JPH0627421Y2 - プリンタの紙送り機構 - Google Patents
プリンタの紙送り機構Info
- Publication number
- JPH0627421Y2 JPH0627421Y2 JP4819386U JP4819386U JPH0627421Y2 JP H0627421 Y2 JPH0627421 Y2 JP H0627421Y2 JP 4819386 U JP4819386 U JP 4819386U JP 4819386 U JP4819386 U JP 4819386U JP H0627421 Y2 JPH0627421 Y2 JP H0627421Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- paper feed
- pulley
- synchro
- printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handling Of Sheets (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プリンタにおける紙送り機構に関するもので
ある。
ある。
[従来の技術] 最近、通信機機器や計算機等における端末出力機用とし
て用いられるプリンタには、通常のデスクトップ形に比
して、デスクサイドに配設することにより、デスク面積
を有効に使用できるために、用紙を側面から供給し、シ
ートを垂直上方に送りながら印字するいわゆる“スタン
ドアローン形”のプリンタが要望されている。
て用いられるプリンタには、通常のデスクトップ形に比
して、デスクサイドに配設することにより、デスク面積
を有効に使用できるために、用紙を側面から供給し、シ
ートを垂直上方に送りながら印字するいわゆる“スタン
ドアローン形”のプリンタが要望されている。
第3図に、この種のプリンタの一例の概要斜視図を示
す。第4図は、その要部の横断面図、第5図は紙送り機
構説明図である。
す。第4図は、その要部の横断面図、第5図は紙送り機
構説明図である。
Sは、ペーパカセットCに収容された用紙シート(ペー
パ)で、矢印1方向に装填されたカセットCから、始動
ローラRiにより送り出され、最終ローラRfによっ
て、ガイドドラムDの内周に沿って矢印2方向におくら
れる。このペーパSは、垂直方向に平行に往復するよう
対向配置された一対の紙送り用エンドレスのシンクロベ
ルトB(PFベルトと称する)上の各タブTとに下縁が
載置されて、PFベルトBの上向き移動により上方に送
られ、インクジェクト式プリントヘッドH(回転式)に
よって印字するよう構成されている。各PFベルトB
は、各駆動プーリPa、Pbにより対向するタブTが同
時に上方へ移動する方向に駆動される。Piは従動プー
リである。各駆動プーリPa、Pbには、第5図に示す
ように、それぞれギヤaGc、ギヤbGdが同軸心的に
直結され、不図示のモータに直結されたギヤGmによ
り、各ギヤaGa、ギヤbGbを介して図示矢印方向に
駆動されるよう構成されている。
パ)で、矢印1方向に装填されたカセットCから、始動
ローラRiにより送り出され、最終ローラRfによっ
て、ガイドドラムDの内周に沿って矢印2方向におくら
れる。このペーパSは、垂直方向に平行に往復するよう
対向配置された一対の紙送り用エンドレスのシンクロベ
ルトB(PFベルトと称する)上の各タブTとに下縁が
載置されて、PFベルトBの上向き移動により上方に送
られ、インクジェクト式プリントヘッドH(回転式)に
よって印字するよう構成されている。各PFベルトB
は、各駆動プーリPa、Pbにより対向するタブTが同
時に上方へ移動する方向に駆動される。Piは従動プー
リである。各駆動プーリPa、Pbには、第5図に示す
ように、それぞれギヤaGc、ギヤbGdが同軸心的に
直結され、不図示のモータに直結されたギヤGmによ
り、各ギヤaGa、ギヤbGbを介して図示矢印方向に
駆動されるよう構成されている。
なお、第3、4図において、Gsはペーパガイド、Gp
はガイドプレート、Trはトレイ、Fはフレーム、Gr
は一対のガイドレール、PPは、カートリッジC巾のペ
ーパSを、始動ローラRiに対して押圧するためのばね
加圧板である。
はガイドプレート、Trはトレイ、Fはフレーム、Gr
は一対のガイドレール、PPは、カートリッジC巾のペ
ーパSを、始動ローラRiに対して押圧するためのばね
加圧板である。
[考案が解決しようとする問題点] 以上のような構成において、左右の両PFベルトB上の
対向するタブT上にセットされたペーパSを正しく上方
に送るためには、両タブTの、各ベルトB上の位相は、
同じ高さにあるよう調整されている必要がある。
対向するタブT上にセットされたペーパSを正しく上方
に送るためには、両タブTの、各ベルトB上の位相は、
同じ高さにあるよう調整されている必要がある。
プリンタの製造/組立時において、上記の条件を満足さ
せるためには、つぎのような考慮を必要とする。すなわ
ち、 1)両タブTの位相調節用に、第5図におけるギヤcG
cまたはギヤdGdに何等かの位相調整手段を設ける。
