JPH06274057A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH06274057A
JPH06274057A JP5062373A JP6237393A JPH06274057A JP H06274057 A JPH06274057 A JP H06274057A JP 5062373 A JP5062373 A JP 5062373A JP 6237393 A JP6237393 A JP 6237393A JP H06274057 A JPH06274057 A JP H06274057A
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JP
Japan
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guide
fixing
heater
temperature
paper
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JP5062373A
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English (en)
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Takeshi Eguchi
健 江口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、定着装置内に設けられたガ
イドの表面に水滴が結露することを除去することにあ
る。 【構成】定着装置58でトナ−像が定着された用紙P
は、上下2つのガイド76a、76bを介して排紙トレ
イ16aに排出される。ガイド部76には、それぞれヒ
−タ80a、80bが設けられており、画像形成装置2
のメインスイッチを入れた直後或いは電源を切った状態
においてヒ−タが付勢される。そして、予めガイドが加
熱されてから定着動作が開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成装置の定着
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の定着装置は加熱ロ−ラと、この
加熱ロ−ラに圧接する加圧ロ−ラと、加熱ロ−ラを内包
し、ロ−ラからの熱を保持するハウジングと、を備え、
加熱ロ−ラと加圧ロ−ラとの間(定着ポイント)に熱溶
融性トナ−により画像が形成された用紙を通過させるこ
とにより、用紙及びトナ−を加熱するとともに加圧して
そのトナ−画像を用紙に定着させるようになっている。
【0003】トナ−像が形成された用紙は、ハウジング
内のガイドを介して定着ポイントへ搬送され、上記定着
ポイントにおいてトナ−像が加熱圧着されて、加熱ロ−
ラからの熱が伝わりにくいガイドを介して装置外部に排
出される。また、定着装置に供給される用紙は、少なか
らず水分を含んでおり、定着ポイントを通過して急激に
加熱されることで水蒸気を発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】定着装置内のガイド類
は、加熱ロ−ラとは別体に設けられていることから、加
熱ロ−ラから発生される熱はガイドに伝達されにくい。
特に、画像形成装置の電源を入れた直後であって加熱ロ
−ラが定着可能温度まで加熱された直後ではガイドの表
面温度は雰囲気温度(室温)と同じである。従って、こ
のような装置の立ち上げ直後に、定着ポイントにおいて
加熱された用紙から発生する水蒸気がガイド表面におい
て冷却されて結露するという問題が生じる。更に、ガイ
ドに沿って用紙が搬送される際、ガイドで結露された水
滴が用紙上に滴下または付着するといった問題が生じ
る。この発明の目的は、画像形成装置の定着装置内に設
けられたガイドの表面に生じる虞のある水滴による悪影
響を除去できる定着装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、用紙
上に熱溶融性材料によって形成された画像を加熱するこ
とで、熱溶融性材料を用紙に定着させる定着手段と、上
記用紙が搬送される搬送路の上側を規定するガイド上部
と、上記用紙が搬送される搬送路の下側を規定するガイ
