JPH06271197A - 線条体の強度試験方法および装置 - Google Patents

線条体の強度試験方法および装置

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JPH06271197A
JPH06271197A JP8565693A JP8565693A JPH06271197A JP H06271197 A JPH06271197 A JP H06271197A JP 8565693 A JP8565693 A JP 8565693A JP 8565693 A JP8565693 A JP 8565693A JP H06271197 A JPH06271197 A JP H06271197A
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JP
Japan
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pulleys
dancer
movable
bobbin
pulley
Prior art date
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Pending
Application number
JP8565693A
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English (en)
Inventor
Takeshi Toyoda
武司 豊田
Naoki Hagino
直樹 萩野
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP8565693A priority Critical patent/JPH06271197A/ja
Publication of JPH06271197A publication Critical patent/JPH06271197A/ja
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  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 線掛けが簡単で、パスラインの長さの選択も
可能なものを提供する。 【構成】 送出ボビン2から送り出され、第1ダンサロ
ーラ3を経由した後、複数組の張力付与用ダンサプーリ
ー4,5,6;6,7,8;8,9,10を経て巻取ボ
ビン12に巻き取るようにした線条体の強度試験方法に
おいて、前記張力用付与ダンサプーリーを構成するプー
リーの内の上方の複数個のプーリー5,7,9を上下に
昇降可動とし、線掛けのときはその可動プーリー5,
7,9を下げて線条体1を直線的に線掛けした後、可動
プーリー5,7,9を所望位置まで上昇移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は線条体の強度試験方法
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】細くて引張強度があまり大きくない線条
体は、かなりの長さにわたって継続的に引張強度の試験
をおこなう必要がある。一般にプルーフテストと呼ばれ
るこの試験には従来図3に示す装置が使用されている。
【0003】図中符号2は引張強度を試験すべき線条体
1の送出ボビン、同3は第1ダンサローラ、同4,10
は線条体1に好適なキャプスタン、ここではベルトラッ
プ型キャプスタン、同104は第2ダンサローラ、同1
2は巻取ボビンを示し、2個のキャプスタン装置4,1
0の間には固定のプーリー6,8,101,102,1
03によって構成される張力付与用のダンサプーリーが
複数組配設される。
【0004】上述の固定プーリーのうち固定プーリー
6,8は下方に、また101,102および103は上
方に配置される。しかして特に固定プーリー8は線条体
1に張力を付与するために図示のように所要の重さのお
もり81を備えた揺動プーリーとして設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の線条体の強度試
験装置は上述のような構成を有するため、もし線条体1
が断線して線を掛け替えるときや、あるいは張力の印加
時間を変えるために線条体1のパスラインの長さを調節
しようとする場合は極めて不都合である。すなわち前者
の場合は狭い場所で線条体1を上下に持ち動かして各プ
ーリーに掛け回す煩雑な手作業が必要となり、また後者
の場合は掛けまわすプーリー数を増減する必要があり、
減らす場合はとにかく、増加させる場合は非常に困難で
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はこの課題を解
決するためになされたものであって、この解決のために
