JPH06274772A - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

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JPH06274772A
JPH06274772A JP5065097A JP6509793A JPH06274772A JP H06274772 A JPH06274772 A JP H06274772A JP 5065097 A JP5065097 A JP 5065097A JP 6509793 A JP6509793 A JP 6509793A JP H06274772 A JPH06274772 A JP H06274772A
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JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
pressure contact
slit
fire detector
conductive
Prior art date
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Pending
Application number
JP5065097A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Ikehara
祥一 池原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単に結線できる様にする。 【構成】電線通路5、6と該通路5、6と交差する複数
の導板通路7、8とを有する電線ホルダ1と、前記各導
板通路7、8に挿入される導板16、17を有する圧接
金具10と、からなる圧接端子Aを備えた火災感知器で
あって、前記電線通路5、6の前部側5a、6aが後部
側5b、6bより広く形成され、また、前記導板16、
17に被覆切断スリット26、27が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、火災感知器に関する
ものであり、特に圧接金具と電線ホルダとからなる圧接
端子を備えた火災感知器、即ち、火災感知器の本体又は
火災感知器のベースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】火災感知器ベースの端子に外線を結線す
る場合、電線被覆部を剥いで導電部を露出させ、該導電
部をねじ止め端子または差し込み端子へ接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様な結
線方法では、電線被覆部の剥離作業が必要なので面倒で
あり、結線作業に多くの時間を費やすことになる。
【0004】本発明は、簡単に結線できる様にすること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、電線通路と
該通路と交差する複数の導板通路とを有する電線ホルダ
と、前記各導板に挿入される導板を有する圧接金具と、
からなる圧接端子を備えた火災感知器であって、前記電
線通路の前部側が後部側より広く形成され、又、前記導
板に被覆切断スリットが形成されていることを特徴とす
る火災感知器、により前記目的を達成しようとするもの
である。
【0006】
【作用】電線通路に電線を挿入すると、該通路は前部側
が後部側より広いので、細い電線は後部側まで挿入でき
るが、太い電線はその途中までしか挿入できない。この
様にして電線を挿入した電線ホルダを圧接金具に圧着し
て導板通路に導板を挿入すると、電線の被覆部が切断さ
れ導板と電線の導線部とが接触し導通する。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例を添付図面の図1〜図7
により説明する。圧接端子Aは電線ホルダ1と圧接金具
10とを備えている。電線ホルダ1は直方体に形成さ
れ、その両側下端には、感知器ベース30の係合穴(図
示しない)に係合する係止部、例えばフック3が突出し
ている。該電線ホルダ1の下部には該ホルダ1を貫通す
る2本の電線通路、例えば、電線挿入孔5、6が形成さ
れている。この挿入孔5、6は互いに並行であり、前部
側5a、6aは後部側5b、6bより広く形成されてお
り、例えば、前部側5a、6aは直径1、2mm、後部
側5b、6bは直径0.9mmである。
【0008】この電線ホルダ1には、前記電線挿入孔
5、6と直交する2つの導板通路7、8が形成されてい
るが、この導板通路7、8は電線挿入孔5、6の前部側
5a、6aと後部側5b、6bにそれぞれ設けられてい
る。
【0009】圧接金具10は刃受ばね部11と圧接部1
2とから構成されている。圧接部12には互いに平行な
導板16、17が設けられ、この導板16、17は導電
性基板15の両側を折りまげて直立に形成されたもので
ある。この導板16、17にはそれぞれ電線20の被覆
部20aを切断する2つの被覆切断スリット26、27
が上端から下端に向かって形成されている。
【0010】該スリット26、27の内縁にはナイフエ