せるためには、つぎのような考慮を必要とする。すなわ
ち、 1)両タブTの位相調節用に、第5図におけるギヤcG
cまたはギヤdGdに何等かの位相調整手段を設ける。
2)各駆動/伝達系ギヤ間のバツクラッシュをなくする
か、あるいは保補する。
か、あるいは保補する。
3)各ギヤc、bGc、Gdには、それぞれ同軸心的に
ベルトプーリPa、Pbを配設する必要がある。
ベルトプーリPa、Pbを配設する必要がある。
しかしながら、上記1)項は実際には複雑な機構を要
し、2)項も特殊機構が必要となり。実用上無理があ
る。また、3)項も、全体の軸配置、部品点数等、設計
上の制約が大きい、等の種々の問題点があった。
し、2)項も特殊機構が必要となり。実用上無理があ
る。また、3)項も、全体の軸配置、部品点数等、設計
上の制約が大きい、等の種々の問題点があった。
本考案は、以上のような従来例の問題点に着目してなさ
れたもので、前記のような短所を除去すると同時に、簡
単な機構により両PFベルト上の相対タブ位相を容易に
調節し得る紙送り機構の提供を目的としている。
れたもので、前記のような短所を除去すると同時に、簡
単な機構により両PFベルト上の相対タブ位相を容易に
調節し得る紙送り機構の提供を目的としている。
[問題点を解決するための手段] このため、本考案においては、一対のPFベルト駆動用
プーリの長さを、少なくとも2本分のベルト幅に形成
し、両面シンクロ(あるいはタイミング)ベルトを使用
して、モータ駆動プーリにより、移動調節式アイドラプ
ーリを介して、前記各PF駆動プーリの一つに内接また
は外接するよう構成することにより、前記目的を達成し
ようとするものである。
プーリの長さを、少なくとも2本分のベルト幅に形成
し、両面シンクロ(あるいはタイミング)ベルトを使用
して、モータ駆動プーリにより、移動調節式アイドラプ
ーリを介して、前記各PF駆動プーリの一つに内接また
は外接するよう構成することにより、前記目的を達成し
ようとするものである。
[作用] 以上のような構成により、PFベルト駆動機構は極めて
簡単化され、かつ、アイドラプーリを移動させることに
より、容易にタブの相対位相調整を行うことができる。
簡単化され、かつ、アイドラプーリを移動させることに
より、容易にタブの相対位相調整を行うことができる。
[実施例] 以下に、本考案を、実施例に基づいて説明する。第1図
に、本考案に係わるプリンタの一実施例の要部斜視図
(従来例第3図対応図)、第2図に、その紙送り機構説
明図(従来例第5図対応図)を示す。両図とも、前記第
3〜5図と同一または相当構成要素は、同一(相当)記
号で表し、重複説明は省略する。
に、本考案に係わるプリンタの一実施例の要部斜視図
(従来例第3図対応図)、第2図に、その紙送り機構説
明図(従来例第5図対応図)を示す。両図とも、前記第
3〜5図と同一または相当構成要素は、同一(相当)記
号で表し、重複説明は省略する。
(構成) 第1、2図において、PFベルト駆動プーリPA、PB
の幅は、それぞれ、少なくともPFベルトBと両面シン
クロベルトBwとを横に並べて掛け渡せるだけの長さを
持つよう形成され、その内側(プリントヘッドH側)に
従来様式で掛け渡されている。その外側には、それぞれ
前記PFベルトBと同一ピツチの各タブ(歯)を両面に
有する両面シンクロ(もしくはタイミング)ベルトBw
が、それぞれプーリPAには外接および、プーリPBに
は内接して掛け渡され、ベルトBwは、駆動プーリPO
により内接駆動されている。またPFベルト駆動プーリ
PAに近接して、アイドラプーリPdが内接して配設さ
れ、このアイドラプーリPdは適宜の機構により第1図
の水平方向に移動停止可能になっている。
の幅は、それぞれ、少なくともPFベルトBと両面シン
クロベルトBwとを横に並べて掛け渡せるだけの長さを
持つよう形成され、その内側(プリントヘッドH側)に
従来様式で掛け渡されている。その外側には、それぞれ
前記PFベルトBと同一ピツチの各タブ(歯)を両面に
有する両面シンクロ(もしくはタイミング)ベルトBw
が、それぞれプーリPAには外接および、プーリPBに
は内接して掛け渡され、ベルトBwは、駆動プーリPO
により内接駆動されている。またPFベルト駆動プーリ
PAに近接して、アイドラプーリPdが内接して配設さ
れ、このアイドラプーリPdは適宜の機構により第1図
の水平方向に移動停止可能になっている。
駆動プーリPOは、モータ被動プーリPnと同軸心的に
一体に結合され、モータMに直結したモータプーリPm
により、片面シンクロベルトBmにより駆動するよう構
成してある。モータMまたはプーリPmは、要すれば、
それぞれの移動調節手段を設けるものとする。
一体に結合され、モータMに直結したモータプーリPm
により、片面シンクロベルトBmにより駆動するよう構
成してある。モータMまたはプーリPmは、要すれば、
それぞれの移動調節手段を設けるものとする。
(動作) 以上のような構成において、アイドラプーリを第2図矢
印方向のいずれかに移動すれば、両ベルトB上の各タブ
Tの相対位相(高さ)を調節し得ることは機構上自明で
あり、これに伴って駆動プーリPOまたはモータプーリ
