JP3257233B2 - 内燃機関の排気微粒子処理装置 - Google Patents

内燃機関の排気微粒子処理装置

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JP3257233B2
JP3257233B2 JP04390094A JP4390094A JP3257233B2 JP 3257233 B2 JP3257233 B2 JP 3257233B2 JP 04390094 A JP04390094 A JP 04390094A JP 4390094 A JP4390094 A JP 4390094A JP 3257233 B2 JP3257233 B2 JP 3257233B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気中に含
まれる微粒子を捕集し、該捕集した微粒子を処理する排
気微粒子処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、環境保護の観点から、機関の
排気中に含まれる微粒子(パティキュレート「PM;Pa
rticulate Mattar」)が大気中に排出されるのを防止す
るために、排気系に設けたフィルタにより該微粒子を捕
集する排気微粒子処理装置が提案されている。しかし、
該捕集された排気微粒子がフィルタに堆積してフィルタ
に目詰まりが生じると、該フィルタが大きな通路抵抗と
なって排気圧力が増大することとなり、機関性能の低下
・燃費の悪化等を招く結果となるため、該捕集された排
気微粒子をフィルタから除去してフィルタを再生する必
要があるが、かかるフィルタの再生方法として、捕集さ
れた排気微粒子を電熱ヒータ等を介して着火させ燃焼伝
播により焼失させることが考えられている。
【0003】かかる再生方法による従来の排気微粒子処
理装置としては、例えば、機関の運転状態を検出し、検
出された機関運転状態に基づき機関から排出される排気
微粒子の量を推定し、フィルタへ規定の排気微粒子が堆
積したら、排気通路に設けたバルブを閉じて、排気が持
ち去る熱量を抑制しつつ、再生に必要な酸素量を供給で
きる排気(再生用排気)流量に調節し、以って効率よく
フィルタを再生しようとするものがある(特願平5−5
4032号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
では、図6に示すように、フィルタの再生を開始する
と、フィルタに堆積したパティキュレートは電熱ヒータ
により加熱されて、まず、「伝播による燃焼」が進む。
この「伝播による燃焼」は、十分な酸素量が必要であ
り、かつ比較的短時間で終了する(図6の期間〔0〜t
1〕が、伝播による燃焼期間に相当する)。
【0005】しかし、「伝播による燃焼」だけでは、再
生を十分に行なうことは難しく、多少なりとも燃え残り
が発生する。このため、「伝播による燃焼」が終了した
後も、電熱ヒータによる加熱を続行してパティキュレー
トを燃焼させる必要がある。この電熱ヒータによる加熱
のときの燃焼を、「伝播による燃焼」と区別するため
「加熱による燃焼」と定義する(図6の期間〔t1〜t
2〕が、加熱による燃焼期間に相当する)。
【0006】この「加熱による燃焼」のときも、再生用
排気が必要であるが、「加熱による燃焼」の進行は、
「伝播による燃焼」に比べ遅いため、要求される単位時
間当たりの再生用排気流量(即ち、再生用酸素供給量)
は、「伝播による燃焼」のときより少なくすべきであ
る。しかしながら、従来の装置にあっては、再生用排気
流量は、「伝播による燃焼」に必要な量に合わせて調整
していたため、「加熱による燃焼」のときには、余剰の
再生用排気が供給されることで熱量が持ち去られてしま
い、「加熱による燃焼」が良好に行なえなくなり、「伝
播による燃焼」の後の燃え残ったパティキュレートを効
果的に燃焼させることができないという問題があった。
【0007】本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされ
たもので、伝播による燃焼と、加熱による燃焼と、をそ
れぞれ良好に行なわせることができるようにして、以っ
てフィルタの再生効率をより一層高めるようにした内燃
機関の排気微粒子処理装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の内燃機関の排気微粒子処理装置は、図1に示すよう
に、内燃機関の排気通路に介装されて、流入する排気中
の微粒子を捕集するフィルタAと、該フィルタAの再生
時期を検出する再生時期検出手段Bと、前記フィルタA
を昇温させるフィルタ昇温手段Cと、前記フィルタAへ
流入する排気流量を減量制御する排気流入量制御手段D
と、を備え、前記再生時期検出手段Bにより再生時期が
検出されたときに、前記酸素流入量制御手段Dによりフ
ィルタAへ流入する排気流量を減量制御し、前記フィル