ド下部と、上記ガイド上部及びガイド下部の少なくとも
一方を加熱するヒ−タと、上記ガイド上部及びガイド下
部の少なくとも一方の温度を検出する温度検出手段と、
上記温度検出手段で検出される検出信号を元に上記ヒ−
タに供給する電流を制御する電流制御装置と、を有する
定着装置が提供される。
【0006】また、この発明は、熱溶融性材料によって
形成された像を加熱することで、上記熱溶融性材料を保
持する支持材料に定着させる手段と、この定着手段に向
かう上記支持材料を定着手段に案内する手段と、上記定
着手段を通過された上記支持材料を定着手段の外部へ誘
導する手段と、この誘導手段及び上記案内手段のいづれ
かに配置され、上記定着手段近傍の温度と上記誘導手段
もしくは案内手段との温度差が所定値を超える場合に、
上記誘導手段及び上記案内手段のいずれか一方を加熱す
る手段と、を有する定着装置を提供するものである。
【0007】
【作用】この発明の定着装置によれば、ガイド上部及び
ガイド下部は、画像形成装置のメインスイッチと連動し
て付勢されるヒ−タ、ガイド表面温度を検出する温度検
出手段、及び温度制御装置を備えている。画像形成装置
のメインスイッチが入れられると同時に或いはメインス
イッチが切られている状態において、上記ヒ−タが付勢
されガイド上部及びガイド下部が暖められる。そして、
温度検出手段で表面温度を検出し、この検出信号を温度
制御装置に供給し、検出結果を元にヒ−タを付勢してガ
イドの表面温度を一定に保つ。従って、画像形成装置が
作動された場合に、加熱ロ−ラの定着ポイントで発生さ
れた水蒸気がガイド上部及びガイド下部の表面に結露す
ることを防止できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
係る画像形成装置のガイドについて説明する。
【0009】図1によれば、画像形成装置即ち複写装置
2は、その上部に、被読取物即ち原稿Dが載置される原
稿台10、原稿台10の一端に配置され、原稿Dが載置
されるべき基準位置を示すサイズ板10a、原稿台10
をとりまくカバ−10b、及び、開閉可能に形成され、
原稿台10に載置された原稿Dを原稿台10に密着させ
る原稿押さえ12などを有している。
【0010】図2によれば、カバ−10bには、装置2
を動作させるための情報及び複写開始信号がユ−ザ (利
用者) から入力される操作パネル18が配置されてい
る。操作パネル18には、ユ−ザからの入力により複写
開始信号が出力される複写開始キ−18a、ユ−ザから
の入力に応じて複写枚数或いは複写倍率の設定などに利
用される“0”〜“9”の数字用の数字キ−18b、複
写動作を中断させ、或いは、入力途中のデ−タを“0”
に戻す信号を出力するクリヤキ−18c、及び、全ての
入力及び動作を初期状態に戻すためのオ−ルクリアキ−
18dなどが配置されている。
【0011】操作パネル18には、また、入力されたデ
−タ (複写枚数及び複写倍率) を表示可能であって、且
つ、装置2の操作手順、複写用紙P或いはトナ−Tを補
給するタイミング、エラ−メッセ−ジ等が表示できるメ
ッセ−ジ表示部即ち液晶表示装置 (以下、LCDとす
る) 18e、及び、装置2の動作状態、例えば、選択さ
れているカセットの上下或いは装置2内部における紙詰
まりの位置等を表示するモニタLED18f等が一体に
組立てられている。
【0012】図3によれば、原稿台10の内側 (下方)
には、原稿台10に載置された原稿Dを照明する照明ラ
ンプ22、照明ランプ22から発生される照明光を原稿
Dに集光する反射板24、及び、原稿Dからの反射光を
(後述する) 第二キャリッジ30に向かって反射させる
第一キャリッジ20が配置されている。
【0013】第一キャリッジ20は、原稿台10と平行
に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルトなどを
介して図示しないパルスモ−タによって、原稿台10に
沿って平行に移動される。
【0014】第一キャリッジ20の下方には、第一キャ
リッジ20を介して伝達される原稿Dからの反射光を
(後述する) 感光体に向かって導く第二キャリッジ30
が配置されている。
【0015】第二キャリッジ30には、第一キャリッジ
20の第1ミラ−26を介して折曲げられた原稿Dから
