JPH06273041A - 穀物の乾燥方法 - Google Patents

穀物の乾燥方法

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JPH06273041A
JPH06273041A JP5081351A JP8135193A JPH06273041A JP H06273041 A JPH06273041 A JP H06273041A JP 5081351 A JP5081351 A JP 5081351A JP 8135193 A JP8135193 A JP 8135193A JP H06273041 A JPH06273041 A JP H06273041A
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悟 赤田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱水量、総消費電力および穀物の品質を総合
的にみて乾燥効率を向上すること。 【構成】 乾燥用空気21の温度および相対湿度と排気17
の温度および相対湿度とを比較してリサイクルするかど
うかを判断する。また、外気条件11により除湿器13を運
転するかどうかを除湿器運転判断部で判断し除湿器13を
運転しないと判断した時には大風量で外気を吸引して乾
燥した後にその排気を排出し、除湿器13を運転すると判
断した時には穀物安全性判断部で穀物が安全であるかど
うかを排気条件17により判断し、安全であると判断した
場合には乾燥用空気21の温度および相対湿度と排気17の
温度および相対湿度とを比較してリサイクルするかどう
かを判断する。穀物が安全でないと判断した場合には大
風量にし乾燥用空気21の条件と排気17の条件を比較して
排気をリサイクルするかしないかを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は穀物の品質を維持して穀
物の乾燥効率を向上するようにした穀物の乾燥方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】穀物として以下収穫米を例にして説明す
る。収穫米処理施設としては、収穫米の処理過程、すな
わち収穫米の貯留、乾燥および籾摺り工程での米の品質
を保証しなければならない。米の品質とは、貯留時にお
ける収穫米のかび、食味、胴割れ、籾摺り時における玄
米の肌ずれ等をいう。そして、米の水分が多く、かつ、
長期間貯留するとかびが発生し、また、乾燥のし過ぎい
わゆる過乾燥になると食味の低下および胴割れが発生
し、また、水分が多いと肌ずれが起きて食味が低下す
る。したがって、米の含有水分は米の品質に大きく影響
する。また、米自体は生き物であるので温度が高いと米
の呼吸が活発になって米内部のエネルギを消費(以下穀
物の劣化という)して米の品質が低下し、また、温度が
高いと微生物の繁殖が活発になってかび発生を引き起こ
し米の品質を低下させるので、貯留されている米の温度
自体も米の品質に大きく影響する。
【0003】そこで、農林水産省では収穫米の含有水分
を調整維持して収穫米の品質を保つための風量基準とし
て、収穫米(穀物の種類)の含有水分および貯留日数に
対して貯留米の単位重量当たりの風量が決められてい
る。これを安全限界風量比という。したがって、この安
全限界風量比を満たしておれば、例えば水分24%である
10tonの収穫米を三日間貯留しても安全であるという
具合に判定されることになる。
【0004】次に、本発明の基本的な技術的考え方につ
いて説明する。穀物の乾燥効率ηは単位総消費電力WH当
たりの穀物からの脱水量Gkg でありこれを式で表すと次
の通りである。
【0005】 乾燥効率η=脱水量Gkg /総消費電力WH ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(1式) ここで、穀物の乾燥に直接消費される電力は乾燥用空気
