JPH06273202A - 流量計測装置 - Google Patents

流量計測装置

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JPH06273202A
JPH06273202A JP5823593A JP5823593A JPH06273202A JP H06273202 A JPH06273202 A JP H06273202A JP 5823593 A JP5823593 A JP 5823593A JP 5823593 A JP5823593 A JP 5823593A JP H06273202 A JPH06273202 A JP H06273202A
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徹 渥美
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性体が発する磁界を磁界検知センサによっ
て有効に検出し磁性体形状をできる限り小さくする。 【構成】 回転手段1に設置された磁性体2により発生
する磁界を検出しようとする位置で、第1センサ手段3
の磁界検出面17を前記位置での最大磁速密度時の磁力
線接線方向に配置するとともに最大磁速密度時の磁力線
方向と第1センサ手段3の感磁方向を同一にする。これ
によって磁界検知位置における最大磁界を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流量を計測する
流量計測装置に関し、特に家庭で水道水の使用量を計測
する水道メータに用いる流量計測装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、水道水は生活の向上に伴って使用
量が増加の傾向にある。反面、水源の新規確保や水質の
維持など多くの課題があり、水道水の節水が望まれ、水
道の使用量は各家庭に設けられた水道メータによって管
理されている。
【0003】水道メータ等の流量計測装置は、羽根車の
回転を機械的に積算して使用量を計量するものや、羽根
車の回転を磁電変換素子で電気信号に変換し、この電気
信号を計数積算して、水道使用量を計測し表示する電子
式のものが実用化されている(例えば、特開昭56−2
1017号公報)。
【0004】従来この種の流量計測装置は図8に示すよ
うに、水道水の流量に応じて回転する羽根車が一体成形
された回転手段1と、回転手段1に設置された2つの磁
性体2と、回転手段1の回転数を計測するために磁性体
2から発する磁界の変化を検出する磁気抵抗素子からな
る第1センサ手段3と、回転方向を検出するために設置
された磁性体2から発する磁界の変化を検出する磁気抵
抗素子からなる第1センサ手段3と、第1センサ手段3
と第2センサ手段4の出力から回転手段1の回転数と回
転方向を判断し各家庭で使用される水道水の使用料を積
算する流量計測手段5と、第1センサ手段3から流量計
測手段5に電源を供給する電池6と、第1センサ手段3
から電池6を固定し配線するプリント基盤7と、防水の
ための遮断部8から構成されている。
【0005】上記構成において、水道メータは家庭で使
用される水道水の使用量を表示し、検針するようになっ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、例えば50mm口径の水道メータで防水の
ための遮断部8の厚さが8.5mmであった場合、磁性体
2と第1センサ手段3及び第2センサ手段4の回転軸方
向の距離はもっとも近い位置に設置しても8.5mmにし
かできない。このため第1センサ手段3及び第2センサ
手段4の感磁界強度が30Oeであった場合、磁性体は
大きな残留磁束密度を有しかつ保持力も大きくしかつパ
ーミアンス係数を大きくして動作点における残留磁束密
度を大きくするために磁性体形状が大きくなり、磁性体
を設置する回転手段が大きくなるとともに重量が重くな
り回転トルクが大きくなる。このため水道メータの特性
である微少流量でも回転する始動流量特性が劣化すると
いう課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決し、磁性体と磁界
検知センサの距離が8.5mmであっても、磁界検知セン
サは磁性体が発する磁界を有効に検出し磁性体形状をで
きる限り小さくすることができる流量計測装置の提供を
第1の目的としている。
【0008】また、第2の目的は水道メータの特性であ
る微少流量でも回転する始動流量特性を劣化することな
く大流量時でも正確に正逆回転を正確に検出することが
できる流量計測装置を提供することにある。
【0009】また、第3の目的は水道メータの特性であ