ッヂ26a、27aが形成され、又、該スリット26、
27の幅は上端側26c、27cよりも下端側26d、
27dが狭くなっている。この下端側26c、27cの
幅は電線20の導線部20bの直径よりやや狭く形成さ
れる。前記導板通路7に挿入される前方の導板16の該
スリット26は、前記導板通路8に挿入される後方の導
板17のスリット27より幅広く形成されている。
【0011】次に、本実施例の作動について説明する。
火災感知器ベース30に圧接金具10を配設し、該圧接
金具10の刃受ばね部11上に刃受金具31を載置し、
両者10、31をビス32で前記ベース30に固定す
る。
【0012】次に、電線ホルダ1の電線挿入孔5に直径
0.9mmの細い電線20を挿入し、又、電線挿入孔6
に直径1.2mmの太い電線21を挿入する。そうする
と、細い電線20は電線挿入孔5の前部側5aを通り後
部側5bに到達するが、太い電線21は電線挿入孔6の
後部側6bになると、通路が狭くなるので侵入できなく
なり前部側6aで止まる。
【0013】この様にして、電線ホルダ1に電線20、
21を収納した後、該ホルダ1を圧接金具10に圧接し
て導板通路7、8に圧接金具10の導板16、17を挿
入する。そうすると、電線挿入孔5内の電線20は図7
に示す様に被覆部20aをスリット27のナイフエッヂ
27aにより切断されながら降下し、電線20の導線部
20bと導板17とが接触し導通する。又、電線挿入孔
6内の電線21は被覆部21aをスリット26のナイフ
エッヂ26aにより切断されながら降下し、電線21の
導線部21bと導板16とが接触し導通する。この状態
において、係止部3を感知器ベース30に係止し固定す
る。
【0014】次に、第2実施例について図7〜図11に
より説明するが、図10に示す様に圧接金具10につい
ては導板16と導板17との間隔Lを電線ホルダ41の
厚さtと等しくする以外は、第1実施例と同一である。
図8に示す様に電線通路は、下面を開放した電線案内溝
45、46であり、その前部側45a、46aは後部側
45b、46bより広く形成されている。又、電線ホル
ダ41には3個の係止部53、54、55が設けられて
いる。
【0015】電線ホルダ41の電線案内溝45内に細い
電線20を挿入し、又、電線案内溝46内に太い電線2
1を挿入する。そうすると、細い電線20は後部側45
bを通り抜けるが、太い電線21は前部側46aで止ま
り、後部側46bまで進入しない。この様にして、電線
20、21を電線ホルダ41に収納した後、該ホルダ4
1を導板16、17の間に押し込め、図11に示す状態
にする。
【0016】そうすると、電線20は被覆切断スリット
27により被覆部20aが切断され、導線部20bが導
板17に接触し導通するとともに、電線21は被覆切断
スリット26により被覆部21aが切断され、導線部2
1bが導板16に接触し導通する。この状態において係
止部53、54、55を感知器ベース30に係止し固定
する。
【0017】第3実施例を図12により説明する。この
実施例が前記実施例と異なる点は、圧接金具50の導板
16、17の3つのスリット片16a〜16c、17a
〜17cのうち、真中のスリット片16b、17bが外
側に傾斜しており、スリット26、27が少しずれてい
ることである。このように、スリット26、27が少し
ずれていると、電線を切り過ぎて導線部を切り過ぎるの
を防止することができる。第4実施例を図13により説
明する。この実施例が前記各実施例と異なる点は、前記
各実施例の圧接金具10が刃受バネ部11と圧接部12
とから一体に構成されているのに対し、刃受バネ部34
と圧接部35とを分離して設けた点である。この実施例
では刃受バネ部34と圧接部35とを分離して設けたた
め、両者を導通接続するための導体33を設けている。
【0018】この発明の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、例えば、2本の電線通路の形状を同一に形成
する代わりにそれぞれ異なった形状に形成してもよい。
又、上記実施例では、2枚の導板や2つの電線通路を互
いに平行もしくは導板通路と電線通路が互いに直交して
形成しているが、2枚の導板や2つの電線通路を互い平
行にしなくてもよく、導板通路と電線通路が互いに直交
していなくても良い。また、上記実施例では、圧接金具
が2枚の導板を有し電線ホルダが2つの導板通路と2つ
の電線通路を形成しているが、圧接金具が3枚以上の導
板を有し、それに対応して電線ホルダが3つ以上の導板
通路を形成し、また、電線通路も3つ以上形成するよう
にしてもよい。そして、これらの導板のスリットおよび
電線通路を後方程順次狭くなるようにして3種類以上の
電線径に対応するようにしてもよい。また、上記実施例
では、電線ホルダは火災感知器ベースに直接係止してい
るが、間接的に、例えば、火災感知器ベース、あるいは
火災感知器本体に固定される介在物に電線ホルダを係止
させてもよい。又、上記実施例では、電線ホルダは火災
感知器とは分離しているが、電線ホルダの一側を火災感
知器に回動可能に軸止又は結合するようにしてもよい。
或いは、電線ホルダと火災感知器とを紐などで連結する
ようにしてもよい。