タ昇温手段CによりフィルタAを昇温させて、フィルタ
Aの再生を行なうようにした内燃機関の排気微粒子処理
装置において、フィルタAの再生時に、前記フィルタ昇
温手段Cの作動開始から伝播による燃焼が略終了するま
での所定時間内におけるフィルタAへ流入する単位時間
当たりの酸素量に比べ、前記所定時間経過後から再生終
了までの間におけるフィルタAへ流入する単位時間当た
りの酸素量が所定量少なくなるように、フィルタAへ流
入する単位時間当たりの酸素量を減量補正する酸素流入
量制御手段Eを備えるようにした。
【0009】
【0010】
【0011】請求項に記載の発明では、前記酸素流入
量制御手段Eを、フィルタAに流入する排気流量を制御
する手段で構成した。請求項に記載の発明では、前記
酸素流入量制御手段Eを、フィルタAへ2次空気を供給
する2次空気供給手段を含んで構成するようにした。
【0012】
【作用】上記の構成を備える請求項1に記載の内燃機関
の排気微粒子処理装置によれば、前記再生時期検出手段
により再生時期が検出されたときに、前記排気流入量制
御手段によりフィルタへ流入する排気量を減量制御
し、フィルタを通過する排気により熱量が持ち去られる
のを抑制した状態で、前記フィルタ昇温手段を作動させ
てフィルタの再生を行なうが、この再生処理は初期に
おいては再生(燃焼)が活発であるが、再生処理の進行
に応じて再生(燃焼)が不活発となり、生(燃焼)に
必要な酸素量が減少することになる。このため、再生処
理の進行度合いに応じて供給する酸素量を、前記酸素
流入量制御手段を介して減量補正するようにする。これ
により、フィルタの再生期間中を通して再生(燃焼)に
必要な酸素量に制御されることになるから、フィルタの
再生の最適化が図れ、以ってフィルタの再生が高効率で
行なわれる。
【0013】ここで、前記酸素流入量制御手段の減量補
正を、前記フィルタ昇温手段の作動開始から所定時間内
におけるフィルタへ流入する単位時間当たりの酸素量に
比べ、前記所定時間経過後から再生終了までの間におけ
るフィルタへ流入する単位時間当たりの酸素量が所定量
少なくなるようにする。これにより、前記フィルタ昇温
手段の作動開始から所定時間内における捕集された微粒
子の燃焼が活発な再生初期には、該燃焼に見合った比較
的多めの酸素量を供給するようにして、当該燃焼の最適
化を図ることができると共に、前記所定時間経過後から
再生終了までの間における燃焼が比較的活発でないとき
には、該期間中に見合った比較的少なめの酸素量に減量
補正することで当該期間中における燃焼の最適化を図
ることができ、以って比較的簡単な構成によりフィルタ
の再生が高効率で行なわれる。
【0014】さらに、前記所定時間を、伝播による燃焼
が略終了する時間となるように設定、前記フィルタ昇
温手段の作動後の再生初期の微粒子の燃焼において支配
的な「伝播による燃焼」の略終期とすることで、「伝播
による燃焼」の最適化と、その後の「加熱による燃焼」
の最適化と、を図ることができ、再生時の無駄が無くな
り、以ってフィルタの再生がより高効率で行なわれる。
【0015】
【0016】請求項に記載の発明では、前記酸素流入
量制御手段を、フィルタに流入する排気流量を制御する
手段としたので、別個の酸素供給装置等を設ける必要が
なく、製品コスト等の増大を抑制することができる。請
求項に記載の発明では、前記酸素流入量制御手段を、
フィルタへ2次空気を供給する2次空気供給手段を含ん
で構成するようにしたので、供給酸素量の制御精度が向
上すると共に、機関の運転状態の変化にも左右されない
ので、安定して最適なフィルタの再生処理を行なうこと
ができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付の図面に基づ
いて説明する。図2に、本発明の第1の実施例にかかる
排気微粒子処理装置の構成を示す。内燃機関100のエ
キゾーストマニホールドに接続される排気通路101
は、その途中部分において、第1分岐通路102と第2
分岐通路103とに一旦分岐され、その後再び合流する
ように構成されている。
【0018】前記第1分岐通路102には、フィルタケ
ース104に内装されて排気中のパティキュレートを捕
集するフィルタ105が介装されている。そして、該第
1分岐通路102の該フィルタケース104の排気下流
側には、フィルタ105への排気の流入量を制御する第
1流路切換弁106が介装されている。さらに、該第1
流路切換弁106をバイパスするバイパス通路107が
設けられ、該バイパス通路107には再生用排気流量調
整弁108が介装されている。
【0019】なお、前記第2分岐通路103には、その
途中に、前記フィルタ105への排気の流入量を制御す
る第2流路切換弁109が介装されている。ここで、前
記再生用排気流量調整弁108は、フィルタ105の再
生中に該フィルタ105へ流入する排気流量を調整する
ためのものである。また、前記第2分岐通路103は、