る微少流量でも回転する始動流量特性を劣化することな
く組立やすい流量計測装置を提供することにある。
【0010】また、第4の目的は水道メータの特性であ
る微少流量でも回転する始動流量特性を劣化することな
く組立やすい小型の流量計測装置を提供することにあ
る。
【0011】さらに、第5の目的は電池電源で10年間
安定に流量計測が可能である流量計測装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、磁性体が設置され流体流量に応じて
回転する回転手段と、前記回転手段に設置された磁性体
による磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での
磁力線接線方向に配置し磁界の変化を検出するセンサ手
段と、前記センサ手段の出力で流体流量を計測する流量
計測手段を備えたものである。
【0013】また第2の目的を達成するために本発明
は、磁性体が設置され流体流量に応じて回転する回転手
段と、前記回転手段に設置された磁性体による磁界を検
出する位置で磁界検出面を前記位置での磁力線接線方向
に配置し磁界の変化を検出するセンサ手段と、前記セン
サ手段の出力で流体流量を計測する流量計測手段と、複
数配置された前記センサ手段の出力を用いて回転手段の
回転方向を検出する回転方向検出手段を備えたものであ
る。
【0014】また第3の目的を達成するために本発明
は、磁性体が設置され流体流量に応じて回転する回転手
段と、前記回転手段に設置された磁性体による磁界を検
出する位置で磁界検出面を前記位置での回転軸方向に配
置し磁界の変化を検出するセンサ手段と、前記センサ手
段の出力で流体流量を計測する流量計測手段を備えたも
のである。
【0015】また第4の目的を達成するために本発明
は、磁性体が設置され流体流量に応じて回転する回転手
段と、前記回転手段に設置された磁性体による磁界を検
出する位置で磁界検出面を前記位置での回転軸方向に配
置し磁界の変化を検出するセンサ手段と、前記センサ手
段の出力で流体流量を計測する流量計測手段を備え、前
記センサ手段を、回転手段に設置された磁性体より回転
軸側に配置したものである。
【0016】さらに第5の目的を達成するために本発明
は、磁性体が設置され流体流量に応じて回転する回転手
段と、前記回転手段に設置された磁性体による磁界を検
出する位置で磁界検出面を前記位置での回転軸方向に配
置し磁界の変化を検出するセンサ手段と、前記センサ手
段の出力で流体流量を計測する流量計測手段を備え、セ
ンサ手段は、磁界検知面上で回転軸方向磁界成分がある
閾値以上であればその出力信号が変化するようにしたも
のである。
【0017】
【作用】本発明は、回転手段に設置された磁性体による
磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での磁力線
接線方向に配置することで、磁界検知位置における最大
磁界を検出できるように作用し、磁性体の形状は小さく
なる。
【0018】また、回転手段に設置された磁性体による
磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での磁力線
接線方向に配置した磁界検知センサを複数設置すること
で、磁性体の形状が小さくなるように作用し、始動流量
特性を劣化させることなく大流量時でも正確に回転方向
を検出する。
【0019】また、回転手段に設置された磁性体による
磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での回転軸
方向に配置することで、回転軸方向での磁界検知センサ
の取付が可能となるように作用し、始動流量特性は劣化
せず組立やすくなる。
【0020】また、磁性体より回転軸側に磁界検知セン
サを配置することで、軸上磁界成分の最大磁界を検出す
るように作用し、始動流量特性を劣化することなく組立
やすくて小型化が可能となる。
【0021】さらに、予め感磁レベルにオフセットを施
し回転軸方向磁界強度がある閾値以上のとき出力信号を
変化させることで、電源を間欠に供給する間欠動作時に
も回転磁界を安定にかつ低省費電力で検出するように作
用し、電池電源で10年間の使用が可能となる。
【0022】
【実施例】以下本発明の第1実施例について、図1〜図
5を用いて説明する。なお従来例と同一部分には同一符
号を付与している。図1において、1は水道水の流量に
応じて回転する羽根車が一体成形された回転手段、2は
回転手段1と回転軸中心に対し対象にかつ互いに異極と
なるように設置された2つの磁性体、3は回転手段1の
回転数を計測するために回転手段1に設置された磁性体
2による磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置で