を送る送風機と乾燥用空気の湿度を調整する除湿器のコ
ンプレッサの動力であり、(1式)における総消費電力
WH=送風機の消費電力WH1 +除湿機の消費電力WH2 ‥‥
‥‥‥(2式)として表すことができる。また(1式)
における脱水量Gkg を式で表すと次の通りである。脱水
量Gkg =(排気の絶対湿度Mx−送風空気の絶対湿度My)
×送風量V×送風空気の比重γ‥‥‥‥(3式)
【0006】そこで、乾燥効率ηを向上させるためには
総消費電力WHを少なくし、かつ、脱水量Gkg を多くする
ことが条件となる。穀物の乾燥方法において総消費電力
WHを少なくする手段としては送風量を少なくして送風機
の消費電力WH1 を少なくすることがあげられ、また、除
湿機のコンプレッサを停止して除湿器の消費電力WH2を
少なくすることがあげられる。
【0007】次に、脱水量Gkg を多くする条件として上
記3式により、(排気の絶対湿度Mx−送風空気の絶対湿
度My)の値を大きくするか、送風量Vを多くするかのい
ずれかであるが、(排気の絶対湿度Mx−送風空気の絶対
湿度My)の値を大きくする条件は送風される空気中の水
分をできるかぎり除湿器によって除去して送風空気の絶
対湿度Myを低くすることにより達成されるので、上記除
湿器の消費電力WH2 を少なくすることと相反するものが
あり、また、送風量Vを多くすることも上記送風機の消
費電力WH1 を少なくすることとの間で相反するものがあ
る。したがって、乾燥効率ηを最大にするためには互い
に相反する関係にある脱水量Gkg と総消費電力WHをいか
に調整するかが要点になる。
【0008】穀物の乾燥方法として当然に穀物の品質、
すなわち、安全限界風量比を考えなければならない。穀
物の品質に関する本発明の基本的な考えとして、穀物の
水分が非常に高い場合には穀物の品質を優先するように
する。すなわち、安全限界風量比を満足して穀物の品質
を維持するのに必要な風量を送風できる送風機を計画時
点で選定しておき、この送風機を定格運転することによ
り穀物の品質を維持し、一方において排気をリサイクル
するかどうかで乾燥効率を高めるようにする。
【0009】さて、除湿乾燥方式においては被乾燥物を
能率良く乾燥させるために乾燥用空気をリサイクルして
除湿乾燥器により送風空気の湿度を次第に下げながら乾
燥することが一般に行われている。しかしながら、被乾
燥物の種類によってはリサイクルによる乾燥のさせ方が
異なる。例えば、薬草のように水分が多く、かつ、薬草
の水分を十分に除去して粉末状にするような場合におい
て、水分の高い段階では排気される空気中に大量の水分
が含まれているのでその排気をそのまま排出し、水分が
ある一定量になった段階でその排気を再び除湿乾燥器に
導いて排気中の水分を除去しながら薬草の水分が十分に
除去されるまで排気のリサイクルを継続的に行うように
している。
【0010】また、特公昭59ー25134号公報に開示されて
いるように材木を乾燥させる場合には材木の乾燥特性、
すなわち材木の表面のみが乾燥してしまうと材木の芯部
にある水分が閉じ込められてしまい、乾燥時間が長くな
るので、材木の表面が過乾燥にならないように排気をリ
サイクルしたり排気をそのまま排出したりして温度と湿
度を調整しながら材木の芯部の水分を効率良く除去し材
木の乾燥を行うようにしている。
【0011】具体的には四つの段階に分けて木材の乾燥
を行うようにしている。図3を用いて説明すると、先ず
木材が製材されたばかりの水分が多い第一段階において
はダンパ2の開度調整をして一部の空気を補助凝縮器3
を通して放出する状態、ダンパ5を開いて外気を取り入
れる状態、脱湿蒸発器4凝縮器6をOFF の状態にし、乾
燥室1内で木材の水分を吸収し大量の水分を含んだ乾燥
用空気の一部を補助蒸発器3を通して外気に放出し、残
余の空気を脱湿蒸発器4で含有水分を蒸発させることな
く大量の水分を含んだ状態でダンパ5を通して吸引され