フィルタ105の再生中に該フィルタ105をバイパス
させて排気するための通路である。
【0020】なお、前記第1流路切換弁106と前記再
生用排気流量調整弁108とを開閉駆動する第1弁駆動
装置110と、第2流路切換弁109を開閉駆動する第
2弁駆動装置111が備えられる。これら第1弁駆動装
置110と第2弁駆動装置111とは、コントロールユ
ニット117からの駆動信号に基づいて制御される。前
記第1流路切換弁106と、前記再生用排気流量調整弁
108と、は別個の弁駆動装置により開閉駆動させるよ
うにしてもよい。
【0021】ここにおいて、前記第1流路切換弁10
6、コントロールユニット117が本発明にかかる排気
流入量制御手段を構成する。また、前記第1分岐通路1
02,前記第1流路切換弁106、前記第2分岐通路1
03,前記第2流路切換弁109、及び前記バイパス通
路107,前記再生用排気流量調整弁108、コントロ
ールユニット117等が、本発明にかかる酸素流入量制
御手段を構成する。
【0022】前記フィルタ105の排気上流側には、フ
ィルタ105に捕集されたパティキュレートを加熱して
燃焼させるための電熱ヒータ112が設けられている。
そして、該電熱ヒータ112を駆動するためのヒータ駆
動回路113が設けられている。かかるヒータ駆動回路
113は、コントロールユニット117からの駆動信号
に基づいて制御されるようになっている。
【0023】ここにおいて、前記電熱ヒータ112が、
本発明にかかるフィルタ昇温手段を構成する。また、前
記機関の負荷(基本噴射量Tp,アクセル開度C/L,
スロットル開度TVO等)、機関回転速度、冷却水温等
の機関の運転状態を検出する機関運転状態検出手段11
4が設けられる。かかる運転状態検出手段114は、通
常機関制御に使用されるスロットルセンサ、クランク角
センサ、水温センサ等を利用することができる。
【0024】そして、機関100からのパティキュレー
ト排出量を検出・推定する排出量検出手段115と、フ
ィルタへのパティキュレートの堆積量を推定し、再生時
期、再生終了時期の判断を行なう堆積量検出手段116
が備えられる。かかる排出量検出手段115と堆積量検
出手段116は、後述するように、CPU,ROM,R
AM,A/D変換器及び入出力インタフェイス等を含ん
で構成されるマイクロコンピュータ等から構成されるコ
ントロールユニット117が、ソフト的に備えるもので
ある。
【0025】かかる構成を有する本実施例のフィルタ再
生の作用について、以下に説明する。 フィルタ105でパティキュレートを捕集する場合
は、第1流路切換弁106を第1弁駆動装置110を介
して開弁させると共に、第2流路切換弁109を第2弁
駆動装置111を介して閉弁させておいて、フィルタ1
05に排気を通過させるようにする。
【0026】フィルタ105が再生時期となった場合
には、まず、フィルタ105の下流側の第1流路切換弁
106を第1弁駆動装置110を介して閉弁させると共
に、前記再生用排気流量調整弁108を開弁し、かつ、
第2流路切換弁109を第2弁駆動装置111を介して
開弁する。これにより、第1分岐通路102側の通路抵
抗が増加するので、フィルタ105には、所定量v1に
制限された排気のみが流入することになり、後述するよ
うに「伝播による燃焼」の最適化が図れると共に、排気
抵抗の増大が抑制され、フィルタ再生時の運転性の悪化
が防止される。
【0027】かかる状態で、電熱ヒータ112をヒー
タ駆動回路113を介して通電加熱して、フィルタの再
生を開始する。電熱ヒータ112への通電後、「伝播に
よる燃焼」が進行している間(即ち、図6に示すよう
に、再生開始0から燃焼伝播が終了するまでの時刻t1
までの間。なお、図8,図9に示すように、かかるt1
は再生時の運転領域に応じて変化する。)は、再生用排
気流量調整弁108を開弁させていることにより、「伝
播による燃焼」に必要な量の再生用排気がフィルタ10
5へ流入され、以って「伝播による燃焼」が最適化さ
れ、フィルタ105の再生が良好に行なわれることにな
る。
【0028】「伝播による燃焼」が終了した後から、
再生が終了するまでの間(即ち、t1から再生が終了す
る時刻t2までの間)は、再生用排気流量調整弁108
を閉じる。これにより、第1分岐通路102側の通路抵
抗が、「伝播による燃焼」時に比べて増加するので、図
5,図7に示すように、「加熱による燃焼」に必要な量
(v2)に制限された再生用排気(前述したように、
「伝播による燃焼」に必要な排気流量より少ない量であ
る。)がフィルタ105へ流入することになる。つま
り、第1流路切換弁106と、再生用排気流量調整弁1
08と、から洩れる排気により、「加熱による燃焼」に
必要な酸素が供給されることになる。なお、再生時期の
検出については、アクセル開度と機関回転速度等を検出
する運転状態検出手段114の検出信号に基づいて、排
出量検出手段115が、図10に示す運転領域&パティ
