開タイプのりれー39が接続され、
このコイル39aに通電されると接点39bが閉じる構成であ
る。ここで、三方電磁弁29,リレー39のコイル39aの各
一端子はイグニッションスイッチ40を介してバッテリ41
に接続され、ヒータ37はリレー39の接点39b,イグニッ
ションスイッチ40を介してバッテリ41に接続される。
また三方電磁弁29及びリレー39のコイル39aの接地線は
後述する制御装置42の接地装置32に接続される構成であ
る。
制御装置42には、機関回転速度を検出する回転速度セン
サ32と、機関負荷を検出する負荷センサ34と、第1及び
第2触媒付トラップ35,36の上流側入口の排気圧力を検
出する第1排気圧力センサ44と、下流側出口の排気圧力
を検出する第2排気圧力センサ45と、下流側出口の排気
温度を検出する排気温度検出手段としての排気温度セン
サ31と、から検出信号が入力されている。回転速度セン
サ32は例えばクランク角センサにより構成され第1及び
第2排気圧力センサ44,45は例えば半導体式圧力センサ
で、排気温度センサ31は例えば熱電対により構成され、
負荷センサ34は燃料噴射ポンプ33のコントロールレバー
33aと連動するポテンショメータにより構成される。
制御装置42は、CPU46,メモリ(ROM)47の他に、
アナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換
器48と回転速度センサ32の回転パルスが入力されるF/
V変換器49と、F/V変換器49を介して入力される回転
速度センサ32の回転速度信号V,負荷センサ34の負荷
信号V,第1及び第2の排気圧力センサ44,45の圧力
信号VP1,VP2,排気温度センサ31の排気温度信号
のうちのひとつを選択的にA/D変換器48の入力と
するマルチプレクサ50と後述する接地装置43と、インタ
ーフェイスをとるためのPIO(プリフェラリI/O)
51とから、構成されている。
また、制御装置42はバッテリ41からの電圧Vから定電
圧VCCを得て、制御装置42の各構成要素に供給する定
電圧回路52を備える。
尚、CPU46はPIO51を介してマルチプレクサ50への
チャンネル指示を行いA/D変換器48からの変換終了を
示すEOC(End of Convert)信号を受けた後にデジタ
ル変換されたデータを入力させるようになっている。
接地装置43はリレー39のコイル39aの接地線に介装され
るスイッチング回路43aと、三方電磁弁29の接地線に介
装されるスイッチング回路43bとから構成され、各スイ
ッチング回路は主にトランジスタを用いて構成される。
前記三方電磁弁29は非通電状態で大気ポートcとポート
aか連通し、通電状態で図示しない真空ポンプに連通す
るポートbとポートaが連通する構成であり、この三方
電磁弁29とリレー39の通電制御が制御装置42によってな
される。即ち各々スイッチング回路43a,43bにCPU46
からPIO51を介してそれぞれ出力信号が送られた場合
に各接地線を導通させて、三方電磁弁29とリレー39をオ
ンにするのである。ここにおいて、CPU46は第7図に
示すフローチャートに基づくプログラムに従って作動す
る。
ここでは、ダイヤフラム装置28と三方電磁弁29と開閉弁
38と制御装置42とにより弁装置が構成される。
次に作用を第7図のフローチャートに従って説明する。
S11にてF/V変換器35を介しての回転速度センサ3
2,負荷センサ34,排気温度センサ31の出力信号である
,V,Vに基づいて回転速度N,負荷L,排
気温度TをCPU46の記憶部(RAM)にメモリする。
そしてS12において、機関の始動を機関の回転速度が50
0rpm以上か否かにより判定し、NOの場合はS19に進み
三方電磁弁29をオフとしてポートaとポートcを連通さ
せて大気をダイヤフラム装置28の圧力室に導入し、バイ
パスを停止する。そしてS20へ進みリレー39のコイル39
aへの導電を停止して接点39bを開きヒータ39をオフと