の磁力線接線方向に配置し磁界の変化を検出する磁気抵
抗素子からなる第1センサ手段、4は回転手段1の回転
方向を検出するために回転手段1に設置された磁性体2
による磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での
磁力線接線方向に配置し磁界の変化を検出する磁気抵抗
素子からなる第2センサ手段である。また、第1センサ
手段3と第2センサ手段4の出力から回転手段1の回転
数と回転方向を判断し各家庭で使用される水道水の使用
料を積算する流量計測手段5と、第1センサ手段3から
流量計測手段5に3Vの電源を供給する電池6と、第1
センサ手段3から電池6を固定し配線するプリント基盤
7と、防水のための遮断部8が設けられている。そし
て、これら回転手段1、磁性体2、第1センサ手段3、
第2センサ手段4、流量計測手段5、電池6、プリント
基盤7及び遮断部8によって流量計測装置が構成され
る。
【0023】次に図2及び図3を用いて流量計測手段5
の動作について詳しく説明する。9は図3に示すように
第1センサ手段3が回転手段1が1回転する間に2パル
ス出力する信号の立ち上がり時に第2センサ手段が回転
手段1が1回転する間に2パルス出力する信号のレベル
が予め設定した閾値(例えば1.5V)以上であれば正
方向回転(右回り)と判断し、予め設定した閾値以下で
あれば逆方向の回転であると判断する回転方向検出部で
ある。10は、前記回転方向検出部9が正方向回転と判
断したとき1秒毎に第1センサ手段が出力するパルスの
カウント数に予め設定されている流量換算係数(k)を
掛け合わせ使用量を記憶する使用量記憶部11に記憶さ
れた使用量に加算するパルスカウント部である。また、
パルスカウント部10は回転方向検出部9が回転手段1
が逆方向回転であると判断したときは算出した使用量を
使用量記憶部11が記憶している使用量から引き正確な
使用流量を算出する。12は第1センサ手段3が出力す
る信号の立ち上がりで3.6秒をカウントし信号を出力
する第1タイマー部、13は第1タイマー部の信号で時
間のカウントをスタートし第1センサ手段3が出力する
信号の立ち上がりまでの時間をカウントするとともに第
1タイマー部12をスタートさせる第2タイマー部であ
る。14は、第1タイマー部12がスタートしたときか
ら第2タイマー部13が時間のカウントを終了したとき
までの第1センサ手段が出力するパルス数(P)をカウ
ントし第2タイマー部13がカウントした時間(a秒)
としたとき瞬時流量=P/(3.6+a)*3600
[リットル/h]を算出する瞬時流量算出部である。1
5は磁界により反応する磁気スイッチで構成された表示
切換手段である。16は表示切換スイッチ15の信号に
より水道水の使用量を表示するか瞬時流量を表示する表
示手段である。そして回転方向検出部9から瞬時流量算
出部14でもって流量計測手段5が構成される。
【0024】次に図4は第1センサ手段3及び第2セン
サ手段4の詳細図である。図4の正面図において点線矢
印方向がセンサ感磁方向であり、17が磁気抵抗素子か
らなる感磁面である。
【0025】次に図5は回転検出用の第1センサ手段3
と回転方向検出用の第2センサ手段4の配置図である。
本実施例では第1センサ手段3に対し135度回転した
位置に第2センサ手段4を配置している。
【0026】上記流量計測装置において、回転手段1に
設置された磁性体2により発生する磁界を検出しようと
する位置で、第1センサ手段3の磁界検出面17を前記
位置での最大磁束密度時の磁力線接線方向に配置すると
ともに最大磁束密度時の磁力線方向と第1センサ手段3
の感磁方向を同一にすることで、磁界検知位置における
最大磁界を検出できるように作用し、磁性体の形状をで
きる限り小さく設計することができる。
【0027】また、上記流量計測装置において、回転手
段1に設置された磁性体2による磁界を検出する位置で
磁界検出面を前記位置での磁力線接線方向に配置した第
1センサ手段3と第2センサ手段4で、磁性体の形状は
できる限り小さくなるとともに始動流量特性を劣化させ
ることなく大流量時でも正確に回転方向を検出すること
が可能となる。
【0028】なお、本実施例では回転方向検出用第2セ
ンサ手段4を第1センサ手段3に対し135度回転位置
に設置したが、第1センサ手段3に対し0度±45n度
(n=自然数)の位置に設置しても同様の効果を得るこ
とができる。
【0029】なお、本実施例では回転手段1に磁性体2
が2個設置された2極磁界による回転数及び回転方向を
検出する場合であったが、回転手段1に磁性体2を4個
設置し4極磁界を形成し回転数及び回転方向を検出する
場合であっても、第1センサ手段3に対し0度±22.