キュレート排出量の検索マップを参照し、機関からのパ
ティキュレートの排出量を検出する。
【0029】また、堆積量検出手段116では、運転状
態検出手段114と排出量検出手段115との検出結果
に基づいて、フィルタ105へのパティキュレートの堆
積量を検出する。そして、該堆積量検出手段116で
は、堆積量が所定量以上になると、フィルタ105の再
生時期と再生終了時期とを判断し、該判断結果に基づい
て再生を開始させるようになっている。したがって、か
かる堆積量検出手段116が、本発明にかかる再生時期
検出手段を構成する。
【0030】次に、図3,図4に示すフローチャートに
従って説明することにする。ステップ(図では、Sと記
してある。以下同様)1では、機関回転速度、機関負荷
等の信号を読み込む。該ステップ1が、運転状態検出手
段114を構成する。ステップ2では、機関100から
の単位時間当たりのパティキュレート総排出量を、図1
0の運転領域&パティキュレート排出量検索マップを参
照して、検索により求める。当該ステップ2が、排出量
検出手段115を構成する。
【0031】ステップ3では、フィルタ105が再生中
であるか否かを判断する。再生中の場合はステップ15
へ進み、非再生中の場合にはステップ4へ進む。ステッ
プ4では、フィルタ105へのパティキュレート堆積量
βを、ステップ2で求めたパティキュレート総排出量
(積算量)より求める。ステップ5では、フィルタ10
5へのパティキュレート堆積量βが、再生時期である再
生可能堆積量βReを越えたか否かを判断する。パティ
キュレート堆積量βが再生可能堆積量βReを越え、再
生時期が来たと判断されるとステップ6へ進み、再生時
期ではないと判断されるとステップ1へ進む。
【0032】ステップ6では、再生フラグを付けてフィ
ルタ105が再生中であることを示す。ステップ7で
は、フィルタ105側の第1流路切換弁106を、第1
弁駆動装置110を介して閉弁する。ステップ8では、
第2排気通路103側の第2流路切換弁109を、第2
弁駆動装置111を介して開弁させる。
【0033】そして、図4に示すフローチャートAへ進
む。フローチャートAでは、以下に説明するステップ1
3〜ステップ19が実行される。ステップ13では、
「伝播による燃焼」のための再生用排気量に制御するた
めの再生用排気流量調整弁108を、第1弁駆動装置1
10を介して開く。ステップ14では、ヒータ駆動回路
113を介して電熱ヒータ112への所定の再生電力供
給を開始する。
【0034】ステップ15では、図8に示す運転状態と
「伝播による燃焼」の終了時間の関係を示すマップか
ら、再生時の運転状態における「伝播による燃焼」が終
了する時間t1を検索する。図8,9に示すように、運
転領域1の場合には、t1=t11となり、運転領域2
の場合には、t1=t12となる。なお、運転領域1
は、運転領域2に比べ、排気中の酸素濃度が運転領域2
に比べ高いために、運転領域1の方が速く燃焼が終了す
ることになるから、t11<t12の関係にある。
【0035】ステップ16では、電熱ヒータ112の通
電時間tが、「伝播による燃焼」の終了時間t1となっ
たか否かを判断する。なお、図8示す運転領域1での再
生であれば、ステップ15の検索結果に基づいて、t1
はt11に設定され、運転領域2での再生であれば、t
1はt12に設定される。ステップ17では、図6に示
すように、電熱ヒータ112の通電時間tが、t1(運
転領域1ならばt11)を経過したので、伝播によるパ
ティキュレートの燃焼は終了したものと判断して、再生
用排気流量調整弁108を閉じる。これにより、再生用
排気流量を図7に示すようにV1からV2へ減少させ
て、図5に示すように「加熱による燃焼」に最適な再生
用排気流量V2に調整する。この再生用排気流量の調整
により、図5に示すように、「伝播による燃焼」時と、
「加熱による燃焼」時の夫々のパティキュレート燃焼速
度の最適化を図ることが可能となる。
【0036】ステップ18では、電熱ヒータ112の通
電時間tが、所定時間t2が経過したか否かを判断す
る。ステップ19では、所定時間t2が経過したので、
電熱ヒータ112の通電加熱を停止する。以上、ステッ
プ13〜ステップ19(フローチャートA)が終了する
と、その後は、再び図3に示すフローチャートのステッ
プ9へ戻る。
【0037】ステップ9では、フィルタ105側の第1
流路切換弁106を、第1弁駆動装置110を介して開
く。ステップ10では、第2排気通路103側の第2流
路切換弁109を、第2弁駆動装置111を介して閉じ
る。ステップ11では、フィルタ105の再生が終了し
たので、フィルタ105へのパティキュレート堆積量を
0にリセットする。
【0038】ステップ12では、フィルタ105の再生
が終了したので、再生フラグ1を外して、本フローを終
了する。このように、本実施例によれば、再生用排気流
量調節弁108の開閉により、「加熱による燃焼」時の