る外気と混合して絶対湿度を調節した後にOFF の状態に
ある凝縮器6を通過して送風機7により乾燥室1に再循
環する。この第一の段階は乾燥室1内の空気の絶対湿度
が外気の絶対湿度に略等しくなるまで継続される。これ
により、木材の表面が過乾燥にならないように乾燥が促
進される。次に、第二段階から第四段階ではダンパ2お
よび5を閉じた状態、脱湿蒸発器6および凝縮器4をON
の状態にし乾燥用空気を閉回路の状態で循環させ、この
循環している乾燥用空気中の水分を脱湿蒸発器6および
凝縮器4で次第に除去しながら木材の表面の過乾燥を抑
制しつつ木材の芯まで均一に乾燥するようにしている。
【0012】また、図4(特開平3ー87589 号)に示す従
来の穀物の乾燥方法は設定湿度が外気の湿度よりも高い
ときにはダンパ9を閉じて外気の吸引を停止すると共に
ダンパ10を閉じ、閉回路の状態で乾燥用空気を循環させ
て次第に乾燥用空気の湿度を下げながら送風機7により
循環させ、貯留槽1内の穀物の過乾燥を防止しつつ穀物
を乾燥するようにしている。そして、設定湿度が外気の
湿度よりも低いときはダンパ9およびダンパ10を開いた
状態にし、ダンパ9から外気を吸引して除湿器8で除湿
し貯留槽1内の穀物を乾燥した後にダンパ10から大気中
に排気するようにして穀物の過乾燥を防止しながら乾燥
するようにしている。また、外気の湿度が非常に高く、
あるいは設定湿度に近いときにはダンパ9および10を半
開にして一部の空気を大気中に放出し残余の空気を循環
するようにして穀物の過乾燥を防止しながら乾燥するよ
うにしている。
【0013】
【発明が解決しょうとする課題】上記従来のリサイクル
方式の乾燥はいずれも乾燥効率の点で問題がある。先
ず、薬草の乾燥にあっては薬草の含有水分の高い段階で
は排気される空気中に大量の水分が含まれているのでそ
の排気をそのまま排出し、水分がある一定量になった段
階でその排気を再び除湿乾燥器に導いて排気中の水分を
除去しながら薬草の水分が十分に除去されるまで排気の
リサイクルを継続的に行うので、外気の条件が良いとき
でもその外気を利用することなく排気をリサイクルして
薬草の乾燥が完了するまで除湿器が継続的に運転され、
かつ、これに伴い送風機も連続的に定格運転されること
になり、本発明が対象にしている穀物の乾燥の観点から
見た場合に総消費電力が多く消費されて乾燥効率が低い
という問題がある。
【0014】次に、図3に示した従来例は木材が製材さ
れたばかりの水分が多い第一段階においては乾燥室1内
で木材の水分を吸収し大量の水分を含んだ乾燥用空気の
一部を補助蒸発器3を通して外気に放出し、残余の空気
を脱湿蒸発器4で含有水分を蒸発させることなく大量の
水分を含んだ状態でダンパ5を通して吸引される外気と
混合して絶対湿度を調節した後にOFF の状態にある凝縮
器6を通過して送風機7により乾燥室1に再循環するの
で、送風湿度が高くなり結果として脱水量が少なくなり
穀物の乾燥の観点から見た場合に乾燥効率が低いという
問題がある。また、第二段階から第四段階では乾燥用空
気を閉回路の状態で循環させ、この循環している乾燥用
空気中の水分を脱湿蒸発器6および凝縮器4で次第に除
去しながら乾燥するので、穀物の乾燥の観点から見た場
合に、上記薬草の乾燥の場合と同様に外気の条件が良い
ときでもその外気を利用することなく排気をリサイクル
することから脱湿蒸発器6および凝縮器4と送風機7が
連続的に定格運転されて総消費電力が多くなり乾燥効率
が低いという問題がある。
【0015】また、穀物の乾燥である図4に示した従来
例は過乾燥防止を主目的としている関係上、設定湿度が
外気の湿度よりも高いとき(外気の条件がよいとき)は
湿度の高い空気を閉回路の状態で循環させて次第に乾燥
用空気の湿度を除湿器により下げながら送風機7により
循環させているので、脱水量が少ないと共に、除湿器お
よび送風機を連続定格運転しなければならないことから
総消費電力が多くなって乾燥効率が低いという問題があ
る。
