JPH0627249A - 放射線検査装置 - Google Patents

放射線検査装置

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JPH0627249A
JPH0627249A JP18425892A JP18425892A JPH0627249A JP H0627249 A JPH0627249 A JP H0627249A JP 18425892 A JP18425892 A JP 18425892A JP 18425892 A JP18425892 A JP 18425892A JP H0627249 A JPH0627249 A JP H0627249A
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JP
Japan
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radiation
subject
image
plane
moving
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JP18425892A
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English (en)
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Kiichiro Uyama
喜一郎 宇山
Masaji Fujii
正司 藤井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視線方向に重なって見える透過/散乱画像を
視線方向の層により分離して表示し、被検体の内部状態
を見やすくする放射線検査装置を提供する。 【構成】 被検体を移動させながら被検体に放射線を照
射し、放射線面センサの出力を順次収集し、この収集デ
ータについて移動の異なる時間に得られたデータ同志を
平面上における移動方向についてずらしながら加算平均
し、被検体を通る1つの面に対して焦点の合った放射線
による被検体の透視画像を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過線放射線を被検体
に照射し、被検体の透過線画像または散乱線画像を得
て、被検体の内部を検査する放射線検査装置に関し、更
に詳しくは、例えば空港等における荷物検査に利用され
る放射線検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】透過性放射線、特にX線が物体を透過す
ることを用いて被検査物の内部の構造を可視化できるこ
とは広く知られている。このような放射線検査装置の1
つとして、空港等で用いられ、危険物や禁輸出入物質の
検査を行なう荷物検査用X線検査装置がある。このX線
検査装置では、透過したX線を検出器で測ることで荷物
内部の透過X線画像を得、爆弾、ピストル等の危険物を
検出する。
【0003】また、X線が被検査物に入射したときに、
その一部は物質を構成する原子により散乱されることも
コンプトン効果として良く知られた現象である。特にこ
のコンプトン効果による散乱X線を用いて被検査体の内
部を調べると、低原子番号の物質は良くX線を散乱す
る。そのため、これまで透過X線では素通しになり、捕
えることが困難であった低原子番号の物質(非金属等)
でも可視化が可能となる。この原理を応用して散乱X線
画像を得、プラスチック爆弾、麻薬等を見つけることが
できる。以下に、この従来の荷物検査用X線検査装置の
2つの例を説明する。
【0004】図16に第1の従来例を示す。これは、被
検体の透過X線画像を作る荷物検査用X線検査装置であ
る。X線管1から発生するX線はコリメータ9によりフ
ァン状に形成され、X線ファンビーム2となる。このX
線ファンビームを受けるように検出器4が配置されてい
る。被検体4はコンベア5によりX線ファンビーム2中
を通過する様に移動される。検出器4は一次元の多チャ
ンネルラインセンサーであり、X線ファンビーム2を空
間分解能をもって検出する。データ収集装置6は上記の
移動に同期して検出器4の出力を収集し、被検体3の透
過X線画像が得られ、表示装置7に表示される。なお、
8はX線制御装置である。
【0005】図17に第2の従来例を示す。これは、被
検体の透過X線画像と散乱X線画像を作る荷物検査用X
線検査装置である。X線管21から発生するX線は固定
コリメータ22と回転コリメータ23により扇状に走査