再生用排気流量V2を、「伝播による燃焼」時に必要な
再生用排気流量V1より、少なくするようにした。この
ため、捕集されたパティキュレート(微粒子)量が多
く、再生が活発に行われる再生初期において支配的な
「伝播による燃焼」の間は該燃焼に見合った再生用排
気流量V1を供給して、熱量が持ち去られるのを抑制し
つつ「伝播による燃焼」の最適化を図ることができる一
方で、該「伝播による燃焼」によりフィルタ105に堆
積しているパティキュレート量が減り、燃え残ったパテ
ィキュレートを「加熱による燃焼」で燃焼させるときに
は、再生用排気流量V2に減量調整して電熱ヒータ11
2の昇温作用を妨げないようにして、「加熱による燃
焼」の最適化を図り、完全にパティキュレートを焼き切
ることができるので、フィルタ105の再生を簡単な構
成により最適化することができる。
【0039】なお、本実施例では、第1流路切換弁10
6、バイパス通路107、及び再生用排気流量調整弁1
08を、フィルタ105の下流側に設けて構成したが、
勿論フィルタ105の上流側の第1分岐通路102に設
けるようにして構わない。また、図2に示す第1の実施
例の構成において、バイパス通路107を、フィルタ1
05の上流側と下流側とを連結してフィルタ105をバ
イパスするように配置することも可能である。つまり、
第1の実施例における各弁・通路の配置に限らず、フィ
ルタ105へ流入する排気(酸素)の流量を、伝播によ
る燃焼時にフィルタ105へ流入する排気流量に比べ、
加熱による燃焼時にフィルタ105へ流入する排気流量
を低減することができれば如何なる配置であって構わな
い。したがって、バイパス通路107,再生用排気流量
調整弁108を設けずに、第1流路切換弁106或いは
第2流路切換弁109の開度を変更させて、フィルタ1
05へ流入する排気流量を可変制御することも可能であ
る。この場合には、より構成を簡略化することができ
る。
【0040】なお、本実施例では、開閉弁を用いて説明
したが、これに代えてオリフィスを採用し、オリフィス
径を可変制御するようにしても、本実施例同様の効果が
得られる。次に、本発明にかかる第2の実施例について
説明する。図11に、本発明の第2の実施例にかかる排
気微粒子処理装置の全体構成を示す。
【0041】内燃機関100のエキゾーストマニホール
ドに接続される排気通路101は、その途中部分におい
て、第1分岐通路102と第2分岐通路103とに一旦
分岐した後、再び合流するように構成されている。該第
1分岐通路102には、フィルタケース104に内装さ
れて排気中のパティキュレートを捕集するフィルタ10
5が介装されている。そして、該第1分岐通路102の
該フィルタケース104の排気上流側には、フィルタ1
05への排気の流入量を制御する第1流路切換弁106
Aが介装されている。
【0042】そして、前記フィルタ105を再生する際
に、フィルタ105へ再生用2次空気を供給するための
エアポンプ120が備えられており、該エアポンプ12
0からの再生用2次空気は、前記第1流路切換弁106
Aとフィルタ105との間に開口する2次空気供給通路
121を介して供給されるようになっている。なお、エ
アポンプ120は、コントロールユニット117からの
信号により制御されるポンプ駆動装置122を介して駆
動されるようになっている。
【0043】また、前記第2分岐通路103には、その
途中に、前記フィルタ105への排気の流入量を制御す
る第2流路切換弁109Aが介装されている。かかる第
2分岐通路103は、フィルタ105の再生中に該フィ
ルタ105をバイパスさせて排気するための通路であ
る。なお、前記第1流路切換弁106Aを開閉駆動する
第1弁駆動装置110Aと、第2流路切換弁109Aを
開閉駆動する第2弁駆動装置111Aが備えられる。こ
れら第1弁駆動装置110Aと第2弁駆動装置111A
とは、コントロールユニット117からの駆動信号に基
づいて制御される。
【0044】ここにおいて、前記第1流路切換弁106
A、コントロールユニット117が本発明にかかる排気
流入量制御手段を構成する。また、前記エアポンプ12
0,前記2次空気供給通路121、コントロールユニッ
ト117等が、本発明にかかる酸素流入量制御手段を構
成する。そして、前記フィルタ105の排気上流側に
は、フィルタ105に捕集されたパティキュレートを加
熱して燃焼させるための電熱ヒータ112が設けられる
と共に、該電熱ヒータ112を駆動するためのヒータ駆
動回路113が備えられている。かかるヒータ駆動回路
113は、コントロールユニット117からの駆動信号
に基づいて制御されるようになっている。
【0045】ここにおいて、前記電熱ヒータ112が、
本発明にかかるフィルタ昇温手段を構成する。また、前
記機関の負荷、回転速度、冷却水温等の機関の運転状態
を検出する機関運転状態検出手段114が設けられてい
る。さらに、機関からのパティキュレート排出量を検知
・推定する排出量検出手段115と、フィルタ105へ