【0016】そして、上記従来例はいずれも送風量の制
御についての記載はなく、乾燥効率に関係する送風機の
消費電力を最小限にして乾燥効率を向上するという技術
の開示がない。
【0017】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、脱水量、総消費電力および穀物の品質を総合的に
みて乾燥効率を向上するようにした穀物の乾燥方法を提
供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、除湿器を通過した乾燥用空気を
送風機により穀物を貯留している貯留槽に導いて穀物を
乾燥する穀物の乾燥方法において、乾燥用空気の温度お
よび相対湿度と前記貯留槽から排出される排気の温度お
よび相対湿度とを比較して乾燥用空気の相対湿度が排気
の相対湿度よりも高いか、およびまたは乾燥用空気の温
度が排気温度よりも低い時に小風量で排気をリサイクル
し、乾燥用空気の相対湿度が排気の相対湿度よりも低い
か、およびまたは乾燥用空気の温度が排気温度よりも高
い時に大風量で外気を吸引して乾燥した後にその排気を
排出することを特徴とするものである。
【0019】
【作用】本発明はこのように構成したので、次の通りの
作用がある。すなわち、除湿器を通過した乾燥用空気を
送風機により穀物を貯留している貯留槽に導いて穀物を
乾燥する乾燥用空気の温度および相対湿度と前記貯留槽
から排出される排気の温度および相対湿度とを比較して
乾燥用空気の相対湿度が排気の相対湿度よりも高いか、
およびまたは乾燥用空気の温度が排気温度よりも低い時
に小風量で排気をリサイクルすることにより、小風量に
して送風機の消費電力を少なくし、かつ、乾燥用空気の
湿度を低くすると共に温度を高くして脱水量を多くし乾
燥効率を上げることが可能になり、また、乾燥用空気条
件よりも排気条件の方が条件がよいということは穀物が
かなり乾燥していることを意味するので小風量でも安全
限界風量比が満たされることになり品質を保証すること
が可能になる。
【0020】一方において、乾燥用空気の相対湿度が排
気の相対湿度よりも低いか、およびまたは乾燥用空気の
温度が排気温度よりも高い時(外気条件が良い時)に大
風量で外気を吸引して乾燥した後にその排気を排出する
ことにより、乾燥用空気の湿度を低くすると共に温度を
高くし、かつ、大風量にして脱水量を多くし乾燥効率を
上げることが可能になり、また、大風量にして条件のよ
い空気を送風するので安全限界風量比が満たされ穀物の
品質を保証することが可能になる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。図
1において、検出器11により外気の相対湿度my と温度
ty を検出し除湿器運転判断部12に入力し除湿器13を運
転するかどうかを判断する。この判断において図2に示
す穀物の平衡水分に関する相対湿度と温度との関係か
ら、例えば外気温度が5℃で外気相対湿度が55%から外
気温度が40℃で外気相対湿度が69%の(A)の範囲の外
気条件であれば、穀物の平衡水分との関係からこの条件
の外気により水分14%以下まで穀物を乾燥することがで
きるので除湿器13で外気の湿度を低くしなくても十分に
穀物を乾燥することができることになり、上記外気条件
の時に除湿器13を停止すると判断される。これにより除
湿器13の消費電力WH1 がゼロになり、かつ、外気取り入
れダンパ14を開いて外気を取り入れ、排気ダンパ15を開
いて排気し大風量の外気により乾燥することにより脱水
量Gを多くし、乾燥効率を向上することが可能になると
共に、上記外気条件で大風量を送風するので安全限界風
量比が満たされ、いかなる穀物の水分でも穀物の品質を
維持することが可能になる。
【0022】一方検出器11で検出された外気の相対湿度
my と温度ty が図2の(B)および(C)の範囲であ
る場合には除湿器13を運転すると判断され、このとき穀