の反射光を順に折曲げる第2ミラ−32及び第3ミラ−
(この第3ミラ−は、図3では見えない) 34が互いに
直角に配置されている。
【0016】第二キャリッジ30は、第一キャリッジ2
0を駆動する図示しない歯付きベルトなどよって、第一
キャリッジ20に対して従動されるとともに、第一キャ
リッジ20に対して1/2の速度で原稿台10に沿って
平行に移動される。
【0017】図4によれば、複写装置2は、さらに、第
二キャリッジ30を介して折返された反射光の主光線が
通過される面内を移動可能に形成され、第3ミラ−34
からの反射光に集束性を与えるとともに (自身が移動す
ることで) 反射光を所望の倍率で結像させる結像レンズ
36、及び、反射光を (後述する) 感光体40に向かっ
て折返して感光体40における所望の位置に結像させる
とともに、レンズ36の移動に伴う焦点距離の変動を補
正するために、主光線が通過される面内と平行に移動可
能な第4ミラ−38が配置されている。結像レンズ36
及び第4ミラ−38は、それぞれ、図示しない駆動機構
によって移動される。
【0018】レンズ36の下方即ち複写装置2の中心付
近には、第4ミラ−38によって導かれた原稿Dからの
反射光が結像されることで電荷の分布パタ−ン即ち静電
潜像が形成される感光体40が配置されている。
【0019】感光体40の周囲には、感光体40に対し
て所定の電荷を帯電させる帯電装置42、感光体40に
形成された静電潜像にトナ−を供給することで現像する
現像装置44、 (後述する) カセットから給送される被
転写材即ち複写用紙Pを感光体40から分離させるため
AC電圧印加装置46aを一体に有し、感光体40に形
成されたトナ−像を用紙Pに転写させる転写装置46、
感光体40に残存トナ−をかき落とすクリ−ニング装置
48、及び感光体40上の電荷を除去して感光体40の
帯電特性を初期状態に戻すための除電ランプ49が順に
配置されている。
【0020】複写装置2の右方であって、感光体40の
回りに位置された現像装置44と転写装置46の間に
は、後述する用紙カセットが挿入される複数のスロット
50a,50bが形成されている。スロット50a,5
0bには、感光体40に向かって複写用紙P或いはOH
Pシ−トなどを供給するための用紙カセット14a,1
4bが挿入される。
【0021】複写装置2の内部であって、感光体40と
カセット14a,14bとの間には、カセット14a,
14bから用紙Pを1枚ずつ引出す第1及び第2の給紙
ロ−ラ51a,51b、それぞれ一対に形成され、給紙
ロ−ラ51a,51bを介して引出された用紙Pを感光
体40へ向かって給送する第1及び第2の搬送ロ−ラ5
3a,53b、それぞれ一対のガイド板で形成され、搬
送ロ−ラ53a,53bから感光体40へ向う用紙Pを
ガイドする給送路54a,54b、及び、用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体40に形成された画像の先
端と用紙Pの先端とを整合させ、感光体40の回転速度
と同じ速度で用紙Pを給送する一対のアライニングロ−
ラ55が配置されている。
【0022】複写装置2の左方、即ち、転写装置46を
介して感光体40から分離され、トナ−像が転写された
用紙Pが感光体40の回転とともに搬送される位置に
は、トナ−が静電的に付着している状態の用紙Pを搬送
する搬送装置56、用紙Pに転写されたトナ−像を用紙
Pに定着する定着装置58、トナ−像が定着された用紙
Pを排出ロ−ラ16へ導くガイド、用紙Pを装置2の外
部へ送り出す一対の排出ロ−ラ16、及び、排出ロ−ラ
16を介して排出された用紙Pを順にストックする排出
トレイ16aが配置されている。ところで、上記定着装
置58は図5に示すように構成されている。
【0023】定着装置58は、中空であって空洞内に発
熱ランプ61が挿入され、回転自在に設けられた加熱ロ
−ラ及び加熱ロ−ラ62を内包するハウジング60を有
している。この加熱ロ−ラ62の下方には、一端部が支
軸65aによって回動自在に支持された回動プレ−ト6
5の中間部に取り付けられた加圧ロ−ラ64が設けられ
ている。回動プレ−ト65の他端部65bは、コイルバ
ネ67によって上方へ付勢され、この付勢により加圧ロ
−ラ64が加熱ロ−ラ62に圧接されている。そして、