のパティキュレートの堆積量を推定・検出し、そのパテ
ィキュレートの堆積量に基づいてフィルタ105の再生
時期、再生終了時期の設定を行なう堆積量検出手段11
6が備えられる。かかる排出量検出手段115と堆積量
検出手段116は、コントロールユニット117内のマ
イクロコンピュータ等がソフト的に備えるものである。
【0046】ここで、第2の実施例の作用について説明
する。 フィルタ105にパティキュレートを捕集させる場合
は、第1流路切換弁106Aを第1弁駆動装置110A
を介して開弁させ、第2流路切換弁109Aを第2弁駆
動装置111Aを介して閉弁させておいて、フィルタ1
05に排気を通過させるようにする。
【0047】フィルタ105にパティキュレートが堆
積し、フィルタ105の再生時期となった場合には、ま
ず、フィルタ105の上流側の第1流路切換弁106A
を第1弁駆動装置110Aを介して閉弁させ、かつ、第
2流路切換弁109Aを第2弁駆動装置111Aを介し
て開弁する。これにより、第2分岐通路103側の通気
抵抗が大幅に低下する一方で、第1分岐通路102側の
通路抵抗が増加するので、略全量の排気が、第2分岐通
路103側を流れるようになる。なお、このように流路
を切換えることで、再生時の排圧増大による機関100
の運転性の悪化は防止されることになる。
【0048】かかる状態で、電熱ヒータ112をヒー
タ駆動回路113を介して通電加熱して、フィルタを再
生する。電熱ヒータ112への通電後、「伝播による燃
焼」が進行している間(即ち、図14に示すように、再
生開始から燃焼伝播が終了するまでの時間t1までの
間。)は、エアポンプ120から、図14,図16に示
すように「伝播による燃焼」に必要な再生用2次空気V
1を供給する。これにより、「伝播による燃焼」による
フィルタ105の再生が良好に行なわれることになる。
【0049】「伝播による燃焼」が終了した後から、
再生が終了するまでの間(即ち、t1から再生が終了す
るまでの間)は、エアポンプ120から、「加熱による
燃焼」に必要な再生用2次空気V2が供給される。この
ように、エアポンプ120により酸素濃度の安定した2
次空気を供給するようにしたので、供給される酸素濃度
が高精度に制御されて、伝播と加熱による燃焼が良好に
行なえるのは勿論、更に、酸素濃度が、第1の実施例の
ように、機関100の運転状態によって左右されること
がないので、安定して高再生効率を得ることができる。
【0050】なお、再生時期・再生終了時期の検出につ
いては、第1の実施例と同様であるので説明を省略す
る。次に、図12,図13に示すフローチャートに従っ
て第2の実施例におけるコントロールユニット117が
行なうフィルタの再生制御について説明する。なお、図
12に示すステップ1〜ステップ8は、第1の実施例で
説明した図3のフローチャートと同様であるので説明を
省略する。
【0051】ステップ8以降は、第2の実施例では、図
13に示すフローチャートBへ、旦進むことになる。即
ち、フローチャートBでは、ステップ6でフィルタ10
5の再生時期であると判断し、ステップ7で第1流路切
換弁106を閉弁し、ステップ8で第2流路切換弁10
9を開弁させた後、以下のようにして、ステップ20〜
ステップ26を実行する。
【0052】ステップ20では、図16に示すように、
「伝播による燃焼」に必要な再生用2次空気量V1を、
エアポンプ120から供給する。該エアポンプ120
は、コントロールユニット117からの信号に基づい
て、ポンプ駆動装置122を介して駆動される。ステッ
プ21では、ヒータ駆動回路113を介して電熱ヒータ
112への所定の再生電力の供給を開始する。
【0053】ステップ22では、電熱ヒータ112の通
電時間tが、「伝播による燃焼」の終了時間t1となっ
たか否かを判断する。本実施例の場合は、エアポンプ1
20によって再生用2次空気量を供給する構成であるた
め、第1の実施例のように運転状態の変化によって「伝
播による燃焼に必要な時間」が左右されないので、図1
5に示すように、t=t1のときには「伝播による燃
焼」が終了したと判断することができる。
【0054】ステップ23では、図15に示すように、
電熱ヒータ112の通電時間tが、t1を経過したの
で、伝播によるパティキュレートの燃焼は終了したもの
と判断して、図16に示すように、再生用2次空気の供
給量をポンプ駆動装置122を介してV1からV2へ減
少させて、「加熱による燃焼」に最適な再生用排気流量
に調整する。この再生用2次空気の供給量の調整によ
り、図14に示すように、「伝播による燃焼」時と、
「加熱による燃焼」時と、に応じた再生用2次空気が供
給されるので、夫々の燃焼時においてパティキュレート
燃焼速度の最適化を図ることが可能となり、以ってフィ
ルタ105の良好な再生が行なえる。
【0055】ステップ24では、電熱ヒータ112の通
電時間tが、所定時間t2が経過したか否かを判断す