物安全性判断部16で穀物が安全であるかどうかが判断さ
れる。この穀物の安全性の判断は検出器17により排気の
相対湿度Mxと温度Txを検出してこの信号を穀物安全性判
断部16に入力することにより図2の平衡水分の関係から
逆に貯留槽1内の穀物の水分を知ることができる。例え
ば排気湿度Mxが80%、排気温度Txが20℃の場合には図2
の水分18%のライン上になり、貯留槽1内の穀物の水分
は18%であると判断される。
【0023】そして、排気条件が図2の(B)の範囲に
あるとき、すなわち、排気温度5℃で排気相対湿度55%
ないし75%から排気温度40℃で排気相対湿度69%ないし
87%のとき貯留槽1内の穀物の水分は14%から18%の範
囲にあって小風量でも安全であると判断され、この判断
信号がリサイクル・風量判断部18に入力される。リサイ
クル・風量判断部18において、検出器21から入力される
乾燥用空気の相対湿度mx と温度tx および検出器17か
ら入力される排気の相対湿度Mxと温度Txにより乾燥用空
気の相対湿度mx と排気の相対湿度Mxおよび乾燥用空気
の温度tx と排気温度Txを比較し、乾燥用空気の相対湿
度mx が排気の相対湿度Mxに等しいか高い時、およびま
たは乾燥用空気の温度tx が排気温度Txに等しいか低い
時に送風機制御部20の小風量に出力されて送風機7が制
御され、小風量でかつ外気取り入れダンパ14および排気
ダンパ15を閉めて排気をリサイクル(以下この条件をリ
サイクル小風量条件という)する。
【0024】このように、除湿器13が運転され穀物が安
全であると判断され、かつ、穀物の乾燥に対して排気の
方が条件がよいと判断されているので、小風量でも安全
限界風量比が満足されて穀物の品質が保証され、かつ、
風量を少なくして送風機7の消費電力WH1 を少なくし、
更に乾燥用空気の相対湿度mxよりも排気の相対湿度Mxが
低く、およびまたは乾燥用空気の温度txよりも排気温度
Txが高い排気をリサイクルして除湿器13で除湿すること
により、乾燥用空気の相対湿度mxを更に低くし温度txを
高くして脱水量Gを多くし乾燥効率を向上することが可
能になる。
【0025】上記リサイクル小風量条件が成立する態様
として次のことが考えられる。通常の場合には除湿器13
によって乾燥用空気の湿度が低くされ、かつ、温度が高
くなるので、排気よりも乾燥用空気の湿度が高く、か
つ、温度が低くなるようなことはないのであるが、上記
条件が成立する態様として次のような場合がある。すな
わち、寒冷地や冬期に外気温度が低くなると除湿器13に
霜が付くのでこの霜取りをしなければならない。この場
合に取り除かれた霜が空気中に水分として含まれること
があり、排気条件よりも乾燥用空気の条件の方が悪くな
る場合がある。また、別の態様として平衡水分よりも高
い湿度で送風された場合は乾燥用空気の水分を逆に穀物
が吸収し排気条件の方がよくなる場合がある。
【0026】また、リサイクル・風量判断部18で乾燥用
空気の相対湿度mx が排気の相対湿度Mxよりも低い時、
およびまたは乾燥用空気の温度tx が排気温度Txよりも
高い時に送風機制御部20の大風量部に入力されて送風機
7が制御され、大風量でかつ外気取り入れダンパ14およ
び排気ダンパ15を開けて排気を排出(以下この条件を非
リサイクル大風量条件という)する。
【0027】すなわち、上記非リサイクル大風量条件に
なるということは穀物から十分に脱水されて、穀物の水
分の蒸発熱により空気の熱が奪われて排気温度Txが低下
しその水分を吸収して排気相対湿度Mxが上昇することを
意味しているので、条件のよい外気を取り入れて水分が
多くなっている排気を排出し、かつ、大風量にして脱水
量Gを多くすることにより乾燥効率を向上することが可
能になる。
【0028】上記非リサイクル大風量条件において、外
気条件が雨天とか外気温度が低いときには除湿器13の除
湿能力により十分に乾燥用空気の湿度を低くし、かつ、
温度を高くすることができない場合がある。したがっ