5n度(n=自然数)の位置に設置することで同様の効
果を得ることができる。
【0030】なお、本実施例では2極磁界検出用第2セ
ンサ手段4の配置位置と2極磁界検出用第2センサ手段
4の配置位置をプリント基板7上に設置することで同一
プリント基板7で第2センサ手段4の配置位置を可変す
ることで2極用と4極用に可変することができる。
【0031】図6に示される第2の実施例について、1
は水道水の流量に応じて回転する羽根車が一体成形され
た回転手段、2は回転手段1に回転軸中心に対し対象に
かつ互いに異極となるように設置された2つの磁性体、
3は回転手段1の回転数を計測するために回転手段1に
設置された磁性体2による磁界を検出する位置で磁界検
出面を前記位置での回転軸方向に配置し磁界の変化を検
出する磁気抵抗素子からなる第1センサ手段、4は回転
手段1の回転方向を検出するために回転手段1に設置さ
れた磁性体2による磁界を検出する位置で磁界検出面を
前記位置での回転軸方向に配置し磁界の変化を検出する
磁気抵抗素子からなる第2センサ手段である。また、第
1センサ手段3と第2センサ手段4の出力から回転手段
1の回転数と回転方向を判断し各家庭で使用される水道
水の使用料を積算する流量計測手段5と、第1センサ手
段3から流量計測手段5に3Vの電源を供給する電池6
と、第1センサ手段3から電池6を固定し配線するプリ
ント基盤7と、防水のための遮断部8が設けられてい
る。そして、回転手段1、磁性体2、第1センサ手段
3、第2センサ手段4、流量計測手段5、電池6、プリ
ント基盤及び遮断部8によって流量計測装置が構成され
る。
【0032】上記構成において、回転手段1に設置され
た磁性体2による磁界を検出する位置で磁界検出面を前
記位置での回転軸方向に配置することで、回転軸方向で
の第1センサ手段3及び第2センサ手段4の取付が可能
となるように作用し、始動流量特性は劣化せず組立やす
くなり製造工数を大幅に削減することができる。
【0033】また、上記構成において、磁性体2より回
転軸側に第1センサ手段3及び第2センサ手段4を配置
することで、軸上磁界成分の最大磁界を検出するように
作用し、磁性体2の形状を小さくすることができかつ磁
性体2を設置する回転手段1の形状も小さくできかつプ
リント基盤7を小さく設計することが可能となり始動流
量特性を劣化することなく組立やすくて小型の流量計測
装置を提供することができる。
【0034】図7に示される第3の実施例について、1
8は周波数500Hzで3Vの出力がハイである時間が1
5[μs]の方形波を出力する間欠電源パルス出力手
段、3は回転手段1の回転数を計測するために回転手段
1に設置された磁性体2による磁界を検出する位置で磁
界検出面を前記位置での回転軸方向に配置し磁界の変化
を検出する磁気抵抗素子からなり予め感磁レベルにオフ
セットを施し電源投入時に磁界検知面上で回転軸方向磁
界成分が15Oe以上であればロウレベルを出力し15
Oeより小さければハイレベルを出力する第1センサ手
段、4は回転手段1の回転方向を検出するために回転手
段1に設置された磁性体2による磁界を検出する位置で
磁界検出面を前記位置での回転軸方向に配置し磁界の変
化を検出する磁気抵抗素子からなり予め感磁レベルにオ
フセットを施し電源投入時に磁界検知面上で回転軸方向
磁界成分が15Oe以上であればロウレベルを出力し1
5Oeより小さければハイレベルを出力する第2センサ
手段、19は間欠電源パルス出力手段18の出力パルス
と第1センサ手段3の出力パルスをラッチする第1ラッ
チ手段、20は間欠電源パルス出力手段18の出力パル
スと第2センサ手段4の出力パルスをラッチする第2ラ
ッチ手段、5は第1ラッチ手段19と第2ラッチ手段2
0の出力で回転手段1の回転数及び回転方向を検出する
流量計測手段である。
【0035】上記構成において、予め感磁レベルにオフ
セットを施し電源投入時に磁界検知面上で回転軸方向磁
界成分が15Oe以上であればロウレベルを出力し15
Oeより小さければハイレベルを出力することで、電源
を間欠に供給する間欠動作時にも出力信号のチャタリン
グを防止し回転磁界を安定にかつ低省費電力で検出する
ように作用し、電池電源で10年間の使用を可能とする
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流量計測装