【0019】又、第1実施例と第2実施例とを組み合わ
せてもよい。即ち、圧接金具の導板を電線ホルダ内に挿
入する内部導板と電線ホルダの外面に当接する外部導板
とから構成し、各導板に被覆切断スリットを設けると共
に電線ホルダを貫通する電線通路の形状を電線挿入方向
に沿って狭く形成する。そして、電線ホルダの内部と外
部に於いて電線の被覆部を切断できる様にする。
【0020】
【発明の効果】この発明は以上に様に構成したので、簡
単に結線することができる。又、電線通路の前部側が後
部側より広く形成されているので、線径に応じて入り込
む長さが規制される。そのため、線径に適さない狭い被
覆切断スリットに電線が無理に入って行かないので結線
作業が容易となる。
【0021】即ち、結線作業が手早くできるので、天井
への工事等無理な姿勢での作業が楽になる。又、線径に
応じて電線通路が一つで済むので端子部の小型化を図る
ことができ、同一の電線通路に異なった径の電線が対応
できるので電線を選ぶ煩わしさが省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図で、圧接端子の電線ホ
ルダの斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】圧接端子の刃受金具を示す斜視図である。
【図4】圧接端子の圧接金具を示す斜視図である。
【図5】火災感知器ベースに圧接端子を取り付けた状態
を示す平面図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】被覆切断スリットと電線との関係を示す図であ
る。
【図8】第2実施例を示す斜視図で、図1に相当する図
である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】圧接端子の圧接金具を示す斜視図で、図4に
相当する図である。
【図11】組立て状態を示す斜視図である。
【図12】第3の実施例ヲ示す図である。
【図13】第4の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 電線ホルダ 5 電線挿入孔 6 電線挿入孔 7 導板通路 8 導板通路 10 圧接金具 16 導板 17 導板 20 電線 21 電線 26 被覆切断スリット 27 被覆切断スリット A 圧接端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線通路と該通路と交差する複数の導板通
    路とを有する電線ホルダと、前記各導板通路に挿入され
    る導板を有する圧接金具と、からなる圧接端子を備えた
    火災感知器であって、前記電線通路の前部側が後部側よ
    り広く形成され、また、前記導板に被覆切断スリットが
    形成されていることを特徴とする火災感知器。
  2. 【請求項2】電線通路が、複数本並列に配設されている
    ことを特徴とする請求項1記載の火災感知器。
  3. 【請求項3】圧接金具と電線ホルダとからなる圧接端子
    を備えた火災感知器であって、前記圧接金具が、内縁に
    ナイフエッヂを有する下方の狭いスリットが上端より形
    成され直立し且つ互いに平行に配列された相互に導通す
    る複数の導板であって、前方の導板のスリットが後方の
    導板のスリットより広く形成された導板を備えており、
    又、前記電線ホルダが前後に貫通し後方の狭い電線挿入
    孔が形成され、前後に隣接する2枚の前記導板の間に挿
    嵌される一以上の挿嵌手段を備え、直接または間接的に
    火災感知器に係止する係止部が設けられていることを特
    徴とする火災感知器。
  4. 【請求項4】圧接金具と電線ホルダとからなる圧接端子
    を備えた火災感知器であって、前記圧接金具が、内縁に
    ナイフエッヂを有する下方の狭いスリットが上端より形
    成され直立し且つ互いに並行に配列された相互に導通す
    る複数の導板であって、前方の導板のスリットが後方の
    導板のスリットより広く形成された導板を備えており、
    又、前記電線ホルダが前後に亘り後方の狭い下方に開放
    した電線案内溝が形成され、前後に隣接する2枚の前記
    導板の間に挿嵌される一以上の挿嵌手段を備え、直接ま
    たは間接的に火災感知器に係止する係止部が設けられて
    いることを特徴とする火災感知器。
JP5065097A 1993-03-24 1993-03-24 火災感知器 Pending JPH06274772A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020846A (ja) * 1998-06-29 2000-01-21 Nohmi Bosai Ltd 感知器ベース
JP2007207659A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Mitsubishi Cable Ind Ltd 電線の圧接ジョイントコネクタ

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