て、外気条件により乾燥用空気の条件の方が排気条件よ
りも悪くなる場合が生じる。このような場合には上記リ
サイクル小風量条件が成立し、自動的に上記小風量でリ
サイクルによる乾燥が行われ、乾燥効率を上げることが
可能になる。
【0029】次に、穀物安全性判断部16で安全でないと
判断された場合にはその判断信号はリサイクル非リサイ
クル判断部19に入力されると共に、穀物の安全性を優先
して送風機制御部20の大風量部に入力されて送風機7が
制御される。すなわち、図2において排気温度Txが5℃
で排気相対湿度Mxが75%以上から排気温度Txが40℃で排
気相対湿度Mxが87%以上の(C)の範囲の時に穀物は安
全でない(高水分である)と判断され、この時には貯留
槽1に大風量を送風し安全限界風量比を満たして穀物の
安全を第一に図り、かつ、乾燥用空気の相対湿度mxより
も排気相対湿度Mxが低く、およびまたは乾燥用空気の温
度txよりも高い温度Txの排気をリサイクルして除湿器13
で除湿することにより、乾燥用空気の相対湿度mxを更に
低くし、かつ、温度txを高くして脱水量Gを多くし乾燥
効率を向上し、また、乾燥用空気の相対湿度mx が排気
の相対湿度Mxよりも低い時、およびまたは乾燥用空気の
温度tx が排気温度Txよりも高い時に大風量でかつ外気
取り入れダンパ14および排気ダンパ15を開けて排気を排
出し、大風量にして脱水量Gを多くすることにより乾燥
効率を向上することが可能になる。
【0030】この場合も上記非リサイクル大風量条件と
同様に、外気条件が雨天とか外気温度が低いときには除
湿器13の除湿能力により十分に乾燥用空気の湿度を低く
し、かつ、温度を高くすることができない場合がある。
したがって、外気条件により乾燥用空気の条件の方が排
気条件よりも悪くなる場合が生じる。このような場合に
は上記リサイクル条件が成立し、自動的に大風量でリサ
イクルによる乾燥が行われ、穀物の安全性を優先して乾
燥効率を上げることが可能になる。
【0031】このようにして、排気条件を検出器17で検
出し貯留槽1内の穀物の水分を判断することにより、こ
の排気条件を利用して乾燥用空気条件と比較し排気をリ
サイクルするかどうかを判断すると共に送風量を判断し
て、脱水量、総消費電力および穀物の品質を総合的にみ
て乾燥効率を向上させることが可能になる。
【0032】上記説明において除湿器運転判断部12およ
び穀物安全性判断部16での判断設定基準として穀物の平
衡水分と湿度および温度との関係を図2に示したが、範
囲(A)、(B)、(C)はこれに限定されるものでは
なくこの範囲の設定は任意に行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、乾燥
用空気の温度および相対湿度と前記貯留槽から排出され
る排気の温度および相対湿度とを比較して乾燥用空気の
相対湿度が排気の相対湿度よりも高いか、およびまたは
乾燥用空気の温度が排気温度よりも低い時に小風量で排
気をリサイクルすることにより、小風量にして送風機の
消費電力を少なくし、かつ、乾燥用空気の湿度を低くす
ると共に温度を高くして脱水量を多くし乾燥効率を上げ
ることができ、また、乾燥用空気条件よりも排気条件の
方が条件がよいということは穀物がかなり乾燥している
ことを意味するので小風量でも安全限界風量比が満たさ
れることになり品質を保証することができる。
【0034】一方において、乾燥用空気の相対湿度が排
気の相対湿度よりも低いか、およびまたは乾燥用空気の
温度が排気温度よりも高い時に大風量で外気を吸引して
乾燥した後にその排気を排出することにより、乾燥用空
気の湿度を低くすると共に温度を高くし、かつ、大風量
にして脱水量を多くし乾燥効率を上げることができ、ま
た、大風量にして条件のよい空気を送風するので安全限
界風量比が満たされ穀物の品質を保証することができ
る。
【0035】また、外気条件により除湿器を運転するか
どうかを除湿器運転判断部で判断し除湿器を運転しない