されるペンシルX線ビーム24が作られる。垂直な面内
を上下方向に高速で繰り返し走査されるペンシルX線ビ
ーム24の面を被検体25がコンベア28により直角に
横切るように移動される。ペンシルX線ビーム24は被
検体25を透過しながら、1部は吸収され、1部は散乱
され、散乱X線26は散乱X線検出器27により測定さ
れる。
【0006】検査中に被検体25は連続的に移動させら
れるので、ペンシルX線ビーム24は被検体をラスター
スキャンすることになる。散乱X線検出器27の出力は
データ収集装置30で収集され被検体の散乱X線画像が
得られ、表示装置32に表示される。また、被検体25
を透過したX線は、透過X線検出器29で検出され、該
検出器29の出力はデータ収集装置31で収集され、こ
れにより被検体の透過X線画像が得られ、表示装置32
に表示される。なお、33はX線制御装置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】荷物検査用X線検査装
置を用いた空港での荷物検査あるいは税関での輸入品検
査等においては、検査官が透過X線画像や散乱X線画像
を目視して経験をたよりに危険物や禁輸出入品の判定を
行なっているが、荷物はコンベアで次々と流れるため、
検査官は短時間のうちに判定を下す必要がある。
【0008】従って、従来の装置においては、透過/散
乱画像共に1方向から見た画像であって、視線方向の物
体が重なって見えるため、荷物の内部状態が判別しにく
い画像となり、検査官による判定は困難で、かつ労力を
要するものとなるとともに、また画像処理による自動判
定も困難であるという問題がある。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、視線方向に重なって見える透
過/散乱画像を視線方向の層により分離して表示し、被
検体の内部状態を見やすくする放射線検査装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の放射線検査装置は、透過性
の放射線源と、平面上で空間分解能をもって放射線を検
出する放射線面センサと、被検体を前記平面に対してほ
ぼ平行に前記放射線源と前記放射線面センサとの間で移
動させる移動手段と、前記放射線面センサの出力を前記
移動の間に順次収集する収集手段と、該収集手段で収集
した収集データについて前記移動の異なる時間に得られ
たデータ同志を前記平面上における前記移動方向につい
てずらしながら加算平均し、前記被検体を通る1つの面
に対して焦点の合った放射線による被検体の透視画像を
構成する加算平均手段とを有することを要旨とする。
【0011】また、本発明の請求項2記載の放射線検査
装置は、透過性の放射線源と、平面上で空間分解能をも
って放射線を検出する放射線面センサと、被検体を前記
平面に対してほぼ平行に前記放射線源と前記放射線面セ
ンサとの間で移動させる移動手段と、前記放射線面セン
サの出力を前記移動の間に順次収集する収集手段と、該
収集手段で収集した収集データについて前記平面上の前
記移動方向の異なる位置で得られたデータ同志を前記移
動の時間方向についてずらしながら加算平均し、前記被
検体を通る1つの面に対して焦点の合った放射線による
被検体の透視画像を構成する加算平均手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0012】更に、本発明の請求項3記載の放射線検査
装置は、透過性の放射線源と、該放射線源から放射され
る放射線を線状のペンシルビームとしてラスタースキャ
ンさせる放射線走査手段と、被検体を前記ペンシルビー
ムのラスタースキャン領域を横切るように移動させる移
動手段と、被検体により散乱した放射線を検出する散乱
線検出手段と、該散乱線検出手段の出力を前記移動の間
に順次収集する収集手段と、該収集手段で収集された収
集データについて加算平均処理し、前記被検体を通る1
つの面に対して焦点の合った放射線による被検体の散乱
線画像を構成する加算平均手段とを有することを要旨と
する。
【0013】本発明の請求項4記載の放射線検査装置
は、透過性の放射線源と、該放射線源から放射される放
射線を線状のペンシルビームとしてラスタースキャンさ
せる放射線走査手段と、被検体を前記ペンシルビームの
ラスタースキャン領域を横切るように移動させる移動手
段と、被検体を透過したペンシルビームを検出すべくラ
スタースキャン領域を覆うように配設された透過線検出
手段と、該透過線検出手段の出力を前記移動の間に順次