加熱ロ−ラ62と加圧ロ−ラ64との間に定着ポイント
が形成されている。
【0024】加熱ロ−ラ62の周上には、加熱ロ−ラ6
2の温度を検出するサ−ミスタ70、用紙Pを加熱ロ−
ラ62から剥離させ排出ロ−ラ16方向へ搬送する剥離
爪72、加熱ロ−ラ62上の残存トナ−を掻き落とすブ
レ−ド爪74、及びクリ−ニングロ−ラ66が接触して
設けられている。定着ポイントの排出側には、定着ポイ
ントを通過した用紙Pを排紙ロ−ラ78に導くためのガ
イド76が設けられている。このガイド76は、上部ガ
イド76aとほぼ対向してなる下部ガイド76bとから
なる。
【0025】サ−ミスタ70は、図示しない制御回路に
接続され、検出した加熱ロ−ラ62の表面温度を制御回
路に供給する。表面温度が定着温度に満たない場合に
は、発熱ランプ61が引き続き付勢され、定着温度を超
える場合には、発熱ランプ61の電源を切る。そして、
加熱ロ−ラ62の表面温度を常に一定(定着温度)に保
つように温度を制御する。
【0026】図6に示すように、ガイド部76は、上部
ガイド76a及び下部ガイド76bから構成されてい
る。上部ガイド76a及び下部ガイド76bには、それ
ぞれセメント抵抗のようなヒ−タ80a、80bが設け
られている。更に、各ヒ−タ80a、80bには、後述
図7及び図8に示すヒ−タ制御装置が接続されており、
後述する温度センサが取付けられている。以下、画像形
成装置2の画像形成動作を詳細に説明する。
【0027】操作パネル18上の複写開始キ−18aが
押下されると、感光体40が所望の回転速度で回転さ
れ、帯電装置42を介して所望の電位が与えられるとと
もに、第一キャリッジ20の照明ランプ22が点灯さ
れ、 (ランプ22からの光と反射板24による反射光と
によって) 原稿Dが照明される。
【0028】原稿Dからの反射光は、第1ミラ−26へ
導かれ、第二キャリッジ30の第2ミラ−32に向かっ
て反射される。第2ミラ−32へ導かれた反射光は、第
3ミラ−34へ折曲げられ、再び反射されて、所望の倍
率を提供する位置に移動されているレンズ36を通過さ
れる。反射光は、レンズ36を介して集束性の光に変換
され、第4ミラ−38で折曲げられ、感光体40の所定
の位置に結像される。
【0029】第一及び第二キャリッジ20及び30は、
感光体40の外周面の移動速度と複写倍率によって予め
規定される移動速度で原稿Dと平行に移動され、原稿D
からの反射光が次々と感光体40に伝達されて静電潜像
に変換される。
【0030】感光体40上で潜像に変換された画像は、
感光体40の移動とともに、現像装置44と対向された
現像領域へ導かれ、現像装置44を介して潜像に選択的
にトナ−Tが供給されることで現像される。感光体40
上で現像されたトナ−像は、感光体40の回転にともな
って搬送され、転写装置46と対向された転写領域へ搬
送される。
【0031】ここまでの一連の動作と平行して、選択さ
れたカセットから給送された一枚の用紙Pが上記感光体
40と転写装置46との間に形成される転写領域へ給送
される。即ち、用紙Pは、上記カセット14a,14b
に対応されて配置されている給紙ロ−ラ51a,51b
のいづれかによって引出され、さらに、搬送ロ−ラ53
a及び給送路54a或いは搬送ロ−ラ53b及び給送路
54bで形成された通路のいづれかを介して導かれる。
この場合、用紙Pは、アライニングロ−ラ55によって
一端停止された後、画像の先端と用紙Pの先端が整合さ
れて、感光体40へ向かって給送される。
【0032】トナ−像が形成された感光体40は、所望
の速度で回転され、トナ−像は、感光体40と転写装置
46との間に規定される転写領域へ導かれ、アライニン
グロ−ラ55を介して給送される用紙Pと整合される。
【0033】この後、感光体40及び用紙Pに対して、
既に (潜像形成のために) 感光体40へ与えられている
電荷と同極性の電荷が転写装置46から感光体40へ供
給され、用紙Pは感光体40へ密着されて、感光体40
上のトナ−像は、用紙Pへ転写される。
【0034】トナ−像が転写された用紙Pは、転写装置
46に一体に形成されているAC電圧印加装置46aか
らのAC電圧の供給によって、感光体40との吸着から
解放され、トナ−Tを載せた状態で搬送装置56へ送出
される。一方、用紙P及びトナ−像が分離された感光体