と判断した時には大風量で外気を吸引して乾燥した後に
その排気を排出することにより、除湿器の消費電力をゼ
ロにして総消費電力を少なくし、かつ、大量の外気によ
り穀物を乾燥して脱水量が多くなり乾燥効率を向上する
ことができるようになると共に、大量の空気を送風して
安全限界風量比が確保されて穀物の品質を維持すること
ができる。
【0036】一方において、除湿器を運転すると判断し
た時には穀物安全性判断部で穀物が安全であるかどうか
を排気条件により判断し、安全であると判断した場合に
は乾燥用空気の温度および相対湿度と排気の温度および
相対湿度とを比較して乾燥用空気の相対湿度が排気の相
対湿度よりも高いか、およびまたは乾燥用空気の温度が
排気温度よりも低い時に小風量で排気をリサイクルする
ことにより、穀物の品質が保証され、かつ、相対湿度が
乾燥用空気よりも低く乾燥用空気の温度よりも高い排気
をリサイクルして乾燥用空気の湿度を低下させると共に
温度を高めて脱水量を増加させ、更に小風量にして送風
機の消費電力を少なくし乾燥効率を向上することができ
る。
【0037】また一方において、乾燥用空気の相対湿度
が排気の相対湿度よりも低いか、およびまたは乾燥用空
気の温度が排気温度よりも高い時に大風量で外気を吸引
して乾燥した後にその排気を排出することにより、穀物
の品質が保証され、かつ、相対湿度が排気よりも低く排
気温度よりも高い外気を取り入れて送風湿度を低下させ
ると共に乾燥用空気の温度を高め、大量の外気により乾
燥して排気することにより脱水量を多くし乾燥効率を向
上することができる。
【0038】そして、穀物が安全でないと判断した場合
には大風量にし乾燥用空気の条件と排気条件を比較して
排気をリサイクルするかしないかを判断することによ
り、安全限界風量比を満たして穀物の品質を保証しつつ
脱水量を多くし、かつ、リサイクルするかどうかを判断
して乾燥用空気の湿度を低下し送風温度を高め、乾燥効
率を向上することができる。これにより、脱水量、総消
費電力および穀物の品質を総合的にみて乾燥効率を向上
するようにした穀物の乾燥方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック線図である。
【図2】穀物の平衡水分と外気および排気の温度と相対
湿度の関係を示す図である。
【図3】従来例のフロー線図である。
【図4】他の従来例のフロー線図である。
【符合の説明】
1 貯留槽 7 送風機 11 検出器 12 除湿器運転判断部 13 除湿器 14 外気取り入れダンパ 15 排気ダンパ 16 穀物安全性判断部 17 検出器 18 リサイクル・風量判断部 19 リサイクル・非リサイクル判断部 21 検出器 mx 乾燥用空気の相対湿度 tx 乾燥用空気の温度 Mx 排気相対湿度 Tx 排気温度 My 外気湿度 ty 外気温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F26B 21/12 9140−3L

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除湿器を通過した乾燥用空気を送風機に
    より穀物を貯留している貯留槽に導いて穀物を乾燥する
    穀物の乾燥方法において、乾燥用空気の温度および相対
    湿度と前記貯留槽から排出される排気の温度および相対
    湿度とを比較して乾燥用空気の相対湿度が排気の相対湿
    度よりも高いか、およびまたは乾燥用空気の温度が排気
    温度よりも低い時に小風量で排気をリサイクルし、乾燥
    用空気の相対湿度が排気の相対湿度よりも低いか、およ
    びまたは乾燥用空気の温度が排気温度よりも高い時に大
    風量で外気を吸引して乾燥した後にその排気を排出する
    ことを特徴とする穀物の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 除湿器を通過した乾燥用空気を送風機に