収集する収集手段と、該収集手段で収集された収集デー
タについて加算平均処理し、前記被検体を通る1つの面
に対して焦点の合った放射線による被検体の散乱線画像
を構成する加算平均手段とを有することを要旨とする。
【0014】
【作用】本発明の請求項1記載の放射線検査装置では、
被検体を移動させながら被検体に放射線を照射し、放射
線面センサの出力を順次収集し、この収集データについ
て移動の異なる時間に得られたデータ同志を平面上にお
ける移動方向についてずらしながら加算平均し、被検体
を通る1つの面に対して焦点の合った放射線による被検
体の透視画像を構成する。
【0015】また、本発明の請求項2記載の放射線検査
装置では、被検体を移動させながら被検体に放射線を照
射し、放射線面センサの出力を順次収集し、この収集デ
ータについて平面上の移動方向の異なる位置で得られた
データ同志を平面上における移動方向についてずらしな
がら加算平均し、被検体を通る1つの面に対して焦点の
合った放射線による被検体の透視画像を構成する。
【0016】更に、本発明の請求項3記載の放射線検査
装置では、放射線を線状のペンシルビームとしてラスタ
ースキャンさせるとともに被検体をペンシルビームのラ
スタースキャン領域を横切るように移動させながら、被
検体により散乱した放射線を検出し、この散乱線検出出
力を移動の間に順次収集し、この収集データについて加
算平均処理し、被検体を通る1つの面に対して焦点の合
った放射線による被検体の散乱線画像を構成する。
【0017】本発明の請求項4記載の放射線検査装置で
は、放射線を線状のペンシルビームとしてラスタースキ
ャンさせるとともに被検体をペンシルビームのラスター
スキャン領域を横切るように移動させながら、被検体を
透過した放射線を検出し、この透過線検出出力を移動の
間に順次収集し、この収集データについて加算平均処理
し、被検体を通る1つの面に対して焦点の合った放射線
による被検体の散乱線画像を構成する。
【0018】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0019】図1は、本発明の第1の実施例に係る放射
線検査装置の構成を示す図である。図1においては、透
過性の放射線源であるX線管101に対向してライン上
で空間分解能をもって放射線を検出する複数のラインセ
ンサ107がnチャンネル等間隔で1つのセンサー面内
に配置されている。
【0020】このX線管101とラインセンサ107の
間にラインセンサ107の各チャンネルのライン方向と
直交し、かつセンサー面に平行に移動動作を行う搬送機
構部105があり、その上に被検体103が置かれる。
【0021】また、ラインセンサ107の各チャンネル
から信号を収集する画像収集装置110、収集された画
像について異なるラインセンサにより得られた画像どう
しを平行移動方向についてずらしながら加算平均する加
算装置112、および画像表示用のCRT114が設け
られている。更に、X線制御装置120、機構制御装置
122が設けられている。図1,2,3を参照して第1
の実施例の作用を説明する。
【0022】まず、搬送機構部105に被検体103を
のせて、X線管101からX線ビーム12を放射してX
線照射を開始する。搬送機構部105の平行移動速度
は、機構制御装置122により一定速度に制御され、そ
の送り量をPとする。
【0023】図2に示すように、搬送機構部105の横
に配置されたn個のラインセンサ107のセンサー間隔
をD、X線管101の焦点からラインセンサ107の作
るセンサー面までの距離をFDD、焦点からセンサー面
に平行である被検体のピント面までの距離をLとする
と、ピント面でのセンサー間隔ΔSは で表わされる。
【0024】各ラインセンサでのデータ収集は一定のサ
ンプリング周期で画像収集装置110により実行され
る。1サンプリング周期での送り量P、すなわちサンプ
リングピッチをΔPとし、またラインセンサ107のチ
ャンネルピッチをΔyとすると、被検体103がライン
センサ上を完全に通過し終わった後でP,y平面上でΔ
P,Δy間隔で収集された画像データがラインセンサの
個数分蓄積される(図3参照)。
【0025】画像データは第k番目のラインセンサにつ
いてP,y方向のサンプル点の番号をそれぞれi,jと
してIk (i,j)で表わされる。この画像データを第
1番目のラインセンサを基準としてラインセンサの番号
方向に1つずれるごとにP方向にΔSずつずらして各画
像を加算平均する。式で表わすと、
【0026】