40は、さらに回転され、クリ−ニング装置48によっ
て初期状態に戻されて、次の画像形成に用いられる。
【0035】トナ−像を載せた用紙Pは、搬送装置56
を介して定着装置58へ導かれる。定着装置58へ導か
れた用紙Pは、ロ−ラの回転に伴い定着ポイントを通過
される。定着ポイントにおいて加圧ロ−ラ64により加
圧され加熱ロ−ラ62により加熱され画像が定着された
用紙Pは、剥離爪72によって加熱ロ−ラ62から剥離
され、ガイド76へ排出される。
【0036】この後、加熱ロ−ラ62は、更に回転さ
れ、ロ−ラ表面に付着したトナ−Tがブレ−ド爪74に
よって掻き落とされ、クリ−ニングロ−ラ66において
清掃されて次の定着動作に備える。
【0037】原稿の画像が定着されてガイド76に排出
された用紙Pは、ガイド部76によって排紙ロ−ラ78
へ導かれ、排紙ロ−ラ78を介して定着装置58の外へ
排出される。定着装置58から排出された用紙Pは、図
1に示されている排出トレイ16aへ複写面を上に向け
た (表にした) 状態でストックされる。
【0038】ところで、定着装置58に供給される用紙
Pは、少なからず湿気を含んでおり、定着ポイントにお
いて加熱ロ−ラで加熱されることによって用紙Pから水
蒸気が発生される。発生した水蒸気は、装置内を浮遊
し、比較的温度の低い部材表面において結露する。特
に、熱源である加熱ロ−ラ62から離間されて設けられ
たガイド部76等の上部及び下部ガイド部材76a、7
6bは、加熱ロ−ラ62から発生する熱が伝達されるま
でに時間を要し、画像形成装置の電源を付勢した直後で
は加熱されていない。そのため、定着ポイントで発生し
た水蒸気が上部ガイド76a或いは下部ガイド76b等
の部材表面に結露する問題が生じている。
【0039】このため、図5及び図6に既に説明したよ
うに、ガイド部76の上部ガイド76a及び下部ガイド
76bにはそれぞれヒ−タ80a、80bが設けられて
いる。そして、このヒ−タ80a、80bは、画像形成
装置2のメインスイッチに連動して付勢される。
【0040】図7には、画像形成装置2のメインスイッ
チがOFFの状態でヒ−タ80a、80bが付勢される
第1の配線回路を示し、図8には、画像形成装置2のメ
インスイッチがONの状態でヒ−タ80a、80bが付
勢される第2の配線回路を示してある。
【0041】図7に示すように、第1の配線回路は、画
像形成装置2のメインスイッチ92がOFF位置にある
場合に、光学系の保温に用いられる光学系ダンプヒ−タ
96a及びドラムの保温に用いられるドラムヒ−タ96
b等のヒ−タ96、及びガイド部76を加熱する定着ガ
イドヒ−タ98が付勢されている。
【0042】ヒ−タ96には、サ−モスタット97が取
付けられ、光学系ダンプヒ−タ96aまたはドラムヒ−
タ96bのいずれか一方、或いは両方が過度に加熱され
る場合に各ヒ−タに供給される電流が遮断される。
【0043】定着ガイドヒ−タ98は、ガイド部76の
表面温度を検出する温度センサ100、及び温度センサ
100における検出結果を元にしてガイド部76の表面
温度を一定の値に制御する温度制御装置99を有してい
る。そして、定着ガイドヒ−タ98が付勢されると、ガ
イド部76が一定温度に保たれる。
【0044】このように、画像形成装置2のメインスイ
ッチ92がOFFの状態で定着ガイドヒ−タ98が予め
加熱されている場合、画像形成装置2が付勢された直後
であってもガイド76表面上に水蒸気が結露されること
なく安定した定着動作が可能となる。
【0045】図8に示すように、第2の配線回路は、画
像形成装置2のメインスイッチ92が付勢(ON)され
ると同時に、保温ヒ−タ96に供給されていた電流が遮
断され、本体回路94に電流が供給されるとともに定着
ガイドヒ−タ98に電流が供給されて定着ガイドヒ−タ
98が付勢されている。
【0046】このように、画像形成装置2のメインスイ
ッチ92がONされると同時に定着ガイドヒ−タ98が
付勢される場合、図7に示す第1の配線回路と比較し
て、ガイド76の予熱に若干の時間を要する点で不利で
あるが、画像形成装置2のメインスイッチ92がOFF
の状態において定着ガイドヒ−タ98が付勢されていな
いので消費電力が節約される。また、定着ガイドヒ−タ
98への電力の供給は、画像形成装置2のメインスイッ