請求項1の発明がとる手段は、送出ボビンから送り出さ
れ、第1ダンサローラを経由した後、複数組の張力付与
用ダンサプーリーを経て巻取ボビンに巻き取るようにし
た線条体の強度試験方法において、前記張力用付与ダン
サプーリーを構成するプーリーの内の上方の複数個のプ
ーリーを上下に昇降可動とし、その下限位置を前記張力
付加ダンサプーリーを構成する下方のプーリー類の下端
縁より下方になるようにし、その可動プーリーを前記下
限位置に下げて前記線条体を直線的に線掛けした後、前
記線条体を繰り出しながら前記可動プーリーを所望位置
まで上昇移動させることを特徴とする線条体の強度試験
方法である。
【0007】また請求項2の発明がとる手段は、上述し
た方法において前記第1ダンサローラの貯線量が所定範
囲量に納まるように前記可動プーリーの上昇速度を調節
することを特徴とする線条体の強度試験方法である。
【0008】また請求項3の発明がとる手段は、線条体
を送り出す送出ボビンの直ぐ下流に設けられる第1ダン
サローラと、前記第1ダンサローラと下流端に位置する
巻取ボビンの間に設けられる複数組の張力付与用ダンサ
プーリーを有する線条体の強度試験装置において、前記
第1ダンサローラはその可動側のローラの昇降位置の上
下限を検知する検知手段を備え、前記張力付与用ダンサ
プーリーの上方側のプーリーは上下に昇降自在な可動プ
ーリーとして構成されると共にこの昇降駆動が前記検知
手段からの信号によって制御されることを特徴とする線
条体の強度試験装置である。
【0009】
【作用】可動プーリーはそれ等を下限位置に下げて線条
体をそれらの外周縁の上方に直線的に張り、その後これ
らの可動プーリーを所望の位置まで上げれば線掛けがで
きるわけであり、また可動プーリーを上昇させる高さを
調節することによって張力付与用ダンサプーリーに掛け
られる線長さ、つまり線条体のパスラインの長さを増減
調節できる。
【0010】
【実施例】図1および図2についてこの発明の一実施例
装置を説明する。符号1,2,3,4,6,8,10お
よび12については既に従来技術の項で説明したので重
複して説明することは避ける。
【0011】第1ダンサローラ3は上方の固定ローラ3
Aと下方の昇降ローラ3Bとから成り、その昇降ローラ
3Bは上限位置と下限位置(破線図示)の間を昇降でき
る。しかしてその上限位置と下限位置とは、それぞれた
とえば近接スィッチのような検知手段15A,15Bに
よって検知できるように構成される。
【0012】装置全体の基台13に固定される固定プー
リー6および8(このプーリー8はおもり81によって
揺動できる張力付与プーリーである)に対し、プーリー
5,7,9,11はそれぞれ、基台13に対して上下昇
降できる昇降台14に回転自在に取り付けられる可動プ
ーリーである。とくに可動プーリー11はこれ自体たと
えばばね(図示していない)等によって昇降揺動してダ
ンサローラ装置の役目を果たすものである。
【0013】昇降台14の昇降駆動機構は図2に示され
る。すなわち昇降台14は駆動モータ18によって回転
駆動される歯車列17A,17Bを経て回転される送り
ねじ軸16によって昇降運動が与えられる。この昇降運
動の下限は、可動プーリー5などの上端縁が下方の固定
プーリー類6,8などの下端縁より下方に位置するとこ
ろである。
【0014】駆動モータ18としては、たとえばACサ
ーボモータ、あるいはパルスモータが適当であり、これ
は図示のように第1ダンサローラ3の検知手段15A,
15Bからの信号によって起動、停止が制御される。
【0015】つぎにこの発明装置を用いた線掛け方法を
説明する。まず昇降台14を下限位置まで下げる。こう
してキャプスタン装置4と巻取ボビン12間に線条体1
をほぼ直線的に張り、その後昇降台14を所望の位置ま
で上げればよい。こうすることによって線条体1は各可
動プーリー5,7,9,11はその上縁の周りに掛けら
れることになる。図1では昇降台14を上限位置まで上
げた状態が実線で示されているが、パスラインを短くし
たいときなどは必ずしもこの位置まで上げる必要はな
く、所望の位置で止めて所望のパスラインにすればよ
い。なお可動プーリー11は上下に揺動可能な構成と
し、従来技術の巻取ボビン上流側のダンサプーリーと同
様の調節作用をさせるのがよい。
【0016】昇降台14を上げる速度には注意を要す
る。あまり急速に上げると線条体1が切断するおそれが
あるからそれは論外にしても、もう一つ留意したいこと
は運転再開に際して第1ダンサローラ3内に所要の適正
な貯線量が貯えられていることである。このためにはそ
の昇降ローラ3Bの位置を、それぞれ検知手段15A,
15Bによって検知できるその上限位置および下限位置
の間に納まるように制御すればよい。送りねじ軸16を
回転駆動する駆動モータ18が検知手段15A,15B
からの信号によって起動または停止する構成は、第1ダ