【数1】 となる。とろこでこの式で一般にΔS・(k−1)/Δ
Pは整数にならないので、実際にはIk (i+ΔS・
(k−1)/ΔP,j)は次式で示す補間計算
【0027】
【数2】 で求める。ここでNITは切り捨て整数化、FRACは
整数化時のあまりを意味する。以上の補間を含んだ画像
の加算平均は加算装置112により実行される。●
【0028】ここで、ΔSずつずらして加算するという
ことは、図2より明らかなように被検体103のピント
面上の一点を通過する透過データどうしを加算するとい
うことである。加算するデータの透過経路は上記一点を
通過するが、各々方向が異なっているため加算後上記一
点にピントが合ってその上下の領域はボケたデータとな
る。このようにして目的とするピント面だけにピントの
合った画像を得ることができる。
【0029】以上の手順によりX線管101の焦点から
の距離Lの面にピントの合った画像をCRT14上に表
示することができる。尚、ピント面を変えるためには、
加算装置112においてΔSの値を変えてやればよいこ
とになる。そして1回の被検体の移動により得られた収
集データからピント位置の異なる複数枚の画像が得られ
る。
【0030】以上はピント面をラインセンサ107のセ
ンサー面に平行に設定する場合であるが、ΔSをi,j
の関数として設定することで傾斜平面、曲面、段差面等
任意の面にピントの合った画像を作ることができる。図
4を参照して説明すると、ピント面は第1番目のライン
センサ通過時のLの値L(P,y)として表現できる。
ピント面はL(P,y)のΔP,Δyピッチで取った数
値の二次元アレイで設定され、この値から次に示す式
【0031】
【数3】 を用いて、ΔS(i,j)を計算する。式(2),
(3)で加算平均を行なう時、ΔSのかわりにこのΔS
(i,j)を用いることで、任意に設定されたピント面
にピントの合った画像を作ることができる。次に、図
5,6,7を参照して、第2の実施例について説明す
る。
【0032】この実施例は、X線検出器としてX線面セ
ンサであるX線蛍光板を使用し、このX線蛍光板131
をテレビカメラ132で撮像するようにした場合の実施
例であり、X線蛍光板131面上での座標をx,yとす
る(xを送り方向にとる)。なお、101,102,1
03は図1と同様にX線管、X線ビーム、被検体であ
る。被検体の送り量をPとしてデータサンプリングピッ
チをΔPとすると、X線蛍光板131面上でのサンプリ
ングピッチΔP’は ΔP’=ΔP×FDD/L (5) で表わされる。
【0033】図7で示すように、ΔPの周期で得られた
データをAD変換し、一番最初に収集したデータを基準
にして第1の実施例の作用での説明と同様にΔP’ずつ
ずらして加算し(このとき補間計算を実行)、加算平均
することで、1つのピント面にピントのあった画像を得
ることができる。ピント面を変えるにはΔP’を変えて
やればよい。そして1回の被検体の移動により得られた
データからピント位置の異なる複数枚の画像が得られ
る。
【0034】なおX線検出器は他のX線面センサー、た
とえば図8に示すレーザー読み出し型の蛍光蓄積板14
1とフォトマル型光センサー146の組合せ、あるいは
X線I.I.(イメージインテンシファイア)等を用い
ても同様の効果を上げることができる。なお、図8にお
いて、142はレーザ、143はレーザ管、144はレ
ーザ走査機構、145は光である。次に、図9を参照し
て、第3の実施例を説明する。
【0035】同図に示す実施例は、透過性の放射線源で
あるX線管201と、2本のらせんスリット207を有
する円筒状の回転コリメータ206と、この回転コリメ
ータ206を円筒軸のまわりに回転させるとともに円筒
軸と直角方向に往復運動させてX線をペンシルビームX
線208に絞り、ラスタースキャンさせるラスタースキ
ャン機構部210と、ペンシルビームX線208を検出
すべくラスタースキャン領域をおおうように配設された
透過線検出器204を有する。
【0036】また、X線管201と透過線検出器204
の間にほぼペンシルビームX線208と直交する方向に
被検体202を移動させる搬送機構部203が設けられ
ている。
【0037】上記ラスタースキャン領域に近接し、X線
管201の近傍に被検体202に当って散乱した散乱X
線209を検出するように散乱線検出器205が配設さ
れている。
【0038】透過線検出器204と散乱線検出器205
は出力データを収集する画像収集装置213に接続さ
れ、この画像収集装置213は得られた画像どうしをず
らしながら加算平均する加算装置214に接続され、そ