る。ステップ25では、所定時間t2が経過したので、
「加熱による燃焼」が終了したとして、再生用2次空気
の供給を停止する。ステップ26では、電熱ヒータ11
2の通電加熱を停止する。
【0056】以上、ステップ20〜ステップ26(フロ
ーチャートB)が終了すると、その後は、再び図12に
示すフローチャートのステップ9へ進む。ステップ9で
は、フィルタ105側の第1流路切換弁106を、第1
弁駆動装置110を介して開く。これにより、排気がフ
ィルタ105を通過するので、パティキュレートがフィ
ルタ105に捕集が再び開始される。
【0057】ステップ10では、第2排気通路103側
の第2流路切換弁109を、第2弁駆動装置111を介
して閉じる。これは、第2排気通路103側への排気の
流入を禁止して、フィルタ105側に排気を流し、パテ
ィキュレートを効果的に捕集するためである。ステップ
11では、フィルタ105の再生が終了したので、フィ
ルタ105へのパティキュレート堆積量を0にリセット
する。
【0058】ステップ12では、フィルタ105の再生
が終了したので、再生フラグ1を外す。このように、本
実施例によれば、「加熱による燃焼」時の再生用2次空
V2を、「伝播による燃焼」時に必要な再生用2次空
V1より、少なくするようにしたので、「伝播による
燃焼」の間は該燃焼に見合った再生用2次空気V1を
供給して、熱量が持ち去られるのを抑制しつつ「伝播に
よる燃焼」の最適化を図ることができる一方で、該「伝
播による燃焼」で燃え残ったパティキュレートを「加熱
による燃焼」で燃焼させるときには、再生用2次空気
2に減量調整して電熱ヒータ112の昇温作用を妨げな
いようにして「加熱による燃焼」の最適化を図り、完
全にパティキュレートを焼き切ることができるので、フ
ィルタ105の再生を最適化することができる。
【0059】更に、本実施例では、エアポンプ120に
より2次空気を供給するようにしたので、供給される酸
素濃度を高精度に制御でき、また酸素濃度が、第1の実
施例のように、機関100の運転状態によって左右され
ることがないので、安定して高再生効率を得ることがで
きる。なお、第2の実施例では、エアポンプ120によ
って再生用2次空気を供給するものについて説明した
が、過給機を備える内燃機関にあっては、該過給機の圧
縮空気の一部を導き再生用2次空気として利用するよう
な構成にしてもよい。
【0060】ところで、上記各実施例では、理解の容易
のために、再生処理を「伝播による燃焼期間」と「加熱
による燃焼期間」との2つに分け、夫々の期間における
再生を最適化するものの代表例として説明したが、これ
に限定されるものではなく、再生に必要な酸素量を、再
生の進行度合いに応じて徐々に(例えば、経時的に、無
段階に若しくは多数のステップに分けて)変化(減量)
させて、再生期間中を通して再生の最適化を図るように
してもよい。この場合において、第1の実施例では、各
弁を開度制御可能な弁で構成するのが好ましい。
【0061】また、上記各実施例では、理解の容易のた
めに、明確に再生処理を「伝播による燃焼期間」と「加
熱による燃焼期間」との2つに分けて説明したが、フィ
ルタの大きさ、形状、熱容量等、或いは運転状態によ
り、「伝播による燃焼期間」と「加熱による燃焼期間」
とが明確に区別できない場合もあり、この場合には、伝
播による燃焼時間t1を、厳密に伝播による燃焼時間に
設定せず、要求する再生特性が得られるように、適宜設
定するようにして構わない。
【0062】そして、上記各実施例では、酸素供給量を
再生時間の短縮を優先するために、各燃焼期間における
燃焼速度が最大となるように減量制御するものとして説
明したが、これに限らず、フィルタの耐久性等を考慮す
る場合には、これに応じたフィルタの再生が行なえるよ
うに、酸素量を適宜修正するようにしてもよい。また、
「伝播による燃焼期間」と「加熱による燃焼期間」との
判別は、上記各実施例以外の方法以外にも、例えば、フ
ィルタ内部や排気下流近傍に温度センサを設け、該温度
センサの出力に基づいて判別するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の内燃機関の排気微粒子処理装置によれば、フィルタ
の再生処理の進行度合いに応じて供給する酸素量を減量
補正するようにしたので、フィルタの再生期間中を通し
て再生(燃焼)の最適化を図ることができ、以ってフィ
ルタの再生を高効率で行なうことができる。
【0064】そして、前記酸素流入量制御手段の減量補
正を、前記フィルタ昇温手段の作動開始から所定時間内
におけるフィルタへ流入する単位時間当たりの酸素量に
比べ、前記所定時間経過後から再生終了までの間におけ
るフィルタへ流入する単位時間当たりの酸素量が所定量
少なくなるようにしたので、前記フィルタ昇温手段の作
動開始から所定時間内における捕集された微粒子の燃焼
が活発な期間中は、該燃焼に見合った比較的多めの酸素
量を供給するようにすることで、該燃焼の最適化を図