チ92のON/OFFにかかわらず、常に行われている
ものであってもよい。
【0047】上記実施例においては、ガイド部76にヒ
−タを設け、ガイド部76表面上の水蒸気の結露を防止
しているが、ヒ−タの設置箇所はこれに限らず適宜選択
される。特に、加熱ロ−ラ62からの熱が直接伝達され
にくい部材であれば、いかようにも変形できる。また、
上記実施例では、ガイド部76を加熱するための専用の
ヒ−タを設けているが、これに限らず、例えば加熱ロ−
ラ62から発生する熱が直接ガイド部76に伝達される
ように構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の定着装
置によれば、ガイド上部及びガイド下部にヒ−タを備え
ている。そして、このヒ−タを予め加熱してから定着動
作を行う。
【0049】従って、画像形成装置が通電された直後に
生じる虞のあるガイド部の表面への水滴の結露が除去可
能になる。このことは、画像形成装置から排出された定
着物、即ち出力画像が水滴によって濡れているという利
用者に不快感を持たせる虞のある不具合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例が組込まれる画像
形成装置を示す概略図。
【図2】図2は、図1に示されている画像形成装置に組
込まれる操作パネルの平面図。
【図3】図3は、図1に示されている画像形成装置に組
込まれる画像読取部の斜視図。
【図4】図4は、図1に示されている画像形成装置の正
面断面図。
【図5】図5は、この発明の一実施例における定着装置
を示す正面断面図。
【図6】図6は、図5に示されている定着装置に組込ま
れるガイド部の断面図。
【図7】図7は、図5に示されている定着装置を備えた
画像形成装置のメインスイッチをOFFにした状態を示
す回路図。
【図8】図8は、図5に示されている定着装置を備えた
画像形成装置のメインスイッチをONにした状態を示す
回路図。
【符号の説明】
58…定着装置 61…発熱ランプ 62…加熱ロ−ラ 64…加圧ロ−ラ 76a、76b…ガイド 80a、80b…ヒ−タ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙上に熱溶融性材料によって形成された
    画像を加熱することで、熱溶融性材料を用紙に定着させ
    る定着手段と、 上記用紙が搬送される搬送路の上側を規定するガイド上
    部と、 上記用紙が搬送される搬送路の下側を規定するガイド下
    部と、 上記ガイド上部及びガイド下部の少なくとも一方を加熱
    するヒ−タと、 上記ガイド上部及びガイド下部の少なくとも一方の温度
    を検出する温度検出手段と、 上記温度検出手段で検出される検出信号を元に上記ヒ−
    タに供給する電流を制御する電流制御装置と、を有する
    定着装置。
  2. 【請求項2】熱溶融性材料によって形成された像を加熱
    することで、上記熱溶融性材料を保持する支持材料に定
    着させる手段と、 この定着手段に向かう上記支持材料を定着手段に案内す
    る手段と、 上記定着手段を通過された上記支持材料を定着手段の外
    部へ誘導する手段と、 この誘導手段及び上記案内手段のいづれかに配置され、
    上記定着手段近傍の温度と上記誘導手段もしくは案内手
    段との温度差が所定値を超える場合に、上記誘導手段及
    び上記案内手段のいずれかを加熱する手段と、を有する
    定着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466949B2 (en) 2004-11-30 2008-12-16 Ricoh Company, Ltd. Fixing device having a separation plate
JP2010002804A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466949B2 (en) 2004-11-30 2008-12-16 Ricoh Company, Ltd. Fixing device having a separation plate
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