れから画像表示用のCRT215に接続される。
【0039】また、X線管201に電力を供給し、管電
圧と管電流を制御するX線制御装置211に接続され、
搬送機構部203とラスタースキャン機構部210は機
構制御装置212に接続される。
【0040】図9,10,11,12,13を参照し
て、第3の実施例の作用を説明する。まず搬送機構部2
03に被検体202を載せて、X線管201からのX線
照射を開始させるとともに、ラスタースキャン機構部2
10の動作を開始させ、ペンシルビームX線208のラ
スタースキャンを開始する。搬送機構部203による被
検体202の移動速度は機構制御装置212により一定
速度に制御され、その移動量をPとする。
【0041】図10を参照して、ラスタースキャン機構
210は回転コリメータ206を高速で等速回転させる
とともに、この速度に比べて遅い速度で回転コリメータ
206をその軸と直角方向に等速度で往復運させる。透
過線検出器204の位置に1つの基準面を設定し、この
基準面上のペンシルビームX線208の位置でラスター
スキャン位置を表わすものとする。基準面上でx軸を被
検体202の移動方向と平行に、y軸をx軸に直角にと
る。
【0042】図11を参照すると、上記基準面でのペン
シルビームX線208の軌跡が示されている。軌跡はy
軸に平行になるようにラスタースキャン機構210が位
置調整されている。回転コリメータ206の上記往復運
動の前進動作および後退動作でそれぞれxの増側および
減側に向けてラスタースキャンが行なわれる。
【0043】透過線検出器204は被検体202を透過
したペンシルビームX線208を検出し、散乱線検出器
205はペンシルビームX線208が被検体202を透
過する時その内部から散乱される散乱X線209を検出
し、それぞれ電気信号として出力する。画像収集装置2
13は上記出力をラスタースキャンに同期して収集し、
デジタル信号に変換してラスタースキャンの1周期当り
2枚の画像(前進方向1枚、後退方向1枚)を収集し、
メモリに記憶する。画像は図11のx,y平面でのマト
リックス点上でのデータである。
【0044】図12を参照して、ラスタースキャンと被
検体の移動の関係を説明する。ラスタースキャンのビー
ム走査速度と比較して上記移動の速度は十分小さく、ラ
スタースキャンの半周期(前進方向あるいは後退方向
分)の間の移動距離ΔPは1〜数mmの小さな値である。
X線焦点Sから透過線検出器204の位置の基準面まで
の距離をFDD、基準面と平行に設定したピント面まで
の距離をLとすると、検出面に写影した写影移動距離Δ
P’は式 ΔP’=ΔP×FDD/L (6) で表わされる。またx=0のビーム線を基準にとってΔ
P’,ΔPを積分すれば P’=P×FDD/L (7) の関係があることがわかる。
【0045】画像収集装置213で収集された複数の画
像は加算装置214に送られる。収集された画像データ
は図13に示すようにx,y,P軸で作る3次元空間内
でのデータ点マトリックス上の数値データとして考える
ことができる。ラスタースキャンの間も連続して移動が
行なわれるため各画像はxy平面から少し傾斜してい
る。これらの複数の画像をずらしながら加算平均するわ
けであるが、そのずらし量P’をデータ点(x,y,
P)のPの値に比例させ、 P’=P×FDD/L (8) とすれば、図12から明らかなようにピント面上の1点
を通るデータが常に加算されるので、ピント面にピント
の合った加算平均画像が出来ることがわかる。具体的な
画像ずらし手順は以下の通りである。前進方向画像中の
第i番目の画像についてはずらし量P’はxの関数とし
て次式で計算される。
【0046】
【数4】
【0047】
【数5】 で計算される。式(9),(10)でΔP’は式(6)
で計算され、xo は定数でΔP間に行なわれるx方向の
ラスタースキャン量である。
【0048】式(9),(10)で第1,2項は画像の
単純ずらしであり、第3項が画像の伸縮を意味する。Δ
PがペンシルビームX線のビームサイズと比較して、あ
まり大きくない場合は第3項は省略することができる。
式(9),(10)で示される画像のずらし及び伸縮は
よく知られている画像のアフィン変換処理で行なうこと
ができる。
【0049】なお、式(9),(10)でΔP’の値を
変えることで任意のピント面の加算平均画像を得ること
ができる。そして1回の被検体の移動により得られるデ
ータからピント位置の異なる複数枚の画像が得られる。
【0050】また、他の実施例として、互いに平行で等
間隔のピント面にピントの合った複数の透過画像あるい