    より穀物を貯留している貯留槽に導いて穀物を乾燥する
    穀物の乾燥方法において、前記貯留槽から排出される排
    気の相対湿度と温度により貯留槽内の穀物の水分を判断
    し、水分が多いと判断したときには大風量にし、かつ、
    乾燥用空気の温度および相対湿度と前記貯留槽から排出
    される排気の温度および相対湿度とを比較して乾燥用空
    気の相対湿度が排気の相対湿度よりも高いか、およびま
    たは乾燥用空気の温度が排気温度よりも低い時に排気を
    リサイクルし、乾燥用空気の相対湿度が排気の相対湿度
    よりも低いか、およびまたは乾燥用空気の温度が排気温
    度よりも高い時に外気を吸引して乾燥した後にその排気
    を排出することを特徴とする穀物の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 除湿器を通過した乾燥用空気を送風機に
    より穀物を貯留している貯留槽に導いて穀物を乾燥する
    穀物の乾燥方法において、穀物安全性判断部で穀物が安
    全であるかどうかを排気条件により判断し、安全である
    と判断した場合には乾燥用空気の温度および相対湿度と
    排気の温度および相対湿度とを比較して乾燥用空気の相
    対湿度が排気の相対湿度よりも高いか、およびまたは乾
    燥用空気の温度が排気温度よりも低い時に小風量で排気
    をリサイクルし、乾燥用空気の相対湿度が排気の相対湿
    度よりも低いか、およびまたは乾燥用空気の温度が排気
    温度よりも高い時に大風量で外気を吸引して乾燥した後
    にその排気を排出し、また、穀物が安全でないと判断し
    た場合には大風量にし乾燥用空気の条件と排気条件を比
    較して排気をリサイクルするかしないかを判断すること
    を特徴とする穀物の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 除湿器を通過した乾燥用空気を送風機に
    より穀物を貯留している貯留槽に導いて穀物を乾燥する
    穀物の乾燥方法において、外気条件により前記除湿器を
    運転するかどうかを除湿器運転判断部で判断し除湿器を
    運転しないと判断した時には大風量で外気を吸引して乾
    燥した後にその排気を排出し、除湿器を運転すると判断
    した時には穀物安全性判断部で穀物が安全であるかどう
    かを排気条件により判断し、安全であると判断した場合
    には乾燥用空気の温度および相対湿度と排気の温度およ
    び相対湿度とを比較して乾燥用空気の相対湿度が排気の
    相対湿度よりも高いか、およびまたは乾燥用空気の温度
    が排気温度よりも低い時に小風量で排気をリサイクル
    し、乾燥用空気の相対湿度が排気の相対湿度よりも低い
    か、およびまたは乾燥用空気の温度が排気温度よりも高
    い時に大風量で外気を吸引して乾燥した後にその排気を
    排出し、また、穀物が安全でないと判断した場合には大
    風量にし乾燥用空気の条件と排気条件を比較して排気を
    リサイクルするかしないかを判断することを特徴とする
    穀物の乾燥方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247941A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Yanmar Co Ltd 除湿乾燥システム
CN111670330A (zh) * 2017-11-01 2020-09-15 株式会社久保田 干燥机及干燥系统
CN112923676A (zh) * 2021-02-07 2021-06-08 长江师范学院 热泵烘干机组

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