置は、回転手段に設置された磁性体による磁界を検出す
る位置で磁界検出面を前記位置での磁力線接線方向に配
置することで、磁界検知位置における最大磁界を検出で
きるように作用し、磁性体の形状を小さくすることがで
き始動流量特性を向上できる。
【0037】また、回転手段に設置された磁性体による
磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での磁力線
接線方向に配置した磁界検知センサを複数設置すること
で、磁性体の形状が小さくなりかつ感磁効率が向上する
ように作用し、始動流量特性を劣化させることなく大流
量時でも正確に回転方向を検出することができ正確に水
道水の使用量を計測することができる。
【0038】また、回転手段に設置された磁性体による
磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での回転軸
方向に配置することで、回転軸方向での磁界検知センサ
の取付が可能となるように作用し、始動流量特性は劣化
せず組立やすくなり作業工数の大幅な削減ができる。
【0039】また、磁性体より回転軸側に磁界検知セン
サを配置することで、軸上磁界成分の最大磁界を検出す
るように作用し、始動流量特性を劣化することなく組立
やすくて小型化が可能となり小型で低価格の水道メータ
を実現することができる。
【0040】さらに、予め感磁レベルにオフセットを施
し回転軸方向磁界強度がある閾値以上のとき出力信号を
変化させることで、電源を間欠に供給する間欠動作時に
も回転磁界を安定にかつ低省費電力で検出するように作
用し、電池電源で10年間の使用が可能となるとともに
電池容量を小さくすることができ低価格で高性能な水道
メータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における流量計測装置の断
面図
【図2】同装置を詳細に説明するブロック図
【図3】同装置の回転方向検出のタイミンング図
【図4】同装置の第1センサ手段の詳細図
【図5】同装置の第1センサ手段と第2センサ手段の位
置関係図
【図6】本発明の第2実施例における流量計測装置断面
【図7】本発明の第3実施例における流量計測装置のブ
ロック図
【図8】従来の流量計測装置の断面図
【符号の説明】
1 回転手段 3 第1センサ手段 4 第2センサ手段 5 流量計測手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体が設置され流体流量に応じて回転す
    る回転手段と、前記回転手段に設置された磁性体による
    磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での磁力線
    接線方向に配置し磁界の変化を検出するセンサ手段と、
    前記センサ手段の出力で流体流量を計測する流量計測手
    段とからなる流量計測装置。
  2. 【請求項2】複数配置されたセンサ手段の出力を用いて
    回転手段の回転方向を検出する回転方向検出手段を備え
    た請求項1記載の流量計測装置。
  3. 【請求項3】磁性体が設置され流体流量に応じて回転す
    る回転手段と、前記回転手段に設置された磁性体による
    磁界を検出する位置で磁界検出面を前記位置での回転軸
    方向に配置し磁界の変化を検出するセンサ手段と、前記
    センサ手段の出力で流体流量を計測する流量計測手段と
    からなる流量計測装置。
  4. 【請求項4】センサ手段は、回転手段に設置された磁性
    体より回転軸側に配置された請求項3記載の流量計測装
    置。
  5. 【請求項5】センサ手段は、磁界検知面上で回転軸方向
    磁界成分がある閾値以上であれば出力信号が変化する請
    求項3記載の流量計測装置。
JP05058235A 1993-03-18 1993-03-18 流量計測装置 Expired - Lifetime JP3085012B2 (ja)

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JPH06273202A true JPH06273202A (ja) 1994-09-30
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