は散乱画像を作成し、各画像について画像濃度の空間変
化率を強調した画像を作成する。これは、いわゆる微分
処理としてよく知られている。次に、微分処理後の画像
に対し2値化処理を施こすことで元の画像の濃度変化の
大きな部分を線として取り出せる。これにより被検体の
内部構造のピント面上でのパターンを抽出することがで
きる。複数の平行なピント面の画像について行なうの
で、3次元的な被検体内部の構造を抽出でき、内部の今
までにない視覚認識が可能になる。また、抽出画像を用
いた自動判定も可能になる。
【0051】更に、別の実施例として、ピント面の異な
る多層のラミノグラフィ画像を多数形成し、このラミノ
グラフィ画像のとなり合ったプレーンまたはある間隔を
設けたプレーン間で画像間演算し、演算後の画像と演算
対象画像の間で更に画像間演算することにより、この処
理された画像は画像強調された状態であり、画像の認識
性を向上させることができる。なお、ラミノグラフィは
ピント面以外の構造にボケを積極的に与える手法であ
り、変化分を強調することが効果を生む。
【0052】図14は、このような実施例の説明図であ
り、被写体300から多数のラミノグラフィ画像301
を形成し、プレーンA〜Eを作成する。そして、プレー
ンA,Bから差画像A−B=Pを得る。差分PとAでA
+α・P=A’の画像間演算を行い、強調画像を得る。
なお、αは函数である。各プレーン間の画像間演算は差
に限らず、強調に有効な演算であればよい。また、画像
間演算結果のPまたはPに空間フィルタや論理フィルタ
を作用させ、画像Pとして表示または自動判定に発展さ
せることも可能である。
【0053】図15は、自動的に画像内容を判定する他
の実施例の作用を示すフローチャートである。上述した
図14の実施例で示したように、ラミノグラフィ画像を
作成し、画像間演算処理を行い、処理対象画像を抽出し
た後に(ステップ510〜530)、処理対象画像毎に
濃度パラメータを測定し(ステップ540)、濃度パラ
メータレベルを判定して特徴のある対象物を検出する
(ステップ550)。そして、金属であれば、高濃度画
像(平均濃度)を判定結果として出力し(ステップ56
0)、またプラスチック系であれば、低濃度画像を判定
結果として出力する(ステップ570)。この出力は原
画にオーバレイして、カラーや白色でCRTディスプレ
イ上に表示することも可能である。なお、一般的にはア
ラームを発してオペレータに警告する。
【0054】また、前記実施例においては、図10に示
したようなラスタースキャン発生手段を使用している
が、これに限定されるものでなく、代わりとして例えば
図17に示すような直線スリットと回転円板コリメータ
を組み合わせたもの、または図10の回転コリメータと
直線スリットによるラスタースキャン発生手段等を使用
してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
記載の発明によれば、被検体を移動させながら被検体に
放射線を照射し、放射線面センサの出力を順次収集し、
この収集データについて移動の異なる時間にまたは平面
上の移動方向の異なる位置で得られたデータ同志を平面
上における移動方向についてずらしながら加算平均し、
被検体を通る1つの面に対して焦点の合った放射線によ
る被検体の透視画像を構成している。
【0056】また、請求項3または4記載の発明によれ
ば、放射線を線状のペンシルビームとしてラスタースキ
ャンさせるとともに被検体をペンシルビームのラスター
スキャン領域を横切るように移動させながら、被検体に
より散乱した放射線または被検体を透過した放射線を検
出し、この散乱線検出出力または透過線検出出力を移動
の間に順次収集し、この収集データについて加算平均処
理し、被検体を通る1つの面に対して焦点の合った放射
線による被検体の散乱線画像を構成している。●
【0057】従って、被検体の内部の1つの面にピント
の合った透過線画像または散乱線画像を得ることがで
き、被検体の内部の構造の重なりを分離でき、内部状態
を明確に判別することができる。また、透過線画像では
吸収係数の大きな部分の構造が分かりやすく、散乱線画
像では吸収係数の小さな部分の構造が分かりやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる放射線検査装置
の構成を示す図である。
【図2】図1の実施例の作用を示す説明図である。
【図3】図1の実施例の作用を示す説明図である。