し、S11へ戻る。
S12でYESの場合はS13へ進み出口部排気温度が450
℃以上か否かにより判定し、YESの場合即ち450℃以
上の場合は第1及び第2触媒付トラップ35,36での排気
微粒子の燃焼が活発に行われるため、後述するエンジン
ブレーキ作動中であっても排気バイパスを行うと第1及
び第2触媒付トラップ35,36に排気微粒子が多く堆積し
ている場合には排気量が大巾に減少するため、排気微粒
子の燃焼熱で第1及び第2触媒付トラップ35,36内部の
温度が急激に上昇して高温度となり第1及び第2触媒付
トラップ35,36が破損する恐れがあるためS19へ進み第
1及び第2触媒付トラップ35,36に排気を流通させる。
S13でNOの場合はS14へ進み回転速度Nと負荷Lに
基づいてROM47に設定された運転領域をテーブルルッ
クアップして求める。
そしてS15へ進み、第8図に示すエンジンブレーキ作動
中か否かを判定し、エンジンブレーキ作動中の場合には
S16に進み三方電磁弁29をオンにしてポートaとポート
bを連通させ負圧をダイヤフラム装置28に導入し、排気
バイパス通路25の開閉弁38を開く。これにより第1及び
第2触媒付トラップ35,36の圧力損失が高いので大部分
の排気は排気バイパス通路25へ流入するが、エンジンブ
レーキ作動中では機関への燃料の供給が停止され或いは
燃料供給量が少なくなるため排気微粒子もほとんど排出
されず、第1及び第2触媒付トラップ35,36を排気バイ
パスさせても大気中にほとんど放出されることはない。
また、排気温度が低いためバイパスによって第1及び第
2触媒付トラップ35,36の冷却を防ぐことができる。
S16の次にはS17へ進み現在再生中であるか否かを判定
する(CPU46の記憶部(RAM)に再生中を示す記号
がメモリされているか否かを判定する)。S17でNOの
場合はS20へ進み、YESの場合はS18へ進みリレー39
のコイル39aへ通電を行って接点39bを閉じヒータ37に通
電しヒータ37の温度を上昇させて第1及び第2触媒付ト
ラップ35,36を加熱する。
即ち、排気微粒子がほとんど排出されないエンジンブレ
ーキ作動中で排気が大部分を排気バイパス通路25へ導入
してヒータ37に通電することにより、排気微粒子の大気
中への放出を少なくしつつヒータ37の温度上昇効果を高
めて電力消費量を少なくし、第1及び第2触媒付トラッ
プ35,36の再生効果を高くでき、しかも第1及び第2触
媒付トラップ35,36での排気微粒子の燃焼が緩慢に行わ
れる450℃以下の温度でのみ排気をバイパスしてヒータ3
7への通電を行うようにしていることの他に、排気微粒
子が再燃料されて第1及び第2触媒付トラップ35,36の
再生が進むにつれて圧力損失も低下するので、バイパス
される排気量が減少して、第1及び第2触媒付トラップ
35,36を通る排気量が増加して第1及び第2触媒付トラ
ップ35,36の排気による冷却効果により第1及び第2触
媒付トラップ35,36の温度が急上昇することはなく溶損
を防止できるのである。
S15でNOの場合すなわちエンジンブレーキ作動中でな
い場合はS21へ進み三方電磁弁29をオフにしてバイパス
を停止してS22へ進む。S22では第1及び第2排気圧力
センサ44,45の圧力信号VP1,VP2に基づいて入口
圧P,出口圧PをCPU46の記憶部(RAM)にメ
モリし、さらに差圧ΔP(P−P)をもとめてメモ
リし、S23へ進む。S23ではS14で検索した運転領域に
基づいてROM47に設定された排気微粒子捕集時の許容
差圧ΔPminと限界差圧ΔPmaxをそれぞれ検索し
て求める。
ここにおいて許容差圧ΔPminとは排気微粒子捕集量
が運転性の悪化や燃費の悪化のほとんどない状態の差圧
であり、限界差圧は運転性悪化や燃費悪化の設定限界時
の差圧である。
そしてS24に進み再生中であるか否かを判定する。NO
の場合はS27へ進み差圧ΔPが限界差圧ΔPmaxに達
しているか否かを判定し、NOの場合は再生の必要はな