ることができると共に、前記所定時間経過後から再生終
了までの間における燃焼が比較的活発でないときには、
該期間中に見合った比較的少なめの酸素量に減量補正
ることにより、該期間中における燃焼の最適化を図る
ことができるので、以って簡単な構成によりフィルタの
再生を高効率で行なうことができる。
【0065】さらに、前記所定時間を、伝播による燃焼
が略終了する時間となるように設定、前記フィルタ昇
温手段の作動開始から所定時間内の微粒子の燃焼におい
て支配的な「伝播による燃焼」の略終期とすることで、
「伝播による燃焼」の最適化と、その後の「加熱による
燃焼」の最適化と、を図ることができ、再生時の無駄が
無くなり、以ってフィルタの再生を高効率で行なうこと
ができる。
【0066】請求項に記載の発明によれば、前記酸素
流入量制御手段を、フィルタに流入する排気流量を制御
する手段としたので、別個の酸素供給装置等を設ける必
要がなく、製品コスト等の増大を抑制することができ
る。
【0067】請求項に記載の発明によれば、前記酸素
流入量制御手段を、フィルタへ2次空気を供給する2次
空気供給手段を含んで構成するようにしたので、供給酸
素量の制御精度が向上すると共に、機関の運転状態の変
化にも左右されないので、安定して最適なフィルタの再
生処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図
【図2】本発明の第1の実施例における内燃機関の排気
微粒子処理装置の全体構成図
【図3】同上実施例における再生制御を説明するフロー
チャート
【図4】同上実施例における再生制御を説明するフロー
チャートA
【図5】同上実施例におけるPM燃焼時の燃焼速度と再
生排気流量の関係を説明する図
【図6】同上実施例における通電加熱時間とPMの燃焼
速度の関係を説明する図
【図7】同上実施例における通電時間と再生用排気流量
の関係を説明する図
【図8】同上実施例における運転状態と燃焼終了時間の
関係を説明する図
【図9】同上実施例における再生時の運転状態と伝播に
よる燃焼終了時間の関係を説明する図
【図10】同上実施例における運転領域とパティキュレ
ート排出量の検索マップを示す図
【図11】本発明の第2の実施例における内燃機関の排
気微粒子処理装置の全体構成図
【図12】同上実施例における再生制御を説明するフロ
ーチャート
【図13】同上実施例における再生制御を説明するフロ
ーチャートB
【図14】同上実施例におけるPM燃焼時の燃焼速度と
再生用2次空気流量の関係を説明する図
【図15】同上実施例における通電時間とPMの燃焼速
度の関係を説明する図
【図16】同上実施例における通電時間と再生用2次空
気流量の関係を説明する図
【符号の説明】
100 内燃機関 101 排気通路 102 第1分岐通路 103 第2分岐通路 105 フィルタ 106 第1流路切換弁 107 バイパス通路 108 再生用排気流量調整弁 109 第2流路切換弁 112 電熱ヒータ 117 コントロールユニット 120 エアポンプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気通路に介装されて、流入す
    る排気中の微粒子を捕集するフィルタと、 該フィルタの再生時期を検出する再生時期検出手段と、 前記フィルタを昇温させるフィルタ昇温手段と、 前記フィルタへ流入する排気流量を減量制御する排気流
    入量制御手段と、 を備え、 前記再生時期検出手段により再生時期が検出されたとき
    に、前記排気流入量制御手段によりフィルタへ流入する
    排気流量を減量制御すると共に、前記フィルタ昇温手段
    によりフィルタを昇温させて、フィルタの再生を行なう
    ようにした内燃機関の排気微粒子処理装置において、 フィルタの再生時に、前記フィルタ昇温手段の作動開始
    から伝播による燃焼が略終了するまでの所定時間内にお
    けるフィルタへ流入する単位時間当たりの酸素量に比
    べ、前記所定時間経過後から再生終了までの間における
    フィルタへ流入する単位時間当たりの酸素量が所定量少
    なくなるように、フィルタへ流入する単位時間当たりの
    酸素量を減量補正する酸素流入量制御手段を備えたこと
    を特徴とする内燃機関の排気微粒子処理装置。
  2. 【請求項2】 前記酸素流入量制御手段が、フィルタに流
    入する排気流量を制御する手段であることを特徴とする
    請求項に記載の内燃機関の排気微粒子処理装置。
  3. 【請求項3】 前記酸素流入量制御手段が、フィルタへ2
    次空気を供給する2次空気供給手段を含んで構成された
    ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関の排気微粒
    子処理装置。
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