【図4】図1の実施例の作用を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係わる放射線検査装置
の構成を示す図である。
【図6】図5に示す実施例の作用を示す説明図である。
【図7】図5に示す実施例の作用を示す説明図である。
【図8】図5に示す実施例の変形例の構成を示す図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施例に係わる放射線検査装置
の構成を示す説明図である。
【図10】図9の実施例の作用を示す説明図である。
【図11】図9の実施例の作用を示す説明図である。
【図12】図9の実施例の作用を示す説明図である。
【図13】図9の実施例の作用を示す説明図である。
【図14】本発明の別の実施例に係わる放射線検査装置
の要部の説明図である。
【図15】本発明の他の実施例に係わる放射線検査装置
の作用を示すフローチャートである。
【図16】従来の放射線検査装置の構成を示す図であ
る。
【図17】従来の放射線検査装置の他の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
101 X線管 102 X線ビーム 103 被検体 105 搬送機構部 107 ラインセンサ 110 画像収集装置 112 加算装置 114 CRT 120 X線制御装置 122 機構制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過性の放射線源と、平面上で空間分解
    能をもって放射線を検出する放射線面センサと、被検体
    を前記平面に対してほぼ平行に前記放射線源と前記放射
    線面センサとの間で移動させる移動手段と、前記放射線
    面センサの出力を前記移動の間に順次収集する収集手段
    と、該収集手段で収集した収集データについて前記移動
    の異なる時間に得られたデータ同志を前記平面上におけ
    る前記移動方向についてずらしながら加算平均し、前記
    被検体を通る1つの面に対して焦点の合った放射線によ
    る被検体の透視画像を構成する加算平均手段とを有する
    ことを特徴とする放射線検査装置。
  2. 【請求項2】 透過性の放射線源と、平面上で空間分解
    能をもって放射線を検出する放射線面センサと、被検体
    を前記平面に対してほぼ平行に前記放射線源と前記放射
    線面センサとの間で移動させる移動手段と、前記放射線
    面センサの出力を前記移動の間に順次収集する収集手段
    と、該収集手段で収集した収集データについて前記平面
    上の前記移動方向の異なる位置で得られたデータ同志を
    前記移動の時間方向についてずらしながら加算平均し、
    前記被検体を通る1つの面に対して焦点に合った放射線
    による被検体の透視画像を構成する加算平均手段とを有
    することを特徴とする放射線検査装置。
  3. 【請求項3】 透過性の放射線源と、該放射線源から放
    射される放射線を線状のペンシルビームとしてラスター
    スキャンさせる放射線走査手段と、被検体を前記ペンシ
    ルビームとラスタースキャン領域を横切るように移動さ
    せる移動手段と、被検体により散乱した放射線を検出す
    る散乱線検出手段と、該散乱線検出手段の出力を前記移
    動の間に順次収集する収集手段と、該収集手段で収集さ
    れた収集データについて加算平均処理し、前記被検体を
    通る1つの面に対して焦点の合った放射線による被検体
    の散乱線画像を構成する加算平均手段とを有することを
    特徴とする放射線検査装置。
  4. 【請求項4】 透過性の放射線源と、該放射線源から放
    射される放射線を線状のペンシルビームとしてラスター
    スキャンさせる放射線走査手段と、被検体を前記ペンシ
    ルビームのラスタースキャン領域を横切るように移動さ
    せる移動手段と、被検体を透過したペンシルビームを検
    出すべくラスタースキャン領域を覆うように配設された
    透過線検出手段と、該透過線検出手段の出力を前記移動
    の間に順次収集する収集手段と、該収集手段で収集され
    た収集データについて加算平均処理し、前記被検体を通
    る1つの面に対して焦点の合った放射線による被検体の
    散乱線画像を構成する加算平均手段とを有することを特
    徴とする放射線検査装置。
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