Pmの位置調整を要すれば、これを行う。
印方向のいずれかに移動すれば、両ベルトB上の各タブ
Tの相対位相(高さ)を調節し得ることは機構上自明で
あり、これに伴って駆動プーリPOまたはモータプーリ
Pmの位置調整を要すれば、これを行う。
以上のタブT位相調整は、プリンタの製造/組立時に行
うのみでよく、単に取付けねじ等を少しゆるめて再締付
けする等の極めて容易な方法で行い得、かつ一度正規の
調整を行えば、シンクロベルトのため、多少の伸びが発
生しても、位相が狂うことがなく、従来のようにバック
ラッシュ等の成長等による影響を受けることがなく、さ
らに部品点数やギヤ騒音減少の利点が得られる。
うのみでよく、単に取付けねじ等を少しゆるめて再締付
けする等の極めて容易な方法で行い得、かつ一度正規の
調整を行えば、シンクロベルトのため、多少の伸びが発
生しても、位相が狂うことがなく、従来のようにバック
ラッシュ等の成長等による影響を受けることがなく、さ
らに部品点数やギヤ騒音減少の利点が得られる。
[考案の効果] 以上、実施例に基づいて説明してきたように、本考案に
よれば、極めて簡単な機構により小数の部品点数でプリ
ンタの紙送り機構を形成することができ、かつ特別の装
置を用いることなく、両ベルトタブの位相調整を行うこ
とができ、また騒音を減少させる効果をも有する。
よれば、極めて簡単な機構により小数の部品点数でプリ
ンタの紙送り機構を形成することができ、かつ特別の装
置を用いることなく、両ベルトタブの位相調整を行うこ
とができ、また騒音を減少させる効果をも有する。
第1図は、本考案に係るプリンタの一実施例の要部斜視
図、第2図は、その紙送り機構説明図、第3図は、従来
のプリンタの一例の要部斜視図(第1図対応図)、第4
図はその横断面図、第5図は、その紙送り機構の説明図
(第2図対応図)である。 B……エンドレスシンクロPFベルト Pa、Pb;PA、PB……紙送りプーリ Bw……エンドレス両面シンクロベルト M……モータ(原動機) PO……駆動プーリ Pa……移動調節式アイドラプーリ
図、第2図は、その紙送り機構説明図、第3図は、従来
のプリンタの一例の要部斜視図(第1図対応図)、第4
図はその横断面図、第5図は、その紙送り機構の説明図
(第2図対応図)である。 B……エンドレスシンクロPFベルト Pa、Pb;PA、PB……紙送りプーリ Bw……エンドレス両面シンクロベルト M……モータ(原動機) PO……駆動プーリ Pa……移動調節式アイドラプーリ
Claims (1)
- 【請求項1】平行する一対の往復エンドレスシンクロベ
ルト(B)により用紙を送るプリンタの紙送り機構にお
いて、前記各エンドレスシンクロベルト駆動用の紙送り
プーリの一つ(PB)に内接し、かつ、他の一つ(P
A)に外接するようエンドレス両面シンクロベルト(B
w)を配設し、該両面シンクロベルトを、原動機(M)
によって駆動される駆動プーリ(PO)により内接駆動
するよう巻掛け、かつ、前記外接した紙送りプーリ(P
A)に近接して前記両面シンクロベルトに内接するアイ
ドラプーリ(Pd)を自身の回転軸線との直交方向へ移
動係止可能に配設したことを特徴とするプリンタの紙送
り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4819386U JPH0627421Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | プリンタの紙送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4819386U JPH0627421Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | プリンタの紙送り機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62159646U JPS62159646U (ja) | 1987-10-09 |
JPH0627421Y2 true JPH0627421Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=30869493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4819386U Expired - Lifetime JPH0627421Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | プリンタの紙送り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627421Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP4819386U patent/JPH0627421Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62159646U (ja) | 1987-10-09 |
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