ンサローラ3の貯線量制御の目的のものであると理解さ
れたい。
【0017】
【発明の効果】請求項1および3の発明によれば、可動
プーリーはそれ等を下限位置に下げて線条体をそれらの
外周縁の上方に直線的に張り、その後これらの可動プー
リーを所望の位置まで上げれば線掛けができるわけであ
り、線掛けが極めて簡単にできる効果がある。 また可
動プーリーを上昇させる高さを調節することによって張
力付与用ダンサプーリーに掛けられる線長さ、つまり線
条体のパスラインの長さを増減調節でき張力印加時間を
よういに調整できる効果がある。
【0018】また請求項2の発明によれば、線掛け完了
後の運転再開に際して第1ダンサローラの貯線量を適正
量確保できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施するための装置例を示す正
面図である。
【図2】図1の部分的な側断面図である。
【図3】従来の装置例を示す簡略正面図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 送出ボビン 3 第1ダンサローラ 3B 昇降プーリー 4,10 キャプスタン装置 5,7,9,11 可動プーリー 6,8 固定プーリー 12 巻取ボビン 13 基台 14 昇降台 15A,15B 検知手段 16 送りねじ軸 18 駆動モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送出ボビン(2)から送り出され、第1
    ダンサローラ(3)を経由した後、複数組の張力付与用
    ダンサプーリー(4,5,6;6,7,8;8,9,1
    0)を経て巻取ボビン(12)に巻き取るようにした線
    条体の強度試験方法において、前記張力用付与ダンサプ
    ーリーを構成するプーリーの内の上方の複数個のプーリ
    ー(5,7,9)を上下に昇降可動とし、その下限位置
    を前記張力付加ダンサプーリーを構成する下方のプーリ
    ー類の下端縁より下方になるようにし、その可動プーリ
    ー(5,7,9)を前記下限位置に下げて前記線条体
    (1)を直線的に線掛けした後、前記線条体(1)を繰
    り出しながら前記可動プーリー(5,7,9)を所望位
    置まで上昇移動させることを特徴とする線条体の強度試
    験方法。
  2. 【請求項2】 前記第1ダンサローラ(3)の貯線量が
    所定範囲量に納まるように前記可動プーリー(5,7,
    9)の上昇速度を調節することを特徴とする請求項1記
    載の線条体の強度試験方法。
  3. 【請求項3】 線条体(1)を送り出す送出ボビン
    (2)の直ぐ下流に設けられる第1ダンサローラ(3)
    と、前記第1ダンサローラ(3)と下流端に位置する巻
    取ボビン(12)の間に設けられる複数組の張力付与用
    ダンサプーリー(5,6,7,8,9,10)を有する
    線条体の強度試験装置において、前記第1ダンサローラ
    (3)はその可動側のローラ(3B)の昇降位置の上下
    限を検知する検知手段(15A,15B)を備え、前記
    張力付与用ダンサプーリーの上方側のプーリー(5,
    7,9)は上下に昇降自在な可動プーリーとして構成さ
    れると共にこの昇降駆動が前記検知手段(15A,15
    B)からの信号によって制御されることを特徴とする線
    条体の強度試験装置。
JP8565693A 1993-03-19 1993-03-19 線条体の強度試験方法および装置 Pending JPH06271197A (ja)

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JP (1) JPH06271197A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005051823A1 (en) * 2003-11-25 2005-06-09 Cats Beheer B.V. Method and device for equalizing tension in parallel yarns
CN112499391A (zh) * 2020-11-19 2021-03-16 武汉永佳电线电缆有限公司 一种电线张紧装置、控制方法及其控制系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005051823A1 (en) * 2003-11-25 2005-06-09 Cats Beheer B.V. Method and device for equalizing tension in parallel yarns
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