いのでS26へ進みCPU46の記憶部(RAM)にメモリ
された再生中を示す記号を消去する(消去されているな
らそのままとする)。そしてS20へ進む。
S27でYESの場合は再生時期であるためS28へ進み再
生中を示す記号をメモリしてS20へ進む。
S24でYESの場合で再生中ならばS25に進み差圧ΔP
が許容差圧ΔPmin以下であるか否かを判定し、YE
Sの場合は再生の必要はないので再生を終了させるため
S26へ進む。NOの場合は再生を継続させるため、S29
へ進み回転速度Nが1000rpm以下か否かを判定し、N
Oの場合はS20へ進みヒータ37をオフにし、YESなら
ばS18に進みヒータ37をオンにする。即ちバイパスが停
止された状態であっても再生が必要ならば排気量の少な
い低回転速度域は電力消費も少なくて済むため加熱を行
い、排気量の多い場合は冷却されるためヒータ37をオン
にして加熱を行っても温度上昇効果が低いためオフとす
る。
本実施例は、第1実施例と同様な効果を奏する他、ヒー
タ37により第1及び第2触媒付トラップ35,36を加熱す
るようにしたので、バイパスの燃焼処理能力を大巾に向
上できる。
尚、排気温度を例えば機関回転速度と負荷とに基づいて
設定してもよい。
〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、減速運転時でかつ排気
温度が所定値以下のときに排気の全量若しくは大部分を
トラップをバイパスさせるようにしたので、トラップが
過度に冷却されないため、排気微粒子の燃焼を従来より
広範囲な運転領域で行うことができる。これにより、低
負荷運転時においても排気微粒子を捕集でき排気微粒子
の大気中への放出を防止でき環境汚染を防止できる。
また、排気温度が所定値を超えたときに減速運転中であ
ってもトラップに排気を流通させるようにしたのでトラ
ップが排気微粒子の燃焼熱により過度に上昇するのを防
止でき、もってトラップの溶損を防止できる。さらに、
トラップを排気通路にのみ設けたので、装置のコスト上
昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明の第
1実施例を示す構成図、第3図は同上のフローチャー
ト、第4図及び第5図は同上の作用を説明するための
図、第6図は本発明の第2実施例を示す構成図、第7図
は同上のフローチャート、第8図は同上の作用を説明す
るための図、第9図は排気微粒子処理装置の一従来例を
示す構成図、第10図は他の従来例を示す図である。 22…排気通路、24…触媒付トラップ、25…排気バイパス
通路、26…切換弁、28…ダイヤフラム装置、29…三方電
磁弁、30,42…制御装置、31…排気温度センサ、32…回
転速度センサ、34…負荷センサ、35…第1触媒付トラッ
プ、36…第2触媒トラップ、38…開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関の排気通路に排気中の微粒子を捕集す
    るトラップを、備える内燃機関の排気微粒子処理装置に
    おいて、前記トラップをバイパスする排気バイパス通路
    と、機関の減速運転状態を検出する減速運転状態検出手
    段と、排気温度若しくはこれに関連する機関運転状態を
    検出する排気温度検出手段と、検出された排気温度が所
    定値以下でかつ減速運転検出時に、前記排気バイパス通
    路に排気の全量若しくは大部分を流通させ、前記条件以
    外の運転状態のときに前記トラップに排気の全量を流通
    させるように排気流れを制御する弁装置と、を備えたこ
    とを特徴とする内燃機関の排気微粒子処理装置。
JP13196686A 1986-06-09 1986-06-09 内燃機関の排気微粒子処理装置 Expired - Lifetime JPH0627498B2 (ja)

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